「携帯動画共有実験モニタープログラム」が終了した。

2007/08/22に、件の「モニタープログラム終了式」に参加してきた。

アンケート調査やヒアリング、質疑応答等があり、いくつかの賞が発表された。

かく言うわたしも、なんと、とある賞を受賞してしまった。

その賞の受賞の要因となった動画は、次の通り。

「遠雷」
http://mobi.labs.goo.ne.jp//index/detail?i=1313

「うちのタロー」
http://mobi.labs.goo.ne.jp//index/detail?i=1229

まあたいした動画ではないのだが、「遠雷」は雲中放電の瞬間を捉えたところが評価されたらしい。
「うちのタロー」は事務局サイドで喜ばれたらしい。

携帯で撮影した動画を共有する、と言う事には、以前からお話ししているように「肖像権」「著作権」をはじめとしていろいろな問題があり、投稿する動画にもいろいろ気を使った上で、妥協の上で投稿した動画で賞をもらえるとは、なかなか嬉しいものであった。

因みにいただいた賞は、ハーゲンダッツのギフト券であった。

今後の「携帯動画共有実験」の発展に期待したいところである。

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「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20070807.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その2
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「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その3
http://diarynote.jp/d/29346/20070816.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その4
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「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その5
http://diarynote.jp/d/29346/20070821.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その7
につづく・・・・

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今日は動画の視聴方法の話。

一般的に動画共有サイトにおいて、動画を視聴する方法は、
1.ストリーミング
2.ダウンロード
と言う2つの方法が一般的に考えられる。

パソコンにおける動画共有サイトの動画視聴方法の主流はストリーミングだと思う。
みなさんご承知のYouTubeも当然ながらストリーミング方式で動画を視聴する設定になっている。

一方、今回の「携帯動画共有実験」における動画の視聴方法はダウンロード方式である。

ところで、動画共有サイトがダウンロード方式で、動画の視聴を行うと、次のような問題が気になってしまう。

1.動画の複製が容易である。
2.ダウンロードが完了するまで、動画の内容がわからない。

今回の「携帯動画共有実験」の動画の視聴方法は、前述のようにダウンロード方式なので、上記の問題が発生してしまう。

先ず、FOMAの技術で動画のストリーミング再生が出来るかどうが、と言う問題があるのだが、やはり動画共有サイトにおいてダウンロード方式を採用し動画を視聴する、と言うのは問題だと思う。

と言うのも、先日のエントリー
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その4
http://diarynote.jp/d/29346/20070820.html
でもお話しした「肖像権」や「著作権」の問題が、余計にややこしくなってしまう。

携帯動画共有サイトにアップロードした動画をダウンロードして視聴する場合、FOMAの仕様では、その視聴した動画をFOMAに保存することが出来るのだ。

つまり動画の複製が簡単に出来てしまい、また簡単に再配布することが出来てしまうのである。

パソコンを利用した動画共有サイトが最初に考えなければならないのは、動画の複製を許すか許さないか、と言う点である。

動画の複製を許せば、「肖像権」「著作権」に抵触するような動画でさえ、無制限に複製する事ができ、かつ無制限に再配布する事が可能となってしまう。

さらに、先日のエントリーでお話ししたように、日本国民は、携帯で撮影した写真や動画の権利等に対するモラルが低い、と言う国民性のため、一般に公開してはいけない種類の動画が、ちょっとした過ちで、際限なく複製・配布が繰り返されてしまう可能性が否定できないのだ。

ついでに携帯電話と言うメディアはユーザーにとって非常に身近で、非常にプライベートであり、プライバシーに関する情報が多く保存されているケースが多いと考えられる。

フィルムカメラ<デジタルカメラ<携帯電話

つまり、フィルムカメラよりデジタルカメラより携帯電話で撮影された映像が、よりプライバシーに関する、他人には見られてはいけない種類の映像が保存されている可能性が高いと思われるのだ。

今回の「携帯動画共有実験モニタープログラム」は、そういった動画の容易な複製に関するテストも含めて実施されていると思うのだが、問題は山積みのような気がする。

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「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その6
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今日は肖像権の話。

動画共有サイトでの動画の共有について「肖像権」や「著作権」の問題は避けては通れない問題だと言える。

そして最大の問題は、公開してしまった動画は公開を止めることは事実上出来ない(可能性が高い)と言うことである。

ところで、動画の公開について、「YouTube」と今回の「携帯動画共有実験」との比較で考えてみると、動画公開には一般的に次のようなステップがあると考えられる。

「Youtube」
1.カメラで撮影する。
2.パソコンに転送する。
3.パソコンで編集する。
4.パソコンからサイトへアップロードする。
5.動画の公開設定を決める。

「携帯動画共有実験」
1.携帯電話で撮影する。
2.携帯電話からサイトへアップロードする。
3.動画の公開設定を決める。

通常、パソコンを利用した動画共有サイトでは、大体5ステップくらいの工程が必要なのだが、携帯電話を利用する場合は、わずか3ステップ程度で全世界に公開されてしまう。

つまり工程が少ない分、また「カメラからパソコンへの動画データの転送」と言う工程がない分、自分で撮影した動画が簡単に全世界(日本中)に公開されてしまう、と言うことになってしまう。

と言うわけで、必然的にパソコンでの動画共有と比較して、携帯電話による動画共有は、「肖像権」「著作権」に対するリスクが高いと言うことが言える。

また、日本国民の撮影に対するモラルの低さも問題として考えられる。

わたしは結構な頻度で、プレス向けのフォト・セッションの会場に居合わせることがあるのだが、デジカメはもちろん携帯電話での撮影も出来ませんと言うアナウンスをしてあっても、多くの場合、いろんなところから、ピロリロ、ピロレロと言う携帯電話での撮影音が聞こえる。

更に、被写体に対して撮影の許可を求めず撮影をすることも非常に多い。

そして、私見ではあるが、日本国内においては、カメラで撮影するより携帯電話で撮影する方が、勝手に撮影して良い程度が高い、と思っている人が多いような印象を受ける。

そんな国民性の中、また動画公開までのステップが少ない携帯電話をインフラとして使用する今回の「形態動画共有実験」は、「肖像権」「著作権」について、非常にリスクが高いといわざるを得ない。

事実、最近アップされている動画は、本当に被写体に対して全世界(日本中)に公開されてしまう旨の許可を得て撮影しているのか、疑問に思ってしまう動画が多いような気がする。

今回の「携帯動画共有実験モニタープログラム」は、そういった「肖像権」に関するテストも含めて実施されていると思うのだが、問題は山積みのような気がする。

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今日は開発技術の話。

今回の「携帯動画共有実験モニタープログラム」をはじめとした動画共有サイトの最大の問題点は、「映像を見なければその映像の内容がわからない」と言う点である。

そんなの当たり前だろ、と言われればそれまでなのだが、面白いのかどうかもわからない動画を見るために、ユーザーの貴重な時間とパケット代を費やす訳には行かない訳だ。

特に今回の「携帯動画共有実験モニタープログラム」は「YouTube」等と異なり、パソコンではなく携帯電話をインフラとして使用しているため、サイト上にあるその動画が面白いものか、つまらないものかを判断する材料のニーズは、YouTube等と比較して高いものだと類推することが容易である。

しかも通信速度は遅いし・・・・。

そこでNTTサイドが開発した技術は、

1.パーソナル映像インデクシング技術
2.モバイル映像ハンドリング技術

である。

さて、本題だが、今日のお話は「パーソナル映像インデクシング技術」のお話。

ところで、いきなり余談だが、先日参加したiMacのプレゼン
http://diarynote.jp/d/29346/20070814.html
の際に同時に実施されたiLife’08のプレゼンの中で興味深い内容があった。

それは、iLife’08に入っているiMovieと言う映像編集アプリケーションのプレゼンの内容による。

パソコン上で動画ファイルはどのように表示されるか、と言うと基本的にファイル名だけである。
場合によっては冒頭の画像のサムネイルがくっついていることもあるが、基本的には動画ファイル名が動画の内容を表す唯一の存在なのだろう。

そしてパソコン上の動画ファイルは、結局のところ、クリックしてみないと内容がわからない、と言う代物なのだ。

そこでアップル社は、iTunesやiPhotoと同様のオペレーションで動画を管理することをiMovieで行うことにし、次の機能を実装した。

1.iMovie上に表示される動画ファイルは、その動画ファイル中の静止画を数秒毎にサムネイルとして抽出し、動画ファイルをそのサムネイルの連なりとして表示することにした。
2.動画ファイルの表面をマウスのポンイタでなぞるとその動画の該当部分が簡易再生されるようにした。

因みに、サムネイルの連なりとして動画ファイルを表示する、と言う機能は、Adobe Premiereでも、Final Cut Studioでも実装されていない。(機能はあるかも知れないが、初期設定ではそのように表示されない)

また、iMovieのライバルとも言えるAdobe Premiere Elementsにもこの機能は実装されていない。
 
 
さて、話は「携帯動画共有実験モニタープログラム」に戻るが、アップル陣営が動画の内容を把握するために、動画ファイルを動画から数秒おきに抽出されたいくつかの静止画の連なりで表現したのに対し、NTT陣営は、もう少しすすんだ考え方(前述の「パーソナル映像インデクシング技術」)で動画を表現しようとしたのだ。

では、その「パーソナル映像インデクシング技術」とは何ぞや、と言う話なのだが、オフィシャル・サイトによると次の通りである。

「パーソナル映像インデクシング技術」
NTT研究所では、従来から主に編集済映像を対象としたインデクシング技術を開発してきましたが、映像品質によってはインデクシング精度が大幅に低下するという課題がありました。今回開発したパーソナル映像インデクシング技術は、明確なシーンの切り替わりがない未編集映像でも、その映像内容の変化に応じて分割した上でそれぞれの場面のサムネイル画像やパノラマ画像を生成します。また、ケータイで撮影した粗い映像からでも、パノラマ画像や被写体のクローズアップ画像を生成します。サムネイル画像を一定の時間間隔で生成する通常の手法とは異なり、映像の内容に応じた特徴的な画像を生成することができます。
(「携帯動画共有実験」/「開発技術」/「新技術」より引用)
http://labs.goo.ne.jp/mobi/technology.html

何を言ってるのかよくわからないと思うので簡単にまとめると、

1.カメラが移動している動画は、パノラマ画像の静止画としてサムネイルを生成する。
2.人の顔が動画の中にあったような場合は、その顔を静止画として抽出する。
3.変化の激しい動画の場合は、その変化毎に静止画を抽出し、それぞれを一つながりに連ねた複数の静止画をサムネイルとして生成する。

NTT陣営は、アップル陣営がiMovie上で生成するサムネイルより一歩すすんだ技術により、動画の内容を表現しようとしている訳だ。

「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その1
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昨日に引き続き「携帯動画共有実験モニタープログラム」のお話なのだが、今日は動画サイズの話。

早速ですが、わたしの携帯の動画撮影サイズは、

sQCIF (128X 96)
QCIF (176X144)
QVGA (320X240)
WQVGA (400X240)

の4種類。

で、先日ご紹介したように、わたしは、
「ROCK IN JAPAN FES.2007」
http://diarynote.jp/d/29346/20070806.html
に行ってきたので、折角なのでその際の映像を携帯で何点か撮影して来たのだが、会場からも、自宅に戻ってからも、撮影した映像が、「携帯動画共有実験」サイトにアップできないのだ。

何度挑戦してもサイトに映像がアップできないので、ちょっと調べてみたら、アップできる映像に制限があるようなのだ。

なんと、「送信できる動画の種類」は最大で、QCIF(176X144)までらしいのだ。

これで謎が解けた。
わたしが、「ROCK IN JAPAN FES.2007」で撮影した映像は、QVGA(320X240)だったのだ。

これはFOMAのiモードメールの制限事項のようなのだが、携帯カメラの最高スペックでの動画共有が望ましいのではないか、と思った。

是非、WQVGA(400X240)での動画共有にしていただきたいと思った。

前回のエントリー
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その1
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「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その3
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「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その1
早速で恐縮だが、NTTサイバーソリューション研究所/NTTレゾナント共催の「携帯動画共有実験モニタープログラム」に参加することになった。

←画像は世界最大のFOMA端末。

「携帯動画共有実験」とは、プレゼン資料によると、『ケータイで撮った動画からサムネイル・パノラマ画像をスクラップして、時間的・空間的にわかりやすく情報発信するシステム』で、ケータイで撮影した動画を共有するSNSのようなものだと言える。

興味深いのは、ケータイで撮影した映像をケータイから「携帯動画共有実験」にアップした段階で、時系列的なサムネイルや、パンした映像であれば、そこからパノラマ画像が自動生成できると言う点である。

例えば、YouTubeのような動画共有サイトの問題点は、その映像を見なければその映像の中身がわからない、と言う事である。

当たり前と言えば当たり前なのだが、最初から最後までその映像を見ないと、その映像が語ろうとしていることがわからないのだ。

しかしながら、今回の「携帯動画共有実験」では、動画の内容を自動解析し、その動画のキャッチーな部分の画像を数枚サムネイル化し、その映像が大体どんな種類の映像かを理解する事が出来るのだ。

今日のところは、そんなところだが、しばらくは、いろいろ試してみたいと思う。

本当は当ブログ「徒然雑草」にブログパーツを貼るべきなのだが、当ブログにはブログパーツを貼れないようなので、次のURLにブログパーツを貼ってみた。

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