週刊「映画レビュー・インデックス」2005/01/15
2005年1月15日 週刊「映画レビュー・インデックス」週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/01/15号
をお届けします。
今後も継続する見込みが超濃厚です。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2005/01/15公開作品
「北の零年」http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
「ネバーランド」http://diarynote.jp/d/29346/20041206.html
2005/01/01公開作品
「カンフーハッスル」http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
2004/12/18公開作品
「ULTRAMAN」http://diarynote.jp/d/29346/20041207.html
「銀のエンゼル」http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
「ゴーストシャウト」http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ターミナル」http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1 http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2 http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
「ターミナル」に隠された意図 その3 http://diarynote.jp/d/29346/20041228.html
「マイ・ボディガード」http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
「酔画仙」http://diarynote.jp/d/29346/20041220.html
■週末興収ベストテン
2005/01/08-09 興収ベストテン
1.「ハウルの動く城」(東宝)http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
2.「Mr.インクレディブル」(ブエナビスタ)
http://diarynote.jp/d/29346/20041114.html
3.「ターミナル」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
4.「カンフーハッスル」(ソニー)http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
5.「僕の彼女を紹介します」(ワーナー)
http://diarynote.jp/d/29346/20041130.html
6.「エイリアンVS.プレデター」(FOX)
7.「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」(東宝)
8.「TAXI NY」(FOX)
9.「マイ・ボディガード」(松竹=日本ヘラルド映画)
http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
10.「ゴジラ FINAL WARS」(東宝)
■公開直前
「パッチギ!」http://diarynote.jp/d/29346/20050113.html
冬季間はスキー中心のスケジュールが立ってしまうため、映画に割ける時間が少なく、困った状況が続いています。
2005/01/15公開の「冬の幽霊たち ウインターゴースト」についての余談ですが、わたしは未見なのでなんとも言えませんが、「東京ファンタ」及び「夕張ファンタ」ファンの皆さん、特に故中田鉄治元夕張市長を知る人達にとっては、最強の号泣映画と言う事らしいののですが、一般のお客さんにとっては訳のわからない中途半端な映画になっているようです。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004」上映作品
「ファンタランド大賞」受賞作品
あとは、2005/01/15公開の「ネバーランド」ですが、この作品には、映画と言うメディアの素晴らしさを体感できる、全ての映画ファン必見の素晴らしいワンカットが登場します。
この素晴らしい経験が出来るのはスクリーンだけです。
全ての映画ファンに観ていただきたい素晴らしい瞬間です。
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■公開中
2005/01/15公開作品
「北の零年」http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
「ネバーランド」http://diarynote.jp/d/29346/20041206.html
2005/01/01公開作品
「カンフーハッスル」http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
2004/12/18公開作品
「ULTRAMAN」http://diarynote.jp/d/29346/20041207.html
「銀のエンゼル」http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
「ゴーストシャウト」http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ターミナル」http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1 http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2 http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
「ターミナル」に隠された意図 その3 http://diarynote.jp/d/29346/20041228.html
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■週末興収ベストテン
2005/01/08-09 興収ベストテン
1.「ハウルの動く城」(東宝)http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
2.「Mr.インクレディブル」(ブエナビスタ)
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3.「ターミナル」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
4.「カンフーハッスル」(ソニー)http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
5.「僕の彼女を紹介します」(ワーナー)
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6.「エイリアンVS.プレデター」(FOX)
7.「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」(東宝)
8.「TAXI NY」(FOX)
9.「マイ・ボディガード」(松竹=日本ヘラルド映画)
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10.「ゴジラ FINAL WARS」(東宝)
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「パッチギ!」http://diarynote.jp/d/29346/20050113.html
冬季間はスキー中心のスケジュールが立ってしまうため、映画に割ける時間が少なく、困った状況が続いています。
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「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004」上映作品
「ファンタランド大賞」受賞作品
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「パッチギ!」
2005年1月14日「パッチギ!」のレビューは、
http://diarynote.jp/d/29346/20050113.html
です。
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当コメントは、そのずれた日時の修正のためのコメントです。
トラックバック先からリンクされて来た方は、
http://diarynote.jp/d/29346/20050113.html
をご覧ください。
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2005/01/13 東京神保町「一ツ橋ホール」で「パッチギ!」の試写を観た。
ドラッグやアルコールに溺れてしまう俳優や製作者がいる。
犯罪者になってしまう俳優や製作者がいる。
そんな俳優や製作者が製作した作品の評価が、俳優や製作者の生き様や行為、言動により左右される事があるのだろうか?
答は否である。
仮に、その作品に出演した俳優がドラック漬けになっていようが、その作品の製作者が犯罪を犯していようが、その作品自体がスクリーンで輝いていれば、その作品は素晴らしい作品であり、仮に犯罪者が出演したり製作に関わっていたからと言って、その作品の評価が貶められる事があってはならないのだ。
罪は人にあり、スクリーンには罪はないのだ。
一方、歯に衣着せぬ毒舌で映画を叩き切る映画監督がいる。
しかし、その言動に対する反感から、その監督作品の評価が左右されて良いのだろうか?
答は否である。
わたし達観客が評価すべきものは作品そのものであり、作品に関わった人々の生き様や行為、言動ではないのである。
そんな中、わたしは井筒和幸の新作「パッチギ!」を観た訳である。
1968年、京都。
松山康介(塩谷瞬)は府立東高校の2年生。ある日担任の布川先生(光石研)から親友の紀男(小出恵介)と一緒に、敵対する朝鮮高校との親善サッカーの試合を申し込みに行くように言われる。
二人は恐る恐る朝高に行くが、康介は音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目で心を奪われてしまう。しかしすぐに彼女は朝高の番長アンソン(高岡蒼佑)の妹だという事が分かる。
康介は楽器店で坂崎(オダギリジョー)と知り合い、キョンジャが吹いていたのは「イムジン河」という曲だという事を教えてもらう。康介は国籍の違いに戸惑いながらもキョンジャと仲良くしたくて、「イムジン河」をギターで弾こうと決心するが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・共同脚本:井筒和幸
原案:松山猛『少年Mのイムジン河』(木楽舎刊)
脚本:羽原大介
音楽:加藤和彦
出演:塩谷瞬(松山康介)、高岡蒼佑(リ・アンソン)、沢尻エリカ(リ・キョンジャ)、楊原京子(桃子)、尾上寛之(チェドキ)、真木よう子(チョン・ガンジャ)、小出恵介(吉田紀男)、波岡一喜(モトキ・バンホー)、オダギリジョー(坂崎)、キムラ緑子(アンソンとキョンジャの母)、笹野高史(チェドキの伯父)、松澤一之(ラジオのプロデューサー椿)、余貴美子(康介の母さなえ)、大友康平(ラジオのディレクター大友)、前田吟(モトキの父)、光石研(布川先生)
「そんなに言うなら、面白い映画を作ってみろ!」
本作「パッチギ!」は、テレビ朝日の深夜番組「虎の門」の「こちトラ自腹じゃ!」の視聴者の怒号に対する見事な回答に仕上がった素晴らしい傑作なのだ。
「この映画を見ろ!笑え!泣け!喚け!怒れ!そして考えろ!」
これこそ映画のお楽しみなのだ。
映画を厳しく批判する目的は、映画を良くするためである。
しかしながら、メディアとコマーシャリズムに迎合した現代日本の映画評論家たちにそれを期待することはできない。
現在の日本映画界において、勿論メディアに迎合し、踊ってはいるのだが、自らヒール役を買って出、唯一気を吐くのが本作の監督:井筒和幸だと言える。勿論「こちトラ自腹じゃ!」における井筒和幸の映画批評は正しいものもあれば、間違ったものもあるだろう。
総じて映画監督と言う立場で、他の監督作品を切り捲る行為には大きなリスクが伴うのだが、そのリスクを恐れず自らを信じて映画を切り捲る姿には、頭を下げざるを得ない。
そして「こちトラ自腹じゃ!」の影響を考えると、普通の面白さでも叩かれる事がわかっている井筒和幸が満を持して製作したのが本作「パッチギ!」だと言える。
本作は、青春映画や音楽映画、ラブストーリーや社会派作品としても充分に楽しめる素晴らしい作品に仕上がっており、その根底に流れるのは「熱い心」なのである。
そう、本作「パッチギ!」で語られるエピソードは、いちいち熱いのだ。
印象に残るシーンは数々あるが、やはり康介(塩谷瞬)が出演したラジオ番組のプロデューサー椿(松澤一之)とディレクター大友(大友康平)のバトルが印象に残る。
勿論大友康平も良いのだが、それに対する松澤一之の血管切れかけ演技が最高に凄い。
これは表現する者と、検閲するものとの永遠に続く戦いであり、文字通りペンと剣との戦いを表現しているのだ。セリフも泣けるぜ。
また、予告編にも登場する棺桶を家に入れるシークエンスも最高だ。現状を甘受する朝鮮人の心の吐露なのだ。
そして葬式のシークエンス。
康介(塩谷瞬)がアンソン(高岡蒼佑)の腹巻を棺桶に入れに行くシークエンスの素晴らしい事と言ったら、もう言葉にならないのだ。語りすぎのきらいは否定できないが、その憤りは全ての観客の心に響いている。
逆に坂崎(オダギリジョー)のキャラクター設定も興味深い。熱い連中に囲まれている坂崎だか、常にクールで斜に構え、何事にも左右されない芯の強いキャラクターとして設定されているのが興味深いのだ。
さてキャストだが、全てのキャストが全てにおいて素晴らしい。
彼ら全ての俳優たちは、自分の果たすべき役割を十二分に、見事に果たしている。若手も壮年も老人も全てのキャストが素晴らしいし、全ての主要キャストに見せ場がある素晴らしい脚本にも感涙である。
本作のように名前で観客を呼べる俳優をほとんど配せず、主要キャストも比較的無名の俳優で固めたキャスティングは実は凄いリスキーな事だと思うし、そのリスキーな作品に金を出す奴も出す奴だと思う。
タイアップや、有名俳優・アイドル、有名脚本家、有名映像作家、有名アーティストにおんぶにだっこ状態の作品が多い日本映画の現状を鑑み、あえて映画本編だけで勝負に出た「パッチギ!」の潔さに頭が下がる思いである。
更に、1960年代の世界観を構築する美術(金田克美)も素晴らしい。
自動車や電話等の大物はともかく、かっぱえびせんのパッケージや、三ツ矢サイダーのビン等、普通の観客は気付かないような一瞬しか映らないようなものにまで行き届いた美術に脱帽なのだ。
演出は順当で、奇をてらったものはなく、さらっとした自然体の演出に好感が持てる。勿論くどいところはくどいのだが、行間が読める素晴らしい脚本と演出が楽しめる。
ラストのカットの潔さと言ったら、もうたまらない。
とにかく、本作「パッチギ!」は、映画ファン必見の作品だと思うし、2005年現在、日本を取巻く環境の中で、見なければならない作品の一本なのかも知れない。
☆☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
参考
「どこからが映画なのか?」
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ドラッグやアルコールに溺れてしまう俳優や製作者がいる。
犯罪者になってしまう俳優や製作者がいる。
そんな俳優や製作者が製作した作品の評価が、俳優や製作者の生き様や行為、言動により左右される事があるのだろうか?
答は否である。
仮に、その作品に出演した俳優がドラック漬けになっていようが、その作品の製作者が犯罪を犯していようが、その作品自体がスクリーンで輝いていれば、その作品は素晴らしい作品であり、仮に犯罪者が出演したり製作に関わっていたからと言って、その作品の評価が貶められる事があってはならないのだ。
罪は人にあり、スクリーンには罪はないのだ。
一方、歯に衣着せぬ毒舌で映画を叩き切る映画監督がいる。
しかし、その言動に対する反感から、その監督作品の評価が左右されて良いのだろうか?
答は否である。
わたし達観客が評価すべきものは作品そのものであり、作品に関わった人々の生き様や行為、言動ではないのである。
そんな中、わたしは井筒和幸の新作「パッチギ!」を観た訳である。
1968年、京都。
松山康介(塩谷瞬)は府立東高校の2年生。ある日担任の布川先生(光石研)から親友の紀男(小出恵介)と一緒に、敵対する朝鮮高校との親善サッカーの試合を申し込みに行くように言われる。
二人は恐る恐る朝高に行くが、康介は音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目で心を奪われてしまう。しかしすぐに彼女は朝高の番長アンソン(高岡蒼佑)の妹だという事が分かる。
康介は楽器店で坂崎(オダギリジョー)と知り合い、キョンジャが吹いていたのは「イムジン河」という曲だという事を教えてもらう。康介は国籍の違いに戸惑いながらもキョンジャと仲良くしたくて、「イムジン河」をギターで弾こうと決心するが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・共同脚本:井筒和幸
原案:松山猛『少年Mのイムジン河』(木楽舎刊)
脚本:羽原大介
音楽:加藤和彦
出演:塩谷瞬(松山康介)、高岡蒼佑(リ・アンソン)、沢尻エリカ(リ・キョンジャ)、楊原京子(桃子)、尾上寛之(チェドキ)、真木よう子(チョン・ガンジャ)、小出恵介(吉田紀男)、波岡一喜(モトキ・バンホー)、オダギリジョー(坂崎)、キムラ緑子(アンソンとキョンジャの母)、笹野高史(チェドキの伯父)、松澤一之(ラジオのプロデューサー椿)、余貴美子(康介の母さなえ)、大友康平(ラジオのディレクター大友)、前田吟(モトキの父)、光石研(布川先生)
「そんなに言うなら、面白い映画を作ってみろ!」
本作「パッチギ!」は、テレビ朝日の深夜番組「虎の門」の「こちトラ自腹じゃ!」の視聴者の怒号に対する見事な回答に仕上がった素晴らしい傑作なのだ。
「この映画を見ろ!笑え!泣け!喚け!怒れ!そして考えろ!」
これこそ映画のお楽しみなのだ。
映画を厳しく批判する目的は、映画を良くするためである。
しかしながら、メディアとコマーシャリズムに迎合した現代日本の映画評論家たちにそれを期待することはできない。
現在の日本映画界において、勿論メディアに迎合し、踊ってはいるのだが、自らヒール役を買って出、唯一気を吐くのが本作の監督:井筒和幸だと言える。勿論「こちトラ自腹じゃ!」における井筒和幸の映画批評は正しいものもあれば、間違ったものもあるだろう。
総じて映画監督と言う立場で、他の監督作品を切り捲る行為には大きなリスクが伴うのだが、そのリスクを恐れず自らを信じて映画を切り捲る姿には、頭を下げざるを得ない。
そして「こちトラ自腹じゃ!」の影響を考えると、普通の面白さでも叩かれる事がわかっている井筒和幸が満を持して製作したのが本作「パッチギ!」だと言える。
本作は、青春映画や音楽映画、ラブストーリーや社会派作品としても充分に楽しめる素晴らしい作品に仕上がっており、その根底に流れるのは「熱い心」なのである。
そう、本作「パッチギ!」で語られるエピソードは、いちいち熱いのだ。
印象に残るシーンは数々あるが、やはり康介(塩谷瞬)が出演したラジオ番組のプロデューサー椿(松澤一之)とディレクター大友(大友康平)のバトルが印象に残る。
勿論大友康平も良いのだが、それに対する松澤一之の血管切れかけ演技が最高に凄い。
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そして葬式のシークエンス。
康介(塩谷瞬)がアンソン(高岡蒼佑)の腹巻を棺桶に入れに行くシークエンスの素晴らしい事と言ったら、もう言葉にならないのだ。語りすぎのきらいは否定できないが、その憤りは全ての観客の心に響いている。
逆に坂崎(オダギリジョー)のキャラクター設定も興味深い。熱い連中に囲まれている坂崎だか、常にクールで斜に構え、何事にも左右されない芯の強いキャラクターとして設定されているのが興味深いのだ。
さてキャストだが、全てのキャストが全てにおいて素晴らしい。
彼ら全ての俳優たちは、自分の果たすべき役割を十二分に、見事に果たしている。若手も壮年も老人も全てのキャストが素晴らしいし、全ての主要キャストに見せ場がある素晴らしい脚本にも感涙である。
本作のように名前で観客を呼べる俳優をほとんど配せず、主要キャストも比較的無名の俳優で固めたキャスティングは実は凄いリスキーな事だと思うし、そのリスキーな作品に金を出す奴も出す奴だと思う。
タイアップや、有名俳優・アイドル、有名脚本家、有名映像作家、有名アーティストにおんぶにだっこ状態の作品が多い日本映画の現状を鑑み、あえて映画本編だけで勝負に出た「パッチギ!」の潔さに頭が下がる思いである。
更に、1960年代の世界観を構築する美術(金田克美)も素晴らしい。
自動車や電話等の大物はともかく、かっぱえびせんのパッケージや、三ツ矢サイダーのビン等、普通の観客は気付かないような一瞬しか映らないようなものにまで行き届いた美術に脱帽なのだ。
演出は順当で、奇をてらったものはなく、さらっとした自然体の演出に好感が持てる。勿論くどいところはくどいのだが、行間が読める素晴らしい脚本と演出が楽しめる。
ラストのカットの潔さと言ったら、もうたまらない。
とにかく、本作「パッチギ!」は、映画ファン必見の作品だと思うし、2005年現在、日本を取巻く環境の中で、見なければならない作品の一本なのかも知れない。
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先日「志賀高原」にスキーに出かけた際、わたしは2005年が本厄であるK氏の自動車に同乗した。本日はそのK氏の凄まじい厄年振りをご紹介させていただきたいと思う。
なお、今回のお話は、わたしの記憶によるもので、事実と異なる部分があったとしたら、それは私の責任である。
■厄年その1「オービスの罠」
2005/01/07 K氏は警察署からの出頭要請に従い、わざわざ有給休暇を取得し警察署に向った。
警察署でK氏は2004/08/**にある自動速度取締機(オービス)で撮影された写真を見せられ、撮影された運転者が自分である事とについての確認を求められた。
スピード違反の記憶やオービスが光った記憶が無かったK氏は担当官に疑問を投げかけたが、「異議を申し立て、裁判をやってみますか?」という言葉にやむなくスピード違反を認め、結果的に速度超過(70km/h)で、7万円位の罰金と12点減点が科せられてしまった。
■厄年その2「高速道路の罠」
2005/01/07 23:00
意気消沈のK氏は、気分を切り替え「志賀高原」スキーの集合場所へ向った。
K氏の自動車には、K氏とW氏(女性)、そしてわたしが乗る事になった。荷物を積み込み「志賀高原」までの楽しいはずのドライブが始まった。
2005/01/08 02:00 中央自動車道下り線168キロポスト付近
K氏の自動車は突然エンジンの回転数が落ち減速し始めた。
走行が困難になった自動車をK氏は路肩に止めエンジンを止めた。以来、自動車のエンジンは二度とかからなかった。
間もなく、付近を走行していた日本道路公団の車両がK氏の自動車の背後にはりつき、公団職員が車両から降り、近づいて来た。
公団職員と共に自動車の状況を確認すると、セルモーターは回るもののエンジンは一切かからなかった。公団職員はJAFか公団に通報する事を勧めた。
しかしJAFは到着まで2時間かかるという事だったので、200m先に設置されている緊急電話で日本道路公団に通報した。
高速道路の路肩は怖いのだ。
路肩に停車している自動車が居るにも関わらず、全く減速せずに通過する自動車の群れ。特にトレーラー等の大型車両が巻き起こす風にK氏の自動車は揺れに揺れた。
しかも、エンジンがかからないため、ヒーター等も使えず、わたし達は雪山遭難時のマニュアル通り裸で暖めあったスキー・ウェアで暖を取った。
約30分後、日本道路公団の車両が到着。
路肩での作業は危険なので、直近の高速出口までレッカー移動してもらうことになった。
レッカー車両に乗車する事が出来ないので、わたし達はK氏の自動車内で、レッカー移動の準備を待っていた。わたし達の耳には何故か「サンダーバード」のテーマが聞こえて来た。
牽引ではなくレッカー移動なので、自動車の前輪を高く持ち上げた体勢でレッカー移動が始まった。
言わばウィリー走行の状態での高速道路上のレッカー移動の車内に居ると言う貴重な体験をしたわたし達は、近くの高速出口の日本道路公団有地に到着した。
2005/01/08 03:45 諏訪I.C.付近日本道路公団所有地
この時点で、レッカー移動料3万円が発生した。
K氏は自動車のディーラーへの持込を希望したが、日本道路公団としては路上駐車をさせるわけにも行かないし、ディーラー所有地へのレッカー移動を行うわけにも行かず、レッカー車両からK氏の自動車は切り離され、わたし達は善後策を検討した。
間もなく、先行していたN氏の自動車が救援に到着。
冷え切ったK氏の自動車からN氏の暖かい自動車へ移動し、知恵を出し合った。
次の二つの選択肢が考えられた。
A案「自動車をディーラーへ移動する」
B案「自動車をこの場に放置する」
結果的に、これからスキー場へ向う以上、この場に自動車を放置しても事態は一向に善処しないため、なんらかの方法で自動車をディーラーの前か、ディーラーの駐車場に移動させることになった。
取りあえず、ディーラーの駐車場に入れるかどうかを確認するため、K氏は高速出口から500mほど先のディーラーへと徒歩で向った。
無理矢理駐車場に入れる事が可能なような状況だったわたし達は論を進めた。
いかにして自動車をディーラーまで運ぶか?
その方法は、次のいずれかである。
A案「人力で押して移動する」
B案「日本道路公団にレッカー移動してもらう」
C案「損保会社に救援を頼む」
結果的にK氏は、わたし達の意見を聞きいれ、損保会社に救援を頼む事にした。
そして損保会社を呼び出し、レッカーと言うかトレーラーの上で保管し、四実ディーラーに持ち込むことになったのである。
2005/01/08 05:00 諏訪I.C.付近日本道路公団所有地
またもや聞こえてくる「サンダーバード」のテーマ。
到着した損保会社のトレーラーは荷台のトレイを展開の上、爪を下ろし、K氏の自動車の前方にスロープを形成する。
エンジンがかからず自走できないK氏の自動車を手際良くウインチで引き上げる損保会社の作業員。
またもや費用が発生してしまう訳だ。
その後、わたし達は救援に駆けつけたN氏の自動車に乗って、一路「志賀高原」を目指した。
■厄年その3「空き巣狙いの罠」
2004/12/**
K氏の自宅に空き巣が入り、クレジットカード類が盗難にあった。
空き巣自体が大きな事件なのだが、その後日談が凄いのだ。
ある日、K氏のもとに地元の警察を名乗る男から電話がかかってきた。
「○×警察のTと言いますが、先日盗難にあったクレジットカードが見つかりました。この電話の後にクレジット会社からカード盗難についての確認のため電話がかかりますので、対応をお願いします」
電話を切った直後、K氏のもとにクレジット会社を名乗る男から電話がかかってきた。クレジットカードの盗難の確認の話をしばらくした後、クレジット会社の男は確認の為と称してK氏のクレジットカードの暗証番号を聞きだそうとした。
K氏は暗証番号を告げず、事なきを得た。
その後、警察に確認したところ、○×警察にはTという男は居なかった。
なんと警察を名乗る男とクレジット会社を名乗る男は空き巣の一味だったのだ。
■厄年その4「スキーラックの鍵の罠」
2005/01/09 09:00「志賀高原」とある宿のエントランス
8日、スキーを楽しんだK氏は宿のエントランスに設置されているスキーラックに自分のスキーを保管し鍵をかけた。
翌朝、わたし達はスキーの準備をして宿のエントランスに集合したが、K氏はスキーラックの鍵を部屋に忘れた為、部屋に戻っていった。
一向に戻ってこないK氏。
戻ってきたK氏の顔は暗かった。
なんとスキーラックの鍵が見つからないのだ。
意気消沈のK氏。このままではスキーも出来ない。
しかしわたし達は、スキーラックを持ち上げ、隙間からスキーを盗み出す取り出す事に成功した。
素晴らしいチームワークである。
どうです。厄年って恐ろしいでしょ。
皆さんもお気をつけてくださいね。と。
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なお、今回のお話は、わたしの記憶によるもので、事実と異なる部分があったとしたら、それは私の責任である。
■厄年その1「オービスの罠」
2005/01/07 K氏は警察署からの出頭要請に従い、わざわざ有給休暇を取得し警察署に向った。
警察署でK氏は2004/08/**にある自動速度取締機(オービス)で撮影された写真を見せられ、撮影された運転者が自分である事とについての確認を求められた。
スピード違反の記憶やオービスが光った記憶が無かったK氏は担当官に疑問を投げかけたが、「異議を申し立て、裁判をやってみますか?」という言葉にやむなくスピード違反を認め、結果的に速度超過(70km/h)で、7万円位の罰金と12点減点が科せられてしまった。
■厄年その2「高速道路の罠」
2005/01/07 23:00
意気消沈のK氏は、気分を切り替え「志賀高原」スキーの集合場所へ向った。
K氏の自動車には、K氏とW氏(女性)、そしてわたしが乗る事になった。荷物を積み込み「志賀高原」までの楽しいはずのドライブが始まった。
2005/01/08 02:00 中央自動車道下り線168キロポスト付近
K氏の自動車は突然エンジンの回転数が落ち減速し始めた。
走行が困難になった自動車をK氏は路肩に止めエンジンを止めた。以来、自動車のエンジンは二度とかからなかった。
間もなく、付近を走行していた日本道路公団の車両がK氏の自動車の背後にはりつき、公団職員が車両から降り、近づいて来た。
公団職員と共に自動車の状況を確認すると、セルモーターは回るもののエンジンは一切かからなかった。公団職員はJAFか公団に通報する事を勧めた。
しかしJAFは到着まで2時間かかるという事だったので、200m先に設置されている緊急電話で日本道路公団に通報した。
高速道路の路肩は怖いのだ。
路肩に停車している自動車が居るにも関わらず、全く減速せずに通過する自動車の群れ。特にトレーラー等の大型車両が巻き起こす風にK氏の自動車は揺れに揺れた。
しかも、エンジンがかからないため、ヒーター等も使えず、わたし達は雪山遭難時のマニュアル通り
約30分後、日本道路公団の車両が到着。
路肩での作業は危険なので、直近の高速出口までレッカー移動してもらうことになった。
レッカー車両に乗車する事が出来ないので、わたし達はK氏の自動車内で、レッカー移動の準備を待っていた。わたし達の耳には何故か「サンダーバード」のテーマが聞こえて来た。
牽引ではなくレッカー移動なので、自動車の前輪を高く持ち上げた体勢でレッカー移動が始まった。
言わばウィリー走行の状態での高速道路上のレッカー移動の車内に居ると言う貴重な体験をしたわたし達は、近くの高速出口の日本道路公団有地に到着した。
2005/01/08 03:45 諏訪I.C.付近日本道路公団所有地
この時点で、レッカー移動料3万円が発生した。
K氏は自動車のディーラーへの持込を希望したが、日本道路公団としては路上駐車をさせるわけにも行かないし、ディーラー所有地へのレッカー移動を行うわけにも行かず、レッカー車両からK氏の自動車は切り離され、わたし達は善後策を検討した。
間もなく、先行していたN氏の自動車が救援に到着。
冷え切ったK氏の自動車からN氏の暖かい自動車へ移動し、知恵を出し合った。
次の二つの選択肢が考えられた。
A案「自動車をディーラーへ移動する」
B案「自動車をこの場に放置する」
結果的に、これからスキー場へ向う以上、この場に自動車を放置しても事態は一向に善処しないため、なんらかの方法で自動車をディーラーの前か、ディーラーの駐車場に移動させることになった。
取りあえず、ディーラーの駐車場に入れるかどうかを確認するため、K氏は高速出口から500mほど先のディーラーへと徒歩で向った。
無理矢理駐車場に入れる事が可能なような状況だったわたし達は論を進めた。
いかにして自動車をディーラーまで運ぶか?
その方法は、次のいずれかである。
A案「人力で押して移動する」
B案「日本道路公団にレッカー移動してもらう」
C案「損保会社に救援を頼む」
結果的にK氏は、わたし達の意見を聞きいれ、損保会社に救援を頼む事にした。
そして損保会社を呼び出し、レッカーと言うかトレーラーの上で保管し、四実ディーラーに持ち込むことになったのである。
2005/01/08 05:00 諏訪I.C.付近日本道路公団所有地
またもや聞こえてくる「サンダーバード」のテーマ。
到着した損保会社のトレーラーは荷台のトレイを展開の上、爪を下ろし、K氏の自動車の前方にスロープを形成する。
エンジンがかからず自走できないK氏の自動車を手際良くウインチで引き上げる損保会社の作業員。
またもや費用が発生してしまう訳だ。
その後、わたし達は救援に駆けつけたN氏の自動車に乗って、一路「志賀高原」を目指した。
■厄年その3「空き巣狙いの罠」
2004/12/**
K氏の自宅に空き巣が入り、クレジットカード類が盗難にあった。
空き巣自体が大きな事件なのだが、その後日談が凄いのだ。
ある日、K氏のもとに地元の警察を名乗る男から電話がかかってきた。
「○×警察のTと言いますが、先日盗難にあったクレジットカードが見つかりました。この電話の後にクレジット会社からカード盗難についての確認のため電話がかかりますので、対応をお願いします」
電話を切った直後、K氏のもとにクレジット会社を名乗る男から電話がかかってきた。クレジットカードの盗難の確認の話をしばらくした後、クレジット会社の男は確認の為と称してK氏のクレジットカードの暗証番号を聞きだそうとした。
K氏は暗証番号を告げず、事なきを得た。
その後、警察に確認したところ、○×警察にはTという男は居なかった。
なんと警察を名乗る男とクレジット会社を名乗る男は空き巣の一味だったのだ。
■厄年その4「スキーラックの鍵の罠」
2005/01/09 09:00「志賀高原」とある宿のエントランス
8日、スキーを楽しんだK氏は宿のエントランスに設置されているスキーラックに自分のスキーを保管し鍵をかけた。
翌朝、わたし達はスキーの準備をして宿のエントランスに集合したが、K氏はスキーラックの鍵を部屋に忘れた為、部屋に戻っていった。
一向に戻ってこないK氏。
戻ってきたK氏の顔は暗かった。
なんとスキーラックの鍵が見つからないのだ。
意気消沈のK氏。このままではスキーも出来ない。
しかしわたし達は、スキーラックを持ち上げ、隙間からスキーを
素晴らしいチームワークである。
どうです。厄年って恐ろしいでしょ。
皆さんもお気をつけてくださいね。と。
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2005/01/08-10 長野県「志賀高原」に行ってきた。
今シーズンのべ3-5日目のスキーである。
ところで、「志賀高原」はご存知のように、大小20位のスキー場からなる、日本国内最大のスキー・リゾートなのだ。
古くて新しいスキー・リゾートである「志賀高原」は、新らしい施設と古い施設が共存する楽しいスキー・リゾートなのだ。
さて、気になる天候は、
1日目 曇・雪
2日目 雪・吹雪
3日目 晴・快晴
と言う状況。
雪が降り、寒波が来ていた関係で雪質は完全なパウダー。
2日目はともかく、3日目ははっきり言って最高だったのだ。
スキーというものが最高に楽しいスポーツだと感じる瞬間なのだ。
今回のスキー・ツアーは総勢15名と言う大所帯。
初・中級者も多く、わたし的には普段のようにガリガリ滑るのではなく、他のメンバーに合わせて滑る事により、自分の課題をひとつひとつこなす事が出来た訳だ。
宿泊は「サンバレースキー場」の「グリーン」。
費用も安価で料理も大変美味しくかつボリュームがある良い宿である。
わたし達はここ「グリーン」を常宿にしているのだが、何度も来たくなる、リピート率がおそらく高いであろう素敵な宿なのだ。
しつこいようだが、3日目のコンディションは最高だった。
吹雪の中でもわたし的にはスキーは楽しい訳だから、快晴だと本当に楽しく感じてしまうのだ。
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週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/01/08号
をお届けします。
今後も継続する見込みが超濃厚です。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2005/01/01公開作品
「カンフーハッスル」http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
2004/12/18公開作品
「ULTRAMAN」http://diarynote.jp/d/29346/20041207.html
「銀のエンゼル」http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
「ゴーストシャウト」http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ターミナル」http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1 http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2 http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
「ターミナル」に隠された意図 その3 http://diarynote.jp/d/29346/20041228.html
「マイ・ボディガード」http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
「酔画仙」http://diarynote.jp/d/29346/20041220.html
■週末興収ベストテン
2005/01/01-02 興収ベストテン
1.「ハウルの動く城」(東宝)http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
2.「Mr.インクレディブル」(ブエナビスタ)
http://diarynote.jp/d/29346/20041114.html
3.「カンフーハッスル」(ソニー)http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
4.「ターミナル」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
5.「エイリアンVS.プレデター」(FOX)
6.「僕の彼女を紹介します」(ワーナー)
http://diarynote.jp/d/29346/20041130.html
7.「ゴジラ FINAL WARS」(東宝)
8.「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」(東宝)
9.「マイ・ボディガード」(松竹=日本ヘラルド映画)
http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
10.「いま、会いにゆきます」(東宝)
■公開直前
「北の零年」http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
「ネバーランド」http://diarynote.jp/d/29346/20041206.html
冬季間はスキー中心のスケジュールが立ってしまうため、映画に割ける時間が少なく、困った状況が続いています。
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「北の零年」
2005年1月6日「北の零年」のレビューは、
http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
です。
■当ブログの仕様で、トラックバックURLの日時がずれる事があります。当コメントは、そのずれた日時の修正のためのコメントです。
トラックバック先からリンクされて来た方は、
http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
をご覧ください。
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2005/01/05 東京銀座「東映試写室」で「北の零年」の試写を観た。本編上映後、監督の行定勲を迎えてティーチ・インが行われた。
幕藩体制が終わりを告げ、日本が大きく変わった明治維新。
四国・淡路に暮らす稲田家の人々は明治政府から、北海道・静内への移住を命じられる。
明治4年、第一次移民団546名を乗せた船は、半月の船旅を経て北海道へと辿り着いた。この船に乗っていた小松原志乃(吉永小百合)は、すでに先遣隊として静内で開墾を始めていた夫の英明(渡辺謙)と再会する。
英明を中心に、この地に新たな自分たちの国を作ろうと希望に燃える稲田家の人々。しかし寒さの厳しい北海道では淡路の作物は育たず、第二次移民団を乗せた船が難破して多くの死傷者を出し、さらには廃藩置県による武士階級の崩壊など、多くの試練が彼らを襲う。失意の中、英明たちは侍の象徴である髷(まげ)を切って、この土地と運命を共にすることを誓い合った。しかし作物が育たなくては食料も蓄えられない。英明は最新の農業技術を学ぶため、一人札幌へと旅立つ。だが志乃と娘の多恵(大後寿々花/石原さとみ)がいくら待ち焦がれても、英明は帰ってこなかった。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:行定勲
出演:吉永小百合(小松原志乃)、渡辺謙(小松原英明)、豊川悦司(アシリカ)、柳葉敏郎(馬宮伝蔵)、石田ゆり子(馬宮加代)、香川照之(持田倉蔵)、石原さとみ(小松原多恵)、吹越満(長谷慶一郎)、奥貫薫(長谷さと)、阿部サダヲ(中野又十郎)、金井勇太(川久保平太)、大高力也(間宮雄之介)、大後寿々花(小松原多恵/少女時代)、モロ師岡(窪平)、榊英雄(高岡)、寺島進(花村完爾)、アリステア・ダグラス(エドウィン・ダン)、忍成修吾(殿)、中原丈雄(内田)、田中義剛(友成洋平)、馬渕晴子(長谷すえ)、大口広司(モノクテ)、藤木悠(中野亀次郎)、平田満(川久保栄太)、鶴田真由(おつる)、石橋蓮司(堀部賀兵衛)
本作「北の零年」は、北海道を舞台に、小松原志乃(吉永小百合)の生き様を描いた「風と共に去りぬ」を髣髴とさせる大河ドラマに仕上がっている。その上映時間はなんと2時間48分。
それ知った時点で、内容はともかく観客を選ぶ、非常にリスキーな作品だと言えるのではないか。
「サムライになりたかったアメリカ人」と「滅び行くサムライの美学」を描いた「ラストサムライ(2003)」に日本国民の多くは狂喜し、同時に日本映画界は震撼した。
そして2004年、山田洋次は「ラストサムライ」へのアンチテーゼとして、また「ラストサムライ」に騙されてしまう愚かな日本人に対する批判的精神の下、「隠し剣 鬼の爪」を製作した。(と、わたしは思っている)
「隠し剣 鬼の爪」は「侍と言う莫迦げた生き方を捨てる日本人」を描いた作品なのだ。
更に2005年、満を持して登場するのは、またもや「侍と言う生き方を捨てる日本人」を描いた「北の零年」なのだ。
そして本作では「ラストサムライ」で勝元盛次を演じた渡辺謙が、その勝元と正反対の生き様の小松原英明としてキャスティングされているのが素晴らしくも恐ろしい。
このあまりにもシニカルなキャスティングは、行定勲や渡辺謙、そして山田洋次をはじめとする日本映画界が「ラストサムライ」に対して、どういう思いを持っているのかを如実に表しているような気がする。
あの山田洋次に「隠し剣 鬼の爪」を撮らせ、行定勲に「北の零年」を撮らせる「ラストサムライ」。
その多大なる影響力、そして「侍の遺伝子を持つと言われ、散り行く侍の姿に騙されてしまう、実際は農民の遺伝子を持つ日本人」の愚かさを感じる一瞬である。
先ず脚本(那須真知子)だが、作品の本質やテーマをセリフで語りすぎであり、観客が行間で遊ぶ余裕が感じられないのである。
この点について、行定勲は上映後のティーチ・インにおいて、語りすぎのハリウッド映画を例に挙げ、確信犯的に吉永小百合にテーマを語らせた、と語っている。
ありはありかも知れないが、わたしは語りすぎの脚本は評価しない。
撮影(北信康)は北海道の大地を見事に切り取っているし、画面は明るく明瞭である。
最近の邦画はビデオ撮影が蔓延しピントが甘い作品が多いが、当たり前の事だが、きちんとフィルムで撮影している作品に好感を覚える。
照明(中村裕樹)はでしゃばらず、あくまでもリアルに画面を引き立てているが、唯一、冒頭の船内の照明の光源に違和感を感じた。
キャストは何と言っても吉永小百合である。
見事に志乃像を構築してるのだが、やはり実年齢に違和感を感じる。勿論本作は吉永小百合なくしては成立しない映画なのだが、彼女より15〜20才位若い女優の起用が望ましかった、と思う。
とは言うものの、吉永小百合の凛とした存在感が素晴らしい。
そして豊川悦司(アシリカ)である。
「丹下左膳 百万両の壺」も良かったが、本作ではコメディではなくシリアスで格好良い豊川が楽しめる。
ティーチ・インで行定は豊川を日本のダニエル・デイ=ルイスと称していたが、事実「ラスト・オブ・モヒカン」のダニエル・デイ=ルイスを髣髴とさせる役柄を豊川は見事に演じている。
寡黙な一族の末裔が美しくも悲しい。
更に香川照之(持田倉蔵)である。
はっきり言って最高である。最近出ずっぱりの印象が否定できないが、素晴らしい役者である。「鉄人28号」はともかく「天国の本屋〜恋火」も凄かったが、本作の香川は「ラストサムライ」の原田眞人のような存在感を楽しめる。格好良いぞ。
渡辺謙は前述のように「ラストサムライ」のアンチテーゼとも言える役柄を好演している。しかし俳優陣が素晴らしく、若干見劣りする印象を受ける。勿論それは、渡辺謙が演じた小松原のキャラクター設定に因るのかも知れない。
また、小松原の友人馬宮伝蔵を演じた柳葉敏郎は、室井慎次役より20倍くらい良いし、石橋蓮司(堀部賀兵衛)や吹越満(長谷慶一郎)、阿部サダヲ(中野又十郎)等は最高に格好良く素晴らしい。藤木悠(中野亀次郎)や平田満(川久保栄太)等も良い味を出している。
とにかく、本作「北の零年」は、北海道の大自然の中で、戦い葛藤する格好良くも格好悪い男たちと、気高く凛とした女たちが楽しめる素晴らしい作品なのだ。
セリフでテーマを語りすぎの脚本はまずいが、それ以上に画面が語る作品だし、2時間48分が長く感じられない波乱に満ちた物語に翻弄されてしまうのだ。長時間に尻込みせずに是非観て欲しい作品なのだ。
=+=+=+=+=+=+=
上映後のティーチ・インで、行定勲は自作や映画観、日本映画界の現状、深作欣二に言われた「東映を見捨てないでくれ」という言葉やハリウッド映画等について、語るに語っていた。
日本映画の将来を考え、頑張って欲しいものだ。
ティーチ・イン後、配布されたプレス・シートに例によってサインを貰って帰宅した。
=+=+=+=+=+=+=
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幕藩体制が終わりを告げ、日本が大きく変わった明治維新。
四国・淡路に暮らす稲田家の人々は明治政府から、北海道・静内への移住を命じられる。
明治4年、第一次移民団546名を乗せた船は、半月の船旅を経て北海道へと辿り着いた。この船に乗っていた小松原志乃(吉永小百合)は、すでに先遣隊として静内で開墾を始めていた夫の英明(渡辺謙)と再会する。
英明を中心に、この地に新たな自分たちの国を作ろうと希望に燃える稲田家の人々。しかし寒さの厳しい北海道では淡路の作物は育たず、第二次移民団を乗せた船が難破して多くの死傷者を出し、さらには廃藩置県による武士階級の崩壊など、多くの試練が彼らを襲う。失意の中、英明たちは侍の象徴である髷(まげ)を切って、この土地と運命を共にすることを誓い合った。しかし作物が育たなくては食料も蓄えられない。英明は最新の農業技術を学ぶため、一人札幌へと旅立つ。だが志乃と娘の多恵(大後寿々花/石原さとみ)がいくら待ち焦がれても、英明は帰ってこなかった。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:行定勲
出演:吉永小百合(小松原志乃)、渡辺謙(小松原英明)、豊川悦司(アシリカ)、柳葉敏郎(馬宮伝蔵)、石田ゆり子(馬宮加代)、香川照之(持田倉蔵)、石原さとみ(小松原多恵)、吹越満(長谷慶一郎)、奥貫薫(長谷さと)、阿部サダヲ(中野又十郎)、金井勇太(川久保平太)、大高力也(間宮雄之介)、大後寿々花(小松原多恵/少女時代)、モロ師岡(窪平)、榊英雄(高岡)、寺島進(花村完爾)、アリステア・ダグラス(エドウィン・ダン)、忍成修吾(殿)、中原丈雄(内田)、田中義剛(友成洋平)、馬渕晴子(長谷すえ)、大口広司(モノクテ)、藤木悠(中野亀次郎)、平田満(川久保栄太)、鶴田真由(おつる)、石橋蓮司(堀部賀兵衛)
本作「北の零年」は、北海道を舞台に、小松原志乃(吉永小百合)の生き様を描いた「風と共に去りぬ」を髣髴とさせる大河ドラマに仕上がっている。その上映時間はなんと2時間48分。
それ知った時点で、内容はともかく観客を選ぶ、非常にリスキーな作品だと言えるのではないか。
「サムライになりたかったアメリカ人」と「滅び行くサムライの美学」を描いた「ラストサムライ(2003)」に日本国民の多くは狂喜し、同時に日本映画界は震撼した。
そして2004年、山田洋次は「ラストサムライ」へのアンチテーゼとして、また「ラストサムライ」に騙されてしまう愚かな日本人に対する批判的精神の下、「隠し剣 鬼の爪」を製作した。(と、わたしは思っている)
「隠し剣 鬼の爪」は「侍と言う莫迦げた生き方を捨てる日本人」を描いた作品なのだ。
更に2005年、満を持して登場するのは、またもや「侍と言う生き方を捨てる日本人」を描いた「北の零年」なのだ。
そして本作では「ラストサムライ」で勝元盛次を演じた渡辺謙が、その勝元と正反対の生き様の小松原英明としてキャスティングされているのが素晴らしくも恐ろしい。
このあまりにもシニカルなキャスティングは、行定勲や渡辺謙、そして山田洋次をはじめとする日本映画界が「ラストサムライ」に対して、どういう思いを持っているのかを如実に表しているような気がする。
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更に香川照之(持田倉蔵)である。
はっきり言って最高である。最近出ずっぱりの印象が否定できないが、素晴らしい役者である。「鉄人28号」はともかく「天国の本屋〜恋火」も凄かったが、本作の香川は「ラストサムライ」の原田眞人のような存在感を楽しめる。格好良いぞ。
渡辺謙は前述のように「ラストサムライ」のアンチテーゼとも言える役柄を好演している。しかし俳優陣が素晴らしく、若干見劣りする印象を受ける。勿論それは、渡辺謙が演じた小松原のキャラクター設定に因るのかも知れない。
また、小松原の友人馬宮伝蔵を演じた柳葉敏郎は、室井慎次役より20倍くらい良いし、石橋蓮司(堀部賀兵衛)や吹越満(長谷慶一郎)、阿部サダヲ(中野又十郎)等は最高に格好良く素晴らしい。藤木悠(中野亀次郎)や平田満(川久保栄太)等も良い味を出している。
とにかく、本作「北の零年」は、北海道の大自然の中で、戦い葛藤する格好良くも格好悪い男たちと、気高く凛とした女たちが楽しめる素晴らしい作品なのだ。
セリフでテーマを語りすぎの脚本はまずいが、それ以上に画面が語る作品だし、2時間48分が長く感じられない波乱に満ちた物語に翻弄されてしまうのだ。長時間に尻込みせずに是非観て欲しい作品なのだ。
=+=+=+=+=+=+=
上映後のティーチ・インで、行定勲は自作や映画観、日本映画界の現状、深作欣二に言われた「東映を見捨てないでくれ」という言葉やハリウッド映画等について、語るに語っていた。
日本映画の将来を考え、頑張って欲しいものだ。
ティーチ・イン後、配布されたプレス・シートに例によってサインを貰って帰宅した。
=+=+=+=+=+=+=
☆☆☆★ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「わたし的2004年映画ベストテン」洋画部門発表
2005年1月4日 映画それでは「わたし的2004年映画ベストテン」洋画部門を発表します。
先ずはその前提条件から・・・・
■対象作品の条件
1.2004年劇場公開作品のうち
2.2004年に劇場で観た作品
※ 03-04正月映画及びロングラン作品含む
■選出観点
1.20年後でも評価され得る作品
2.劇場で公開されたら再度観たい作品
■「わたし的2004年映画ベストテン」エントリー作品
http://diarynote.jp/d/29346/20041231.html
それでは発表です。
■「わたし的2004年映画ベストテン」洋画部門
01「華氏911」http://diarynote.jp/d/29346/20040816.html
02「ビッグ・フィッシュ」http://diarynote.jp/d/29346/20040605.html
03「オールド・ボーイ」http://diarynote.jp/d/29346/20040902.html
04「モーターサイクル・ダイアリーズ」http://diarynote.jp/d/29346/20040930.html
05「殺人の追憶」
06「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
07「ヴィレッジ」http://diarynote.jp/d/29346/20040911.html
08「ラブストーリー」http://diarynote.jp/d/29346/20040224.html
09「マイ・ボディガード」http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
10「ラブ・アクチュアリー」http://diarynote.jp/d/29346/20040607.html
□次点
11「ターンレフト ターンライト」http://diarynote.jp/d/29346/20040829.html
12「フォーチュン・クッキー」http://diarynote.jp/d/29346/20040419.html
13「21グラム」http://diarynote.jp/d/29346/20040523.html
14「ソウ」http://diarynote.jp/d/29346/20041105.html
15「LOVERS」http://diarynote.jp/d/29346/20040728.html
16「ミスティック・リバー」http://diarynote.jp/d/29346/20040613.html
17「パニッシャー」http://diarynote.jp/d/29346/20041103.html
18「ヘルボーイ」http://diarynote.jp/d/29346/20040922.html
19「ふたりにクギづけ」http://diarynote.jp/d/29346/20041129.html
20「CODE46」http://diarynote.jp/d/29346/20040824.html
■お断り
「華氏911」がトップと言う点については賛否があると思う。
しかしわたしは、「華氏911」と言う作品は「チャップリンの独裁者」に匹敵する位最高に意義がある作品だと思っているのだ。
ベストテン選出の意義やそのスタンスと、「華氏911」が放つ孤高な輝きとその意義は相容れないものがあるかも知れない。
しかし、わたしの中では「華氏911」は最高に素晴らしい映画であり、2004年の映画界で燦然と輝く綺羅星のひとつなのである。
そんな事情もあり、本来のベストテンを考える場合は、「華氏911」を除いたベストテンを参照していただきたい。
つまり、トップは「ビッグ・フィッシュ」であり、以下順送りになる、と考えていただいても構わない。
参考)『「独裁者」と「華氏911」を考える。』
http://diarynote.jp/d/29346/20040819.html
■総評
2004年のわたしは劇場で134本(DVD等を含めると319本)の映画を観ているのだが、その多くは洋画である。
アジア映画を洋画と呼ぶのは果たして正しいのかどうかは甚だ疑問だが、わたしの劇場で過ごす時間の大半は結果的に洋画と呼ばれる映画を鑑賞することに費やされている。
これは、そんな洋画に毒された映画ファンのベストテンなのだが、総じてアジア映画の台頭が著しい。
邦画と洋画を区別せずにベストテンを選出できる日は来るのだろうか。
頑張れ!日本映画!!
なのだ。
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先ずはその前提条件から・・・・
■対象作品の条件
1.2004年劇場公開作品のうち
2.2004年に劇場で観た作品
※ 03-04正月映画及びロングラン作品含む
■選出観点
1.20年後でも評価され得る作品
2.劇場で公開されたら再度観たい作品
■「わたし的2004年映画ベストテン」エントリー作品
http://diarynote.jp/d/29346/20041231.html
それでは発表です。
■「わたし的2004年映画ベストテン」洋画部門
01「華氏911」http://diarynote.jp/d/29346/20040816.html
02「ビッグ・フィッシュ」http://diarynote.jp/d/29346/20040605.html
03「オールド・ボーイ」http://diarynote.jp/d/29346/20040902.html
04「モーターサイクル・ダイアリーズ」http://diarynote.jp/d/29346/20040930.html
05「殺人の追憶」
06「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
07「ヴィレッジ」http://diarynote.jp/d/29346/20040911.html
08「ラブストーリー」http://diarynote.jp/d/29346/20040224.html
09「マイ・ボディガード」http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
10「ラブ・アクチュアリー」http://diarynote.jp/d/29346/20040607.html
□次点
11「ターンレフト ターンライト」http://diarynote.jp/d/29346/20040829.html
12「フォーチュン・クッキー」http://diarynote.jp/d/29346/20040419.html
13「21グラム」http://diarynote.jp/d/29346/20040523.html
14「ソウ」http://diarynote.jp/d/29346/20041105.html
15「LOVERS」http://diarynote.jp/d/29346/20040728.html
16「ミスティック・リバー」http://diarynote.jp/d/29346/20040613.html
17「パニッシャー」http://diarynote.jp/d/29346/20041103.html
18「ヘルボーイ」http://diarynote.jp/d/29346/20040922.html
19「ふたりにクギづけ」http://diarynote.jp/d/29346/20041129.html
20「CODE46」http://diarynote.jp/d/29346/20040824.html
■お断り
「華氏911」がトップと言う点については賛否があると思う。
しかしわたしは、「華氏911」と言う作品は「チャップリンの独裁者」に匹敵する位最高に意義がある作品だと思っているのだ。
ベストテン選出の意義やそのスタンスと、「華氏911」が放つ孤高な輝きとその意義は相容れないものがあるかも知れない。
しかし、わたしの中では「華氏911」は最高に素晴らしい映画であり、2004年の映画界で燦然と輝く綺羅星のひとつなのである。
そんな事情もあり、本来のベストテンを考える場合は、「華氏911」を除いたベストテンを参照していただきたい。
つまり、トップは「ビッグ・フィッシュ」であり、以下順送りになる、と考えていただいても構わない。
参考)『「独裁者」と「華氏911」を考える。』
http://diarynote.jp/d/29346/20040819.html
■総評
2004年のわたしは劇場で134本(DVD等を含めると319本)の映画を観ているのだが、その多くは洋画である。
アジア映画を洋画と呼ぶのは果たして正しいのかどうかは甚だ疑問だが、わたしの劇場で過ごす時間の大半は結果的に洋画と呼ばれる映画を鑑賞することに費やされている。
これは、そんな洋画に毒された映画ファンのベストテンなのだが、総じてアジア映画の台頭が著しい。
邦画と洋画を区別せずにベストテンを選出できる日は来るのだろうか。
頑張れ!日本映画!!
なのだ。
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「わたし的2004年映画ベストテン」邦画部門発表
2005年1月3日 映画それでは「わたし的2004年映画ベストテン」邦画部門を発表します。
先ずはその前提条件から・・・・
■対象作品の条件
1.2004年劇場公開作品のうち
2.2004年に劇場で観た作品
※ 03-04正月映画及びロングラン作品含む
■選出観点
1.20年後でも評価され得る作品
2.劇場で公開されたら再度観たい作品
■「わたし的2004年映画ベストテン」エントリー作品
http://diarynote.jp/d/29346/20041231.html
それでは発表です。
■「わたし的2004年映画ベストテン」邦画部門
01「ジョゼと虎と魚たち」http://diarynote.jp/d/29346/20040203.html
02「東京ゴッドファーザーズ」http://diarynote.jp/d/29346/20040107.html
03「下妻物語http://diarynote.jp/d/29346/20040402.html
04「銀のエンゼル」http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
05「ゴースト・シャウト」http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
06「丹下左膳 百万両の壷」http://diarynote.jp/d/29346/20040714.html
07「69 sixty nine」http://diarynote.jp/d/29346/20040609.html
08「恋の門」http://diarynote.jp/d/29346/20041205.html
09「SURVIVE STYLE5+」http://diarynote.jp/d/29346/20040910.html
10「オーバードライヴ」http://diarynote.jp/d/29346/20040927.html
□次点
11「隠し剣 鬼の爪」http://diarynote.jp/d/29346/20041024.html
12「恋文日和」http://diarynote.jp/d/29346/20041203.html
13「ハウルの動く城」http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
14「イノセンス」http://diarynote.jp/d/29346/20040319.html
15「スチーム・ボーイ」http://diarynote.jp/d/29346/20040705.html
16「海猫http://diarynote.jp/d/29346/20041025.html
■お断り
先ず、邦画を32本しか観ていないのに、ベストテンなんぞを選出してしまっているわたしをお許し下さい。実は2004年の密かな目標に「邦画を沢山観る」という目標があったのだが、残念ながら上手く行ってないのだ。
また、1位の「ジョゼと虎と魚たち」は2003/12/13公開、2位の「東京ゴッドファーザーズ」は2003/11/08公開であり、本来ならば「2003年ベストテン」対象作品となるべき作品なのだが、それらの作品をわたしが観たのは2004年に入ってからなので、観た時期を基に選出する観点から、「2004年ベストテン」の対象になってしまっていることもお許し願いたい。
その関係もあり、「わたし的2004年映画ベストテン」は、次点を含めたベスト16作品になっている点もお許し願いたい。
※ 「わたし的2005年映画ベストテン」からは公開時期を基にベストテンを選出したいのだ。
更に、このベストテンはわたしの独断と偏見による、文字通り恣意的なものであり、世間の評価やわたし自らが付けた星の数とも一致しないし、世間の評価や星の数にも左右されない。
と言う訳なので、勿論見逃した作品や、最初から興味が持てない作品は「2004年ベストテン」にエントリーすらされていないのが実情なのだ。
「オレの好きな映画がランクインしていないぞ!」
と激怒する前に、エントリー作品をご確認していただければ幸いなのだ。
■総評
2004年の邦画を観て強く感じたのは、ビデオ撮り作品が増えた、と言う点と、他業界からの参入が増えた、と言う点である。
ビデオ撮りについては、はフィルム撮影作品のコストと比較した場合、大幅に低く抑える事が出来るし、その浮いたコストをキャストのギャラや、CGI等に有意義に活用する事が出来る、と言うメリットが考えられる。
更に、DVDビデオ化を考えると、ビデオ撮影しビデオ編集した素材は、劇場公開時の画質はともかく、DVDビデオにする場合、高画質でしかもフレームを落さずにソフト化する事が出来るのだ。
しかし、そのために劇場公開時の画質が落ちるのは本末転倒ではないか、とわたしは強く思うのだ。本来一番大切にしなければならない「劇場に足を運んでくれる客」をないがしろにし、DVDビデオを購入したり、レンタルしたりする客に良質なサービスを提供するのは、映画ファンとしては釈然としない気持ちでいっぱいである。
あとは、テレビ業界やCF・PV業界から映画業界へ参入するクリエイターの増加に拍車がかかっている点だが、客が入って業界としては万々歳なのかも知れないが、結果的に売れる作品を製作するテクニックに長けた、内容が無い作品が増えているような印象を否定できない。
職人気質の手工業的芸術作品だった邦画が、体裁は整っているが中身に乏しい大量生産の安ピカものになりつつあるような気がするのだ。
悪画は良画を駆逐してしまうかも知れないぞ。
立てよ映画ファン!
なのだ。
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先ずはその前提条件から・・・・
■対象作品の条件
1.2004年劇場公開作品のうち
2.2004年に劇場で観た作品
※ 03-04正月映画及びロングラン作品含む
■選出観点
1.20年後でも評価され得る作品
2.劇場で公開されたら再度観たい作品
■「わたし的2004年映画ベストテン」エントリー作品
http://diarynote.jp/d/29346/20041231.html
それでは発表です。
■「わたし的2004年映画ベストテン」邦画部門
01「ジョゼと虎と魚たち」http://diarynote.jp/d/29346/20040203.html
02「東京ゴッドファーザーズ」http://diarynote.jp/d/29346/20040107.html
03「下妻物語http://diarynote.jp/d/29346/20040402.html
04「銀のエンゼル」http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
05「ゴースト・シャウト」http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
06「丹下左膳 百万両の壷」http://diarynote.jp/d/29346/20040714.html
07「69 sixty nine」http://diarynote.jp/d/29346/20040609.html
08「恋の門」http://diarynote.jp/d/29346/20041205.html
09「SURVIVE STYLE5+」http://diarynote.jp/d/29346/20040910.html
10「オーバードライヴ」http://diarynote.jp/d/29346/20040927.html
□次点
11「隠し剣 鬼の爪」http://diarynote.jp/d/29346/20041024.html
12「恋文日和」http://diarynote.jp/d/29346/20041203.html
13「ハウルの動く城」http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
14「イノセンス」http://diarynote.jp/d/29346/20040319.html
15「スチーム・ボーイ」http://diarynote.jp/d/29346/20040705.html
16「海猫http://diarynote.jp/d/29346/20041025.html
■お断り
先ず、邦画を32本しか観ていないのに、ベストテンなんぞを選出してしまっているわたしをお許し下さい。実は2004年の密かな目標に「邦画を沢山観る」という目標があったのだが、残念ながら上手く行ってないのだ。
また、1位の「ジョゼと虎と魚たち」は2003/12/13公開、2位の「東京ゴッドファーザーズ」は2003/11/08公開であり、本来ならば「2003年ベストテン」対象作品となるべき作品なのだが、それらの作品をわたしが観たのは2004年に入ってからなので、観た時期を基に選出する観点から、「2004年ベストテン」の対象になってしまっていることもお許し願いたい。
その関係もあり、「わたし的2004年映画ベストテン」は、次点を含めたベスト16作品になっている点もお許し願いたい。
※ 「わたし的2005年映画ベストテン」からは公開時期を基にベストテンを選出したいのだ。
更に、このベストテンはわたしの独断と偏見による、文字通り恣意的なものであり、世間の評価やわたし自らが付けた星の数とも一致しないし、世間の評価や星の数にも左右されない。
と言う訳なので、勿論見逃した作品や、最初から興味が持てない作品は「2004年ベストテン」にエントリーすらされていないのが実情なのだ。
「オレの好きな映画がランクインしていないぞ!」
と激怒する前に、エントリー作品をご確認していただければ幸いなのだ。
■総評
2004年の邦画を観て強く感じたのは、ビデオ撮り作品が増えた、と言う点と、他業界からの参入が増えた、と言う点である。
ビデオ撮りについては、はフィルム撮影作品のコストと比較した場合、大幅に低く抑える事が出来るし、その浮いたコストをキャストのギャラや、CGI等に有意義に活用する事が出来る、と言うメリットが考えられる。
更に、DVDビデオ化を考えると、ビデオ撮影しビデオ編集した素材は、劇場公開時の画質はともかく、DVDビデオにする場合、高画質でしかもフレームを落さずにソフト化する事が出来るのだ。
しかし、そのために劇場公開時の画質が落ちるのは本末転倒ではないか、とわたしは強く思うのだ。本来一番大切にしなければならない「劇場に足を運んでくれる客」をないがしろにし、DVDビデオを購入したり、レンタルしたりする客に良質なサービスを提供するのは、映画ファンとしては釈然としない気持ちでいっぱいである。
あとは、テレビ業界やCF・PV業界から映画業界へ参入するクリエイターの増加に拍車がかかっている点だが、客が入って業界としては万々歳なのかも知れないが、結果的に売れる作品を製作するテクニックに長けた、内容が無い作品が増えているような印象を否定できない。
職人気質の手工業的芸術作品だった邦画が、体裁は整っているが中身に乏しい大量生産の安ピカものになりつつあるような気がするのだ。
悪画は良画を駆逐してしまうかも知れないぞ。
立てよ映画ファン!
なのだ。
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「ミニ・シアターをめぐる冒険」
2005年1月2日 エッセイ/コラム2005/01/01は映画の日だった。
わたしは予てから観たかった「ポーラー・エクスプレス<3Dバージョン>」を観るため、「メルシャン品川アイマックスシアター」に向った。
何しろIMAXシアターは入場料が当日一般2,500円もしてしまうので、映画の日でなければなかなか行く勇気が湧かないのである。
終映後、隣の「品川プリンスシネマ」で映画でも観ようと思ったのだが、観てない映画で食指がそそられる映画がなかったので、飽食の時代の鬼っ子「スーパーサイズ・ミー」を、元旦にしゃれこうべを杖の先に付け歩いた一休さんではないが、元旦に観る意義があるのではないか、と渋谷に向った。
渋谷の駅近くの「大戸屋」で食事をしながら「Weeklyぴあ」最新号を眺めた。1/4以降の情報しか掲載されていない「ぴあ」に一抹の不安を感じたが、正月映画と言う位だから、正月の正月たる元旦に休映をきめこむ劇場など無いと高を括ったわたしは、「シネマライズ」に向った。
「おぃおぃ、休映かよ」
仕方が無いので「ジャッカス・ザ・ムービー」でも観るかと「ライズX」に向う。まともや休映だ。
「まあ同じ系列だから仕方が無いな」
わたしは、「約三十の嘘」でも観るかと「シネクイント」を見やる。休映だ。
「パルコ近辺はダメだな」
わたしは、「恍惚」は「シルヴィア」でも観ようと「ル・シネマ」に向う。休映だ。
向かい側の「シネ・アミューズ イースト/ウエスト」で「青い車」「犬猫」「クリスマス・クリスマス」でも観ようとするが、案の定休映だ。
危機感を覚えたわたしは、「インストール」でも観ようと「アミューズCQN」へ向うが休映だ。
「おぃおぃ渋谷はどうなってんだ、これじゃあ死の街じゃねえか」
急ぎ足になったわたしは「ベルリン・フィルと子どもたち」はどうかと「ユーロスペース」に向うがあえなく休映。
「悪魔の発明」か「ほら男爵の冒険」を観るべく「シアター・イメージフォーラム」に向うが、休映だった。
そんな楽しい元旦だったのだ。
「Weeklyぴあ」は最新号ではなく、その当日の情報が掲載されている号を使え、と言うことなのだ。
こんなに沢山のミニ・シアターを回ったのははじめてである。
しかも一本も観られなかったし・・・・。
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わたしは予てから観たかった「ポーラー・エクスプレス<3Dバージョン>」を観るため、「メルシャン品川アイマックスシアター」に向った。
何しろIMAXシアターは入場料が当日一般2,500円もしてしまうので、映画の日でなければなかなか行く勇気が湧かないのである。
終映後、隣の「品川プリンスシネマ」で映画でも観ようと思ったのだが、観てない映画で食指がそそられる映画がなかったので、飽食の時代の鬼っ子「スーパーサイズ・ミー」を、元旦にしゃれこうべを杖の先に付け歩いた一休さんではないが、元旦に観る意義があるのではないか、と渋谷に向った。
渋谷の駅近くの「大戸屋」で食事をしながら「Weeklyぴあ」最新号を眺めた。1/4以降の情報しか掲載されていない「ぴあ」に一抹の不安を感じたが、正月映画と言う位だから、正月の正月たる元旦に休映をきめこむ劇場など無いと高を括ったわたしは、「シネマライズ」に向った。
「おぃおぃ、休映かよ」
仕方が無いので「ジャッカス・ザ・ムービー」でも観るかと「ライズX」に向う。まともや休映だ。
「まあ同じ系列だから仕方が無いな」
わたしは、「約三十の嘘」でも観るかと「シネクイント」を見やる。休映だ。
「パルコ近辺はダメだな」
わたしは、「恍惚」は「シルヴィア」でも観ようと「ル・シネマ」に向う。休映だ。
向かい側の「シネ・アミューズ イースト/ウエスト」で「青い車」「犬猫」「クリスマス・クリスマス」でも観ようとするが、案の定休映だ。
危機感を覚えたわたしは、「インストール」でも観ようと「アミューズCQN」へ向うが休映だ。
「おぃおぃ渋谷はどうなってんだ、これじゃあ死の街じゃねえか」
急ぎ足になったわたしは「ベルリン・フィルと子どもたち」はどうかと「ユーロスペース」に向うがあえなく休映。
「悪魔の発明」か「ほら男爵の冒険」を観るべく「シアター・イメージフォーラム」に向うが、休映だった。
そんな楽しい元旦だったのだ。
「Weeklyぴあ」は最新号ではなく、その当日の情報が掲載されている号を使え、と言うことなのだ。
こんなに沢山のミニ・シアターを回ったのははじめてである。
しかも一本も観られなかったし・・・・。
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「谷川岳天神平スキー場」
2005年1月2日 スポーツ2004/12/30に「谷川岳天神平スキー場」に行ったは良いが、吹雪のため「谷川岳ロープウェー」が営業中止、必然的に「谷川岳天神平スキー場」も営業していない、と言う憂目に遭ったわたし達は、リベンジを果たすべく2005/01/02は再度「谷川岳天神平スキー場」に向った。
2005/01/02
「谷川岳天神平スキー場」
天候は晴れ、気温は-8.5℃、雪室は良好、昨日の積雪により未踏ゲレンデは膝上パウダーの絶好のコンディションである。
「谷川岳天神平スキー場」のひとつの楽しみは、ロープウェー出口よりゲレンデに向って右側(西側)のパウダーの壁を転がり落ちることなのだが、わたしの118?の板にとっては、膝上パウダー状態では浮力が足りなく、結構大変なのだが、小さな雪崩を起こしつつ、その雪崩と共に壁を転がり落ちるのは、とっても楽しいのだ。
また別のゲレンデでわたしはカービングの練習もしたりしていた。これはこれで楽しいのだ。
お客さんも少なく、リフト待ちはほぼ皆無。
おなかいっぱいの楽しいスキーだったのだ。
今週末の3連休は志賀高原に行ってきますのだ。
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2005/01/02
「谷川岳天神平スキー場」
天候は晴れ、気温は-8.5℃、雪室は良好、昨日の積雪により未踏ゲレンデは膝上パウダーの絶好のコンディションである。
「谷川岳天神平スキー場」のひとつの楽しみは、ロープウェー出口よりゲレンデに向って右側(西側)のパウダーの壁を転がり落ちることなのだが、わたしの118?の板にとっては、膝上パウダー状態では浮力が足りなく、結構大変なのだが、小さな雪崩を起こしつつ、その雪崩と共に壁を転がり落ちるのは、とっても楽しいのだ。
また別のゲレンデでわたしはカービングの練習もしたりしていた。これはこれで楽しいのだ。
お客さんも少なく、リフト待ちはほぼ皆無。
おなかいっぱいの楽しいスキーだったのだ。
今週末の3連休は志賀高原に行ってきますのだ。
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あけましておめでとうございます
旧年中はいろいろお世話になりました
皆様のご多幸をお祈りいたしますと共に
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
平成17年 元旦
=+=+=+=+=+=+=
週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/01/01号
をお届けします。
今後も継続する見込みが超濃厚です。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2005/01/01公開作品
「カンフーハスル」http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
2004/12/18公開作品
「ULTRAMAN」http://diarynote.jp/d/29346/20041207.html
「銀のエンゼル」http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
「ゴーストシャウト」http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ターミナル」http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1 http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2 http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
「ターミナル」に隠された意図 その3 http://diarynote.jp/d/29346/20041228.html
「マイ・ボディガード」http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
「酔画仙」http://diarynote.jp/d/29346/20041220.html
2004-2005正月映画も出揃いました。
話題の「カンフーハッスル」もとうとう公開されました。
来週の興収ベストテンが非常に楽しみです。
■週末興収ベストテン
2004/12/25-26 興収ベストテン
1.「ハウルの動く城」(東宝)http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
2.「ターミナル」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
3.「Mr.インクレディブル」(ブエナビスタ)
http://diarynote.jp/d/29346/20041114.html
4.「僕の彼女を紹介します」(ワーナー)
http://diarynote.jp/d/29346/20041130.html
5.「エイリアンVS.プレデター」(FOX)
6.「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」(東宝)
7.「マイ・ボディガード」(松竹=日本ヘラルド映画)
http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
8.「いま、会いにゆきます」(東宝)
9.「ゴジラ FINAL WARS」(東宝)
10.「ポーラー・エクスプレス」(ワーナー)
正月映画のファミリー向け映画が圧倒的に強い状況になっています。
「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」がランクインしていると言う事は、併映の「ハム太郎とふしぎなオニの絵本塔」の興収はどうなっているのだろうか?謎である。
「ゴジラ」ファンに疎まれていた「とっとこハム太郎」だが、今年のお正月は「犬夜叉」ファンに疎まれていると言う噂だが、本当の所はどうなのだろう。これも謎である。
いっその事、「ハム太郎」新旧二本立て興行とかにすれば良いのではないか、と思ってしまう。
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旧年中はいろいろお世話になりました
皆様のご多幸をお祈りいたしますと共に
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
平成17年 元旦
=+=+=+=+=+=+=
週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/01/01号
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■「映画レビュー・インデックス」
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■公開中
2005/01/01公開作品
「カンフーハスル」http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
2004/12/18公開作品
「ULTRAMAN」http://diarynote.jp/d/29346/20041207.html
「銀のエンゼル」http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
「ゴーストシャウト」http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ターミナル」http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1 http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2 http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
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「マイ・ボディガード」http://diarynote.jp/d/29346/20040903.html
「酔画仙」http://diarynote.jp/d/29346/20041220.html
2004-2005正月映画も出揃いました。
話題の「カンフーハッスル」もとうとう公開されました。
来週の興収ベストテンが非常に楽しみです。
■週末興収ベストテン
2004/12/25-26 興収ベストテン
1.「ハウルの動く城」(東宝)http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
2.「ターミナル」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
3.「Mr.インクレディブル」(ブエナビスタ)
http://diarynote.jp/d/29346/20041114.html
4.「僕の彼女を紹介します」(ワーナー)
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5.「エイリアンVS.プレデター」(FOX)
6.「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」(東宝)
7.「マイ・ボディガード」(松竹=日本ヘラルド映画)
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8.「いま、会いにゆきます」(東宝)
9.「ゴジラ FINAL WARS」(東宝)
10.「ポーラー・エクスプレス」(ワーナー)
正月映画のファミリー向け映画が圧倒的に強い状況になっています。
「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」がランクインしていると言う事は、併映の「ハム太郎とふしぎなオニの絵本塔」の興収はどうなっているのだろうか?謎である。
「ゴジラ」ファンに疎まれていた「とっとこハム太郎」だが、今年のお正月は「犬夜叉」ファンに疎まれていると言う噂だが、本当の所はどうなのだろう。これも謎である。
いっその事、「ハム太郎」新旧二本立て興行とかにすれば良いのではないか、と思ってしまう。
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2004年の目標!! 中間報告その12 + 結果報告
2005年1月1日 映画あけましておめでとうございます
旧年中はいろいろお世話になりました
皆様のご多幸をお祈りいたしますと共に
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
平成17年 元旦
さて、早速ですが2004年の目標の中間発表その12です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#123 「血と骨」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/12/01
#124 「カンフーハッスル」九段会館ホール 2004/12/02
#125 「ネバーランド」ヤクルトホール 2004/12/03
#126 「恋の門」シネ・リーブル池袋 2004/12/04
#127 「ULTRAMAN」日本教育会館一ツ橋ホール 2004/12/07
#128 「ターミナル」九段会館ホール 2004/12/08
#129 「戦争のはじめかた」シネカノン有楽町 2004/12/09
#130 「ゴースト・シャウト」テアトル新宿 2004/12/14
#131 「銀のエンゼル」TOKYO FMホール 2004/12/15
#132 「酔画仙」岩波ホール 2004/12/19
#133 「レディ・ウエポン」ジョイ・シネマ3 2004/12/24
#134 「バッド・サンタ」シネ・リーブル池袋 2004/12/25
2.DVD、CATV等
なし
3.読書
#038 「沈黙者」折原一著 文春文庫 2004/12/05
#039 「松本清張傑作短篇コレクション(中)」松本清張著 文春文庫 2004/12/19
映画は、劇場12本(累計134本)、DVD等0本!(累計185本)で、計12本(累計319本)。
読書は2冊(累計39冊)です。
映画は11月末日の時点で目標の300本を超え、見事にやる気が無いところが見てとれます。
1ケ月の間、DVD等で一切映画を観なかったのは、はじめての事だと思います。
読書は最悪の結果ですね。
=+=+=+=+=
それでは、結果報告です。
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
達成しました。
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
達成できませんでした。
本年も同様の目標で頑張ろうと思います。
読書をなんとかしないといけませんね。
※ 参考 昨年の目標達成状況
映画 304本(劇場80本)
読書 61冊
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さて、早速ですが2004年の目標の中間発表その12です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#123 「血と骨」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/12/01
#124 「カンフーハッスル」九段会館ホール 2004/12/02
#125 「ネバーランド」ヤクルトホール 2004/12/03
#126 「恋の門」シネ・リーブル池袋 2004/12/04
#127 「ULTRAMAN」日本教育会館一ツ橋ホール 2004/12/07
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#129 「戦争のはじめかた」シネカノン有楽町 2004/12/09
#130 「ゴースト・シャウト」テアトル新宿 2004/12/14
#131 「銀のエンゼル」TOKYO FMホール 2004/12/15
#132 「酔画仙」岩波ホール 2004/12/19
#133 「レディ・ウエポン」ジョイ・シネマ3 2004/12/24
#134 「バッド・サンタ」シネ・リーブル池袋 2004/12/25
2.DVD、CATV等
なし
3.読書
#038 「沈黙者」折原一著 文春文庫 2004/12/05
#039 「松本清張傑作短篇コレクション(中)」松本清張著 文春文庫 2004/12/19
映画は、劇場12本(累計134本)、DVD等0本!(累計185本)で、計12本(累計319本)。
読書は2冊(累計39冊)です。
映画は11月末日の時点で目標の300本を超え、見事にやる気が無いところが見てとれます。
1ケ月の間、DVD等で一切映画を観なかったのは、はじめての事だと思います。
読書は最悪の結果ですね。
=+=+=+=+=
それでは、結果報告です。
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
達成しました。
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
達成できませんでした。
本年も同様の目標で頑張ろうと思います。
読書をなんとかしないといけませんね。
※ 参考 昨年の目標達成状況
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「わたし的2004年映画ベストテン」エントリー作品
2004年12月31日 映画2004年も残すところあとわずかとなりました。
2004年は今年の漢字「災」が示すとおり、かつてない災害や事件・事故に見まわれた大変な年になりました。
しかし、そのかつてない出来事が、仮に毎年毎年起こり続けるならば、それは異常な状態ではなくなってしまう訳です。
例えば、異常気象が何年も続くような状態では、その異常気象は異常な状態ではなくなり、通常の気象になってしまうのです。
日本人は過去の出来事を忘れやすく、その出来事の結果や問題を考えず、物事を先送りし、次の出来事に関心を持ってしまいます。これは物事の責任を誰も取らないまま、うやむやの状態で時が過ぎ行く国、日本を象徴しているのかも知れません。
閑話休題。
さて、それでは「わたし的2004年映画ベストテン」のエントリー作品を発表したいと思います。その対象作品の条件は次の通りです。
1.2004年劇場公開作品のうち
2.2004年に劇場で観た作品
※ 03-04正月映画及びロングラン作品含む
そして、「わたし的2004年映画ベストテン」の選出観点は、次の通りです。
1.20年後でも評価され得る作品
2.劇場で公開されたら再度観たい作品
それでは「わたし的2004年映画ベストテン」のエントリー作品を発表します。
□邦画
#001「東京ゴッドファーザーズ」
#002「ジョゼと虎と魚たち」
#003「イノセンス」
#004「アップルシード」
#005「下妻物語」
#006「犬と歩けば チロリとタムラ」
#007「CASSHERN」
#008「天国の本屋〜恋火」
#009「69 sixty nine」
#010「スチーム・ボーイ」
#011「いかレスラー」
#012「MAIL」
#013「丹下左膳/百万両の壷」
#014「機関車先生」
#015「ドリーマーズ・ハイ!」
#016「スウィングガールズ」
#017「NIN・NIN忍者ハットリくんTHE MOVIE」
#018「ワー!マイキー リターンズ!」
#019「デビルマン」
#020「SURVIVE STYLE5+」
#021「オーバードライヴ」
#022「隠し剣 鬼の爪」
#023「海猫」
#024「恋文日和」
#025「ハウルの動く城」
#026「笑の大学」
#027「血と骨」
#028「恋の門」
#029「ULTRAMAN」
#030「ゴースト・シャウト」
#032「銀のエンゼル」
□洋画
#001「タイムライン」
#002「ラブストーリー」
#003「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
#004「フォーチュン・クッキー」
#005「Re:プレイ」
#006「永遠のモータウン」
#007「スイミング・プール」
#008「キル・ビル Vol.2」
#009「スクール・オブ・ロック」
#010「ゴッド・ディーバ」
#011「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
#012「トロイ」
#013「カレンダー・ガールズ」
#014「21グラム」
#015「シルミド」
#016「ビッグ・フィッシュ」
#017「シービスケット」
#018「ラブ・アクチュアリー」
#019「ドーン・オブ・ザ・デッド」
#020「ミスティック・リバー」
#021「ブラザーフッド」
#022「メダリオン」
#023「ハリー・ポッター/アズカバンの囚人」
#024「スターシップ・トゥルーパーズ2」
#025「セイブ・ザ・ワールド」
#026「リディック」
#027「バレエ・カンパニー」
#028「堕天使のパスポート」
#029「マッハ!」
#030「殺人の追憶」
#031「キング・アーサー」
#032「サンダーバード」
#033「ヴァン・ヘルシング」
#034「モナリザ・スマイル」
#035「LOVERS」
#036「ヴァン・ヘルシング」
#037「スパイダーマン2」
#038「華氏911」
#039「バイオハザードII アポカリプス」
#040「コード46」
#041「愛の落日」
#042「テイキング・ライブス」
#043「シークレット・ウインドウ」
#044「アイ、ロボット」
#045「ターンレフト ターンライト」
#046「ニュースの天才」
#047「マイ・ボディガード」
#048「トゥー・ブラザーズ」
#049「オールド・ボーイ」
#050「ヴィレッジ」
#051「ヘルボーイ」
#052「アラモ」
#053「モーターサイクル・ダイアリーズ」
#054「インファナル・アフェア 無間序曲」
#055「スクービー・ドゥー2 モンスターパニック」
#056「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス デジタルリマスター版」
#057「TUBE -チューブ-」
#058「ブラインド・ホライズン」
#059「爆裂都市」
#060「パニッシャー」
#061「ソウ」
#062「Mr.インクレディブル」
#063「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」
#064「2046」
#065「ふたりにクギづけ」
#066「僕の彼女を紹介します」
#067「ターミナル」
#068「戦争のはじめかた」
#069「酔画仙」
#070「レディ・ウエポン」
#071「バッド・サンタ」
□対象外
#001「ジーリ」(未公開)
#002「カンフーハッスル」(2005/01/01公開)
#003「ネバーランド」(2005/01/15公開)
#004「ボーン・トゥ・ファイト(原題)」(2005公開予定)
#005「ガルーダ」(未公開)
#006「リザレクション」(未公開)
#007「鉄人28号 インターナショナル・ヴァージョン」(2005/03公開予定)
#008「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」(2005/05公開予定)
#009「ライフ・イズ・コメディ!」(2005/01公開予定)
#010「カガンボーイ クモおとこ対ゴキブリおとこ」(公開未定)
#011「青春愛人事件」(公開未定)
#012「風のファイター(韓国公開バージョン)」(公開未定)
#013「カナリア」(2005公開予定)
#014「雲の南へ」(公開未定)
#015「おそいひと」(公開未定)
#016「柔道龍虎榜」(公開未定)
#017「Boundin’(原題)」(短編)
発表は2005/01/03頃を予定しています。
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2004年は今年の漢字「災」が示すとおり、かつてない災害や事件・事故に見まわれた大変な年になりました。
しかし、そのかつてない出来事が、仮に毎年毎年起こり続けるならば、それは異常な状態ではなくなってしまう訳です。
例えば、異常気象が何年も続くような状態では、その異常気象は異常な状態ではなくなり、通常の気象になってしまうのです。
日本人は過去の出来事を忘れやすく、その出来事の結果や問題を考えず、物事を先送りし、次の出来事に関心を持ってしまいます。これは物事の責任を誰も取らないまま、うやむやの状態で時が過ぎ行く国、日本を象徴しているのかも知れません。
閑話休題。
さて、それでは「わたし的2004年映画ベストテン」のエントリー作品を発表したいと思います。その対象作品の条件は次の通りです。
1.2004年劇場公開作品のうち
2.2004年に劇場で観た作品
※ 03-04正月映画及びロングラン作品含む
そして、「わたし的2004年映画ベストテン」の選出観点は、次の通りです。
1.20年後でも評価され得る作品
2.劇場で公開されたら再度観たい作品
それでは「わたし的2004年映画ベストテン」のエントリー作品を発表します。
□邦画
#001「東京ゴッドファーザーズ」
#002「ジョゼと虎と魚たち」
#003「イノセンス」
#004「アップルシード」
#005「下妻物語」
#006「犬と歩けば チロリとタムラ」
#007「CASSHERN」
#008「天国の本屋〜恋火」
#009「69 sixty nine」
#010「スチーム・ボーイ」
#011「いかレスラー」
#012「MAIL」
#013「丹下左膳/百万両の壷」
#014「機関車先生」
#015「ドリーマーズ・ハイ!」
#016「スウィングガールズ」
#017「NIN・NIN忍者ハットリくんTHE MOVIE」
#018「ワー!マイキー リターンズ!」
#019「デビルマン」
#020「SURVIVE STYLE5+」
#021「オーバードライヴ」
#022「隠し剣 鬼の爪」
#023「海猫」
#024「恋文日和」
#025「ハウルの動く城」
#026「笑の大学」
#027「血と骨」
#028「恋の門」
#029「ULTRAMAN」
#030「ゴースト・シャウト」
#032「銀のエンゼル」
□洋画
#001「タイムライン」
#002「ラブストーリー」
#003「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
#004「フォーチュン・クッキー」
#005「Re:プレイ」
#006「永遠のモータウン」
#007「スイミング・プール」
#008「キル・ビル Vol.2」
#009「スクール・オブ・ロック」
#010「ゴッド・ディーバ」
#011「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
#012「トロイ」
#013「カレンダー・ガールズ」
#014「21グラム」
#015「シルミド」
#016「ビッグ・フィッシュ」
#017「シービスケット」
#018「ラブ・アクチュアリー」
#019「ドーン・オブ・ザ・デッド」
#020「ミスティック・リバー」
#021「ブラザーフッド」
#022「メダリオン」
#023「ハリー・ポッター/アズカバンの囚人」
#024「スターシップ・トゥルーパーズ2」
#025「セイブ・ザ・ワールド」
#026「リディック」
#027「バレエ・カンパニー」
#028「堕天使のパスポート」
#029「マッハ!」
#030「殺人の追憶」
#031「キング・アーサー」
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#061「ソウ」
#062「Mr.インクレディブル」
#063「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」
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#065「ふたりにクギづけ」
#066「僕の彼女を紹介します」
#067「ターミナル」
#068「戦争のはじめかた」
#069「酔画仙」
#070「レディ・ウエポン」
#071「バッド・サンタ」
□対象外
#001「ジーリ」(未公開)
#002「カンフーハッスル」(2005/01/01公開)
#003「ネバーランド」(2005/01/15公開)
#004「ボーン・トゥ・ファイト(原題)」(2005公開予定)
#005「ガルーダ」(未公開)
#006「リザレクション」(未公開)
#007「鉄人28号 インターナショナル・ヴァージョン」(2005/03公開予定)
#008「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」(2005/05公開予定)
#009「ライフ・イズ・コメディ!」(2005/01公開予定)
#010「カガンボーイ クモおとこ対ゴキブリおとこ」(公開未定)
#011「青春愛人事件」(公開未定)
#012「風のファイター(韓国公開バージョン)」(公開未定)
#013「カナリア」(2005公開予定)
#014「雲の南へ」(公開未定)
#015「おそいひと」(公開未定)
#016「柔道龍虎榜」(公開未定)
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「水上宝台樹スキー場」
2004年12月30日 スポーツ2004/12/30「水上宝台樹スキー場」に行ってきた。
2004/12/29 東京にも大雪の初雪が降った。
29日の大雪は、今シーズンは巷では暖冬と呼ばれ、積雪が少なく、例年は年内に初滑りをする人々は「あぁ、今シーズンは年内のスキーはムリなのかな」と思っていた最中の大雪だったため、30日には多くのスキー・スノボ客がスキー場に向かった訳である。
わたし達は、そんな積雪が少ないスキー場の中でも比較的積雪が多い「谷川岳天神平スキー場」に向かうことにした。
しかし、スキー場に近づけば近づくほど、スキーを積んだ自動車が対向車線を逆方向に走行しているのに遭遇した。
「おぃおぃ、天神平はやってねぇんじゃねえの」
嫌な予感を抱えつつ、「谷川岳天神平スキー場」に到着したわたし達は、スキー場へのアクセス「谷川岳ロープウェー」が強風のため運転を停止している事を知った。つまりロープウェーが営業していない以上「谷川岳天神平スキー場」は営業を停止している、と言うことなのだ。
やむなく、わたし達は近場のスキー場を検索。
ほどなくわたし達は、積雪が比較的多く、また「谷川岳天神平スキー場」から近い「水上宝台樹スキー場」へ向かうことにした。
「水上宝台樹スキー場」はそれほど大きくないスキー場で、それほど面白いスキー場ではないのだが、今シーズン初滑り、と言うこともあり充分楽しめた。
気温は-5℃程度、天候は雪、風は時々強風という、ちょっと寒いコンディションだったが、雪質は完全なパウダーで、人が入っていないゲレンデはひざ上までのパウダー・スノーが楽しめた。
わたしは先シーズンから118?の短めのスキーを使用しているのだが、1年ぶりのスキーと言うこともあり、最初は慣らし重視で滑っていたのだが、すぐ本気で滑り出してしまった。
前述のように「水上宝台樹スキー場」のゲレンデ自体は比較的初心者向きで、わたし達にとってはそれほど面白いものではなかったのだが、充分楽しい初滑りとなった。
わたし達は、水上温泉の立ち寄り湯により、食事をして帰路についた。
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2004/12/29 東京にも大雪の初雪が降った。
29日の大雪は、今シーズンは巷では暖冬と呼ばれ、積雪が少なく、例年は年内に初滑りをする人々は「あぁ、今シーズンは年内のスキーはムリなのかな」と思っていた最中の大雪だったため、30日には多くのスキー・スノボ客がスキー場に向かった訳である。
わたし達は、そんな積雪が少ないスキー場の中でも比較的積雪が多い「谷川岳天神平スキー場」に向かうことにした。
しかし、スキー場に近づけば近づくほど、スキーを積んだ自動車が対向車線を逆方向に走行しているのに遭遇した。
「おぃおぃ、天神平はやってねぇんじゃねえの」
嫌な予感を抱えつつ、「谷川岳天神平スキー場」に到着したわたし達は、スキー場へのアクセス「谷川岳ロープウェー」が強風のため運転を停止している事を知った。つまりロープウェーが営業していない以上「谷川岳天神平スキー場」は営業を停止している、と言うことなのだ。
やむなく、わたし達は近場のスキー場を検索。
ほどなくわたし達は、積雪が比較的多く、また「谷川岳天神平スキー場」から近い「水上宝台樹スキー場」へ向かうことにした。
「水上宝台樹スキー場」はそれほど大きくないスキー場で、それほど面白いスキー場ではないのだが、今シーズン初滑り、と言うこともあり充分楽しめた。
気温は-5℃程度、天候は雪、風は時々強風という、ちょっと寒いコンディションだったが、雪質は完全なパウダーで、人が入っていないゲレンデはひざ上までのパウダー・スノーが楽しめた。
わたしは先シーズンから118?の短めのスキーを使用しているのだが、1年ぶりのスキーと言うこともあり、最初は慣らし重視で滑っていたのだが、すぐ本気で滑り出してしまった。
前述のように「水上宝台樹スキー場」のゲレンデ自体は比較的初心者向きで、わたし達にとってはそれほど面白いものではなかったのだが、充分楽しい初滑りとなった。
わたし達は、水上温泉の立ち寄り湯により、食事をして帰路についた。
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ピーター・ジャクソンの激ヤセを心配する話
2004年12月29日 映画いきなり余談だが、2004/12/21に東京銀座「ヤマハホール」で、
『「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」DVD&ビデオ発売記念「ゆうこりんサンタのX’masプレゼント・イベント」』
と言うイベントがあった。
実はわたし、そのイベントに招待されていたのだが、そのご招待メールに気付いたのが、2004/12/24だったのだ。
あぁ、もしかしたら小倉優子とわたしの間に恋が芽生えたかも知れないと思うと残念で仕方が無いのだ。
閑話休題。
現在、絶好調で「KING KONG(2005)」の製作をこなしているわれらがピーター・ジャクソン。
その「KING KONG」の製作状況は、オフィシャル・サイト
KONG IS KING NET
http://www.kongisking.net/index.shtml
で楽しめる。
そのオフィシャル・サイトのコンテンツのひとつ、
Peter Jackson’s Production Diary
において、ピーター・ジャクソンの「KIMG KONG」製作日記のビデオ映像が公開されている。
その映像の中でピーター・ジャクソンの現在の姿が拝めるのだが、その激ヤセぶりにわたしは不安を感じてしまうのだ。
何しろ、1本のビデオの中で、太っている姿とやせている姿が競演しているのだ。
ストーリー・ボードを見ているピーター・ジャクソンは太っているのだが、ビデオのホストを務めるピーター・ジャクソンは激ヤセ状態なのだ。
まるで肉襦袢(にくじゅばん)を脱いだかのようなピーター・ジャクソンに、わたしは心配してしまうのだ。
ちょっとヤバイと思うぞ。
頑張れ!
ピーター・ジャクソン!
ダイエットの成果かも知れないが、もう少し太っても良いぞ。
と思うのだ。
余談だがジャッキー・チェン情報をひとつ。
トニー・ジャーとの競演がささやかれるジャッキー・チェンだが、以前ジェネオン・エンターテインメント(旧パイオニアLDC)が版権を持っていたジャッキー・チェン関連作品の権利がユニバーサル・ピクチャーズに移行。
来年3月以降、国内版DVDが続々リリースされるようです。
勿論吹替えは、石丸博也、水島裕ら。
今回は「プロジェクトA」シリーズ、「ポリス・ストーリー」シリーズが目玉になっています。
題して「香港電影最強大全第一弾」なのだ。
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『「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」DVD&ビデオ発売記念「ゆうこりんサンタのX’masプレゼント・イベント」』
と言うイベントがあった。
実はわたし、そのイベントに招待されていたのだが、そのご招待メールに気付いたのが、2004/12/24だったのだ。
あぁ、もしかしたら小倉優子とわたしの間に恋が芽生えたかも知れないと思うと残念で仕方が無いのだ。
閑話休題。
現在、絶好調で「KING KONG(2005)」の製作をこなしているわれらがピーター・ジャクソン。
その「KING KONG」の製作状況は、オフィシャル・サイト
KONG IS KING NET
http://www.kongisking.net/index.shtml
で楽しめる。
そのオフィシャル・サイトのコンテンツのひとつ、
Peter Jackson’s Production Diary
において、ピーター・ジャクソンの「KIMG KONG」製作日記のビデオ映像が公開されている。
その映像の中でピーター・ジャクソンの現在の姿が拝めるのだが、その激ヤセぶりにわたしは不安を感じてしまうのだ。
何しろ、1本のビデオの中で、太っている姿とやせている姿が競演しているのだ。
ストーリー・ボードを見ているピーター・ジャクソンは太っているのだが、ビデオのホストを務めるピーター・ジャクソンは激ヤセ状態なのだ。
まるで肉襦袢(にくじゅばん)を脱いだかのようなピーター・ジャクソンに、わたしは心配してしまうのだ。
ちょっとヤバイと思うぞ。
頑張れ!
ピーター・ジャクソン!
ダイエットの成果かも知れないが、もう少し太っても良いぞ。
と思うのだ。
余談だがジャッキー・チェン情報をひとつ。
トニー・ジャーとの競演がささやかれるジャッキー・チェンだが、以前ジェネオン・エンターテインメント(旧パイオニアLDC)が版権を持っていたジャッキー・チェン関連作品の権利がユニバーサル・ピクチャーズに移行。
来年3月以降、国内版DVDが続々リリースされるようです。
勿論吹替えは、石丸博也、水島裕ら。
今回は「プロジェクトA」シリーズ、「ポリス・ストーリー」シリーズが目玉になっています。
題して「香港電影最強大全第一弾」なのだ。
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「ターミナル」に隠された意図 その3
2004年12月28日 映画
引き続き「ターミナル」に隠されたスティーヴン・スルバーグの意図を探ってみよう。
=+=+=+=+=
先ずは、こちらを読んでいただきたい。
「ターミナル」☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1
■「JFK国際空港」が意味すること
http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2
■「スタートレック」引用の理由
http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
=+=+=+=+=
それでは、
「ターミナル」に隠された意図 その3
をお送りします。
■「罪」を犯す人々
御幣はあるが、「ターミナル」の主要登場人物は、一部の例外を除いて「ルール」や「法規」を能動的に守らない人物、大なり小なり罪を犯している人物として描かれている。
例えば、アメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は不倫をしているし、ジョー(チー・マクブライド)、エンリケ(ディエゴ・ルナ)、グプタ(クマール・パラーナ)は空港内の遺失物を横領の上、私益に供している。更にエンリケは立入禁止区域にビクター(トム・ハンクス)を招じた上、食料の横流しをしている。グプタの過去の罪については言うまでもないだろう。
また、フランク(スタンリー・トゥッチ)はビクターに対し何度も空港からの違法退去を教唆(きょうさ)しているし、レイ(バリー・シャバカ・ヘンリー)は犯罪行為を看過した上、フランクの業務命令に服従しない。
ここまで徹底しているとなると、ほとんどの登場人物を広義の意味での犯罪者として描くスピルバーグには、なんらかの意図があると考えて差支えないだろう。
さて、我等が主人公ビクター(トム・ハンクス)はどうだろう。果たして何か罪を犯しているのだろうか。
答えは否である。
勿論、ビクターは空港内の一角を不当占拠しているし、トランプ賭博で遺失物を私益に供する片棒を担いでいる。
また、建設業者に対し、自らを語らない事により間接的に虚偽の申請をしているし、更に建設業者の物品を私益に供している。
しかしこれは能動的な犯罪行為ではなく、善意から派生する受動的な行為、現状を甘受する行為として描かれており、情状酌量の余地が多々ある行為と言える。
そして、上記のような受動的な罪を除けば、ビクターは「ルール」や「法規」を遵守する、はっきり言って莫迦正直な人物として描かれているのである。
例えば、前述のようにフランクから幾度となく、空港を退去するよう仄めかされても(犯罪教唆)、ビクターは定められた「ルール」を遵守する行動に終始する。
いくばくかの迷いを見せる事はあるものの、ビクターは不正を行わない心を持ち合わせているのだ。
これは、キリストが荒れ地で受けた悪魔の誘惑になぞらえているのかも知れない。
40日の間、食事をしなかったキリストと、飢えるビクターが重なって見えるし、フランクの誘惑(犯罪教唆)に打ち勝つあたりも、キリストの受難説を肯定しているかも知れない。
こんなエピソードもある。
カートの原状復帰を行うことにより、小銭を得ることに気付いたビクターは、空港内のカートを集め始める。
それを見たフランクは、空港内の整理を目的とした職員を雇用する事を決断する。
多くの観客は「あぁ、フランクはビクターを雇うつもりだな、ビクターの生活も少しは楽になるのかな」と胸を撫で下ろすとともに、「フランクもなんだかんだ言っても良い奴だな」と思った瞬間、新たに雇用された白人男性がビクターの前に登場する訳である。
その瞬間、ほとんどの人は、少なくても現在集めて運んでいるカート位は、自分で戻すことを主張し、いくらかの小銭をせしめる事を要求するだろう。わたしもそうするだろうし、あなたも多分そうするだろう。
しかし、ビクターはそうせず、理不尽な現状を甘受し、自らの集めたカートを後にするのである。
(※ このシークエンスは、白人の雇用を守るために、マイノリティの仕事を取り上げている事を暗喩しています。後日、後述するかもしれません。)
このシークエンスからもビクターは、仮に理不尽な命令であろうとも、「ルール」や「法規」に準じていれば、それに従う人物である事が見て取れるのだ。
また、ビクターがよく食べていたクラッカーのケチャップ・サンドやマスタード・サンド。
飢えを満たすまでには行かないものの、あのクラッカーやケチャップ、マスタードはおそらくバーやラウンジで無料(フリー)で
配られているものだろう。
この辺りからも、飢えを満たすために窃盗を行うのではなく、「ルール」や「法規」に莫迦正直に従うキャラクターとして設定されているのだ。
これは、「ターミナル」における「空港」が「都市」や「世界」を象徴していることから、現代社会の中で広義の犯罪を犯し続けているわれわれの中にも、莫迦正直に「ルール」や「法規」を遵守しつづける、ピュアでイノセントな人物が存在する、というある種の「希望」や「理想」を描いているのではないだろうか。
そして、その人物が、英語を解さない、東欧の小国クラコウジア出身のビクターであるところが、いかにも象徴的である。
本作「ターミナル」では、とかくアメリカ社会では迫害され差別される感が否めないマイノリティが、人類の「理想」であり「希望」の象徴として描かれている訳なのだ。
犯罪にまみれた大衆の中の唯一の希望、それがビクターなのである。
そしてこれについても、ユダヤ人としてのスティーヴン・スピルバーグの「意図」が見え隠れしているのではないだろうか。
=+=+=+=+=+=
どうでしょう?
皆さんついて来ていますか?
はっきり言って、深読みしすぎの最早「妄想」に近いのかも知れませんが、こんな考え方もある訳です。
=+=+=+=+=+=
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先ずは、こちらを読んでいただきたい。
「ターミナル」☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「ターミナル」に隠された意図 その1
■「JFK国際空港」が意味すること
http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2
■「スタートレック」引用の理由
http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
=+=+=+=+=
それでは、
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をお送りします。
■「罪」を犯す人々
御幣はあるが、「ターミナル」の主要登場人物は、一部の例外を除いて「ルール」や「法規」を能動的に守らない人物、大なり小なり罪を犯している人物として描かれている。
例えば、アメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は不倫をしているし、ジョー(チー・マクブライド)、エンリケ(ディエゴ・ルナ)、グプタ(クマール・パラーナ)は空港内の遺失物を横領の上、私益に供している。更にエンリケは立入禁止区域にビクター(トム・ハンクス)を招じた上、食料の横流しをしている。グプタの過去の罪については言うまでもないだろう。
また、フランク(スタンリー・トゥッチ)はビクターに対し何度も空港からの違法退去を教唆(きょうさ)しているし、レイ(バリー・シャバカ・ヘンリー)は犯罪行為を看過した上、フランクの業務命令に服従しない。
ここまで徹底しているとなると、ほとんどの登場人物を広義の意味での犯罪者として描くスピルバーグには、なんらかの意図があると考えて差支えないだろう。
さて、我等が主人公ビクター(トム・ハンクス)はどうだろう。果たして何か罪を犯しているのだろうか。
答えは否である。
勿論、ビクターは空港内の一角を不当占拠しているし、トランプ賭博で遺失物を私益に供する片棒を担いでいる。
また、建設業者に対し、自らを語らない事により間接的に虚偽の申請をしているし、更に建設業者の物品を私益に供している。
しかしこれは能動的な犯罪行為ではなく、善意から派生する受動的な行為、現状を甘受する行為として描かれており、情状酌量の余地が多々ある行為と言える。
そして、上記のような受動的な罪を除けば、ビクターは「ルール」や「法規」を遵守する、はっきり言って莫迦正直な人物として描かれているのである。
例えば、前述のようにフランクから幾度となく、空港を退去するよう仄めかされても(犯罪教唆)、ビクターは定められた「ルール」を遵守する行動に終始する。
いくばくかの迷いを見せる事はあるものの、ビクターは不正を行わない心を持ち合わせているのだ。
これは、キリストが荒れ地で受けた悪魔の誘惑になぞらえているのかも知れない。
40日の間、食事をしなかったキリストと、飢えるビクターが重なって見えるし、フランクの誘惑(犯罪教唆)に打ち勝つあたりも、キリストの受難説を肯定しているかも知れない。
こんなエピソードもある。
カートの原状復帰を行うことにより、小銭を得ることに気付いたビクターは、空港内のカートを集め始める。
それを見たフランクは、空港内の整理を目的とした職員を雇用する事を決断する。
多くの観客は「あぁ、フランクはビクターを雇うつもりだな、ビクターの生活も少しは楽になるのかな」と胸を撫で下ろすとともに、「フランクもなんだかんだ言っても良い奴だな」と思った瞬間、新たに雇用された白人男性がビクターの前に登場する訳である。
その瞬間、ほとんどの人は、少なくても現在集めて運んでいるカート位は、自分で戻すことを主張し、いくらかの小銭をせしめる事を要求するだろう。わたしもそうするだろうし、あなたも多分そうするだろう。
しかし、ビクターはそうせず、理不尽な現状を甘受し、自らの集めたカートを後にするのである。
(※ このシークエンスは、白人の雇用を守るために、マイノリティの仕事を取り上げている事を暗喩しています。後日、後述するかもしれません。)
このシークエンスからもビクターは、仮に理不尽な命令であろうとも、「ルール」や「法規」に準じていれば、それに従う人物である事が見て取れるのだ。
また、ビクターがよく食べていたクラッカーのケチャップ・サンドやマスタード・サンド。
飢えを満たすまでには行かないものの、あのクラッカーやケチャップ、マスタードはおそらくバーやラウンジで無料(フリー)で
配られているものだろう。
この辺りからも、飢えを満たすために窃盗を行うのではなく、「ルール」や「法規」に莫迦正直に従うキャラクターとして設定されているのだ。
これは、「ターミナル」における「空港」が「都市」や「世界」を象徴していることから、現代社会の中で広義の犯罪を犯し続けているわれわれの中にも、莫迦正直に「ルール」や「法規」を遵守しつづける、ピュアでイノセントな人物が存在する、というある種の「希望」や「理想」を描いているのではないだろうか。
そして、その人物が、英語を解さない、東欧の小国クラコウジア出身のビクターであるところが、いかにも象徴的である。
本作「ターミナル」では、とかくアメリカ社会では迫害され差別される感が否めないマイノリティが、人類の「理想」であり「希望」の象徴として描かれている訳なのだ。
犯罪にまみれた大衆の中の唯一の希望、それがビクターなのである。
そしてこれについても、ユダヤ人としてのスティーヴン・スピルバーグの「意図」が見え隠れしているのではないだろうか。
=+=+=+=+=+=
どうでしょう?
皆さんついて来ていますか?
はっきり言って、深読みしすぎの最早「妄想」に近いのかも知れませんが、こんな考え方もある訳です。
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「レディ・ウェポン」
2004年12月27日 映画2004/12/24 東京新宿「新宿ジョイシネマ3」で「レディ・ウェポン」を観た。
ローマのホテルで暗殺事件が起きた。
犯人は長身の美女。彼女は現場から逃走する途中、マダムM(アルメン・ウォン/黄佩霞)と呼ばれる謎の女性を密偵していたCIA捜査官ジャック(ダニエル・ウー/呉彦祖)らに一時は身柄を拘束されるが、マダムMにより口封じのため殺されてしまう。
優秀な暗殺者を失ってしまったマダムMは、美しく運動能力に秀でた少女たちを世界各地から誘拐。南の島で訓練し、失った暗殺者の後継者として、美貌と肉体を武器にする一流の暗殺者の育成を謀る。
マダムMの下で、暗殺者に仕立て上げられるべく誘拐されたシャーリーン(マギー・Q)、キャット(アンヤ/安雅)、ジン(ジュエル・リー/李幸)ら40人の少女。
逃げ出す者は容赦なく射殺される孤島で、少女たちは地獄の特訓を強いられ、戦闘の知識、暗殺の技を叩き込まれる。
やがて、6年の歳月が流れ、最終テストの日が来る。
その最終テストとは、厳しい訓練を共に耐え抜いた同士たちと殺し合いをして、生き残った1人だけがプロの殺し屋として卒業できるという非常なものだったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:チン・シウトン(程小東)
出演:マギー・Q(シャーリーン)、アンヤ(キャット)、ダニエル・ウー(ジャック)、アルメン・ウォン(マダムM)、アンドリュー・リン(リュウイチ)、チェン・ペイペイ(フェイ)、ジゥエル・リー(ジン)
東京では、当初から2週間限定公開が決まっていた本作「レディ・ウェポン(原題:「赤裸特工」)」は、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987)」、「テラコッタ・ウォリア/秦俑(1989)」、「沈黙の聖戦(2003)」のチン・シウトンの2002年の作品である。
チン・シウトンと言えば、最近は監督と言うよりは、「HERO/英雄」、「LOVERS」、「少林サッカー」等のアクション監督として有名かも知れない。
そんなチウ・シウトンの「レディ・ウェポン」は、最早脚本などどうでも良い、娯楽アクション作品に仕上がっている。
因みに、ツイ・ハーク曰く、「ジョン・ウーは女性を描けない、チウ・シウトンは女性アクションにしか興味が無い」。と言う言葉を信じると、本作「レディ・ウェポン」はチン・シウトンが満を持して製作した女性アクションの決定版だと言えるのだ。
先ずは冒頭の暗殺シークエンスのアクションから、少女達が誘拐されて特訓が始まるまでの流れが凄い。はっきり言って、凄いキャッチーだし、流れるような演出で舞台背景を一気に描いている。
また、女優の皆さんはところどころのシーンでは半裸に近いし、タンクトップに短パンで行われる特訓シーンも南の孤島の海岸で行われるんで、タンクトップも濡れてくるし。
小学生諸君には、リビトーを刺激する、心理的外傷的な作品になるかも知れませんぞ。
そんなこんなの、特訓シーンも良い。
勿論「ニキータ」等の影響もあるのか、化粧やテーブルマナーの特訓があるあたりも良い印象を受ける。
ついでに最終テストもきている。
仲間同士で殺し合い、残った者がプロの殺し屋になる、と言う設定は「あずみ」にも似ているが、本作「レディ・ウェポン」では、「あずみ」では、さらっと流す感じで明確に描かれなかった仲間同士の死闘がきっちりと描かれているのも凄い。ついでに卒業パーティも凄いぞ。
卒業パーティにおいて、ワインの銘柄と年代を当てさせるところがにくい。
また、卒業後、マダムMの指示の下行う暗殺任務のアクションも凄い。ちょっと「レオン」を彷彿とさせるのが難点だが。
しかし、アクションはともかく、その後の展開が微妙なのだ。
一例を挙げると、シャーリーンは、マダムMに対して、どういう感情を持っているのか良くわからないのだ。
育ててくれた感謝の気持ちを持っているのか、友達を殺させた事に対する、または誘拐された事に対する憎しみを持っているのか、なんとも釈然としないのだ。
そのため、中盤までのシャーリーンの行動原理が良くわからないのだ。
勿論、ラストのバトルにシャーリーンを追いやるプロットは明確であるから、多くの観客は気が付いたら、握りこぶしを作りながら、歯を食いしばり、シャーリーンを応援しているだろうし、結果的にはカタルシスは勿論、感動すらしてしまう自分も居る訳だ。
しかし、ちょっと待てよ。
本当にそれで良かったのか?
おかしなところがいっぱいあるんじゃねえの?
しかし、そんな事はどうでも良いのだ、復讐と暗殺と謀殺とアクションと、心の琴線を捻じ切るようなハードなプロットと演出が心地良いのだ。また、アクションもスタントマンを使わず俳優達にやらせた、と言うスタンスにも好感が持てるのだ。
「HERO/英雄」や「LOVERS」の絵画のようなアクションがあると思えば、フル・コンタクト系のアクションもある、勿論銃撃や剣技もあるし、画的にはちょっと地味かも知れないが、様々なテイストのアクションが楽しめる作品なのだ。
ジェット・リーのハリウッド系の作品のテイストに似ているかもしれない。それを女性でやり切っているのが凄いと思うのだ。
お笑いの無い「チャーリーズ・エンジェル」と言ったところかも。
キャストは、やはりマギー・Q(シャーリーン)だろう。
ポスター等のアートワークは、原版では全裸で抱き合うマギーQとアンヤ(キャット)のスチールが使用されていたのだが、国内ブロモーション用の宣材は、その全裸のスチールに迷彩模様を描き込んだ、もしかすると当初の図版よりキャッチーなものになっているのだが、マギーQにしろアンヤにしろ、所謂体当たりの演技に好感が持てるのだ。
また、シャーリーンの母親フェイを演じたチェン・ペイペイも良かった。泣かせどころですな。
更に、観客に強烈な印象を与えるのはシャーリーンの敵役になるアンドリュー・リン(リュウイチ)だろう。役名が日本人の名前だと言うのも日本人としては嬉しい気持ちである。
日本人特有の変質的でサイコで危ないキャラクターを見事に演じている。
そして、CIA捜査官ジャックを演じたダニエル・ウーも結構良かった。あまり活躍しないところも良いのだ。(ジャック:ダニエル・ウーって言うのは何かの冗談ですかね)
残念ながら、東京では12/24で終映してしまっているが、機会があれば観て欲しい作品なのだ。(大阪は12/25上映開始らしいです)
とは言うものの、素人さんは、うかつに手を出してはいけない種類の作品かと思うのだ。
個人的には、年間80本以上劇場で映画を観ている人向けの作品だと思うのだ。
☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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ローマのホテルで暗殺事件が起きた。
犯人は長身の美女。彼女は現場から逃走する途中、マダムM(アルメン・ウォン/黄佩霞)と呼ばれる謎の女性を密偵していたCIA捜査官ジャック(ダニエル・ウー/呉彦祖)らに一時は身柄を拘束されるが、マダムMにより口封じのため殺されてしまう。
優秀な暗殺者を失ってしまったマダムMは、美しく運動能力に秀でた少女たちを世界各地から誘拐。南の島で訓練し、失った暗殺者の後継者として、美貌と肉体を武器にする一流の暗殺者の育成を謀る。
マダムMの下で、暗殺者に仕立て上げられるべく誘拐されたシャーリーン(マギー・Q)、キャット(アンヤ/安雅)、ジン(ジュエル・リー/李幸)ら40人の少女。
逃げ出す者は容赦なく射殺される孤島で、少女たちは地獄の特訓を強いられ、戦闘の知識、暗殺の技を叩き込まれる。
やがて、6年の歳月が流れ、最終テストの日が来る。
その最終テストとは、厳しい訓練を共に耐え抜いた同士たちと殺し合いをして、生き残った1人だけがプロの殺し屋として卒業できるという非常なものだったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:チン・シウトン(程小東)
出演:マギー・Q(シャーリーン)、アンヤ(キャット)、ダニエル・ウー(ジャック)、アルメン・ウォン(マダムM)、アンドリュー・リン(リュウイチ)、チェン・ペイペイ(フェイ)、ジゥエル・リー(ジン)
東京では、当初から2週間限定公開が決まっていた本作「レディ・ウェポン(原題:「赤裸特工」)」は、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987)」、「テラコッタ・ウォリア/秦俑(1989)」、「沈黙の聖戦(2003)」のチン・シウトンの2002年の作品である。
チン・シウトンと言えば、最近は監督と言うよりは、「HERO/英雄」、「LOVERS」、「少林サッカー」等のアクション監督として有名かも知れない。
そんなチウ・シウトンの「レディ・ウェポン」は、最早脚本などどうでも良い、娯楽アクション作品に仕上がっている。
因みに、ツイ・ハーク曰く、「ジョン・ウーは女性を描けない、チウ・シウトンは女性アクションにしか興味が無い」。と言う言葉を信じると、本作「レディ・ウェポン」はチン・シウトンが満を持して製作した女性アクションの決定版だと言えるのだ。
先ずは冒頭の暗殺シークエンスのアクションから、少女達が誘拐されて特訓が始まるまでの流れが凄い。はっきり言って、凄いキャッチーだし、流れるような演出で舞台背景を一気に描いている。
また、女優の皆さんはところどころのシーンでは半裸に近いし、タンクトップに短パンで行われる特訓シーンも南の孤島の海岸で行われるんで、タンクトップも濡れてくるし。
小学生諸君には、リビトーを刺激する、心理的外傷的な作品になるかも知れませんぞ。
そんなこんなの、特訓シーンも良い。
勿論「ニキータ」等の影響もあるのか、化粧やテーブルマナーの特訓があるあたりも良い印象を受ける。
ついでに最終テストもきている。
仲間同士で殺し合い、残った者がプロの殺し屋になる、と言う設定は「あずみ」にも似ているが、本作「レディ・ウェポン」では、「あずみ」では、さらっと流す感じで明確に描かれなかった仲間同士の死闘がきっちりと描かれているのも凄い。ついでに卒業パーティも凄いぞ。
卒業パーティにおいて、ワインの銘柄と年代を当てさせるところがにくい。
また、卒業後、マダムMの指示の下行う暗殺任務のアクションも凄い。ちょっと「レオン」を彷彿とさせるのが難点だが。
しかし、アクションはともかく、その後の展開が微妙なのだ。
一例を挙げると、シャーリーンは、マダムMに対して、どういう感情を持っているのか良くわからないのだ。
育ててくれた感謝の気持ちを持っているのか、友達を殺させた事に対する、または誘拐された事に対する憎しみを持っているのか、なんとも釈然としないのだ。
そのため、中盤までのシャーリーンの行動原理が良くわからないのだ。
勿論、ラストのバトルにシャーリーンを追いやるプロットは明確であるから、多くの観客は気が付いたら、握りこぶしを作りながら、歯を食いしばり、シャーリーンを応援しているだろうし、結果的にはカタルシスは勿論、感動すらしてしまう自分も居る訳だ。
しかし、ちょっと待てよ。
本当にそれで良かったのか?
おかしなところがいっぱいあるんじゃねえの?
しかし、そんな事はどうでも良いのだ、復讐と暗殺と謀殺とアクションと、心の琴線を捻じ切るようなハードなプロットと演出が心地良いのだ。また、アクションもスタントマンを使わず俳優達にやらせた、と言うスタンスにも好感が持てるのだ。
「HERO/英雄」や「LOVERS」の絵画のようなアクションがあると思えば、フル・コンタクト系のアクションもある、勿論銃撃や剣技もあるし、画的にはちょっと地味かも知れないが、様々なテイストのアクションが楽しめる作品なのだ。
ジェット・リーのハリウッド系の作品のテイストに似ているかもしれない。それを女性でやり切っているのが凄いと思うのだ。
お笑いの無い「チャーリーズ・エンジェル」と言ったところかも。
キャストは、やはりマギー・Q(シャーリーン)だろう。
ポスター等のアートワークは、原版では全裸で抱き合うマギーQとアンヤ(キャット)のスチールが使用されていたのだが、国内ブロモーション用の宣材は、その全裸のスチールに迷彩模様を描き込んだ、もしかすると当初の図版よりキャッチーなものになっているのだが、マギーQにしろアンヤにしろ、所謂体当たりの演技に好感が持てるのだ。
また、シャーリーンの母親フェイを演じたチェン・ペイペイも良かった。泣かせどころですな。
更に、観客に強烈な印象を与えるのはシャーリーンの敵役になるアンドリュー・リン(リュウイチ)だろう。役名が日本人の名前だと言うのも日本人としては嬉しい気持ちである。
日本人特有の変質的でサイコで危ないキャラクターを見事に演じている。
そして、CIA捜査官ジャックを演じたダニエル・ウーも結構良かった。あまり活躍しないところも良いのだ。(ジャック:ダニエル・ウーって言うのは何かの冗談ですかね)
残念ながら、東京では12/24で終映してしまっているが、機会があれば観て欲しい作品なのだ。(大阪は12/25上映開始らしいです)
とは言うものの、素人さんは、うかつに手を出してはいけない種類の作品かと思うのだ。
個人的には、年間80本以上劇場で映画を観ている人向けの作品だと思うのだ。
☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「The Film / Chanel No.5」Chanel
2004年12月26日 CF(CM)/PV2004/12/25
5が付く日だけに放映される、と言われるニコール・キッドマン主演の「Chanel No.5」のCF(CM)のフル・バージョン(120秒)を初めて観た。
タイトル:「The Film」
監督:バズ・ラーマン
撮影:マンディ・ウォーカー
美術:キャサリン・マーティン
出演:ニコール・キッドマン、ロドリゴ・サントロ
本作「The Film」は、CF(CM)史に残るであろう素晴らしい作品に仕上がっている。
とは言うものの、最早CF(CM)と言うよりは、CF(CM)の形を借りたショート・フィルムの傑作と言っても差支えが無い叙情的で、感動的な素晴らしいラブ・ストーリーだと言える。
物語は、世界的に著名な女優(ニコール・キッドマン ※)が失踪した数日間、ただの若者(ロドリゴ・サントロ)と恋に落ちるが、数日後彼女は若者の前から去る。
キス、微笑み、そして香りを残して・・・・
音楽はベートーベンの「月光」をモチーフにした趣きのあるもの。
撮影は「ニュースの天才」のマンディ・ウォーカー。
衣装・美術は、「ムーラン・ルージュ」のキャサリン・マーティン。
そして監督は同じく「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマンである。
世界観は、「ムーラン・ルージュ」の世界観を現代に再構築したような雰囲気を醸し出している。
特に「ベルリン天使の歌」を髣髴とさせるような、シャネルの看板のセットが大変素晴らしい。
撮影は色調を落としたシックなもので、ゆっくりとしたトラック移動が効果的である。
ツイ・ハークが好んで使うドーリー移動の雰囲気である。
そして、キャストのニコール・キッドマンは言うまでも無く大変素晴らしく、ラストの表情は絶品である。
また、ロドリゴ・サントロも朴訥でいながら洗練されている世間知らずの若者を見事に演じている。
そして考えなければならないのは、本作「The Film」は「ローマの休日」をモチーフとしている事である。
アン王女(オードリー・ヘプバーン)とジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)との恋が完全に現代に蘇っているのだ。
また、彼女が失踪後タクシーに飛び乗って彼と出会うのだが、この辺りは「オズの魔法使い」のイエロー・ブリック・ロードをイエロー・キャブに見立てた暗喩がされている。
竜巻(emotional breakdown)に巻き込まれ、オズの魔法の国(庶民の生活)に飛ばされてしまったドロシー(女優)はイエロー・ブリック・ロード(イエロー・キャプ)に従って、結果的には我が家(ショウ・ビジネス界)に戻る。
とも読み取れるのである。
CF(CM)に使うとは、何とも勿体無い素晴らしいプロットだと思うのだ。
本作「The Film」は、映画の素晴らしさを再確認させてくれる、本当に素晴らしいCF(CM)に仕上がっているのだ。
必見!!
ココではクレジット付きの180秒バージョンの「The Film」を観る事が出来ます。
http://www.joeytomatoes.com/chanelno5thefilm.htm
※ セリフを聞く限りは、彼女は(自称)ダンサーである。
因みに、彼女の失踪を告げるニュースのナレーションでは、most famous の後はわたしには聞き取れないが、おそらく彼女は世界的な女優だと思われる。(GONE! と言う新聞の見出しや、ラストのレッド・カーペット等からの類推)
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5が付く日だけに放映される、と言われるニコール・キッドマン主演の「Chanel No.5」のCF(CM)のフル・バージョン(120秒)を初めて観た。
タイトル:「The Film」
監督:バズ・ラーマン
撮影:マンディ・ウォーカー
美術:キャサリン・マーティン
出演:ニコール・キッドマン、ロドリゴ・サントロ
本作「The Film」は、CF(CM)史に残るであろう素晴らしい作品に仕上がっている。
とは言うものの、最早CF(CM)と言うよりは、CF(CM)の形を借りたショート・フィルムの傑作と言っても差支えが無い叙情的で、感動的な素晴らしいラブ・ストーリーだと言える。
物語は、世界的に著名な女優(ニコール・キッドマン ※)が失踪した数日間、ただの若者(ロドリゴ・サントロ)と恋に落ちるが、数日後彼女は若者の前から去る。
キス、微笑み、そして香りを残して・・・・
音楽はベートーベンの「月光」をモチーフにした趣きのあるもの。
撮影は「ニュースの天才」のマンディ・ウォーカー。
衣装・美術は、「ムーラン・ルージュ」のキャサリン・マーティン。
そして監督は同じく「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマンである。
世界観は、「ムーラン・ルージュ」の世界観を現代に再構築したような雰囲気を醸し出している。
特に「ベルリン天使の歌」を髣髴とさせるような、シャネルの看板のセットが大変素晴らしい。
撮影は色調を落としたシックなもので、ゆっくりとしたトラック移動が効果的である。
ツイ・ハークが好んで使うドーリー移動の雰囲気である。
そして、キャストのニコール・キッドマンは言うまでも無く大変素晴らしく、ラストの表情は絶品である。
また、ロドリゴ・サントロも朴訥でいながら洗練されている世間知らずの若者を見事に演じている。
そして考えなければならないのは、本作「The Film」は「ローマの休日」をモチーフとしている事である。
アン王女(オードリー・ヘプバーン)とジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)との恋が完全に現代に蘇っているのだ。
また、彼女が失踪後タクシーに飛び乗って彼と出会うのだが、この辺りは「オズの魔法使い」のイエロー・ブリック・ロードをイエロー・キャブに見立てた暗喩がされている。
竜巻(emotional breakdown)に巻き込まれ、オズの魔法の国(庶民の生活)に飛ばされてしまったドロシー(女優)はイエロー・ブリック・ロード(イエロー・キャプ)に従って、結果的には我が家(ショウ・ビジネス界)に戻る。
とも読み取れるのである。
CF(CM)に使うとは、何とも勿体無い素晴らしいプロットだと思うのだ。
本作「The Film」は、映画の素晴らしさを再確認させてくれる、本当に素晴らしいCF(CM)に仕上がっているのだ。
必見!!
ココではクレジット付きの180秒バージョンの「The Film」を観る事が出来ます。
http://www.joeytomatoes.com/chanelno5thefilm.htm
※ セリフを聞く限りは、彼女は(自称)ダンサーである。
因みに、彼女の失踪を告げるニュースのナレーションでは、most famous の後はわたしには聞き取れないが、おそらく彼女は世界的な女優だと思われる。(GONE! と言う新聞の見出しや、ラストのレッド・カーペット等からの類推)
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