「淡麗 飲む顔は、上を向いている」篇/KIRIN(麒麟麦酒株式会社)「麒麟淡麗<生>」
KIRIN(キリンビール/麒麟麦酒株式会社)の「麒麟淡麗」のCF(CM)「淡麗 飲む顔は、上を向いている」篇が最高だ。

先ずは、こちらを観ていただきたい。
http://www.kirin.co.jp/about/toku/ad/TR/index.html

いかがだろう。このCMの意図が理解出来ただろうか。

「飲む顔は、上を向いている。」

なにしろ、このコピーが素晴らしい。
最初にこのCMを観たとき、不覚にも胸が熱くなってしまった。

この時期に、この素晴らしいコピーを使ってCMを制作する意図はたったひとつ。

震災からの復興あるのみだ。

この背筋を伸ばし、前方をしっかりと見据えた孤高なキリンの精神を見よ!

最近話題になったサントリーのCM「上を向いて歩こう」篇、「見上げてごらん夜の星を」篇と言うような、まったくもってふざけたCMと比較して、何十倍も素晴らしい。

「上を向いて歩こう」篇、「見上げてごらん夜の星を」篇
http://www.suntory.co.jp/enjoy/movie/l_s/corp.html?fromid=movt_corp

そして、この「淡麗 飲む顔は、上を向いている」篇は、サントリーのCMへのアンサーCMになっているし、花見自粛を訴えた東京都知事へのアンチテーゼとしても機能している。

わたしは実はサントリーモルツが大好きなのだが、これからはキリン一番搾りを飲む事にする。
ANAのCM、「ヘミングウェイ篇」、「ロッシーニ篇」、「コルビジェ篇」が恐ろしい。
http://media.ana.co.jp/cm/inspiration/b.html

と言うのは、これらのCMの冒頭には、野原や森の中に旅客機のシートだけを配置している映像が挿入されている。

野原や森の中に旅客機のシートがポツンとある映像から、わたしは旅客機の墜落後の状況を想起してしまう。

または、飛行機事故で死にかけている人が、幽体離脱した状態で、三途の川を渡りかけているようなイメージであろう。

例えば、映画によくあるシークエンスで、野原にある旅客機のシートで目が覚めるが、実は墜落途中の旅客機の中にいる、と言うシークエンスである。

野原や森の中に旅客機のシートを配置する、と言う演出意図は理解できるが、ちょっといただけないと思う。

わたし以外の多くの視聴者も、このCMの画面から、墜落や死のメタファーを受取ってしまうのではないだろうか。
カップヌードルCM「この味は世界にひとつ MISIA」篇。
http://bit.ly/bz35iX

わたしはこのCMの元になったMISIAの「Everything」のPVが大好きです。

何が好きかって、何しろ、女の子が紙を切って窓から街にまいてたら、それが本当に雪になるんですから。

にしても、今回のCF(CM)の詩「湯入れて~」は無いと思うぞ。


湯、入れて~
湯、入れて~
この味~は世界にひとつ
似たようなものはいらない
欲しいのはひ~と~つ~


「toto BIG キャッツアイ登場編」
「toto BIG キャッツアイ登場編」
早速だけど toto BIG のCM「toto BIG キャッツアイ登場編」は、スティーヴン・スピルバーグの「フック」(1991)の影響を受けてると思う。

先ずは、これを見て下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=9Qgd8o2zRE0&feature=related

皆さん知ってると思うけど、写真で紹介したように、ディズニーアニメの「ピーター・パン」(1953)のピーターは、上空から急降下する際、一瞬腰を90度に曲げてから降下するんですが、大人になったピーターを描いたスピルバーグの「フック」(1991)で、ロビン・ウィリアムスは同様に、一瞬腰を90度曲げて降下する様を再現しています。

で、最初の森三中の「toto BIG キャッツアイ登場編」ですが、最初から25秒目位のカットが凄い。
森三中の3人がそれぞれバク宙するんですが、その際のそれぞれの足の動きが凄すぎる。
これはどう考えても「フック」へのオマージュに違いない、と思うのだ。

つまり、アニメ「キャッツ・アイ」のバク宙シークエンスをきっちりと再現する心意気がスピルバーグが「ピーター・パン」を再現して「フック」を制作したのと同様の心意気を感じる、と言うことね。
激怒である。

先ずはこちらを見ていただきたい。
SOUR ’日々の音色 (Hibi no neiro)’
http://www.youtube.com/watch?v=WfBlUQguvyw

いかがだっただろうか。

ついでこれ。
Pepsi One People Commercial 2010
http://www.youtube.com/watch?v=2fS39FitsoQ

最悪の気分だ。
JTのCF(CM)がちょっとおかしい。

先ずはこちらを見ていただきたい。
http://www.jti.co.jp/knowledge/tvcm/
のマナーCMをくりっく。

友達に煙が行かないように気をつかう。
マナーですよね。
でも、まわりの人に気を使っていなかったとしたらら。
おしいな〜。
あなたが気付けばマナーは変わる。


このシチュエーションでは、全く「おしい」とは思えない。
「おしい」と言うより、「最悪」と言う感想を持つ視聴者がおおいのではないか、と思う。

まわりの状況を把握する事が出来ない「最悪」の人間を「おしい」と評価するJTの感覚が全く信じられない。
「入ってる? ビリヤード犬編」/UQ WiMAX
UQ WiMAXのCF(CM)「入ってる? ビリヤード犬編」を見ていただきたい。

http://www.uqwimax.jp/g_gallery/

手玉を最初に9番に当てているのでファウルだ。

まあ、それだけです。
「白戸家/電車のりかえ篇」/ソフトバンク
ソフトバンクの白戸家のCF(CM)「電車のりかえ篇」のコンセプトがおかしい。

先ずはこちらで、CMを見ていただきたい。
http://mb.softbank.jp/mb/campaign/3G/
※ 右側のCMギャラリーの下の方にあります。

電車を乗り換え、高知に行こうとする白戸家一行なのだが、間違って逆方向の電車に乗ってしまった、と言うお話。

これを解釈すると、例えばドコモからソフトバンクに乗り換えた場合、目的地と逆方向に行ってしまう、つまり、良かれと思ってのりかえると失敗するよ、と言うことをソフトバンク自身が言っているのだ。
「キャンドル」篇/docomo SH-01B AQUOS SHOT
NTTドコモの携帯電話SH-01B AQUOS SHOT(シャープ)のCF(CM)「キャンドル」篇が酷い。

取りあえずこちらをご覧いただきたい。
http://www.sharp.co.jp/products/cm/tv/cm091120/tv164.html

何故酷いかと言うと、CMのコンセプトはわかるのだが、本CMは、子供の賛美歌の発表会か賛美歌のコンサート、つまり音が重要なイベントで携帯電話で写真を撮る、と言う愚挙を推奨しているのだ。

本当にバカじゃねえの。こんなCMつくりやがって。

因みに本CMの監督は田中嗣久。
「Dead Heat」/「Gran Tourismo」for PSP
PSP用ゲーム「グランツーリスモ」のCF(CM)が圧倒的に素晴らしい。

どれくらい素晴らしいかと言うと、「デス・プルーフ in グラインドハウス」(2007)位素晴らしい。

[HD] PSP GRAN TURISMO CM
http://www.youtube.com/watch?v=P4_yDglEOnY


今日も論理的ではないCF(CM)の話。

今ドキ!ならPIXUS「研修」篇
http://cweb.canon.jp/pixus/ad/stream/training-pixus-30s-500k.asx

講師「岡田、新しいPIXUSは、」
岡田「写真がキレイ」
講師「そう。でもそれだけじゃない。WEBをプリントする時に、」
岡田「端が切れない」
講師「そう。でもそれだけじゃない。つまり、」
岡田「WEBに強い」
講師「正解!」

講師の二回目の「そう、でもそれだけじゃない。」の後に期待されるのは、PIXUSのその他の特徴であり、まとめではない。

でも何故か講師はまとめを期待してしまっている。
最近、論理的ではないCF(CM)が多い。

今日はダイハツの「ブティックデート」篇の話。
http://www.daihatsu.co.jp/cm/mira_cocoa/index_02.htm

西山茉希「なんか言った?」
ウエンツ「もう、いっつもココアのことしか考えてないよね。」
西山茉希「じゃあ、いっつも私のこと考えている?」

論理的な流れとしては、こう言うセリフが続くべきである。

西山茉希「ウエンツだって、いつも私のこと考えてるでしょ」

または、こんな返しが考えられる。

西山茉希「だって、かわいいんだもん」

因みに「オシャレカップル」篇も論理的におかしい。
http://www.daihatsu.co.jp/cm/mira_cocoa/index_01.htm

ウエンツ「もう、車なんて走ればいいじゃん」
西山茉希「じゃあ、彼女なんて誰でもいいって思ってる?」
ウエンツ「いや、オシャレな人がいいです」

論理的には、「自動車の利用目的=走ること」だとすると「彼女の利用目的=○○すること」と解釈すべきだと思う。

○○することは皆さんで考えてみよう。
どうでも良い話だが、臼田あさ美が登場している花王ケープのCF(CM)「ペタ子フワ子篇」の音声(歌詞)が変更になっている。
多分4月位からだと思うが・・・・。

以前のバージョンの音声は、次の通り。

「わたしペタ子、髪の毛ペタペタまじめな子~♪」
「わたしフワ子、髪の毛フワフワいけない子~♪」

おそらく、ストレートが良い子で、フワフワが悪い子と言うステレオタイプ的な発想にクレームがついたのだろうと勘ぐってみる。

興味深いのは「まじめな子」と「いけない子」の部分の音声に音(韻と言うか口の形)を合わせようと努力している点。

「まじめな子」→「気になるの」
「いけない子」→「うれしいの」

花王 ケープ コマーシャル情報 
http://www.kao.co.jp/cape/air/cm/index.html



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ロッテのフィッツのCF(CM)で使用されている曲はたむらばんによる「狼少年ケン」のテーマのカバーだが、おそらくその発想の基には、NEWSが出演しているローソンのCF(CM)で使用されている曲のリズムパターンが「狼少年ケン」のそれであることがあるのではないか、と思う。

そして件のローソンのCF(CM)のコンセプトは「めぞん一刻」の1エピソードを軽くパクって制作されていると思われる。



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7月上旬の「テレビCM好感度ランキング」で、独走中の携帯電話CMを深田恭子の出演する「キリンチューハイ氷結」が猛追しているようだが、ちょっと気になる事がある。

とりあえずはCF(CM)をご欄いただきたい。

「透明ダンス篇」「青い珊瑚礁篇」(キリンチューハイ氷結)
http://www.kirin.co.jp/brands/hyoketsu/cm/index.html

このCF(CM)は、松田聖子の「青い珊瑚礁」をCMソングに使用しているのだが、視聴者の皆さんは、何故「青い珊瑚礁」が使用されているのか、気付いているのだろうか。

なぜかと言うと、この「キリンチューハイ氷結」と言うアルコール飲料はアルコール度数が高いことを「青い珊瑚礁」と言う楽曲を通じて一般大衆にアピールしたいからである。

つまりこう言うことだ。
「♪あぁ〜、わたし〜の濃〜いわ〜♪」

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『キリン 午後の紅茶 「箱入り〜!」篇』
先ずはこちらを見て欲しい。

『キリン 午後の紅茶 「箱入り〜!」篇』
http://www.beverage.co.jp/product/cm/gogo/

以前から気になっていたのは、蒼井優のセリフ「どこが、箱入りなんだか」である。

CF(CM)にの冒頭に登場する2人の女性の見た目からの先入観を表現したセリフである。

おそらく視聴者からのクレームがついて、蒼井優のセリフが差し替えされるのではないか、と思って注目していたのだが、いまだに差し替わらないので、クレームはなかったのだろうか。

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先ずはこちらを見ていただきたい。

読売新聞CM
http://www.yomiuri.co.jp/cm/

2008/03/31から読売新聞の文字がくっきり大きな「メガ文字」になり、読売新聞としては「文字を大にして伝えたい。」をコンセプトに、どうしても伝えたい思いを伝えようとしている。

今回俎上にあげるCF(CM)は、「ハンドボール」編と「映画館」編の2本。

これらのCMの構造は、先ずキャッチコピー、その後ドキュメンタリー的な映像が20秒ほどあり、その映像が読売新聞の紙面に変わり、コピー、そして最終的にその記事の主役となる人物の表情で幕を閉じている。

「ハンドポール」編にしても、「映画館」編にしても、実際の出来事を取材して制作されたCMを模しているのだが、実際は実際の出来事ではなく、演出されでっち上げられた出来事をCMに使用している。

新聞と言うメディアが自社のCMでこういった手法を取り入れるのはいかがなものだろうか。

視聴者は、今回のCMを通じて、本当の出来事のように構成され配置された映像が記事になり、その記事が実は本当の出来事ではなく、でっちあげの出来事だと知り、最終的に新聞記事自体を信用できなくなってしまうのではないだろうか。

そんな手法どこでもやっているよ、と言う意見もあるだろうが、報道機関がこのような手法をとるのはどうだろうか。

過剰演出がされたCMにより、読売新聞の記事の内容の信憑性が揺らぐ結果に終わっているような気がしてならない。

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「世界一」篇/NISSAN ティーダ
わかる人はわかると思うのでコメントはさけるが、NISSANティーダのCF(CM)「世界一」篇が興味深い。

「世界一」篇
http://www2.nissan.co.jp/TIIDA/C11/0801/index.html

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先ずは、こちらのCF(CM)を観ていただきたい。

「スワン編」
http://tip.tipness.co.jp/cm/

できれば、何のCMか知らない状態で観ていただきたいのだが・・・・。

突飛な出来事を描写し、最後にオチとしてコピーを置く、と言う、どちらかと言えば欧米的なCMの作りに感心してしまう。

何のCMだかわからないが、インパクトのある映像から急転直下にCMの内容が伝わってくる、と言うコンセプトが非常に面白い。

同様のコンセプトのCMに、ミドリ安全のCMがある。

http://www.youtube.com/watch?v=pOezqiH_8V8&;feature=related

これも非常によく出来たCMだと思う。
因みにこのCM、全編フィンランド語だそうです。

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日本コカ・コーラのCF(CM)「Happiness Factory」シリーズが面白い。

http://www.cocacola.jp/csol/

個人的には、2007年秋以降に放送されていた、「Happiness Factory」のクリスマス・バージョンに度肝を抜かれた。
そのCF(CM)をはじめて見たのは「東京国際映画祭」の会場でだった。

コンセプトもヴィジュアルも大変素晴らしいCF(CM)だったのだが、致命的な問題点があった。

自動販売機内で描かれているCGIのコカ・コーラのボトルはガラスのボトルなのだが、自動販売機から出てくるボトル(登場人物が飲むボトル)はなんとペットボトルなのだ。

夢からさめる瞬間である。

しかし今回のバージョンでは、自動販売機から出てくるボトル(登場人物が飲むボトル)はガラスのボトルに変更されている。

よかった良かったである。

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