「アイ・アム・レジェンド」
2008年1月7日 映画
2007/12/29 東京板橋「ワーナーマイカル・シネマズ板橋」で「アイ・アム・レジェンド」を観た。
エンディングを観ながらはらわたが煮えくり返った。
いくつかの視点から、本作「アイ・アム・レジェンド」のダメ映画振りを検証して見たい。
■日米同時公開について
日米同時公開されるハリウッド映画には2種類ある。
ラストのオチのプロットが作品にとって重要でネタバレを極度に嫌う作品、それとも、ハリウッドでの悪評が日本に伝わる前に、駆け込みで日本公開しちゃえ、と言うダメな作品かのどちらかである。
本作「アイ・アム・レジェンド」はどう考えても後者であろう。
ウィル・スミスが本作のプロモーションにやたらと力を入れ、来日までしちゃった上、愛嬌を振りまいたのも、もしかしたらスミス本人にとっても本作はやっちまった感が多々ある作品なのかも知れない。
ここしばらく、オレサマ映画が続くウィル・スミスにとって、本作「アイ・アム・レジェンド」は自身のキャリアに傷を付ける、痛い作品になるかも知れない。
■映画と原作は別物とは言うけれど・・・・
わたしは常日頃から、映画と原作は別物だ、と言うスタンスを貫いてきた。
原作と違うストーリーが展開したり、聞いたこともない登場人物が登場したりしても、その映像作家がこの原作をあんな風に料理したのだ、と好意的に受取ることが多々ある訳だ。
しかし「アイ・アム・レジェンド」はいただけない。
原作のストーリーをアレンジするどころか、原作のストーリーを完全に改悪しているし、そもそも「レジェンド」の意味が原作と映画では全く異なっている。
「レジェンド」と言う言葉については、ミスデレクションどころか、まるで適当にでっち上げた、語呂合わせのような使い方をされているのだ。
そもそも「アイ・アム・レジェンド」の原作はリチャード・マシスンの伝説的な作品「地球最後の男」(最近、「アイ・アム・レジェンド」と言うタイトルで新訳が出たらしい)で、SFやホラーファンにとっては、非常に重要で大切なカルト・クラシック的な作品だと言える。
例えば、ジョージ・A・ロメロが「地球最後の男」をイメージして「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を撮影したとも言われている位だ。
そんな全世界のSFファン、ホラーファンが愛する原作をだ、「レジェンド」と言う言葉をとんでもない使い方で使った上に、とってつけたようなあの急転直下の馬鹿馬鹿しいエンディングはなんなんだ、と言わざるを得ない。
あんなものを「地球最後の男」を原作にした作品ですよ、などとは言って欲しくない、と言う訳なのだ。
■看板に偽りあり
この作品は「日本沈没」(2006)が「日本沈没」を描いていないように、「アイ・アム・レジェンド」を描いていない。
「日本沈没」のリメイク作品だと思って観にいったら、気が付いたら「さよならジュピター」のリメイクだった、と言う話と同様(ちょっと違うか)に、本作は「地球最後の男」の映画化作品だと思って観にいったら、その名を借りたとんでも映画だった、と言う印象。
■「アイ・アム・レジェンド」妄想篇
多分多くのSFファンやホラーファンが思い描く「アイ・アム・レジェンド」のラストはこんな感じだと思う。
手榴弾が爆発した後・・・・。
部屋で目を覚ましたウィル・スミス。
地鳴りのような音が聞こえ、部屋自体が振動している。
やがて部屋のドアが開き、ウィル・スミスと戦っていた一体の吸血ゾンビが部屋の中に入ってくる。
ウィル・スミを部屋の外にいざなう吸血ゾンビ。
部屋の外は暗くて狭い通路に続いていた。
進むに連れて大きくなる地鳴りの音。
通路の先のドアからは、明るい光がもれている。
通路の先に到達したウィル・スミスがドアを開けると、そこは明るい照明にてらされた緑の世界だった。
その瞬間、地鳴りのような音が鳴りをひそめ、完全な静寂が訪れる。
周りの明るさに慣れたウィル・スミスがあたりを見回すと、そこは吸血ゾンビが数万人集まったスタジアムだった。
次の瞬間、再び地鳴りのような音が聞こえ始める。
「こ・ろ・せ!」「こ・ろ・せ!」
地鳴りのような音は、スタジアム中から響くシュプレヒコールだった。
スタジアムの中央に引っ立てられるウィル・スミス。
ウィル・スミスは、自分こそが吸血ゾンビにとって、数多くの同胞たちを毎日毎日殺し続けてきたた、唯一無二の恐怖の存在であったことを知る。
「ウォー!!」
咽喉も裂けよ、と言わんばかりのウィル・スミスの絶叫。
こんな映画が観たかった。
余談だけど、ダクトから女子どもを逃がして、手榴弾を使うとは、あなたはレオンですか?
☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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エンディングを観ながらはらわたが煮えくり返った。
いくつかの視点から、本作「アイ・アム・レジェンド」のダメ映画振りを検証して見たい。
■日米同時公開について
日米同時公開されるハリウッド映画には2種類ある。
ラストのオチのプロットが作品にとって重要でネタバレを極度に嫌う作品、それとも、ハリウッドでの悪評が日本に伝わる前に、駆け込みで日本公開しちゃえ、と言うダメな作品かのどちらかである。
本作「アイ・アム・レジェンド」はどう考えても後者であろう。
ウィル・スミスが本作のプロモーションにやたらと力を入れ、来日までしちゃった上、愛嬌を振りまいたのも、もしかしたらスミス本人にとっても本作はやっちまった感が多々ある作品なのかも知れない。
ここしばらく、オレサマ映画が続くウィル・スミスにとって、本作「アイ・アム・レジェンド」は自身のキャリアに傷を付ける、痛い作品になるかも知れない。
■映画と原作は別物とは言うけれど・・・・
わたしは常日頃から、映画と原作は別物だ、と言うスタンスを貫いてきた。
原作と違うストーリーが展開したり、聞いたこともない登場人物が登場したりしても、その映像作家がこの原作をあんな風に料理したのだ、と好意的に受取ることが多々ある訳だ。
しかし「アイ・アム・レジェンド」はいただけない。
原作のストーリーをアレンジするどころか、原作のストーリーを完全に改悪しているし、そもそも「レジェンド」の意味が原作と映画では全く異なっている。
「レジェンド」と言う言葉については、ミスデレクションどころか、まるで適当にでっち上げた、語呂合わせのような使い方をされているのだ。
そもそも「アイ・アム・レジェンド」の原作はリチャード・マシスンの伝説的な作品「地球最後の男」(最近、「アイ・アム・レジェンド」と言うタイトルで新訳が出たらしい)で、SFやホラーファンにとっては、非常に重要で大切なカルト・クラシック的な作品だと言える。
例えば、ジョージ・A・ロメロが「地球最後の男」をイメージして「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を撮影したとも言われている位だ。
そんな全世界のSFファン、ホラーファンが愛する原作をだ、「レジェンド」と言う言葉をとんでもない使い方で使った上に、とってつけたようなあの急転直下の馬鹿馬鹿しいエンディングはなんなんだ、と言わざるを得ない。
あんなものを「地球最後の男」を原作にした作品ですよ、などとは言って欲しくない、と言う訳なのだ。
■看板に偽りあり
この作品は「日本沈没」(2006)が「日本沈没」を描いていないように、「アイ・アム・レジェンド」を描いていない。
「日本沈没」のリメイク作品だと思って観にいったら、気が付いたら「さよならジュピター」のリメイクだった、と言う話と同様(ちょっと違うか)に、本作は「地球最後の男」の映画化作品だと思って観にいったら、その名を借りたとんでも映画だった、と言う印象。
■「アイ・アム・レジェンド」妄想篇
多分多くのSFファンやホラーファンが思い描く「アイ・アム・レジェンド」のラストはこんな感じだと思う。
手榴弾が爆発した後・・・・。
部屋で目を覚ましたウィル・スミス。
地鳴りのような音が聞こえ、部屋自体が振動している。
やがて部屋のドアが開き、ウィル・スミスと戦っていた一体の吸血ゾンビが部屋の中に入ってくる。
ウィル・スミを部屋の外にいざなう吸血ゾンビ。
部屋の外は暗くて狭い通路に続いていた。
進むに連れて大きくなる地鳴りの音。
通路の先のドアからは、明るい光がもれている。
通路の先に到達したウィル・スミスがドアを開けると、そこは明るい照明にてらされた緑の世界だった。
その瞬間、地鳴りのような音が鳴りをひそめ、完全な静寂が訪れる。
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次の瞬間、再び地鳴りのような音が聞こえ始める。
「こ・ろ・せ!」「こ・ろ・せ!」
地鳴りのような音は、スタジアム中から響くシュプレヒコールだった。
スタジアムの中央に引っ立てられるウィル・スミス。
ウィル・スミスは、自分こそが吸血ゾンビにとって、数多くの同胞たちを毎日毎日殺し続けてきたた、唯一無二の恐怖の存在であったことを知る。
「ウォー!!」
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2007年の目標!! 中間報告その12 + 結果報告
2008年1月1日 映画新年あけましておめでとうございます
皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成20年 元旦
=*=*=*=*=*=*=*=*=
さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その12です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#066「ボーン・アルティメイタム」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/12/01
#067「歓喜の歌」サイエンスホール 2007/12/14
#068「ダーウィンの悪夢」新文芸坐 2007/12/15
#069「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」新文芸坐 2007/12/15
#070「ベオウルフ/呪われし勇者」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/12/23
#071「プラネット・テラーinグラインドハウス」新文芸坐 2007/12/27
#072「デス・プルーフinグラインドハウス」新文芸坐 2007/12/27
#073「アイ・アム・レジェンド」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/12/29
2.DVD、CATV等
#210「タワーリング・インフェルノ」CATV 2007/12/01
#211「不法侵入」CATV 2007/12/01
#212「担へ銃」CATV 2007/12/03
#213「犬の生活」CATV 2007/12/03
#214「TATARI タタリ」HDD 2007/12/04
#215「給料日」CATV 2007/12/05
#216「偽牧師」CATV 2007/12/05
#217「市川崑物語」HDD 2007/12/08
#218「どろろ」CATV 2007/12/09
#219「ロード・オブ・ウォー」HDD 2007/12/11
#220「ドラッグストア・カウボーイ」HDD 2007/12/12
#221「美しい夜、残酷な朝」HDD 2007/12/18
#222「ビバリーヒルズ・コップ」CATV 2007/12/23
#223「48時間」CATV 2007/12/23
#224「さくらん」CATV 2007/12/23
#225「28日後・・・」DVD 2007/12/29
#226「スーパーマン リターンズ」CATV 2007/12/30
#227「スーパーマン」DVD 2007/12/30
#228「ゾンビ」DVD 2007/12/31
#229「死霊のえじき」DVD 2007/12/31
3.読書
#033「深夜プラス1」ギャビン・ライアル著 菊池光訳 ハヤカワ文庫 2007/12/14
#034「セル(上)」スティーヴン・キング著 白石朗訳 新潮文庫 2007/12/20
映画は、劇場8本(累計73本)、DVD等20本(累計229本)で、計28本(累計302本)。
読書は2冊(累計34冊)。
=+=+=+=+=+=+=+=+=
それでは、結果報告です。
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
達成しました。
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
達成できませんでした。
本年も同様の目標で頑張ろうと思います。
読書をなんとかしないといけませんね。
参考)
■映画(12月末日現在)
2007年 302本(劇場 73本)
2006年 302本(劇場102本)
2005年 303本(劇場127本)
2004年 319本(劇場134本)
2003年 304本(劇場 80本)
■読書(12月末日現在)
2007年 34冊
2006年 26冊
2005年 41冊
2004年 39冊
2003年 61冊
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皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成20年 元旦
=*=*=*=*=*=*=*=*=
さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その12です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#066「ボーン・アルティメイタム」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/12/01
#067「歓喜の歌」サイエンスホール 2007/12/14
#068「ダーウィンの悪夢」新文芸坐 2007/12/15
#069「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」新文芸坐 2007/12/15
#070「ベオウルフ/呪われし勇者」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/12/23
#071「プラネット・テラーinグラインドハウス」新文芸坐 2007/12/27
#072「デス・プルーフinグラインドハウス」新文芸坐 2007/12/27
#073「アイ・アム・レジェンド」ワーナーマイカル・シネマズ板橋 2007/12/29
2.DVD、CATV等
#210「タワーリング・インフェルノ」CATV 2007/12/01
#211「不法侵入」CATV 2007/12/01
#212「担へ銃」CATV 2007/12/03
#213「犬の生活」CATV 2007/12/03
#214「TATARI タタリ」HDD 2007/12/04
#215「給料日」CATV 2007/12/05
#216「偽牧師」CATV 2007/12/05
#217「市川崑物語」HDD 2007/12/08
#218「どろろ」CATV 2007/12/09
#219「ロード・オブ・ウォー」HDD 2007/12/11
#220「ドラッグストア・カウボーイ」HDD 2007/12/12
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#223「48時間」CATV 2007/12/23
#224「さくらん」CATV 2007/12/23
#225「28日後・・・」DVD 2007/12/29
#226「スーパーマン リターンズ」CATV 2007/12/30
#227「スーパーマン」DVD 2007/12/30
#228「ゾンビ」DVD 2007/12/31
#229「死霊のえじき」DVD 2007/12/31
3.読書
#033「深夜プラス1」ギャビン・ライアル著 菊池光訳 ハヤカワ文庫 2007/12/14
#034「セル(上)」スティーヴン・キング著 白石朗訳 新潮文庫 2007/12/20
映画は、劇場8本(累計73本)、DVD等20本(累計229本)で、計28本(累計302本)。
読書は2冊(累計34冊)。
=+=+=+=+=+=+=+=+=
それでは、結果報告です。
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
達成しました。
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
達成できませんでした。
本年も同様の目標で頑張ろうと思います。
読書をなんとかしないといけませんね。
参考)
■映画(12月末日現在)
2007年 302本(劇場 73本)
2006年 302本(劇場102本)
2005年 303本(劇場127本)
2004年 319本(劇場134本)
2003年 304本(劇場 80本)
■読書(12月末日現在)
2007年 34冊
2006年 26冊
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「ベオウルフ/呪われし勇者」
2007年12月24日 映画
2007/12/23 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「ベオウルフ/呪われし勇者」を観た。
上映は「デジタル3−Dシネマ」によるもの。
6世紀のデンマーク。
フローズガール王が盛大な宴を催す中に、醜く巨大な怪物グレンデルが姿を現した。人々を虐殺したグレンデルに対し、王は褒賞を用意して討伐隊を募集。これに応じた戦士ベオウルフだったが・・・・。
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ニール・ゲイマン、ロジャー・エイヴァリー
撮影:ロバート・プレスリー
プロダクションデザイン:ダグ・チャン
衣装デザイン:ガブリエラ・ペスクッチ
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:レイ・ウィンストン(ベオウルフ)、アンソニー・ホプキンス(フロースガール)、ジョン・マルコヴィッチ(アンファース)、ロビン・ライト・ペン(ウィールソー)、ブレンダン・グリーソン(ウィグラーフ)、クリスピン・グローヴァー(グレンデル)、アリソン・ローマン(ウルスラ)、アンジェリーナ・ジョリー(グレンデルの母)
本作「ベオウルフ/呪われし勇者」は大変素晴らしい娯楽大作に仕上がっていた。
物語は、英国文学最古の英雄叙事詩であり、あらゆるファンタジー小説に影響を与えているもの。
その英雄叙事詩を基にニール・ゲイマンとロジャー・エイヴァリーに書き下ろされた脚本は、見事で、普遍的で神話的、様々な示唆に富んだ素晴らしい物語を紡ぎだしている。
また、ダグ・チャンのプロダクションデザイン、ガブリエラ・ペスクッチの衣装デザイン、そしてアラン・シルヴェストリのスコアは流麗で作品にマッチした見事な世界観の構築に成功している。
本作「ベオウルフ/呪われし勇者」の、美術・衣装・スコアから構築された世界観は見事だと言わざるを得ない。
特に衣装は、CGI映画だと言うにも関わらず、デザインされた衣装を実際に制作し、それをスキャンしてCGI化した、と言うのには畏れ入った。
作品自体はパフォーマンス・キャプチャーを基にしたCGI作品であるから、実写映画の持つ、様々な障害を乗り越える可能性がある手法だと言える。
と言うのも、映画製作と言うものは、監督のビジョンを妥協に妥協を重ねて、フィルムに定着する行為であるから、本作のような手法を用いる事により、監督のビジョンを100%実現する可能性が非常に高い手法である、と言える。
しかしながら、本作「ベオウルフ/呪われし勇者」については、実写ではなくパフォーマンス・キャプチャーを使用したCGI作品である、と言う点については、一映画ファンとして釈然としない部分があるのを認めざるを得ないし、俳優と言う職業の今後の行く末にも一抹の不安を感じざるを得ない。
さて、物語だが、脚本は前述のように、普遍的で神話的、様々な示唆に富んだ素晴らしい物語に仕上がっており、あらゆる民族に受け入れられる物語に仕上がっている。
その物語の、同じ事象が何度も繰り返される、と言う予定調和的で、普遍的、神話的な構成に感動を覚える。
繰り返さざるを得ない、と言う運命的なプロットに感慨もひとしおなのだ。
ところで、本作の肝とも言える、CGIアニメーションは、ドリーム・ワークス系のピョコピョコ飛び跳ねるモーションのような印象を受けたが、被写体をとらえるカメラの動きが素晴らしく、現在のところわれわれ観客が望める限りの最高のCGIアニメーション作品に仕上がっていると思う。
ピョコピョコのぞく。
気になるアクション・シークエンスは、ラストのドラゴンとの戦闘に尽きる。
はっきり言って、近年稀に見る程の血沸き肉踊る大興奮のアクション・シークエンスだった。
そのアクション・シークエンスの中で、剣が届かない際にベオウルフが取る行動が、物語として最高である。
しかしながら、アクションの構成が「天空の城ラビュタ」のシータ奪還のシークエンスに似ているような気がしてならない。
キャストは、アンジェリーナ・ジョリーがマスコミに話題性から取り上げられているが、男性陣の活躍は見逃せない。
無駄な豪華さがたまらない。
ゼメキスの演出は微にいり細に入り、痒いところに手が届く感じで、非常に楽しめる。
今回は「デジタル3−Dシネマ」の上映を観たのだが、2D版との比較は出来ないが、演出自体が、3Dを意識した演出がされているのが解りやすかった。
3D効果は、納得いかない部分が結構あったが、基本的には凄かった。
また、「ラストタンゴ・イン・パリ」の修正版や「オースティン・パワーズ」もビックリの全裸シークエンスには笑わせていただいた。
とにかく、本作「ベオウルフ/呪われし勇者」は、英国最古の英雄叙事詩を基にした様々な示唆に富んだ素晴らしい脚本を、最新のCGI技術で現在に蘇らせた、と言う非常に意味のある作品だと思う。
是非劇場で堪能していただきたい。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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上映は「デジタル3−Dシネマ」によるもの。
6世紀のデンマーク。
フローズガール王が盛大な宴を催す中に、醜く巨大な怪物グレンデルが姿を現した。人々を虐殺したグレンデルに対し、王は褒賞を用意して討伐隊を募集。これに応じた戦士ベオウルフだったが・・・・。
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ニール・ゲイマン、ロジャー・エイヴァリー
撮影:ロバート・プレスリー
プロダクションデザイン:ダグ・チャン
衣装デザイン:ガブリエラ・ペスクッチ
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:レイ・ウィンストン(ベオウルフ)、アンソニー・ホプキンス(フロースガール)、ジョン・マルコヴィッチ(アンファース)、ロビン・ライト・ペン(ウィールソー)、ブレンダン・グリーソン(ウィグラーフ)、クリスピン・グローヴァー(グレンデル)、アリソン・ローマン(ウルスラ)、アンジェリーナ・ジョリー(グレンデルの母)
本作「ベオウルフ/呪われし勇者」は大変素晴らしい娯楽大作に仕上がっていた。
物語は、英国文学最古の英雄叙事詩であり、あらゆるファンタジー小説に影響を与えているもの。
その英雄叙事詩を基にニール・ゲイマンとロジャー・エイヴァリーに書き下ろされた脚本は、見事で、普遍的で神話的、様々な示唆に富んだ素晴らしい物語を紡ぎだしている。
また、ダグ・チャンのプロダクションデザイン、ガブリエラ・ペスクッチの衣装デザイン、そしてアラン・シルヴェストリのスコアは流麗で作品にマッチした見事な世界観の構築に成功している。
本作「ベオウルフ/呪われし勇者」の、美術・衣装・スコアから構築された世界観は見事だと言わざるを得ない。
特に衣装は、CGI映画だと言うにも関わらず、デザインされた衣装を実際に制作し、それをスキャンしてCGI化した、と言うのには畏れ入った。
作品自体はパフォーマンス・キャプチャーを基にしたCGI作品であるから、実写映画の持つ、様々な障害を乗り越える可能性がある手法だと言える。
と言うのも、映画製作と言うものは、監督のビジョンを妥協に妥協を重ねて、フィルムに定着する行為であるから、本作のような手法を用いる事により、監督のビジョンを100%実現する可能性が非常に高い手法である、と言える。
しかしながら、本作「ベオウルフ/呪われし勇者」については、実写ではなくパフォーマンス・キャプチャーを使用したCGI作品である、と言う点については、一映画ファンとして釈然としない部分があるのを認めざるを得ないし、俳優と言う職業の今後の行く末にも一抹の不安を感じざるを得ない。
さて、物語だが、脚本は前述のように、普遍的で神話的、様々な示唆に富んだ素晴らしい物語に仕上がっており、あらゆる民族に受け入れられる物語に仕上がっている。
その物語の、同じ事象が何度も繰り返される、と言う予定調和的で、普遍的、神話的な構成に感動を覚える。
繰り返さざるを得ない、と言う運命的なプロットに感慨もひとしおなのだ。
ところで、本作の肝とも言える、CGIアニメーションは、ドリーム・ワークス系のピョコピョコ飛び跳ねるモーションのような印象を受けたが、被写体をとらえるカメラの動きが素晴らしく、現在のところわれわれ観客が望める限りの最高のCGIアニメーション作品に仕上がっていると思う。
ピョコピョコのぞく。
気になるアクション・シークエンスは、ラストのドラゴンとの戦闘に尽きる。
はっきり言って、近年稀に見る程の血沸き肉踊る大興奮のアクション・シークエンスだった。
そのアクション・シークエンスの中で、剣が届かない際にベオウルフが取る行動が、物語として最高である。
しかしながら、アクションの構成が「天空の城ラビュタ」のシータ奪還のシークエンスに似ているような気がしてならない。
キャストは、アンジェリーナ・ジョリーがマスコミに話題性から取り上げられているが、男性陣の活躍は見逃せない。
無駄な豪華さがたまらない。
ゼメキスの演出は微にいり細に入り、痒いところに手が届く感じで、非常に楽しめる。
今回は「デジタル3−Dシネマ」の上映を観たのだが、2D版との比較は出来ないが、演出自体が、3Dを意識した演出がされているのが解りやすかった。
3D効果は、納得いかない部分が結構あったが、基本的には凄かった。
また、「ラストタンゴ・イン・パリ」の修正版や「オースティン・パワーズ」もビックリの全裸シークエンスには笑わせていただいた。
とにかく、本作「ベオウルフ/呪われし勇者」は、英国最古の英雄叙事詩を基にした様々な示唆に富んだ素晴らしい脚本を、最新のCGI技術で現在に蘇らせた、と言う非常に意味のある作品だと思う。
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「マッハGoGoGo」の実写版リメイクをめぐる冒険
2007年12月11日 映画
ウォシャウスキー兄弟が現在製作中の「Speed Racer」は、タツノコプロダクションのアニメーション作品「マッハGoGoGo」(1967)の実写版リメイクなのだが、先日公開された予告編が凄い。
とにかく、次のURLから予告編を見ていただきたい。
http://movies.aol.com/movie/speed-racer-2008/28066/main
こんなに、旧作への愛情を感じさせるリメイクがあっただろうか、と思える程の仕上がりに狂喜乱舞である。
ところで、ウォシャウスキー兄弟と言えば「マトリックス」シリーズで一気にメジャーになった兄弟映像作家なのだが、実は、「マトリックス」シリーズで使用したショットガン撮影(キャラクターが空中で止まっているように見える映像)の原点とも言える描写が1967年の日本のアニメーション作品「マッハGoGoGo」で使われているのだ。
記憶にあるかたは記憶にあると思うのだが、ショットガン撮影と同様の効果を出しているカットが、「マッハGoGoGo」のオープニングで数カットある。
YouTube「マッハGoGoGo」オープニング
http://jp.youtube.com/watch?v=uyMaZ-CWrI4
一番顕著なのが、オープニングのラスト・カット。
正面から来たマッハ号から主人公の三船剛が飛び降り、その映像に対し、カメラが車体の横に回り込んでいる。
1967年のセル・ワークでこのような映像を破綻無く見せていたのだ。
再放送で「マッハGoGoGo」を見ていた頃、子供ながら、この映像はどうやって撮ったのか、不思議に思ったのを今でも覚えている。
さて、今日の結論だが、ウォシャウスキー兄弟は日本のアニメが大好きで、特に今回実写版リメイクに取り組んでいる「マッハGoGoGo」が大好きらしいのだが、おそらくだが、「マトリックス」シリーズで多用したショットガン撮影は「マッハGoGoGo」のオープニング映像が基になっているに違いない、とわたしは断言する次第である。
それにしても、ジョン・グッドマンにしてもスーザン・サランドンにしても、クリスティーナ・リッチにしろ、アニメそっくりですな。
写真のクリオと三平(チンバンジー)も凄いけど・・・・。
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とにかく、次のURLから予告編を見ていただきたい。
http://movies.aol.com/movie/speed-racer-2008/28066/main
こんなに、旧作への愛情を感じさせるリメイクがあっただろうか、と思える程の仕上がりに狂喜乱舞である。
ところで、ウォシャウスキー兄弟と言えば「マトリックス」シリーズで一気にメジャーになった兄弟映像作家なのだが、実は、「マトリックス」シリーズで使用したショットガン撮影(キャラクターが空中で止まっているように見える映像)の原点とも言える描写が1967年の日本のアニメーション作品「マッハGoGoGo」で使われているのだ。
記憶にあるかたは記憶にあると思うのだが、ショットガン撮影と同様の効果を出しているカットが、「マッハGoGoGo」のオープニングで数カットある。
YouTube「マッハGoGoGo」オープニング
http://jp.youtube.com/watch?v=uyMaZ-CWrI4
一番顕著なのが、オープニングのラスト・カット。
正面から来たマッハ号から主人公の三船剛が飛び降り、その映像に対し、カメラが車体の横に回り込んでいる。
1967年のセル・ワークでこのような映像を破綻無く見せていたのだ。
再放送で「マッハGoGoGo」を見ていた頃、子供ながら、この映像はどうやって撮ったのか、不思議に思ったのを今でも覚えている。
さて、今日の結論だが、ウォシャウスキー兄弟は日本のアニメが大好きで、特に今回実写版リメイクに取り組んでいる「マッハGoGoGo」が大好きらしいのだが、おそらくだが、「マトリックス」シリーズで多用したショットガン撮影は「マッハGoGoGo」のオープニング映像が基になっているに違いない、とわたしは断言する次第である。
それにしても、ジョン・グッドマンにしてもスーザン・サランドンにしても、クリスティーナ・リッチにしろ、アニメそっくりですな。
写真のクリオと三平(チンバンジー)も凄いけど・・・・。
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サモ・ハン急死 一転 誤報
2007年12月10日 映画 コメント (3)2007/12/09 中国メディアが、サモ・ハン・キンポー(洪金宝)の急死を伝えた。
あまりの衝撃に言葉を失ったわたしは、弔慰のエントリーを書こうとしていたのだが、2007/12/10時点、本人が急死報道を否定した模様。
「サモ・ハン急死」中国報道に本人激怒
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=1210&f=entertainment_1210_001.shtml
よかった、よかったです。
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あまりの衝撃に言葉を失ったわたしは、弔慰のエントリーを書こうとしていたのだが、2007/12/10時点、本人が急死報道を否定した模様。
「サモ・ハン急死」中国報道に本人激怒
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=1210&f=entertainment_1210_001.shtml
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「エクスクロス/魔境伝説」
2007年12月6日 映画
2007/11/15 東京渋谷「渋谷TOEI1」で、「XX(エクスクロス)/魔境伝説」の試写を観た。
当日は、監督:深作健太、キャスト:鈴木亜美の舞台挨拶付き。
人里離れた温泉地「阿鹿里村」。
誰にでも優しく、友人の多いしより。自由奔放な性格の愛子。
彼氏に浮気され、落ち込むしよりを親友の愛子が「阿鹿里村」への温泉旅行に誘う。
全てを忘れようと旅行に来たしよりだが、ふとしたことがきっかけで愛子と喧嘩になってしまうが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:深作健太
アクション監督:横山誠
原作:上甲宣之「そのケータイはXXで」(宝島社刊)
脚本:大石哲也
出演:松下奈緒(水野しより)、鈴木亜美(火請愛子)、中川翔子(橘弥生)、小沢真珠(レイカ)、池内博之(朝宮圭一)、岩根あゆこ(物部静)、森下能幸、神威杏次、仁科貴、岩尾望、小山力也(物部昭/声)
本作「エクスクロス/魔境伝説」は、良く出来た脚本と見事な構成のおかげで良質な作品に仕上がった傑作ホラーである。
ホラーと言っても、怖いわけではなく、サム・ライミの「死霊のはらわた」(1983)シリーズ、特に「キャプテン・スーパーマーケット」(1993)のテイストのような、悪乗りで悪趣味なホラーコメディと言う感じの作品に仕上がっている。
物語の構成は、内田けんじの「運命じゃない人」(2004)を髣髴とさせ、章立てにより、時系列が巻き戻りながら前に進むと言う見事な構成が楽しめる。
深作健太の演出は、作品の方向性にとって非常に順当で、好感が持てる。
だんだんと演出のスキルも危なげがなくなつ、あらゆるジャンルの作品をソツなくこなす手腕を身につけてきている、と言うところだろうか。
物語のおもしろさは、原作である上甲宣之の「そのケータイはXXで」がおもしろいせいもあるのだが、娯楽作品として見事な水準を持った作品に仕上げる深作健太を評価したいと思う。
キャストはなんと言ってもレイカ役の小沢真珠につきる。
彼女が演じたキャラクターは「SURVIVE STYLE5+」(2004)の橋本麗香にも匹敵するすばらしいキャラクターで、このキャラクターでスピンオフ作品が出来るのではないか、と言うような印象すら受けた。
つづく・・・・
一次保存です。
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当日は、監督:深作健太、キャスト:鈴木亜美の舞台挨拶付き。
人里離れた温泉地「阿鹿里村」。
誰にでも優しく、友人の多いしより。自由奔放な性格の愛子。
彼氏に浮気され、落ち込むしよりを親友の愛子が「阿鹿里村」への温泉旅行に誘う。
全てを忘れようと旅行に来たしよりだが、ふとしたことがきっかけで愛子と喧嘩になってしまうが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:深作健太
アクション監督:横山誠
原作:上甲宣之「そのケータイはXXで」(宝島社刊)
脚本:大石哲也
出演:松下奈緒(水野しより)、鈴木亜美(火請愛子)、中川翔子(橘弥生)、小沢真珠(レイカ)、池内博之(朝宮圭一)、岩根あゆこ(物部静)、森下能幸、神威杏次、仁科貴、岩尾望、小山力也(物部昭/声)
本作「エクスクロス/魔境伝説」は、良く出来た脚本と見事な構成のおかげで良質な作品に仕上がった傑作ホラーである。
ホラーと言っても、怖いわけではなく、サム・ライミの「死霊のはらわた」(1983)シリーズ、特に「キャプテン・スーパーマーケット」(1993)のテイストのような、悪乗りで悪趣味なホラーコメディと言う感じの作品に仕上がっている。
物語の構成は、内田けんじの「運命じゃない人」(2004)を髣髴とさせ、章立てにより、時系列が巻き戻りながら前に進むと言う見事な構成が楽しめる。
深作健太の演出は、作品の方向性にとって非常に順当で、好感が持てる。
だんだんと演出のスキルも危なげがなくなつ、あらゆるジャンルの作品をソツなくこなす手腕を身につけてきている、と言うところだろうか。
物語のおもしろさは、原作である上甲宣之の「そのケータイはXXで」がおもしろいせいもあるのだが、娯楽作品として見事な水準を持った作品に仕上げる深作健太を評価したいと思う。
キャストはなんと言ってもレイカ役の小沢真珠につきる。
彼女が演じたキャラクターは「SURVIVE STYLE5+」(2004)の橋本麗香にも匹敵するすばらしいキャラクターで、このキャラクターでスピンオフ作品が出来るのではないか、と言うような印象すら受けた。
つづく・・・・
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「椿三十郎」 (2007)
2007年12月3日 映画2007/12/02 東京板橋「ワーナーマイカル板橋」で「椿三十郎」を観た。
監督:森田芳光
製作総指揮:角川春樹
原作:山本周五郎「日日平安」(ハルキ文庫刊)
脚本:菊島隆三、小国英雄、黒澤明
音楽:大島ミチル
題字:金田石城
出演:織田裕二(椿三十郎)、豊川悦司(室戸半兵衛)、松山ケンイチ(井坂伊織)、鈴木杏(千鳥)、村川絵梨(腰元こいそ)、佐々木蔵之介(木村)、林剛史(寺田文治)、一太郎(保川邦衛)、粕谷吉洋(河原晋)、富川一人(守島隼人)、戸谷公人(守島広之進)、鈴木亮平(関口信吾)、小林裕吉(八田覚蔵)、中山卓也(広瀬俊平)、風間杜夫(竹林/国許用人)、西岡徳馬(菊井/大目付)、小林稔侍(黒藤/次席家老)、中村玉緒(睦田夫人)、?????(睦田/城代家老)
※ ?????については、「椿三十郎」と言う作品には、セリフの中でのみ出てくる「馬面で有名な睦田」を一体誰が演じているのか、と言う密かな楽しみがある。
従って、睦田を誰が演じているのかを不用意に表記する事は映画ファンとして絶対に出来ない。
と言うか、睦田を演じた役者はノンクレジットにすべきだと個人的には思うので、?????と言う表記にした。
わたしは黒澤作品が大好きである。
その中でも個人的には「椿三十郎」(1962)が大好きで大好きで仕方がない。
今回のリメイクについては、いくら個人的に大好きな森田芳光がメガホンを取っているとは言え、作品としては批判的な気持ちしか持ち合わせていない。
しかも、三十郎を演じるのは織田裕二ときたもんだ。
本当に勘弁して欲しい、と言う状況で本作「椿三十郎」を観た訳だ。
開巻、いきなりだが、金田石城の書いた「椿三十郎」のタイトルと大島ミチルのスコアに泣きそうになった。
多分、FOXのファンファーレや、ルーカス・フィルム・リミテッドのロゴや、ラッド・カンパニーのロゴ、またはMGMのロゴで目頭が熱くなるのと同じ理由だろう。
織田裕二が三十郎を演じていようがいまいが、「椿三十郎」と言う映画が始まった、と言うことにわたしは興奮したのだ。
脚本は驚くべきほど旧作に忠実である。
クレジット自体も旧作同様、菊島隆三、小国英雄、黒澤明の3人がクレジットされている。
尺は、旧作が98分リメイクは119分。
長くなった分、饒舌である。
また、俳優の演技も旧作の呪縛から逃れることは出来ていない。
キャストで印象的だったのは、佐々木蔵之介である。
旧作で小林桂樹が演じた役を楽しげに演じている。
小太りの小林桂樹から、ノッポで痩せっぽちの佐々木蔵之介へのスイッチだったのだが、これが非常に良かった。
旧作の呪縛から逃れていたのは、佐々木蔵之介だけだったかも知れない。
また、仲代達矢が演じた室戸半兵衛を演じた豊川悦司も良かった。
旧作に匹敵する程の存在感を作品に与えていたと思う。
そして、地味に良かったのは鈴木杏である。
イライラする程のスローモーさ加減が良かった。
織田裕二は頑張ってはいるが、三船敏郎が偉大すぎた、と言う事だろう。
どうせなら、「椿三十郎」ではなく三十郎シリーズの新作の主演を勤めた方が良かったのではないか、と思う。
大島ミチルのスコアは、タイトル部分は良かったのだが、椿のシーンや、ラストのスコアはいただけない。
また、コミカルなシーンにスコアが入っていないのは、戦略的なものだったのだと思うのだが、ちよっと残念な気がする。
折角のリメイクなのだから、佐藤勝のスコアをところどころで使った方が良かったのではないか、と思えてならない。
ラストは佐藤勝のスコアと、肩ぐるぐるで終わって欲しかったと思う。
とは言う物の、本作「椿三十郎」は、作品として普通に面白い娯楽時代劇に仕上がっているのは間違いない。
劇場でリメイク版「椿三十郎」を見てDVDか何かでオリジナルの「椿三十郎」を見ていただければ、それはそれでリメイクの意味があったと言う事になるのだろう。
どうせなら、オリジナル版のニュープリントか何かをリメイク版と同時上映してはどうかな、と思った。
ここしばらく黒澤作品のリメイクが盛んである。
「生きる」「天国と地獄」「椿三十郎」「姿三四郎」「隠し砦の三悪人」
しかも脚本はほぼオリジナル版そのままである。
何故リメイクなのにオリジナルの脚本に縛られるのだろう。
独自の解釈や脚色で平成版のリメイクを製作した方が面白いのではないか、と思えるのだが・・・・。
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製作総指揮:角川春樹
原作:山本周五郎「日日平安」(ハルキ文庫刊)
脚本:菊島隆三、小国英雄、黒澤明
音楽:大島ミチル
題字:金田石城
出演:織田裕二(椿三十郎)、豊川悦司(室戸半兵衛)、松山ケンイチ(井坂伊織)、鈴木杏(千鳥)、村川絵梨(腰元こいそ)、佐々木蔵之介(木村)、林剛史(寺田文治)、一太郎(保川邦衛)、粕谷吉洋(河原晋)、富川一人(守島隼人)、戸谷公人(守島広之進)、鈴木亮平(関口信吾)、小林裕吉(八田覚蔵)、中山卓也(広瀬俊平)、風間杜夫(竹林/国許用人)、西岡徳馬(菊井/大目付)、小林稔侍(黒藤/次席家老)、中村玉緒(睦田夫人)、?????(睦田/城代家老)
※ ?????については、「椿三十郎」と言う作品には、セリフの中でのみ出てくる「馬面で有名な睦田」を一体誰が演じているのか、と言う密かな楽しみがある。
従って、睦田を誰が演じているのかを不用意に表記する事は映画ファンとして絶対に出来ない。
と言うか、睦田を演じた役者はノンクレジットにすべきだと個人的には思うので、?????と言う表記にした。
わたしは黒澤作品が大好きである。
その中でも個人的には「椿三十郎」(1962)が大好きで大好きで仕方がない。
今回のリメイクについては、いくら個人的に大好きな森田芳光がメガホンを取っているとは言え、作品としては批判的な気持ちしか持ち合わせていない。
しかも、三十郎を演じるのは織田裕二ときたもんだ。
本当に勘弁して欲しい、と言う状況で本作「椿三十郎」を観た訳だ。
開巻、いきなりだが、金田石城の書いた「椿三十郎」のタイトルと大島ミチルのスコアに泣きそうになった。
多分、FOXのファンファーレや、ルーカス・フィルム・リミテッドのロゴや、ラッド・カンパニーのロゴ、またはMGMのロゴで目頭が熱くなるのと同じ理由だろう。
織田裕二が三十郎を演じていようがいまいが、「椿三十郎」と言う映画が始まった、と言うことにわたしは興奮したのだ。
脚本は驚くべきほど旧作に忠実である。
クレジット自体も旧作同様、菊島隆三、小国英雄、黒澤明の3人がクレジットされている。
尺は、旧作が98分リメイクは119分。
長くなった分、饒舌である。
また、俳優の演技も旧作の呪縛から逃れることは出来ていない。
キャストで印象的だったのは、佐々木蔵之介である。
旧作で小林桂樹が演じた役を楽しげに演じている。
小太りの小林桂樹から、ノッポで痩せっぽちの佐々木蔵之介へのスイッチだったのだが、これが非常に良かった。
旧作の呪縛から逃れていたのは、佐々木蔵之介だけだったかも知れない。
また、仲代達矢が演じた室戸半兵衛を演じた豊川悦司も良かった。
旧作に匹敵する程の存在感を作品に与えていたと思う。
そして、地味に良かったのは鈴木杏である。
イライラする程のスローモーさ加減が良かった。
織田裕二は頑張ってはいるが、三船敏郎が偉大すぎた、と言う事だろう。
どうせなら、「椿三十郎」ではなく三十郎シリーズの新作の主演を勤めた方が良かったのではないか、と思う。
大島ミチルのスコアは、タイトル部分は良かったのだが、椿のシーンや、ラストのスコアはいただけない。
また、コミカルなシーンにスコアが入っていないのは、戦略的なものだったのだと思うのだが、ちよっと残念な気がする。
折角のリメイクなのだから、佐藤勝のスコアをところどころで使った方が良かったのではないか、と思えてならない。
ラストは佐藤勝のスコアと、肩ぐるぐるで終わって欲しかったと思う。
とは言う物の、本作「椿三十郎」は、作品として普通に面白い娯楽時代劇に仕上がっているのは間違いない。
劇場でリメイク版「椿三十郎」を見てDVDか何かでオリジナルの「椿三十郎」を見ていただければ、それはそれでリメイクの意味があったと言う事になるのだろう。
どうせなら、オリジナル版のニュープリントか何かをリメイク版と同時上映してはどうかな、と思った。
ここしばらく黒澤作品のリメイクが盛んである。
「生きる」「天国と地獄」「椿三十郎」「姿三四郎」「隠し砦の三悪人」
しかも脚本はほぼオリジナル版そのままである。
何故リメイクなのにオリジナルの脚本に縛られるのだろう。
独自の解釈や脚色で平成版のリメイクを製作した方が面白いのではないか、と思えるのだが・・・・。
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2007年の目標!! 中間発表その11
2007年11月30日 映画さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その11です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#062「Little DJ 小さな恋の物語」東京厚生年金会館 2007/11/07
#063「エクスクロス」渋谷TOEI1 2007/11/15
#064「それぞれのシネマ」東京国際フォーラム 2007/11/17
#065「ブレードランナー ファイナル・カット」新宿バルト9 2007/11/24
2.DVD、CATV等
#188「贅沢な骨」HDD 2007/11/02
#189「パピリオン山椒魚」HDD 2007/11/03
#190「16ブロック」HDD 2007/11/05
#191「ウルトラ・ヴァイオレット」CATV 2007/11/06
#192「武士の一分」CATV 2007/11/11
#193「穴」CATV 2007/11/12
#194「みゆき」CATV 2007/11/12
#195「荒野の七人」CATV 2007/11/17
#196「M:I:III」CATV 2007/11/18
#197「NIN X NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」CATV 2007/11/20
#198「オーメン」(2006)HDD 2007/11/23
#199「スパイダーマン3」BD 2007/11/24
#200「カーズ」CATV 2007/11/25
#201「おしゃれキャット」HDD 2007/11/26
#202「ダンボ」HDD 2007/11/26
#203「ブレードランナー」DVD 2007/11/27
#204「ただ、君を愛してる」CATV 2007/11/28
#205「空手バカ一代」HDD 2007/11/28
#206「スタンド・バイ・ミー」CATV 2007/11/29
#207「ドーベルマン刑事」HDD 2007/11/29
#208「未来世紀ブラジル」DVD 2007/11/30
#209「スカイ・ハイ」HDD 2007/11/30
3.読書
#030「愛読者 ファンレター」折原一著 文春文庫 2007/11/20
#031「ブラック・リスト」サラ・パレツキー著 山本やよい訳 ハヤカワ文庫 2007/11/21
#032「キャッツキルの鷲」ロバート・B・パーカー著 菊池光訳 ハヤカワ文庫 2007/11/28
映画は、劇場4本(累計65本)、DVD等22本(累計209本)で、計26本(累計274本)。
このままのペースで、年間299本(劇場71本)です。
読書は3冊(累計35冊)で、このままのペースでは、年間35冊です。
読書は絶望的です。
まあ、残りは僅かですが頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画274本(うち劇場65本)
読書32冊
2006年同時期の状況
映画275本(うち劇場93本)
読書24冊
2005年同時期の状況
映画286本(うち劇場121本)
読書37冊
2004年同時期の状況
映画307本(うち劇場122本)
読書37冊
2003年同時期の状況
映画288本(うち劇場70本)
読書55冊
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目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#062「Little DJ 小さな恋の物語」東京厚生年金会館 2007/11/07
#063「エクスクロス」渋谷TOEI1 2007/11/15
#064「それぞれのシネマ」東京国際フォーラム 2007/11/17
#065「ブレードランナー ファイナル・カット」新宿バルト9 2007/11/24
2.DVD、CATV等
#188「贅沢な骨」HDD 2007/11/02
#189「パピリオン山椒魚」HDD 2007/11/03
#190「16ブロック」HDD 2007/11/05
#191「ウルトラ・ヴァイオレット」CATV 2007/11/06
#192「武士の一分」CATV 2007/11/11
#193「穴」CATV 2007/11/12
#194「みゆき」CATV 2007/11/12
#195「荒野の七人」CATV 2007/11/17
#196「M:I:III」CATV 2007/11/18
#197「NIN X NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」CATV 2007/11/20
#198「オーメン」(2006)HDD 2007/11/23
#199「スパイダーマン3」BD 2007/11/24
#200「カーズ」CATV 2007/11/25
#201「おしゃれキャット」HDD 2007/11/26
#202「ダンボ」HDD 2007/11/26
#203「ブレードランナー」DVD 2007/11/27
#204「ただ、君を愛してる」CATV 2007/11/28
#205「空手バカ一代」HDD 2007/11/28
#206「スタンド・バイ・ミー」CATV 2007/11/29
#207「ドーベルマン刑事」HDD 2007/11/29
#208「未来世紀ブラジル」DVD 2007/11/30
#209「スカイ・ハイ」HDD 2007/11/30
3.読書
#030「愛読者 ファンレター」折原一著 文春文庫 2007/11/20
#031「ブラック・リスト」サラ・パレツキー著 山本やよい訳 ハヤカワ文庫 2007/11/21
#032「キャッツキルの鷲」ロバート・B・パーカー著 菊池光訳 ハヤカワ文庫 2007/11/28
映画は、劇場4本(累計65本)、DVD等22本(累計209本)で、計26本(累計274本)。
このままのペースで、年間299本(劇場71本)です。
読書は3冊(累計35冊)で、このままのペースでは、年間35冊です。
読書は絶望的です。
まあ、残りは僅かですが頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画274本(うち劇場65本)
読書32冊
2006年同時期の状況
映画275本(うち劇場93本)
読書24冊
2005年同時期の状況
映画286本(うち劇場121本)
読書37冊
2004年同時期の状況
映画307本(うち劇場122本)
読書37冊
2003年同時期の状況
映画288本(うち劇場70本)
読書55冊
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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/11/17
2007年11月17日 映画週刊「映画レビュー・インデックス」2007/11/17号(通巻159号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2007/11/17公開
「モーテル」
http://diarynote.jp/d/29346/20070813.html
2007/11/10公開
「真・女立喰師列伝」
http://diarynote.jp/d/29346/20071022.html
2007/11/03公開
「恋空」
http://diarynote.jp/d/29346/20071102.html
http://diarynote.jp/d/29346/20071024.html
「鳳凰 わが愛」
http://diarynote.jp/d/29346/20071021.html
2007/10/27公開
「アフロサムライ」
未レビュー
「自虐の詩」
http://diarynote.jp/d/29346/20071023.html
「犯人に告ぐ」
未レビュー
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
http://diarynote.jp/d/29346/20071012.html
2007/10/06公開
「パンズ・ラビリンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20071009.html
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070917.html
■週末興収ベストテン
2007/11/10-11 興収ベストテン
1.「恋空」(東宝)
2.「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(東宝)
3.「バイオハザード III」(ソニー)
4.「ボーン・アルティメイタム」(東宝東和)
5.「クローズ ZERO」(東宝)
6.「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大作戦!」(松竹)
7.「やじきた道中 てれすこ」(松竹)
8.「ヘアスプレー」(ギャガ)
9.「象の背中」(松竹)
10.「HERO」(東宝)
「東京フィルメックス」が始まりました。
例によって良い映画祭です。
オーブニングの林加奈子のスピーチで涙がこぼれちゃいます。
今日は「それぞれのシネマ」を見ました。
帰りに飲んで、アンコウ鍋をつついて、その後有楽町イトシアでクリスピー・クリーム・ドーナツを並んで買って帰りました。
並んでいる途中、噂通り、オリジナル・グレーズドの試食がありました。
因みに、ドーナツの作成工程は、「いのちの食べかた」を彷彿とさせますね
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」です。
正に困った状況ですね。
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■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2007/11/17公開
「モーテル」
http://diarynote.jp/d/29346/20070813.html
2007/11/10公開
「真・女立喰師列伝」
http://diarynote.jp/d/29346/20071022.html
2007/11/03公開
「恋空」
http://diarynote.jp/d/29346/20071102.html
http://diarynote.jp/d/29346/20071024.html
「鳳凰 わが愛」
http://diarynote.jp/d/29346/20071021.html
2007/10/27公開
「アフロサムライ」
未レビュー
「自虐の詩」
http://diarynote.jp/d/29346/20071023.html
「犯人に告ぐ」
未レビュー
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
http://diarynote.jp/d/29346/20071012.html
2007/10/06公開
「パンズ・ラビリンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20071009.html
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070917.html
■週末興収ベストテン
2007/11/10-11 興収ベストテン
1.「恋空」(東宝)
2.「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(東宝)
3.「バイオハザード III」(ソニー)
4.「ボーン・アルティメイタム」(東宝東和)
5.「クローズ ZERO」(東宝)
6.「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大作戦!」(松竹)
7.「やじきた道中 てれすこ」(松竹)
8.「ヘアスプレー」(ギャガ)
9.「象の背中」(松竹)
10.「HERO」(東宝)
「東京フィルメックス」が始まりました。
例によって良い映画祭です。
オーブニングの林加奈子のスピーチで涙がこぼれちゃいます。
今日は「それぞれのシネマ」を見ました。
帰りに飲んで、アンコウ鍋をつついて、その後有楽町イトシアでクリスピー・クリーム・ドーナツを並んで買って帰りました。
並んでいる途中、噂通り、オリジナル・グレーズドの試食がありました。
因みに、ドーナツの作成工程は、「いのちの食べかた」を彷彿とさせますね
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」です。
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「東京国際映画祭」をめぐる冒険 その1
2007年11月12日 映画今年も「東京国際映画祭」の季節が終わった。
毎年毎年「東京国際映画祭」に通っているわたしが言うのもなんだが「東京国際映画祭」は年々つまらなくなっている。
と言うか、どんどんダメな「国際映画祭」になっている、と思えてならないのだ。
今日は、何故「東京国際映画祭」がダメな「国際映画祭」になってしまっているのかを考えてみたい。
今日のわたしのお話は、「国際映画祭」の各部門の概要を知っていないとわからない部分があると思われるので、先ずは前提として「国際映画祭」における一般的な部門の説明をします。
■「国際映画祭」の部門
□「コンペティション」
世界中から集められた作品の中から優秀な作品を10〜20本程度上映し、その中から最優秀作品等の賞を決定し、賞を授与する部門。
□「特別招待作品」
公開前の話題の作品を上映する部門。多彩なゲストの舞台挨拶や、トークショー等のイベントが実施される。
□その他
その他の特集上映を行う部門。
「東京国際映画祭」では「アジアの風」、「日本映画・ある視点」等、様々な部門の特集上映が行われている。
さて、ここからは、「東京国際映画祭」の問題点を考えてみたいと思う。
■1.「国際映画祭」の使命
「国際映画祭」の使命はなんと言っても、優秀な作品を世界に発信する、と言う事だと思う。
そして、優秀な作品を世界に発信する、と言う事は、必然的に、その「国際映画祭」に権威が必要だと言える。
つまり「国際映画祭」の華は、何と言っても「コンペティション」部門なのだ。
例えば、「カンヌ国際映画祭」でなんとか言う映画がパルム・ドールを取ったとか、「ヴェネツィア国際映画祭」でなんとか言う作品が金獅子賞をとったとか言う話をよく聞くと思う。
つまり、「国際映画祭」と賞の名前がセットで世界中に発信される訳だが、「カンヌ」と「パルム・ドール」、「ヴェネツィア」と「金獅子」と言う名称はご存知だと思うのだが、「東京国際映画祭」の最高賞の名称を知っている人はどれくらいいるだろう。
因みに「東京国際映画祭」の「コンペティション」部門の最高賞の名称は「東京サクラ・グランプリ」と言うのだが、多くの日本人は日本に住んでいながら「東京サクラ・グランプリ」と言う賞の名称より、「パルム・ドール」とか「金獅子」等の名称の方が馴染みがあるのではないか、と思う。
もちろんここには、メディアの問題が介在する。
「東京国際映画祭」における日本国内のメディアの関心事は、どこの国の誰の作品が「東京サクラ・グランプリ」と受賞したか、と言う事より、誰が日本の作品の上映の際に舞台挨拶をしたか、とか、イベントを行ったか、と言う事なのだ。
また、「国際映画祭」の賞については、どこの国の誰の作品が「東京サクラ・グランプリ」と受賞したか、と言う事より、日本人が関係するどの作品が、どこどこの「国際映画祭」で賞を受賞したのか、に関心を持っているのだ。
つまり、国内のメディアが伝えるのは、どの作品が「東京サクラ・グランプリ」を受賞したのか、と言う事より、例えば「ミッドナイト・イーグル」や「恋空」、「クローズZERO」の舞台挨拶やイベントにどんなゲストが来たのか、と言う事なのだ。
メディアの問題はともかく、ここで言いたいのは、「東京国際映画祭」に権威がない、と言う事である。
「ニューズウィーク日本版」2007/06/27号に「東京国際映画祭がカンヌになれない理由」と言うフランス人が書いた記事が掲載されている。
掲載時に立ち読みしただけなので、詳細な記憶はないのだが、その記事によると、海外メディアは、「東京国際映画祭」は韓国の「釜山国際映画祭」より格下だと評価しているらしい。
記事の趣旨は、わたしの記憶によると、「東京国際映画祭」は良質な作品を世界に発信する、と言う事よりは、日本国内のマーケットに対する商業主義で運営されているのではないか、と言うことだったと思う。
事実、その通りだと思う。
(立ち読みで得た知識で、「ニューズウィーク日本版」2007/06/27号を所有していないので、間違った情報の可能性があります。
間違った情報の場合はご指摘いただければ、幸いです。)
■2.「東京国際映画祭」の華は?
一般的に考えて、「国際映画祭」の華は「コンペティション」部門だと言うお話をさせていただいたが、「東京国際映画祭」の華は何だろう。
わたしが感じた印象としては、「東京国際映画祭」サイドは、どうやら「特別招待作品」を「国際映画祭」の華だと考えて「国際映画祭」を運営しているように思える。
また、誰のために「国際映画祭」を運営しているか、と言うと「
世界の映画ファン」のために運営しているのではなく、どうやら「日本のミーハーな人々」のために運営しているのではないか、と思えてならない。
と言うのも、今年の「東京国際映画祭」で話題になった作品は日本映画で、しかもアイドル的な俳優や女優が主演している作品ばかりなのである。
ついでに、すぐ一般公開される作品ばかりである。
映画ファンではなく、主演俳優や主演女優のファンを動員する事を目的とした作品選定とゲストへのオファーが行われているような印象を受ける。
この辺の話については、次回以降にお話ししたいと思う。
次回以降の予定はこんな感じだろうか。
■3.何故日本映画ばかり上映するのか?
■4.何故角川映画ばかり上映するのか?
■5.ハリウッドスターが来日しない「国際映画祭」
■6.「東京国際映画祭」チケットのオークション状況
「東京国際映画祭」をめぐる冒険 その2 ヘつづく・・・・
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毎年毎年「東京国際映画祭」に通っているわたしが言うのもなんだが「東京国際映画祭」は年々つまらなくなっている。
と言うか、どんどんダメな「国際映画祭」になっている、と思えてならないのだ。
今日は、何故「東京国際映画祭」がダメな「国際映画祭」になってしまっているのかを考えてみたい。
今日のわたしのお話は、「国際映画祭」の各部門の概要を知っていないとわからない部分があると思われるので、先ずは前提として「国際映画祭」における一般的な部門の説明をします。
■「国際映画祭」の部門
□「コンペティション」
世界中から集められた作品の中から優秀な作品を10〜20本程度上映し、その中から最優秀作品等の賞を決定し、賞を授与する部門。
□「特別招待作品」
公開前の話題の作品を上映する部門。多彩なゲストの舞台挨拶や、トークショー等のイベントが実施される。
□その他
その他の特集上映を行う部門。
「東京国際映画祭」では「アジアの風」、「日本映画・ある視点」等、様々な部門の特集上映が行われている。
さて、ここからは、「東京国際映画祭」の問題点を考えてみたいと思う。
■1.「国際映画祭」の使命
「国際映画祭」の使命はなんと言っても、優秀な作品を世界に発信する、と言う事だと思う。
そして、優秀な作品を世界に発信する、と言う事は、必然的に、その「国際映画祭」に権威が必要だと言える。
つまり「国際映画祭」の華は、何と言っても「コンペティション」部門なのだ。
例えば、「カンヌ国際映画祭」でなんとか言う映画がパルム・ドールを取ったとか、「ヴェネツィア国際映画祭」でなんとか言う作品が金獅子賞をとったとか言う話をよく聞くと思う。
つまり、「国際映画祭」と賞の名前がセットで世界中に発信される訳だが、「カンヌ」と「パルム・ドール」、「ヴェネツィア」と「金獅子」と言う名称はご存知だと思うのだが、「東京国際映画祭」の最高賞の名称を知っている人はどれくらいいるだろう。
因みに「東京国際映画祭」の「コンペティション」部門の最高賞の名称は「東京サクラ・グランプリ」と言うのだが、多くの日本人は日本に住んでいながら「東京サクラ・グランプリ」と言う賞の名称より、「パルム・ドール」とか「金獅子」等の名称の方が馴染みがあるのではないか、と思う。
もちろんここには、メディアの問題が介在する。
「東京国際映画祭」における日本国内のメディアの関心事は、どこの国の誰の作品が「東京サクラ・グランプリ」と受賞したか、と言う事より、誰が日本の作品の上映の際に舞台挨拶をしたか、とか、イベントを行ったか、と言う事なのだ。
また、「国際映画祭」の賞については、どこの国の誰の作品が「東京サクラ・グランプリ」と受賞したか、と言う事より、日本人が関係するどの作品が、どこどこの「国際映画祭」で賞を受賞したのか、に関心を持っているのだ。
つまり、国内のメディアが伝えるのは、どの作品が「東京サクラ・グランプリ」を受賞したのか、と言う事より、例えば「ミッドナイト・イーグル」や「恋空」、「クローズZERO」の舞台挨拶やイベントにどんなゲストが来たのか、と言う事なのだ。
メディアの問題はともかく、ここで言いたいのは、「東京国際映画祭」に権威がない、と言う事である。
「ニューズウィーク日本版」2007/06/27号に「東京国際映画祭がカンヌになれない理由」と言うフランス人が書いた記事が掲載されている。
掲載時に立ち読みしただけなので、詳細な記憶はないのだが、その記事によると、海外メディアは、「東京国際映画祭」は韓国の「釜山国際映画祭」より格下だと評価しているらしい。
記事の趣旨は、わたしの記憶によると、「東京国際映画祭」は良質な作品を世界に発信する、と言う事よりは、日本国内のマーケットに対する商業主義で運営されているのではないか、と言うことだったと思う。
事実、その通りだと思う。
(立ち読みで得た知識で、「ニューズウィーク日本版」2007/06/27号を所有していないので、間違った情報の可能性があります。
間違った情報の場合はご指摘いただければ、幸いです。)
■2.「東京国際映画祭」の華は?
一般的に考えて、「国際映画祭」の華は「コンペティション」部門だと言うお話をさせていただいたが、「東京国際映画祭」の華は何だろう。
わたしが感じた印象としては、「東京国際映画祭」サイドは、どうやら「特別招待作品」を「国際映画祭」の華だと考えて「国際映画祭」を運営しているように思える。
また、誰のために「国際映画祭」を運営しているか、と言うと「
世界の映画ファン」のために運営しているのではなく、どうやら「日本のミーハーな人々」のために運営しているのではないか、と思えてならない。
と言うのも、今年の「東京国際映画祭」で話題になった作品は日本映画で、しかもアイドル的な俳優や女優が主演している作品ばかりなのである。
ついでに、すぐ一般公開される作品ばかりである。
映画ファンではなく、主演俳優や主演女優のファンを動員する事を目的とした作品選定とゲストへのオファーが行われているような印象を受ける。
この辺の話については、次回以降にお話ししたいと思う。
次回以降の予定はこんな感じだろうか。
■3.何故日本映画ばかり上映するのか?
■4.何故角川映画ばかり上映するのか?
■5.ハリウッドスターが来日しない「国際映画祭」
■6.「東京国際映画祭」チケットのオークション状況
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「Little DJ 小さな恋の物語」
2007年11月8日 映画
2007/11/07 東京新宿「厚生年金会館」で「Little DJ 小さな恋の物語」の試写を観た。
深夜3時。FM局のディレクター海乃たまき(広末涼子)は、担当番組の打ち切りを宣告された。落ち込むたまきの耳に、キャンディーズの「年下の男の子」が飛び込む。それは、ラジオの楽しさを教えてくれた年下の男の子、高野太郎(神木隆之介)との思い出の曲。たまきの心は、海辺の病院で過ごした1977年にトリップした・・・・。
太郎は野球好きの父(石黒賢)の影響で野球選手を目指し、庭で素振りするのが毎晩の日課。練習のお供はラジオから聞こえる野球の実況中継や、リクエスト番組だった。ところが、突然学校で倒れることが続き、母(西田尚美)に連れられて、叔母のかなえ(村川絵梨)が勤める海辺の病院へ向かうが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:永田琴
原作:鬼塚忠 「Little DJ 小さな恋の物語」(ポプラ社刊)
脚本:三浦有為子
出演:神木隆之介(高野太郎)、福田麻由子(海乃たまき)、広末涼子(海乃たまき)、佐藤重幸(若先生)、村川絵梨(かなえ)、松重豊(捨次)、光石研(結城)、賀来賢人(結城の息子周平)、小林克也(尾崎誠)、西田尚美(太郎の母ひろ子)、石黒賢(太郎の父正彦)、原田芳雄(大先生)
本作「Little DJ 小さな恋の物語」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
個人的には若干気になる点はあるものの、基本的に悪いところは一切ない作品の仕上がりに満足した。
しかしながら、映画のジャンルとしての「難病もの」については、毎年毎年多くの難病ものの作品が製作されており、既に観客にとっては、「また難病ものかよ!」と、辟易してしまう状況は否めない。
事実、わたしもそう言った気持ちで本作「Little DJ 小さな恋の物語」の試写に望んだ訳である。
余談だが、東京国際映画祭でも「Little DJ 小さな恋の物語」が上映されたのだが、映画祭で観なかったのも、実は「難病もの」に辟易していたからである。
物語の構成は、大人になったたまき(広末涼子)が過去の出来事を振り返ると言うもので、当然ながら冒頭とラストが現代(但し1993年)で、本編のほとんどが過去(1977年)と言う構成になっている。
こういった構成(冒頭とラストが現在で、登場人物が過去を回想する)が、基本的に好きなわたしは、その構成だけでも喜んでしまう訳だ。
余談だけど、こういった構成の作品で個人的に最も優れていると思う作品はティム・バートンの「シザーハンズ」である。
兆弱の作品では、本編の途中で回想している主体(本作では広末涼子)を登場させてしまうことがあるが、本作では広末涼子を冒頭とラストでしか起用していない部分に好感を覚える。
また小林克也の起用も発想としては大変すばらしい。
ただ、ラスト近辺の長セリフは不要だといわざるを得ない。
ラストのシークエンスはもう少しサラッと、わかる人だけにわからせる程度のシークエンスに仕上げて欲しかった。
感動を押し付ける結果に終わっているような印象を受けた。
もちろん、小林克也の起用については、起用する以上いろいろな音なの事情が発生すると思うのだが、作品のためになることであれば、大人の事情を引っ込める位の気概が欲しいものである。
1977年の世界観はすばらしく美術は良い仕事をしていた。
余談だが、小道具に「たくぎん(北海道拓殖銀行)」のくまの貯金箱があったのが嬉しかった。
しかしながら大先生の部屋は、セット感がありすぎる、と言う意味で、若干やりすぎのような気がした。
キャストは、正に適材適所で主要キャスト全員がすばらしい演技を見せていた。
特に太郎の両親の西田尚美(母ひろ子)と石黒賢(父正彦)は素晴らしかった。
石黒賢については、テレビドラマで時折見せる大げさでわざとらしい演技から、好きな俳優ではなかったのだが、石黒賢の見せ場のシークエンスでは、本気で泣かされた。
実際あごまで涙が流れる始末だった。
西田尚美については役柄上、ほぼ画面に出ずっぱりだったのだが、類型的で典型的な印象を否定できないが素晴らしい母親像を見せてくれた。
印象的なのは、函館山からふたりが戻った際に、たまきにたいして取る行動が良かった。その際の石黒賢のリアクションも良かった。
入院患者役の松重豊(捨次)と光石研(結城)もそれぞれの見せ場を見事に演じていた。
少年たちの物語に、奥行きを与える素晴らしいキャスティングだったと思う。
ただ、結城の息子周平(賀来賢人)と太郎のシークエンスは非常に状結うなシークエンスなのだが、賀来賢人の演技が役作りの問題か演出の問題か、若干微妙だったのが残念である。
神木隆之介(高野太郎)と福田麻由子(海乃たまき)については想像通り、何の問題もなく
つづく・・・・
一時保存です。
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深夜3時。FM局のディレクター海乃たまき(広末涼子)は、担当番組の打ち切りを宣告された。落ち込むたまきの耳に、キャンディーズの「年下の男の子」が飛び込む。それは、ラジオの楽しさを教えてくれた年下の男の子、高野太郎(神木隆之介)との思い出の曲。たまきの心は、海辺の病院で過ごした1977年にトリップした・・・・。
太郎は野球好きの父(石黒賢)の影響で野球選手を目指し、庭で素振りするのが毎晩の日課。練習のお供はラジオから聞こえる野球の実況中継や、リクエスト番組だった。ところが、突然学校で倒れることが続き、母(西田尚美)に連れられて、叔母のかなえ(村川絵梨)が勤める海辺の病院へ向かうが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:永田琴
原作:鬼塚忠 「Little DJ 小さな恋の物語」(ポプラ社刊)
脚本:三浦有為子
出演:神木隆之介(高野太郎)、福田麻由子(海乃たまき)、広末涼子(海乃たまき)、佐藤重幸(若先生)、村川絵梨(かなえ)、松重豊(捨次)、光石研(結城)、賀来賢人(結城の息子周平)、小林克也(尾崎誠)、西田尚美(太郎の母ひろ子)、石黒賢(太郎の父正彦)、原田芳雄(大先生)
本作「Little DJ 小さな恋の物語」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
個人的には若干気になる点はあるものの、基本的に悪いところは一切ない作品の仕上がりに満足した。
しかしながら、映画のジャンルとしての「難病もの」については、毎年毎年多くの難病ものの作品が製作されており、既に観客にとっては、「また難病ものかよ!」と、辟易してしまう状況は否めない。
事実、わたしもそう言った気持ちで本作「Little DJ 小さな恋の物語」の試写に望んだ訳である。
余談だが、東京国際映画祭でも「Little DJ 小さな恋の物語」が上映されたのだが、映画祭で観なかったのも、実は「難病もの」に辟易していたからである。
物語の構成は、大人になったたまき(広末涼子)が過去の出来事を振り返ると言うもので、当然ながら冒頭とラストが現代(但し1993年)で、本編のほとんどが過去(1977年)と言う構成になっている。
こういった構成(冒頭とラストが現在で、登場人物が過去を回想する)が、基本的に好きなわたしは、その構成だけでも喜んでしまう訳だ。
余談だけど、こういった構成の作品で個人的に最も優れていると思う作品はティム・バートンの「シザーハンズ」である。
兆弱の作品では、本編の途中で回想している主体(本作では広末涼子)を登場させてしまうことがあるが、本作では広末涼子を冒頭とラストでしか起用していない部分に好感を覚える。
また小林克也の起用も発想としては大変すばらしい。
ただ、ラスト近辺の長セリフは不要だといわざるを得ない。
ラストのシークエンスはもう少しサラッと、わかる人だけにわからせる程度のシークエンスに仕上げて欲しかった。
感動を押し付ける結果に終わっているような印象を受けた。
もちろん、小林克也の起用については、起用する以上いろいろな音なの事情が発生すると思うのだが、作品のためになることであれば、大人の事情を引っ込める位の気概が欲しいものである。
1977年の世界観はすばらしく美術は良い仕事をしていた。
余談だが、小道具に「たくぎん(北海道拓殖銀行)」のくまの貯金箱があったのが嬉しかった。
しかしながら大先生の部屋は、セット感がありすぎる、と言う意味で、若干やりすぎのような気がした。
キャストは、正に適材適所で主要キャスト全員がすばらしい演技を見せていた。
特に太郎の両親の西田尚美(母ひろ子)と石黒賢(父正彦)は素晴らしかった。
石黒賢については、テレビドラマで時折見せる大げさでわざとらしい演技から、好きな俳優ではなかったのだが、石黒賢の見せ場のシークエンスでは、本気で泣かされた。
実際あごまで涙が流れる始末だった。
西田尚美については役柄上、ほぼ画面に出ずっぱりだったのだが、類型的で典型的な印象を否定できないが素晴らしい母親像を見せてくれた。
印象的なのは、函館山からふたりが戻った際に、たまきにたいして取る行動が良かった。その際の石黒賢のリアクションも良かった。
入院患者役の松重豊(捨次)と光石研(結城)もそれぞれの見せ場を見事に演じていた。
少年たちの物語に、奥行きを与える素晴らしいキャスティングだったと思う。
ただ、結城の息子周平(賀来賢人)と太郎のシークエンスは非常に状結うなシークエンスなのだが、賀来賢人の演技が役作りの問題か演出の問題か、若干微妙だったのが残念である。
神木隆之介(高野太郎)と福田麻由子(海乃たまき)については想像通り、何の問題もなく
つづく・・・・
一時保存です。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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2007/10/23 東京六本木「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で行われていた「第20回東京国際映画祭」において特別招待作品「恋空」を観た。
当日は、監督:今井夏木、出演:新垣結衣、三浦春馬、高橋ジョージの舞台挨拶やアリーナ・イベントが行われた。
参考エントリー
『今日の「東京国際映画祭」2007/10/23』
http://diarynote.jp/d/29346/20071024.html
本作「恋空」のレビューは、中盤までのプロットのネタバレがあります。ご注意願います。
「恋空」ファンの皆さんごめんなさい。
まず、「恋空」を観て最初に感じたのは違和感である。
と言うのも、本作「恋空」で描かれている物語は、本作の紹介で語られているような普通の高校生の物語とは思えないのだ。
例えるならば、−−誤解を恐れず言うと−−、本作「恋空」は、普通の高校生の物語ではなく、所謂ヤンキー高校生の物語だと思えてならないのだ。
もちろん現代の高校生の性モラルの低下についての議論は避けては通れないのだが、今回はその辺りの議論はその辺に置いておいて、本作「恋空」の中盤までのプロットについて考えてみたいと思う。
・美嘉(新垣結衣)とヒロ(三浦春馬)は出会ったその日に授業をサボってセックスする。
・美嘉はヒロの元カノが雇った男たちに車で拉致されレイプされ、写真を撮られる。
・美嘉がレイプされた噂が学校で広がり、学校中の黒板に悪口が書かれ、教室を抜け出した美嘉とヒロは、授業中に学校の図書室でセックスする。
・図書室のセックスで美嘉が妊娠したことを知ったヒロは学校をやめて働く決意をし、双方の両親に話をしに行く。
・美嘉はヒロの元カノに階段から突き落とされ流産する。
どうだろう、本作「恋空」の中盤までのプロットは。
プロットだけを見るとやはりヤンキー系の物語のような印象を受けないだろうか。
普通の高校生のピュアな恋愛物語だと思えるだろうか。
わたしは原作を読んでいないので、なんとも言えないのだが、本作「恋空」の原作は、ヤンキー高校生のピュアな恋愛模様を描いていたのではないか、と勘ぐってしまう。
そう考えた場合、映画「恋空」で美嘉を新垣結衣が演じたことに圧倒的な違和感を感じる訳だ。
つづく・・・・。
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当日は、監督:今井夏木、出演:新垣結衣、三浦春馬、高橋ジョージの舞台挨拶やアリーナ・イベントが行われた。
参考エントリー
『今日の「東京国際映画祭」2007/10/23』
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本作「恋空」のレビューは、中盤までのプロットのネタバレがあります。ご注意願います。
「恋空」ファンの皆さんごめんなさい。
まず、「恋空」を観て最初に感じたのは違和感である。
と言うのも、本作「恋空」で描かれている物語は、本作の紹介で語られているような普通の高校生の物語とは思えないのだ。
例えるならば、−−誤解を恐れず言うと−−、本作「恋空」は、普通の高校生の物語ではなく、所謂ヤンキー高校生の物語だと思えてならないのだ。
もちろん現代の高校生の性モラルの低下についての議論は避けては通れないのだが、今回はその辺りの議論はその辺に置いておいて、本作「恋空」の中盤までのプロットについて考えてみたいと思う。
・美嘉(新垣結衣)とヒロ(三浦春馬)は出会ったその日に授業をサボってセックスする。
・美嘉はヒロの元カノが雇った男たちに車で拉致されレイプされ、写真を撮られる。
・美嘉がレイプされた噂が学校で広がり、学校中の黒板に悪口が書かれ、教室を抜け出した美嘉とヒロは、授業中に学校の図書室でセックスする。
・図書室のセックスで美嘉が妊娠したことを知ったヒロは学校をやめて働く決意をし、双方の両親に話をしに行く。
・美嘉はヒロの元カノに階段から突き落とされ流産する。
どうだろう、本作「恋空」の中盤までのプロットは。
プロットだけを見るとやはりヤンキー系の物語のような印象を受けないだろうか。
普通の高校生のピュアな恋愛物語だと思えるだろうか。
わたしは原作を読んでいないので、なんとも言えないのだが、本作「恋空」の原作は、ヤンキー高校生のピュアな恋愛模様を描いていたのではないか、と勘ぐってしまう。
そう考えた場合、映画「恋空」で美嘉を新垣結衣が演じたことに圧倒的な違和感を感じる訳だ。
つづく・・・・。
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2007年の目標!! 中間発表その10
2007年11月1日 映画さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その10です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#051「パンズ・ラビリンス」恵比寿ガーデンシネマ 2007/10/08
#052「エリック・ニーチェの若き日々」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/20
#053「鳳凰 わが愛」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/20
#054「真・女立喰師列伝」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/21
#055「自虐の詩」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/22
#056「恋空」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/23
#057「地球へ2千万マイル カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#058「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#059「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#060「真木栗ノ穴」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/25
#061「トリック」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/25
2.DVD、CATV等
#171「恐怖の土曜日」HDD 2007/10/01
#172「ルート225」HDD 2007/10/02
#173「ホテル・ルワンダ」HDD 2007/10/03
#174「インサイド・マン」CATV 2007/10/06
#175「汚れた英雄」CATV 2007/10/06
#176「隠し砦の三悪人」HDD 2007/10/10
#177「幻魔大戦」CATV 2007/10/13
#178「ラッキーガール」HDD 2007/10/14
#179「テキサス・チェーンソー ビギニング」HDD 2007/10/14
#180「虹の女神 Rainbow Song」CATV 2007/10/14
#181「東京大学物語」HDD 2007/10/15
#182「パプリカ」DVD 2007/10/16
#183「レディ・イン・ザ・ウォーター」CATV 2007/10/17
#184「三本指の男」HDD 2007/10/18
#185「ロックンロール・ミシン」CATV 2007/10/27
#186「テニスの王子様」HDD 2007/10/30
#187「アザーズ」CATV 2007/10/31
3.読書
#027「未来世界から来た男」フレドリック・ブラウン著 小西宏訳 創元推理文庫 2007/10/04
#028「ある「小倉日記」伝」松本清張著 新潮文庫 2007/10/18
#029「最後の抵抗」スティーヴン・キング著 諸井修造訳 扶桑社ミステリー文庫 2007/10/29
映画は、劇場11本(累計61本)、DVD等17本(累計187本)で、計28本(累計248本)。
このままのペースで、年間298本(劇場73本)です。
読書は3冊(累計29冊)で、このままのペースでは、年間35冊です。
読書が例によってまずいですね。
まあ、先が見えてきましたけど頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画248本(うち劇場61本)
読書29冊
2006年同時期の状況
映画252本(うち劇場85本)
読書22冊
2005年同時期の状況
映画231本(うち劇場99本)
読書34冊
2004年同時期の状況
映画272本(うち劇場106本)
読書34冊
2003年同時期の状況
映画253本(うち劇場65本)
読書48冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#051「パンズ・ラビリンス」恵比寿ガーデンシネマ 2007/10/08
#052「エリック・ニーチェの若き日々」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/20
#053「鳳凰 わが愛」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/20
#054「真・女立喰師列伝」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/21
#055「自虐の詩」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/22
#056「恋空」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/23
#057「地球へ2千万マイル カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#058「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#059「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#060「真木栗ノ穴」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/25
#061「トリック」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/25
2.DVD、CATV等
#171「恐怖の土曜日」HDD 2007/10/01
#172「ルート225」HDD 2007/10/02
#173「ホテル・ルワンダ」HDD 2007/10/03
#174「インサイド・マン」CATV 2007/10/06
#175「汚れた英雄」CATV 2007/10/06
#176「隠し砦の三悪人」HDD 2007/10/10
#177「幻魔大戦」CATV 2007/10/13
#178「ラッキーガール」HDD 2007/10/14
#179「テキサス・チェーンソー ビギニング」HDD 2007/10/14
#180「虹の女神 Rainbow Song」CATV 2007/10/14
#181「東京大学物語」HDD 2007/10/15
#182「パプリカ」DVD 2007/10/16
#183「レディ・イン・ザ・ウォーター」CATV 2007/10/17
#184「三本指の男」HDD 2007/10/18
#185「ロックンロール・ミシン」CATV 2007/10/27
#186「テニスの王子様」HDD 2007/10/30
#187「アザーズ」CATV 2007/10/31
3.読書
#027「未来世界から来た男」フレドリック・ブラウン著 小西宏訳 創元推理文庫 2007/10/04
#028「ある「小倉日記」伝」松本清張著 新潮文庫 2007/10/18
#029「最後の抵抗」スティーヴン・キング著 諸井修造訳 扶桑社ミステリー文庫 2007/10/29
映画は、劇場11本(累計61本)、DVD等17本(累計187本)で、計28本(累計248本)。
このままのペースで、年間298本(劇場73本)です。
読書は3冊(累計29冊)で、このままのペースでは、年間35冊です。
読書が例によってまずいですね。
まあ、先が見えてきましたけど頑張ります。
参考)
2007年の状況
映画248本(うち劇場61本)
読書29冊
2006年同時期の状況
映画252本(うち劇場85本)
読書22冊
2005年同時期の状況
映画231本(うち劇場99本)
読書34冊
2004年同時期の状況
映画272本(うち劇場106本)
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2003年同時期の状況
映画253本(うち劇場65本)
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今日の「東京国際映画祭」2007/10/25
2007年10月26日 映画 コメント (2)「第20回東京国際映画祭」の6日め。
鑑賞作品は1本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。
■「真木栗ノ穴」日本映画・ある視点
しがない小説家が暮らす、安アパートの壁に突如あらわれた2つの穴。以来、主人公の真木栗(まきぐり)が猛然と書き上げたのは自らの死に際だった…。2005年「狼少女」で「日本映画・ある視点」に選ばれた、深川栄洋監督最新作。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:深川栄洋
製作:江口 誠、今村悦朗
企画・エグゼクティブ・プロデューサー:倉谷宣緒
プロデューサー:高見伸一、岩淵 規、丸目博則
原作:山本亜紀子
脚本:小沼雄一、深川栄洋
撮影監督:高間賢治
出演:西島秀俊、粟田 麗、木下あゆ美、キムラ緑子、利重剛
ゲスト:深川栄洋
非の打ち所がない傑作。
物語は非常に美しく静謐なラブ・ストーリーで、その構成は繊細にして柔和。
演出は順当ではあるが、ミス・デレクションの仕方が見事。
個人的には、ここ数年の日本映画で最も優れた作品の一本だと思った。
キャストについては全てのキャストがいちいちすばらしいし、セットやロケ効果から織りなす独特の世界観がすばらしい効果を挙げている。
ジャンル分けをしてしまうとホラーと言う括りに入ってしまうのだが、この作品はホラーではなく、ピュアなラヴ・ストーリーとしてプロモーションして、多くの観客に観ていただきたいと思った。
そして、このような良質な作品はきちんとプロモーションをしてきっちりとヒットさせていただきたいと真剣に思った。
舞台挨拶とティーチ・イン、その後外で監督と直接話す機会があり、作品に対する理解がより深まった。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■「once ダブリンの街角で」プレミアライブ
「once ダブリンの街角で」に出演したグレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァによるミニライブ。
時間の都合で4曲だけ聴いて退場したので、その後の状況はわからないが、本作「once ダブリンの街角で」では、穴の開いたギターが使われているのだが、ステージ上で演奏に使われていたギターもきちんと穴が開いていた。
おそらく撮影に使ったギターなのだと思うのだが、穴が開いているにも関わらず、完全なギターとして機能していた。
ライブは圧倒的にすばらしかった。
グレン・ハンサードはアラン・パーカーの大傑作「ザ・コミットメンツ」(1991)のギタリスト役(アウトスパン)としても映画ファンにはおなじみ。
■「トリック」コンペティション
実はろくに顔も覚えていないけど、駅で見かけるおじさんは僕のパパに違いない! 直感でそう信じた少年があの手この手で「パパ」をママに会わせようと、大人顔負けの想像力を発揮する! ほんわかムードが心地よい作品。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:アンジェイ・ヤキモフスキ
プロデューサー:アンジェイ・ヤキモフスキ
脚本:アンジェイ・ヤキモフスキ、
撮影:アダム・バイェルスキ
美術:エヴァ・ヤキモフスカ
編集:ツェザリ・グジェシュック
音楽:トマシュ・ガッソフスキ
出演:ダミアン・ウル、エヴァリナ・ヴァレンジャク、ラファウ・グジニチャク、トマシュ・サプリック、イヴァナ・フォルナルチック
ゲスト:アンジェイ・ヤキモフスキ、エヴァ・ヤキモフスカ
非常にキュートな作品。
人間を論理的に「ピタゴラスイッチ」みたいに動かし、目的を達成しようとする物語。
予告編を見る限りでは、パパだと思った人に対し少年が直接働きかけ、ママの元へ行かせようとする作品だと思っていたのだが、働きかけが全て間接的だという点に驚いた。
例えば、自分のゴミを公園のゴミ箱に、自分の手を使わずにいかにして捨てるか、とか、売れないリンゴ売りをいかにして売れるリンゴ売りにするか、とか、論理的な公道が非常に楽しく、そして興味深かった。
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鑑賞作品は1本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。
■「真木栗ノ穴」日本映画・ある視点
しがない小説家が暮らす、安アパートの壁に突如あらわれた2つの穴。以来、主人公の真木栗(まきぐり)が猛然と書き上げたのは自らの死に際だった…。2005年「狼少女」で「日本映画・ある視点」に選ばれた、深川栄洋監督最新作。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:深川栄洋
製作:江口 誠、今村悦朗
企画・エグゼクティブ・プロデューサー:倉谷宣緒
プロデューサー:高見伸一、岩淵 規、丸目博則
原作:山本亜紀子
脚本:小沼雄一、深川栄洋
撮影監督:高間賢治
出演:西島秀俊、粟田 麗、木下あゆ美、キムラ緑子、利重剛
ゲスト:深川栄洋
非の打ち所がない傑作。
物語は非常に美しく静謐なラブ・ストーリーで、その構成は繊細にして柔和。
演出は順当ではあるが、ミス・デレクションの仕方が見事。
個人的には、ここ数年の日本映画で最も優れた作品の一本だと思った。
キャストについては全てのキャストがいちいちすばらしいし、セットやロケ効果から織りなす独特の世界観がすばらしい効果を挙げている。
ジャンル分けをしてしまうとホラーと言う括りに入ってしまうのだが、この作品はホラーではなく、ピュアなラヴ・ストーリーとしてプロモーションして、多くの観客に観ていただきたいと思った。
そして、このような良質な作品はきちんとプロモーションをしてきっちりとヒットさせていただきたいと真剣に思った。
舞台挨拶とティーチ・イン、その後外で監督と直接話す機会があり、作品に対する理解がより深まった。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■「once ダブリンの街角で」プレミアライブ
「once ダブリンの街角で」に出演したグレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァによるミニライブ。
時間の都合で4曲だけ聴いて退場したので、その後の状況はわからないが、本作「once ダブリンの街角で」では、穴の開いたギターが使われているのだが、ステージ上で演奏に使われていたギターもきちんと穴が開いていた。
おそらく撮影に使ったギターなのだと思うのだが、穴が開いているにも関わらず、完全なギターとして機能していた。
ライブは圧倒的にすばらしかった。
グレン・ハンサードはアラン・パーカーの大傑作「ザ・コミットメンツ」(1991)のギタリスト役(アウトスパン)としても映画ファンにはおなじみ。
■「トリック」コンペティション
実はろくに顔も覚えていないけど、駅で見かけるおじさんは僕のパパに違いない! 直感でそう信じた少年があの手この手で「パパ」をママに会わせようと、大人顔負けの想像力を発揮する! ほんわかムードが心地よい作品。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:アンジェイ・ヤキモフスキ
プロデューサー:アンジェイ・ヤキモフスキ
脚本:アンジェイ・ヤキモフスキ、
撮影:アダム・バイェルスキ
美術:エヴァ・ヤキモフスカ
編集:ツェザリ・グジェシュック
音楽:トマシュ・ガッソフスキ
出演:ダミアン・ウル、エヴァリナ・ヴァレンジャク、ラファウ・グジニチャク、トマシュ・サプリック、イヴァナ・フォルナルチック
ゲスト:アンジェイ・ヤキモフスキ、エヴァ・ヤキモフスカ
非常にキュートな作品。
人間を論理的に「ピタゴラスイッチ」みたいに動かし、目的を達成しようとする物語。
予告編を見る限りでは、パパだと思った人に対し少年が直接働きかけ、ママの元へ行かせようとする作品だと思っていたのだが、働きかけが全て間接的だという点に驚いた。
例えば、自分のゴミを公園のゴミ箱に、自分の手を使わずにいかにして捨てるか、とか、売れないリンゴ売りをいかにして売れるリンゴ売りにするか、とか、論理的な公道が非常に楽しく、そして興味深かった。
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今日の「東京国際映画祭」2007/10/24
2007年10月25日 映画
「第20回東京国際映画祭」の5日め。
鑑賞作品は1プログラム3本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。
■「地球へ2千万マイル カラーライズ版」特別招待作品
■「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」特別招待作品
■「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」特別招待作品
ゲスト:眞鍋かをり、林家いっ平
今回のプログラムはモノクロ作品である「水爆と深海の怪物」(1955)、「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」(1956)「地球へ2千万マイル」(1957)をカラーライズしたもの。
モノクロ作品のカラーライズ化はいろいろあるらしいのだが、劇場でカラーライズ作品を観たのは今回が初めての経験である。
で、驚いたのはそのクオリティである。
もう、最初からカラーで撮影された作品としか思えないのだ。
スクリーンに定着されているあらゆる物体がいちいちカラーになっているのだ。
当然のことだが、顔の色は顔の色になっているし、チェックのシャツはチェックのシャツに、軍服の略章はそれぞれ色がついているし、日向や日陰にある衣服や物体の色彩の変化等、おそるべきクオリティで色彩が再現されているのだ。
これは本当にとんでもない作業を行っているのだと思った。
作品はもう50年以上前の作品なのでレビューはしないが、遡って考えると、現代の映画界にとって非常に有意義な作品だと思った。
カラーライズ版は今回の上映がワールド・プレミアと言う事で、入場前の持ち物検査は「第20回東京国際映画祭」の中で一番厳しかった。
ゲストは眞鍋かをりと林家いっ平だったのだが、よくわからん人選だったと思う。
とは言う物の、彼等の以上はシンドバッドをイメージしたもので、特に眞鍋かをりのお腹が素敵だった。
舞台挨拶の際に、必ずオペラグラスを持参するわたしの目は眞鍋かをりのお腹に釘付けだった。
終映時刻は23:40過ぎ、最終電車ギリギリであった。
因みに、「鳳凰 わが愛」の終映時刻は23:46であった。
もう少し上映スケジュールを検討した方が良いのではないか、と思った。
あと20分早く上映を開始すれば、もっと多くの観客が観られるのではないか、と思う。
観客のことをもう少し考えて欲しい、と思う訳だ。
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鑑賞作品は1プログラム3本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。
■「地球へ2千万マイル カラーライズ版」特別招待作品
■「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」特別招待作品
■「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」特別招待作品
ゲスト:眞鍋かをり、林家いっ平
今回のプログラムはモノクロ作品である「水爆と深海の怪物」(1955)、「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」(1956)「地球へ2千万マイル」(1957)をカラーライズしたもの。
モノクロ作品のカラーライズ化はいろいろあるらしいのだが、劇場でカラーライズ作品を観たのは今回が初めての経験である。
で、驚いたのはそのクオリティである。
もう、最初からカラーで撮影された作品としか思えないのだ。
スクリーンに定着されているあらゆる物体がいちいちカラーになっているのだ。
当然のことだが、顔の色は顔の色になっているし、チェックのシャツはチェックのシャツに、軍服の略章はそれぞれ色がついているし、日向や日陰にある衣服や物体の色彩の変化等、おそるべきクオリティで色彩が再現されているのだ。
これは本当にとんでもない作業を行っているのだと思った。
作品はもう50年以上前の作品なのでレビューはしないが、遡って考えると、現代の映画界にとって非常に有意義な作品だと思った。
カラーライズ版は今回の上映がワールド・プレミアと言う事で、入場前の持ち物検査は「第20回東京国際映画祭」の中で一番厳しかった。
ゲストは眞鍋かをりと林家いっ平だったのだが、よくわからん人選だったと思う。
とは言う物の、彼等の以上はシンドバッドをイメージしたもので、特に眞鍋かをりのお腹が素敵だった。
舞台挨拶の際に、必ずオペラグラスを持参するわたしの目は眞鍋かをりのお腹に釘付けだった。
終映時刻は23:40過ぎ、最終電車ギリギリであった。
因みに、「鳳凰 わが愛」の終映時刻は23:46であった。
もう少し上映スケジュールを検討した方が良いのではないか、と思った。
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今日の「東京国際映画祭」2007/10/23
2007年10月24日 映画
「第20回東京国際映画祭」の4日めも鑑賞作品は1本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。
■「恋空」
著者・美嘉さんが自らの体験をもとにつづった伝説的ケータイ小説の映画化! ごく普通の女子高生・美嘉は、同級生のヒロとの運命的な出会いから、波乱の人生を歩み始める。美嘉がたどり着く、恋の結末とは…。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:今井夏木
原作:美嘉
脚本:渡邊睦月
音楽:河野伸
エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉
企画:三野正己
プロデューサー:森川真行、那須田淳
撮影:山本英夫
出演:新垣結衣、三浦春馬、香里奈、麻生祐未、高橋ジョージ
ゲスト:今井夏木、新垣結衣、三浦春馬、高橋ジョージ
何故この映画を見たかと言うと、新垣結衣について、非常にかわいく魅力的だと常々思っていたから。
折角の舞台挨拶があるので、新垣結衣本人を眺めてみたいと言う気持ちが先行していた。
いつものわたしだったら、同時刻に他のスクリーンで上映されている「子猫の涙」の方を見たいと思うところだが、結果的には新垣結衣のキュートな魅力に負けた訳だ。
しかしながら、10/20のレッドカーペットで本人を2m位の距離で見た際に思ったのは、そんなにかわいくないな、と言うこと。
また、当日の舞台挨拶で本人を見た際も残念ながら同様に感じた。映像のマジックか?
舞台挨拶等、演出されていない素の彼女は比較的うつむきがちで笑顔も少なく、それほど魅力的には見えなかった。
だからと言って「恋空」の彼女が魅力的ではないのか、と言うとそうではなく、演出されフィルムに定着された彼女の魅力は大変なものだった。
物語のプロットは安易でありがち、直線的なもので冒頭から中盤までの展開は退屈で仕方がなかったが、中盤から後半に向けて、小出恵介が出はじめてから物語りは俄然力を得て行くような印象を受けた。
余談だけど、冒頭、メイクが浮いており、こりゃライティングへたくそと思ったのだが、メイクが浮いた描写はライティングのもんだいではなく、メイクが似合っていないことをわざと表現しているものだったとわかり、驚きと共に胸をなでおろしたわたしだった。
キャストとしては、新垣結衣、三浦春馬、小出恵介が良かった。
個人的には、小出恵介は「パッチギ!」(2004)にしろ「初恋」(2006)にしろ、クラシカルな印象を出せる稀有な若手俳優のひとりだと思う。
つづく・・・・
一時保存です。
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例によってあんまりやる気がないわたしでした。
■「恋空」
著者・美嘉さんが自らの体験をもとにつづった伝説的ケータイ小説の映画化! ごく普通の女子高生・美嘉は、同級生のヒロとの運命的な出会いから、波乱の人生を歩み始める。美嘉がたどり着く、恋の結末とは…。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:今井夏木
原作:美嘉
脚本:渡邊睦月
音楽:河野伸
エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉
企画:三野正己
プロデューサー:森川真行、那須田淳
撮影:山本英夫
出演:新垣結衣、三浦春馬、香里奈、麻生祐未、高橋ジョージ
ゲスト:今井夏木、新垣結衣、三浦春馬、高橋ジョージ
何故この映画を見たかと言うと、新垣結衣について、非常にかわいく魅力的だと常々思っていたから。
折角の舞台挨拶があるので、新垣結衣本人を眺めてみたいと言う気持ちが先行していた。
いつものわたしだったら、同時刻に他のスクリーンで上映されている「子猫の涙」の方を見たいと思うところだが、結果的には新垣結衣のキュートな魅力に負けた訳だ。
しかしながら、10/20のレッドカーペットで本人を2m位の距離で見た際に思ったのは、そんなにかわいくないな、と言うこと。
また、当日の舞台挨拶で本人を見た際も残念ながら同様に感じた。映像のマジックか?
舞台挨拶等、演出されていない素の彼女は比較的うつむきがちで笑顔も少なく、それほど魅力的には見えなかった。
だからと言って「恋空」の彼女が魅力的ではないのか、と言うとそうではなく、演出されフィルムに定着された彼女の魅力は大変なものだった。
物語のプロットは安易でありがち、直線的なもので冒頭から中盤までの展開は退屈で仕方がなかったが、中盤から後半に向けて、小出恵介が出はじめてから物語りは俄然力を得て行くような印象を受けた。
余談だけど、冒頭、メイクが浮いており、こりゃライティングへたくそと思ったのだが、メイクが浮いた描写はライティングのもんだいではなく、メイクが似合っていないことをわざと表現しているものだったとわかり、驚きと共に胸をなでおろしたわたしだった。
キャストとしては、新垣結衣、三浦春馬、小出恵介が良かった。
個人的には、小出恵介は「パッチギ!」(2004)にしろ「初恋」(2006)にしろ、クラシカルな印象を出せる稀有な若手俳優のひとりだと思う。
つづく・・・・
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今日の「東京国際映画祭」2007/10/22
2007年10月23日 映画
「第20回東京国際映画祭」の3日めも鑑賞作品は1本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。
■「自虐の詩」トークショー&ライブ
ゲスト:堤幸彦(監督)、中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、カルーセル麻紀、安藤裕子(主題歌)
六本木ヒルズアリーナで行われた特別招待作品「自虐の詩」のトークショー&ライブに参加した。
先ずは「自虐の詩」の主題歌を担当した安藤裕子のミニ・ライブが行われ、心がなごんだ。
続いて、監督・キャストらのトークショーが行われた。
トークショーと言っても、通常の舞台挨拶のようなものであるが、イベントとしてゲスト全員で特製のちゃぶ台をひっくり返すパフォーマンスが行われた。
が、如何せんスチール・カメラマンのポジショニングには激怒した。
と言うのも、最前列の前に、カメラマンのコーナーを設置するのは良いのだが、良心的なカメラマンは地面に直接座っているのだが、おばかなカメラマンはステージのまん前に脚立を立てその上に座って撮影をしているのだ。
その関係でその後ろに陣取ったカメラマンは立った状態で撮影を行っていた。
流石に観客席や警備から注意をされ、中腰で撮影するものの、場所によっては、阿部寛の頭しか見えない人もいたのではないか、と思った。
かく言うわたしは前から2列目の中央をゲットし、カメラマンのブロック攻撃を少なからず受けてしまった。
わたしは比較的身長(座高)があるので、難を逃れたが、座高の低い女性は、冗談抜きに阿部寛の頭しか見えないイベントだったのかも知れない。
ミーハーなわたしは、実のところ、23日の「恋空」のトークショーに行きたいところなのだが、仕事の関係で難しいところだ。
■「自虐の詩」特別招待作品
幼少期から薄幸の幸江は、内縁の夫イサオにひたすら尽くすことが幸せ。人には理解不能でも、そこには二人にしか分らない深い愛情物語があった! 堤幸彦監督が、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を、笑いと涙で描いた娯楽作。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:堤 幸彦
プロデューサー:植田博樹、石田雄治、中沢 晋
原作:業田良家
脚本:関 えり香、里中静流
撮影:唐沢 悟
美術:相馬直樹
編集:伊藤伸行
音楽:澤野弘之
出演:中谷美紀、阿部 寛、西田敏行、遠藤憲一、カルーセル麻紀
ゲスト:堤幸彦(監督)、中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、カルーセル麻紀、安藤裕子(主題歌)
サプライズ・ゲスト:内藤大助(WBC世界フライ級チャンピオン)
作品としては想像以上に良かった。
まさか堤幸彦にこんなに泣かされるとは思わなかった。
堤幸彦としてもやはり、従来のテレビ・シリーズの劇場版だとか、ホラーだとかではなく、新たな方向性を模索しているのだと思った。
「包帯クラブ」(2007)、「自虐の詩」(2007)、「20世紀少年」(2008)と言う流れに、監督堤幸彦に期待が高まる。
しかし、「銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜」 (2008)ってどうよ?
作品としては、前半から中盤にかけて、幸江とイサオを取り巻く人々を描くコメディ映画の様相を呈しているが、中盤以降、丁度幸江の回想シーンが入ってくるところから、映画は異なるベクトルへとすすみ始める。
幸江の少女時代から現在までを描くことにより、「自虐の詩」と言う作品は「幸江の一生」とも言うべき作品に昇華することに成功している。
また、イサオの幸江とであった頃の過去の姿を描くことにより、現在の憎むべきイサオが愛すべきイサオに変わってしまう、と言う展開がすばらしい。
そして、当然のごとく、幸江の少女時代から現在、そして未来までを見た観客の感情移入の度合は強烈である。
もちろん優れているのは原作なのだが、散文的な4コマのギャグ漫画を2時間の作品に破綻なくまとめる様は見事と言わざるを得ない。
この秋、是非劇場へ足を運んでいただきたい。
余談だが、10/27公開の作品を特別招待作品と銘うって10/22に上映する「東京国際映画祭」って一体なんなんだ、と思う。
(因みに公開直前で上映される作品が今年は多いぞ)
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■「自虐の詩」トークショー&ライブ
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六本木ヒルズアリーナで行われた特別招待作品「自虐の詩」のトークショー&ライブに参加した。
先ずは「自虐の詩」の主題歌を担当した安藤裕子のミニ・ライブが行われ、心がなごんだ。
続いて、監督・キャストらのトークショーが行われた。
トークショーと言っても、通常の舞台挨拶のようなものであるが、イベントとしてゲスト全員で特製のちゃぶ台をひっくり返すパフォーマンスが行われた。
が、如何せんスチール・カメラマンのポジショニングには激怒した。
と言うのも、最前列の前に、カメラマンのコーナーを設置するのは良いのだが、良心的なカメラマンは地面に直接座っているのだが、おばかなカメラマンはステージのまん前に脚立を立てその上に座って撮影をしているのだ。
その関係でその後ろに陣取ったカメラマンは立った状態で撮影を行っていた。
流石に観客席や警備から注意をされ、中腰で撮影するものの、場所によっては、阿部寛の頭しか見えない人もいたのではないか、と思った。
かく言うわたしは前から2列目の中央をゲットし、カメラマンのブロック攻撃を少なからず受けてしまった。
わたしは比較的身長(座高)があるので、難を逃れたが、座高の低い女性は、冗談抜きに阿部寛の頭しか見えないイベントだったのかも知れない。
ミーハーなわたしは、実のところ、23日の「恋空」のトークショーに行きたいところなのだが、仕事の関係で難しいところだ。
■「自虐の詩」特別招待作品
幼少期から薄幸の幸江は、内縁の夫イサオにひたすら尽くすことが幸せ。人には理解不能でも、そこには二人にしか分らない深い愛情物語があった! 堤幸彦監督が、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を、笑いと涙で描いた娯楽作。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:堤 幸彦
プロデューサー:植田博樹、石田雄治、中沢 晋
原作:業田良家
脚本:関 えり香、里中静流
撮影:唐沢 悟
美術:相馬直樹
編集:伊藤伸行
音楽:澤野弘之
出演:中谷美紀、阿部 寛、西田敏行、遠藤憲一、カルーセル麻紀
ゲスト:堤幸彦(監督)、中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、カルーセル麻紀、安藤裕子(主題歌)
サプライズ・ゲスト:内藤大助(WBC世界フライ級チャンピオン)
作品としては想像以上に良かった。
まさか堤幸彦にこんなに泣かされるとは思わなかった。
堤幸彦としてもやはり、従来のテレビ・シリーズの劇場版だとか、ホラーだとかではなく、新たな方向性を模索しているのだと思った。
「包帯クラブ」(2007)、「自虐の詩」(2007)、「20世紀少年」(2008)と言う流れに、監督堤幸彦に期待が高まる。
しかし、「銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜」 (2008)ってどうよ?
作品としては、前半から中盤にかけて、幸江とイサオを取り巻く人々を描くコメディ映画の様相を呈しているが、中盤以降、丁度幸江の回想シーンが入ってくるところから、映画は異なるベクトルへとすすみ始める。
幸江の少女時代から現在までを描くことにより、「自虐の詩」と言う作品は「幸江の一生」とも言うべき作品に昇華することに成功している。
また、イサオの幸江とであった頃の過去の姿を描くことにより、現在の憎むべきイサオが愛すべきイサオに変わってしまう、と言う展開がすばらしい。
そして、当然のごとく、幸江の少女時代から現在、そして未来までを見た観客の感情移入の度合は強烈である。
もちろん優れているのは原作なのだが、散文的な4コマのギャグ漫画を2時間の作品に破綻なくまとめる様は見事と言わざるを得ない。
この秋、是非劇場へ足を運んでいただきたい。
余談だが、10/27公開の作品を特別招待作品と銘うって10/22に上映する「東京国際映画祭」って一体なんなんだ、と思う。
(因みに公開直前で上映される作品が今年は多いぞ)
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今日の「東京国際映画祭」2007/10/21
2007年10月22日 映画「第20回東京国際映画祭」の2日目は1作品のみ鑑賞。
日曜日に1本しか観ないわたしのやる気のなさを露呈した。
■「真・女立喰師列伝」日本映画・ある視点(ワールド・プレミア)
「攻殻機動隊」の押井守監督ほか気鋭のクリエイターと6人の女優がおくる、<特盛り>極上エンタテインメント。立喰いによる無銭飲食に生きるプロ=<女立喰師>たちの仕掛ける華麗な罠。6話による傑作オムニバス映画。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:押井守、神谷誠、神山健治、辻本貴則、湯浅弘章
原作・総監修:押井 守
音楽:川井憲次
エグゼクティブ・プロデューサー:森 遊机
プロデューサー:久保 淳
出演:ひし美ゆり子、佐伯日菜子、小倉優子、安藤麻吹、水野美紀、藤田陽子
ゲスト:押井守(監督)、神谷誠(監督)、神山健治(監督)、辻本貴則(監督)、湯浅弘章(監督)、佐伯日菜子、安藤麻吹、藤田陽子、兵藤まこ
面白いのは面白いのだが、商業的にはどうだろう。
疑問が残る。
作品の構成は短編のオムニバスなのだが、監督について若手を抜擢したと言うことや、撮影がデジタル撮影と言うこともあり、画質のクオリティが低く、作品としては自主制作の延長線上にある作品のような印象を受けた。
とは言うものの見るべきものがない、と言うわけではなく、脚本はそれぞれ面白く、またそれぞれに見るべきところは多々ある、といえる。
個人的には、湯浅弘章の「草間のささやき 氷苺の玖実」が印象に残った。
脚本は、若干頭でっかちな部分や、学生映画のような表層的な部分だけをまとめたような部分はあるものの、概ね良かった。
音楽も作品に格調を与えることに成功している。
やはり残念なのは、画質のクオリティである。
今後の展開に期待である。
上映後のティーチ・インでは押井守が語りまくっていた。
収録エピソードは次の通り。
「金魚姫 鼈甲飴の有理」押井守×ひし美ゆり子
「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」辻本貴則×水野美紀
「Dandelion 学食のマブ」神山健治×安藤麻吹
「草間のささやき 氷苺の玖実」湯浅弘章×藤田陽子
「歌謡の天使 クレープのマミ」神谷誠×小椋優子
「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」押井守×佐伯日菜子
余談だが、当初は小倉優子が舞台挨拶に来場する、と言う情報が流れ、転売目的でチケットを購入した人が多かったようだが、小倉優子の来場はない、と言うことになり、オークションではチケットがだぶついていた。
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日曜日に1本しか観ないわたしのやる気のなさを露呈した。
■「真・女立喰師列伝」日本映画・ある視点(ワールド・プレミア)
「攻殻機動隊」の押井守監督ほか気鋭のクリエイターと6人の女優がおくる、<特盛り>極上エンタテインメント。立喰いによる無銭飲食に生きるプロ=<女立喰師>たちの仕掛ける華麗な罠。6話による傑作オムニバス映画。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:押井守、神谷誠、神山健治、辻本貴則、湯浅弘章
原作・総監修:押井 守
音楽:川井憲次
エグゼクティブ・プロデューサー:森 遊机
プロデューサー:久保 淳
出演:ひし美ゆり子、佐伯日菜子、小倉優子、安藤麻吹、水野美紀、藤田陽子
ゲスト:押井守(監督)、神谷誠(監督)、神山健治(監督)、辻本貴則(監督)、湯浅弘章(監督)、佐伯日菜子、安藤麻吹、藤田陽子、兵藤まこ
面白いのは面白いのだが、商業的にはどうだろう。
疑問が残る。
作品の構成は短編のオムニバスなのだが、監督について若手を抜擢したと言うことや、撮影がデジタル撮影と言うこともあり、画質のクオリティが低く、作品としては自主制作の延長線上にある作品のような印象を受けた。
とは言うものの見るべきものがない、と言うわけではなく、脚本はそれぞれ面白く、またそれぞれに見るべきところは多々ある、といえる。
個人的には、湯浅弘章の「草間のささやき 氷苺の玖実」が印象に残った。
脚本は、若干頭でっかちな部分や、学生映画のような表層的な部分だけをまとめたような部分はあるものの、概ね良かった。
音楽も作品に格調を与えることに成功している。
やはり残念なのは、画質のクオリティである。
今後の展開に期待である。
上映後のティーチ・インでは押井守が語りまくっていた。
収録エピソードは次の通り。
「金魚姫 鼈甲飴の有理」押井守×ひし美ゆり子
「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」辻本貴則×水野美紀
「Dandelion 学食のマブ」神山健治×安藤麻吹
「草間のささやき 氷苺の玖実」湯浅弘章×藤田陽子
「歌謡の天使 クレープのマミ」神谷誠×小椋優子
「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」押井守×佐伯日菜子
余談だが、当初は小倉優子が舞台挨拶に来場する、と言う情報が流れ、転売目的でチケットを購入した人が多かったようだが、小倉優子の来場はない、と言うことになり、オークションではチケットがだぶついていた。
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今日の「東京国際映画祭」2007/10/20
2007年10月21日 映画
2007/10/20 「第20回東京国際映画祭」がはじまった。
ここ数年、魅力が減じて行く「東京国際映画祭」だが、今年も何本か映画を観る事にした。
「東京国際映画祭」がまずい話は気が向いたら後日。
■「エリック・ニーチェの若き日々」コンペティション
個性的な教授や同級生と映画学校で学ぶエリックだが、どうにも才能が開花する気配がない。そして卒業制作の時を迎えるが…。鬼才、ラース・フォン・トリアーが自らの若き日を脚本化した、悩める映画青年の成長物語。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:ヤコブ・トゥエセン
プロデューサー:シセ・グラウン・ヨーゲンセン/マリエ・ゲーデ
脚本:ラース・フォン・トリアー
撮影:セバスチャン・ブレンコウ
編集:ペア・K・キアケゴー
出演:ヨナタン・スパン/カール・マーティン・ノレーン/テレーセ・ダムスゴー/デイビッド・デンシック/リーネ・ビエ・ローセンスジャーネ
ゲストはプロデューサーのマリエ・ゲーデ。
映画好きにはたまらない作品。
ラース・フォン・トリアーの映画学校時代のほぼ自伝的作品。
特にキャッチーだったのは、ドーリー・グリップのフィーチャー。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■「鳳凰 わが愛」
1920年代の中国。実話を元に、激動の時代に翻弄されながらも、刑務所で出会った男女の壮絶な運命をめぐった、30年に渡る愛の一大叙事詩。日本を代表する名優・中井貴一、主演&初プロデュース作品。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:ジヌ・チェヌ(金叙ァ)
エクゼクティブ・プロデューサー:角川歴彦/ツァイ・グァンシェン(蔡冠深)/ハン・ホンフェ(韓宏飛)、プロデューサー:中井貴一/シャーリー・カオ(高秀蘭)/坂上直行、
原案:ジヌ・チェヌ
脚本:シェン・ジェ(申捷)
撮影:モン・シャオチン(孟暁清)
美術:チョウ・イーシャー(周一沙)
音楽:S.E.N.S.
出演:中井貴一/ミャオ・プゥ(苗圃)/グォ・タォ(郭濤)
ゲストはジヌ・チェヌ(監督)、中井貴一(プロデューサー/出演者)、ミャオ・プゥ、グォ・タォ、勝木ゆかり(S.E.N.S./音楽)
この作品がコンペティションに出品されている、という事は非常に意義がある。
意義については気が向いたら後日。
中井貴一の気概に溢れた素晴らしい作品。
ユーモアと悲劇がミックスされた文芸作品。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■レッドカーペット オープニングセレモニー
開始時刻の90分から並び、ほぼベストなポジションをゲットするが、ハリウッド・スターが来ない国際映画祭のレッドカーペットとは、いかがなものだろうか。
ハリウッドスターが来ない(上映も少ない)と言う事もあり、華がないレッドカーペットだったためか、日本国内の配給会社・製作会社からのオファーがあったのか、日本映画関係のゲストは大盤振る舞い気味だった。
ついでに、東宝からは長澤まさみが上映作品もないのに、角川歴彦らに花束を贈呈する始末である。
余談だが、わたしの近くに、携帯ラジオで世界と通信し世界に指示を出す電波な人がいて、周りの人たちから顰蹙を買っていた。
一番人気があったのは、玉木宏。
玉木宏が動けば、観客が波のように動く。
恐るべし玉木宏。
あとレッドカーペット準備中の際、行定勲が反対側の歩道を歩いていた。
誰も気付いていなかった。
わたしは、行定勲の話を何度か書いているが、彼は映画祭によく足を運んでいる。
詩文が関係している作品の上映はないのに、普通に映画祭に映画を見に来る、勉強熱心なスタンスに頭が下がる想いである。
■公式プログラム
今年の公式プログラムのクオリティの低さには驚いた。
先ずは紙質が悪い。
年に一度の国際映画祭の公式プログラムなのに、紙質は雑誌のカラーページレベル。
わかりやすい例を挙げると「Weeklyぴあ」のカラーページと区別がつかない程の安っぽい作りなのだ。
本当に「東京国際映画祭」はまずいかもしれないぞ。
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「東京国際映画祭」がまずい話は気が向いたら後日。
■「エリック・ニーチェの若き日々」コンペティション
個性的な教授や同級生と映画学校で学ぶエリックだが、どうにも才能が開花する気配がない。そして卒業制作の時を迎えるが…。鬼才、ラース・フォン・トリアーが自らの若き日を脚本化した、悩める映画青年の成長物語。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:ヤコブ・トゥエセン
プロデューサー:シセ・グラウン・ヨーゲンセン/マリエ・ゲーデ
脚本:ラース・フォン・トリアー
撮影:セバスチャン・ブレンコウ
編集:ペア・K・キアケゴー
出演:ヨナタン・スパン/カール・マーティン・ノレーン/テレーセ・ダムスゴー/デイビッド・デンシック/リーネ・ビエ・ローセンスジャーネ
ゲストはプロデューサーのマリエ・ゲーデ。
映画好きにはたまらない作品。
ラース・フォン・トリアーの映画学校時代のほぼ自伝的作品。
特にキャッチーだったのは、ドーリー・グリップのフィーチャー。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■「鳳凰 わが愛」
1920年代の中国。実話を元に、激動の時代に翻弄されながらも、刑務所で出会った男女の壮絶な運命をめぐった、30年に渡る愛の一大叙事詩。日本を代表する名優・中井貴一、主演&初プロデュース作品。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)
監督:ジヌ・チェヌ(金叙ァ)
エクゼクティブ・プロデューサー:角川歴彦/ツァイ・グァンシェン(蔡冠深)/ハン・ホンフェ(韓宏飛)、プロデューサー:中井貴一/シャーリー・カオ(高秀蘭)/坂上直行、
原案:ジヌ・チェヌ
脚本:シェン・ジェ(申捷)
撮影:モン・シャオチン(孟暁清)
美術:チョウ・イーシャー(周一沙)
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ゲストはジヌ・チェヌ(監督)、中井貴一(プロデューサー/出演者)、ミャオ・プゥ、グォ・タォ、勝木ゆかり(S.E.N.S./音楽)
この作品がコンペティションに出品されている、という事は非常に意義がある。
意義については気が向いたら後日。
中井貴一の気概に溢れた素晴らしい作品。
ユーモアと悲劇がミックスされた文芸作品。
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■レッドカーペット オープニングセレモニー
開始時刻の90分から並び、ほぼベストなポジションをゲットするが、ハリウッド・スターが来ない国際映画祭のレッドカーペットとは、いかがなものだろうか。
ハリウッドスターが来ない(上映も少ない)と言う事もあり、華がないレッドカーペットだったためか、日本国内の配給会社・製作会社からのオファーがあったのか、日本映画関係のゲストは大盤振る舞い気味だった。
ついでに、東宝からは長澤まさみが上映作品もないのに、角川歴彦らに花束を贈呈する始末である。
余談だが、わたしの近くに、携帯ラジオで世界と通信し世界に指示を出す電波な人がいて、周りの人たちから顰蹙を買っていた。
一番人気があったのは、玉木宏。
玉木宏が動けば、観客が波のように動く。
恐るべし玉木宏。
あとレッドカーペット準備中の際、行定勲が反対側の歩道を歩いていた。
誰も気付いていなかった。
わたしは、行定勲の話を何度か書いているが、彼は映画祭によく足を運んでいる。
詩文が関係している作品の上映はないのに、普通に映画祭に映画を見に来る、勉強熱心なスタンスに頭が下がる想いである。
■公式プログラム
今年の公式プログラムのクオリティの低さには驚いた。
先ずは紙質が悪い。
年に一度の国際映画祭の公式プログラムなのに、紙質は雑誌のカラーページレベル。
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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/10/20
2007年10月20日 映画週刊「映画レビュー・インデックス」2007/10/20号(通巻155号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
http://diarynote.jp/d/29346/20071012.html
2007/10/06公開
「パンズ・ラビリンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20071009.html
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070917.html
2007/09/01公開
「デス・プルーフinグラインドハウス」
未レビュー
2007/08/25公開
「シッコ」
未レビュー
2007/08/24公開
「グラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070826.html
2007/08/04公開
「プロヴァンスの贈りもの」
http://diarynote.jp/d/29346/20070718.html
「トランスフォーマー」
http://diarynote.jp/d/29346/20070919.html
■週末興収ベストテン
2007/10/13-14 興収ベストテン
1.「HERO」(東宝)
2.「キングダム/見えざる敵」(UIP)
3.「クローズド・ノート」(東宝)
4.「パーフェクト・ストレンジャー」(ディズニー)
5.「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(松竹)
6.「幸せのレシピ」(ワーナー)
7.「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(FOX)
8.「ローグ アサシン」(アスミック・エース=東映)
9.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(クロックワークス=カラー)
10.「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」(ムービーアイ)
今年も今日から「東京国際映画祭」がはじまりました。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」です。
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■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
http://diarynote.jp/d/29346/20071012.html
2007/10/06公開
「パンズ・ラビリンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20071009.html
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070917.html
2007/09/01公開
「デス・プルーフinグラインドハウス」
未レビュー
2007/08/25公開
「シッコ」
未レビュー
2007/08/24公開
「グラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070826.html
2007/08/04公開
「プロヴァンスの贈りもの」
http://diarynote.jp/d/29346/20070718.html
「トランスフォーマー」
http://diarynote.jp/d/29346/20070919.html
■週末興収ベストテン
2007/10/13-14 興収ベストテン
1.「HERO」(東宝)
2.「キングダム/見えざる敵」(UIP)
3.「クローズド・ノート」(東宝)
4.「パーフェクト・ストレンジャー」(ディズニー)
5.「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(松竹)
6.「幸せのレシピ」(ワーナー)
7.「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(FOX)
8.「ローグ アサシン」(アスミック・エース=東映)
9.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(クロックワークス=カラー)
10.「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」(ムービーアイ)
今年も今日から「東京国際映画祭」がはじまりました。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」です。
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