2010/05/14 東京銀座「TOHOシネマズみゆき座」で「運命のボタン」を観た。
14日は14でTOHOシネマズデイなので、TOHOシネマズでは1000円で映画が観られる。
劇場に早く着いたら「運命のボタン」、それに遅れたら「グリーン・ゾーン」を観ようと思いながら銀座へ。
運命のボタンの掛け違いか、開映に間に合ってしまったので「運命のボタン」を観ることにした。
「運命のボタン」
監督・脚本:リチャード・ケリー
原作:リチャード・マシスン
プロダクションデザイン:アレクサンドラ・ハモンド
出演:キャメロン・ディアス(ノーマ・ルイス)、ジェームズ・マースデン(アーサー・ルイス)、フランク・ランジェラ(アーリントン・スチュワード)
1976年12月16日、朝5時45分、ヴァージニア州郊外に暮らすルイス夫妻宅の玄関のベルが鳴る。
しかし、妻のノーマが出ると、そこには誰もおらず、ひとつの四角い箱が置かれているだけだった。そして、夫のアーサーがその箱を開けると、中には赤いボタンが付いた奇妙な木製の装置が入っていた。
午後5時、夫妻宅にアーリントン・スチュワードと名乗る男が訪ねてくる。男は夫妻に、赤いボタンを押せば2つのことが起きると告げる。第1にどこかで見知らぬ誰かが死に、第2に現金100万ドルが夫妻のものとなる。決断の期限は24時間だったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
誰か、止めてくれる人はいなかったのかな、と言うのが素直な印象。
先ずは脚本がよろしくない。
プロデューサーにしろ、出資者にしろ、よくこの脚本にOK出したな、と思う。
監督・脚本は、「ドニー・ダーコ」でマニアックなファンの獲得に成功したリチャード・ケリーなので、ちょっと不条理に、ちょっと謎を多く、ちょっと不可思議に、そんな感じで観客を煙に巻いて、またマニアックなファンだけついて来い、と言う感じの作品のように仕上げたのだろうか。観客はそんなに騙されないぞ、二匹目のドジョウはそんなに居ないのだ。
中盤、ディヴィッド・リンチ的な印象を受けるシークエンスもあったので、そんな印象も一入である。
また、余計なお世話だが、日本でもよく公開したな、とも思った。
と言うのも、本作はビデオストレートで充分だと思ったから。
もしビデオストレートだったなら、見たい人だけが見る、と言う幸せな住み分けが可能だと思うから。
または、単館ロードショーでも良かったけどね。
ショウゲートもよく配給したよな。
キャメロン・ディアスの人気だけでなんとかなると思ったんだろうか。
客を呼ぶ要因(誘因)が少ない作品だよね。
物語はリチャード・マシスンの原作「運命のボタン」に沿って始まるが、途中からは「フォーガットン」とか「パッセンジャー」の方向へ向かう。
なぜ、そんな方向に持っていこうとするのか理解に苦しむ。
まあ、原作は短篇なのでそれを膨らませるのには賛成だが、方向性に疑問を感じてしまう。
多分、あんまり映画を見ない人は、多分この作品を観て、何じゃこりゃ、と普通に思うと思うぞ。
原作の脚色だけでよかったんだと思うね。まあ、それだと、せいぜい40分くらいにしかならないと思うけどね。
原作が原作なので、当然と言えば当然なのだが、「トワイライトゾーン」の1エピソード的な雰囲気で映画化した方が、「山椒はピリリと小粒で辛い」となって、評価されると思うんだけどね。
そう思うのも、演出、美術、セット、CGI等のクオリティが高く、言うならばA級レベル、なので、脚本のダメさ加減が気になって仕方がない訳だ。
A級の雰囲気でB級の脚本を語っているような感じ。
キャストは結構年を取ったなと思うキャメロン・ディアス。
相変わらずセクシーでよろしいのだが、前述のように一人で客を呼べる状況とは思えない。
顔を出しているのに、逆によくわからない「X-MEN」サイクロプス役のジェームズ・マースデン。彼も一人で客を呼べる俳優だとは言えないだろう。
まあ、例によってすばらしいフランク・ランジェラは、本作に格調を与えている。
フランク・ランジェラの役柄は印象深いので、なんなら「運命のボタン」のスピンアウトで短篇のオムニバス企画もありだと思う。
驚いたのはスコアだが、テーマに「未知との遭遇」のスコアを髣髴とさせる部分がある。
図書館のシークエンスで意味ありげに出てくるぞ。あとエンドクレジットでも再登場。
で、「未知との遭遇」を意識したカットもあるのだ。
えっまさか!
リチャード・ドレイファスが帰って来たかと思った。
もっと驚いたのは美術。
「博士の異常な愛情」と「007/私を愛したスパイ」もびっくり、ケン・アダムそっくりなセットが登場する。
まあ、興味があったら、劇場で見てみてください。
怖いもの見たさでいかがでしょう。
☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
14日は14でTOHOシネマズデイなので、TOHOシネマズでは1000円で映画が観られる。
劇場に早く着いたら「運命のボタン」、それに遅れたら「グリーン・ゾーン」を観ようと思いながら銀座へ。
運命のボタンの掛け違いか、開映に間に合ってしまったので「運命のボタン」を観ることにした。
「運命のボタン」
監督・脚本:リチャード・ケリー
原作:リチャード・マシスン
プロダクションデザイン:アレクサンドラ・ハモンド
出演:キャメロン・ディアス(ノーマ・ルイス)、ジェームズ・マースデン(アーサー・ルイス)、フランク・ランジェラ(アーリントン・スチュワード)
1976年12月16日、朝5時45分、ヴァージニア州郊外に暮らすルイス夫妻宅の玄関のベルが鳴る。
しかし、妻のノーマが出ると、そこには誰もおらず、ひとつの四角い箱が置かれているだけだった。そして、夫のアーサーがその箱を開けると、中には赤いボタンが付いた奇妙な木製の装置が入っていた。
午後5時、夫妻宅にアーリントン・スチュワードと名乗る男が訪ねてくる。男は夫妻に、赤いボタンを押せば2つのことが起きると告げる。第1にどこかで見知らぬ誰かが死に、第2に現金100万ドルが夫妻のものとなる。決断の期限は24時間だったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
誰か、止めてくれる人はいなかったのかな、と言うのが素直な印象。
先ずは脚本がよろしくない。
プロデューサーにしろ、出資者にしろ、よくこの脚本にOK出したな、と思う。
監督・脚本は、「ドニー・ダーコ」でマニアックなファンの獲得に成功したリチャード・ケリーなので、ちょっと不条理に、ちょっと謎を多く、ちょっと不可思議に、そんな感じで観客を煙に巻いて、またマニアックなファンだけついて来い、と言う感じの作品のように仕上げたのだろうか。観客はそんなに騙されないぞ、二匹目のドジョウはそんなに居ないのだ。
中盤、ディヴィッド・リンチ的な印象を受けるシークエンスもあったので、そんな印象も一入である。
また、余計なお世話だが、日本でもよく公開したな、とも思った。
と言うのも、本作はビデオストレートで充分だと思ったから。
もしビデオストレートだったなら、見たい人だけが見る、と言う幸せな住み分けが可能だと思うから。
または、単館ロードショーでも良かったけどね。
ショウゲートもよく配給したよな。
キャメロン・ディアスの人気だけでなんとかなると思ったんだろうか。
客を呼ぶ要因(誘因)が少ない作品だよね。
物語はリチャード・マシスンの原作「運命のボタン」に沿って始まるが、途中からは「フォーガットン」とか「パッセンジャー」の方向へ向かう。
なぜ、そんな方向に持っていこうとするのか理解に苦しむ。
まあ、原作は短篇なのでそれを膨らませるのには賛成だが、方向性に疑問を感じてしまう。
多分、あんまり映画を見ない人は、多分この作品を観て、何じゃこりゃ、と普通に思うと思うぞ。
原作の脚色だけでよかったんだと思うね。まあ、それだと、せいぜい40分くらいにしかならないと思うけどね。
原作が原作なので、当然と言えば当然なのだが、「トワイライトゾーン」の1エピソード的な雰囲気で映画化した方が、「山椒はピリリと小粒で辛い」となって、評価されると思うんだけどね。
そう思うのも、演出、美術、セット、CGI等のクオリティが高く、言うならばA級レベル、なので、脚本のダメさ加減が気になって仕方がない訳だ。
A級の雰囲気でB級の脚本を語っているような感じ。
キャストは結構年を取ったなと思うキャメロン・ディアス。
相変わらずセクシーでよろしいのだが、前述のように一人で客を呼べる状況とは思えない。
顔を出しているのに、逆によくわからない「X-MEN」サイクロプス役のジェームズ・マースデン。彼も一人で客を呼べる俳優だとは言えないだろう。
まあ、例によってすばらしいフランク・ランジェラは、本作に格調を与えている。
フランク・ランジェラの役柄は印象深いので、なんなら「運命のボタン」のスピンアウトで短篇のオムニバス企画もありだと思う。
驚いたのはスコアだが、テーマに「未知との遭遇」のスコアを髣髴とさせる部分がある。
図書館のシークエンスで意味ありげに出てくるぞ。あとエンドクレジットでも再登場。
で、「未知との遭遇」を意識したカットもあるのだ。
えっまさか!
リチャード・ドレイファスが帰って来たかと思った。
もっと驚いたのは美術。
「博士の異常な愛情」と「007/私を愛したスパイ」もびっくり、ケン・アダムそっくりなセットが登場する。
まあ、興味があったら、劇場で見てみてください。
怖いもの見たさでいかがでしょう。
☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
「ヒックとドラゴン」と「トゥース」をめぐる冒険
2010年4月14日 映画2010年3月だったと思うが、2010年8月に日本公開になる映画「ヒックとドラゴン」("HOW TO TRAIN YOUR DRAGON")の日本語版予告編を見て、いやな予感がした。
と、言うのも予告編を見る限りだが、ヒックが手なずけるドラゴンの名前が「トゥース」らしいのだ。
で、4月13日、こんなニュースが飛び込んできた。
オードリー春日の「トゥース!」がハリウッド映画に採用された?
http://eiga.com/buzz/20100413/5/
気になるところを引用する。
[eiga.com 映画ニュース] 人気お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭と春日俊彰が、バイキングの少年とドラゴンの友情を描く3Dアニメ「ヒックとドラゴン」の宣伝キャプテンに就任することが決定。劇場で流れる業界初の3D応援メッセージ映像の収録を都内のスタジオで行った。
同作は、「リロ&スティッチ」のクリス・サンダース&ディーン・デュボア監督が手がける、ドリームワークス・アニメーション最新作。冴えないバイキングの少年ヒックと、傷ついて飛べなくなったドラゴンのトゥースが出会い、本来は敵同士ながらも秘密の友情を温めていく姿を描く。
オードリーの起用は、春日の持ちネタである「トゥース!」が、作中のドラゴンの名前と同じであるため。
春日は、映画について「春日はあまり心を動かされることはないのですが、この作品にはブルブルに動かされました。ドリームワークスのスタッフの労をねぎらいたいね。いい仕事したよね」と、おなじみの上から目線でコメント。ドラゴンの名前がトゥースであることについても、「なんというか、事後報告だったんですよ。なので、一瞬どうしてやろうかなと思いました。まあ、ハリウッドが認めたということでいいかなと。来年のアカデミー賞には呼ばれる予定ですけども」。
さて、そんな訳で、いやな予感が的中したところだが、大きな問題は本作「ヒックとドラゴン」に登場するドラゴンの名前である。
と言うのも、日本語版では「トゥース」と言う名前になっているが、原作では「トゥースレス("Toothless")」なのだ。(歯が無いことから「トゥースレス("Toothless")」と名づけられる)
まあ、大人の事情で「トゥース」が「トゥースレス」になっちゃったのは想像に難くないが、原作である「ヒックとドラゴン」ファンのちびっ子たちは悲しんでるぞ。
「おとうさん、どうしてヒックのドラゴンはトゥースレスじゃなくてトゥースなの?」
「トゥースレスは、どこかに行っちゃったの?」
「それはみんなオードリーの春日のせいだよ」
ドラゴンの名前を変えるのではなく、いっそのこと春日のギャグを期間限定で「トゥースレス!」に変えた方がちびっ子たちも喜ぶし、飽きかけられている春日のギャグ「トゥース!」の延命にもなったと思うのだがね。
オードリーは、と言うか春日は日本全国のちびっ子たちを敵に回したね。
最後に「ヒックとドラゴン」の愛読者の声を読んで見て欲しい。
http://www.komineshoten.co.jp/tokushu/hikku/aidokusha.html
このちびっ子たちが劇場で失望する訳だよ。
と、言うのも予告編を見る限りだが、ヒックが手なずけるドラゴンの名前が「トゥース」らしいのだ。
で、4月13日、こんなニュースが飛び込んできた。
オードリー春日の「トゥース!」がハリウッド映画に採用された?
http://eiga.com/buzz/20100413/5/
気になるところを引用する。
[eiga.com 映画ニュース] 人気お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭と春日俊彰が、バイキングの少年とドラゴンの友情を描く3Dアニメ「ヒックとドラゴン」の宣伝キャプテンに就任することが決定。劇場で流れる業界初の3D応援メッセージ映像の収録を都内のスタジオで行った。
同作は、「リロ&スティッチ」のクリス・サンダース&ディーン・デュボア監督が手がける、ドリームワークス・アニメーション最新作。冴えないバイキングの少年ヒックと、傷ついて飛べなくなったドラゴンのトゥースが出会い、本来は敵同士ながらも秘密の友情を温めていく姿を描く。
オードリーの起用は、春日の持ちネタである「トゥース!」が、作中のドラゴンの名前と同じであるため。
春日は、映画について「春日はあまり心を動かされることはないのですが、この作品にはブルブルに動かされました。ドリームワークスのスタッフの労をねぎらいたいね。いい仕事したよね」と、おなじみの上から目線でコメント。ドラゴンの名前がトゥースであることについても、「なんというか、事後報告だったんですよ。なので、一瞬どうしてやろうかなと思いました。まあ、ハリウッドが認めたということでいいかなと。来年のアカデミー賞には呼ばれる予定ですけども」。
さて、そんな訳で、いやな予感が的中したところだが、大きな問題は本作「ヒックとドラゴン」に登場するドラゴンの名前である。
と言うのも、日本語版では「トゥース」と言う名前になっているが、原作では「トゥースレス("Toothless")」なのだ。(歯が無いことから「トゥースレス("Toothless")」と名づけられる)
まあ、大人の事情で「トゥース」が「トゥースレス」になっちゃったのは想像に難くないが、原作である「ヒックとドラゴン」ファンのちびっ子たちは悲しんでるぞ。
「おとうさん、どうしてヒックのドラゴンはトゥースレスじゃなくてトゥースなの?」
「トゥースレスは、どこかに行っちゃったの?」
「それはみんなオードリーの春日のせいだよ」
ドラゴンの名前を変えるのではなく、いっそのこと春日のギャグを期間限定で「トゥースレス!」に変えた方がちびっ子たちも喜ぶし、飽きかけられている春日のギャグ「トゥース!」の延命にもなったと思うのだがね。
オードリーは、と言うか春日は日本全国のちびっ子たちを敵に回したね。
最後に「ヒックとドラゴン」の愛読者の声を読んで見て欲しい。
http://www.komineshoten.co.jp/tokushu/hikku/aidokusha.html
このちびっ子たちが劇場で失望する訳だよ。
2009年の目標!! 結果報告
2010年2月15日 映画さて、早速ですが2009年の目標の結果発表です。
2009年は、入院してしまった関係で、後半はぐだきだになってしまったため、報告すらしていませんでした。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
それでは、結果報告です。
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
達成できませんでした。
146本(劇場16本)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
達成できませんでした。
41冊
参考)
■映画(12月末日現在)
2009年 146本(劇場 16本)
2008年 302本(劇場 36本)
2007年 302本(劇場 73本)
2006年 302本(劇場102本)
2005年 303本(劇場127本)
2004年 319本(劇場134本)
2003年 304本(劇場 80本)
■読書(12月末日現在)
2009年 41冊
2008年 34冊
2007年 34冊
2006年 26冊
2005年 41冊
2004年 39冊
2003年 61冊
2009年は、入院してしまった関係で、後半はぐだきだになってしまったため、報告すらしていませんでした。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
それでは、結果報告です。
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
達成できませんでした。
146本(劇場16本)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
達成できませんでした。
41冊
参考)
■映画(12月末日現在)
2009年 146本(劇場 16本)
2008年 302本(劇場 36本)
2007年 302本(劇場 73本)
2006年 302本(劇場102本)
2005年 303本(劇場127本)
2004年 319本(劇場134本)
2003年 304本(劇場 80本)
■読書(12月末日現在)
2009年 41冊
2008年 34冊
2007年 34冊
2006年 26冊
2005年 41冊
2004年 39冊
2003年 61冊
「Wall Street: Money Never Sleeps」
2010年1月30日 映画オリバー・ストーンの「ウォール街」の続編「Wall Street: Money Never Sleeps」の予告編が爆笑もの。
マイケル・ダグラス最高!
http://www.imdb.com/video/imdb/vi875627545/
「ウォール街」まで続編ができちゃう、と考えると本当に企画がないのだな、と思ってしまう。
まぁ、リーマン・ショックが本作制作の要因になっているのだろうとは思うが・・・・。
キャストも豪華なので、期待してしまいます。
出演:マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、ジョシュ・ブローリン、フランク・ランジェラ、キャリー・マリガン
ポスターは「明日に向かって撃て!」似。
マイケル・ダグラス最高!
http://www.imdb.com/video/imdb/vi875627545/
「ウォール街」まで続編ができちゃう、と考えると本当に企画がないのだな、と思ってしまう。
まぁ、リーマン・ショックが本作制作の要因になっているのだろうとは思うが・・・・。
キャストも豪華なので、期待してしまいます。
出演:マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、ジョシュ・ブローリン、フランク・ランジェラ、キャリー・マリガン
ポスターは「明日に向かって撃て!」似。
「Dr.パルナサスの鏡」
2010年1月24日 映画 コメント (2)2009/01/23 東京有楽町「TOHOシネマズ有楽座」で「Dr.パルナサスの鏡」を観た。
「Dr.パルナサスの鏡」
監督:テリー・ギリアム
脚本:テリー・ギリアム、チャールズ・マッケオン
出演:ヒース・レジャー(トニー)、クリストファー・プラマー(パルナサス博士)、ジョニー・デップ(鏡の向こうのトニー#1)、ジュード・ロウ(鏡の向こうのトニー#2)、コリン・ファレル(鏡の向こうのトニー#3)、リリー・コール(ヴァレンティナ)、アンドリュー・ガーフィールド(アントン)、ヴァーン・トロイヤー(パーシー)、トム・ウェイツ(Mr.ニック)
2007年、ロンドン。
パルナサス博士(クリストファー・プラマー)が率いる旅芸人の一座が、街にやって来た。博士の出し物は、人が密かに心に隠し持つ欲望の世界を、鏡の向こうで形にして見せる「イマジナリウム」。博士の鏡をくぐりぬけると、そこにはどんな願いも叶う摩訶不思議な迷宮が待っている。
かし、1000歳になるという博士には、悲しい秘密があった。それは、たった一人の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)が16歳になったときに悪魔ニック(トム・ウェイツ)に差し出すという約束をしたこと。
タイムリミットは3日後に迫った娘の誕生日。一座に加わった記憶喪失の青年トニー(ヒース・レジャー)とともに、博士は、鏡の迷宮で最後の賭けに出る。彼らは、娘を守ることができるのか──?
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
先ずは本作「Dr.パルナサスの鏡」が大変素晴らしい作品に仕上がっている事を素直に喜びたい。
とは言うものの、ヒース・レジャーの本作撮影中の急逝(2008/01/22)により、「The Man Who Killed Don Quixote(ドン・キホーテを殺した男)」のプロジェクト同様、映画自体の完成すら危ぶまれていたのだが、その危機もレジャーの親友たち(ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル)の貢献で、見事に克服した事は皆さんご存知の通りである。
さて、本作「Dr.パルナサスの鏡」についてだが、物語のコンセプトはテリー・ギリアムお得意、1人の少女を助けるために騎士(ナイト)が大活躍する、と言う騎士道物語。フィリップ・マーロウの物語と同様である。
美術や物語の構成から考えると、物語のコンセプトは前述のように「未来世紀ブラジル」(1985)で、物語のテイストは文字通り「バロン」(1989)や「バンデットQ」(1981)というようなイメージで、ある意味本作は、ギリアム映画の集大成で、かつギリアムの代表作、と言うような印象を受ける。
ギリアムとチャールズ・マッケオンの脚本も大変素晴らしく、伏線がカチっとはまってくる感じは見事である。(1月23日公開なので、詳細は割愛するが、感涙ものの脚本である)
また、ギリアムの独特なイマジネーションを実現する美術や衣装の素晴らしさと相まって、本当に素晴らしい映像体験をお約束する。
とは言うものの、本作がCGIを全く使わずに、セットやミニチュア、VFXで制作されたとしたら、本当に強烈に素晴らしい作品に仕上がったのではないか、と思えてならない。
わたしは、「バンデットQ」からのテリー・ギリアムファンだが、かつての傑作群と比肩する本作の仕上がりには大満足である。
キャストは曲者揃いで、クリストファー・プラマー(パルナサス博士)、トム・ウェイツ(Mr.ニック)、ヴァーン・トロイヤー(パーシー)の絡みが素晴らしい。
プラマーには全く言うことがなく、大変素晴らしいし、トム・ウェイツも素晴らしい。コッポラの「ドラキュラ」(1992)のレンフィールド役以来の最高の出来だと思う。
そして、「オースティン・パワーズ」シリーズのミニ・ミーでお馴染みのヴァーン・トロイヤーが大活躍しているのが嬉しい。「チャーリーとチョコレート工場」(2005)のディープ・ロイなみに人気がでるのではないか、と思った。
また、ヒロイン役のリリー・コール(ヴァレンティナ)も素晴らしい存在感をフィルムに定着させている。ルックスはデボン青木似だが。「バロン」のサラ・ポリーもビックリのヒロイン振りが楽しめる。
ヒース・レジャー(トニー)、ジョニー・デップ(鏡の向こうのトニー#1)、ジュード・ロウ(鏡の向こうのトニー#2)、コリン・ファレル(鏡の向こうのトニー#3)もそれぞれ素晴らしいが、驚くべき事に全く違和感がない。
マスクを被っていたら、どこのシーンを誰が演じているのかわからない程、ヒーン・レジャーのテイストを3人が3人とも再現している。自分らしさを出さない演技に恐れ入る。
とにかく、本作「Dr.パルナサスの鏡」は大変素晴らしい作品である。
是非劇場にダッシュである。
余談だけど、エンドクレジット後におまけ付き。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
「Dr.パルナサスの鏡」
監督:テリー・ギリアム
脚本:テリー・ギリアム、チャールズ・マッケオン
出演:ヒース・レジャー(トニー)、クリストファー・プラマー(パルナサス博士)、ジョニー・デップ(鏡の向こうのトニー#1)、ジュード・ロウ(鏡の向こうのトニー#2)、コリン・ファレル(鏡の向こうのトニー#3)、リリー・コール(ヴァレンティナ)、アンドリュー・ガーフィールド(アントン)、ヴァーン・トロイヤー(パーシー)、トム・ウェイツ(Mr.ニック)
2007年、ロンドン。
パルナサス博士(クリストファー・プラマー)が率いる旅芸人の一座が、街にやって来た。博士の出し物は、人が密かに心に隠し持つ欲望の世界を、鏡の向こうで形にして見せる「イマジナリウム」。博士の鏡をくぐりぬけると、そこにはどんな願いも叶う摩訶不思議な迷宮が待っている。
かし、1000歳になるという博士には、悲しい秘密があった。それは、たった一人の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)が16歳になったときに悪魔ニック(トム・ウェイツ)に差し出すという約束をしたこと。
タイムリミットは3日後に迫った娘の誕生日。一座に加わった記憶喪失の青年トニー(ヒース・レジャー)とともに、博士は、鏡の迷宮で最後の賭けに出る。彼らは、娘を守ることができるのか──?
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
先ずは本作「Dr.パルナサスの鏡」が大変素晴らしい作品に仕上がっている事を素直に喜びたい。
とは言うものの、ヒース・レジャーの本作撮影中の急逝(2008/01/22)により、「The Man Who Killed Don Quixote(ドン・キホーテを殺した男)」のプロジェクト同様、映画自体の完成すら危ぶまれていたのだが、その危機もレジャーの親友たち(ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル)の貢献で、見事に克服した事は皆さんご存知の通りである。
さて、本作「Dr.パルナサスの鏡」についてだが、物語のコンセプトはテリー・ギリアムお得意、1人の少女を助けるために騎士(ナイト)が大活躍する、と言う騎士道物語。フィリップ・マーロウの物語と同様である。
美術や物語の構成から考えると、物語のコンセプトは前述のように「未来世紀ブラジル」(1985)で、物語のテイストは文字通り「バロン」(1989)や「バンデットQ」(1981)というようなイメージで、ある意味本作は、ギリアム映画の集大成で、かつギリアムの代表作、と言うような印象を受ける。
ギリアムとチャールズ・マッケオンの脚本も大変素晴らしく、伏線がカチっとはまってくる感じは見事である。(1月23日公開なので、詳細は割愛するが、感涙ものの脚本である)
また、ギリアムの独特なイマジネーションを実現する美術や衣装の素晴らしさと相まって、本当に素晴らしい映像体験をお約束する。
とは言うものの、本作がCGIを全く使わずに、セットやミニチュア、VFXで制作されたとしたら、本当に強烈に素晴らしい作品に仕上がったのではないか、と思えてならない。
わたしは、「バンデットQ」からのテリー・ギリアムファンだが、かつての傑作群と比肩する本作の仕上がりには大満足である。
キャストは曲者揃いで、クリストファー・プラマー(パルナサス博士)、トム・ウェイツ(Mr.ニック)、ヴァーン・トロイヤー(パーシー)の絡みが素晴らしい。
プラマーには全く言うことがなく、大変素晴らしいし、トム・ウェイツも素晴らしい。コッポラの「ドラキュラ」(1992)のレンフィールド役以来の最高の出来だと思う。
そして、「オースティン・パワーズ」シリーズのミニ・ミーでお馴染みのヴァーン・トロイヤーが大活躍しているのが嬉しい。「チャーリーとチョコレート工場」(2005)のディープ・ロイなみに人気がでるのではないか、と思った。
また、ヒロイン役のリリー・コール(ヴァレンティナ)も素晴らしい存在感をフィルムに定着させている。ルックスはデボン青木似だが。「バロン」のサラ・ポリーもビックリのヒロイン振りが楽しめる。
ヒース・レジャー(トニー)、ジョニー・デップ(鏡の向こうのトニー#1)、ジュード・ロウ(鏡の向こうのトニー#2)、コリン・ファレル(鏡の向こうのトニー#3)もそれぞれ素晴らしいが、驚くべき事に全く違和感がない。
マスクを被っていたら、どこのシーンを誰が演じているのかわからない程、ヒーン・レジャーのテイストを3人が3人とも再現している。自分らしさを出さない演技に恐れ入る。
とにかく、本作「Dr.パルナサスの鏡」は大変素晴らしい作品である。
是非劇場にダッシュである。
余談だけど、エンドクレジット後におまけ付き。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
訃報:ロバート・B・パーカー
2010年1月20日 映画非常に残念なお知らせです。
ロバート・B・パーカーが亡くなりました。
慎んでご冥福をお祈りします。
高校時代だっただろうか、ただ一言「読め」と言われ友人に手渡された本が「初秋」("Early Autumn" 1980)だった。その友人は、「文庫本も出てるから、文庫本でも良かったんだけど、折角だからハードカバーにした」と照れながら笑っていた。
誕生日でもなんでもない、彼はただ単にわたしに読んで欲しいから、ハードカバーを買ってまでしてわたしに「初秋」をくれたのだ。
以来、わたしはロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズでハードボイルド小説を、そして男の生き様を学ぶことになった。
そして、圧倒的な印象を受けたのが、「銃撃の森」("Wilderness" 1979)である。
それ以来、パーカー未読者に対し、パーカーの作品をすすめる時、必ずと言って良い程「初秋」と「銃撃の森」をすすめるようになった。
大人になり、気が付くとパーカーの作品を手にする事は少なくなったが、「初秋」を読んだ頃の心はまだわたしの中に残っている。
ロバート・B・パーカーが亡くなりました。
慎んでご冥福をお祈りします。
高校時代だっただろうか、ただ一言「読め」と言われ友人に手渡された本が「初秋」("Early Autumn" 1980)だった。その友人は、「文庫本も出てるから、文庫本でも良かったんだけど、折角だからハードカバーにした」と照れながら笑っていた。
誕生日でもなんでもない、彼はただ単にわたしに読んで欲しいから、ハードカバーを買ってまでしてわたしに「初秋」をくれたのだ。
以来、わたしはロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズでハードボイルド小説を、そして男の生き様を学ぶことになった。
そして、圧倒的な印象を受けたのが、「銃撃の森」("Wilderness" 1979)である。
それ以来、パーカー未読者に対し、パーカーの作品をすすめる時、必ずと言って良い程「初秋」と「銃撃の森」をすすめるようになった。
大人になり、気が付くとパーカーの作品を手にする事は少なくなったが、「初秋」を読んだ頃の心はまだわたしの中に残っている。
映画「アリス・イン・ワンダーランド」の世界展
2010年1月11日 映画日テレプラザのイベント『映画「アリス・イン・ワンダーランド」の世界展』に行って来た。
1月9日に行った際、待ち時間が220分だったのであきらめ、1月11日の午前中早めに会場入りしたが、待ち時間は330分と表示されていた。
しかしながら、実際のところは、160分待ちで会場に入り、30分後には、元の世界に帰還した。
行列のほとんどは女性でおそらくジョニー・デップ目当てで会場にきていたと思うのだが、多分そういった人たちにとって、待ち時間に比較して決して稔の多いイベントではなかったのではないかと思う。
しかしながら、ティム・バートンが好きな人たちや、映画のプロップ等が好きな人たちにとっては、貴重なイベントだったと思う。
実際に、会場から外に出た人たちからは失望の声が多数もれていた。
イベントのコンセプトや実態をきちんとプロモーションして、本当に見たい人たちだけにアナウンスする手法が望まれるのではないかと思った。
ジョニー・デップには引っ込んでいてもらって、ティム・バートンで客を呼んで欲しかった、というところである。
1月9日に行った際、待ち時間が220分だったのであきらめ、1月11日の午前中早めに会場入りしたが、待ち時間は330分と表示されていた。
しかしながら、実際のところは、160分待ちで会場に入り、30分後には、元の世界に帰還した。
行列のほとんどは女性でおそらくジョニー・デップ目当てで会場にきていたと思うのだが、多分そういった人たちにとって、待ち時間に比較して決して稔の多いイベントではなかったのではないかと思う。
しかしながら、ティム・バートンが好きな人たちや、映画のプロップ等が好きな人たちにとっては、貴重なイベントだったと思う。
実際に、会場から外に出た人たちからは失望の声が多数もれていた。
イベントのコンセプトや実態をきちんとプロモーションして、本当に見たい人たちだけにアナウンスする手法が望まれるのではないかと思った。
ジョニー・デップには引っ込んでいてもらって、ティム・バートンで客を呼んで欲しかった、というところである。
「ベスト・キッド」リメイク版にジャッキーが!?
2010年1月3日 映画「ベスト・キッド」がリメイクされるのだが、ノリユキ・パット・モリタが演った役をなんとジャッキー・チェンがやるのだが、予告編が大爆笑である。
「The Karate Kid」予告編
http://movies.yahoo.com/movie/1810127520/video/17261504/
宮本武蔵もびっくりだな。
「The Karate Kid」予告編
http://movies.yahoo.com/movie/1810127520/video/17261504/
宮本武蔵もびっくりだな。
「魔法使いの弟子」映画化!
2010年1月2日 映画
ゲーテのバラードによるスケルツォ「魔法使いの弟子」が映画化される。
ニコラス・ケイジとプラッカイマーコンビだけどね。
予告編はこちら。
http://www.apple.com/trailers/disney/thesorcerersapprentice/hd/
これは多分二度目の映画化。
一度目はミッキーマウス主演でした。
ニコラス・ケイジとプラッカイマーコンビだけどね。
予告編はこちら。
http://www.apple.com/trailers/disney/thesorcerersapprentice/hd/
これは多分二度目の映画化。
一度目はミッキーマウス主演でした。
「誰が電気自動車を殺したか?」
2009年12月24日 映画
DVDのジャケットは最悪だが、本編は最高。
と言う訳で、HDDにたまっている映画を見よう企画。
「誰が電気自動車を殺したか?」
監督・脚本:クリス・ペイン
ナレーション:マーティン・シーン
地球に優しい電気自動車。
燃料を海外からの輸入に頼らなくてもいい。そんな車の導入に乗り気だったカリフォルニア州に今現在、電気自動車が走っていない理由を描いたドキュメンタリー。
1996年、アメリカのカリフォルニア州では、電気自動車の導入を政策に盛り込んだ。しかしある時期を境に、電気自動車は町から姿を消した。その影には、なにかの陰謀が隠されているのだろうか・・・・。
いろいろ考える部分もありますが、基本的に激オモでした。
グリーンピースとかシーシェパードとかも思い出しました。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
と言う訳で、HDDにたまっている映画を見よう企画。
「誰が電気自動車を殺したか?」
監督・脚本:クリス・ペイン
ナレーション:マーティン・シーン
地球に優しい電気自動車。
燃料を海外からの輸入に頼らなくてもいい。そんな車の導入に乗り気だったカリフォルニア州に今現在、電気自動車が走っていない理由を描いたドキュメンタリー。
1996年、アメリカのカリフォルニア州では、電気自動車の導入を政策に盛り込んだ。しかしある時期を境に、電気自動車は町から姿を消した。その影には、なにかの陰謀が隠されているのだろうか・・・・。
いろいろ考える部分もありますが、基本的に激オモでした。
グリーンピースとかシーシェパードとかも思い出しました。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
HDDにたまった映画を見よう計画、第四弾。
多分、リーリー・ソビエスキーが見たくて録画したのだと思う。
「グラスハウス」
監督:ダニエル・サックハイム
脚本:ウェズリー・ストリック
出演:リーリー・ソビエスキー(ルビー・ベイカー)、ダイアン・レイン(エリン・グラス)、ステラン・スカルスガルド(テリー・グラス)、ブルース・ダーン(アルビン・ベグレイター)、トレヴァー・モーガン(レット・ベイカー)、キャシー・ベイカー(ナンシー・ライアン)
友だちとの遊びから帰ってきた女子高校生ルビー・ベイカー(リーリー・ソビエスキー)を待ち受けていたのは両親の交通事故死という突然の訃報。ルビーと弟のレット(トレヴァー・モーガン)は二人きりで取り残されてしまう。しかし、二人には400万ドルの遺産が残されていた。そして、二人が成人するまでは両親の遺言に従って、昔の隣人で心優しいグラス夫妻(ステラン・スカルスガルド、ダイアン・レイン)が面倒を見ることになる。姉弟は住み慣れた家を離れ、美しいマリブ・ビーチのグラス夫妻のもとへと引き取られていく。そこはガラス張りの美しい豪邸。姉弟は親切なグラス夫妻の心遣いで恵まれた環境の下、新しい生活を始めるのだったが・・・・。
まあ、普通のサスペンスなのだが、どんでん返しが足りず、結構ストレートな脚本にちょっとがっかりした。
しかしながら、途中から「ヒッチャー」的なアプローチもあり、結構楽しめた。
リーリー・ソビエスキーは若干太り過ぎのような印象を受けるが、主役をはれる役者になった、と言うことだろうか。「アイズ ワイド シャット」の頃はかわいかったな、と思った。
この年、2001年は「グラスハウス」と「ロードキラー」と二本の作品で主役級の役をやっているんですね。
驚いたのはダイアン・レインとブルース・ダーンの登場。
ダイアン・レインの若い頃にリーリーは似てるかも。
ブルース・ダーンは結構良かった。
良い人だか悪い人だかわからないようなキャラクターなのだが、これまた良い味を出している。
まあ、機会があれば是非見てみて下さい。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
多分、リーリー・ソビエスキーが見たくて録画したのだと思う。
「グラスハウス」
監督:ダニエル・サックハイム
脚本:ウェズリー・ストリック
出演:リーリー・ソビエスキー(ルビー・ベイカー)、ダイアン・レイン(エリン・グラス)、ステラン・スカルスガルド(テリー・グラス)、ブルース・ダーン(アルビン・ベグレイター)、トレヴァー・モーガン(レット・ベイカー)、キャシー・ベイカー(ナンシー・ライアン)
友だちとの遊びから帰ってきた女子高校生ルビー・ベイカー(リーリー・ソビエスキー)を待ち受けていたのは両親の交通事故死という突然の訃報。ルビーと弟のレット(トレヴァー・モーガン)は二人きりで取り残されてしまう。しかし、二人には400万ドルの遺産が残されていた。そして、二人が成人するまでは両親の遺言に従って、昔の隣人で心優しいグラス夫妻(ステラン・スカルスガルド、ダイアン・レイン)が面倒を見ることになる。姉弟は住み慣れた家を離れ、美しいマリブ・ビーチのグラス夫妻のもとへと引き取られていく。そこはガラス張りの美しい豪邸。姉弟は親切なグラス夫妻の心遣いで恵まれた環境の下、新しい生活を始めるのだったが・・・・。
まあ、普通のサスペンスなのだが、どんでん返しが足りず、結構ストレートな脚本にちょっとがっかりした。
しかしながら、途中から「ヒッチャー」的なアプローチもあり、結構楽しめた。
リーリー・ソビエスキーは若干太り過ぎのような印象を受けるが、主役をはれる役者になった、と言うことだろうか。「アイズ ワイド シャット」の頃はかわいかったな、と思った。
この年、2001年は「グラスハウス」と「ロードキラー」と二本の作品で主役級の役をやっているんですね。
驚いたのはダイアン・レインとブルース・ダーンの登場。
ダイアン・レインの若い頃にリーリーは似てるかも。
ブルース・ダーンは結構良かった。
良い人だか悪い人だかわからないようなキャラクターなのだが、これまた良い味を出している。
まあ、機会があれば是非見てみて下さい。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
「決断の3時10分」
2009年11月28日 映画
HDDにたまった映画を見よう計画、第三弾。
2007年にラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルでリメイクされた「3時10分、決断のとき」のオリジナル版。
「決断の3時10分」(1957)
監督:デルマー・デイヴィス
原作:エルモア・レナード
脚本:ハルステッド・ウェルズ
出演:グレン・フォード(ベン・ウェイド)、ヴァン・ヘフリン(ダン・エヴァンス)、フェリシア・ファー(エミー)、レオラ・ダナ(アリス・エヴァンス)、ヘンリー・ジョーンズ(アレックス・ポッター)、リチャード・ジャッケル(チャーリー・プリンス)、ロバート・エムハート(バターフィールド)、ロバート・エレンスタイン(アーニー・コリンズ)、フォード・レイニー(ビズビーの保安官)、ジョージ・ミッチェル(バーテンダー)
アリゾナでは、ベン・ウェイド(グレン・フォード)率いる強盗一味による駅馬車襲撃が横行していた。
しがない牧場主のダン(ヴァン・ヘフリン)は、二人の息子たちと、駅馬車強盗の一部始終を目撃するが、息子たちの命を守るため、その凶行を食い止めることが出来なかった。
借金を申し込むため、ベンが町の酒場に行くと、ちょうど保安官がベンを逮捕するところだった。しかし、ベンを早く刑務所のあるユマまで護送しないと、ベンの手下たちがベンを助けにきてしまう。
借金を断られたダンは、駅馬車のオーナーバターフィールド(ロバート・エムハート)が金を出すことを知り、保安官の代わりにベンの護送を務めることにした。
だが、ユマ行きの汽車が発車する3時10分まではまだ2時間もある。その間、一味との駆け引きや妻との対面を経て、ダンの護送役への意気込みは揺らぎ始めてしまうのだが・・・・。
傑作です。
リメイクされるのも頷けるほどの大変な傑作である。
必要なものは全てあり、不必要なものが一切ない、奇跡のような素晴らしい作品であった。
物語の詳細については割愛するが、機会があれば是非見て欲しい。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
2007年にラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルでリメイクされた「3時10分、決断のとき」のオリジナル版。
「決断の3時10分」(1957)
監督:デルマー・デイヴィス
原作:エルモア・レナード
脚本:ハルステッド・ウェルズ
出演:グレン・フォード(ベン・ウェイド)、ヴァン・ヘフリン(ダン・エヴァンス)、フェリシア・ファー(エミー)、レオラ・ダナ(アリス・エヴァンス)、ヘンリー・ジョーンズ(アレックス・ポッター)、リチャード・ジャッケル(チャーリー・プリンス)、ロバート・エムハート(バターフィールド)、ロバート・エレンスタイン(アーニー・コリンズ)、フォード・レイニー(ビズビーの保安官)、ジョージ・ミッチェル(バーテンダー)
アリゾナでは、ベン・ウェイド(グレン・フォード)率いる強盗一味による駅馬車襲撃が横行していた。
しがない牧場主のダン(ヴァン・ヘフリン)は、二人の息子たちと、駅馬車強盗の一部始終を目撃するが、息子たちの命を守るため、その凶行を食い止めることが出来なかった。
借金を申し込むため、ベンが町の酒場に行くと、ちょうど保安官がベンを逮捕するところだった。しかし、ベンを早く刑務所のあるユマまで護送しないと、ベンの手下たちがベンを助けにきてしまう。
借金を断られたダンは、駅馬車のオーナーバターフィールド(ロバート・エムハート)が金を出すことを知り、保安官の代わりにベンの護送を務めることにした。
だが、ユマ行きの汽車が発車する3時10分まではまだ2時間もある。その間、一味との駆け引きや妻との対面を経て、ダンの護送役への意気込みは揺らぎ始めてしまうのだが・・・・。
傑作です。
リメイクされるのも頷けるほどの大変な傑作である。
必要なものは全てあり、不必要なものが一切ない、奇跡のような素晴らしい作品であった。
物語の詳細については割愛するが、機会があれば是非見て欲しい。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
HDDにたまっている映画を見よう。第二弾。
と言う訳で、何故録ったのかわからない「ダンディー少佐」を見た。
「ダンディー少佐」
監督:サム・ペキンパー
出演:チャールトン・ヘストン(ダンディー少佐)、リチャード・ハリス(タイリーン)、ジェームズ・コバーン(ポッツ)、ジム・ハットン(グラハム)、マイケル・アンダーソン・Jr(ライアン)、センタ・バーガー(テレサ・サンティアゴ)、マリオ・アドルフ(ゴメス軍曹)
サム・ペキンパー好きとしては、若干不満が残る。
チャールトン・ヘストンを主役にすえた以上、物語の方向性が決まってしまい、スタジオの意向に逆らう事ができなかったような気がする。
リチャード・ハリスやジェームズ・コバーンが素晴らしい。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
と言う訳で、何故録ったのかわからない「ダンディー少佐」を見た。
「ダンディー少佐」
監督:サム・ペキンパー
出演:チャールトン・ヘストン(ダンディー少佐)、リチャード・ハリス(タイリーン)、ジェームズ・コバーン(ポッツ)、ジム・ハットン(グラハム)、マイケル・アンダーソン・Jr(ライアン)、センタ・バーガー(テレサ・サンティアゴ)、マリオ・アドルフ(ゴメス軍曹)
サム・ペキンパー好きとしては、若干不満が残る。
チャールトン・ヘストンを主役にすえた以上、物語の方向性が決まってしまい、スタジオの意向に逆らう事ができなかったような気がする。
リチャード・ハリスやジェームズ・コバーンが素晴らしい。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
「シューテム・アップ」
2009年11月24日 映画
例の怪我の入院の関係で劇場に行けないわたしは、CATVから録りためた映画やなんかを消化しようかと思っている。
で、何故録画したのかおぼえていないのだが、HDDに残っていた「シューテム・アップ」を見た。
「シューテム・アップ」
監督・脚本:マイケル・デイヴィス
出演:クライヴ・オーウェン(スミス)、ポール・ジアマッティ(ハーツ)、モニカ・ベルッチ(ドンナ)
冬のニューヨーク。
黒のロングコートに身を包むスミスは、ひょんなことからヤクザに追われる妊婦を助けるハメに。恐妻家のボス、ハーツが送り込む刺客が次々と現われる中、拾い上げた銃で応戦するスミス。ところが妊婦はショックで産気づくや、赤ん坊を産み落としてすぐ流れ弾に当たってあっけなく絶命。やむを得ず赤ん坊を拾い上げたスミスは、なおも執拗に迫る追っ手をかわして昔なじみの娼婦ドンナのもとへ。しかし赤ん坊の命に執念を燃やすハーツは、スミスの居場所を難なく突き止めると、50人の部下を従え襲撃へと向かうが・・・・。
爆笑、爆笑、大爆笑の痛快ガン・アクション。
キャストは何と言っても、ポール・ジアマッティである。
こんな格好良いジアマッティは見た事ないぞ。
言わば、バイオレンス版「東京ゴッドファーザーズ」かな。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
で、何故録画したのかおぼえていないのだが、HDDに残っていた「シューテム・アップ」を見た。
「シューテム・アップ」
監督・脚本:マイケル・デイヴィス
出演:クライヴ・オーウェン(スミス)、ポール・ジアマッティ(ハーツ)、モニカ・ベルッチ(ドンナ)
冬のニューヨーク。
黒のロングコートに身を包むスミスは、ひょんなことからヤクザに追われる妊婦を助けるハメに。恐妻家のボス、ハーツが送り込む刺客が次々と現われる中、拾い上げた銃で応戦するスミス。ところが妊婦はショックで産気づくや、赤ん坊を産み落としてすぐ流れ弾に当たってあっけなく絶命。やむを得ず赤ん坊を拾い上げたスミスは、なおも執拗に迫る追っ手をかわして昔なじみの娼婦ドンナのもとへ。しかし赤ん坊の命に執念を燃やすハーツは、スミスの居場所を難なく突き止めると、50人の部下を従え襲撃へと向かうが・・・・。
爆笑、爆笑、大爆笑の痛快ガン・アクション。
キャストは何と言っても、ポール・ジアマッティである。
こんな格好良いジアマッティは見た事ないぞ。
言わば、バイオレンス版「東京ゴッドファーザーズ」かな。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
「RAZOR ペガサスの黙示録」
2009年9月1日 映画2009/08/27 東京新宿「新宿バルト9」で行われた「バトルスター・ギャラクティカ/RAZOR ペガサスの黙示録」の上映イベント『GALACTICAサーガ補間計画/[庵野秀明×樋口真嗣スペシャルトーク]+[スピンオフDLP上映]イベント』に行って来た。
退院後はじめての劇場。
約3時間の長丁場イベントに不安を感じてしまうわたし。
物語は問題はあるものの最高に面白い。
本作「RAZOR」は「バトルスター・ギャラクティカ」の本編のスピンオフ作品なのだが、こんな面白いテレビシリーズが普通にテレビで放映されているアメリカと言う国に驚きを禁じ得ない。
因みに、庵野秀明と樋口真嗣のトークは普通に面白かった。
退院後はじめての劇場。
約3時間の長丁場イベントに不安を感じてしまうわたし。
物語は問題はあるものの最高に面白い。
本作「RAZOR」は「バトルスター・ギャラクティカ」の本編のスピンオフ作品なのだが、こんな面白いテレビシリーズが普通にテレビで放映されているアメリカと言う国に驚きを禁じ得ない。
因みに、庵野秀明と樋口真嗣のトークは普通に面白かった。
2009/08/06 スパイク・ジョーンズの「かいじゅうたちのいるところ」の最新予告編が公開された。
因みに、本作「かいじゅうたちのいるところ」は、モーリス・センダック著、じんぐうてるお訳の絵本「かいじゅうたちのいるところ」の映画化作品。
ついでにこれ、トトロの元ネタかと・・・・。
「かいじゅうたちのいるところ("Where the Wild Things Are")」予告編
http://movies.yahoo.com/movie/1808412037/video/14932815
こんな予告編を観て思うのは、一般的に考えて、わたしはダメな大人なんだな、と思ってしまうこと。
つまり、こんな予告編でわたしは号泣してしまうのだ。
マックスの「ヒゲ」見て!
因みに、本作「かいじゅうたちのいるところ」は、モーリス・センダック著、じんぐうてるお訳の絵本「かいじゅうたちのいるところ」の映画化作品。
ついでにこれ、トトロの元ネタかと・・・・。
「かいじゅうたちのいるところ("Where the Wild Things Are")」予告編
http://movies.yahoo.com/movie/1808412037/video/14932815
こんな予告編を観て思うのは、一般的に考えて、わたしはダメな大人なんだな、と思ってしまうこと。
つまり、こんな予告編でわたしは号泣してしまうのだ。
マックスの「ヒゲ」見て!
「TRON LEGACY」をめぐる冒険
2009年8月3日 映画浜乙女さんのところで見た「TRON LEGACY」のティーザー予告編を観た。
「Tron Legacy」
http://www.youtube.com/watch?v=Wk8_P9nCUT8
驚いたのは、なんとフリン役でジェフ・ブリッジス、アラン役でブルース・ボックスレイトナーがキャスティングされていること。
因みに、ブルース・ボックスレイトナーがトロンを演じるのかどうかは不詳。
で予告編の感想だが、ライトサイクルのシークエンスが予告編の大半を占めているのだが、旧「トロン」の設定では、バトルフィールド内ではプログラム上ライトサイクルは直線でしか走ることが許されないのだが、バトルフィールドを出て初めてプログラムの干渉を受けずにカーブを描きながら走ることが出来るようになるのだが、その設定が無視されているのは残念。
因みに、超格好良い(スウェーデン版)「トロン」はこちら。
http://www.dailymotion.com/featured/video/x4rj9p_tron_creation
「Tron Legacy」
http://www.youtube.com/watch?v=Wk8_P9nCUT8
驚いたのは、なんとフリン役でジェフ・ブリッジス、アラン役でブルース・ボックスレイトナーがキャスティングされていること。
因みに、ブルース・ボックスレイトナーがトロンを演じるのかどうかは不詳。
で予告編の感想だが、ライトサイクルのシークエンスが予告編の大半を占めているのだが、旧「トロン」の設定では、バトルフィールド内ではプログラム上ライトサイクルは直線でしか走ることが許されないのだが、バトルフィールドを出て初めてプログラムの干渉を受けずにカーブを描きながら走ることが出来るようになるのだが、その設定が無視されているのは残念。
因みに、超格好良い(スウェーデン版)「トロン」はこちら。
http://www.dailymotion.com/featured/video/x4rj9p_tron_creation
「ターミネーター 4
2009年7月2日 映画
2009/07/01 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「ターミネーター4」を観た。
先ずは「ターミネーター4」が、ぼくらの見たかった「ターミネーター」に一番近い作品に仕上がっていたことを喜びたい。
と言うのも、「ターミネーター」(1984)、「ターミネーター2」(1991)、「ターミネーター3」(2003)と、未来からターミネーターがやってきて、サラをどうのこうの、ジョンをどうのこうのとドタバタする話にはもう辟易してしまっていた。
ぼくらが見たいのは、スカイネットと人類の戦いだったのだ。
そんな訳で曲りなりにもスカイネットと人類の戦いをリアルタイム(プレゼントに)描いた「ターミネーター4」に好感を覚えてしまう。
ところでシリーズの話だが、先ずは「ターミネーター」は本当にエポック・メイキングな作品だった。
「ターミネーター2」はジェームズ・キャメロンの脚色力が素晴らしい作品だった。
「ターミネーター」を見てる観客を意識した、冒頭のT-800とT-1000の登場シークエンスの凶悪なミスデレクションに酔ってしまう。
キャメロンの「エイリアン2」を観た際のようなベクトルの転換が心地よいのだ。
「ターミネーター3」はラストへの持って行き方は評価できるものの、「ターミネーター2」の焼き直しに過ぎない。
そして、重要なのは、T-800は、悪役ではなくてはならないのだ。
余談だけど、「ターミネーター」シリーズの名台詞と言えば、誰しも "I’ be back!" だと
思うと思うのだが、わたし的には、"You cloth give me now." だと思ったりする。
ところで「ターミネーター4」だが、先ずは脚本が良く出来ている。
ちょっと問題はあるけどね・・・・。
キャスト的にはクリスチャン・ベールがコナーだと言うのは若干しっくりこないが、サム・ワーシントンのマーカスは非常に良かった。
カイル・リース訳のアントン・イェルチンは最近出ずっぱりですね。
まあ、とにかく、「ターミネーター4」は良い作品なので是非劇場で観ていただきたいと思う。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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先ずは「ターミネーター4」が、ぼくらの見たかった「ターミネーター」に一番近い作品に仕上がっていたことを喜びたい。
と言うのも、「ターミネーター」(1984)、「ターミネーター2」(1991)、「ターミネーター3」(2003)と、未来からターミネーターがやってきて、サラをどうのこうの、ジョンをどうのこうのとドタバタする話にはもう辟易してしまっていた。
ぼくらが見たいのは、スカイネットと人類の戦いだったのだ。
そんな訳で曲りなりにもスカイネットと人類の戦いをリアルタイム(プレゼントに)描いた「ターミネーター4」に好感を覚えてしまう。
ところでシリーズの話だが、先ずは「ターミネーター」は本当にエポック・メイキングな作品だった。
「ターミネーター2」はジェームズ・キャメロンの脚色力が素晴らしい作品だった。
「ターミネーター」を見てる観客を意識した、冒頭のT-800とT-1000の登場シークエンスの凶悪なミスデレクションに酔ってしまう。
キャメロンの「エイリアン2」を観た際のようなベクトルの転換が心地よいのだ。
「ターミネーター3」はラストへの持って行き方は評価できるものの、「ターミネーター2」の焼き直しに過ぎない。
そして、重要なのは、T-800は、悪役ではなくてはならないのだ。
余談だけど、「ターミネーター」シリーズの名台詞と言えば、誰しも "I’ be back!" だと
思うと思うのだが、わたし的には、"You cloth give me now." だと思ったりする。
ところで「ターミネーター4」だが、先ずは脚本が良く出来ている。
ちょっと問題はあるけどね・・・・。
キャスト的にはクリスチャン・ベールがコナーだと言うのは若干しっくりこないが、サム・ワーシントンのマーカスは非常に良かった。
カイル・リース訳のアントン・イェルチンは最近出ずっぱりですね。
まあ、とにかく、「ターミネーター4」は良い作品なので是非劇場で観ていただきたいと思う。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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