週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/05/21号
をお届けします。
 
 
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
 
 
■公開中
2005/05/21公開
「クローサー」http://diarynote.jp/d/29346/20050524.html
「ザ・インタープリター」未レビュー
「炎のメモリアル」http://diarynote.jp/d/29346/20050525.html
2005/05/14公開
「バタフライ・エフェクト」http://diarynote.jp/d/29346/20050518.html
2005/05/03公開
「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」
http://diarynote.jp/d/29346/20050512.html
2005/04/29公開
「ドッジ・ボール」http://diarynote.jp/d/29346/20050505.html
2005/04/23公開
「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」
http://diarynote.jp/d/29346/20050426.html
 
 
■週末興収ベストテン
2005/05/14-15 興収ベストテン
1.「交渉人 真下正義」(東宝)
2.「キングダム・オブ・ヘブン」(FOX)
3.「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」(ギャガ)
http://diarynote.jp/d/29346/20050426.html
4.レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(アスミック・エース)
http://diarynote.jp/d/29346/20050512.html
5.「コンスタンティン」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
6.「名探偵コナン/水平線上の陰謀<ストラテジー>」(東宝)
7.「マスク2」(ギャガ=ヒューマックス)
8.「ブレイド3」(ヘラルド)
9.「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」(FOX)
10.「ふたりはプリキュア マックスハート」(東映)
 
 
毎日毎日忙しいでございます。映画については、試写をこなすのが精一杯で、封切り作品のために劇場に行けない状況です。
また、例のMTBレースのため、軽くトレーニングをはじめ、これまた忙しい指数が上がって、困っています。

「ザ・インタープリター」
シドニー・ポラック健在の素晴らしい傑作でした。

「四日間の奇跡」
号泣映画。読書ファンとしては消化不足の感は否めません。女優陣が凄いです。

「クローサー」
良い映画ですが、多分賛否両論でしょう。連れの女性は否定的な感想を漏らしていました。

「炎のメモリアル」
ヒーローではなく、普通の人間が主人公の最高の号泣映画でした。

「戦国自衛隊1549」
困ったちゃん映画でした。

「ミリオンダラー・ベイビー」
情報をシャットアウトして観にいきましたが、中盤以降の展開には驚きました。

因みに、現在の未レビュー作品は、「クローサー」、「戦国自衛隊1549」、「炎のメモリアル」、「ミリオンダラー・ベイビー」、「ザ・インタープリター」、「四日間の奇跡」です。

来週、試写で観る予定の作品は、「マイ・ブラザー」、「サハラ/死の砂漠を脱出せよ」です。
 
■近日公開予定
2005/05/28公開予定
「機動戦士Zガンダム −星を継ぐ者−」
http://diarynote.jp/d/29346/20041018.html
「ミリオンダラー・ベイビー」未レビュー
2005/06/04公開予定
「四日間の奇跡」

 
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2005/05/19 わたしの友人が日本国内にある、とある米軍基地内で「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」を観た。

料金は、たったの5ドルだったそうである。

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2005/04/19 東京九段下「九段会館」で「バタフライ・エフェクト」の試写を観た。

エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、ごく普通の少年だった・・・・時折、記憶を喪失(ブラックアウト)してしまうことを除いて。精神科の医師はエヴァンに、治療のために毎日、日記をつけることをすすめる。
やがて時は過ぎ、記憶が失われることの多かった日々はすっかり過去のものとなっていた。
そんなある日、大学生になったエヴァンは、7歳の頃からつけていた日記を見つける。その日記を紐解いたとき、いつしか彼の意識は日記を書いた当日の陽光の中にあった。忘れていたある出来事が鮮明に蘇る。幼馴染みの少女ケイリー(エイミー・スマート)、そしてエヴァンとケイリーが引き裂かれることになった決定的な理由。「君を迎えに来る」・・・・かつてその約束を果たせなかったエヴァンは彼女への思いゆえ、ある選択をするが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督・脚本:エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー
出演:アシュトン・カッチャー(エヴァン)、エイミー・スマート(ケイリー)、ウィリアム・リー・スコット(トミー)、エルデン・ヘンソン(レニー)、メローラ・ウォルターズ(アンドレア)、エリック・ストルツ(ジョージ)

本作「バタフライ・エフェクト」はわたしの期待通りの大変面白い作品だった。何しろ、基本プロットの発想と脚本が面白いのだ。

その基本となるプロットは「現在の状況を変える為に、過去の出来事を変える」と言うもので、物語の方向とダークさは、もしかすると「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」に近いかも知れない。
この辺については、上記「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで主役のマーティ・マクフライ役を演じるところだったエリック・ストルツがキャスティングされているのが興味深い。

また、少年時代のエヴァンがケイリーと別れる際にガラス越しに見せる日記に書かれた言葉("I’ll come back for you.")が、かのタイム・トラベル映画の傑作「ある日どこかで」における、映画史に残るであろう名台詞("Come back to me.")を髣髴とさせる辺りが最高に格好良い。

そして、本作の構成は言ってみれば前述の「ある日どこかで」のプロットの裏返し的発想を基にしているような気もする。
「彼女の元へ戻っていく物語」か、「彼女を迎えに行く物語」か、と言うことなのだ。

そして、ラストのエヴァンの行動が、身悶えするほど恐ろしくも悲しい。

余談だが、邦画の話題作で、名作映画のプロットの表面的な引用(パクリ)をリスペクトである、オマージュであると臆面もなく言い放つ製作者に見て欲しいと思った。

リスペクトやオマージュは作品に対する敬意が表れた気持ちであり、決して作品のプロットや表層をいただく事ではないのだ。

キャストは、本作のコンセプトがそうである以上、複数の役柄を演じることを余儀なくされる訳で、アシュトン・カッチャー(エヴァン)、エイミー・スマート(ケイリー)、ウィリアム・リー・スコット(トミー)、エルデン・ヘンソン(レニー)等は、芸達者振りを見事に発揮している。
勿論、短い尺の中で複数の役柄を演じる訳であるから、彼らが演じるキャラクターはより記号的、よりステレオタイプ的にならざるを得ないとは思うのだが、そのキャラクターの背景にある過去をも見通せるところまで観客に感じさせてくれていた。

特にエイミー・スマートの変貌振りは目を瞠るものがあった。

また彼ら4人の少年時代を演じる子役も芸達者な子役が揃い、4人の背景となる部分を見事に補完していた。

脚本は前述のように大変面白く、転がり始めた小さな石ころがだんだんと大きくなり、物語は破滅へ向って邁進するのだが、その破滅を回避すべくエヴァンがとった真摯で孤高な行動が最高に悲しい。

この辺りは「エターナル・サンシャイン」と比較すると面白いかもしれない。

監督・脚本のコンビは、「デッド・コースター」の原案・脚本のエリック・ブレスとJ・マッキー・グルーバー。
本作は、彼らの情熱が見事に結実した良質の作品だと言えるだろう。

とにかく、本作「バタフライ・エフェクト」は、勿論複雑な物語ではあるのだが、小難しいタイムトラベルやタイムパラドックスの理屈なしに、運命とその運命に立ち向う姿を情感たっぷりに描いている。
観客を選ぶかもしれないが、多くの観客に是非劇場に足を運んでいただきたい素晴らしい作品に仕上がっているのだ。

☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2005/04/29公開
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■週末興収ベストテン
2005/05/07-08 興収ベストテン
1.「交渉人 真下正義」(東宝)
2.「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」(ギャガ)
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3.「名探偵コナン/水平線上の陰謀<ストラテジー>」(東宝)
4.「コンスタンティン」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
5.レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(アスミック・エース)
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6.ブレイド3(ヘラルド)
7.「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」(東宝)
8.「マスク2」(ギャガ=ヒューマックス)
9.「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」(FOX)
10.「ふたりはプリキュア マックスハート」(東映)
 
 
毎日毎日忙しいでございます。映画については、試写をこなすのが精一杯で、封切り作品のために劇場に行けない状況です。
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「炎のメモリアル」は最高の号泣映画でした。
「戦国自衛隊1549」は困ったちゃんでした。
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来週、試写で観る予定の作品は、「ザ・インタープリター」、「四日間の奇跡」です。
 
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2005/05/21公開予定
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2005/05/28公開予定
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2005/04/25 東京新宿「東京厚生年金会館」で「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」の試写を観た。

ボードレール家の三姉弟妹、長女のヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)は、並外れた知恵とひらめきで様々な発明をこなす14歳の天才発明家。長男のクラウス(リーアム・エイケン)は本の虫で、普通の人が一生かかっても読みきれない量の本をすでに読破している。末っ子のサニー(カラ・ホフマン、シェルビー・ホフマン/二人一役)は、どんなものでも噛みついたら離さない女の子。

ある日三姉弟妹が海辺で遊んでいたところ、自宅が原因不明の火事に遭い、両親は莫大な遺産と謎を残し、焼け死んでしまう。
身寄りのない三姉弟妹は、遠縁だがたまたま近くに住んでいた親戚のオラフ伯爵(ジム・キャリー)の元へ。
しかし、オラフ伯爵の目的は、自分たちに残された両親の遺産だった。

監督:ブラッド・シルバーリング
原作:レモニー・スニケット
出演:ジム・キャリー(オラフ伯爵)、メリル・ストリープ(ジョセフィーンおばさん)、エミリー・ブラウニング(ヴァイオレット・ボードレール)、リーアム・エイケン(クラウス・ボードレール)、カラ・ホフマン(サニー・ボードレール)、シェルビー・ホフマン(サニー・ボードレール)、ティモシー・スポール(ミスター・ポー)、ビリー・コノリー(モンティおじさん)、キャサリン・オハラ(ストラウス判事)、ダスティン・ホフマン(ノン・クレジット)
声の出演:ジュード・ロウ(レモニー・スニケット)

本作「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」は、卓越したビジュアル・イメージの下、見事に構築された素晴らしい世界観が楽しめるファンタジー作品である。
そして、その物語は世界中でベストセラーを続ける児童書「世にも不幸なできごと」シリーズ。

キャストだが、ヴァイオレットを演じたエミリー・ブラウニングは「ビートルジュース」のウィノナ・ライダーや、「アダムス・ファミリー」のクリスティーナ・リッチ等を髣髴とさせる存在感と趣と暗さを兼ね備え、わたし的、今後が楽しみな女優の一人にピックアップさせていただいた。
「ハリー・ポッターと賢者の石」シリーズのエマ・ワトソンとは対極的な印象を受け、ダークな感じに好印象を受けた。

クラウス役のリーアム・エイケンは、まだキャラクターの記号化があまり進んでいないキャラクターを静かに演じている。

サニー役のカラ・ホフマンとシェルビー・ホフマンは、噛みつくという特徴が今回の脚本ではあまり生かされていないような印象を受けるが、名前にふさわしい素晴らしい笑顔と、それに似つかわしくない高度なレトリックにより、つかみはバッチリだろう。
ところで、この双子、ダスティン・ホフマンのカメオを考えると、彼の孫とかなんかの血縁者なのだろうか。

そしてオラフ伯爵を演じたジム・キャリーだが、最近控えめな役柄が多いせいもあるのだろうが、従来のワンマン的なオーバーアクト振りは抑え目で、他の役者、例えばメリル・ストリープ等と同程度のオーバーアクトだった。
本作のジム・キャリーは、バランス感覚に富んだオーバーアクトだと言えるだろう。勿論、本作の物語を考えた場合、必然的にオーバーアクトが求められるし、オーバーアクトにならざるを得ないのだが、本作では他の役者の演技を視野に入れた、おとなしいオーバーアクトが楽しめる。
感覚的には、レトロ・フューチャー的な美術センスとも相まって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのクリストファー・ロイドに近いような印象を受けた。

一方メリル・ストリープは、最近コメディ付いているようで、「ふたりにクギづけ」のラスト同様、楽しげに演じているのが見て取れる。ダスティン・ホフマンはともかく、メリル・ストリープともなれば、使いづらい女優の一人だと思うのだが、本作でそれが払拭されるのではないか、とも思える印象を受けた。
「永遠に美しく・・・」並みの怪演かも知れない。

そして特筆すべき点は、なんと言っても美術(リック・ハインリクス)と衣裳(コリーン・アトウッド)だろう。
卓越したデザインに基いた素晴らしい世界観の構築に成功している。デザインと言うか、発想が素晴らしい。

感覚的には「バロン」や「ジャイアント・ピーチ」的な印象を受けた。

脚本(ロバート・ゴードン)は、長大な物語からところどころをピックアップした感が否めず、章立てしている感があった。
いっその事、きっちりチャプターをつけた方が面白かったのではないか、と思った。

また、サニーのセリフには、日本語字幕と英語字幕が同時につくのだが、そのサニーの英語字幕のセリフはレトリックに富んだ非常に面白い表現の目白押しであった。
例えば、ボードレール家の三姉弟妹の庇護者となる人々、例えばモンティおじさん(ビリー・コノリー)やジョセフィーンおばさん(メリル・ストリープ)がちょっとイカレていることを、サニーはただ単に「あの人イカレているわよ」と言うのではなく「あの人、イカレた街の市長さんだわ」的な表現を使っているのである。こんなダークで、それでいてウィットに富んだセリフが楽しめる脚本に仕上がっているのである。

音楽(トーマス・ニューマン)は、冒頭のテーマが画面とマッチして最高である。冒頭のテーマは、最近テレビ番組のBGMとかジングルとかで使用されているが、非常に印象的である。

とにかく本作「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」は、卓越した素晴らしい世界観と、ジム・キャリーをはじめとした曲者のオーバーアクトを楽しむ作品であるのだろう。
観客を選ぶ作品であると思うのだが、将来の俳優の芽を確認する上でも、是非観ていただきたい作品ではある。

余談だが「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」の邦題はどうだろうかと思う。レモニー・スニケットと言うのは作者の名前な訳で、勿論作者が本編にも登場しているのだが、観客に対して不親切な印象を受けた。
観客の多くは、レモニー・スニケットが一体何物なのか不思議に思っているのではないだろうか。

☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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わたしは常にダイエットを心がけている。

ただ単に体重を減らす、と言うことではない、脂肪燃焼を前提として、如何にして、摂取カロリーを抑え、消費カロリーを増加させるか、である。
どちらかと言うと、出来るだけ何もしないで、消費カロリーの増加をはかる、ということなのだ。

それでは、今日は消費カロリーを増加させるひとつの方法を物理的に考えてみたいと思う。
 
 
■はじめに
そもそもカロリーとは何ぞや、と言う話だが、所謂カロリーの定義は次の通りである。

カロリー
熱量の単位
記号cal
1カロリーは4.18605ジュール(1カロリーを4.1855ジュールとする定義もある)
水1グラムを一気圧のもとで、摂氏14.5度から15.5度に上げるのに必要な熱量
(「はてなダイアリー」よりほぼ引用)

そして、われわれの関心事であるダイエットを考えた場合、栄養学的にはキロカロリーを一般的に単位に用いている訳だ。
1キロカロリー=1000カロリー
1kcal=1000cal

※ 最近はジュール及びキロジュールを栄養学の単位とすることが多いのだが、今日のお話ではカロリー、キロカロリーを単位として使用するのだ。
 
 
■体温の維持
基本的に生物はホメオスタシス機能を持っている。

ホメオスタシスとは、「同一の状態」を意味するギリシャ語で、生物は自律神経系と内分泌系による調整機構をもっており、外部環境または内部環境の変化に対して一定の幅の中で恒常性を保とうとするのだ。
そして、そのホメオスタシス機能で調節できないような変化は、直接、間接を問わず、疾病に結びつく可能性を持っているのだ。
 
 
■「水を飲めば痩せる」
いきなり今日の結論なのだが、「水を飲めば痩せる」とは、何馬鹿げたことを言っているのだ、と考える方もいらっしゃるだろう。そう言う人は、おそらくこう考えているのではないだろうか。

体内に水を蓄積する事=太る事
体内から水を排出する事=痩せる事

勿論、これは大きな誤りであるのは言うまでも無い。

そう、今日のお話は、体内から水を出して体重を減少させるのではなく、運動も何もしないで、消費カロリーを少しでも増大させる(脂肪を燃焼させる)事を目的としているのだ。

■「とにかく水を飲んでみよう」
あなたの現在の体温を、−−計算しやすいように−−、35℃と仮定しよう。
そして、あなたは5℃の水を1リットル飲んだとする。

あなたの体温は、−−勿論あなたの体重にもよるのだが−−、おそらく少しは下がったはずである。

ここでホメオスタシスの登場である。
つまり、あなたの身体は、水を飲む事により若干下がった体温を元の状態、つまり従前の体温である35℃に戻そうとする訳だ。

ここで、下がった体温を35℃に戻す事を考えることになるのだが、計算が面倒なので、体温が下がらなかった事にして、体内に取り込んだ5℃の水1リットルを35℃に上げる熱量を考えてみることにする。

ついでに面倒なので、1calは、1g(1/1000リットル)の水の温度を1℃あげる熱量だと仮定する。

つまり、5℃の水1リットルを35℃に上げる、と言うことだ。
そして、その熱量は、

(35℃-5℃)×1000g=30000cal=30kcal

と言うことになる。

なんと、水を1リットル飲むだけで、あなたの代謝は若干向上し、結果的には30kcal分の脂肪が燃焼している事になるのだ。

おいおい、水1リットルで30kcalだったら、全然効率的じゃないじゃないか。

お怒りの声は尤もである。

しかし、基本的に楽をして痩せる方法はないのである。
それだったら、そしてどうせ何もしないのならば、少しの意識付けで、少しだけでもカロリーを消費し、脂肪を燃焼してみてはいかがだろうか。と言うことである。

なにしろダイエットの要は、意識と意志なのだから。

今日は、消費カロリーの増加を図るひとつの、そして些細な方法を照会したが、結局はこうした意識と意志の毎日毎日の積み重ねがあなたを勝者へと導くハズなのだ。
 
 
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2005/05/08 WOWOWで「世界の中心で、愛をさけぶ」を観た。

基本的にわたしは、テレビやDVDで観た作品のレビューを書くつもりはないのだが、日本映画界の流れの中に「世界の中心で、愛をさけぶ」を置いた場合、いくつか気になる点が出てきてしまった。

と言うと、どう考えても批判的な内容になってしまうのですが、本作「世界の中心で、愛をさけぶ」は日本中の数多くの観客が涙し、そして多くの人々が愛した作品だという事を考えつつ、つらつらとお話したいと思う次第でございます。

監督:行定勲
脚本:坂元裕二、伊藤ちひろ、行定勲
出演:大沢たかお(松本朔太郎)、柴咲コウ(藤村律子)、長澤まさみ(広瀬亜紀)、森山未來(サク・高校時代の朔太郎)、山崎努(重蔵)、宮藤官九郎(大木龍之介)、津田寛治(ジョニー)、高橋一生(高校時代の龍之介)、菅野莉央(少女時代の律子)、杉本哲太(亜紀の父)、古畑勝隆(高校時代のジョニー)、天海祐希(朔太郎の上司)、木内みどり(朔太郎の母)、森田芳光(映画監督)、田中美里(少女・律子の母)

■柴咲コウの起用
原作は寡聞にして読んでいないのだが、聞くところによると、柴咲コウが演じたキャラクター藤村律子は原作には登場しないらしい。
原作の帯の紹介文を書いたのが柴咲コウと言うこともあり、小説のヒットと映画化への功労者的意味合いで、本作の映画化にあわせ、藤村律子と言うキャラクターが大人の事情で創出され、脚本に組み込まれたのではないか、とわたしは思う。

多分この辺りは製作サイド主導で、藤村律子と言うキャラクターの役柄の大きさが決まっていったのではないか、とわたしは思うのだ。

と言うのも、物語上、藤村律子と言うキャラクターの動きがおかしいのである。
これは深読みすると、行定勲の製作サイドへのささやかな反抗なのかも知れないのだが・・・・。



つづく・・・・。
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週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/05/07号
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■公開中
2005/05/03公開
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2005/04/29公開
「ドッジ・ボール」http://diarynote.jp/d/29346/20050505.html
2005/04/23公開
「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」
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2005/04/16公開
「インファナル・アフェアIII/終極無間」
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「英語完全征服」http://diarynote.jp/d/29346/20050425.html
「コンスタイティン」http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
 
 
■週末興収ベストテン
2005/04/30-05/01 興収ベストテン
1.「コンスタンティン」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
2.「名探偵コナン/水平線上の陰謀<ストラテジー>」(東宝)
3.「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」(ギャガ)
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4.「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」(東宝)
5.「マスク2」(ギャガ=ヒューマックス)
6.「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」(FOX)
7.「ふたりはプリキュア マックスハート」(東映)
8.「甘い人生」(ヘラルド)
9.「コックリさん」(ブエナビスタ)
10.「真夜中の弥次さん喜多さん」(アスミック・エース)
 
一見ゴールデン・ウィーク期間中は、沢山映画を観られるのではないか、と思えるのですが、いろいろと多忙のため、ほとんど映画を観ていません。

GW中のCATVはアニメーション作品を沢山放映していまして、まあいろいろ観たのですが、その中でもWOWOWで放映された「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」が良かったです。以前も観た事があるのですが、やはり素晴らしい作品だと思います。
勿論、本作はあざとい確信犯的な作品なのですが、こんな映画にだまされるわたしはダメ人間なのです。
特筆すべきはなんと言っても津嘉山正種でしょう。はっきり言って最高です。本作の最高の幸せは津嘉山正種をキャスティング出来たことだろうと思います。津嘉山正種のキャリアの中でも堂々とオープン出来る仕事だろうと思いますね。

因みに、現在の未レビュー作品は、「バタフライ・エフェクト」、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」、「クローサー」です。
来週の鑑賞予定の試写は、「戦国自衛隊1549」、「炎のメモリアル」、「ミリオンダラー・ベイビー」です。

是非観たいと思っているのは、「緑玉紳士」、「ライフ・アクアティック」かな。

 
■近日公開予定
2005/05/14公開予定
「バタフライ・エフェクト」未レビュー
2005/05/21公開予定
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2005/04/13 東京九段下「九段会館」で「ドッジボール」の試写を観た。

ピーター・ラ・フルール(ヴィンス・ヴォーン)が経営する地域密着型零細スポーツジム「アベレージ・ジョー」は、最新設備を擁するフィットネスジム「グロボ・ジム」に客を奪われ経営難に陥っていた。

グロボ・ジムの強欲経営者ホワイト・グッドマン(ベン・スティラー)は、そこにつけ込み「アベレージ・ジョー」の買収に乗り出し、弁護士ケイト(クリスティーン・テイラー)をアベレージ・ジョーに送り込む。そしてついに、30日以内に滞納している5万ドルを支払わないとアベレージ・ジョーは潰され、グロボの駐車場に姿を変えてしまうことになってしまう。

途方に暮れるピーターは、ラスヴェガスで開催されるドッジボール大会の優勝賞金5万ドルに最後の望みを託し、冴えないジムの仲間たちとドッジボール・チームを結成、謎のカリスマ・コーチのパッチーズ・オフリーハン(リップ・トーン)指導の下、優勝目指して特訓を開始するが・・・・。

監督:ローソン・マーシャル・サーバー
製作:スチュアート・コーンフェルド、ベン・スティラー
出演:ヴィンス・ヴォーン(ピーター)、クリスティーン・テイラー(ケイト)、ベン・スティラー(ホワイト)、リップ・トーン(パッチーズ)、ジャスティン・ロング(ジャスティン)、スティーヴン・ルート(ゴードン)、ジョエル・デヴィッド・ムーア(オーウェン)、クリス・ウィリアムズ(ドゥワイト)、アラン・テュディック(スティーブ・ザ・パイレーツ)、ミッシー・パイル(フラン)、ゲイリー・コール(コットン・マックナイト/実況アナウンサー)、ジェイソン・ベイトマン(ペッパー・ブルックス/解説者)、ハンク・アザリア(パッチーズ/若い頃)、ランス・アームストロング(バーの男)、チャック・ノリス(審判員)、デヴィッド・ハッセルホフ(ドイツ・コーチ)、ウィリアム・シャトナー(大会委員長)、ジュリー・ゴンザロ(アンバー)、エイミー・スティラー(ウェイトレス)
 
 
全米No.1と言うのは伊達ではなく、本作「ドッジボール」は、はっきり言って最高に面白い。

先ずは、何につけてもプロデューサーをもつとめたベン・スティーラー(ホワイト)の怪演が凄すぎる。やりたい放題なのだが、それが全てツボにはまった怪演で、観客の期待を見事に受け止めている。
冒頭のCF(CM)から始まり、ラスト(クレジット後)の驚愕のカットまで、全く素晴らしい。

そして、達観し、飄々とした、ある意味得体の知れない役柄であるピーターを演じたヴィンス・ヴォーンとの対比が大変素晴らしい効果をあげている。

本作は、ベン・スティーラー製作作品なのだから、ホワイトとピーターの役柄を入れ替える手もあったと思うのだが、やはりこのキャスティングが良い効果をあげている。

ヴィンス・ヴォーンの得体の知れないキャラクターは、クライマックス直前の賄賂関連のシークエンスに顕著であろう。

しかし、そんなお莫迦なベン・スティーラーの奥さんが、本作でキュートなヒロインを演じたクリスティーン・テイラーだと言うのが、なんだか釈然としないのだ。

クリスティーン・テイラーについては、全編キュートな魅力全開なのだが、冒頭付近のホワイトとケイトのセクハラまがいのシークエンスも夫婦の演技だと考えると、また違った印象をも受けてしまう。

また、ホワイト・チームのロシア女性フランを演じたミッシー・パイルも良い味を出している。彼女は「ギャラクシー・クエスト」でも印象深いサーミアン人を演じており、濃いキャラクターが少しばかり多いような気がするのだが、本作のキャラクターははまり役だろう。

更に、アベレージ・ジョーのチームのメンバーは、ゴードン(スティーヴン・ルート)にしろスティーブ(アラン・テュディック)にしろ、オーウェン(ジョエル・デヴィッド・ムーア)にしろ、ドゥワイト(クリス・ウィリアムズ)にしろお約束どおりの濃いキャラクター設定が楽しいし、ジャスティン(ジャスティン・ロング)にいたっては、最早別の青春映画のような印象すら感じてしまう。

また、リップ・トーン(パッチーズ)の起用が嬉しいし、ベス・スティーラーに負けず劣らずの怪演が楽しい。

脚本はお約束通りの、観客の期待通りのものなのだが、クライマックス直前からの展開は所謂ハリウッド映画へのアンチテーゼ的なベクトルを持っているのが評価できる。

また、ウィリアム・シャトナーにしろ、チャック・ノリスにしろ、ランス・アームストロングにしろ素晴らしいカメオが楽しめる。特に自転車乗りとしてはランス・アームストロングの登場に驚愕なのだ。

とにかく、本作「ドッジボール」はコメディの王道的な作品であり、また所謂ハリウッド映画に対する反骨精神にも富んだ素晴らしい作品に仕上がっている。
この時期、是非劇場で観ていただきたい作品なのだ。

☆☆☆★ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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先日、街で買い物をしていると「スーパーマリオブラザーズ」のBGMや効果音をサンプリングしたリズム・パターンに、まるでゲーム好きの小学生が詩を書いたようなラップをのせた楽曲が流れてきた。

思わずわたしは、買物の手を止め、店の天井に備え付けられている有線スピーカーを探索、スピーカーの真下に移動し、耳を傾けた。

結果的に、この曲はトンガリキッズの「B-DASH」と言う曲なのだが、この曲が良いとか、懐かしいだとか、格好良いだとか、面白いだとか、詩に共感できるとか言う話は様々な人々が様々なblogで語っているので思いっきり割愛することにする。
 
 
ところで、いきなり余談だが、現在のようにゲーム・ミュージックが市民権を得、一般の音楽同様に一般のリスナーに楽しまれるようになったのは、わたしの記憶が正しければ細野晴臣とナムコのおかげだと言っても過言ではないだろう。

勿論YMOのファースト・アルバムには既に「コンピューター・ゲーム/サーカスのテーマ」とか「コンピューター・ゲーム/インベーダーのテーマ」とか言うゲーム・ミュージックをフィーチャーした曲が収録されていた。
しかしそれはアルバムを構成する上での「ブリッジ」的な意味合いや、「遊び」のような機能を持っており、かつ現在で言うところのゲーム・ミュージックのレベルまで達していない楽曲を素材としていた。

そして、ゲーム・ミュージックだけで構成された世界初のアルバム「ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック」(1984)が発表される。そのアルバムの監修を行っていたのが誰あろう細野晴臣その人だったのである。
そしてナムコはその当時から、ゲームに付随する脇役でしかなかったゲーム・ミュージックに重きをおき、優秀なクリエイターを投入、数々の珠玉の名曲となるゲーム・ミュージックを創出していたのだ。

更に、その後リリースされる「スーパー・ゼビウス」と言う12インチシングルでは、ただ単にゲーム・ミュージックを再現するだけではなく、今回のトンガリキッズの「B-DASH」のようにゲーム・ミュージックや効果音を素材として、新たな楽曲を構成してしまっているのだ。
ここに来て、ゲーム・ミュージックは、自らを素材として、新たな次元へと到達し、今で言うゲーム・ミュージックのリミックスが誕生した、と言えるのではないだろうか。

閑話休題。

で、お題の「トンガリキッズ I / トンガリキッズ」なのだが、わたしはこの「B-DASH」という楽曲に、クリエイティブな部分を刺激されてしまったのだ。

わたしは現在は自主制作映像作品の製作に比較的力を入れているのだが、以前は音楽の製作に力を入れていた。

わたしの音楽製作環境は、古くは中学生時代のダブル・カセットを利用したピンポン録音から始まり、初期のシーケンサーを使用した今で言うDTM、MIDIを利用したMTRへと進化してきたのだが、PCで(映像作品の)ノンリニア編集が簡単に出来る時代が到来し、音楽への情熱は冷めてしまっているのが実情である。

そんな中の「B-DASH」なのである。

おもわず、埃をかぶっていたギターとキーボード、アンプとMTR、リズム・ボックスを引っ張り出し、ついでに現在のOSで使える最新DTM用シーケンス・ソフトを購入してしまった。

あぁ、ボクって熱しやすいダメな大人ちゃんなのだ。

余談だが、現在のDTMを取り巻く環境は凄いぞ。
その辺のゲーム・ソフトの価格と同じような金額で、シーケンス・ソフトが購入できてしまうのだ。

クソゲー買うなら、シーケンサーだな。

シーケンサーって死語かな?
 
 

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さて、早速ですが2005年の目標の中間発表その4です。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
 
 
1.映画

#021「スパイダー・フォレスト/懺悔」科学技術館サイエンスホール 2005/04/01
#022「インファナル・アフェアIII/終極無間」ヤクルトホール 2005/04/06
#023「ドッジボール」九段会館 2005/04/13
#024「コンスタンティン」九段会館 2005/04/14
#025「バタフライ・エフェクト」九段会館 2005/04/19
#026「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」東京厚生年金会館 2005/04/25
#027「クローサー」銀座ガスホール 2005/04/28
 
 
2.DVD、CATV等

#039「スター・ウォーズ/新たなる希望」DVD 2005/04/10
#040「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」DVD 2005/04/11
#041「スター・ウォーズ/ジェダイの帰還」DVD 2005/04/12
#042「未来世紀ブラジル」DVD 2005/04/16
#043「ジャイアンチ・ピーチ」DVD 2005/04/16
#044「地球の静止する日」DVD 2005/04/17
#045「グッバイ、レーニン!」CATV 2005/04/20
#046「愛と青春の旅立ち」CATV 2005/04/21
#047「ジョゼと虎と魚たち」CATV 2005/04/21
#048「水蒸気急行(短編)」HDD 2005/04/30 

 
3.読書

#010「最悪」奥田英朗著 講談社文庫 2005/04/11
#011「終戦のローレライII」福井晴敏著 講談社文庫 2005/04/29 
 
映画は、劇場7本(累計27本)、DVD等10本(累計48本)で、計17本(累計75本)。
このままのペースで、年間225本(劇場81本)です。

読書は2冊(累計11本)で、このままのペースでは、年間33冊です。

例によって、仕事が忙しく、「2005年の目標」的には非常に厳しい状況となっています。
厳しい状況とは言え、映画についてはおそらく挽回できると思うので、問題はないと思うのですが、読書については、最悪な状況です。先が思いやられる状況で、不安が一杯です。

まあ、先は長いですが頑張ります。

参考)昨年同時期の状況
映画87本(うち劇場23本)
読書16冊

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週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/04/30号
をお届けします。
 
 
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
 
 
■公開中
2005/04/29公開
「ドッジ・ボール」http://diarynote.jp/d/29346/20050505.html
2005/04/23公開
「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」
http://diarynote.jp/d/29346/20050426.html
2005/04/16公開
「インファナル・アフェアIII/終極無間」
http://diarynote.jp/d/29346/20050407.html
「英語完全征服」http://diarynote.jp/d/29346/20050425.html
「コンスタイティン」http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
2005/04/09公開
「フライト・オブ・フェニックス」http://diarynote.jp/d/29346/20050310.html
「スパイダー・フォレスト/懺悔」http://diarynote.jp/d/29346/20050406.html
 
 
■週末興収ベストテン
2005/04/21-22 興収ベストテン
1.「コンスタンティン」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
2.「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」(ギャガ)
http://diarynote.jp/d/29346/20050426.html
3.「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」(東宝)
4.「名探偵コナン/水平線上の陰謀<ストラテジー>」(東宝)
5.「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」(FOX)
6.「ふたりはプリキュア マックスハート」(東映)
7.「マスク2」(ギャガ=ヒューマックス)
8.「コックリさん」(ブエナビスタ)
9.「甘い人生」(ヘラルド)
10.「真夜中の弥次さん喜多さん」(アスミック・エース)
 
 
先日東京竹橋「東京国立近代美術館」で「ゴッホ展」を見てきました。
「ゴッホ展」と言うより「ゴッホの生涯展」みたいな感じで、ゴッホの作品を見たい人には、ちょっと残念な展覧会でした。
その辺の話はまた後日書こうかな、と思ってます。

現在の未レビュー作品は、「ドッジボール」、「バタフライ・エフェクト」、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」、「クローサー」です。

 
■近日公開予定
2005/05/03公開予定
「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」未レビュー
2005/05/14公開予定
「バタフライ・エフェクト」未レビュー
2005/05/21公開予定
「クローサー」未レビュー
 
 
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今年の家庭菜園

2005年4月28日 日常
3月〜4月にかけて、庭の芝生の面倒を見ていなかった関係で、うちの芝生は恐ろしい事に雑草だらけのジャングル状態になってしまっていた。なんだか怖い感じの熱帯系雑草も生えており、そんな奴等を触りたくない感じなのだ。

ついでに、庭で猫と鳥が格闘したらしく、鳥の羽が庭にたくさん落ちていたのも怖い感じだった。羽がいっぱい庭に散らばっているのは、気持ちの良いものではない。
運良く鳥の屍骸はなかったので、おそらく鳥は猫の魔の手から逃げきったのだろうとわたしは確信している。

そんな状況下、仕方がないので、雑草を引き抜きゴミ袋に入れるとともに、今年の家庭菜園の準備をはじめた。

昨年は、プチトマトの大収穫と、パプリカのアブラムシ地獄、台風で枝豆とトマトが全滅・・・・、という状況だったのだが、今年は次の苗を購入してみた。

スイカ(コンパクトサマー)
料理用トマト(イタリアンレッド)
パプリカ(ビバ・アプリコット)
トウガラシ
プチトマト

今年の目玉はなんと言ってもスイカである。

プチトマトやパプリカについては昨年の経験値が生かせると思うのだが、スイカはどうなることやら、と言う不安と期待でいっぱいなのだ。

トウガラシは、もしかしたら辛さで虫除けになるんじゃないかな、という淡い期待をかけて苗を購入した。根拠はないんだけどね。

毎朝の水やりが楽しみなのだ。
 
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2005/03/31 東京丸の内「森ビルホール」で「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」の試写を観た。

シカゴの弁護士、ジョン・クラーク(リチャード・ギア)は穏やかな人柄でオフィスの人気者。家庭には良き妻ビヴァリー(スーザン・サランドン)とジェナ(タマラ・ホープ)とエヴァン(スターク・サンズ)が待っている。すべてが満たされているはずの彼だが、心のどこかに空しさがつきまとっていた・・・。

そんなある日、通勤電車からぼんやりと外を眺めていたジョンは、ダンス教室の窓辺にたたずむ美しい女性ポリーナ(ジェニファー・ロペス)の姿に目を留める。彼女は何を憂い、何を探して窓の外をみつめているのか?

その答えが知りたい衝動を抑えきれなくなったジョンは、ついに電車を途中下車し、ダンス教室へと足を踏み入れるが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:ピーター・チェルソム
原作:周防正行
出演:リチャード・ギア(ジョン・クラーク)、ジェニファー・ロペス(ポリーナ)、スーザン・サランドン(ビヴァリー・クラーク)、スタンリー・トゥッチ(リンク・ピーターソン)、ボビー・カナヴェイル(チック)、リサ・アン・ウォルター(ボビー)、オマー・ミラー(ヴァーン)、アニタ・ジレット(ミス・ミッツィー)、リチャード・ジェンキンス(ディバイン探偵)、タマラ・ホープ(ジェナ・クラーク)、スターク・サンズ(エヴァン・クラーク)、ニック・キャノン(スコット)

本作「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」は、周防正行の「Shall We ダンス?」の驚くべきほど忠実なリメイク版である。

しかしながら、同じ物語を物語っていながらも、日米の文化差異を考えた場合、例えば電車通勤が意味する事柄は違うだろうし、日米の元来の食文化と言うか民族性の差異(極端に言うと狩猟民族と農耕民族との差異)により観客に与えるであろう微妙なニュアンスが異なるのが興味深かった。

特にヒロイン役が草刈民代からジェニファー・ロペスになった事により、本作はやはり肉食文化の国の映画だな、と言う印象が否定できない。

キャストはなんと言っても周防正行版「Shall We ダンス?」で竹中直人が演じた役柄を担ったスタンリー・トゥッチだろう。
竹中直人が演じたコミック・リリーフ的な役柄をほぼそのまま演じているのだが、大きな違いとしては、スタンリー・トゥッチは何しろ格好良いのだ。

日本国内では竹中直人の演技は最早飽きが来ている状況だが、スタンリー・トゥッチはその演技スタイルを踏襲しつつも、ダンディに格好良く魅せてくれるあたりが大変素晴らしい。
仮に「シコふんじゃった。」をハリウッドがリメイクするような事態になった場合、竹中直人の役は是非スタンリー・トゥッチに演っていただきたいと切に願う次第なのだ。

あとはスーザン・サランドンの起用が効果的だった。
周防正行版では原日出子が演じた主人公の妻役なのだが、名女優スーザン・サランドンの起用により、役柄がふくらみ、リチャード・ギアの物語を旋律と捉えるならば、スーザン・サランドンのそれは見事な対旋律を醸し出している。

またスーザン・サランドンと絡むリチャード・ジェンキンスも良い味を出していた。周防正行版では柄本明がこの役柄を演じていたのだが、リチャード・ジェンキンスはある意味、この物語の影の功労者と言える役柄を見事に演じている。

本作の基本コンセプトは「電車から降りる事」つまり「敷かれたレールから自らの意志で逸脱する事」を描いているのだが、物語の登場人物それぞれが、自らが敷いたレールを結果的に自らの意志で逸脱する事を選択している。
周防正行版では「電車から降りる」と言う事を明確に描いていなかったような気がするのだが、本作では、しつこいほどに電車の描写(例えば電車の視点から線路を撮影するカット)を行う事により、敷かれたレールからの逸脱を明確に語っているのだ。

そのあたりから考えても、本作は良い意味のリメイク作品だと言えると思う。

また、リチャード・ギア演じる主人公の職業が、役所広司の経理課長から弁護士に変わっているところが興味深い。
これは、冴えない事務職から、ある意味アッパークラスである弁護士に主人公の職業が変わっており、周防正行版の小市民のささやかな楽しみであった社交ダンスが、ある程度の名声と幸せを得たリチャード・ギアが、それ以上の幸せを望む物語になっている点が興味深いのである。
この辺が、オリジナル版とリメイク版の最大の相違点ではないか、と個人的には思ってしまうのだ。

その辺に目をつぶれば本作「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」は大人の鑑賞に堪えうる素晴らしいファンタジー作品に仕上がっていると言える。
周防正行版「Shall We ダンス?」を知っている人も知らない人も、是非劇場で観ていただきたい作品だと思うのだ。

そして、本作「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」を、自分がひいたレールを逸脱するひとつの転機として活用していただければ幸いだったりするのだ。

☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2005/03/24 東京九段下「千代田区公会堂」で「英語完全征服」の試写を観た。

妄想と思い込みで生きているヨンジュ(イ・ナヨン)はイケてない地方公務員。ある日職場を代表してイヤイヤ英会話学校へ通うことになるが、そこで出会ったお調子者のムンス(チャン・ヒョク)に一目惚れ。しかし彼は金髪教師キャシー(アンジェラ・ケリー)に夢中なうえ、別の女性の影もチラホラ。ガツーンと来たけれど、このまま地味な人生を送るのは真っ平!一発逆転を賭けて、恋に英語に真正面にぶつかっていくことを決意する。ボコボコになりながらも頑張る彼女に、勝利の女神は微笑んでくれるのか!?
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:キム・ソンス
出演:チャン・ヒョク(パク・ムンス)、イ・ナヨン(ナ・ヨンジュ)、アンジェラ・ケリー(キャシー)、キム・インムン(ヨンジュの祖父)、ナ・ムニ(ムンスの母)

本作「英語完全征服」は、どこにでも面白い物語は転がっていると言うことを、端的にあらわしたひとつの例だと言える。
正にワン・アイディアの作品なのだ。

日本で言うと「免許がない!」とか「とられてたまるか!?」のようなワン・アイディアの作品に近いと思うのだが、そのアイディアからの脚本の構成においては日韓の大きな差の存在が否めない。

と言うのも本作の基本プロットは、単に上司の指示でイヤイヤながらも英会話スクールに通わされてしまうハメにおちいってしまうヒロイン(ヨンジュ/イ・ナヨン)がその英会話スクールで巻き起こすドタバタ・コメディなのだ。
しかし本作は、たったそれだけのプロットを基に、多くの観客を満足させるほどの面白い娯楽作品を、見事にでっち上げているのだ(勿論良い意味でだ)。

そして、ヒロインが恋するムンス(チャン・ヒョク)が英会話を学習しなければならない理由は、韓国の社会的問題をはらんでおり、ヒロインが巻き起こすドタバタ騒動を見てゲラゲラ笑いながらも韓国が抱えているひとつの問題を提起する、と言うような秀逸な脚本にまとまっているのだ。
そして、その韓国が抱える社会的問題は、婉曲に日本と韓国との間に存在する問題をも暗喩しているような印象を漠然としてではあるが、日本人観客に与える事に成功している、かも知れない。

キャストは先ずヒロイン役ヨンジュを演じたイ・ナヨンが素晴らしかった。先ずは冒頭のクレジットで、ヨンジュをカリカチュアライズしたアニメーションに驚かされる。
本作のヒロインの姿とは思えないキャラクターに驚愕なのだ。

余談だが、最近の韓国映画では、例えば「オオカミの誘惑」のイ・チョンアもそうなのだが、美人顔ではない女優をヒロインに抜擢した使い方が非常に上手いと思う。このあたりは、日本映画界ではなかなか出来ない芸当だと思う。

イ・ナヨンの今後のキャリアを一人の女優として考えた場合、これからもキャラクター先行の演技スタイルを続けていく訳には行かず、今後の「普通」のキャラクターの演技に期待したいと思う。

先に日本公開された「僕の彼女を紹介します」で日本にもおなじみのチャン・ヒョク(パク・ムンス)は、外見や役柄からイメージされる通りのキャラクターを好演しているのだが、本作でもヒロインに振り回される役柄は健在で、そのあたりも今後の活躍に課題を残しているのではないか、と思われる。

基本プロットは、前述のように嫌々ながらも英会話スクールに通うことになったヒロインが巻き起こすドタバタなのだが、その根底には、アジアの英語や英語圏に対する共通のコンプレックスを垣間見た印象を受けた。本作では、日本同様英語に対するコンプレックスや、英会話ビジネスに奔走する一般大衆文化を見ることが出来る。

本作「英語完全征服」は、誰にでもオススメできる良質のコメディではあるが、所謂「韓流ブーム」がなければ、決して海外に配給されるような作品ではなかったのではないか、とも同時に思えてしまう。
最近話題作や、微妙な作品を日本に配給し続けているアートポート様々な感じなのだ。

☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/04/23号
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■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
 
 
■公開中
2005/04/23公開
「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」
http://diarynote.jp/d/29346/20050426.html
2005/04/16公開
「インファナル・アフェアIII/終極無間」
http://diarynote.jp/d/29346/20050407.html
「英語完全征服」http://diarynote.jp/d/29346/20050425.html
「コンスタイティン」http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
2005/04/09公開
「フライト・オブ・フェニックス」http://diarynote.jp/d/29346/20050310.html
「スパイダー・フォレスト/懺悔」http://diarynote.jp/d/29346/20050406.html
2005/04/02公開
「隣人13号」http://diarynote.jp/d/29346/20050321.html
 
  
■週末興収ベストテン
2005/04/14-15 興収ベストテン
1.「コンスタンティン」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
2.「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」(東宝)
3.「名探偵コナン/水平線上の陰謀<ストラテジー>」(東宝)
4.「ふたりはプリキュア マックスハート」(東映)
5.「マスク2」(ギャガ=ヒューマックス)
6.「ナショナル・トレジャー」(ブエナビスタ)
7.「真夜中の弥次さん喜多さん」(アスミック・エース)
8.「アビエイター」(松竹=ヘラルド)
9.「阿修羅城の瞳」(松竹)
10.「インファナル・アフェアIII 終極無間」(コムストック)
http://diarynote.jp/d/29346/20050407.html
 
 
先日最高39度2分まで発熱し、伏せっていた関係で書こうと思っていたレビューが滞っていると同時に、映画をあまり観ていません。

レビューが滞っているのは、最近の作品では、「英語完全征服」、「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」、「ドッジボール」、「バタフライ・エフェクト」、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」です。

因みに「バタフライ・エフェクト」は想像の粋を出ませんが、最高に面白いです。

興収ベストテンは、総取替えですね。あとはアニメが文字通り大進撃の様相を呈していますね。
 
■近日公開予定
2005/04/29公開予定
「ドッジ・ボール」未レビュー
 
 
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2005/04/15 東京九段下「九段会館」で「コンスタンティン」の試写を観た。

人間界に属さない存在を見る事が出来る男ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)。彼はその能力を使い、人間界に紛れ込もうとする悪魔を次々と地獄へと送り返していた。

一方、ロサンジェルス市警察の刑事アンジェラ・ドドソン(レイチェル・ワイズ)は、敬虔なカトリックでもある、双子の妹イザベル・ドドソン(レイチェル・ワイズ/二役)が教理に背き自殺を遂げた事実を受け入れられず、真相究明のため独自の調査を開始した。

イザベルが飛び降り自殺をはかったビルの屋上監視用のカメラに残された映像からアンジェラはやがてコンスタンティンに接触を図るが・・・・。

監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーヴス(ジョン・コンスタンティン)、レイチェル・ワイズ(アンジェラ・ドッドソン/イザベル・ドッドソン)、シア・ラブーフ(チャズ)、ジャイモン・フンスー(パパ・ミッドナイト)、マックス・ベイカー(ビーマン)、プルイット・テイラー・ヴィンス(ヘネシー神父)、ティルダ・スウィントン(天使ガブリエル[ハーフ・ブリード])、ギャヴィン・ロズデイル(バルサザール[ハーフ・ブリード])、ピーター・ストーメア(サタン[ルシファー])

本作「コンスタンティン」は、わたしにとっては長くて退屈な作品であった。
物語の基本プロットは「ゴーストバスターズ2」や、その辺に転がっているような最早手垢がついたRPGゲームのそれである。
尤も本作の原作はコミックである、と言う事であるから、その辺の基本プロットの落度は不問にしたいと思うし、実際のところ本作は、物語をどうこう言う作品ではなく、コンスタンティンのキャラクターがどうとか、CGIがどうしたとかこうしたとかを見るべきなのだろうと思う。

また、本作は、一見神秘的で壮大な背景があるように見えるが、実はそれほど奥が深いわけではなく、キャラクターのちょっとした仕草を意味ありげに演出してはいるが、そうでもなく、独自の世界観を醸し出しながらも実のところオレ様ルールが多すぎる脚本を、最新のCGI技術の研究発表でも行っているような映像でお化粧した、所謂「張子の虎」のような作品なのだ。
系統としては昨年の「ヴァン・ヘルシング」系の作品だろう。

実際、本作でコンスタンティンが使用している悪魔を退治する武器の造形は、奇妙な程「ヴァン・ヘルシング」のそれと酷似している。

武器で思い出したが、時代の要請なのかどうかは知らないが、−−勿論「ヴァン・ヘルシング」もそうなんだが−−、悪魔と戦う時、武器使ってどうするんだよ。
まあ、聖水や十字架も広義の意味で武器だと言えるけど、なんで武器を使うんだよ! なんでお前は銃を乱射してるんだよ!
エクソシストだったらなぁ「己の信仰心で戦え!」とことだよ。

その辺を考えると、アンジェラをはらからに利用して人間界に生れ落ちようとしていた悪魔の子に対し、万策尽き果て呆然とするコンスタンティンを尻目に、アンジェラの手を握り一心不乱に祈り始めるチャズ(シア・ラブーフ)が素晴らしい。
本作最高のシークエンスは、チャズの祈りのシークエンスなのだ。

「チャズよ、あんた、最高に格好良いぜ!」

オレ達が見たい人間と悪魔の戦いは、武器やなんかを使ったただの勢力争いなんかじゃないんだ。一番脆弱で、それでいて一番堅牢な壁「信仰心」を使った戦いなのだ!

本作「コンスタンティン」は、普段劇場で映画を観ない人、大作娯楽大作が好きな人、雰囲気的に奥が深そうに見える作品が好きな人、CGIアクションが好きな人にオススメの作品なのだ。

☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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先日、音楽専門チャンネルで、邦楽のシングルCDセールスのトップ20のPV(プロモーション・ビデオ)をノーカットで放映するプログラムを見た。
と、言うのも、現在日本国内でヒットしている曲をきちんと聴いた上で、「何故、邦楽はつまらなく感じるのか」(http://diarynote.jp/d/29346/20050405.html)のお話をしようと思ったからである。

結構エラいでしょ。ボクって。

で、案の定つまらない楽曲が、トップ20にたくさんランクインしていた訳だ。
勿論面白い曲や、良い曲も入っているのだが・・・・。

で、お題の「石コロブ/セカイイチ」だが、勿論トップ20には入っていない。
トップ20プログラムの終了後、次のプログラムが始まるまでの空き時間に、ポツンと静かに「石コロブ/セカイイチ」のPVが放映されていたのだ。

その「石コロブ/セカイイチ」のPVは、セカイイチの4人のメンバーがお互いに向かい合うようにセッティングされ、自分達をお互いに見ながら演奏する様を、メンバーの周囲にオーバルにひかれたレール上を移動するカメラから撮影し続けたいたってシンプルなもので、なんとワン・カット。
クレジットを見ると監督はgroovisions。あのグルビなのだろうか。

曲自体のコンセプトは「(今日は)全てを捨てて、自分のためだけに歌を歌おう」と言うものなので、PV自体もそのコンセプトを見事に踏襲したものなのだが、曲を演奏するメンバーの表情が、−−勿論狙いだと思うのだが−−、最高なのだ。

自分達が楽しむために自分達の曲を自分達で演奏する。
正に音楽好き冥利につきる最高の瞬間である。

バンドと言うより、セッションだな。

こんな若造のこんな青臭いシンプルな曲に、グッときて涙してしまうオレってまだまだロマンチシストだな。
 
 
「石コロブ/セカイイチ」のPVの一部が視聴できます。
http://www.sekaiichi.jp/discs/sound/tfcc89133_video.ram

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ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ

全自動洗濯機の唸りが止み、洗濯が終わったことを知らせるアラームが鳴る。
これで何度目だろうか。
わたしは汗にまみれたシーツをはがし洗濯機へ向う。

洗い上がった洗濯物を浴室に次々と干していく。
浴室には乾燥機機能が内蔵されてはいるのだが、さっき干したばかりの生乾きの洗濯物がうらめしい。

洗濯物を干し終えたわたしは、寝室から持ってきたシーツやバスタオルを洗濯機に入れ、ついでに着ていた衣類も一まとめに洗濯機に放り込む。

洗濯され乾燥されたばかりの衣類に袖を突っ込み、乾燥機と洗濯機のスイッチを確認、新しいシーツとタオルを持ったわたしは寝室に向う。

新しいシーツに包まり、わたしは眠りに落ちて行く。
 
 
ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ

全自動洗濯機の唸りが止み、洗濯が終わったことを知らせるアラームが鳴る。
これで何度目だろうか。
わたしは汗にまみれたシーツをはがし洗濯機へ向う。
 
・・・・

そんな訳でわたしは、ここ数日の間、最高9度2分、平均8度5分の状態で伏せっていたのだ。
勿論、原因は秘密だ。

食料は、ゼリー食品とカロリーメイト、及び多種多様な健康飲料である。不思議なもので、そんなものだけでも人間は生き延びてしまう。
勿論、病気で寝ている際のカロリーの消費量の問題もあるかとは思うのだが、普段の生活の中でいかに無駄なカロリーを摂取しているのだろうか、と愕然としてしまう一瞬である。

そんな訳で、廊下にはペットボトルの山脈が構築されてしまっているし、新製品の健康飲料の評価も粗方終わってしまった。
 
 
さて、本題の「1時間毎に洗濯をする男」なのだが、冒頭の挿話の通り、気がつくと汗まみれ、目が覚めると汗まみれ、と言う状態を、3〜4日の間、何度も何度も何度も繰り返してしまった。

膨大な汗の為、ただ寝ているだけで、次々とTシャツ、シーツ、バスタオルが尽く消費されて行く。
最初は、そんなに汗をかく事など思いもよらなかったので、ブランケットやタオルケットを直に被っていたのだが、すぐ汗で湿り気をおび、使えなくなってしまう。
このままでは、家中の布団がダメになってしまう、被るものがなくなってしまう。

仕方が無いので、欧米の風習を基に、シーツにはさまれた状態で寝る事にした。日本人にはあまりなじみがないのかも知れないが、ほとんどのホテルのベッド・メイキングは、シーツとシーツの間に身体を突っ込んで寝るシステムになっているから、ご存知の方も多いと思う。

一般的に、上下がシーツだとサラサラして気持ちが良いのは気持ちが良いのだが、悪寒がするような状態では、シーツではなく出来ればもっと保温性の高い布団で寝たい気がする。

しかし、家中の布団を汗で湿らせる訳にも行かず、かと言って、この状態(38度オーバー)で洗濯機同様、布団乾燥機のヘビーローテーションを加えるわけにも行かず、やむなくシーツのサンドウィッチ作戦を受け入れる事に相成った訳である。

まあ、事なきを得て、熱は平熱に落ち着いたが、右前頭部の強烈な頭痛が残っているし、左耳は左耳で水中で音を聴いている感じが残っている。

まあ、そんなこんなな1週間なのだ。

映画レビューではなく、日常コラム/エッセイが多いのも、こんな理由なのだ。
ついでに世の中の動きも全くわからんぞ。

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週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/04/16号
をお届けします。
 
 
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
 
 
■公開中
2005/04/16公開
「インファナル・アフェアIII/終極無間」http://diarynote.jp/d/29346/20050407.html
「英語完全征服」未レビュー
「コンスタイティン」未レビュー
2005/04/09公開
「フライト・オブ・フェニックス」http://diarynote.jp/d/29346/20050310.html
「スパイダー・フォレスト/懺悔」http://diarynote.jp/d/29346/20050406.html
2005/04/02公開
「隣人13号」http://diarynote.jp/d/29346/20050321.html
2005/03/26公開
「恋は五・七・五!」http://diarynote.jp/d/29346/20050316.html
 
  
■週末興収ベストテン
2005/04/07-08 興収ベストテン
1.「名探偵コナン/水平線上の陰謀<ストラテジー>」(東宝)
2.「ナショナル・トレジャー」(ブエナビスタ)
3.「アビエイター」(松竹=ヘラルド)
4.「ローレライ」(東宝)http://diarynote.jp/d/29346/20050302.html
5.「シャーク・テイル」(アスミック・エース)
6.「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」(UIP)
7.「ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」(東映)
8.「ハウルの動く城」(東宝)http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
9.「フライト・オブ・フェニックス」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20050310.html
10.「オペラ座の怪人」(ギャガ=ヒューマックス)
http://diarynote.jp/d/29346/20050303.html

先日最高39度2分まで発熱し、伏せっていた関係で今週書こうと思っていたレビューが滞っています。
滞っているのは、最近の作品では、「英語完全征服」、「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」、「インファナル・アフェアIII/終極無間」、「ドッジボール」、「コンスタンティン」です。

因みに「ドッジボール」は最高に面白いです。

また、病気で寝込んだ話は近日中に書こうかな、と思ったりもしています。

 
■近日公開予定
2005/04/23公開予定
「Shall we Dance?<シャル・ウィ・ダンス?>」未レビュー
2005/04/29公開予定
「ドッジ・ボール」未レビュー
 
 
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