「シャイニング」をめぐる冒険
2007年10月17日 映画
未確認情報ですが・・・・。
2007/12/07にワーナー・ホーム・ビデオから発売される『【初回限定生産】スタンリー・キューブリック コレクション(10枚組)』に収録される「シャイニング」は143分バージョンらしい。
因みに、スタンリー・キューブリック版「シャイニング」は、一般的に3種類のバージョンが存在する、と言われている。
それは、146分のオリジナル版、143分の決定版、119分の国際版(コンチネンタル・バージョン)である。(決定版は144分と表記されている場合もある)
その内、ソフト化されているバージョンは、143分の決定版と119分の国際版で、日本国内で現在販売されているのは、119分の国際版のみである。
と言うのも、現在、143分の決定版DVDは国内では廃盤扱いなのである。
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2007/12/07にワーナー・ホーム・ビデオから発売される『【初回限定生産】スタンリー・キューブリック コレクション(10枚組)』に収録される「シャイニング」は143分バージョンらしい。
因みに、スタンリー・キューブリック版「シャイニング」は、一般的に3種類のバージョンが存在する、と言われている。
それは、146分のオリジナル版、143分の決定版、119分の国際版(コンチネンタル・バージョン)である。(決定版は144分と表記されている場合もある)
その内、ソフト化されているバージョンは、143分の決定版と119分の国際版で、日本国内で現在販売されているのは、119分の国際版のみである。
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「キングダム/見えざる敵」
2007年10月12日 映画2007/09/27 東京竹橋「イイノホール」で「キングダム/見えざる敵」の試写を観た。
サウジアラビア王国の首都リヤドの外国人居住区の昼下がりの幸せな風景が一転、突如鳴り響く爆発音。
自爆テロが勃発したのだ。
首謀者はアルカイダのメンバーのアブ・ハムザと目される中、サウジアラビアとアメリカの外交筋は穏やかな解決を望んでいたが、FBI捜査官ロナルド・フルーリーだけは違っていた。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ピーター・バーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジェイミー・フォックス(ロナルド・フルーリー)、クリス・クーパー(グラント・サイクス)、ジェニファー・ガーナー(ジャネット・メイズ)、ジェイソン・ベイトマン(アダム・レビット)、アシュラフ・バルフム(アル・ガージー大佐)、アリ・スリマン(ハイサム軍曹)、ジェレミー・ピヴェン(デーモン・シュミット米大使館首席公使)、ダニー・ヒューストン(ギデオン・ヤング司法長官)、リチャード・ジェンキンス(ロバート・グレイスFBI長官)
先ず、本作「キングダム/見えざる敵」は、非常に面白い社会派サスペンス映画に仕上がっていた。
しかしながら、全編を貫く「絶対君主制国家サウジアラビア王国は、非常に治安が悪く、サウード家の独裁的な政治が行われており、警察機構も腐敗している」と言うスタンスはいかがなものかと思った。
また、FBI捜査官フルーリー(ジェイミー・フォックス)等に協力するサウジ警察のアル・ガージー大佐(アシュラフ・バルフム)の描き方も微妙で、フルーリーの「何故警察官になったのか?」と言う問に、「あるアメリカの文化の影響を受けた」と答えるあたりが、流石ハリウッド映画だと思った。
つまり、悪い警察官がたくさんいる腐敗したサウジ警察において、アル・ガージーはとあるアメリカの文化の影響を受け、結果的に良い警察官になった、と言う設定が読み取れるのだ。
なお、「あるアメリカ文化」については明言は避けておくので、劇場で確認して欲しい。
また絶対君主制国家サウジアラビアの描き方も、非常にハリウッド的で、サウジアラビアの政治は独裁制に近く、しかもサウード家の人々の恣意的な決定によって、政治や物事が決まっていく様を描いている。
だからと言って、本作がつまらないか、と言うとそうでもなく、感覚的に単純化すると本作の物語は、正義の心と小さな力しか持たない主人公たちが、巨大な力と自分達に対する悪意を持つ巨大な存在を上手くあしらいながら、目的を達する、と言う物語に昇華することが出来、圧倒的な力と気まぐれな決断力を持ったサウード家による障害や、はたまた恩恵の付与に対し、主人公たちが翻弄される様は非常に興味深い。
またテロ組織の描写も非常に的確で、非常に恐ろしい印象を受ける。
とりかく本作「キングダム/見えざる敵」はこの秋必見の傑作であることは間違いない。
是非劇場に足を運んでいただきたいと思うのだ。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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サウジアラビア王国の首都リヤドの外国人居住区の昼下がりの幸せな風景が一転、突如鳴り響く爆発音。
自爆テロが勃発したのだ。
首謀者はアルカイダのメンバーのアブ・ハムザと目される中、サウジアラビアとアメリカの外交筋は穏やかな解決を望んでいたが、FBI捜査官ロナルド・フルーリーだけは違っていた。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ピーター・バーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジェイミー・フォックス(ロナルド・フルーリー)、クリス・クーパー(グラント・サイクス)、ジェニファー・ガーナー(ジャネット・メイズ)、ジェイソン・ベイトマン(アダム・レビット)、アシュラフ・バルフム(アル・ガージー大佐)、アリ・スリマン(ハイサム軍曹)、ジェレミー・ピヴェン(デーモン・シュミット米大使館首席公使)、ダニー・ヒューストン(ギデオン・ヤング司法長官)、リチャード・ジェンキンス(ロバート・グレイスFBI長官)
先ず、本作「キングダム/見えざる敵」は、非常に面白い社会派サスペンス映画に仕上がっていた。
しかしながら、全編を貫く「絶対君主制国家サウジアラビア王国は、非常に治安が悪く、サウード家の独裁的な政治が行われており、警察機構も腐敗している」と言うスタンスはいかがなものかと思った。
また、FBI捜査官フルーリー(ジェイミー・フォックス)等に協力するサウジ警察のアル・ガージー大佐(アシュラフ・バルフム)の描き方も微妙で、フルーリーの「何故警察官になったのか?」と言う問に、「あるアメリカの文化の影響を受けた」と答えるあたりが、流石ハリウッド映画だと思った。
つまり、悪い警察官がたくさんいる腐敗したサウジ警察において、アル・ガージーはとあるアメリカの文化の影響を受け、結果的に良い警察官になった、と言う設定が読み取れるのだ。
なお、「あるアメリカ文化」については明言は避けておくので、劇場で確認して欲しい。
また絶対君主制国家サウジアラビアの描き方も、非常にハリウッド的で、サウジアラビアの政治は独裁制に近く、しかもサウード家の人々の恣意的な決定によって、政治や物事が決まっていく様を描いている。
だからと言って、本作がつまらないか、と言うとそうでもなく、感覚的に単純化すると本作の物語は、正義の心と小さな力しか持たない主人公たちが、巨大な力と自分達に対する悪意を持つ巨大な存在を上手くあしらいながら、目的を達する、と言う物語に昇華することが出来、圧倒的な力と気まぐれな決断力を持ったサウード家による障害や、はたまた恩恵の付与に対し、主人公たちが翻弄される様は非常に興味深い。
またテロ組織の描写も非常に的確で、非常に恐ろしい印象を受ける。
とりかく本作「キングダム/見えざる敵」はこの秋必見の傑作であることは間違いない。
是非劇場に足を運んでいただきたいと思うのだ。
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「パンズ・ラビリンス」
2007年10月9日 映画
22007/10/08 東京恵比寿「恵比寿ガーデンシネマ」で「パンズ・ラビリンス」を観た。
1944年のスペイン。
内戦終結後もゲリラたちはフランコ将軍の圧政に反発。この山奥でも血なまぐさい戦いが繰り広げられていた。
おとぎ話が大好きなオフェリアは、臨月を迎えた母親カルメンとともに、その山奥へと向かっていた。仕立屋だった父亡きあと、山奥の駐屯地に就くフランコ軍のビダル将軍と母が再婚したからだ。
ビダル将軍の元へ向かう途中、オフェリアは彫刻を施された石を見つける。それは朽ち果てた石塚の破片だったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
プロダクションデザイン:エウヘニオ・カバイェーロ
衣装デザイン:ララ・ウエテ
出演:イバナ・バケロ(オフェリア)、セルジ・ロペス(ビダル)、マリベル・ベルドゥ(メルセデス)、ダグ・ジョーンズ(パン/ペイルマン)、アリアドナ・ヒル(カルメン)
先ずは、本作「パンズ・ラビリンスが、良質のダーク・ファンタジー作品に仕上がっていたことを喜びたい。
とは言うものの、本作を手放しで賞賛できるか、と言うとそこまでの作品だとは言い難い。
と言うのも、本作はスペインの内戦終結後のゲリラ掃討戦を描く部分と、オフェリアのファンタジー世界での冒険を描く部分が交互に描写される、と言う構成をとっているのだが、先ず本作自体の尺があまりにも短すぎ、その関係で、肝心のオフェリアのファンタジー世界での冒険部分の尺が圧倒的に短く、観客が望むオフェリアの冒険があまり描かれていないのだ。
プロダクションデザインや衣装により、素晴らしい世界観が構築されているだけに、非常に残念な印象を受ける。
とは言うものの、本作のビジュアル面でのスタンスは非常にダークであり、従来の所謂ファンタジー作品と比較し、ダーク・ファンタジーの面目躍如的な観点から、個人的には心躍る部分が多々ある。
あと30分でも良いからオフェリアの冒険を描いて欲しいと思うし、タイトルにもなっているラビリンスをもっともっと描いて欲しかった、と思う。
クリーチャーの登場シーンも少ないし・・・・。
例えば、「レジェンド/光と闇の伝説」(1985)、「ラビリンス/魔王の迷宮」(1986)、「ダーク・クリスタル」(1982)等のダークな方向性をもう少しふくらませて欲しかったと思った。
現実部分については、ハードなバイオレンス描写が印象的で、特にセルジ・ロペス(ビダル役)から強烈な印象を受けた。
魔王が存在しない本作における悪のメタファーとも言えるキャラクターであるし、現実世界の独裁者的なイメージをも醸し出している。
また、ビダルの言動から、実はパンと表裏のキャラクターとも取れる非常に重要なキャラクターであった。
一方、レジスタンスの闘士メルセデスを演じたマリベル・ベルドゥも大変素晴らしく、人間の善の部分のメタファーとも取れるキャラクター設定となっていた。
かぶり物俳優としてのキャリアが多いダグ・ジョーンズは特徴的な動きでパンやペイルマンを強烈なキャラクターとして観客の記憶に残すことに成功している。
が、逆関節のパンをもう少し動かして欲しかったと思う。
余談だけど「ナルニア国物語/ライオンと魔女」(2005)で、兄弟をナルニア国にいざなうことになるキャラクターも牧神パーンである。
そして、何と言ってもイバナ・バケロ(オフェリア役)の好演が光っていた。
脚本の重要な部分と言えるのは、「パンズ・ラビリンス」の世界ははたして物理的に存在する世界だったのか、はたまたオフェリアの精神世界にのみ存在する世界だったのか、と言う点である。
観客の多くはおそらく、「パンズ・ラビリンス」の世界は物理的に存在していた、と解釈するのだろうが、物語として美しい解釈は「パンズ・ラビリンス」の世界はオフェリアの精神世界の中のみに存在していた、と言う解釈だと思える。
もちろん、「パンズ・ラビリンス」の世界が存在する証拠と思えるいくつかの描写があるのは否定しないが、逆に「パンズ・ラビリンス」の世界が物理的に存在しない、と解釈できる証拠もいくつか描写されており、その辺の解釈は観客に委ねられている。
そして「パンズ・ラビリンス」の世界が物理的に存在しない、と言う解釈をした場合、地底の魔法の王国の王はオフェリアの父、そして女王はオフェリアの母だと言う事が出来、またオフェリアがその王国のプリンセスである、と言うのは物語の構成としては非常に美しい予定調和的な印象を観客に与える事ができる。
その予定調和的で非常に悲しいエンディングは、当然ながら「未来世紀ブラジル」(1985)との見事な親和性が感じられる。
とにかく本作「パンズ・ラビリンス」は、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ(2001-2003)や「ナルニア国物語」シリーズ(2005-)のような作品群と一線を画する、素晴らしいダーク・ファンタジーに仕上がっている事は間違いない。
是非劇場で体験して欲しい、と思うのだ。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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1944年のスペイン。
内戦終結後もゲリラたちはフランコ将軍の圧政に反発。この山奥でも血なまぐさい戦いが繰り広げられていた。
おとぎ話が大好きなオフェリアは、臨月を迎えた母親カルメンとともに、その山奥へと向かっていた。仕立屋だった父亡きあと、山奥の駐屯地に就くフランコ軍のビダル将軍と母が再婚したからだ。
ビダル将軍の元へ向かう途中、オフェリアは彫刻を施された石を見つける。それは朽ち果てた石塚の破片だったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
プロダクションデザイン:エウヘニオ・カバイェーロ
衣装デザイン:ララ・ウエテ
出演:イバナ・バケロ(オフェリア)、セルジ・ロペス(ビダル)、マリベル・ベルドゥ(メルセデス)、ダグ・ジョーンズ(パン/ペイルマン)、アリアドナ・ヒル(カルメン)
先ずは、本作「パンズ・ラビリンスが、良質のダーク・ファンタジー作品に仕上がっていたことを喜びたい。
とは言うものの、本作を手放しで賞賛できるか、と言うとそこまでの作品だとは言い難い。
と言うのも、本作はスペインの内戦終結後のゲリラ掃討戦を描く部分と、オフェリアのファンタジー世界での冒険を描く部分が交互に描写される、と言う構成をとっているのだが、先ず本作自体の尺があまりにも短すぎ、その関係で、肝心のオフェリアのファンタジー世界での冒険部分の尺が圧倒的に短く、観客が望むオフェリアの冒険があまり描かれていないのだ。
プロダクションデザインや衣装により、素晴らしい世界観が構築されているだけに、非常に残念な印象を受ける。
とは言うものの、本作のビジュアル面でのスタンスは非常にダークであり、従来の所謂ファンタジー作品と比較し、ダーク・ファンタジーの面目躍如的な観点から、個人的には心躍る部分が多々ある。
あと30分でも良いからオフェリアの冒険を描いて欲しいと思うし、タイトルにもなっているラビリンスをもっともっと描いて欲しかった、と思う。
クリーチャーの登場シーンも少ないし・・・・。
例えば、「レジェンド/光と闇の伝説」(1985)、「ラビリンス/魔王の迷宮」(1986)、「ダーク・クリスタル」(1982)等のダークな方向性をもう少しふくらませて欲しかったと思った。
現実部分については、ハードなバイオレンス描写が印象的で、特にセルジ・ロペス(ビダル役)から強烈な印象を受けた。
魔王が存在しない本作における悪のメタファーとも言えるキャラクターであるし、現実世界の独裁者的なイメージをも醸し出している。
また、ビダルの言動から、実はパンと表裏のキャラクターとも取れる非常に重要なキャラクターであった。
一方、レジスタンスの闘士メルセデスを演じたマリベル・ベルドゥも大変素晴らしく、人間の善の部分のメタファーとも取れるキャラクター設定となっていた。
かぶり物俳優としてのキャリアが多いダグ・ジョーンズは特徴的な動きでパンやペイルマンを強烈なキャラクターとして観客の記憶に残すことに成功している。
が、逆関節のパンをもう少し動かして欲しかったと思う。
余談だけど「ナルニア国物語/ライオンと魔女」(2005)で、兄弟をナルニア国にいざなうことになるキャラクターも牧神パーンである。
そして、何と言ってもイバナ・バケロ(オフェリア役)の好演が光っていた。
脚本の重要な部分と言えるのは、「パンズ・ラビリンス」の世界ははたして物理的に存在する世界だったのか、はたまたオフェリアの精神世界にのみ存在する世界だったのか、と言う点である。
観客の多くはおそらく、「パンズ・ラビリンス」の世界は物理的に存在していた、と解釈するのだろうが、物語として美しい解釈は「パンズ・ラビリンス」の世界はオフェリアの精神世界の中のみに存在していた、と言う解釈だと思える。
もちろん、「パンズ・ラビリンス」の世界が存在する証拠と思えるいくつかの描写があるのは否定しないが、逆に「パンズ・ラビリンス」の世界が物理的に存在しない、と解釈できる証拠もいくつか描写されており、その辺の解釈は観客に委ねられている。
そして「パンズ・ラビリンス」の世界が物理的に存在しない、と言う解釈をした場合、地底の魔法の王国の王はオフェリアの父、そして女王はオフェリアの母だと言う事が出来、またオフェリアがその王国のプリンセスである、と言うのは物語の構成としては非常に美しい予定調和的な印象を観客に与える事ができる。
その予定調和的で非常に悲しいエンディングは、当然ながら「未来世紀ブラジル」(1985)との見事な親和性が感じられる。
とにかく本作「パンズ・ラビリンス」は、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ(2001-2003)や「ナルニア国物語」シリーズ(2005-)のような作品群と一線を画する、素晴らしいダーク・ファンタジーに仕上がっている事は間違いない。
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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/10/06
2007年10月6日 映画週刊「映画レビュー・インデックス」2007/10/06号(通巻153号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070917.html
2007/09/01公開
「デス・プルーフinグラインドハウス」
未レビュー
2007/08/25公開
「シッコ」
未レビュー
2007/08/24公開
「グラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070826.html
2007/08/04公開
「プロヴァンスの贈りもの」
http://diarynote.jp/d/29346/20070718.html
「トランスフォーマー」
http://diarynote.jp/d/29346/20070919.html
2007/07/28公開
「レミーのおいしいレストラン」
http://diarynote.jp/d/29346/20070702.html
「夕凪の街桜の国」
http://diarynote.jp/d/29346/20070615.html
2007/07/21公開
「インランド・エンパイア」
未レビュー
■近日公開
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2007/09/29-30 興収ベストテン
1.「HERO」(東宝)
2.「パーフェクト・ストレンジャー」(ディズニー)
3.「クローズド・ノート」(東宝)
4.「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(FOX)
5.「幸せのレシピ」(ワーナー)
6.「アーサーとミニモイの不思議な国」(アスミック・エース)
7.「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」(ムービーアイ)
8.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(クロックワークス=カラー)
9.「めがね」(日活)
10.「ミス・ポター」(角川)
「東京シネシティフェスティバル2007」のプレリザーブがはじまった。
「東京国際映画祭」以上に食指がそそらない。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「キングダム/見えざる敵」です。
正に困った状況です。
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■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070917.html
2007/09/01公開
「デス・プルーフinグラインドハウス」
未レビュー
2007/08/25公開
「シッコ」
未レビュー
2007/08/24公開
「グラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070826.html
2007/08/04公開
「プロヴァンスの贈りもの」
http://diarynote.jp/d/29346/20070718.html
「トランスフォーマー」
http://diarynote.jp/d/29346/20070919.html
2007/07/28公開
「レミーのおいしいレストラン」
http://diarynote.jp/d/29346/20070702.html
「夕凪の街桜の国」
http://diarynote.jp/d/29346/20070615.html
2007/07/21公開
「インランド・エンパイア」
未レビュー
■近日公開
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2007/09/29-30 興収ベストテン
1.「HERO」(東宝)
2.「パーフェクト・ストレンジャー」(ディズニー)
3.「クローズド・ノート」(東宝)
4.「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(FOX)
5.「幸せのレシピ」(ワーナー)
6.「アーサーとミニモイの不思議な国」(アスミック・エース)
7.「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」(ムービーアイ)
8.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(クロックワークス=カラー)
9.「めがね」(日活)
10.「ミス・ポター」(角川)
「東京シネシティフェスティバル2007」のプレリザーブがはじまった。
「東京国際映画祭」以上に食指がそそらない。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「キングダム/見えざる敵」です。
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「第20回東京国際映画祭」チケット争奪戦をめぐる冒険 その1
2007年10月5日 映画今年も「東京国際映画祭」の時期がやってきました。
上映作品については、若干釈然としない部分があるが、せっかくのお祭りなので、プレリザーブでチケットを何枚か押さえてみた。
ゲットできたのは、次の7プログラム9作品。
10/20 11:30-13:52
「エリック・ニーチェの若き日々」(コンペティション)
10/20 21:30-23:46
「鳳凰わが愛」(コンペティション)
10/21 18:20-19:53
「ゾンビーノ」(特別招待作品)
10/21 19:20-22:13
「真・女立喰師列伝」(日本映画・ある視点)
10/24 19:00-23:19
「地球へ2千万マイル」「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」「水爆と深海の怪物」(特別招待作品)
10/25 11:50-14:29
「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(日本映画・ある視点)
10/25 16:50-18:55
「トリック」(コンペティション)
残念な事に、10/21の「ゾンビーノ」と「真・女立喰師列伝」が重なってしまった。
また、明日10/06にチケットの一般発売があるので、もしかしたら、また何枚かゲットできるかも知れない。
前述のように上映作品のラインナップに若干の不安が感じられるが、今年も頑張って六本木に通う毎日なのだ。
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上映作品については、若干釈然としない部分があるが、せっかくのお祭りなので、プレリザーブでチケットを何枚か押さえてみた。
ゲットできたのは、次の7プログラム9作品。
10/20 11:30-13:52
「エリック・ニーチェの若き日々」(コンペティション)
10/20 21:30-23:46
「鳳凰わが愛」(コンペティション)
10/21 18:20-19:53
「ゾンビーノ」(特別招待作品)
10/21 19:20-22:13
「真・女立喰師列伝」(日本映画・ある視点)
10/24 19:00-23:19
「地球へ2千万マイル」「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」「水爆と深海の怪物」(特別招待作品)
10/25 11:50-14:29
「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(日本映画・ある視点)
10/25 16:50-18:55
「トリック」(コンペティション)
残念な事に、10/21の「ゾンビーノ」と「真・女立喰師列伝」が重なってしまった。
また、明日10/06にチケットの一般発売があるので、もしかしたら、また何枚かゲットできるかも知れない。
前述のように上映作品のラインナップに若干の不安が感じられるが、今年も頑張って六本木に通う毎日なのだ。
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ケン・フォリーをめぐる冒険 その2
2007年10月3日 映画
ケン・フォリーをめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20070928.html
でお話ししたように、ケン・フォリーの来日イベントに行ってきた。
2007/09/29 東京錦糸町「ショッピング・モール オリナス」
「ケン・フォリー&イアン・ホワイト スペシャル・トークショー『ゾンビハンターVS.プレデター』」
出演:ケン・フォリー、イアン・ホワイト
司会:スターワルツのDr.アビ
アシスタント:範田紗々
ところで、ケン・フォリーとは「ゾンビ」(1978)のピーター役でおなじみの俳優で、現在まで数多くの作品に出演しています。
リメイク版「ハロウィン」(2007)でも対活躍です。
一方、イアン・ホワイトとは、「エイリアンVS.プレデター」(2004)でスカー・プレデターを演じた俳優で、元イギリスバスケットボール代表。身長は2m16cm。(写真ではケン・フォリーは小さく見えるが実はケン・フォリーも1m96cmある)
トークショーのコンセプトは「ショッピングモール オリナス」を「ゾンビ」(1978)の舞台となったショッピングモールに見立てる、と言う結構粋な趣向だった。
Dr.アビの進行は結構グダグダだったが、ハリウッド・スターのトークショーとしては、非常にフレンドリーと言うか庶民的で、イベントとしての満足度は比較的高かった。
写真は撮り放題で、観客全員との握手会があったりと、行き当たりばったりの構成だったけどね。
ショッピングモールのエントランスをイベント会場に選んだこともあり、1Fのエントランス部分だけではなく、2Fの回廊部分(「ゾンビ」のショッピングモールを思い出してね)にも、多くの観客が集まり、出演者サイドとしても結構楽しかったのではないか、と思えた。
登場シークエンスの演出としては、2Fの回廊部分にバーンと登場する、と言う方が会場のボルテージはあがったのではないか、と思った。
会場に来た観客のほとんどはケン・フォリーのファンだったと思うのだが、アシスタントの範田紗々のファンも結構な数がいた。
イアン・ホワイトについては、プレデターの中の人なので、顔も見た事がない関係で、いまいちファンの食いつきは弱かったが、「AVP2 エイリアンズVS. プレデター」(2007)の公開も控えているので、今後場合によってはブレイクの可能性もあると思える。因みに「ハリー・ポッター 炎のゴブレット」(2005)にも出演しています。
2007/09/29 東京錦糸町「ジョーク・ショップ」
「ケン・フォリー&イアン・ホワイト スペシャルサイン会『ゾンビハンターVS.プレデター』」
場所を変えて、フィギュア/モデルガン・ショップ「ジョーク・ショップ」でサイン会が行われた。
フィギュア/モデルガン・ショップでイベントが行われたのは、「ゾンビ」で使われたプロップのモデルガンをケン・フォリーに持たせたかった、というものとプレデターの実物大フィギュアが店頭に展示されている店舗だったと言う事。
サインは整理番号順に、1枚2,900円を払えば何枚でもサインが貰えると言う、コンベンションでよくあるパターンで、ケン・フォリーもイアン・ホワイトもサイン用のポートレートを多数持って会場入りしていた。
先ずはポーズを決めての撮影会が行われた。
しかも、全員が正面から撮影できるよう、順番に正面のポジションで撮影できる、と言う珍しい企画の撮影会だった。
サインは整理番号順に一人ずつ、ケン・フォリーとイアン・ホワイトの前に進み出て、普通に会話を交わしながらサインをもらう、と言う方式。
残念ながらほとんどの客はケン・フォリーのファンだったので、あまりサインをねだられないイアン・ホワイトにはちょっと気の毒な気がした。
またツーショット写真も普通に撮れるし、話そうと思えば結構長々と話せる、と言う流石ハリウッド・スター、ファン・サービスに徹する姿勢には頭が下がる。
因みに当初の予定ではサイン会は4時間のスケジュールが取られていた。
そんな感じでイベント自体には大変満足して帰路についた。
ケン・フォリーはピーター時代より、2〜3倍くらい大きくなってしまっていたが、声は昔のままだった。
"When there’s no more room in hell, the dead will walk the earth."
等の決めセリフも言ってくれたり、サービス精神旺盛だった。
イアン・ホワイトについては、今後顔出しの仕事をしていただき、メジャーになっていただきたいと思った。
ところで余談だが、今回のイベントは、9/27-9/30までの期間、東京・大阪でイベントが行われたのだが、スポンサーもついていないし、「AVP2 エイリアンズVS. プレデター」(2007)のプロモーションも権利の関係でポスターすら貼れない状況でのイベントだった。
わたし達が負担したのは、サイン代1枚2,900円だけである。
はたしてその金額で、来日させ、宿泊させ、食事させ、観光させることができたのだろうか。
一体誰が金を出しているのか、余計な心配だが、赤字のイベントではないのか、と思ってしまう。
更に余談だが、9/30のイベントでは感激のあまり泣き出したファンもいたらしい。
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でお話ししたように、ケン・フォリーの来日イベントに行ってきた。
2007/09/29 東京錦糸町「ショッピング・モール オリナス」
「ケン・フォリー&イアン・ホワイト スペシャル・トークショー『ゾンビハンターVS.プレデター』」
出演:ケン・フォリー、イアン・ホワイト
司会:スターワルツのDr.アビ
アシスタント:範田紗々
ところで、ケン・フォリーとは「ゾンビ」(1978)のピーター役でおなじみの俳優で、現在まで数多くの作品に出演しています。
リメイク版「ハロウィン」(2007)でも対活躍です。
一方、イアン・ホワイトとは、「エイリアンVS.プレデター」(2004)でスカー・プレデターを演じた俳優で、元イギリスバスケットボール代表。身長は2m16cm。(写真ではケン・フォリーは小さく見えるが実はケン・フォリーも1m96cmある)
トークショーのコンセプトは「ショッピングモール オリナス」を「ゾンビ」(1978)の舞台となったショッピングモールに見立てる、と言う結構粋な趣向だった。
Dr.アビの進行は結構グダグダだったが、ハリウッド・スターのトークショーとしては、非常にフレンドリーと言うか庶民的で、イベントとしての満足度は比較的高かった。
写真は撮り放題で、観客全員との握手会があったりと、行き当たりばったりの構成だったけどね。
ショッピングモールのエントランスをイベント会場に選んだこともあり、1Fのエントランス部分だけではなく、2Fの回廊部分(「ゾンビ」のショッピングモールを思い出してね)にも、多くの観客が集まり、出演者サイドとしても結構楽しかったのではないか、と思えた。
登場シークエンスの演出としては、2Fの回廊部分にバーンと登場する、と言う方が会場のボルテージはあがったのではないか、と思った。
会場に来た観客のほとんどはケン・フォリーのファンだったと思うのだが、アシスタントの範田紗々のファンも結構な数がいた。
イアン・ホワイトについては、プレデターの中の人なので、顔も見た事がない関係で、いまいちファンの食いつきは弱かったが、「AVP2 エイリアンズVS. プレデター」(2007)の公開も控えているので、今後場合によってはブレイクの可能性もあると思える。因みに「ハリー・ポッター 炎のゴブレット」(2005)にも出演しています。
2007/09/29 東京錦糸町「ジョーク・ショップ」
「ケン・フォリー&イアン・ホワイト スペシャルサイン会『ゾンビハンターVS.プレデター』」
場所を変えて、フィギュア/モデルガン・ショップ「ジョーク・ショップ」でサイン会が行われた。
フィギュア/モデルガン・ショップでイベントが行われたのは、「ゾンビ」で使われたプロップのモデルガンをケン・フォリーに持たせたかった、というものとプレデターの実物大フィギュアが店頭に展示されている店舗だったと言う事。
サインは整理番号順に、1枚2,900円を払えば何枚でもサインが貰えると言う、コンベンションでよくあるパターンで、ケン・フォリーもイアン・ホワイトもサイン用のポートレートを多数持って会場入りしていた。
先ずはポーズを決めての撮影会が行われた。
しかも、全員が正面から撮影できるよう、順番に正面のポジションで撮影できる、と言う珍しい企画の撮影会だった。
サインは整理番号順に一人ずつ、ケン・フォリーとイアン・ホワイトの前に進み出て、普通に会話を交わしながらサインをもらう、と言う方式。
残念ながらほとんどの客はケン・フォリーのファンだったので、あまりサインをねだられないイアン・ホワイトにはちょっと気の毒な気がした。
またツーショット写真も普通に撮れるし、話そうと思えば結構長々と話せる、と言う流石ハリウッド・スター、ファン・サービスに徹する姿勢には頭が下がる。
因みに当初の予定ではサイン会は4時間のスケジュールが取られていた。
そんな感じでイベント自体には大変満足して帰路についた。
ケン・フォリーはピーター時代より、2〜3倍くらい大きくなってしまっていたが、声は昔のままだった。
"When there’s no more room in hell, the dead will walk the earth."
等の決めセリフも言ってくれたり、サービス精神旺盛だった。
イアン・ホワイトについては、今後顔出しの仕事をしていただき、メジャーになっていただきたいと思った。
ところで余談だが、今回のイベントは、9/27-9/30までの期間、東京・大阪でイベントが行われたのだが、スポンサーもついていないし、「AVP2 エイリアンズVS. プレデター」(2007)のプロモーションも権利の関係でポスターすら貼れない状況でのイベントだった。
わたし達が負担したのは、サイン代1枚2,900円だけである。
はたしてその金額で、来日させ、宿泊させ、食事させ、観光させることができたのだろうか。
一体誰が金を出しているのか、余計な心配だが、赤字のイベントではないのか、と思ってしまう。
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2007年の目標!! 中間発表その9
2007年10月1日 映画さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その9です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#044「インランド・エンパイア」恵比寿ガーデンシネマ 2007/09/01
#045「シッコ」シネ・リーブル池袋 2007/09/01
#046「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/09/16
#047「デス・プルーフinグラインドハウス」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/09/17
#148「トランスフォーマー」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/09/19
#049「カンバセーションズ」赤坂区民センターホール 2007/09/22
#050「キングダム 見えざる敵」イイノホール 2007/09/27
2.DVD、CATV等
#156「七人の侍」CATV 2007/09/01
#157「メトロポリス」HDD CATV 2007/09/02
#158「蘇える金狼」CATV 2007/09/02
#159「どですかでん」CATV 2007/09/02
#160「野火」HDD 2007/09/03
#161「ニッポン無責任時代」CATV 2007/09/03
#162「ヴィレッジ」HDD 2007/09/04
#163「影武者」HDD 2007/09/10
#164「博士の愛した数式」HDD 2007/09/11
#165「2番目のキス」DVD 2007/09/17
#166「三年身籠る」HDD 2007/09/25
#167「ゾンビ」DVD 2007/09/26
#168「死霊のえじき」DVD 2007/09/27
#169「トイ・ストーリー」LD 2007/09/30
#170「トイ・ストーリー2」DVD 2007/09/30
3.読書
#025「バーニング・シーズン」サラ・パレツキー著 山本やよい訳 ハヤカワ文庫 2007/09/14
#026「ガーディアン・エンジェル」サラ・パレツキー著 山本やよい訳 ハヤカワ文庫 2007/09/27
映画は、劇場7本(累計50本)、DVD等15本(累計170本)で、計22本(累計220本)。
このままのペースで、年間293本(劇場67本)です。
読書は2冊(累計26冊)で、このままのペースでは、年間35冊です。
読書が例によってまずいですね。
まあ、先が見えてきましたけど頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画220本(うち劇場50本)
読書26冊
2006年同時期の状況
映画227本(うち劇場64本)
読書18冊
2005年同時期の状況
映画203本(うち劇場80本)
読書29冊
2004年同時期の状況
映画236本(うち劇場87本)
読書28冊
2003年同時期の状況
映画229本(うち劇場60本)
読書42冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#044「インランド・エンパイア」恵比寿ガーデンシネマ 2007/09/01
#045「シッコ」シネ・リーブル池袋 2007/09/01
#046「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/09/16
#047「デス・プルーフinグラインドハウス」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/09/17
#148「トランスフォーマー」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/09/19
#049「カンバセーションズ」赤坂区民センターホール 2007/09/22
#050「キングダム 見えざる敵」イイノホール 2007/09/27
2.DVD、CATV等
#156「七人の侍」CATV 2007/09/01
#157「メトロポリス」HDD CATV 2007/09/02
#158「蘇える金狼」CATV 2007/09/02
#159「どですかでん」CATV 2007/09/02
#160「野火」HDD 2007/09/03
#161「ニッポン無責任時代」CATV 2007/09/03
#162「ヴィレッジ」HDD 2007/09/04
#163「影武者」HDD 2007/09/10
#164「博士の愛した数式」HDD 2007/09/11
#165「2番目のキス」DVD 2007/09/17
#166「三年身籠る」HDD 2007/09/25
#167「ゾンビ」DVD 2007/09/26
#168「死霊のえじき」DVD 2007/09/27
#169「トイ・ストーリー」LD 2007/09/30
#170「トイ・ストーリー2」DVD 2007/09/30
3.読書
#025「バーニング・シーズン」サラ・パレツキー著 山本やよい訳 ハヤカワ文庫 2007/09/14
#026「ガーディアン・エンジェル」サラ・パレツキー著 山本やよい訳 ハヤカワ文庫 2007/09/27
映画は、劇場7本(累計50本)、DVD等15本(累計170本)で、計22本(累計220本)。
このままのペースで、年間293本(劇場67本)です。
読書は2冊(累計26冊)で、このままのペースでは、年間35冊です。
読書が例によってまずいですね。
まあ、先が見えてきましたけど頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画220本(うち劇場50本)
読書26冊
2006年同時期の状況
映画227本(うち劇場64本)
読書18冊
2005年同時期の状況
映画203本(うち劇場80本)
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2004年同時期の状況
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映画バトンをめぐる冒険 その1
2007年9月30日 映画 コメント (2)浜乙女さんのご指名で「映画バトン」なるものに挑戦してみようと思う。
ところで、わたしはバトンと言う物については常々否定的なスタンスを取っている。
しかしながら、今回のバトンについては、なんだか知らないが面白みを感じたので、やってみる事にした次第である。
(長くなりそうなので、複数のエントリーに分けました)
閑話休題
1.生まれて初めて劇場で見た映画は?
記憶の中で初めて映画館の暗闇を体験した際、スクリーンには寅さんの姿が映っていた記憶がある。
しかしながらどの「男はつらいよ」だったのかは全く記憶がない。
確実に観た記憶があるのは「三匹荒野を行く」(1963)のリバイバル(1972)だと思う。
と言うのも、わたしの親の方針で物心つく前からディズニー映画を見せられていたのだ。
その関係で「海底二万哩」(1954)のリバイバル(1973)、「狼王ロボ」(1962)のリバイバル(1973)、「難破船」(1963)のリバイバル(1974)あたりが映画の原初体験だったのだと思う。
あと、タイトルはわからないがディズニーランドの記録映画も観た記憶がある。ディズニーのアニメーション映画については観ているはずだが、リバイバルが多いし、独自の上映会が多かったため、最初に観た映画に関連してくるかどうか、明確にはわからない。
自分の意志で観た映画はおそらく「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)日本公開は1973/3、「日本沈没」(1973)1973/12、「エクソシスト」(1973)日本公開は1974/7、「エアポート75」(1974)日本公開は1974/12、「コールド」(1974)日本公開は1975/1位が自分の意志での劇場の原初体験だと思う。
「エクソシスト」は、当時お子様のわたしは、指定の関係で観てはいけないはずだったのだが、劇場にもぐりこんで観たような記憶がある。
2.一番最近劇場で見た映画は?
「キングダム/見えざる敵」(試写)
3.最近DVD(ビデオ)で見た映画は?
「死霊のえじき」(1985)
2007/09/29に「ゾンビ」(1978)のピーター役のケン・フォリーの来日イベントに行く関係で「ゾンビ」と「死霊のえじき」を見直したため。
4.一番良かった白黒映画は?
「博士の異常な愛情」(1964)
劇場で観た事がある作品限定で考えたのだが、白黒映画で一番観た回数が多いのが多分「博士の異常な愛情」だと思う。多分20回位は観ていると思う。
続いて「ローマの休日」(1953)が多分20回弱だろう。
黒澤明では「椿三十郎」(1962)をあげたい。
「市民ケーン」(1941)とか「カサプランカ」(1942)とか往年の名作は外して考えた。
5.一番良かったアクション映画は?
「トランザム7000」(1977)
わたしの生涯の中でのカーアクションの原初体験である。
バート・レイノルズがいなければ、スタントマン・マイクもいなかったはずである。
また「ワイルド・バンチ」(1969)もあげたいところだが、「ダブル・ボーダー」(1987)をあげておく。
もちろん「プロジェクトA」(1984)も忘れられないが、「燃えよドラゴン」(1973)の方がやっぱり凄いと思う。
"Don’t think. Feeeeeeeeeeel!"
である。
ジェット・リーなら「ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱」(1992)を推したい。
ジャッキー・チェンなら「酔拳2」(1994)もあげておきたい。
あとは「グリーン・デスティニー」(2000)もあげたい。
泣けるアクション。
冒頭のシークエンス、ミシェル・ヨーとチャン・ツィイーが戦っているだけで泣けて仕方がなかった。
あと「カプリコン・1」(1977)とか「フレンチ・コネクション」(1971)、「ブリット」(1968)等のカーアクションも忘れられない。
西部劇だったら「シルバラード」(1985)。
6.一番良かったロマンティック映画は?
方向性が異なるかも知れないが「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(1987)をあげたい。
あとは「50回目のファースト・キス」(2004)かな。
そして「エターナル・サンシャイン」(2004)。
7.一番良かったアニメ映画は?
「天空の城ラピュタ」(1986)
中盤の見せ場、シータ奪還のシークエンスを観て、あぁ日本のアニメは「スター・ウォーズ」を超えてしまった。と真剣に思った。
「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」(1980)の冒頭のスノースピーダーのシークエンスを凌駕した、と言う点で。
8.一番良かったミュージカルは?
「ファントム・オブ・パラダイス」(1974)かな。
続いて、「リトルショップ・オブ・ホラーズ」(1986)。
ミュージカルではないが「ファンタジア2000」(1999)の「火の鳥」も大変すばらしい。「もののけ姫」(1997)が入っているけどね。
「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」(1982)、「Tommy/トミー」(1975)、そして勿論「ロッキー・ホラー・ショー」(1975)も忘れられない。
そして「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)も素晴らしい。
映画バトンをめぐる冒険 その2 につづく・・・・
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ところで、わたしはバトンと言う物については常々否定的なスタンスを取っている。
しかしながら、今回のバトンについては、なんだか知らないが面白みを感じたので、やってみる事にした次第である。
(長くなりそうなので、複数のエントリーに分けました)
閑話休題
1.生まれて初めて劇場で見た映画は?
記憶の中で初めて映画館の暗闇を体験した際、スクリーンには寅さんの姿が映っていた記憶がある。
しかしながらどの「男はつらいよ」だったのかは全く記憶がない。
確実に観た記憶があるのは「三匹荒野を行く」(1963)のリバイバル(1972)だと思う。
と言うのも、わたしの親の方針で物心つく前からディズニー映画を見せられていたのだ。
その関係で「海底二万哩」(1954)のリバイバル(1973)、「狼王ロボ」(1962)のリバイバル(1973)、「難破船」(1963)のリバイバル(1974)あたりが映画の原初体験だったのだと思う。
あと、タイトルはわからないがディズニーランドの記録映画も観た記憶がある。ディズニーのアニメーション映画については観ているはずだが、リバイバルが多いし、独自の上映会が多かったため、最初に観た映画に関連してくるかどうか、明確にはわからない。
自分の意志で観た映画はおそらく「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)日本公開は1973/3、「日本沈没」(1973)1973/12、「エクソシスト」(1973)日本公開は1974/7、「エアポート75」(1974)日本公開は1974/12、「コールド」(1974)日本公開は1975/1位が自分の意志での劇場の原初体験だと思う。
「エクソシスト」は、当時お子様のわたしは、指定の関係で観てはいけないはずだったのだが、劇場にもぐりこんで観たような記憶がある。
2.一番最近劇場で見た映画は?
「キングダム/見えざる敵」(試写)
3.最近DVD(ビデオ)で見た映画は?
「死霊のえじき」(1985)
2007/09/29に「ゾンビ」(1978)のピーター役のケン・フォリーの来日イベントに行く関係で「ゾンビ」と「死霊のえじき」を見直したため。
4.一番良かった白黒映画は?
「博士の異常な愛情」(1964)
劇場で観た事がある作品限定で考えたのだが、白黒映画で一番観た回数が多いのが多分「博士の異常な愛情」だと思う。多分20回位は観ていると思う。
続いて「ローマの休日」(1953)が多分20回弱だろう。
黒澤明では「椿三十郎」(1962)をあげたい。
「市民ケーン」(1941)とか「カサプランカ」(1942)とか往年の名作は外して考えた。
5.一番良かったアクション映画は?
「トランザム7000」(1977)
わたしの生涯の中でのカーアクションの原初体験である。
バート・レイノルズがいなければ、スタントマン・マイクもいなかったはずである。
また「ワイルド・バンチ」(1969)もあげたいところだが、「ダブル・ボーダー」(1987)をあげておく。
もちろん「プロジェクトA」(1984)も忘れられないが、「燃えよドラゴン」(1973)の方がやっぱり凄いと思う。
"Don’t think. Feeeeeeeeeeel!"
である。
ジェット・リーなら「ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱」(1992)を推したい。
ジャッキー・チェンなら「酔拳2」(1994)もあげておきたい。
あとは「グリーン・デスティニー」(2000)もあげたい。
泣けるアクション。
冒頭のシークエンス、ミシェル・ヨーとチャン・ツィイーが戦っているだけで泣けて仕方がなかった。
あと「カプリコン・1」(1977)とか「フレンチ・コネクション」(1971)、「ブリット」(1968)等のカーアクションも忘れられない。
西部劇だったら「シルバラード」(1985)。
6.一番良かったロマンティック映画は?
方向性が異なるかも知れないが「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(1987)をあげたい。
あとは「50回目のファースト・キス」(2004)かな。
そして「エターナル・サンシャイン」(2004)。
7.一番良かったアニメ映画は?
「天空の城ラピュタ」(1986)
中盤の見せ場、シータ奪還のシークエンスを観て、あぁ日本のアニメは「スター・ウォーズ」を超えてしまった。と真剣に思った。
「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」(1980)の冒頭のスノースピーダーのシークエンスを凌駕した、と言う点で。
8.一番良かったミュージカルは?
「ファントム・オブ・パラダイス」(1974)かな。
続いて、「リトルショップ・オブ・ホラーズ」(1986)。
ミュージカルではないが「ファンタジア2000」(1999)の「火の鳥」も大変すばらしい。「もののけ姫」(1997)が入っているけどね。
「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」(1982)、「Tommy/トミー」(1975)、そして勿論「ロッキー・ホラー・ショー」(1975)も忘れられない。
そして「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)も素晴らしい。
映画バトンをめぐる冒険 その2 につづく・・・・
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ケン・フォリーをめぐる冒険 その1
2007年9月28日 映画現在、「ゾンビ」(1978)のピーター役でおなじみのケン・フォリーが来日している。
で、明日29日に東京錦糸町でトークショーとかサイン会があるので行くことにした。
超豪華!五大海外人気映画スターインタビュー
http://www.olinas.jp/info/event/070930/index.html
悲しいことだけど、海外のカルト的な人気を誇る作品の関係者の中には、全国で開催されるサイン会やトークショー、またはコンベンション等に参加し、サイン代や写真代で糊口をしのいでいる俳優やスタッフが多々いる。
今回のイベントも「超豪華!五大海外人気映画スターインタビュー」と言うことで、どんなスターがやってくるのか、と言うと、多分ほとんど誰も知らない人たちがゾロゾロやってくる訳である。
例えばストームトルーパーの中の人だとか、クリーチャーの声をあてた人とか、クリーチャーの着ぐるみの中の人だとか・・・・。
そんな中で、今回も、トルーパーの中の人とか声の人に混じって「ゾンビ」のケン・フォリーが来日し、東京・大阪でいろんなイベントを行っている訳である。
海外からキャストやスタッフを呼んだりイベントをプロモートしたりしているのは(想像では)半分素人みたいなファンの人だと思うので、イベント自体に若干の不安を感じてしまうが、反面結構楽しみな自分もいる訳だ。
とにかく、明日29日、ケン・フォリーのサイン会とトークショーに行ってみるわたしだった。
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で、明日29日に東京錦糸町でトークショーとかサイン会があるので行くことにした。
超豪華!五大海外人気映画スターインタビュー
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今回のイベントも「超豪華!五大海外人気映画スターインタビュー」と言うことで、どんなスターがやってくるのか、と言うと、多分ほとんど誰も知らない人たちがゾロゾロやってくる訳である。
例えばストームトルーパーの中の人だとか、クリーチャーの声をあてた人とか、クリーチャーの着ぐるみの中の人だとか・・・・。
そんな中で、今回も、トルーパーの中の人とか声の人に混じって「ゾンビ」のケン・フォリーが来日し、東京・大阪でいろんなイベントを行っている訳である。
海外からキャストやスタッフを呼んだりイベントをプロモートしたりしているのは(想像では)半分素人みたいなファンの人だと思うので、イベント自体に若干の不安を感じてしまうが、反面結構楽しみな自分もいる訳だ。
とにかく、明日29日、ケン・フォリーのサイン会とトークショーに行ってみるわたしだった。
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地上波で「火垂るの墓」が放映されていたので観た。
泣ける、泣ける、と言う話題の作品だったのだが、わたし的には全く泣けなかった。
人一倍涙脆いわたしなのに残念だな、と思った。
わたしが思うに、本作「火垂るの墓」は、社会生活に適応できない兄が妹を殺してしまう物語であり、戦争は単なる背景に過ぎない、と言う事。
つまり、物語自体は背景を現代に置き換えても充分に通用する物語だと思った。
例えば、父親が長期の海外出張中に母親が死んでしまい、親戚にあずけられた兄妹が、結局親戚の家から出て行き、自分たちだけでユートピアを作ろうとするが失敗してしまう物語だと言えるのだ。
そう考えた場合、もしかしたら、「誰も知らない」(2004)に似ているとも思える。
しかしながら、製作者サイドは、本作「火垂るの墓」で何をしようとしたのかと言うと、わたしが思うには、おそらく「小さな恋のメロディ」(1971)をしたかったのだな、と思った。
と言うか、「小さな恋のメロディ」のあのラストシーン以後の挫折の物語が「火垂るの墓」なのだろう、と言う事である。
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人一倍涙脆いわたしなのに残念だな、と思った。
わたしが思うに、本作「火垂るの墓」は、社会生活に適応できない兄が妹を殺してしまう物語であり、戦争は単なる背景に過ぎない、と言う事。
つまり、物語自体は背景を現代に置き換えても充分に通用する物語だと思った。
例えば、父親が長期の海外出張中に母親が死んでしまい、親戚にあずけられた兄妹が、結局親戚の家から出て行き、自分たちだけでユートピアを作ろうとするが失敗してしまう物語だと言えるのだ。
そう考えた場合、もしかしたら、「誰も知らない」(2004)に似ているとも思える。
しかしながら、製作者サイドは、本作「火垂るの墓」で何をしようとしたのかと言うと、わたしが思うには、おそらく「小さな恋のメロディ」(1971)をしたかったのだな、と思った。
と言うか、「小さな恋のメロディ」のあのラストシーン以後の挫折の物語が「火垂るの墓」なのだろう、と言う事である。
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「トランスフォーマー」
2007年9月19日 映画
2007/09/19 東京六本木「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で「トランスフォーマー」を観た。
困ったものである。
本作「トランスフォーマー」は、スティーヴン・スピルバーグが自ら顔出しでプロモーションに協力したのも頷けるほどのダメ映画だった。
マイケル・ベイがジェリー・ブラッカイマー配下から離脱し、スピルバーグ配下で新作を撮る、と言う背景から、マイケル・ベイとブラッカイマーのコラボレーション作品がダメ映画なのは、マイケル・ベイのせいなのか、ブラッカイマーのせいなのかが、「トランスフォーマー」を観る限り、マイケル・ベイがダメなのだ、と言うことを再確認するにいたった。
先ずは脚本がダメである。
今どき、こんな脚本では子どもも騙されないぞ、と思った。
特に酷いと思ったのは、キューブを持ってビルの屋上に上がり、そこからヘリコプターで逃げようとするプロット。
子どもだって、ヘリコプターなんて、F22にやられちゃう、と思うぞ。
あとはハリウッドの特徴なのだが、アクションの被写体にカメラが近すぎて、アクションが見切れないのだ。
折角のCGIを見せないとは、どう言うことだ!
あと、ダメなCGI映画の特色なのだが、わたし達が見たいのは映画であって、最新CGI技術の発表会ではない、と言う事。
はっきり言って、本作の見所でもあるロボット同士の戦いは、派手は派手なのだが演出が凡庸で、しかもアクションが見切れず、退屈であくびがでてしまう。
つづく・・・・
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マイケル・ベイがジェリー・ブラッカイマー配下から離脱し、スピルバーグ配下で新作を撮る、と言う背景から、マイケル・ベイとブラッカイマーのコラボレーション作品がダメ映画なのは、マイケル・ベイのせいなのか、ブラッカイマーのせいなのかが、「トランスフォーマー」を観る限り、マイケル・ベイがダメなのだ、と言うことを再確認するにいたった。
先ずは脚本がダメである。
今どき、こんな脚本では子どもも騙されないぞ、と思った。
特に酷いと思ったのは、キューブを持ってビルの屋上に上がり、そこからヘリコプターで逃げようとするプロット。
子どもだって、ヘリコプターなんて、F22にやられちゃう、と思うぞ。
あとはハリウッドの特徴なのだが、アクションの被写体にカメラが近すぎて、アクションが見切れないのだ。
折角のCGIを見せないとは、どう言うことだ!
あと、ダメなCGI映画の特色なのだが、わたし達が見たいのは映画であって、最新CGI技術の発表会ではない、と言う事。
はっきり言って、本作の見所でもあるロボット同士の戦いは、派手は派手なのだが演出が凡庸で、しかもアクションが見切れず、退屈であくびがでてしまう。
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「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
2007年9月17日 映画
2007/09/16 東京板橋「ワーナーマイカルシネマズ板橋」で「SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ」を観た。
源氏と平家の決戦、壇ノ浦の戦いから数百年後。
とある山間の寒村『湯田(ユタ)』に言い伝えられる『お宝』を探し求め、義経(伊勢谷友介)率いる源氏軍(白)と、清盛(佐藤浩市)が指揮する平家軍(赤)が激しく対立し、村人を巻き込んでの抗争を繰り広げていた。
そこに、心に傷を負った一人のスゴ腕ガンマン(伊藤英明)が流れ着く。
「一体お前はどっちの用心棒になるんだ!」
睨み合いを続ける両軍から叫び声があがるが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:三池崇史
脚本:三池崇史、NAKA雅MURA
撮影監督:栗田豊通
美術:佐々木尚
衣装:北村道子
音楽:遠藤浩二
主題歌:北島三郎 「ジャンゴ〜さすらい〜」
出演:伊藤英明(ガンマン)、佐藤浩市(平清盛)、伊勢谷友介(源義経)、桃井かおり(ルリ子)、香川照之(保安官)、石橋貴明(弁慶)、安藤政信(与一)、木村佳乃(静)、松重豊(トシオ)、塩見三省(伝七)、石橋蓮司(村長)、堺雅人(平重盛)、田中要次(平宗盛)、小栗旬(アキラ)、内田流果(平八)、クエンティン・タランティーノ(ピリンゴ)、香取慎吾(野盗)
先ずは本作「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」は大変素晴らしい娯楽作品に仕上がっていた。
本作は「マカロニ・ウエスタン」へのリスペクトを表明し「スキヤキ・ウエスタン」と言う名称を自ら名乗ってはいるが、物語は黒澤明の「用心棒」(1961)をほぼ踏襲している。
「用心棒」(1961)と言えば、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽、クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」(1964)の元ネタと言われている作品であり、当然ながら現在リメイクがすすんでいる「椿三十郎」(1962)の正編(続編の第一作目と言う意味)である。
ここで考えなければならないのは、何故この時期、世界配給を前提として、「用心棒」のリメイク的な背景を持つ「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」が制作されたのか、と言う事である。
ところで、皆さんも既にお気付きのように、2007年は黒澤明関係の話題に事欠かない。
先ずは前述の「椿三十郎」のリメイク(森田芳光監督、織田裕二主演)が全ての発端だと思うのだが、先日はテレビ朝日系で「天国と地獄」、「生きる」がドラマ化され、またアサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ」のCF(CM)「桑田+黒澤」篇では、なんと黒澤明その人が出演している。
そう考えた場合、「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の制作サイドは、森田芳光の「椿三十郎」が公開される前に、「用心棒」のリメイクやってしまおう、と考えたのではないか、と思える。
そして、「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」は、「用心棒」と似通っていながら、確実に異なっている傑作映画となったのである。
キャストはなんと言っても、伊勢谷友介(源義経役)に尽きる。
圧倒的な実在感をもったキャラクターの構築は見事である。
現在までの伊勢谷友介のキャリアを考えても、本作は伊勢谷友介の代表作と言っても過言ではない。
伊勢谷友介は主役の伊藤英明を完全に食っている。
また、香川照之(保安官役)は、所謂コメディ・リリーフ役を振られ、まるで「博士の異常な愛情」のDr.ストレンジラヴばりの怪演を見せてくれる。
鏡のシーンでの演出意図が微妙だったりとか、釈然としない部分は若干あるが、十分に楽しめる。
佐藤浩市(平清盛役)のダメっぷりも良かったし、堺雅人(平重盛役)の彼のキャラクターに似合わない驚きのキャスティングにもびっくりである。
女優陣は、木村佳乃(静役)の好演が光る。
言わば今後の女優生命をかけたすばらしい演技が堪能できる、と言うのは言いすぎだろうか。
また桃井かおり(ルリ子役)も非常に良かった。
映画に格調を与える大御所の出演か、と思ったらラストでの驚きの大活躍にはびっくりである。(伏線はあるけどね)
一時保存です。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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源氏と平家の決戦、壇ノ浦の戦いから数百年後。
とある山間の寒村『湯田(ユタ)』に言い伝えられる『お宝』を探し求め、義経(伊勢谷友介)率いる源氏軍(白)と、清盛(佐藤浩市)が指揮する平家軍(赤)が激しく対立し、村人を巻き込んでの抗争を繰り広げていた。
そこに、心に傷を負った一人のスゴ腕ガンマン(伊藤英明)が流れ着く。
「一体お前はどっちの用心棒になるんだ!」
睨み合いを続ける両軍から叫び声があがるが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:三池崇史
脚本:三池崇史、NAKA雅MURA
撮影監督:栗田豊通
美術:佐々木尚
衣装:北村道子
音楽:遠藤浩二
主題歌:北島三郎 「ジャンゴ〜さすらい〜」
出演:伊藤英明(ガンマン)、佐藤浩市(平清盛)、伊勢谷友介(源義経)、桃井かおり(ルリ子)、香川照之(保安官)、石橋貴明(弁慶)、安藤政信(与一)、木村佳乃(静)、松重豊(トシオ)、塩見三省(伝七)、石橋蓮司(村長)、堺雅人(平重盛)、田中要次(平宗盛)、小栗旬(アキラ)、内田流果(平八)、クエンティン・タランティーノ(ピリンゴ)、香取慎吾(野盗)
先ずは本作「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」は大変素晴らしい娯楽作品に仕上がっていた。
本作は「マカロニ・ウエスタン」へのリスペクトを表明し「スキヤキ・ウエスタン」と言う名称を自ら名乗ってはいるが、物語は黒澤明の「用心棒」(1961)をほぼ踏襲している。
「用心棒」(1961)と言えば、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽、クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」(1964)の元ネタと言われている作品であり、当然ながら現在リメイクがすすんでいる「椿三十郎」(1962)の正編(続編の第一作目と言う意味)である。
ここで考えなければならないのは、何故この時期、世界配給を前提として、「用心棒」のリメイク的な背景を持つ「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」が制作されたのか、と言う事である。
ところで、皆さんも既にお気付きのように、2007年は黒澤明関係の話題に事欠かない。
先ずは前述の「椿三十郎」のリメイク(森田芳光監督、織田裕二主演)が全ての発端だと思うのだが、先日はテレビ朝日系で「天国と地獄」、「生きる」がドラマ化され、またアサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ」のCF(CM)「桑田+黒澤」篇では、なんと黒澤明その人が出演している。
そう考えた場合、「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の制作サイドは、森田芳光の「椿三十郎」が公開される前に、「用心棒」のリメイクやってしまおう、と考えたのではないか、と思える。
そして、「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」は、「用心棒」と似通っていながら、確実に異なっている傑作映画となったのである。
キャストはなんと言っても、伊勢谷友介(源義経役)に尽きる。
圧倒的な実在感をもったキャラクターの構築は見事である。
現在までの伊勢谷友介のキャリアを考えても、本作は伊勢谷友介の代表作と言っても過言ではない。
伊勢谷友介は主役の伊藤英明を完全に食っている。
また、香川照之(保安官役)は、所謂コメディ・リリーフ役を振られ、まるで「博士の異常な愛情」のDr.ストレンジラヴばりの怪演を見せてくれる。
鏡のシーンでの演出意図が微妙だったりとか、釈然としない部分は若干あるが、十分に楽しめる。
佐藤浩市(平清盛役)のダメっぷりも良かったし、堺雅人(平重盛役)の彼のキャラクターに似合わない驚きのキャスティングにもびっくりである。
女優陣は、木村佳乃(静役)の好演が光る。
言わば今後の女優生命をかけたすばらしい演技が堪能できる、と言うのは言いすぎだろうか。
また桃井かおり(ルリ子役)も非常に良かった。
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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/09/08
2007年9月9日 映画週刊「映画レビュー・インデックス」2007/09/08号(通巻149号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2007/08/25公開
「シッコ」
未レビュー
2007/08/24公開
「グラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070826.html
2007/08/04公開
「プロヴァンスの贈りもの」
http://diarynote.jp/d/29346/20070718.html
2007/07/28公開
「レミーのおいしいレストラン」
http://diarynote.jp/d/29346/20070702.html
「夕凪の街桜の国」
http://diarynote.jp/d/29346/20070615.html
2007/07/21公開
「インランド・エンパイア」
未レビュー
2007/07/14公開
「ファウンテン 永遠に続く愛」
未レビュー
2007/06/30公開
「シュレック3」
http://diarynote.jp/d/29346/20070619.html
「吉祥天女」
http://diarynote.jp/d/29346/20070626.html
「ボルベール〈帰郷〉」
未レビュー
■近日公開
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
■週末興収ベストテン
2007/09/01-02 興収ベストテン
1.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」()
2.「Life 天国で君に逢えたら」(東宝)
3.「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(ワーナー)
4.「オーシャンズ13」(ワーナー)
5.「トランスフォーマー」(UIP)
6.「レミーのおいしいレストラン」(ディズニー)
7.「ラッシュアワー3」(ワーナー)
8.「TAXi(4)」(アスミック・エース)
9.「ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ」(東宝)
10.「西遊記」(東宝)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」です。
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2007/08/25公開
「シッコ」
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2007/08/24公開
「グラインドハウス」
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2007/08/04公開
「プロヴァンスの贈りもの」
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2007/07/28公開
「レミーのおいしいレストラン」
http://diarynote.jp/d/29346/20070702.html
「夕凪の街桜の国」
http://diarynote.jp/d/29346/20070615.html
2007/07/21公開
「インランド・エンパイア」
未レビュー
2007/07/14公開
「ファウンテン 永遠に続く愛」
未レビュー
2007/06/30公開
「シュレック3」
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「吉祥天女」
http://diarynote.jp/d/29346/20070626.html
「ボルベール〈帰郷〉」
未レビュー
■近日公開
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
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■週末興収ベストテン
2007/09/01-02 興収ベストテン
1.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」()
2.「Life 天国で君に逢えたら」(東宝)
3.「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(ワーナー)
4.「オーシャンズ13」(ワーナー)
5.「トランスフォーマー」(UIP)
6.「レミーのおいしいレストラン」(ディズニー)
7.「ラッシュアワー3」(ワーナー)
8.「TAXi(4)」(アスミック・エース)
9.「ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ」(東宝)
10.「西遊記」(東宝)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」です。
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「ブレードランナー」製作25周年記念DVDをめぐる冒険
2007年9月7日 映画 コメント (2)
「ブレードランナー」(1982)と言う作品は、ある意味神格化された作品で、SF映画の金字塔的な作品だと言われている。
個人的な印象でも、本作「ブレードランナー」は、リドリー・スコット、シド・ミード、ヴァンゲリス、ダグラス・トランブル等が織りなす、奇跡的な完成度を持った作品だと思う。
事実、わたしは1980年代以降、「ブレードランナー」のフィルムを追っかけ、かかる劇場の多くに足を運び、劇場公開版の「ブレードランナー」は、おそらく30回以上は劇場で観ていると思う。
その後、1980年代後期に、ヨーロッパでの公開バージョン、所謂ヴァイオレンス・バージョンと呼ばれるバージョンのビデオ・ソフトが国内でも発売になり、1992年には「ディレクターズ・カット」(最終版)が公開され、日本国内では合法的には3つのバージョンを観る事が出来た。
また公開前に試写が行われた所謂「ワークプリント」と呼ばれるバージョンは、日本国内でもたまにオークションにも出てくるのだが、その多くが劣悪な状態である。
更に、2007年には製作25周年を記念してリドリー・スコットが自ら再編集した「ファイナル・カット」バージョンが第64回ヴェネツィア国際映画祭で上映され、各地で限定公開されている。
そんな中、日本国内でも、特典満載の「ブレードランナー」のDVDが発売されることになった。
題して、
10,000セット限定生産『「ブレードランナー」製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム(5枚組)』
だ。
http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&;;;num=6628&UserNum=&Pass=&AdminPass=&dp=
最早何を言っているのかわからんタイトルのDVDが出ると言うことである。
その気になる内容は、次の通りである。
【収録コンテンツ】
☆現存する本編5バージョン全てを収録!
(1)リドリー・スコットが製作25周年を記念して再編集。『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007) 初ソフト化
(2)劇場公開前のリサーチ試写で使用された、オリジナル本編『ブレードランナー』ワークプリント(1982) 初ソフト化
(3)US劇場公開版『ブレードランナー』(1982) 初DVD化
(4)『ブレードランナー 完全版』(1982) 初DVD化
(5)音声・画質初リマスター『ディレクターズカット/ ブレードランナー 最終版』(1992)
☆長編ドキュメンタリーや豊富な映像特典が満載!
(1)新作長編ドキュメンタリー『デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー』
(2)初収録メイキング映像、フィリップ・K・ディックのインタビュー(音声)、ポストプロダクション映像 他
【商品形態】
☆ここでしか手に入らない!豪華オリジナルアイテムをブレードランナー仕様オリジナル・ブリーフケースに封入!!
封入アイテム:
(1)オリジナル「スピナー」フィギュア
(2)オリジナル「ユニコーン」フィギュア
(3)オリジナル・チェンジング・レンティキュラー
(4)リドリー・スコットからの手紙
(5)オリジナルフォルダー入りシド・ミード 画コンテ集(8枚)
(6)ブックレット(20p)
(7)デジパック5枚組+アウターケース
とのことである。
しかし、このDVD国内版はなんと24,800円(Amazon.co.jpで18,600円)もするのだ。
北米版は$78.92(Amazon.comで$54.99)だぞ。
ブルー・レイでも$99.98(Amazon.comで$69.95)だぞ。
価格を比較すると、単純計算で、なんと$1=314円になってしまうのだ。
もちろん、日本語の字幕をつけたり、吹替えを入れたりする手間はかかると思うが、価格帯が圧倒的に違いすぎる。
常々思うことだが、国内版のDVDはなんでこんなに高いのか!
とりあえずわたしは、北米版の
"Blade Runner" (Five-Disc Ultimate Collector’s Edition)($78.92/実売$54.99)を購入することにしようと思う。
因みにわたしの友人は、北米版のブルー・レイ($99.98/実売$69.95)と国内版封入特典なしのディスクだけのバージョン(14,800円)を購入することにしたらしい。
両方足しても、22,914円($1=116円換算)で、冒頭に紹介したの24,800円より安い始末なのだ。
安いDVDはとことん安いが、高いDVDはとことん高いと言う状況はなんとかならんものか、と切実に思うね。
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個人的な印象でも、本作「ブレードランナー」は、リドリー・スコット、シド・ミード、ヴァンゲリス、ダグラス・トランブル等が織りなす、奇跡的な完成度を持った作品だと思う。
事実、わたしは1980年代以降、「ブレードランナー」のフィルムを追っかけ、かかる劇場の多くに足を運び、劇場公開版の「ブレードランナー」は、おそらく30回以上は劇場で観ていると思う。
その後、1980年代後期に、ヨーロッパでの公開バージョン、所謂ヴァイオレンス・バージョンと呼ばれるバージョンのビデオ・ソフトが国内でも発売になり、1992年には「ディレクターズ・カット」(最終版)が公開され、日本国内では合法的には3つのバージョンを観る事が出来た。
また公開前に試写が行われた所謂「ワークプリント」と呼ばれるバージョンは、日本国内でもたまにオークションにも出てくるのだが、その多くが劣悪な状態である。
更に、2007年には製作25周年を記念してリドリー・スコットが自ら再編集した「ファイナル・カット」バージョンが第64回ヴェネツィア国際映画祭で上映され、各地で限定公開されている。
そんな中、日本国内でも、特典満載の「ブレードランナー」のDVDが発売されることになった。
題して、
10,000セット限定生産『「ブレードランナー」製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム(5枚組)』
だ。
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最早何を言っているのかわからんタイトルのDVDが出ると言うことである。
その気になる内容は、次の通りである。
【収録コンテンツ】
☆現存する本編5バージョン全てを収録!
(1)リドリー・スコットが製作25周年を記念して再編集。『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007) 初ソフト化
(2)劇場公開前のリサーチ試写で使用された、オリジナル本編『ブレードランナー』ワークプリント(1982) 初ソフト化
(3)US劇場公開版『ブレードランナー』(1982) 初DVD化
(4)『ブレードランナー 完全版』(1982) 初DVD化
(5)音声・画質初リマスター『ディレクターズカット/ ブレードランナー 最終版』(1992)
☆長編ドキュメンタリーや豊富な映像特典が満載!
(1)新作長編ドキュメンタリー『デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー』
(2)初収録メイキング映像、フィリップ・K・ディックのインタビュー(音声)、ポストプロダクション映像 他
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(1)オリジナル「スピナー」フィギュア
(2)オリジナル「ユニコーン」フィギュア
(3)オリジナル・チェンジング・レンティキュラー
(4)リドリー・スコットからの手紙
(5)オリジナルフォルダー入りシド・ミード 画コンテ集(8枚)
(6)ブックレット(20p)
(7)デジパック5枚組+アウターケース
とのことである。
しかし、このDVD国内版はなんと24,800円(Amazon.co.jpで18,600円)もするのだ。
北米版は$78.92(Amazon.comで$54.99)だぞ。
ブルー・レイでも$99.98(Amazon.comで$69.95)だぞ。
価格を比較すると、単純計算で、なんと$1=314円になってしまうのだ。
もちろん、日本語の字幕をつけたり、吹替えを入れたりする手間はかかると思うが、価格帯が圧倒的に違いすぎる。
常々思うことだが、国内版のDVDはなんでこんなに高いのか!
とりあえずわたしは、北米版の
"Blade Runner" (Five-Disc Ultimate Collector’s Edition)($78.92/実売$54.99)を購入することにしようと思う。
因みにわたしの友人は、北米版のブルー・レイ($99.98/実売$69.95)と国内版封入特典なしのディスクだけのバージョン(14,800円)を購入することにしたらしい。
両方足しても、22,914円($1=116円換算)で、冒頭に紹介したの24,800円より安い始末なのだ。
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「グラインドハウス」をめぐる冒険
2007年9月6日 映画
2007/08/26 「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で「グラインドハウス」を観た時の話だ。
スクリーンへの入場が始まった頃。
トイレに向かうわたしの直前に見覚えのある背中が出現した。
その背中は、なんと大学時代のサークル仲間だった。
「グラインドハウス」を一緒に観る約束もしていないし、お互いに26日に六本木で観る、とも言っていないのに、なぜか偶然にも一緒の回の「グラインドハウス」を六本木で観ることになったのだ。
もちろん「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」は全席指定なので、席は完全にバラバラだったし、「グラインドハウス」を上映しているのは、関東では六本木だけであるが。
ところで、わたしは「グラインドハウス」を観た時点で「プラネット・テラーinグラインドハウス」を観ていたので、「グラインドハウス」終映後、わたしはその友人と「プラネット・テラーinグラインドハウス」と「グラインドハウス」の「プラネット・テラー」の違いについて話をした。
ビデオゲームをしているシーンがないとか、誰が最初の患者の腕を切るのか話すシーンとか、途中で出てくる連中が最初の方でも出てきていたとか、いくつかの違いを挙げ、結果的には伏線はおそらく5〜6個なくなっているが、作品としての印象はほとんど変わらない、と言う結論に達した。
更に話は続き、日本国内での上映順、つまり「デスプルーフinグラインドハウス」(2007/09/01)、「プラネット・テラーinグラインドハウス」(2007/09/22)について、「グラインドハウス」では、ロドリゲスが先でタランティーノが後なのに、バラで上映する場合は、何故タランティーノが先で、ロドリゲスが後なのか、と言う興味深い話も出た。
ロドリゲスが最初だったら、多分一般客は引いてしまい、タランティーノの方を見ないんじゃねーの。と言う結論に達し、戦略的にタランティーノを先に公開したのではないか、と言う結論に達した。
ところで、後日、その友人からわたしのところへ電話が掛かってきた。
開口一番聞こえてきたのは「おまえ、大事な違いを見逃しているぞ」と言う言葉だった。
曰く、「グラインドハウス」はスコープ・サイズで「プラネット・テラーinグラインドハウス」と「デスプルーフinグラインドハウス」はビスタ・サイズだと言うのだ。
また、スコープのフォーマットはビスタの上下を切り落としたフォーマットであり、スコープの左右を切ってビスタにしているのではない、と言う情報も得た。
従って、バラバラの上映形態の方がビスタ・サイズのため、情報量が多い、と言うことが判明した。
根本的な原因は、デジタル撮影なので、撮影された素材は16:9になる、と言うことだ。
CGIを多用する初期の作品は、スタンダード撮影(スーパー35mmとか)だったのと同じような理由のようだ。
だからどうだ、と言う話ではないが、映画研究会の友人同士の会話はこんなくだらない話が永遠に続く、と言うことである。
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スクリーンへの入場が始まった頃。
トイレに向かうわたしの直前に見覚えのある背中が出現した。
その背中は、なんと大学時代のサークル仲間だった。
「グラインドハウス」を一緒に観る約束もしていないし、お互いに26日に六本木で観る、とも言っていないのに、なぜか偶然にも一緒の回の「グラインドハウス」を六本木で観ることになったのだ。
もちろん「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」は全席指定なので、席は完全にバラバラだったし、「グラインドハウス」を上映しているのは、関東では六本木だけであるが。
ところで、わたしは「グラインドハウス」を観た時点で「プラネット・テラーinグラインドハウス」を観ていたので、「グラインドハウス」終映後、わたしはその友人と「プラネット・テラーinグラインドハウス」と「グラインドハウス」の「プラネット・テラー」の違いについて話をした。
ビデオゲームをしているシーンがないとか、誰が最初の患者の腕を切るのか話すシーンとか、途中で出てくる連中が最初の方でも出てきていたとか、いくつかの違いを挙げ、結果的には伏線はおそらく5〜6個なくなっているが、作品としての印象はほとんど変わらない、と言う結論に達した。
更に話は続き、日本国内での上映順、つまり「デスプルーフinグラインドハウス」(2007/09/01)、「プラネット・テラーinグラインドハウス」(2007/09/22)について、「グラインドハウス」では、ロドリゲスが先でタランティーノが後なのに、バラで上映する場合は、何故タランティーノが先で、ロドリゲスが後なのか、と言う興味深い話も出た。
ロドリゲスが最初だったら、多分一般客は引いてしまい、タランティーノの方を見ないんじゃねーの。と言う結論に達し、戦略的にタランティーノを先に公開したのではないか、と言う結論に達した。
ところで、後日、その友人からわたしのところへ電話が掛かってきた。
開口一番聞こえてきたのは「おまえ、大事な違いを見逃しているぞ」と言う言葉だった。
曰く、「グラインドハウス」はスコープ・サイズで「プラネット・テラーinグラインドハウス」と「デスプルーフinグラインドハウス」はビスタ・サイズだと言うのだ。
また、スコープのフォーマットはビスタの上下を切り落としたフォーマットであり、スコープの左右を切ってビスタにしているのではない、と言う情報も得た。
従って、バラバラの上映形態の方がビスタ・サイズのため、情報量が多い、と言うことが判明した。
根本的な原因は、デジタル撮影なので、撮影された素材は16:9になる、と言うことだ。
CGIを多用する初期の作品は、スタンダード撮影(スーパー35mmとか)だったのと同じような理由のようだ。
だからどうだ、と言う話ではないが、映画研究会の友人同士の会話はこんなくだらない話が永遠に続く、と言うことである。
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「デス・プルーフ」をめぐる冒険
2007年9月3日 映画
個人的な話で恐縮だが、クエンティン・タランティーノの「デス・プルーフ」を観て気になったことがある。
それは何かと言うと、カート・ラッセルが演じていたスタントマン・マイクが最初に乗っていたシボレー・ノバのボンネットに付いているオーナメントについてである。
そのオーナメントはアヒル(ダック)の形をしたクロム・メッキのオーナメントである。
アヒル(ダック)の形をしたオーナメントと言えば、サム・ペキンパーの「コンボイ」(1978)で、クリス・クリストファーソンが演じたラバー・ダックのトラック:マック(MACK)のボンネットについていたアヒル(ダック)のオーナメントを思い出す。
しかし、わたしの記憶が全く定かでないのだ。
と言うのは、「コンボイ」で使っていたアヒル(ダック)のオーナメントは、「デス・プルーフ」同様のクロム・ダックだったのか、それとも、クリス・クリストファーソンの役名通りラバー・ダック(ゴム製のアヒル)だったのかが思い出せないのだ。
ところで余談だが、車のオーナメントを使ったビジュアルで強烈な印象が残っているビジュアルがある。
それは、大友克洋の「ハイウェイスター」のカバー・イラスト。
ロールス・ロイスのオーナメント「スピリッツ・オブ・エクスタシー」がアメリカ空軍(U.S.AIR FORCE)のヘルメットを被っている、と言う素晴らしいデザインである。
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それは何かと言うと、カート・ラッセルが演じていたスタントマン・マイクが最初に乗っていたシボレー・ノバのボンネットに付いているオーナメントについてである。
そのオーナメントはアヒル(ダック)の形をしたクロム・メッキのオーナメントである。
アヒル(ダック)の形をしたオーナメントと言えば、サム・ペキンパーの「コンボイ」(1978)で、クリス・クリストファーソンが演じたラバー・ダックのトラック:マック(MACK)のボンネットについていたアヒル(ダック)のオーナメントを思い出す。
しかし、わたしの記憶が全く定かでないのだ。
と言うのは、「コンボイ」で使っていたアヒル(ダック)のオーナメントは、「デス・プルーフ」同様のクロム・ダックだったのか、それとも、クリス・クリストファーソンの役名通りラバー・ダック(ゴム製のアヒル)だったのかが思い出せないのだ。
ところで余談だが、車のオーナメントを使ったビジュアルで強烈な印象が残っているビジュアルがある。
それは、大友克洋の「ハイウェイスター」のカバー・イラスト。
ロールス・ロイスのオーナメント「スピリッツ・オブ・エクスタシー」がアメリカ空軍(U.S.AIR FORCE)のヘルメットを被っている、と言う素晴らしいデザインである。
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2007年の目標!! 中間発表その8
2007年9月2日 映画さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その8です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#041「モーテル」イイノホール 2007/08/09
#042「プラネット・テラーinグラインドハウス」一ツ橋ホール 2007/08/14
#043「グラインドハウス」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/08/26
2.DVD、CATV等
#134「Vフォー・ヴェンデッタ」HDD 2007/08/04
#135「ドラゴンプロジェクト」CATV 2007/08/10
#136「ハード キャンディ」HDD 2007/08/11
#137「ラフ ROUGH」CATV 2007/08/11
#138「七人のマッハ!!!!!!!」CATV 2007/08/11
#139「イノセンス」HDD 2007/08/12
#140「空の大怪獣ラドン」HDD 2007/08/12
#141「幻夢戦記レダ」HDD 2007/07/13
#142「Mr.レディMr.マダム」HDD 2007/08/15
#143「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」CATV 2007/08/15
#144「Mr.レディMr.マダム2」HDD 2007/08/18
#145「日本以外全部沈没」HDD 2007/08/19
#146「ハチミツとクローバー」HDD 2007/08/20
#147「初恋」HDD 2007/08/21
#148「RENT/レント」CATV 2007/08/22
#149「ハードネス」CATV 2007/08/24
#150「グエムル 漢江の怪物」CATV 2007/08/25
#151「LOFT」HDD 2007/08/28
#152「天使のはらわた/赤い閃光」HDD 2007/08/29
#153「ゴースト・オブ・マーズ」HDD 2007/08/29
#154「赤線地帯」HDD 2007/08/30
#155「0:34 レイジ 34 フン」CATV 2007/08/30
3.読書
#021「菊月夜」山本周五郎著 新潮文庫 2007/08/02
#022「バンド・オブ・ザ・ナイト」中島らも著 講談社文庫 2007/08/09
#023「神宿る手」宇神幸男著 講談社文庫 2007/08/22
#024「銀河パトロール報告」横田順彌著 集英社文庫 2007/08/30
映画は、劇場3本(累計43本)、DVD等22本(累計155本)で、計25本(累計198本)。
このままのペースで、年間297本(劇場65本)です。
読書は4冊(累計24冊)で、このままのペースでは、年間36冊です。
非常にマズイ状況です。
映画はリカバリーされつつありますが、読書はまずいですね。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画198本(うち劇場43本)
読書24冊
2006年同時期の状況
映画200本(うち劇場53本)
読書16冊
2005年同時期の状況
映画178本(うち劇場75本)
読書26冊
2004年同時期の状況
映画207本(うち劇場79本)
読書25冊
2003年同時期の状況
映画206本(うち劇場53本)
読書38冊
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1.映画
#041「モーテル」イイノホール 2007/08/09
#042「プラネット・テラーinグラインドハウス」一ツ橋ホール 2007/08/14
#043「グラインドハウス」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/08/26
2.DVD、CATV等
#134「Vフォー・ヴェンデッタ」HDD 2007/08/04
#135「ドラゴンプロジェクト」CATV 2007/08/10
#136「ハード キャンディ」HDD 2007/08/11
#137「ラフ ROUGH」CATV 2007/08/11
#138「七人のマッハ!!!!!!!」CATV 2007/08/11
#139「イノセンス」HDD 2007/08/12
#140「空の大怪獣ラドン」HDD 2007/08/12
#141「幻夢戦記レダ」HDD 2007/07/13
#142「Mr.レディMr.マダム」HDD 2007/08/15
#143「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」CATV 2007/08/15
#144「Mr.レディMr.マダム2」HDD 2007/08/18
#145「日本以外全部沈没」HDD 2007/08/19
#146「ハチミツとクローバー」HDD 2007/08/20
#147「初恋」HDD 2007/08/21
#148「RENT/レント」CATV 2007/08/22
#149「ハードネス」CATV 2007/08/24
#150「グエムル 漢江の怪物」CATV 2007/08/25
#151「LOFT」HDD 2007/08/28
#152「天使のはらわた/赤い閃光」HDD 2007/08/29
#153「ゴースト・オブ・マーズ」HDD 2007/08/29
#154「赤線地帯」HDD 2007/08/30
#155「0:34 レイジ 34 フン」CATV 2007/08/30
3.読書
#021「菊月夜」山本周五郎著 新潮文庫 2007/08/02
#022「バンド・オブ・ザ・ナイト」中島らも著 講談社文庫 2007/08/09
#023「神宿る手」宇神幸男著 講談社文庫 2007/08/22
#024「銀河パトロール報告」横田順彌著 集英社文庫 2007/08/30
映画は、劇場3本(累計43本)、DVD等22本(累計155本)で、計25本(累計198本)。
このままのペースで、年間297本(劇場65本)です。
読書は4冊(累計24冊)で、このままのペースでは、年間36冊です。
非常にマズイ状況です。
映画はリカバリーされつつありますが、読書はまずいですね。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画198本(うち劇場43本)
読書24冊
2006年同時期の状況
映画200本(うち劇場53本)
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2005年同時期の状況
映画178本(うち劇場75本)
読書26冊
2004年同時期の状況
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2003年同時期の状況
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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」をめぐる冒険
2007年8月31日 映画明日、2007/09/01は、映画の日で、しかも「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の初日なので、観に行こうかなと思ったら、都内のメイン劇場は、なんと「シネマスクエアとうきゅう」でした。
しかし「シネマスクエアとうきゅう」の客席数は224。
しかも、完全入替制。
朝一で劇場に行っても、多分夜の回の分まですぐ完売になっちゃうんじゃねえの。
もってでかい劇場じゃないと難しいんじゃないのかな。
と思う中、仕方がないので「デスプルーフinグラインドハウス」でも観ようかな、と思う今日この頃でした。
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しかし「シネマスクエアとうきゅう」の客席数は224。
しかも、完全入替制。
朝一で劇場に行っても、多分夜の回の分まですぐ完売になっちゃうんじゃねえの。
もってでかい劇場じゃないと難しいんじゃないのかな。
と思う中、仕方がないので「デスプルーフinグラインドハウス」でも観ようかな、と思う今日この頃でした。
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「グラインドハウス」
2007年8月26日 映画
2007/08/26 東京六本木「TOHOシネマズ六本木シネマズ」で「グラインドハウス」を観た。
今回は東京、大阪で8日間だけ限定上映されている「U.S.Aバージョン」。
U.S.A.バージョン「グラインドハウス」内容
1.フェイク予告編「マチェーテ」
2.「プラネット・テラー アメリカバージョン」
3.フェイク予告編「ナチ親衛隊の狼女」
4.フェイク予告編「Don’t/ドント」
5.フェイク予告編「感謝祭」
6.「デス・プルーフ アメリカバージョン」
合計3時間11分
「プラネット・テラーinグラインドハウス」のレビューはこちら
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
※ 今回のエントリーは、タイトルは「グラインドハウス」だが、実際は「グラインドハウス」の「デスプルーフinグラインドハウス」部分のエントリーです。
「デスプルーフinグラインドハウス」
テキサスの夕暮れ時。オースティンのラジオ局で一番の人気DJ、ジャングル・ジュリアは親友のシャナ、久しぶりに地元に戻ってきた大学時代の女友達アーリーンと一緒に街へ繰り出し、一夜の気晴らしをすることに。
そこにはお気に入りのバー、グロエからテキサス・チリ・パーラーへとはしごする彼女たちを、密かにつけている男の影が・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本・撮影:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル(スタントマン・マイク)、ロザリオ・ドーソン(アバナシー)、ローズ・マッゴーワン(パム)、シドニー・ターミア・ポワチエ(ジャングル・ジュリア)、ゾーイ・ベル(ゾーイ)、マイケル・パークス(アール)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(リー)、ヴァネッサ・フェルリト(アーリーン)、ジョーダン・ラッド(シャナ)、トレイシー・トムズ(キム)、マーリー・シェルトン(ダコタ)、ニッキー・カット(コンビニ店員)、イーライ・ロス(ダブ)、クエンティン・タランティーノ(バーテンダー)
本作「デスプルーフinグラインドハウス」は、現代において、つまりCGI全盛の現代の映画業界において、もしかしたら、本当にもしかしたら非常に重要な意味を持つ作品なのかも知れない。
先ずはカーチェイスに泣けた。
車が走っているだけなのに、ただ単に車がおっかけっこをしているだけなのに涙が出て仕方がなかった。
なにしろ、本作「デスプルーフinグラインドハウス」におけるカーチェイスは、近年稀に見る程の素晴らしいカーチェイスに仕上がっていたのだ。
こんな感覚は「グリーン・デスティニー」(2000)の冒頭のアクション・シークエンスで涙が止まらなくなってしまった以来だと思う。
本作では、映画におけるアクションの原点とも言えるカーチェイスが、映画史上、最高の部類に入る見事なカーチェイスが「これでもか!」と言う程展開していく。
そして本作において特筆すべき点は、かつて、1970年代のカーアクション映画に圧倒的な臨場感と緊張感を付与することに貢献していたスタントマンをフィーチャーし、しかも、現職のスタントマンであるゾーイ・ベルが実名(as herself)で登場している点である。
何しろ本作は、本来ならば縁の下の力持ちの役柄で、決して脚光を浴びることがないスタントマンを主役に、しかも実名で抜擢し、映画を1本でっち上げてしまう、と言うすばらしいコンセプトで製作されている作品なのだ。
スタントマンを描いた作品と言えば「華麗なるヒコーキ野郎」(1975)とか「グレートスタントマン」(1978)等が浮かぶが、それらの作品は基本的に俳優がスタントマンを演じる、と言うスタンスで製作されている。
尤も「グレートスタントマン」でスタントマン、フーパーを演じたバート・レイノルズはスタントマンあがりの俳優ではあるが・・・・。
話は戻るが、スタントマンをフィーチャーしたそれらの作品と本作は決定的にコンセプトが異なっている。
繰り返しにはなるが、脚光を浴びることがない裏方に、しかも現職のスタントマンにあえて脚光を浴びさせる、映画ファンにとっては最高に泣けるコンセプトを本作は備えているのだ。
物語は、街角で物色した女性を、デスプルーフ仕様の自分の車に誘い混み、故意に事故に遭い、同乗者や相手の車の搭乗者たちを合法的に殺人する、と言う行為を繰り返している(らしい)スタントマン・マイク(カート・ラッセル)が、スタントマン(スタントウーマン)二人組みの車にちょっかいを出す、と言うもの。
前半部分はカースタントが若干あるのだが、尺のほとんどは、タランティーノ節炸裂の無駄な会話が続く。
これらの会話は、結果的にきちんと伏線になっているので、一概に無駄な会話だとは言いきれないが、イライラするほど長いし、「レザボアドッグス」(1991)や「パルプ・フィクション」(1994)の会話より面白い訳ではない。
と言うか、無駄話によって、「早くカーチェイスを見せろよ!」と言うイライラ感や焦燥感が十二分に味わえる始末である。
そして、怒涛のようにカーチェイスに突入する。
カーチェイスの冒頭、カースタントの準備のため、ダッジ・チャレンジャーをセンターラインの真ん中に止める際の構図からキテいるし、アスファルトの粗い粒子をなめつつセンターラインを切り取るカメラもすばらしいし、リアウィンドウ越しに
一瞬カメラカーらしき車両が映ったり、公道に入ってからは、不自然に他の車が右車線、左車線に順番に並んでいたり、するのはご愛嬌だが、前述のように
つづく・・・・
一時保存です。
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今回は東京、大阪で8日間だけ限定上映されている「U.S.Aバージョン」。
U.S.A.バージョン「グラインドハウス」内容
1.フェイク予告編「マチェーテ」
2.「プラネット・テラー アメリカバージョン」
3.フェイク予告編「ナチ親衛隊の狼女」
4.フェイク予告編「Don’t/ドント」
5.フェイク予告編「感謝祭」
6.「デス・プルーフ アメリカバージョン」
合計3時間11分
「プラネット・テラーinグラインドハウス」のレビューはこちら
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
※ 今回のエントリーは、タイトルは「グラインドハウス」だが、実際は「グラインドハウス」の「デスプルーフinグラインドハウス」部分のエントリーです。
「デスプルーフinグラインドハウス」
テキサスの夕暮れ時。オースティンのラジオ局で一番の人気DJ、ジャングル・ジュリアは親友のシャナ、久しぶりに地元に戻ってきた大学時代の女友達アーリーンと一緒に街へ繰り出し、一夜の気晴らしをすることに。
そこにはお気に入りのバー、グロエからテキサス・チリ・パーラーへとはしごする彼女たちを、密かにつけている男の影が・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本・撮影:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル(スタントマン・マイク)、ロザリオ・ドーソン(アバナシー)、ローズ・マッゴーワン(パム)、シドニー・ターミア・ポワチエ(ジャングル・ジュリア)、ゾーイ・ベル(ゾーイ)、マイケル・パークス(アール)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(リー)、ヴァネッサ・フェルリト(アーリーン)、ジョーダン・ラッド(シャナ)、トレイシー・トムズ(キム)、マーリー・シェルトン(ダコタ)、ニッキー・カット(コンビニ店員)、イーライ・ロス(ダブ)、クエンティン・タランティーノ(バーテンダー)
本作「デスプルーフinグラインドハウス」は、現代において、つまりCGI全盛の現代の映画業界において、もしかしたら、本当にもしかしたら非常に重要な意味を持つ作品なのかも知れない。
先ずはカーチェイスに泣けた。
車が走っているだけなのに、ただ単に車がおっかけっこをしているだけなのに涙が出て仕方がなかった。
なにしろ、本作「デスプルーフinグラインドハウス」におけるカーチェイスは、近年稀に見る程の素晴らしいカーチェイスに仕上がっていたのだ。
こんな感覚は「グリーン・デスティニー」(2000)の冒頭のアクション・シークエンスで涙が止まらなくなってしまった以来だと思う。
本作では、映画におけるアクションの原点とも言えるカーチェイスが、映画史上、最高の部類に入る見事なカーチェイスが「これでもか!」と言う程展開していく。
そして本作において特筆すべき点は、かつて、1970年代のカーアクション映画に圧倒的な臨場感と緊張感を付与することに貢献していたスタントマンをフィーチャーし、しかも、現職のスタントマンであるゾーイ・ベルが実名(as herself)で登場している点である。
何しろ本作は、本来ならば縁の下の力持ちの役柄で、決して脚光を浴びることがないスタントマンを主役に、しかも実名で抜擢し、映画を1本でっち上げてしまう、と言うすばらしいコンセプトで製作されている作品なのだ。
スタントマンを描いた作品と言えば「華麗なるヒコーキ野郎」(1975)とか「グレートスタントマン」(1978)等が浮かぶが、それらの作品は基本的に俳優がスタントマンを演じる、と言うスタンスで製作されている。
尤も「グレートスタントマン」でスタントマン、フーパーを演じたバート・レイノルズはスタントマンあがりの俳優ではあるが・・・・。
話は戻るが、スタントマンをフィーチャーしたそれらの作品と本作は決定的にコンセプトが異なっている。
繰り返しにはなるが、脚光を浴びることがない裏方に、しかも現職のスタントマンにあえて脚光を浴びさせる、映画ファンにとっては最高に泣けるコンセプトを本作は備えているのだ。
物語は、街角で物色した女性を、デスプルーフ仕様の自分の車に誘い混み、故意に事故に遭い、同乗者や相手の車の搭乗者たちを合法的に殺人する、と言う行為を繰り返している(らしい)スタントマン・マイク(カート・ラッセル)が、スタントマン(スタントウーマン)二人組みの車にちょっかいを出す、と言うもの。
前半部分はカースタントが若干あるのだが、尺のほとんどは、タランティーノ節炸裂の無駄な会話が続く。
これらの会話は、結果的にきちんと伏線になっているので、一概に無駄な会話だとは言いきれないが、イライラするほど長いし、「レザボアドッグス」(1991)や「パルプ・フィクション」(1994)の会話より面白い訳ではない。
と言うか、無駄話によって、「早くカーチェイスを見せろよ!」と言うイライラ感や焦燥感が十二分に味わえる始末である。
そして、怒涛のようにカーチェイスに突入する。
カーチェイスの冒頭、カースタントの準備のため、ダッジ・チャレンジャーをセンターラインの真ん中に止める際の構図からキテいるし、アスファルトの粗い粒子をなめつつセンターラインを切り取るカメラもすばらしいし、リアウィンドウ越しに
一瞬カメラカーらしき車両が映ったり、公道に入ってからは、不自然に他の車が右車線、左車線に順番に並んでいたり、するのはご愛嬌だが、前述のように
つづく・・・・
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「プラネット・テラーinグラインドハウス」
2007年8月17日 映画
2007/08/14 東京神保町「一ツ橋ホール」で「プラネット・テラーinグラインドハウス」の試写を観た。
併映はダニー・トレホ主演のフィイク予告編「マチェーテ」。
テキサスの田舎町。
米軍基地のマルドゥーン(ブルース・ウィリス)は科学者のアビー(ナヴィーン・アンドリュース)を相手に、恐怖の生物化学兵器の取引をしていた。しかし、アビーが予備の試薬を隠し持っていることを知り、彼を追う。追いつめられたアビーは実験装置を射撃。そこから噴き出した恐怖のガスが人々を溶かし、恐ろしく凶暴なゾンビ状態の”シッコ(感染者)”に変えてしまった!
その頃ゴーゴーダンサーのチェリー(ローズ・マッゴーワン)は、2週間前に別れた恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)と再会するが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・製作・脚本・撮影・編集・音楽:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン(チェリー)、ブルース・ウィリス(マルドゥーン)、フレディ・ロドリゲス(レイ)、ジョシュ・ブローリン(ブロック医師)、マーリー・シェルトン(ダコタ)、ジェフ・フェイヒー(JT)、ステイシー・ファーガソン(タミー)、ナヴィーン・アンドリュース(アビー)、マイケル・ビーン(ヘイグ保安官)、レベル・ロドリゲス(トニー)、ジュリオ・オスカー・メチョソ(ロミー)、ニッキー・カット(ジョー)、エレクトラ・アメリア・アヴェラン(双子のベビーシッター#1)、エレクトラ・イザベル・アヴェラン(双子のベビーシッター#2)、トム・サヴィーニ(トロ)、カルロス・ガラルドー(カルロス)、クエンティン・タランティーノ(レイピスト)
先ずは本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
と言うのも、タイトルにも含まれている「グラインドハウス」と言う上映形態の持つ、古き良き1970年代のB級映画のインチキ臭さや、血沸き肉踊るドキドキワクワク感、エロチックでスプラッタでグロテスクでタブーな雰囲気、技術ではなくパワーで作品が製作されていた時代に対するなんとも言えない郷愁と少年達の下半身を直撃するリビドー溢れる作品に仕上がっているのだ。
ところで本作のオリジナル版は、北米ではクエンティン・タランティーノの「デス・プルーフinグラインドハウス」と本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」、そして「マチェーテ」(ロバート・ロドリゲス)、「ナチ親衛隊の狼女」(ロブ・ゾンビ)、「Don’t/ドント」(エドガー・ライト)、「感謝祭」(イーライ・ロス)のフェイク予告編4本をトータル191分の作品として公開しているのだが、日本国内では一部の例外(東京・大阪で8日間だけ、191分の北米オリジナルバージョンでの公開が行われる)を除いて、原則的に2本の作品として、再編集版が公開されるようである。
フェイク予告編のタイトルを聞いただけでドキドキしてしまうのはわたしだけか?
さて、本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」についてだが、先ずは、1970年代の所謂B級映画を愛する映画ファンにとっては、なにしろノスタルジックで、感涙溢れるテイストがすばらしい。
これは、場末の洋画2本立て興行や、土曜の昼間のマチネ的ロードショーテレビ番組で映画を観て育った人々には堪らないテイストだと言える。
例を挙げるならば、多分昭和30年代を知っている人々が「ALWAYS三丁目の夕日」(2005)で咽び泣く、と言った感覚に近いかもしれない。
そのための無駄な努力と言うか、雰囲気の再現と言うか、製作者の意向により、フィルムに傷が沢山付けてある点にも恐れ入った。
ついでに巻が変わる部分(パンチの両端/リールの最後の部分とリールの最初の部分)の傷が爆発的に増えるところにも芸の細かさを感じる。
物語は、謎のガスによりゾンビ化してしまう人々と、感染していない人々の争いを縦軸に、愛(恋人/兄弟/家族)をちりばめ、そこにこれだもか、と言うようなグロスアウトをぶち込んだプロットである。
グロスアウトと言えば、本作は、近年稀に見るほど「血のり」が多い作品だと思うぞ、ついでにゾンビ映画お約束の食べたり、ちぎったり、と言うのがきちんと(フィルムは汚いが)描かれているのも良いと思うぞ。
また脚本は非常に粋で、ところどころのセリフに滂沱の涙状態である。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996)並に格好良いセリフが出てくるのだ。
本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」は、監督・製作・脚本・撮影・編集・音楽を担当したロバート・ロドリゲスの映画に対する愛情が詰まった映画ファン必見、と言うか最早義務と言っても良いほどの作品だと思う。
噂では、「シン・シティ」(2005)の際に、アメリカの監督協会と、フランク・ミラーとの共同監督の一件でもめ、監督協会を脱会し、アメリカ国内では映画が二度と撮れないと言われているロバート・ロドリゲスの作品を是非劇場で観て欲しいと思う。
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併映はダニー・トレホ主演のフィイク予告編「マチェーテ」。
テキサスの田舎町。
米軍基地のマルドゥーン(ブルース・ウィリス)は科学者のアビー(ナヴィーン・アンドリュース)を相手に、恐怖の生物化学兵器の取引をしていた。しかし、アビーが予備の試薬を隠し持っていることを知り、彼を追う。追いつめられたアビーは実験装置を射撃。そこから噴き出した恐怖のガスが人々を溶かし、恐ろしく凶暴なゾンビ状態の”シッコ(感染者)”に変えてしまった!
その頃ゴーゴーダンサーのチェリー(ローズ・マッゴーワン)は、2週間前に別れた恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)と再会するが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・製作・脚本・撮影・編集・音楽:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン(チェリー)、ブルース・ウィリス(マルドゥーン)、フレディ・ロドリゲス(レイ)、ジョシュ・ブローリン(ブロック医師)、マーリー・シェルトン(ダコタ)、ジェフ・フェイヒー(JT)、ステイシー・ファーガソン(タミー)、ナヴィーン・アンドリュース(アビー)、マイケル・ビーン(ヘイグ保安官)、レベル・ロドリゲス(トニー)、ジュリオ・オスカー・メチョソ(ロミー)、ニッキー・カット(ジョー)、エレクトラ・アメリア・アヴェラン(双子のベビーシッター#1)、エレクトラ・イザベル・アヴェラン(双子のベビーシッター#2)、トム・サヴィーニ(トロ)、カルロス・ガラルドー(カルロス)、クエンティン・タランティーノ(レイピスト)
先ずは本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
と言うのも、タイトルにも含まれている「グラインドハウス」と言う上映形態の持つ、古き良き1970年代のB級映画のインチキ臭さや、血沸き肉踊るドキドキワクワク感、エロチックでスプラッタでグロテスクでタブーな雰囲気、技術ではなくパワーで作品が製作されていた時代に対するなんとも言えない郷愁と少年達の下半身を直撃するリビドー溢れる作品に仕上がっているのだ。
ところで本作のオリジナル版は、北米ではクエンティン・タランティーノの「デス・プルーフinグラインドハウス」と本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」、そして「マチェーテ」(ロバート・ロドリゲス)、「ナチ親衛隊の狼女」(ロブ・ゾンビ)、「Don’t/ドント」(エドガー・ライト)、「感謝祭」(イーライ・ロス)のフェイク予告編4本をトータル191分の作品として公開しているのだが、日本国内では一部の例外(東京・大阪で8日間だけ、191分の北米オリジナルバージョンでの公開が行われる)を除いて、原則的に2本の作品として、再編集版が公開されるようである。
フェイク予告編のタイトルを聞いただけでドキドキしてしまうのはわたしだけか?
さて、本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」についてだが、先ずは、1970年代の所謂B級映画を愛する映画ファンにとっては、なにしろノスタルジックで、感涙溢れるテイストがすばらしい。
これは、場末の洋画2本立て興行や、土曜の昼間のマチネ的ロードショーテレビ番組で映画を観て育った人々には堪らないテイストだと言える。
例を挙げるならば、多分昭和30年代を知っている人々が「ALWAYS三丁目の夕日」(2005)で咽び泣く、と言った感覚に近いかもしれない。
そのための無駄な努力と言うか、雰囲気の再現と言うか、製作者の意向により、フィルムに傷が沢山付けてある点にも恐れ入った。
ついでに巻が変わる部分(パンチの両端/リールの最後の部分とリールの最初の部分)の傷が爆発的に増えるところにも芸の細かさを感じる。
物語は、謎のガスによりゾンビ化してしまう人々と、感染していない人々の争いを縦軸に、愛(恋人/兄弟/家族)をちりばめ、そこにこれだもか、と言うようなグロスアウトをぶち込んだプロットである。
グロスアウトと言えば、本作は、近年稀に見るほど「血のり」が多い作品だと思うぞ、ついでにゾンビ映画お約束の食べたり、ちぎったり、と言うのがきちんと(フィルムは汚いが)描かれているのも良いと思うぞ。
また脚本は非常に粋で、ところどころのセリフに滂沱の涙状態である。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996)並に格好良いセリフが出てくるのだ。
本作「プラネット・テラーinグラインドハウス」は、監督・製作・脚本・撮影・編集・音楽を担当したロバート・ロドリゲスの映画に対する愛情が詰まった映画ファン必見、と言うか最早義務と言っても良いほどの作品だと思う。
噂では、「シン・シティ」(2005)の際に、アメリカの監督協会と、フランク・ミラーとの共同監督の一件でもめ、監督協会を脱会し、アメリカ国内では映画が二度と撮れないと言われているロバート・ロドリゲスの作品を是非劇場で観て欲しいと思う。
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