ティム・バートン版「不思議の国のアリス」をめぐる冒険
2009年6月24日 映画
ティム・バートン版の「不思議の国のアリス」のスチール写真が出始めている。
ティム・バートンのセンスと言うか美術は大好きなわたしだが、今回のデザインはどうよ、と言う気がする。
写真はジョニー・デップのマッド・ハッターとミア・ワシコウスカのアリス。
First look: What a weird ’Wonderland’ Burton’s made
http://www.usatoday.com/life/movies/news/2009-06-21-alice-in-wonderland_N.htm
白の女王(アン・ハサウェイ)はともかく、赤の女王のヘレナ・ボナム=カーターもひどいですね。
個人的には、ディズニー版「不思議の国のアリス」のデザインにもっと似せて欲しいと思いました。
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ティム・バートンのセンスと言うか美術は大好きなわたしだが、今回のデザインはどうよ、と言う気がする。
写真はジョニー・デップのマッド・ハッターとミア・ワシコウスカのアリス。
First look: What a weird ’Wonderland’ Burton’s made
http://www.usatoday.com/life/movies/news/2009-06-21-alice-in-wonderland_N.htm
白の女王(アン・ハサウェイ)はともかく、赤の女王のヘレナ・ボナム=カーターもひどいですね。
個人的には、ディズニー版「不思議の国のアリス」のデザインにもっと似せて欲しいと思いました。
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「スター・トレック」
2009年6月4日 映画 コメント (2)
2009/06/01 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「スター・トレック」を観た。
「スター・トレック」
祖父と、曾祖父の名前を持つジェームズ・T・カーク。彼が正を受けたのはUSSケルヴィンの緊急脱出用の小型艇の中だった。突然現れた異形の大型艦に襲われ、本来のキャプテンを失ったUSSケルヴィン。その代理を務めたのがカークの父だった。彼はカークとその母、そして800人のクルーを救うため宇宙に散った。息子の顔すら見ることもなく・・・・。
22年後、アイオワの地でカークはたくましく成長する。しかし・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:J・J・エイブラムス
原作:ジーン・ロッデンベリー
脚本:ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)、ザカリー・クイント(スポック)、エリック・バナ(ネロ)、ウィノナ・ライダー(アマンダ・グレイソン)、ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)、カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)、ブルース・グリーンウッド(クリストファー・パイク)、ジョン・チョー(スールー)、サイモン・ペッグ(スコッティ)、アントン・イェルチン(パーヴェル・チェコフ)、ベン・クロス(サレク)
先ずは「スター・トレック」は大変素晴らしい娯楽大作に仕上がっていた。
因みに「スタートレック」ではなく「スター・トレック」である。
方向性としては、と言うか構成上は「007/カジノ・ロワイヤル」(2006)と「007/慰めの報酬」(2008)にも似た形式で、テーマをラストに持っていき、ここからが、つまり次回作からが「007」ですよ、「スター・トレック」ですよ、と言う形態をとっている。
また、タイトルの「スター・トレック」は、従来の「スタートレック」シリーズとは異なるシリーズであることを表している。
さて、物語は「スタートレック」シリーズの王道と言うか、ワンパターンと言うか、冒頭にどっかの宇宙船が何だか知らないけど巨大な勢力に襲われ、その勢力の脅威を退けるまでを描いている。
例えば「スタートレック」「カーンの逆襲」「故郷への長い道」のような感じで、特に「カーンの逆襲」の影響下にあるような印象を受けた。
またはエリック・バナのキャラクターには「ジェネレーションズ」のマルコム・マクダウェルの影を感じる。
物語の構成としては誰でも楽しめる楽しい娯楽作品ではあると同時に、「スタートレック」ファンに対する目配せ満載の楽しい映画に仕上がっていた。
キャストはスポックを演じたザカリー・クイントが良かった。
目の彫りの深さがニモイそっくりですな。勿論メイクのせいですが、サイラー(「HEROES」)とは思えんです。
エリック・バナも背景がある良い悪役をやってました。
非常に印象的でした。
心配だったサイモン・ペッグも良かったです。
よく頑張りました。
ミラクル・エンジニアを見事に演じてまして、コメディ・リリーフとしてきちんと機能していました。
本作を見るとカークとマッコイは、ホームズとワトソンなんだな、と思ってしまう。
とは言うものの、本作「スター・トレック」は良いことばかりではない。
勿論個人的にだけど・・・・。
■スコアがまずい。
テーマが明確ではなく、印象に残らない。
つまり、メロディラインが歴史に残らない、と言うことである。
本当に最近の作曲家は明確で印象に残り、そして歴史に残るスコアをかけないな、と思う。
因みに、音楽のマイケル・ジアッキノは、テレビシリーズの映画化作品のスコアを結構担当しているようである。
あと、ラストにオリジナルのテーマをかける、と言う大人の事情があるためだとは思うのだが、時々でも良いんで、エンタープライズが登場する際にオリジナルテーマのモチーフを使って欲しかった。
■機関室がまずい。
Uボートかよ!
て言うかヤマトかよ!
23世紀とは思えん美術に激怒です。
また美術と言えば、シャトルについている、冷凍倉庫にあるビニールみたいな奴とか、氷の惑星ホス(嘘)の前哨基地の入り口にあるスピーカーはなんだよ! 20世紀の遺物かよ!
■ボーンズって呼ばれる理由はそれかよ。
これ本当の話でしょうかね。
いきなりこんな設定を突っ込んでまずいんじゃないの。
■地上で宇宙船造るなよ。
「スター・レック」もそうだったけど、画的にはわかるんだけど、実際に地上で宇宙船を造ったら自重で潰れちゃうぞ。
■(字幕)サブリーダーって何よ。
実際に何て言っていたのか記憶がないのだが、サブリーダーって一体何だと言っているんでしょうか。先任上級士官のことをいっているんでしょうか。
まあ、とにかく、劇場で「スター・トレック」を楽しんで下さい。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「スター・トレック」
祖父と、曾祖父の名前を持つジェームズ・T・カーク。彼が正を受けたのはUSSケルヴィンの緊急脱出用の小型艇の中だった。突然現れた異形の大型艦に襲われ、本来のキャプテンを失ったUSSケルヴィン。その代理を務めたのがカークの父だった。彼はカークとその母、そして800人のクルーを救うため宇宙に散った。息子の顔すら見ることもなく・・・・。
22年後、アイオワの地でカークはたくましく成長する。しかし・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:J・J・エイブラムス
原作:ジーン・ロッデンベリー
脚本:ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)、ザカリー・クイント(スポック)、エリック・バナ(ネロ)、ウィノナ・ライダー(アマンダ・グレイソン)、ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)、カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)、ブルース・グリーンウッド(クリストファー・パイク)、ジョン・チョー(スールー)、サイモン・ペッグ(スコッティ)、アントン・イェルチン(パーヴェル・チェコフ)、ベン・クロス(サレク)
先ずは「スター・トレック」は大変素晴らしい娯楽大作に仕上がっていた。
因みに「スタートレック」ではなく「スター・トレック」である。
方向性としては、と言うか構成上は「007/カジノ・ロワイヤル」(2006)と「007/慰めの報酬」(2008)にも似た形式で、テーマをラストに持っていき、ここからが、つまり次回作からが「007」ですよ、「スター・トレック」ですよ、と言う形態をとっている。
また、タイトルの「スター・トレック」は、従来の「スタートレック」シリーズとは異なるシリーズであることを表している。
さて、物語は「スタートレック」シリーズの王道と言うか、ワンパターンと言うか、冒頭にどっかの宇宙船が何だか知らないけど巨大な勢力に襲われ、その勢力の脅威を退けるまでを描いている。
例えば「スタートレック」「カーンの逆襲」「故郷への長い道」のような感じで、特に「カーンの逆襲」の影響下にあるような印象を受けた。
またはエリック・バナのキャラクターには「ジェネレーションズ」のマルコム・マクダウェルの影を感じる。
物語の構成としては誰でも楽しめる楽しい娯楽作品ではあると同時に、「スタートレック」ファンに対する目配せ満載の楽しい映画に仕上がっていた。
キャストはスポックを演じたザカリー・クイントが良かった。
目の彫りの深さがニモイそっくりですな。勿論メイクのせいですが、サイラー(「HEROES」)とは思えんです。
エリック・バナも背景がある良い悪役をやってました。
非常に印象的でした。
心配だったサイモン・ペッグも良かったです。
よく頑張りました。
ミラクル・エンジニアを見事に演じてまして、コメディ・リリーフとしてきちんと機能していました。
本作を見るとカークとマッコイは、ホームズとワトソンなんだな、と思ってしまう。
とは言うものの、本作「スター・トレック」は良いことばかりではない。
勿論個人的にだけど・・・・。
■スコアがまずい。
テーマが明確ではなく、印象に残らない。
つまり、メロディラインが歴史に残らない、と言うことである。
本当に最近の作曲家は明確で印象に残り、そして歴史に残るスコアをかけないな、と思う。
因みに、音楽のマイケル・ジアッキノは、テレビシリーズの映画化作品のスコアを結構担当しているようである。
あと、ラストにオリジナルのテーマをかける、と言う大人の事情があるためだとは思うのだが、時々でも良いんで、エンタープライズが登場する際にオリジナルテーマのモチーフを使って欲しかった。
■機関室がまずい。
Uボートかよ!
て言うかヤマトかよ!
23世紀とは思えん美術に激怒です。
また美術と言えば、シャトルについている、冷凍倉庫にあるビニールみたいな奴とか、氷の惑星ホス(嘘)の前哨基地の入り口にあるスピーカーはなんだよ! 20世紀の遺物かよ!
■ボーンズって呼ばれる理由はそれかよ。
これ本当の話でしょうかね。
いきなりこんな設定を突っ込んでまずいんじゃないの。
■地上で宇宙船造るなよ。
「スター・レック」もそうだったけど、画的にはわかるんだけど、実際に地上で宇宙船を造ったら自重で潰れちゃうぞ。
■(字幕)サブリーダーって何よ。
実際に何て言っていたのか記憶がないのだが、サブリーダーって一体何だと言っているんでしょうか。先任上級士官のことをいっているんでしょうか。
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「コント55号 宇宙大冒険」
2009年6月3日 映画
「コント55号 宇宙大冒険」(1969)を見た。
監督:福田純
脚本:ジェームス三木
出演:萩本欽一(坂本桂馬)、坂上二郎(芹沢角)、高橋紀子(小菊)、川口浩(ドグマ)
本作「コント55号 宇宙大冒険」は、中盤までのグダグダ振りは苦痛に近いがが、ラストの毒は大変素晴らしいと思った。
繰り返しになるが、ラスト付近の脚本と言うかプロットは強烈に凄い。
こんなもの、よく撮ったな、と思える程の素晴らしいラストに感涙である。
余談だが、このころの萩本欽一は現在の大泉洋にそっくりだと思う。
ついでにヒロイン役の高橋紀子が強烈にキュートだった。
とんでもない程可憐だった。
思うに「アルジャーノンに花束を」「タイタンの妖女」「博士の異常な愛情」等の影響を受けてるかな、と思ってしまう。
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本作「コント55号 宇宙大冒険」は、中盤までのグダグダ振りは苦痛に近いがが、ラストの毒は大変素晴らしいと思った。
繰り返しになるが、ラスト付近の脚本と言うかプロットは強烈に凄い。
こんなもの、よく撮ったな、と思える程の素晴らしいラストに感涙である。
余談だが、このころの萩本欽一は現在の大泉洋にそっくりだと思う。
ついでにヒロイン役の高橋紀子が強烈にキュートだった。
とんでもない程可憐だった。
思うに「アルジャーノンに花束を」「タイタンの妖女」「博士の異常な愛情」等の影響を受けてるかな、と思ってしまう。
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2009年の目標!! 中間発表その5
2009年6月1日 映画さて、早速ですが2009年の目標の中間発表その5です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#011「新宿インシデント」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2009/05/01
#012「ミルク」シネカノン有楽町2丁目 2009/05/03
#013「チェイサー」シネマート六本木 2009/05/05
2.DVD、CATV等
#079「アフタースクール」CATV 2009/05/04
#080「KIDS」CATV 2009/05/04
#081「運命じゃない人」DVD 2009/05/06
#082「デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!」VOD 2009/05/06
#083「シンプル・プラン」CATV 2009/05/07
#084「キャプテン・スーパーマーケット」DVD 2009/05/08
#085「オールド・ボーイ」DVD 2009/05/08
#086「復讐者に憐れみを」DVD 2009/05/10
#087「ほしのこえ」DVD 2009/05/10
#088「秒速5センチメートル」DVD 2009/05/10
#089「雲のむこう、約束の場所」DVD 2009/05/11
#090「くりいむレモン」DVD 2009/05/13
#091「東京ゴッドファーザーズ」DVD 2009/05/13
#092「不思議惑星キン・ザ・ザ」HDD 2009/05/15
#093「パプリカ」DVD 2009/05/16
#094「パーフェクト・ブルー」LD 2009/05/17
#095「ファンタジア2000」DVD 2009/05/19
#096「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」CATV 2009/05/24
#097「バンテージ・ポイント」CATV 2009/05/24
#098「黒の爆走」CATV 2009/05/25
#099「ファンタジア」LD 2009/05/26
#100「クライマーズ・ハイ」HDD 2009/05/29
3.読書
#011「ペギー・スー 魔法の瞳をもつ少女 ii 蜃気楼の国へ飛ぶ」セルジュ・ブリュソロ著 金子ゆき子訳 角川文庫 2009/05/03
#012「渚にて」ネビル・シュート著 佐藤龍雄訳 創元SF文庫 2009/05/13
#013「魔弾」スティーヴン・ハンター著 玉木亨訳 新潮文庫 2009/05/28
映画は、劇場3本(累計13本)、DVD等22本(累計100本)で、計25本(累計113本)。
このままのペースで、年間271本(劇場31本)です。
読書は3冊(累計13冊)で、このままのペースでは、年間31冊です。
今年は非常にマズイ状況です。
映画もやばいかも。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画113本(うち劇場13本)
読書13冊
2008年の状況
映画94本(うち劇場7本)
読書13冊
2007年の状況
映画109本(うち劇場23本)
読書14冊
2006年の状況
映画114本(うち劇場25本)
読書09冊
2005年同時期の状況
映画106本(うち劇場36本)
読書12冊
2004年同時期の状況
映画115本(うち劇場32本)
読書18冊
2003年同時期の状況
映画126本(うち劇場37本)
読書24冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
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1.映画
#011「新宿インシデント」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2009/05/01
#012「ミルク」シネカノン有楽町2丁目 2009/05/03
#013「チェイサー」シネマート六本木 2009/05/05
2.DVD、CATV等
#079「アフタースクール」CATV 2009/05/04
#080「KIDS」CATV 2009/05/04
#081「運命じゃない人」DVD 2009/05/06
#082「デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!」VOD 2009/05/06
#083「シンプル・プラン」CATV 2009/05/07
#084「キャプテン・スーパーマーケット」DVD 2009/05/08
#085「オールド・ボーイ」DVD 2009/05/08
#086「復讐者に憐れみを」DVD 2009/05/10
#087「ほしのこえ」DVD 2009/05/10
#088「秒速5センチメートル」DVD 2009/05/10
#089「雲のむこう、約束の場所」DVD 2009/05/11
#090「くりいむレモン」DVD 2009/05/13
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#094「パーフェクト・ブルー」LD 2009/05/17
#095「ファンタジア2000」DVD 2009/05/19
#096「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」CATV 2009/05/24
#097「バンテージ・ポイント」CATV 2009/05/24
#098「黒の爆走」CATV 2009/05/25
#099「ファンタジア」LD 2009/05/26
#100「クライマーズ・ハイ」HDD 2009/05/29
3.読書
#011「ペギー・スー 魔法の瞳をもつ少女 ii 蜃気楼の国へ飛ぶ」セルジュ・ブリュソロ著 金子ゆき子訳 角川文庫 2009/05/03
#012「渚にて」ネビル・シュート著 佐藤龍雄訳 創元SF文庫 2009/05/13
#013「魔弾」スティーヴン・ハンター著 玉木亨訳 新潮文庫 2009/05/28
映画は、劇場3本(累計13本)、DVD等22本(累計100本)で、計25本(累計113本)。
このままのペースで、年間271本(劇場31本)です。
読書は3冊(累計13冊)で、このままのペースでは、年間31冊です。
今年は非常にマズイ状況です。
映画もやばいかも。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画113本(うち劇場13本)
読書13冊
2008年の状況
映画94本(うち劇場7本)
読書13冊
2007年の状況
映画109本(うち劇場23本)
読書14冊
2006年の状況
映画114本(うち劇場25本)
読書09冊
2005年同時期の状況
映画106本(うち劇場36本)
読書12冊
2004年同時期の状況
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週刊「映画レビュー・インデックス」2009/05/23
2009年5月23日 映画 コメント (3)週刊「映画レビュー・インデックス」2009/05/23号(通巻238号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2009/05/09公開
「THE CODE/暗号」
http://29346.diarynote.jp/200810191209503376/
2009/05/01公開
「新宿インシデント」
http://29346.diarynote.jp/200905072237087718/
「チェイサー」
http://29346.diarynote.jp/200905082358512991/
2009/04/25公開
「グラン・トリノ」
http://29346.diarynote.jp/200904211643462616/
2009/04/18公開
「ミルク」
未レビュー
2009/03/28公開
「ウォッチメン」
未レビュー
「フロスト×ニクソン」
http://29346.diarynote.jp/200904110002297275/
2009/03/20公開
「ワルキューレ」
未レビュー
2009/03/13公開
「DRAGONBALL EVOLUTION」
未レビュー
2009/03/07公開
「パッセンジャーズ」
http://29346.diarynote.jp/200903161444447637/
2009/02/20公開
「チェンジリング」
http://29346.diarynote.jp/200903032320495122/
2009/01/24公開
「007/慰めの報酬」
http://29346.diarynote.jp/200903070016267024/
■近日公開
■週末興収ベストテン
2009/05/16-17 興収ベストテン
1.「天国と地獄」(ソニー)
2.「余命1ヶ月の花嫁」(東宝)
3.「名探偵コナン 漆黒の追跡者」(東宝)
4.「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」(東宝東和/エイベックス)
5.「60歳のラブレター」(松竹)
6.「GOEMON」(松竹=ワーナー)
7.「超・仮面ライダー電王&ディケイドNEOジェネレーションズ鬼ケ島の戦艦」(東映)
8.「クローズZERO II」(東宝)
9.「グラン・トリノ」(ワーナー)
10.「クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」(東宝)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「ウォッチメン」、「ワルキューレ」、「ミルク」です。
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2009/05/09公開
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2009/05/01公開
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http://29346.diarynote.jp/200905072237087718/
「チェイサー」
http://29346.diarynote.jp/200905082358512991/
2009/04/25公開
「グラン・トリノ」
http://29346.diarynote.jp/200904211643462616/
2009/04/18公開
「ミルク」
未レビュー
2009/03/28公開
「ウォッチメン」
未レビュー
「フロスト×ニクソン」
http://29346.diarynote.jp/200904110002297275/
2009/03/20公開
「ワルキューレ」
未レビュー
2009/03/13公開
「DRAGONBALL EVOLUTION」
未レビュー
2009/03/07公開
「パッセンジャーズ」
http://29346.diarynote.jp/200903161444447637/
2009/02/20公開
「チェンジリング」
http://29346.diarynote.jp/200903032320495122/
2009/01/24公開
「007/慰めの報酬」
http://29346.diarynote.jp/200903070016267024/
■近日公開
■週末興収ベストテン
2009/05/16-17 興収ベストテン
1.「天国と地獄」(ソニー)
2.「余命1ヶ月の花嫁」(東宝)
3.「名探偵コナン 漆黒の追跡者」(東宝)
4.「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」(東宝東和/エイベックス)
5.「60歳のラブレター」(松竹)
6.「GOEMON」(松竹=ワーナー)
7.「超・仮面ライダー電王&ディケイドNEOジェネレーションズ鬼ケ島の戦艦」(東映)
8.「クローズZERO II」(東宝)
9.「グラン・トリノ」(ワーナー)
10.「クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」(東宝)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「ウォッチメン」、「ワルキューレ」、「ミルク」です。
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2009/05/05 東京六本木「シネマート六本木」で「チェイサー」を観た。
「チェイサー」
元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)の経営するデリヘルの女たちが相次いで失踪。
そんななか、子持ちのミジン(ソ・ヨンヒ)までもが派遣先で連絡をたつ。
状況から、ジュンホは彼女が事件に巻き込まれたことを察知するが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク(ジュンホ)、ハ・ジョンウ(ヨンミン)、ソ・ヨンヒ(ミジン)
本作「チェイサー」は圧倒的に面白い。
わたしは圧倒的に興奮し、圧倒的に憤ってしまう。
しかしながら、本作は実際に起きた事件を題材にしているだけに、単純に面白い、と言う評価になんだか後ろめたさを感じてしまう種類の作品だと言える。
例えば、御巣鷹山日航機墜落事故を描いた「クライマーズ・ハイ」(2008)や、アメリカ同時多発テロ事件を描いた「ユナイテッド93」(2006)等の作品を手放しで娯楽作品として評価することが出来ないのと同じような印象を受けるのだ。
「チェイサー」で描かれた事件が事実ではなく、完全なフィクションであれば良かったのに、と本心から思う程「チェイサー」は素晴らしい作品に仕上がっていた。
こんなにら凄い映画はそうないと思う。
キャストはジュンホを演じたキム・ユンソクとヨンミンを演じたハ・ジョンウに尽きる。
日本映画と比較できない程の圧倒的な存在感と鬼気迫る怪演のぶつかり合いに羨望とそして妬みすら感じてしまう。
日本人として日本映画では描けないであろう、素晴らしい韓国映画の誕生に切歯扼腕と言うところであろうか。
脚本は真っ向勝負で潔いのだが、構成が素晴らしくリアリティに富んでいる。
因果応報と言うか、善かれと思ってとった行動の帰結が圧倒的なアイロニーに満ちている様が素晴らしい。
また、美術だが、ヨンミンの家(?)が圧倒的に素晴らしかった。
所謂サイコキラーの異常な家ではなく、微妙な歪みを感じる場が狂気を育んでいるのだ。
とにかく、本作「チェイサー」は映画ファンの義務とも言える作品である。
とにかく、劇場に向かって欲しい。
本作を観ないのは、ひとつの犯罪だと言っても過言ではない。
即、劇場へ向かって欲しい。
☆☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「チェイサー」
元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)の経営するデリヘルの女たちが相次いで失踪。
そんななか、子持ちのミジン(ソ・ヨンヒ)までもが派遣先で連絡をたつ。
状況から、ジュンホは彼女が事件に巻き込まれたことを察知するが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク(ジュンホ)、ハ・ジョンウ(ヨンミン)、ソ・ヨンヒ(ミジン)
本作「チェイサー」は圧倒的に面白い。
わたしは圧倒的に興奮し、圧倒的に憤ってしまう。
しかしながら、本作は実際に起きた事件を題材にしているだけに、単純に面白い、と言う評価になんだか後ろめたさを感じてしまう種類の作品だと言える。
例えば、御巣鷹山日航機墜落事故を描いた「クライマーズ・ハイ」(2008)や、アメリカ同時多発テロ事件を描いた「ユナイテッド93」(2006)等の作品を手放しで娯楽作品として評価することが出来ないのと同じような印象を受けるのだ。
「チェイサー」で描かれた事件が事実ではなく、完全なフィクションであれば良かったのに、と本心から思う程「チェイサー」は素晴らしい作品に仕上がっていた。
こんなにら凄い映画はそうないと思う。
キャストはジュンホを演じたキム・ユンソクとヨンミンを演じたハ・ジョンウに尽きる。
日本映画と比較できない程の圧倒的な存在感と鬼気迫る怪演のぶつかり合いに羨望とそして妬みすら感じてしまう。
日本人として日本映画では描けないであろう、素晴らしい韓国映画の誕生に切歯扼腕と言うところであろうか。
脚本は真っ向勝負で潔いのだが、構成が素晴らしくリアリティに富んでいる。
因果応報と言うか、善かれと思ってとった行動の帰結が圧倒的なアイロニーに満ちている様が素晴らしい。
また、美術だが、ヨンミンの家(?)が圧倒的に素晴らしかった。
所謂サイコキラーの異常な家ではなく、微妙な歪みを感じる場が狂気を育んでいるのだ。
とにかく、本作「チェイサー」は映画ファンの義務とも言える作品である。
とにかく、劇場に向かって欲しい。
本作を観ないのは、ひとつの犯罪だと言っても過言ではない。
即、劇場へ向かって欲しい。
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「新宿インシデント」
2009年5月7日 映画2009/05/01 東京六本木「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で「新宿インシデント」を観た。封切初日。
「新宿インシデント」
中国東北部の寒村でトラック整備士として働いていた鉄頭。実直な彼にはシュシュという幼馴染みの恋人がいたが、彼女は10年以上前に叔母を頼って日本へ留学し、その叔母が亡くなった後、音信不通になってしまった。そこで、鉄頭はシュシュを探し出すため日本へ向かい、密航船での上陸を果たす。そして、さしあたり新宿の歌舞伎町へ辿り着いたのち、同郷の阿傑ら密入国者がアジトにしている大久保のアパートで暮らし始めるのだったが・・・・。
監督:イー・トンシン
脚本:イー・トンシン、チュン・ティンナム
出演:ジャッキー・チェン(鉄頭)、竹中直人(北野)、ダニエル・ウー(阿傑)、シュー・ジンレイ(シュシュ/江口結子)、加藤雅也(江口利成)、ファン・ビンビン(リリー)、峰岸徹(村西弘一)
本作「新宿インシデント」は大変面白い作品に仕上がっていた。
驚くべき事に、期待を大きく上回っていた。
個人的な印象では、ジャッキー・チェン史上最高の作品なのかも知れない。
本作「新宿インシデント」の基本プロットの縦軸は、日本に不法入国して来た男が、日本のヤクザに匹敵する犯罪組織を構成するに至る物語だと言える。
移民がマフィアを立ち上げる物語だとすると、ともすれば「ゴッドファーザーPART II」(1974)や、チャイニーズ・マフィアの台頭を描いた作品と言えば「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(1985)にも匹敵する作品だと言えるし、外国人が日本を舞台に選んだ作品として考えると、リドリー・スコットの「ブラック・レイン」(1989)とも比肩する世界感を描いた素晴らしい作品だと思える。
日本、特に新宿や大久保の描き方は非常に好感が持てる。
日本人が描く新宿や大久保の街並みと比較して、圧倒的に格好良い世界感を醸し出している。
キャストはジャッキー・チェンを評価せねばならないのだと思うのだが、ジャッキーファンを完全に裏切った素晴らしいキャラクターを演じきっている。
個人的な印象としては中盤以降にもっとダークな感じになって欲しいと思ったのだが、若干良い人振りが出て来てしまっているのが残念だった。
一方鬼気迫るダニエル・ウーには驚かされた。
中盤以降の変貌振りには大拍手である。
また笑いを廃した竹中直人にも驚かされた。
「ブラック・レイン」で言うところの高倉健的な役回りを見事に演じていた。
ところで、本作「新宿インシデント」は峰岸徹の遺作でしょうか。
公には大林宣彦の「その日のまえに」(2008)が遺作、と言う事になっているようだが、公開順からすると本作が遺作、と言う事になるだろう。
実際には本作の撮影は2007年らしいので、撮影順としては「その日のまえに」が遺作にあたるのだと思うが。
本作「新宿インシデント」の峰岸徹は圧倒的に輝いていた。
ところで、本作「新宿インシデント」で描かているチャイニーズ・マフィアの犯罪は、偽造テレホンカードからヤクザとの抗争と、東京に住む人たちにとって、なんともリアリティに溢れ、よくもまあ中国人をこんな風に描いたな、と思った。
まあ、大久保と言えば中国人ではなく韓国人の街であり、一説によると日本最大のコリアタウンと言う事で、現在でも道ばたでテレホンカードを売っている。
多分実際に中国人が多く、中国人がテレホンカードを売っているのは池袋だと思うのだが、「新宿インシデント」では新宿と大久保がチャイニーズ・マフィアの拠点として描かれている訳だ。
とにかく、本作「新宿インシデント」はジャッキー・チェンファンならもちろん、ファン以外でも最高に楽しめる素晴らしい作品に仕上がっている。
バイオレンス描写が多く、R-15指定がついたが、是非劇場に足を運び、見た事のないジャッキー・チェンを堪能していただきたい。
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「新宿インシデント」
中国東北部の寒村でトラック整備士として働いていた鉄頭。実直な彼にはシュシュという幼馴染みの恋人がいたが、彼女は10年以上前に叔母を頼って日本へ留学し、その叔母が亡くなった後、音信不通になってしまった。そこで、鉄頭はシュシュを探し出すため日本へ向かい、密航船での上陸を果たす。そして、さしあたり新宿の歌舞伎町へ辿り着いたのち、同郷の阿傑ら密入国者がアジトにしている大久保のアパートで暮らし始めるのだったが・・・・。
監督:イー・トンシン
脚本:イー・トンシン、チュン・ティンナム
出演:ジャッキー・チェン(鉄頭)、竹中直人(北野)、ダニエル・ウー(阿傑)、シュー・ジンレイ(シュシュ/江口結子)、加藤雅也(江口利成)、ファン・ビンビン(リリー)、峰岸徹(村西弘一)
本作「新宿インシデント」は大変面白い作品に仕上がっていた。
驚くべき事に、期待を大きく上回っていた。
個人的な印象では、ジャッキー・チェン史上最高の作品なのかも知れない。
本作「新宿インシデント」の基本プロットの縦軸は、日本に不法入国して来た男が、日本のヤクザに匹敵する犯罪組織を構成するに至る物語だと言える。
移民がマフィアを立ち上げる物語だとすると、ともすれば「ゴッドファーザーPART II」(1974)や、チャイニーズ・マフィアの台頭を描いた作品と言えば「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(1985)にも匹敵する作品だと言えるし、外国人が日本を舞台に選んだ作品として考えると、リドリー・スコットの「ブラック・レイン」(1989)とも比肩する世界感を描いた素晴らしい作品だと思える。
日本、特に新宿や大久保の描き方は非常に好感が持てる。
日本人が描く新宿や大久保の街並みと比較して、圧倒的に格好良い世界感を醸し出している。
キャストはジャッキー・チェンを評価せねばならないのだと思うのだが、ジャッキーファンを完全に裏切った素晴らしいキャラクターを演じきっている。
個人的な印象としては中盤以降にもっとダークな感じになって欲しいと思ったのだが、若干良い人振りが出て来てしまっているのが残念だった。
一方鬼気迫るダニエル・ウーには驚かされた。
中盤以降の変貌振りには大拍手である。
また笑いを廃した竹中直人にも驚かされた。
「ブラック・レイン」で言うところの高倉健的な役回りを見事に演じていた。
ところで、本作「新宿インシデント」は峰岸徹の遺作でしょうか。
公には大林宣彦の「その日のまえに」(2008)が遺作、と言う事になっているようだが、公開順からすると本作が遺作、と言う事になるだろう。
実際には本作の撮影は2007年らしいので、撮影順としては「その日のまえに」が遺作にあたるのだと思うが。
本作「新宿インシデント」の峰岸徹は圧倒的に輝いていた。
ところで、本作「新宿インシデント」で描かているチャイニーズ・マフィアの犯罪は、偽造テレホンカードからヤクザとの抗争と、東京に住む人たちにとって、なんともリアリティに溢れ、よくもまあ中国人をこんな風に描いたな、と思った。
まあ、大久保と言えば中国人ではなく韓国人の街であり、一説によると日本最大のコリアタウンと言う事で、現在でも道ばたでテレホンカードを売っている。
多分実際に中国人が多く、中国人がテレホンカードを売っているのは池袋だと思うのだが、「新宿インシデント」では新宿と大久保がチャイニーズ・マフィアの拠点として描かれている訳だ。
とにかく、本作「新宿インシデント」はジャッキー・チェンファンならもちろん、ファン以外でも最高に楽しめる素晴らしい作品に仕上がっている。
バイオレンス描写が多く、R-15指定がついたが、是非劇場に足を運び、見た事のないジャッキー・チェンを堪能していただきたい。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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2009年の目標!! 中間発表その4
2009年5月1日 映画さて、早速ですが2009年の目標の中間発表その4です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#008「フロスト×ニクソン」TOHOシネマズシャンテ 2009/04/10
#009「グラン・トリノ」ヤクルトホール 2009/04/13
#010「ワルキューレ」TOHOシネマズスカラ座 2009/04/21
2.DVD、CATV等
#059「レッドクリフ PART I」DVD 2009/04/06
#060「ナイロビの蜂」HDD 2009/04/07
#061「うた魂♪」CATV 2009/04/07
#062「不思議惑星キン・ザ・ザ」CATV 2009/04/08
#063「ボーン・コレクター」HDD 2009/04/10
#064「パッファロー ’66」CATV 2009/04/20
#065「愉しき哉人生」CATV 2009/04/22
#066「地下鉄のザジ」HDD 2009/04/22
#067「殺人魚フライングキラー」HDD 2009/04/23
#068「チャーリーズ・エンジェル」CATV 2009/04/23
#069「銀の盃」CATV 2009/04/25
#070「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」CATV 2009/04/25
#071「ハスラー2」CATV 2009/04/25
#072「危険な年」HDD 2009/04/27
#073「シルバラード」DVD 2009/04/27
#074「フォーチュン・クッキー」CATV 2009/04/27
#075「ジャンパー」HDD 2009/04/28
#076「踊るマハラジャ★NYへ行く」DVD 2009/04/29
#077「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」CATV 2009/04/29
#078「小さな恋のメロディ」CATV 2009/04/30
3.読書
#006「タイタンの妖女」カート・ヴォネガット・ジュニア著 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫 2009/04/03
#007「ゲドを読む。」2009/04/08
#008「ペギー・スー 魔法の瞳をもつ少女」セルジュ・ブリュソロ著 金子ゆき子訳 角川文庫 2009/04/12
#009「ハンニバル・ライジング(上)」トマス・ハリス著 高見浩訳 2009/04/17
#010「ハンニバル・ライジング(下)」トマス・ハリス著 高見浩訳 2009/04/21
映画は、劇場3本(累計10本)、DVD等20本(累計78本)で、計23本(累計88本)。
このままのペースで、年間264本(劇場69本)です。
読書は5冊(累計10冊)で、このままのペースでは、年間30冊です。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画88本(うち劇場10本)
読書10冊
2008年の状況
映画71本(うち劇場5本)
読書10冊
2007年の状況
映画78本(うち劇場17本)
読書10冊
2006年の状況
映画87本(うち劇場16本)
読書07冊
2005年同時期の状況
映画75本(うち劇場27本)
読書11冊
2004年同時期の状況
映画87本(うち劇場23本)
読書16冊
2003年同時期の状況
映画89本(うち劇場30本)
読書29冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#008「フロスト×ニクソン」TOHOシネマズシャンテ 2009/04/10
#009「グラン・トリノ」ヤクルトホール 2009/04/13
#010「ワルキューレ」TOHOシネマズスカラ座 2009/04/21
2.DVD、CATV等
#059「レッドクリフ PART I」DVD 2009/04/06
#060「ナイロビの蜂」HDD 2009/04/07
#061「うた魂♪」CATV 2009/04/07
#062「不思議惑星キン・ザ・ザ」CATV 2009/04/08
#063「ボーン・コレクター」HDD 2009/04/10
#064「パッファロー ’66」CATV 2009/04/20
#065「愉しき哉人生」CATV 2009/04/22
#066「地下鉄のザジ」HDD 2009/04/22
#067「殺人魚フライングキラー」HDD 2009/04/23
#068「チャーリーズ・エンジェル」CATV 2009/04/23
#069「銀の盃」CATV 2009/04/25
#070「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」CATV 2009/04/25
#071「ハスラー2」CATV 2009/04/25
#072「危険な年」HDD 2009/04/27
#073「シルバラード」DVD 2009/04/27
#074「フォーチュン・クッキー」CATV 2009/04/27
#075「ジャンパー」HDD 2009/04/28
#076「踊るマハラジャ★NYへ行く」DVD 2009/04/29
#077「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」CATV 2009/04/29
#078「小さな恋のメロディ」CATV 2009/04/30
3.読書
#006「タイタンの妖女」カート・ヴォネガット・ジュニア著 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫 2009/04/03
#007「ゲドを読む。」2009/04/08
#008「ペギー・スー 魔法の瞳をもつ少女」セルジュ・ブリュソロ著 金子ゆき子訳 角川文庫 2009/04/12
#009「ハンニバル・ライジング(上)」トマス・ハリス著 高見浩訳 2009/04/17
#010「ハンニバル・ライジング(下)」トマス・ハリス著 高見浩訳 2009/04/21
映画は、劇場3本(累計10本)、DVD等20本(累計78本)で、計23本(累計88本)。
このままのペースで、年間264本(劇場69本)です。
読書は5冊(累計10冊)で、このままのペースでは、年間30冊です。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画88本(うち劇場10本)
読書10冊
2008年の状況
映画71本(うち劇場5本)
読書10冊
2007年の状況
映画78本(うち劇場17本)
読書10冊
2006年の状況
映画87本(うち劇場16本)
読書07冊
2005年同時期の状況
映画75本(うち劇場27本)
読書11冊
2004年同時期の状況
映画87本(うち劇場23本)
読書16冊
2003年同時期の状況
映画89本(うち劇場30本)
読書29冊
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2009/04/13 東京新橋「ヤクルトホール」で「グラン・トリノ」の試写を観た。
「グラン・トリノ」
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーヴンス
出演:クリント・イーストウッド(ウォルト・コワルスキー)、ビー・ヴァン(タオ・ロー)、アーニー・ハー(スー・ロー)、クリストファー・カーリー(ヤノビッチ神父)、コリー・ハードリクト(デューク)、ブライアン・ヘイリー(ミッチ・コワルスキー)、ブライアン・ホウ(スティーブ・コワルスキー)、ジェラルディン・ヒューズ(カレン・コワルスキー)、ドリーマ・ウォーカー(アシュリー・コワルスキー)
本作「グラン・トリノ」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
一見して感じたのは、本作「グラン・トリノ」はイーストウッドにとっての「ラスト・シューティスト」(1976)である、と言うこと。
つまりイーストウッドは本作「グラン・トリノ」で、自分を育ててくれた西部劇と言うジャンルに対し、ある意味決別をしている、と思えるのである。
何言ってんの、この映画西部劇じゃねえよ、と思う人もいるのかも知れないが、本作「グラン・トリノ」の根底には西部劇のスピリッツが流れている。
更に、本作は「ラスト・シューティスト」の脚本の影響下にもある、と言うこともできるだろう。
ネタバレになるので詳細の言及は避けるが、例えばスーツのシークエンスなんてそのままだと言えるだろう。
また、自らが演じてきたキャラクター、つまり自らのキャリアの映画的記憶を見事に利用したキャラクターは見事と言わざるを得ない。
特に、全ての民族を嫌っている、と言うキャラクター設定には感涙ものである。
そして、そのイーストウッドの映画的記憶を逆手にとった脚本は見事である。
ところで、「ラスト・シューティスト」を観てからもう何十年も経過しているので記憶が無いのだが、「グラン・トリノ」を観て、ジョン・ウェインが「ラスト・シューティスト」で乗っていた馬がどうなったのか知りたくなってしまった。
「チェンジリング」も良かったが本作「グラン・トリノ」は何しろ、イーストウッドが主演しているのだ。
迷わず劇場にゴー!である。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「グラン・トリノ」
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーヴンス
出演:クリント・イーストウッド(ウォルト・コワルスキー)、ビー・ヴァン(タオ・ロー)、アーニー・ハー(スー・ロー)、クリストファー・カーリー(ヤノビッチ神父)、コリー・ハードリクト(デューク)、ブライアン・ヘイリー(ミッチ・コワルスキー)、ブライアン・ホウ(スティーブ・コワルスキー)、ジェラルディン・ヒューズ(カレン・コワルスキー)、ドリーマ・ウォーカー(アシュリー・コワルスキー)
本作「グラン・トリノ」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
一見して感じたのは、本作「グラン・トリノ」はイーストウッドにとっての「ラスト・シューティスト」(1976)である、と言うこと。
つまりイーストウッドは本作「グラン・トリノ」で、自分を育ててくれた西部劇と言うジャンルに対し、ある意味決別をしている、と思えるのである。
何言ってんの、この映画西部劇じゃねえよ、と思う人もいるのかも知れないが、本作「グラン・トリノ」の根底には西部劇のスピリッツが流れている。
更に、本作は「ラスト・シューティスト」の脚本の影響下にもある、と言うこともできるだろう。
ネタバレになるので詳細の言及は避けるが、例えばスーツのシークエンスなんてそのままだと言えるだろう。
また、自らが演じてきたキャラクター、つまり自らのキャリアの映画的記憶を見事に利用したキャラクターは見事と言わざるを得ない。
特に、全ての民族を嫌っている、と言うキャラクター設定には感涙ものである。
そして、そのイーストウッドの映画的記憶を逆手にとった脚本は見事である。
ところで、「ラスト・シューティスト」を観てからもう何十年も経過しているので記憶が無いのだが、「グラン・トリノ」を観て、ジョン・ウェインが「ラスト・シューティスト」で乗っていた馬がどうなったのか知りたくなってしまった。
「チェンジリング」も良かったが本作「グラン・トリノ」は何しろ、イーストウッドが主演しているのだ。
迷わず劇場にゴー!である。
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「フロスト×ニクソン」
2009年4月10日 映画
2009/04/10 東京日比谷「TOHOシネマズ・シャンテ」で「フロスト×ニクソン」を観た。
1974年8月9日、第37代アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)は、「アメリカの歴史上、自ら辞任した初の大統領」という不名誉なタイトルをまとい、政界の表舞台から去ることになった。高々と掲げた両手でVサインを作り、ホワイトハウスを飛び立つニクソン。その光景はテレビを通じて全世界に生中継され、実に4億人が目撃した。
母国イギリスとオーストラリアでトーク番組を持つテレビの人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)も、その4億人のひとりだ。
ニクソン辞任中継の視聴率の高さにテレビ屋の本能を刺激された彼は、さっそく1対1のインタビュー番組を企画するが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ロン・ハワード
原作戯曲・脚本:ピーター・モーガン
出演:フランク・ランジェラ(リチャード・ニクソン)、マイケル・シーン(デビッド・フロスト)、ケヴィン・ベーコン(ジャック・ブレナン)、レベッカ・ホール(キャロライン・クッシング)、トビー・ジョーンズ(スイフティー・リザール)、マシュー・マクファディン(ジョン・バード)、オリヴァー・プラット(ボブ・ゼルニック)、サム・ロックウェル(ジェームズ・レストン)
本作「フロスト×ニクソン」は、なんとも強烈に面白かった。
本作はまるで、スポーツ、特にボクシングのように、つまり言い換えるならば「ロッキー」のように面白いのだ。
物語はウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領にインタビューを挑むイギリス人人気司会者、というもの。
キャストはなんと言っても怪演のフランク・ランジェラである。
もちろん、マイケル・シーンも良いのだが、ランジェラには驚愕である。
また、ニクソンを敬愛するブレナンを演じたケビン・ベーコンも良い。
フロスト・チームの3人も良いのだが、オリバー・ブラット、特にサム・ロックウェルが良かった。
いやぁ、良かった俳優ばかりで、芳醇な映画ですね。
脚本も良いし、キャストも良いし、悪いところがほとんどないし、圧倒的に面白い、最高の作品の1本です。
こんなに面白い作品は年に何本もないと思いますので、是非劇場で体験して下さい。
圧倒的に緊張しますよ。
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1974年8月9日、第37代アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)は、「アメリカの歴史上、自ら辞任した初の大統領」という不名誉なタイトルをまとい、政界の表舞台から去ることになった。高々と掲げた両手でVサインを作り、ホワイトハウスを飛び立つニクソン。その光景はテレビを通じて全世界に生中継され、実に4億人が目撃した。
母国イギリスとオーストラリアでトーク番組を持つテレビの人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)も、その4億人のひとりだ。
ニクソン辞任中継の視聴率の高さにテレビ屋の本能を刺激された彼は、さっそく1対1のインタビュー番組を企画するが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ロン・ハワード
原作戯曲・脚本:ピーター・モーガン
出演:フランク・ランジェラ(リチャード・ニクソン)、マイケル・シーン(デビッド・フロスト)、ケヴィン・ベーコン(ジャック・ブレナン)、レベッカ・ホール(キャロライン・クッシング)、トビー・ジョーンズ(スイフティー・リザール)、マシュー・マクファディン(ジョン・バード)、オリヴァー・プラット(ボブ・ゼルニック)、サム・ロックウェル(ジェームズ・レストン)
本作「フロスト×ニクソン」は、なんとも強烈に面白かった。
本作はまるで、スポーツ、特にボクシングのように、つまり言い換えるならば「ロッキー」のように面白いのだ。
物語はウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領にインタビューを挑むイギリス人人気司会者、というもの。
キャストはなんと言っても怪演のフランク・ランジェラである。
もちろん、マイケル・シーンも良いのだが、ランジェラには驚愕である。
また、ニクソンを敬愛するブレナンを演じたケビン・ベーコンも良い。
フロスト・チームの3人も良いのだが、オリバー・ブラット、特にサム・ロックウェルが良かった。
いやぁ、良かった俳優ばかりで、芳醇な映画ですね。
脚本も良いし、キャストも良いし、悪いところがほとんどないし、圧倒的に面白い、最高の作品の1本です。
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2009年の目標!! 中間発表その3
2009年4月1日 映画さて、早速ですが2009年の目標の中間発表その3です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#005「DRAGONBALL EVOLUTION」TOHOシネマズ日劇 2009/03/14
#006「パッセンジャーズ」新宿武蔵野館 2009/03/15
#007「ウォッチメン」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2009/03/29
2.DVD、CATV等
#040「ブラディ・サンデー」CATV 2009/03/02
#041「8 1/2」HDD 2009/03/04
#042「リービング・ラスベガス」CATV 2009/03/07
#043「マッドマックス」CATV 2009/03/10
#044「未知への飛行」CATV 2009/03/11
#045「アンダーワールド」CATV 2009/03/12
#046「博士の異常な愛情」DVD 2009/03/17
#047「ナチュラル・ボーン・キラー」CATV 2009/02/21
#048「フルメタル・ジャケット」CATV 2009/03/21
#049「スティーブン・キング キャッツ・アイ」DVD 2009/03/21
#050「サウスバウンド」HDD 2009/03/21
#051「1408号室」BD 2009/03/23
#052「アメリカン・ギャングスター」HDD 2009/03/24
#053「ナイロビの蜂」HDD 2009/03/25
#054「007/カジノ・ロワイヤル」BD 2009/03/26
#055「シャイニング」CATV 2009/03/27
#056「東京マーブルチョコレート」CATV 2009/03/30
#057「アキハバラ@DEEP」CATV 2009/03/31
#058「レッドクリフ PART I」DVD 2009/03/31
3.読書
#005「十の罪業 BLACK」エド・マクベイン編 白石朗他訳 創元推理文庫 2009/03/24
映画は、劇場3本(累計7本)、DVD等19本(累計58本)で、計22本(累計65本)。
このままのペースで、年間260本(劇場28本)です。
読書は1冊(累計5冊)で、このままのペースでは、年間20冊です。
状況悪し。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画65本(うち劇場7本)
読書05冊
2008年の状況
映画44本(うち劇場3本)
読書06冊
2007年の状況
映画51本(うち劇場10本)
読書08冊
2006年の状況
映画67本(うち劇場12本)
読書04冊
2005年同時期の状況
映画58本(うち劇場20本)
読書09冊
2004年同時期の状況
映画62本(うち劇場15本)
読書12冊
2003年同時期の状況
映画72本(うち劇場23本)
読書15冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#005「DRAGONBALL EVOLUTION」TOHOシネマズ日劇 2009/03/14
#006「パッセンジャーズ」新宿武蔵野館 2009/03/15
#007「ウォッチメン」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2009/03/29
2.DVD、CATV等
#040「ブラディ・サンデー」CATV 2009/03/02
#041「8 1/2」HDD 2009/03/04
#042「リービング・ラスベガス」CATV 2009/03/07
#043「マッドマックス」CATV 2009/03/10
#044「未知への飛行」CATV 2009/03/11
#045「アンダーワールド」CATV 2009/03/12
#046「博士の異常な愛情」DVD 2009/03/17
#047「ナチュラル・ボーン・キラー」CATV 2009/02/21
#048「フルメタル・ジャケット」CATV 2009/03/21
#049「スティーブン・キング キャッツ・アイ」DVD 2009/03/21
#050「サウスバウンド」HDD 2009/03/21
#051「1408号室」BD 2009/03/23
#052「アメリカン・ギャングスター」HDD 2009/03/24
#053「ナイロビの蜂」HDD 2009/03/25
#054「007/カジノ・ロワイヤル」BD 2009/03/26
#055「シャイニング」CATV 2009/03/27
#056「東京マーブルチョコレート」CATV 2009/03/30
#057「アキハバラ@DEEP」CATV 2009/03/31
#058「レッドクリフ PART I」DVD 2009/03/31
3.読書
#005「十の罪業 BLACK」エド・マクベイン編 白石朗他訳 創元推理文庫 2009/03/24
映画は、劇場3本(累計7本)、DVD等19本(累計58本)で、計22本(累計65本)。
このままのペースで、年間260本(劇場28本)です。
読書は1冊(累計5冊)で、このままのペースでは、年間20冊です。
状況悪し。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画65本(うち劇場7本)
読書05冊
2008年の状況
映画44本(うち劇場3本)
読書06冊
2007年の状況
映画51本(うち劇場10本)
読書08冊
2006年の状況
映画67本(うち劇場12本)
読書04冊
2005年同時期の状況
映画58本(うち劇場20本)
読書09冊
2004年同時期の状況
映画62本(うち劇場15本)
読書12冊
2003年同時期の状況
映画72本(うち劇場23本)
読書15冊
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「アメリカンギャングスター」と「ノーカントリー」をめぐる冒険
2009年3月30日 映画今日は「アメリカンギャングスター」と「ノーカントリー」をめぐる余談。
と言うか、ジョシュ・ブローリンをめぐる冒険。
ジョシュ・ブローリンを見て、あぁニック・ノルティの若い頃に似ているなと思ったのは、2007年8月に観た「プラネット・テラーinグラインドハウス」(2007)だったと思う。
で、2008年3月に「ノーカントリー」(2007)を観て、それは確信に変わった。
ついでに「アメリカンギャングスター」(2007)を観て、あまりにもニック・ノルティにそっくりで、こりゃまた驚いた訳である。
思うのは、「ノーカントリー」はニック・ノルティ的には「ダブルボーダー」(1987)で、「アメリカンギャングスター」はニック・ノルティ的には「Q&A」(1990)だと言う事である。
前者は時代遅れのカウボーイ役で、後者は汚職警官役と言う事である。
だからどうしたと言う事ではないのだが、若い頃のニック・ノルティ好きのわたしとしては必然的にジョシュ・ブローリン好きになってしまうのではないか、と言う気がする訳である。
「ノーカントリー」
http://29346.diarynote.jp/200803221314520000/
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と言うか、ジョシュ・ブローリンをめぐる冒険。
ジョシュ・ブローリンを見て、あぁニック・ノルティの若い頃に似ているなと思ったのは、2007年8月に観た「プラネット・テラーinグラインドハウス」(2007)だったと思う。
で、2008年3月に「ノーカントリー」(2007)を観て、それは確信に変わった。
ついでに「アメリカンギャングスター」(2007)を観て、あまりにもニック・ノルティにそっくりで、こりゃまた驚いた訳である。
思うのは、「ノーカントリー」はニック・ノルティ的には「ダブルボーダー」(1987)で、「アメリカンギャングスター」はニック・ノルティ的には「Q&A」(1990)だと言う事である。
前者は時代遅れのカウボーイ役で、後者は汚職警官役と言う事である。
だからどうしたと言う事ではないのだが、若い頃のニック・ノルティ好きのわたしとしては必然的にジョシュ・ブローリン好きになってしまうのではないか、と言う気がする訳である。
「ノーカントリー」
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「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」
2009年3月17日 映画
2008/12/12 東京新宿「東京厚生年金会館」で「K-20 怪人二十面相・伝」の試写を観た。
「K-20 怪人二十面相・伝」
監督:佐藤嗣麻子
アクション監督:横山誠、小池達朗
原作:北村想 「完全版 怪人二十面相・伝」
脚本:佐藤嗣麻子
脚本協力:山崎貴
出演:金城武(遠藤平吉)、松たか子(羽柴葉子)、國村隼(源治)、高島礼子(菊子)、本郷奏多(小林芳雄)、益岡徹(浪越警部)、今井悠貴(シンスケ)、鹿賀丈史(謎の紳士)、仲村トオル(明智小五郎)
1949年、第二次世界大戦を回避した日本の都市、帝都。
そこは、19世紀から続く華族制度により極端な貧富の格差が生まれ、ごく一部の特権階級が富を独占する社会となっていた。
折しも巷では、そんな富裕層だけを狙い、鮮やかな手口で窃盗を繰り返す怪人二十面相、通称“K-20”が出現し世間を騒がせていた。
ある日、サーカス団に所属する天才曲芸師・遠藤平吉は、見知らぬ紳士から羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子と名探偵・明智小五郎の結納の儀を写真に撮ってほしいとの依頼を受ける。
しかし、それは二十面相の罠だった・・・・。
先ずは、「K-20 怪人二十面相・伝」は大変すばらしい娯楽作品に仕上がっていた。
オリジナリティがどうこうと言う点は置いておいて、曲がりなりにも所謂ハリウッドの娯楽大作と肩を並べるようなクオリティの作品を日本国内で製作出来るようになった事を素直に喜びたい。
そして、誰もが楽しめる純粋で単純な娯楽作品を作ろうとする製作者サイドの心意気に感涙ものである。
先ずは世界観だが、第二次世界大戦を回避した日本と言う世界観は大変すばらしく、日本人を見事に格好良く描いている。
この世界観の構築は「帝都物語」にも匹敵するもので、日本映画史に残るすばらしいビジョンを提供してくれている。
脚本は若干問題があると思うが、娯楽作品としては非常によく出来ていると思った。
冒頭からラストまで畳み掛けるような脚本が楽しめる。
キャストは皆さん頑張っていて好感が持てるのだが、ヒロイン役の松たか子がいただけない。
本作「K-20 怪人二十面相・伝」は、古今東西の様々な作品の影響を受けているのだが、特筆すべき点は、既にお気付きだと思うのだが「カリオストロの城」の影響を多く受けている。
前段部分の結納のビジュアルは「カリオストロの城」を髣髴とさせ、前述のように格好良い日本人を描いている。
つまり、松たか子にはクラリス役が振られている、と言うことなのだ。
このキャスティングの問題は多分、本作の監督が佐藤嗣麻子と言う女性監督であるが故の問題なのではないか、と思う。
本作の監督がもし男性の監督だったとしたら、ヒロイン役には決して松たか子をキャスティングしないと思う。
松たか子には悪いが、脚本ではヒロインにクラリスのようなお姫様を求めているのに、松たか子では酸いも甘いも知り尽くした感が否めない、と言わざるを得ない。
つまり、17~18歳位の世俗に疎いお姫様像には松たか子の年齢では厳しすぎる、と言う感じなのだ。
アクションは、直線的な動きが楽しめ、上下と奥行きが感じられる立体的な構成がおもしろい。
アクション自体もハリウッドのアクション大作に比肩すると言っても過言ではないだろう。
編集でのごまかしがない分、人間のアクションだけを比較すると、「慰めの報酬」を超えてるんじゃないか、と言うと言い過ぎだろうか。
まあ、とにかく本作「K-20 怪人二十面相・伝」は大変すばらしい娯楽大作である。
機会があれば是非見ていただきたい。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「K-20 怪人二十面相・伝」
監督:佐藤嗣麻子
アクション監督:横山誠、小池達朗
原作:北村想 「完全版 怪人二十面相・伝」
脚本:佐藤嗣麻子
脚本協力:山崎貴
出演:金城武(遠藤平吉)、松たか子(羽柴葉子)、國村隼(源治)、高島礼子(菊子)、本郷奏多(小林芳雄)、益岡徹(浪越警部)、今井悠貴(シンスケ)、鹿賀丈史(謎の紳士)、仲村トオル(明智小五郎)
1949年、第二次世界大戦を回避した日本の都市、帝都。
そこは、19世紀から続く華族制度により極端な貧富の格差が生まれ、ごく一部の特権階級が富を独占する社会となっていた。
折しも巷では、そんな富裕層だけを狙い、鮮やかな手口で窃盗を繰り返す怪人二十面相、通称“K-20”が出現し世間を騒がせていた。
ある日、サーカス団に所属する天才曲芸師・遠藤平吉は、見知らぬ紳士から羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子と名探偵・明智小五郎の結納の儀を写真に撮ってほしいとの依頼を受ける。
しかし、それは二十面相の罠だった・・・・。
先ずは、「K-20 怪人二十面相・伝」は大変すばらしい娯楽作品に仕上がっていた。
オリジナリティがどうこうと言う点は置いておいて、曲がりなりにも所謂ハリウッドの娯楽大作と肩を並べるようなクオリティの作品を日本国内で製作出来るようになった事を素直に喜びたい。
そして、誰もが楽しめる純粋で単純な娯楽作品を作ろうとする製作者サイドの心意気に感涙ものである。
先ずは世界観だが、第二次世界大戦を回避した日本と言う世界観は大変すばらしく、日本人を見事に格好良く描いている。
この世界観の構築は「帝都物語」にも匹敵するもので、日本映画史に残るすばらしいビジョンを提供してくれている。
脚本は若干問題があると思うが、娯楽作品としては非常によく出来ていると思った。
冒頭からラストまで畳み掛けるような脚本が楽しめる。
キャストは皆さん頑張っていて好感が持てるのだが、ヒロイン役の松たか子がいただけない。
本作「K-20 怪人二十面相・伝」は、古今東西の様々な作品の影響を受けているのだが、特筆すべき点は、既にお気付きだと思うのだが「カリオストロの城」の影響を多く受けている。
前段部分の結納のビジュアルは「カリオストロの城」を髣髴とさせ、前述のように格好良い日本人を描いている。
つまり、松たか子にはクラリス役が振られている、と言うことなのだ。
このキャスティングの問題は多分、本作の監督が佐藤嗣麻子と言う女性監督であるが故の問題なのではないか、と思う。
本作の監督がもし男性の監督だったとしたら、ヒロイン役には決して松たか子をキャスティングしないと思う。
松たか子には悪いが、脚本ではヒロインにクラリスのようなお姫様を求めているのに、松たか子では酸いも甘いも知り尽くした感が否めない、と言わざるを得ない。
つまり、17~18歳位の世俗に疎いお姫様像には松たか子の年齢では厳しすぎる、と言う感じなのだ。
アクションは、直線的な動きが楽しめ、上下と奥行きが感じられる立体的な構成がおもしろい。
アクション自体もハリウッドのアクション大作に比肩すると言っても過言ではないだろう。
編集でのごまかしがない分、人間のアクションだけを比較すると、「慰めの報酬」を超えてるんじゃないか、と言うと言い過ぎだろうか。
まあ、とにかく本作「K-20 怪人二十面相・伝」は大変すばらしい娯楽大作である。
機会があれば是非見ていただきたい。
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「パッセンジャーズ」
2009年3月16日 映画
2009/03/15 東京新宿「新宿武蔵野館」で「パッセンジャーズ」を観た。
「パッセンジャーズ」
監督:ロドリゴ・ガルシア
脚本:ロニー・クリステンセン
出演:アン・ハサウェイ(クレア・サマーズ)、パトリック・ウィルソン(エリック・クラーク)、デヴィッド・モース(アーキン)、アンドレ・ブラウアー(ペリー)、クレア・デュヴァル(シャノン)、ダイアン・ウィースト(トニ)
若きセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のセラピーを担当することに。しかし他の生存者とまるで様子の違うエリック(パトリック・ウィルソン)はグループ・カウセリングを拒否して個別カウンセリングを要求した上、薄気味悪い言動でクレアを困惑させる。
そんな中、事故の状況を巡って生存者たちの証言と航空会社の公式説明との食い違いが表面化し、さらに生存者たちが次々と謎の失踪を遂げる事態に。航空会社への不審を強めたクレアは、懸命に事故の核心に迫ろうとするのだが・・・・。
本作を観て、先ず印象的だったのはデヴィッド・モースのキャスティングである。
非常に興味深いのは、本作「パッセンジャーズ」でデヴィッド・モースは「ランゴリアーズ」と同様に旅客機のパイロットを演じているのだ。
ところで、「ランゴリアーズ」と言う作品についてだが、その根本には、一般的なある出来事のひとつの解釈が描かれている、と言える。
そして、物語のキーの1つとなるパイロットを演じているのがデヴィッド・モースなのだが、彼は「パッセンジャーズ」でも同様に物語の1つのキーとなるパイロットを演じている。
「パッセンジャーズ」と言う作品で、デヴイッド・モースが「ランゴリアーズ」同様に、物語のキーとなるパイロットを演じている、と言うことは、製作者サイドは、「パッセンジャーズ」を観る上で「ランゴリアーズ」を参照しろ、と言っているに他ならないのだ。
と言うのも、本作「パッセンジャーズ」では、「ランゴリアーズ」で提示されたような、ある一般的な出来事に対する1つの解釈を描いているのだ。
また余談だが、本作「パッセンジャーズ」では、アラン・パーカーの傑作「バーディ」(1984)の映画史に残るシークエンスをそのまま再演しているのだ。
これも上記同様に「パッセンジャーズ」を理解する上では「バーディ」を参照しろ、と言うことである。
「バーディ」では、ベトナム戦争のショックで心を閉ざしてしまった青年バーディ(マシュー・モディーン)と彼を立ち直らせようとするベトナム帰還兵アル(ニコラス・ケイジ)を描いているのだが、「パッセンジャーズ」では、飛行機事故で躁状態になってしまったエリック(パトリック・ウィルソン)と彼を理解し癒そうとするセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)が描かれている。
「バーディ」と「パッセンジャーズ」の対比は非常に興味深いものがある。
「バーディ」で言うところのベトナム戦争のメタファーとして、「パッセンジャーズ」では飛行機事故が出てくる訳だが、ここで言う飛行機事故は言わずもがなだが、アメリカ同時多発テロ事件のメタファーに他ならない。
脚本は、若干の中弛みが否定できないが、よくまとまっていると思う。
しかしながら、この中弛みはラストへの布石として仕方がないとも思える。
また、突っ込みどころも結構あるのだが、致命的なものではないと、好意的に受取っておく。
核心部分の描き方はアジアと言うか日本の文化に根ざすような描写が多々あるので、日本人には非常に理解しやすいのではないか、と思った。
キャストは、取り立てて誰がどうこう言うほどではないのだが、結構ツボを押さえた良いキャスティングをしていると思う。
とにかく、パッセンジャーズ」はなかなかおもしろい作品に仕上がっているので、
機会があれば、是非劇場で堪能していただきたい。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「パッセンジャーズ」
監督:ロドリゴ・ガルシア
脚本:ロニー・クリステンセン
出演:アン・ハサウェイ(クレア・サマーズ)、パトリック・ウィルソン(エリック・クラーク)、デヴィッド・モース(アーキン)、アンドレ・ブラウアー(ペリー)、クレア・デュヴァル(シャノン)、ダイアン・ウィースト(トニ)
若きセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のセラピーを担当することに。しかし他の生存者とまるで様子の違うエリック(パトリック・ウィルソン)はグループ・カウセリングを拒否して個別カウンセリングを要求した上、薄気味悪い言動でクレアを困惑させる。
そんな中、事故の状況を巡って生存者たちの証言と航空会社の公式説明との食い違いが表面化し、さらに生存者たちが次々と謎の失踪を遂げる事態に。航空会社への不審を強めたクレアは、懸命に事故の核心に迫ろうとするのだが・・・・。
本作を観て、先ず印象的だったのはデヴィッド・モースのキャスティングである。
非常に興味深いのは、本作「パッセンジャーズ」でデヴィッド・モースは「ランゴリアーズ」と同様に旅客機のパイロットを演じているのだ。
ところで、「ランゴリアーズ」と言う作品についてだが、その根本には、一般的なある出来事のひとつの解釈が描かれている、と言える。
そして、物語のキーの1つとなるパイロットを演じているのがデヴィッド・モースなのだが、彼は「パッセンジャーズ」でも同様に物語の1つのキーとなるパイロットを演じている。
「パッセンジャーズ」と言う作品で、デヴイッド・モースが「ランゴリアーズ」同様に、物語のキーとなるパイロットを演じている、と言うことは、製作者サイドは、「パッセンジャーズ」を観る上で「ランゴリアーズ」を参照しろ、と言っているに他ならないのだ。
と言うのも、本作「パッセンジャーズ」では、「ランゴリアーズ」で提示されたような、ある一般的な出来事に対する1つの解釈を描いているのだ。
また余談だが、本作「パッセンジャーズ」では、アラン・パーカーの傑作「バーディ」(1984)の映画史に残るシークエンスをそのまま再演しているのだ。
これも上記同様に「パッセンジャーズ」を理解する上では「バーディ」を参照しろ、と言うことである。
「バーディ」では、ベトナム戦争のショックで心を閉ざしてしまった青年バーディ(マシュー・モディーン)と彼を立ち直らせようとするベトナム帰還兵アル(ニコラス・ケイジ)を描いているのだが、「パッセンジャーズ」では、飛行機事故で躁状態になってしまったエリック(パトリック・ウィルソン)と彼を理解し癒そうとするセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)が描かれている。
「バーディ」と「パッセンジャーズ」の対比は非常に興味深いものがある。
「バーディ」で言うところのベトナム戦争のメタファーとして、「パッセンジャーズ」では飛行機事故が出てくる訳だが、ここで言う飛行機事故は言わずもがなだが、アメリカ同時多発テロ事件のメタファーに他ならない。
脚本は、若干の中弛みが否定できないが、よくまとまっていると思う。
しかしながら、この中弛みはラストへの布石として仕方がないとも思える。
また、突っ込みどころも結構あるのだが、致命的なものではないと、好意的に受取っておく。
核心部分の描き方はアジアと言うか日本の文化に根ざすような描写が多々あるので、日本人には非常に理解しやすいのではないか、と思った。
キャストは、取り立てて誰がどうこう言うほどではないのだが、結構ツボを押さえた良いキャスティングをしていると思う。
とにかく、パッセンジャーズ」はなかなかおもしろい作品に仕上がっているので、
機会があれば、是非劇場で堪能していただきたい。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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週刊「映画レビュー・インデックス」2009/03/07
2009年3月7日 映画週刊「映画レビュー・インデックス」2009/03/07号(通巻227号)
をお届けします。
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(Last updated:2006/08/18)
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2009/02/20公開
「チェンジリング」
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2009/01/24公開
「007/慰めの報酬」
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「K-20 怪人二十面相・伝」
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「地球が静止する日」
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2008/12/06公開
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「斬〜KILL〜」
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「WALL・E/ウォーリー」
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「1408号室」
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「ホームレス中学生」
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「真木栗ノ穴」
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「イーグル・アイ」
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「パコと魔法の絵本」
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1.「おくりびと」(松竹)
2.「チェンジリング」(東宝東和)
3.「20世紀少年〈第2章〉最後の希望」(東宝)
4.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ワーナー)
5.「オーストラリア」(FOX)
6.「7つの贈り物」(ソニー)
7.「マンマ・ミーア」(東宝東和)
8.「少年メリケンサック」(東映)
9.「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」(角川)
10.「ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー」(ディズニー)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「K-20 怪人二十面相・伝」です。
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「007 慰めの報酬」
2009年3月6日 映画
2009/02/27 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「007/慰めの報酬」を観た。
愛したヴェスパーに裏切られたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、M(ジュディ・デンチ)とともにミスター・ホワイト(イェスパー・クリスティン)を追求するうち、その裏に潜む予想もしなかった複雑かつ危険な開くの組織の存在を知るが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:マーク・フォースター
原作:イアン・フレミング
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)、オルガ・キュリレンコ(カミーユ)、マチュー・アマルリック(ドミニク・グリーン)、ジュディ・デンチ(M)、ジェフリー・ライト(フィリックス・レイター)、ジェマ・アータートン(フィールズ)、イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト)、デヴィッド・ハーバー(ビーム)、アナトール・トーブマン(エルヴィス)、ロシー・キニア(タナー)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(マティス)、ホアキン・コシオ(メドラーノ将軍)、グレン・フォスター(ミッチェル)、フェルナンド・ギーエン・クエルボ(カルロス大佐)
先ずは「007/慰めの報酬」は大変素晴らしい作品に仕上がっていた。
そして、「007/カジノ・ロワイヤル」からの構成の巧みさに舌を巻く思いである。
この「ジェームズ・ボンド登場篇(前編・後編)」とも言えるような構成が、何時どの時点で考えられたのかは知らないが、「カジノ・ロワイヤル」の企画段階で「慰めの報酬」の構成が考えられていたとしたら・・・・、大変素晴らしい事である。
また、ガンバレル・シークエンスが「慰めの報酬」のラストに入っているのも泣ける。
つまり、「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」は、ダニエル・クレイグの007の次回作の単なるオープニング・アクションにしか過ぎない、と言う事なのだ。
とは言っても「慰めの報酬」を手放しで評価している訳ではない。
激怒してしまうのは、アクションの撮影・編集手法である。
カメラが被写体に近すぎるのだ。
わたしは動体視力が良いのだが、それでも具体的に何が起こっているのかわからない程カメラが被写体に寄り過ぎで、細かいカット割りでごまかしているように見えるのだ。
例えば香港の動けるアクション俳優がハリウッドに進出し、動ける俳優なのに編集でアクションをごまかされてしまい、アクション俳優の技が死んでしまっている、そんな印象を受けるのだ。
せっかくきちんとアクションを行っているのならば、きちんと撮影しきちんと編集するべきである。
多くの映画ファンは、細かいカット割りでスタイリッシュな編集スタイルを求めているのではないのだ。
あとは「カジノ・ロワイヤル」を復習していない人に対し圧倒的に不親切な作品になっているのも、若干いただけない。
ミスター・ホワイトとかマティスって何者だよ! と言う観客がいっぱいだと思った。
ミスター・ホワイトと言えば、オペラのシークエンスでのホワイトの描き方が非常に良かった。オペラのシークエンスで一番頭が良かったのはホワイトだ、と言う事である。
あと気になったのは、M、出張し過ぎである。
危機管理が出来ていないんじゃないの、と思ってしまう。
オフィシャル・サイトで、Mのことをas Mと表記してあるのだが、これ007のことを知らない人が翻訳した関係で間違ってしまったのかな。
また、フェリックス・ライターはフェリックス・レイターに表記が変わってしまったのかな。
マティスの登場には笑ってしまった。
もちろん笑っていたのはわたしだけであったのだが。
あと、ロケ地が変わる毎に画面にテロップがでるのだが、なんでフォントと言うかデザインが変わってしまうのか、統一感がない、と思った。
オープニング・タイトルは「カジノ・ロワイヤル」が良かっただけにちょっとがっかりである。
どうやら砂漠が舞台なんだな、と言うのが分かるのがせいぜいである。
個人的にはハードでユーモアのかけらのない007は大好きなわたしだが、どうやらジェームズ・ボンドのテーマが合わなくなってしまっているような印象を受けた。
時代の要請か、「ボーン・アイデンティティ」シリーズの影響か知らないが、旧来のボンドファンに取っては釈然としない部分だろう。
余談だけど、「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」ってのがリリースされはじめてるが、聞く話によると、MI6(エムアイシックス)ではなくM16(エムジュウロク)と表記されていたり、CM(CF)では、007をダブルオウセブンではなく、ゼロゼロセブンとか言っていますね。DVDの発音はディーヴィーディーで良いけれどね。
とにかく「007/慰めの報酬」は新生ジェームズ・ボンドの誕生篇後編ですが、大変素晴らしい作品に仕上がっています。是非劇場で堪能して下さい。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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愛したヴェスパーに裏切られたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、M(ジュディ・デンチ)とともにミスター・ホワイト(イェスパー・クリスティン)を追求するうち、その裏に潜む予想もしなかった複雑かつ危険な開くの組織の存在を知るが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
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脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)、オルガ・キュリレンコ(カミーユ)、マチュー・アマルリック(ドミニク・グリーン)、ジュディ・デンチ(M)、ジェフリー・ライト(フィリックス・レイター)、ジェマ・アータートン(フィールズ)、イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト)、デヴィッド・ハーバー(ビーム)、アナトール・トーブマン(エルヴィス)、ロシー・キニア(タナー)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(マティス)、ホアキン・コシオ(メドラーノ将軍)、グレン・フォスター(ミッチェル)、フェルナンド・ギーエン・クエルボ(カルロス大佐)
先ずは「007/慰めの報酬」は大変素晴らしい作品に仕上がっていた。
そして、「007/カジノ・ロワイヤル」からの構成の巧みさに舌を巻く思いである。
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つまり、「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」は、ダニエル・クレイグの007の次回作の単なるオープニング・アクションにしか過ぎない、と言う事なのだ。
とは言っても「慰めの報酬」を手放しで評価している訳ではない。
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わたしは動体視力が良いのだが、それでも具体的に何が起こっているのかわからない程カメラが被写体に寄り過ぎで、細かいカット割りでごまかしているように見えるのだ。
例えば香港の動けるアクション俳優がハリウッドに進出し、動ける俳優なのに編集でアクションをごまかされてしまい、アクション俳優の技が死んでしまっている、そんな印象を受けるのだ。
せっかくきちんとアクションを行っているのならば、きちんと撮影しきちんと編集するべきである。
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ミスター・ホワイトと言えば、オペラのシークエンスでのホワイトの描き方が非常に良かった。オペラのシークエンスで一番頭が良かったのはホワイトだ、と言う事である。
あと気になったのは、M、出張し過ぎである。
危機管理が出来ていないんじゃないの、と思ってしまう。
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あと、ロケ地が変わる毎に画面にテロップがでるのだが、なんでフォントと言うかデザインが変わってしまうのか、統一感がない、と思った。
オープニング・タイトルは「カジノ・ロワイヤル」が良かっただけにちょっとがっかりである。
どうやら砂漠が舞台なんだな、と言うのが分かるのがせいぜいである。
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余談だけど、「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」ってのがリリースされはじめてるが、聞く話によると、MI6(エムアイシックス)ではなくM16(エムジュウロク)と表記されていたり、CM(CF)では、007をダブルオウセブンではなく、ゼロゼロセブンとか言っていますね。DVDの発音はディーヴィーディーで良いけれどね。
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「8 1/2」をめぐる冒険
2009年3月4日 映画
フェデリコ・フェリーニの「8 1/2」(1963)を久し振りに観た。
これ、DVD出たんですね。
大昔に「8 1/2」を観て、今回観るまでの間に、「監督・ばんざい!」(2007)がある訳だが、北野武は「監督・ばんざい!」でフェリーニの「8 1/2」をやりたかったのだな、と言う事がいまさらながら再確認してしまった。
あとは、ティム・バートンの「ビッグ・フィッシュ」(2003)のラストのシークエンス、あの素晴らしいラストは「8 1/2」のラストのシークエンスと酷似していると思った。
その辺を突き詰めていくと、個人的には1982年のサントリーローヤルのCM(CF)「ランボー篇」(http://www.youtube.com/watch?v=YotCl8xcRtk)や「ガウディ篇」(http://www.youtube.com/watch?v=aWo1aNdn6fQ&feature=related)を思い出す。
当時、あぁこれはフェリーニなのだな、と思ったのを記憶している。
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あとは、ティム・バートンの「ビッグ・フィッシュ」(2003)のラストのシークエンス、あの素晴らしいラストは「8 1/2」のラストのシークエンスと酷似していると思った。
その辺を突き詰めていくと、個人的には1982年のサントリーローヤルのCM(CF)「ランボー篇」(http://www.youtube.com/watch?v=YotCl8xcRtk)や「ガウディ篇」(http://www.youtube.com/watch?v=aWo1aNdn6fQ&feature=related)を思い出す。
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2009/02/28 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「チェンジリング」を観た。
1928年、ロサンゼルス。
クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、9歳の息子(ガトリン・グリフィス)と共にロサンゼルス郊外で暮らすシングル・マザー。
電話会社に勤めながら女手ひとつで子供を育てていく生活は、決して楽ではなかったが、父親の顔を知らないウォルターに辛い思いをさせまいと思うクリスティンは、多忙な日々の中で懸命に母親と父親の2役をこなしていた。
1928年3月10日。
同僚の頼みで休日を返上することになったクリスティンは、ウォルターをひとり家に残すことに後ろめたさを感じながら、会社に出かけていった。
夕方、大急ぎで帰宅した彼女を待ち受けていたのは、空っぽの家だった。
監督:クリント・イーストウッド
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
撮影:トム・スターン
プロダクション・デザイン:ジェームズ・J・ムラカミ
出演:アンジェリーナ・ジョリー(クリスティン・コリンズ)、ジョン・マルコヴィッチ(グスタヴ・ブリーグレブ牧師)、ジェフリー・ドノヴァン(J・J・ジョーンズ警部)、コルム・フィオール(ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長)、ジェイソン・バトラー・ハーナー(ゴードン・ノースコット)、エイミー・ライアン(キャロル・デクスター)、マイケル・ケリー(レスター・ヤバラ刑事)
先ずは本作「チェンジリング」は素晴らしい作品に仕上がっていた。
日本版のコピーによると、本作は親子の愛情を描いた感動巨編のような印象を受けるが、実際のところ本作は見事なクライムサスペンスに仕上がっていた。
印象としてはデヴィッド・フィンチャーの「ゾディアック」(2006)の雰囲気だし、方向性としてはカーティス・ハンソンの「L.A.コンフィデンシャル」(1997)のそれを醸し出しているような気がした。
1928年のロサンゼルス市警察が、1950年代に「L.A.コンフィデンシャル」になる訳である。
やはり「ゾディアック」が近いかな、と思ってしまう。
またはエルロイ繋がりでデ・パルマの「ブラック・ダリア」(2006)かな。
是非オススメの映画なので、内容については何も書けないが、印象的だった余談を何点か紹介する。
ラスト、クリスティンが歩み去る道の劇場で公開されている映画は、「或る夜の出来事」(1934)。クリスティンが同僚の男性とアカデミー賞を取るとか取らないとか言っていた作品である。
この作品の内容を知っていると、ラストのクリスティンのセリフが生きてくることになる。
「新世紀エヴァンゲリオン」で引用された「ジェリコの壁」の元ネタは「或る夜の出来事」である。
スコアは案の定イーストウッドの手によるもの。
例によって、ポロポロ弾いた4音程度のピアノのメロディから派生するテーマのバリエーションでスコアが構成されている。
音楽、特にジャズ好きなのはわかるし、ジャズの映画を撮っているのはわかるが、いい加減スコアは本職の作曲家にやらせろよ、と心から思った。
マルコヴィッチは良かった。
狂信的な牧師かなと思ったのだが、良い味を出していた。
ジェフリー・ドノヴァンも良かった。
正論は正論なだけに恐いですわ。
コルム・フィオールも良かった。
ドノヴァンとフィオールのコンビが最高ですわね。
もちろん、アンジェリーナ・ジョリーも頑張りました。
スタローン顔負けのシャワーシーンもあるぞ。
そんな訳で、本作「チェンジリング」は最高にオススメの作品なのだ。
気が向いたら是非劇場へ!
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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1928年、ロサンゼルス。
クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、9歳の息子(ガトリン・グリフィス)と共にロサンゼルス郊外で暮らすシングル・マザー。
電話会社に勤めながら女手ひとつで子供を育てていく生活は、決して楽ではなかったが、父親の顔を知らないウォルターに辛い思いをさせまいと思うクリスティンは、多忙な日々の中で懸命に母親と父親の2役をこなしていた。
1928年3月10日。
同僚の頼みで休日を返上することになったクリスティンは、ウォルターをひとり家に残すことに後ろめたさを感じながら、会社に出かけていった。
夕方、大急ぎで帰宅した彼女を待ち受けていたのは、空っぽの家だった。
監督:クリント・イーストウッド
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
撮影:トム・スターン
プロダクション・デザイン:ジェームズ・J・ムラカミ
出演:アンジェリーナ・ジョリー(クリスティン・コリンズ)、ジョン・マルコヴィッチ(グスタヴ・ブリーグレブ牧師)、ジェフリー・ドノヴァン(J・J・ジョーンズ警部)、コルム・フィオール(ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長)、ジェイソン・バトラー・ハーナー(ゴードン・ノースコット)、エイミー・ライアン(キャロル・デクスター)、マイケル・ケリー(レスター・ヤバラ刑事)
先ずは本作「チェンジリング」は素晴らしい作品に仕上がっていた。
日本版のコピーによると、本作は親子の愛情を描いた感動巨編のような印象を受けるが、実際のところ本作は見事なクライムサスペンスに仕上がっていた。
印象としてはデヴィッド・フィンチャーの「ゾディアック」(2006)の雰囲気だし、方向性としてはカーティス・ハンソンの「L.A.コンフィデンシャル」(1997)のそれを醸し出しているような気がした。
1928年のロサンゼルス市警察が、1950年代に「L.A.コンフィデンシャル」になる訳である。
やはり「ゾディアック」が近いかな、と思ってしまう。
またはエルロイ繋がりでデ・パルマの「ブラック・ダリア」(2006)かな。
是非オススメの映画なので、内容については何も書けないが、印象的だった余談を何点か紹介する。
ラスト、クリスティンが歩み去る道の劇場で公開されている映画は、「或る夜の出来事」(1934)。クリスティンが同僚の男性とアカデミー賞を取るとか取らないとか言っていた作品である。
この作品の内容を知っていると、ラストのクリスティンのセリフが生きてくることになる。
「新世紀エヴァンゲリオン」で引用された「ジェリコの壁」の元ネタは「或る夜の出来事」である。
スコアは案の定イーストウッドの手によるもの。
例によって、ポロポロ弾いた4音程度のピアノのメロディから派生するテーマのバリエーションでスコアが構成されている。
音楽、特にジャズ好きなのはわかるし、ジャズの映画を撮っているのはわかるが、いい加減スコアは本職の作曲家にやらせろよ、と心から思った。
マルコヴィッチは良かった。
狂信的な牧師かなと思ったのだが、良い味を出していた。
ジェフリー・ドノヴァンも良かった。
正論は正論なだけに恐いですわ。
コルム・フィオールも良かった。
ドノヴァンとフィオールのコンビが最高ですわね。
もちろん、アンジェリーナ・ジョリーも頑張りました。
スタローン顔負けのシャワーシーンもあるぞ。
そんな訳で、本作「チェンジリング」は最高にオススメの作品なのだ。
気が向いたら是非劇場へ!
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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2009年の目標!! 中間発表その2
2009年3月1日 映画さて、早速ですが2009年の目標の中間発表その2です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#003「007/慰めの報酬」ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2009/02/27
#004「チェンジリング」ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2009/02/28
2.DVD、CATV等
#022「キングボクサー大逆転」HDD 2009/02/01
#023「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」HDD 2009/02/01
#024「天然コケッコー」HDD 2009/02/02
#025「ギャング・オブ・ニューヨーク」CATV 2009/02/03
#026「フォーチュン・クッキー」CATV 2009/02/04
#027「ナイロビの蜂」CATV 2009/02/05
#028「THE 焼肉 MOVIE プルコギ」CATV 2009/02/09
#029「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」CATV 2009/02/11
#030「監督・ばんざい!」HDD 2009/02/12
#031「天然コケッコー」HDD 2009/02/14
#032「ブラック・レイン」BD 2009/02/14
#033「ブレードランナー」BD 2009/02/14
#034「レイダース/失われた」DVD 2009/02/15
#035「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」DVD 2009/02/16
#036「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」DVD 2009/02/17
#037「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」BD 2009/02/19
#038「007/カジノ・ロワイヤル」BD 2009/02/24
#039「ウォンテッド」BD 2009/02/25
3.読書
#004「ブラウン神父の純智」G.K.チェスタトン著 橋本福夫訳 新潮文庫 2009/02/23
映画は、劇場2本(累計4本)、DVD等18本(累計39本)で、計20本(累計43本)。
このままのペースで、年間172本(劇場16本)です。
読書は1冊(累計4冊)で、このままのペースでは、年間24冊です。
冬季はスキー三昧で休日は劇場に行けない、と言う状況が続き、「2009年の目標」的には厳しい状況です。
映画については例年通りおそらく問題ないと思うのですが、読書については、昨年同様に状況はよくありません。心を入れ替える必要がありますね。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画43本(うち劇場4本)
読書04冊
2008年の状況
映画29本(うち劇場2本)
読書04冊
2007年の状況
映画28本(うち劇場3本)
読書04冊
2006年の状況
映画48本(うち劇場7本)
読書03冊
2005年同時期の状況
映画41本(うち劇場12本)
読書08冊
2004年同時期の状況
映画38本(うち劇場12本)
読書07冊
2003年同時期の状況
映画53本(うち劇場13本)
読書10冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
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目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#003「007/慰めの報酬」ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2009/02/27
#004「チェンジリング」ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2009/02/28
2.DVD、CATV等
#022「キングボクサー大逆転」HDD 2009/02/01
#023「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」HDD 2009/02/01
#024「天然コケッコー」HDD 2009/02/02
#025「ギャング・オブ・ニューヨーク」CATV 2009/02/03
#026「フォーチュン・クッキー」CATV 2009/02/04
#027「ナイロビの蜂」CATV 2009/02/05
#028「THE 焼肉 MOVIE プルコギ」CATV 2009/02/09
#029「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」CATV 2009/02/11
#030「監督・ばんざい!」HDD 2009/02/12
#031「天然コケッコー」HDD 2009/02/14
#032「ブラック・レイン」BD 2009/02/14
#033「ブレードランナー」BD 2009/02/14
#034「レイダース/失われた」DVD 2009/02/15
#035「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」DVD 2009/02/16
#036「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」DVD 2009/02/17
#037「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」BD 2009/02/19
#038「007/カジノ・ロワイヤル」BD 2009/02/24
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3.読書
#004「ブラウン神父の純智」G.K.チェスタトン著 橋本福夫訳 新潮文庫 2009/02/23
映画は、劇場2本(累計4本)、DVD等18本(累計39本)で、計20本(累計43本)。
このままのペースで、年間172本(劇場16本)です。
読書は1冊(累計4冊)で、このままのペースでは、年間24冊です。
冬季はスキー三昧で休日は劇場に行けない、と言う状況が続き、「2009年の目標」的には厳しい状況です。
映画については例年通りおそらく問題ないと思うのですが、読書については、昨年同様に状況はよくありません。心を入れ替える必要がありますね。
まあ、先は長いですが頑張ります。
参考)
2009年の状況
映画43本(うち劇場4本)
読書04冊
2008年の状況
映画29本(うち劇場2本)
読書04冊
2007年の状況
映画28本(うち劇場3本)
読書04冊
2006年の状況
映画48本(うち劇場7本)
読書03冊
2005年同時期の状況
映画41本(うち劇場12本)
読書08冊
2004年同時期の状況
映画38本(うち劇場12本)
読書07冊
2003年同時期の状況
映画53本(うち劇場13本)
読書10冊
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週刊「映画レビュー・インデックス」2009/02/28
2009年2月28日 映画週刊「映画レビュー・インデックス」2009/02/28号(通巻226号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18)
■公開中
2009/02/20公開
「チェンジリング」
未レビュー
2009/01/24公開
「007/慰めの報酬」
未レビュー
2008/12/20公開
「K-20 怪人二十面相・伝」
未レビュー
「ワールド。オブ・ライズ」
http://29346.diarynote.jp/200901022314142772/
2008/12/19公開
「地球が静止する日」
http://29346.diarynote.jp/200812280135128545/
2008/12/06公開
「ぼくのおばあちゃん」
未レビュー
「斬〜KILL〜」
未レビュー
2008/12/05公開
「WALL・E/ウォーリー」
http://29346.diarynote.jp/200811142336037048/
2008/11/29公開
「デス・レース」
http://29346.diarynote.jp/200811192056326248/
2008/11/22公開
「1408号室」
未レビュー
「ブラインドネス」
未レビュー
2008/11/01公開
「ブタがいた教室」
未レビュー
2008/10/25公開
「ホームレス中学生」
2008/10/18公開
「真木栗ノ穴」
http://29346.diarynote.jp/200710261231180000/
「イーグル・アイ」
http://29346.diarynote.jp/200811182333511464/
2008/9/20公開
「ウォンテッド」
未レビュー
2008/09/13公開
「パコと魔法の絵本」
未レビュー
■近日公開
■週末興収ベストテン
2009/02/15-16 興収ベストテン
1.「チェンジリング」(東宝東和)
2.「20世紀少年〈第2章〉最後の希望」(東宝)
3.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ワーナー)
4.「7つの贈り物」(ソニー)
5.「マンマ・ミーア」(東宝東和)
6.「少年メリケンサック」(東映)
7.「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」(角川)
8.「おくりびと」(松竹)
9.「007/慰めの報酬」(ソニー)
10.「感染列島」(東宝)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「K-20 怪人二十面相・伝」、「007/慰めの報酬」、「チェンジリング」です。
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2009/02/20公開
「チェンジリング」
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「007/慰めの報酬」
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2008/12/20公開
「K-20 怪人二十面相・伝」
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2008/12/19公開
「地球が静止する日」
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「ぼくのおばあちゃん」
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「斬〜KILL〜」
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2008/12/05公開
「WALL・E/ウォーリー」
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2008/11/29公開
「デス・レース」
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2008/11/22公開
「1408号室」
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「ブラインドネス」
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「ブタがいた教室」
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「ホームレス中学生」
2008/10/18公開
「真木栗ノ穴」
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「イーグル・アイ」
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2008/9/20公開
「ウォンテッド」
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2008/09/13公開
「パコと魔法の絵本」
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2009/02/15-16 興収ベストテン
1.「チェンジリング」(東宝東和)
2.「20世紀少年〈第2章〉最後の希望」(東宝)
3.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ワーナー)
4.「7つの贈り物」(ソニー)
5.「マンマ・ミーア」(東宝東和)
6.「少年メリケンサック」(東映)
7.「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」(角川)
8.「おくりびと」(松竹)
9.「007/慰めの報酬」(ソニー)
10.「感染列島」(東宝)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「K-20 怪人二十面相・伝」、「007/慰めの報酬」、「チェンジリング」です。
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