2005/07/20 東京神保町「日本教育会館一ツ橋ホール」で「七人の弔」の試写を観た。
夏休み、川原でキャンプをしているのは、全国から集まってきた七組の親子たち。
楽しいハズの親子キャンプなのに、七人のこどもたちはみな浮かない顔をしている。親たちがいつもと違って、妙にやさしく、「いい親子」を演じようとしているからだ。
やがて謎の指導員・垣内(ダンカン)が無表情のまま、親だけを集めて説明を始める。これは、単なる親子ツアーでもなければ、特別合宿でもない。子供たちの臓器を売買する秘密の”契約場所”だったのだ!
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ダンカン
出演:ダンカン(垣内仁)、渡辺いっけい(河原功一)、高橋ひとみ(中尾君代)、いしのようこ(橋本染子)、山崎一(柳岡秀男)、温水洋一(横山春樹)、保積ぺぺ(西山政彦)、有薗芳記(前田憲夫)、山田能龍(住田昇)、水木薫(西山美千代)、中村友也(河原潤平)、川原真琴(中尾晴美)、柳生みゆ(西山翔子)、石原圭人(前田正一)、波田野秀斗(横山一樹)、戸島俊季(柳岡三郎)、松川真之介(橋本慎一)
本作「七人の弔」は、比較的良くできた社会派ブラック・コメディである。
しかもダンカンの第一回監督作品であり、ついでに「モスクワ国際映画祭」正式出品作品でもある。
そう考えた場合、本作のタイトル「七人の弔」は、なんとふざけたタイトルを付けたものだ、と思わずにはいられない。
本作がふざけた作品だったのならいざ知らず、本作は作品や題材に対し真摯に取り組んだ作品であり、自らの第一回監督作品と言う記念すべき作品でもあるのだから、出来ればオリジナルのタイトルで勝負して欲しかったと思うのだ。
と言うのも、わたしは本作に驚かされたのである。
「七人の弔」はわたしの先入観を超え、わたしの想像以上に映画していたのである。
まず驚いたのが、背景となる部分を徹底的に省略している点だった。
おそらく一般の映像作家ならば、本作の舞台背景として、垣内(ダンカン)が関与する「子供の臓器売買ネットワーク」を描くのではないかと思う。
しかしながら、いくつかの描写はあるものの、本作ではほとんどと言って良いほど「子供の臓器売買ネットワーク」を描いていない。
物語を描く上で、作品に必要な部分と不必要な部分とを明確に切り分けているのだ。この大胆な背景の省略は、舞台脚本または京劇の背景の省略にも近い印象を受けた。
脚本としては、奇をてらったところが無く、順当にそして淡々と物語は進み、前半から中盤にかけては、現在と過去を行き来する演出は勿論ベタではあるが、登場人物のキャラクターを掘り下げる上で非常に効果的である。
後半部分は、観客の多くは既に物語の結末を予期しており、関心はどうやって予想通りの結末に物語を導くのか、と言う一点に収束してしまっているのだ。
これはスタンリー・キューブリックが「ロリータ」で行った手法に近い印象を受けた。
ラストを先に知らせ、何故そのラストが起きたのかを観客を引っ張りながら描写する手法である。
そしてラストのシークエンスにおいて、本作は恐ろしいほどシニカルな歌で締めくくられる。
これは「ダーティー・ハリー」のバスのシークエンスと比較すると面白いかも知れない。
さて、脚本だが、残念だなと思ったのは、「若い臓器のほうが価値がある」と言う部分が、いつの間にか脚本からすっかり抜け落ちてしまっているところである。この点をスマートに解決する脚本が望ましかったとわたしは思う。
その他の部分は、特に親側の高度や言動にやりすぎの感は否めないが、それは舞台演劇的な見方をすれば、おおむね問題ではないと思う。
また、「七人の弔」と言うタイトルを付けた以上、家族の人数をもう少し考えた方が良かったと思う。上手くすれば、ダブル・ミーニング的な上手いタイトルになったかも知れないのだ。
キャストについては特に言うべきものは無い。皆さんの想像通りの演技が繰り広げられ、順当に演出されている。
テンポは、間と言えば間なのだが、比較的スローモーな印象を受ける。密度の高い間では無く、散漫な間のような印象を受ける。
子役の皆さんは子役の皆さんで大活躍である。
児童虐待されている子供達である、と言う点には若干の違和感とリアリティの欠如を感じるが、本作はファンタジー的な作品に仕上がっているので、不問とする。
本作「七人の弔」は、例えば年に20本とか30本程度しか映画を観ないような人にはあまりオススメはしないが、50本以上観ているような人には、観て損は無い良質の作品に仕上がっていると、オススメ出来る作品である。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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夏休み、川原でキャンプをしているのは、全国から集まってきた七組の親子たち。
楽しいハズの親子キャンプなのに、七人のこどもたちはみな浮かない顔をしている。親たちがいつもと違って、妙にやさしく、「いい親子」を演じようとしているからだ。
やがて謎の指導員・垣内(ダンカン)が無表情のまま、親だけを集めて説明を始める。これは、単なる親子ツアーでもなければ、特別合宿でもない。子供たちの臓器を売買する秘密の”契約場所”だったのだ!
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ダンカン
出演:ダンカン(垣内仁)、渡辺いっけい(河原功一)、高橋ひとみ(中尾君代)、いしのようこ(橋本染子)、山崎一(柳岡秀男)、温水洋一(横山春樹)、保積ぺぺ(西山政彦)、有薗芳記(前田憲夫)、山田能龍(住田昇)、水木薫(西山美千代)、中村友也(河原潤平)、川原真琴(中尾晴美)、柳生みゆ(西山翔子)、石原圭人(前田正一)、波田野秀斗(横山一樹)、戸島俊季(柳岡三郎)、松川真之介(橋本慎一)
本作「七人の弔」は、比較的良くできた社会派ブラック・コメディである。
しかもダンカンの第一回監督作品であり、ついでに「モスクワ国際映画祭」正式出品作品でもある。
そう考えた場合、本作のタイトル「七人の弔」は、なんとふざけたタイトルを付けたものだ、と思わずにはいられない。
本作がふざけた作品だったのならいざ知らず、本作は作品や題材に対し真摯に取り組んだ作品であり、自らの第一回監督作品と言う記念すべき作品でもあるのだから、出来ればオリジナルのタイトルで勝負して欲しかったと思うのだ。
と言うのも、わたしは本作に驚かされたのである。
「七人の弔」はわたしの先入観を超え、わたしの想像以上に映画していたのである。
まず驚いたのが、背景となる部分を徹底的に省略している点だった。
おそらく一般の映像作家ならば、本作の舞台背景として、垣内(ダンカン)が関与する「子供の臓器売買ネットワーク」を描くのではないかと思う。
しかしながら、いくつかの描写はあるものの、本作ではほとんどと言って良いほど「子供の臓器売買ネットワーク」を描いていない。
物語を描く上で、作品に必要な部分と不必要な部分とを明確に切り分けているのだ。この大胆な背景の省略は、舞台脚本または京劇の背景の省略にも近い印象を受けた。
脚本としては、奇をてらったところが無く、順当にそして淡々と物語は進み、前半から中盤にかけては、現在と過去を行き来する演出は勿論ベタではあるが、登場人物のキャラクターを掘り下げる上で非常に効果的である。
後半部分は、観客の多くは既に物語の結末を予期しており、関心はどうやって予想通りの結末に物語を導くのか、と言う一点に収束してしまっているのだ。
これはスタンリー・キューブリックが「ロリータ」で行った手法に近い印象を受けた。
ラストを先に知らせ、何故そのラストが起きたのかを観客を引っ張りながら描写する手法である。
そしてラストのシークエンスにおいて、本作は恐ろしいほどシニカルな歌で締めくくられる。
これは「ダーティー・ハリー」のバスのシークエンスと比較すると面白いかも知れない。
さて、脚本だが、残念だなと思ったのは、「若い臓器のほうが価値がある」と言う部分が、いつの間にか脚本からすっかり抜け落ちてしまっているところである。この点をスマートに解決する脚本が望ましかったとわたしは思う。
その他の部分は、特に親側の高度や言動にやりすぎの感は否めないが、それは舞台演劇的な見方をすれば、おおむね問題ではないと思う。
また、「七人の弔」と言うタイトルを付けた以上、家族の人数をもう少し考えた方が良かったと思う。上手くすれば、ダブル・ミーニング的な上手いタイトルになったかも知れないのだ。
キャストについては特に言うべきものは無い。皆さんの想像通りの演技が繰り広げられ、順当に演出されている。
テンポは、間と言えば間なのだが、比較的スローモーな印象を受ける。密度の高い間では無く、散漫な間のような印象を受ける。
子役の皆さんは子役の皆さんで大活躍である。
児童虐待されている子供達である、と言う点には若干の違和感とリアリティの欠如を感じるが、本作はファンタジー的な作品に仕上がっているので、不問とする。
本作「七人の弔」は、例えば年に20本とか30本程度しか映画を観ないような人にはあまりオススメはしないが、50本以上観ているような人には、観て損は無い良質の作品に仕上がっていると、オススメ出来る作品である。
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もうひとつの歴史
http://mixi.jp/view_community.pl?id=261827
iPodとは、言うまでも無く、2001年10月に発売されたApple社製の小型ミュージックプレイヤーである。
しかし、このiPodの製作に、かの映画監督スタンリー・キューブリックが関わっていたことは、一般にはあまり知られていないようだ。
しかし、キューブリックがiPodのプロトタイプの製作に関わっていたのは、事実なのだ。
今日は、キューブリックがiPodのプロトタイプを製作した時の話をご披露しよう。
1964年。
「語り草になるような、いいSF映画」の製作を企画していたキューブリックは、当時隆盛を極めていた様々な企業に対し、21世紀初頭に開発され、商品化されているだろう製品情報のヒアリングやインタビューを開始した。
対象企業は多岐にわたり、航空、通信、インテリア、テーブルウェア、カメラ、照明・・・・
その企業の中の1社がIBM社だった訳である。
キューブリックは、IBM社に対するヒアリングの結果、その映画の中に登場するコンピュータのコンセプトを整え、名前をHAL9000と名付けた。
そしてそのHAL9000は、人類初の外宇宙探査船「ディスカバリー・ワン」のメイン・コンピュータとして採用され、ディスカバリー・ワン(ディスカバリー号)の全権を掌握することになった。
そして、なんとそのディスカバリー号にiPodのプロトタイプが搭載されていたのだ。
しかも3台も・・・・
1976年
スティーブ・ウォズニアックがApple Iを製作、それを見たスティーブ・ジョブズは、ニュー・ビジネスになると考え、翌年スティーブ・ウォズニアックと共にApple社を設立した。
Apple社は当時、IBM社と異なるフィールドを歩んでいたのだが、IBM社が小型コンピュータ分野への参入をはじめ、MacとPCの対立は激化していく。
Apple社は事あるごとに、IBM社との比較広告や差別化をはじめ、その一環として、ジョブズ等は、かつてIBMより一歩進んだコンピュータHALシリーズを開発したキューブリックと出会い、彼が製作した伝説のプロトタイプiPodを目にする機会に恵まれた。
ジョブズとウォズニアックは一緒にIBM社を叩き潰そうとキューブリックに持ちかけ、それに感じ入ったキューブリックはプロトタイプiPodの権利をApple社に譲り渡したのだ。
キューブリックは、2001年10月のiPodの衝撃的なデビューを待たずに他界したが、発売以来iPodは爆発的なヒットを続け、Apple社はキューブリックへの感謝の意を込めて、iPodシリーズのデザイン、アートワーク、コンセプト、CF(CM)等の多くはすべてキューブリックへのオマージュとなっている。
キューブリックへオマージュを捧げることにより、Apple社はHALと肩を並べ、相対的にIBM社の先を行く存在になったのである。
それでは、キューブリックが開発したプロトタイプiPodを紹介しよう。
aPod
http://us.imdb.com/media/rm949327872/tt0062622
bPod
http://us.imdb.com/media/rm194353152/tt0062622
cPod
http://us.imdb.com/media/rm529897472/tt0062622
そしてこれが、キューブリックの遺志をつぐiPodなのである。
http://www.apple.com/jp/ipodclassic/
因みに、ボウマンがaPodの中で聞いている、ビープ音や呼吸の音、鼓動の音に聞こえるのは、2001年当時イギリスでヒットした環境音楽である。
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iPodとは、言うまでも無く、2001年10月に発売されたApple社製の小型ミュージックプレイヤーである。
しかし、このiPodの製作に、かの映画監督スタンリー・キューブリックが関わっていたことは、一般にはあまり知られていないようだ。
しかし、キューブリックがiPodのプロトタイプの製作に関わっていたのは、事実なのだ。
今日は、キューブリックがiPodのプロトタイプを製作した時の話をご披露しよう。
1964年。
「語り草になるような、いいSF映画」の製作を企画していたキューブリックは、当時隆盛を極めていた様々な企業に対し、21世紀初頭に開発され、商品化されているだろう製品情報のヒアリングやインタビューを開始した。
対象企業は多岐にわたり、航空、通信、インテリア、テーブルウェア、カメラ、照明・・・・
その企業の中の1社がIBM社だった訳である。
キューブリックは、IBM社に対するヒアリングの結果、その映画の中に登場するコンピュータのコンセプトを整え、名前をHAL9000と名付けた。
そしてそのHAL9000は、人類初の外宇宙探査船「ディスカバリー・ワン」のメイン・コンピュータとして採用され、ディスカバリー・ワン(ディスカバリー号)の全権を掌握することになった。
そして、なんとそのディスカバリー号にiPodのプロトタイプが搭載されていたのだ。
しかも3台も・・・・
1976年
スティーブ・ウォズニアックがApple Iを製作、それを見たスティーブ・ジョブズは、ニュー・ビジネスになると考え、翌年スティーブ・ウォズニアックと共にApple社を設立した。
Apple社は当時、IBM社と異なるフィールドを歩んでいたのだが、IBM社が小型コンピュータ分野への参入をはじめ、MacとPCの対立は激化していく。
Apple社は事あるごとに、IBM社との比較広告や差別化をはじめ、その一環として、ジョブズ等は、かつてIBMより一歩進んだコンピュータHALシリーズを開発したキューブリックと出会い、彼が製作した伝説のプロトタイプiPodを目にする機会に恵まれた。
ジョブズとウォズニアックは一緒にIBM社を叩き潰そうとキューブリックに持ちかけ、それに感じ入ったキューブリックはプロトタイプiPodの権利をApple社に譲り渡したのだ。
キューブリックは、2001年10月のiPodの衝撃的なデビューを待たずに他界したが、発売以来iPodは爆発的なヒットを続け、Apple社はキューブリックへの感謝の意を込めて、iPodシリーズのデザイン、アートワーク、コンセプト、CF(CM)等の多くはすべてキューブリックへのオマージュとなっている。
キューブリックへオマージュを捧げることにより、Apple社はHALと肩を並べ、相対的にIBM社の先を行く存在になったのである。
それでは、キューブリックが開発したプロトタイプiPodを紹介しよう。
aPod
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bPod
http://us.imdb.com/media/rm194353152/tt0062622
cPod
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そしてこれが、キューブリックの遺志をつぐiPodなのである。
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因みに、ボウマンがaPodの中で聞いている、ビープ音や呼吸の音、鼓動の音に聞こえるのは、2001年当時イギリスでヒットした環境音楽である。
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「GTF 2005 TOKYO CINEMA SHOW」
2005年8月9日 映画
今週末(2005/08/12-18)、東京霞ヶ関「イイノホール」で開催される「GTF 2005 TOKYO CINEMA SHOW」だが、わたしの鑑賞スケジュールがほぼ決定した。
如何せん会期中は会社があるため、試写状は手に入れたものの、観にいけない作品が多いのが難点だが、「トーキョーシネマショー」では、今年秋以降に公開される作品を一足先に鑑賞する事が出来るので、気分はウキウキ(死語)なのだ。
それでは、わたしの「トーキョーシネマショー」鑑賞スケジュールをご紹介しよう。
8/12(金)15:00「疾走」
8/12(金)18:30「チャーリーとチョコレート工場」
8/13(土)11:00「青空のゆくえ」
8/13(土)14:00「釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪」
8/13(土)17:00「シンデレラマン」
8/14(日)11:00「ロンゲスト・ヤード」
8/14(日)14:00「ランド・オブ・ザ・デッド」
8/15(月)18:30「カーテンコール」
8/16(火)18:30「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」
8/17(水)15:00「鳶がクルリと」
なんと言ってもわたしの一番の期待はジョージ・A・ロメロの「ランド・オブ・ザ・デッド」だ!
凄え緊張しちゃうぜ!
余談だが、わたしは先日「ランド・オブ・ザ・デッド」を観て号泣している夢を見てしまった。
泣けるゾンビが観たいのだ!!
あとは勿論ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」も期待しているのだ!
しかし、実際のところ、個人的には期待と不安が入り混じった複雑な変な気持ちがしている。
本当のところは、はずしてしまうのではないかと、不安な気持ちでいっぱいなのだ。
また、個人的には「ロンゲスト・ヤード」のリメイク版にも超期待なのだ!
わたし的には、アダム・サンドラーやクリス・ロックはともかく、オリジナル版の主役だったバート・レイノルズが出ているだけで、わたしは嬉しいのだ。
と言う訳で、今週末は天国的地獄の日々なのだ!
レビューに乞ご期待かも。
★相互リンクの方々には、試写状プレゼントのお知らせありなのだ。
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如何せん会期中は会社があるため、試写状は手に入れたものの、観にいけない作品が多いのが難点だが、「トーキョーシネマショー」では、今年秋以降に公開される作品を一足先に鑑賞する事が出来るので、気分はウキウキ(死語)なのだ。
それでは、わたしの「トーキョーシネマショー」鑑賞スケジュールをご紹介しよう。
8/12(金)15:00「疾走」
8/12(金)18:30「チャーリーとチョコレート工場」
8/13(土)11:00「青空のゆくえ」
8/13(土)14:00「釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪」
8/13(土)17:00「シンデレラマン」
8/14(日)11:00「ロンゲスト・ヤード」
8/14(日)14:00「ランド・オブ・ザ・デッド」
8/15(月)18:30「カーテンコール」
8/16(火)18:30「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」
8/17(水)15:00「鳶がクルリと」
なんと言ってもわたしの一番の期待はジョージ・A・ロメロの「ランド・オブ・ザ・デッド」だ!
凄え緊張しちゃうぜ!
余談だが、わたしは先日「ランド・オブ・ザ・デッド」を観て号泣している夢を見てしまった。
泣けるゾンビが観たいのだ!!
あとは勿論ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」も期待しているのだ!
しかし、実際のところ、個人的には期待と不安が入り混じった複雑な変な気持ちがしている。
本当のところは、はずしてしまうのではないかと、不安な気持ちでいっぱいなのだ。
また、個人的には「ロンゲスト・ヤード」のリメイク版にも超期待なのだ!
わたし的には、アダム・サンドラーやクリス・ロックはともかく、オリジナル版の主役だったバート・レイノルズが出ているだけで、わたしは嬉しいのだ。
と言う訳で、今週末は天国的地獄の日々なのだ!
レビューに乞ご期待かも。
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「ライディング・ザ・ブレット」
2005年8月8日 映画
2005/08/06 東京新宿「新宿オスカー劇場」で「ライディング・ザ・ブレット」を観た。
1969年10月30日、ハロウィン。
メイン州立大学の画学生アラン・パーカー(ジョナサン・ジャクソン)は、恋人のジェシカ・ハドレー(エリカ・クリステンセン)といざこざを起こしてしまう。
アランは失意のどん底状態で自宅のバスタブにつかりながらマリファナを喫い、カミソリの刃を弄んでいたが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ミック・ギャリス
原作:スティーヴン・キング『ライディング・ザ・ブレット』(アーティストハウス刊)
出演:ジョナサン・ジャクソン(アラン・パーカー)、デヴィッド・アークエット(ジョージ・ストーブ)、クリフ・ロバートソン(農夫)、バーバラ・ハーシー(ジーン・パーカー)、エリカ・クリステンセン(ジェシカ・ハドリー)
本作「ライディング・ザ・ブレット」は、私見ではあるが、所謂ホラー映画の範疇を超えた、感動的な作品に仕上がっていた。
特にエピローグの出来は白眉だと思う。
しかしながら、本作の構成は「スタンド・バイ・ミー」のそれに酷似しており、数多くのオールディーズをフィーチャーする手法も、「スタンド・バイ・ミー」のそれを髣髴とさせる。
また、ショック・シーンや内面の自分との対話等のシークエンスは、もはや使い古されたような手法を使っている。
思うに、ミック・ギャリスは、新世代の「スタンド・バイ・ミー」を撮りたかったのではないか、と勘ぐってしまう。
事実、本作は所謂ホラー映画と言うよりは、アラン(ジョナサン・ジャクソン)がある夜体験する一夜の出来事を通じてどうなったのか、を描いている。言わば、アランの成長物語の体裁を取っているのだ。
しかし、その成長物語は、お約束の少年期から大人への成長を描くのではなく、青年期から言わば老成へ、と言うか達観への道を描いているのである。
そしてその老成した、エピローグに登場するアラン(ピーター・ラクロワ)が最高に格好良い。
これはピーター・ラクロワのルックスとも相まって「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストをも髣髴とさせる。
そして本作のコンセプトは、「グリーン・マイル」の死のメタファーの影響すら感じられる。
「グリーン・マイル」が暗喩した死への長い道のりは、本作ではブレット乗車バッジとして再生を果たしているのであり、ブレットへの行列は断頭台への行進に他ならないのだ。
本作「ライディング・ザ・ブレット」は、客を呼べる俳優をキャスティングし、もうちょっと脚本をなんとかし、メジャー配給会社が配給したならば、もしかすると凄い傑作になったかも知れない。と思う。
そして本作は、ある意味スティーヴン・キングの盟友もしくは子飼いの監督とも言えるミック・ギャリスのフィルモグラフィーを考えた場合、はっきり言ってミック・ギャリス最高の作品だと言えるのではないだろうか。
本作「ライディング・ザ・ブレット」は、大作映画に飽き飽きした観客にとって、一服の清涼剤として機能するような、さわやかな感動を与える作品に仕上がっている。
勿論ホラーの体裁を持っているし、観客を選ぶ作品ではあるが、機会があれば是非、劇場に足を運んで欲しい。
また、余談だが、本作「ライディング・ザ・ブレット」の配給会社日活の本作プロモーションは、近年稀に見る程の頑張りが見て取れる。
「キング祭り」詳細
http://www.nikkatsu.com/movie/riding/home/index.html
更に余談だが、本作のアートワークはバーニ・ライトスンがやっているのにも驚いた。
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1969年10月30日、ハロウィン。
メイン州立大学の画学生アラン・パーカー(ジョナサン・ジャクソン)は、恋人のジェシカ・ハドレー(エリカ・クリステンセン)といざこざを起こしてしまう。
アランは失意のどん底状態で自宅のバスタブにつかりながらマリファナを喫い、カミソリの刃を弄んでいたが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ミック・ギャリス
原作:スティーヴン・キング『ライディング・ザ・ブレット』(アーティストハウス刊)
出演:ジョナサン・ジャクソン(アラン・パーカー)、デヴィッド・アークエット(ジョージ・ストーブ)、クリフ・ロバートソン(農夫)、バーバラ・ハーシー(ジーン・パーカー)、エリカ・クリステンセン(ジェシカ・ハドリー)
本作「ライディング・ザ・ブレット」は、私見ではあるが、所謂ホラー映画の範疇を超えた、感動的な作品に仕上がっていた。
特にエピローグの出来は白眉だと思う。
しかしながら、本作の構成は「スタンド・バイ・ミー」のそれに酷似しており、数多くのオールディーズをフィーチャーする手法も、「スタンド・バイ・ミー」のそれを髣髴とさせる。
また、ショック・シーンや内面の自分との対話等のシークエンスは、もはや使い古されたような手法を使っている。
思うに、ミック・ギャリスは、新世代の「スタンド・バイ・ミー」を撮りたかったのではないか、と勘ぐってしまう。
事実、本作は所謂ホラー映画と言うよりは、アラン(ジョナサン・ジャクソン)がある夜体験する一夜の出来事を通じてどうなったのか、を描いている。言わば、アランの成長物語の体裁を取っているのだ。
しかし、その成長物語は、お約束の少年期から大人への成長を描くのではなく、青年期から言わば老成へ、と言うか達観への道を描いているのである。
そしてその老成した、エピローグに登場するアラン(ピーター・ラクロワ)が最高に格好良い。
これはピーター・ラクロワのルックスとも相まって「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストをも髣髴とさせる。
そして本作のコンセプトは、「グリーン・マイル」の死のメタファーの影響すら感じられる。
「グリーン・マイル」が暗喩した死への長い道のりは、本作ではブレット乗車バッジとして再生を果たしているのであり、ブレットへの行列は断頭台への行進に他ならないのだ。
本作「ライディング・ザ・ブレット」は、客を呼べる俳優をキャスティングし、もうちょっと脚本をなんとかし、メジャー配給会社が配給したならば、もしかすると凄い傑作になったかも知れない。と思う。
そして本作は、ある意味スティーヴン・キングの盟友もしくは子飼いの監督とも言えるミック・ギャリスのフィルモグラフィーを考えた場合、はっきり言ってミック・ギャリス最高の作品だと言えるのではないだろうか。
本作「ライディング・ザ・ブレット」は、大作映画に飽き飽きした観客にとって、一服の清涼剤として機能するような、さわやかな感動を与える作品に仕上がっている。
勿論ホラーの体裁を持っているし、観客を選ぶ作品ではあるが、機会があれば是非、劇場に足を運んで欲しい。
また、余談だが、本作「ライディング・ザ・ブレット」の配給会社日活の本作プロモーションは、近年稀に見る程の頑張りが見て取れる。
「キング祭り」詳細
http://www.nikkatsu.com/movie/riding/home/index.html
更に余談だが、本作のアートワークはバーニ・ライトスンがやっているのにも驚いた。
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2005/08/03 東京池袋「テアトル池袋」で「姑獲鳥の夏」を観た。
昭和20年代末の東京では、ある奇怪な噂が世間を騒がせていた。
雑司ヶ谷の久遠寺医院の娘、梗子(原田知世)が20ヵ月もの間妊娠し、夫、牧朗(恵俊彰)は密室から消えてしまったというのだ。
小説家の関口巽(永瀬正敏)はふとしたことから事件に関わり、私立探偵の榎木津礼二郎(阿部寛)と捜査に乗り出すのだが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:実相寺昭雄
原作:京極夏彦『姑獲鳥の夏』(講談社刊)
美術:池谷仙克
出演:堤真一(京極堂/中禅寺秋彦)、永瀬正敏(関口巽)、阿部寛(榎木津礼二郎)、宮迫博之(木場修太郎)、原田知世(久遠寺涼子/梗子/二役)、田中麗奈(中禅寺敦子)、清水美砂(中禅寺千鶴子)、篠原涼子(関口雪絵)、松尾スズキ(内藤赳夫)、恵俊彰(久遠寺牧朗)、寺島進(原澤伍一)、堀部圭亮(青木文蔵)、三輪ひとみ(戸田澄江)、原知佐子(澤田富子)、荒川良々(和寅)、京極夏彦(傷痍軍人/水木しげる)、すまけい(久遠寺嘉親)、いしだあゆみ(久遠寺菊乃)
とりあえず、原作は脇に除けておく。
本作「姑獲鳥の夏」は実相寺昭雄ワールド全開の作品だった。
特にその実相寺ワールドはカメラワークに顕著に現われている。
最早やりすぎと思えるほどのカメラワークに脱帽なのだ。
更に音楽と、効果音の使い方も凄い。
実相寺ファンとしては、それだけでも大満足だったりする。
美術(池谷仙克)や衣装(おおさわ千春)も素晴らしく、世界観の構築は素晴らしいものである。
キャストもそれなりに頑張っている。
言葉のバトルのようなセリフの応酬をなんとか乗り切っているし、皆さんそれなりに、雰囲気を醸し出していると思う。
しかし、残念ながら脚本(猪爪慎一)がまずい。
尤も、原作と映画は元来別物なのだと思うし、わたしは常々そう言っている。
しかしながら「姑獲鳥の夏」の原作と映画は、本当に全く別物になってしまっていた。
とは言うものの、それはそれで結構なのだが、それを差し引いても、やっぱ、お話がまずい。
折角の世界観やキャストの頑張りが台無しである。
物語の肝となるべきところへの誘導が上手く行っていないのだ。
その結果、登場人物がグダグダと自説を開陳するお話になってしまっている。
謎解きのカタルシスが感じられないのだ。
ところで、キャストについてだが、特筆すべきは、久遠寺菊乃を演じたいしだあゆみである。
市川崑の「金田一耕介」シリーズを飾った高峰三枝子、司葉子、岸恵子らに勝るとも劣らない強烈な印象を受ける。
「鬼気迫る」と言う言葉は、本作のいしだあゆみのためにある言葉なのかもしれない。
しかし、本来ならば、物語の構成を考えた場合、原田知世が鬼気迫る演技を見せるべきだったのだが、それが何とも残念である。
本作「姑獲鳥の夏」の全体の印象としては、市川崑の「金田一」シリーズの亜流のような印象を否定できない。
そう考えた場合、出来るなら、市川崑の「京極堂」シリーズも観て見たい気がするのは、わたしだけではないハズだ。
そして、京極夏彦が比較的大きな役で画面に登場するのは、「金田一耕介」シリーズに横溝正史が出たようなものだと思うのだが、原作者をコメディ・リリーフ(または狂言回し)に使うのはどうかと思うよ。
とにかく、本作「姑獲鳥の夏」は実相寺ワールドを楽しむ向きには絶対にオススメの作品だと思うが、原作ファンにはキャラクターの描写はそこそこなのだが、物語上は満足行く仕上がりではない。
しかしながら、原作への誘導を考えた場合、多くの観客に対し「京極堂」ワールドへの関心を喚起させる作品には仕上がっている。
もしかしたら続編、続々編への芽が感じられるのかも知れない。
☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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昭和20年代末の東京では、ある奇怪な噂が世間を騒がせていた。
雑司ヶ谷の久遠寺医院の娘、梗子(原田知世)が20ヵ月もの間妊娠し、夫、牧朗(恵俊彰)は密室から消えてしまったというのだ。
小説家の関口巽(永瀬正敏)はふとしたことから事件に関わり、私立探偵の榎木津礼二郎(阿部寛)と捜査に乗り出すのだが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:実相寺昭雄
原作:京極夏彦『姑獲鳥の夏』(講談社刊)
美術:池谷仙克
出演:堤真一(京極堂/中禅寺秋彦)、永瀬正敏(関口巽)、阿部寛(榎木津礼二郎)、宮迫博之(木場修太郎)、原田知世(久遠寺涼子/梗子/二役)、田中麗奈(中禅寺敦子)、清水美砂(中禅寺千鶴子)、篠原涼子(関口雪絵)、松尾スズキ(内藤赳夫)、恵俊彰(久遠寺牧朗)、寺島進(原澤伍一)、堀部圭亮(青木文蔵)、三輪ひとみ(戸田澄江)、原知佐子(澤田富子)、荒川良々(和寅)、京極夏彦(傷痍軍人/水木しげる)、すまけい(久遠寺嘉親)、いしだあゆみ(久遠寺菊乃)
とりあえず、原作は脇に除けておく。
本作「姑獲鳥の夏」は実相寺昭雄ワールド全開の作品だった。
特にその実相寺ワールドはカメラワークに顕著に現われている。
最早やりすぎと思えるほどのカメラワークに脱帽なのだ。
更に音楽と、効果音の使い方も凄い。
実相寺ファンとしては、それだけでも大満足だったりする。
美術(池谷仙克)や衣装(おおさわ千春)も素晴らしく、世界観の構築は素晴らしいものである。
キャストもそれなりに頑張っている。
言葉のバトルのようなセリフの応酬をなんとか乗り切っているし、皆さんそれなりに、雰囲気を醸し出していると思う。
しかし、残念ながら脚本(猪爪慎一)がまずい。
尤も、原作と映画は元来別物なのだと思うし、わたしは常々そう言っている。
しかしながら「姑獲鳥の夏」の原作と映画は、本当に全く別物になってしまっていた。
とは言うものの、それはそれで結構なのだが、それを差し引いても、やっぱ、お話がまずい。
折角の世界観やキャストの頑張りが台無しである。
物語の肝となるべきところへの誘導が上手く行っていないのだ。
その結果、登場人物がグダグダと自説を開陳するお話になってしまっている。
謎解きのカタルシスが感じられないのだ。
ところで、キャストについてだが、特筆すべきは、久遠寺菊乃を演じたいしだあゆみである。
市川崑の「金田一耕介」シリーズを飾った高峰三枝子、司葉子、岸恵子らに勝るとも劣らない強烈な印象を受ける。
「鬼気迫る」と言う言葉は、本作のいしだあゆみのためにある言葉なのかもしれない。
しかし、本来ならば、物語の構成を考えた場合、原田知世が鬼気迫る演技を見せるべきだったのだが、それが何とも残念である。
本作「姑獲鳥の夏」の全体の印象としては、市川崑の「金田一」シリーズの亜流のような印象を否定できない。
そう考えた場合、出来るなら、市川崑の「京極堂」シリーズも観て見たい気がするのは、わたしだけではないハズだ。
そして、京極夏彦が比較的大きな役で画面に登場するのは、「金田一耕介」シリーズに横溝正史が出たようなものだと思うのだが、原作者をコメディ・リリーフ(または狂言回し)に使うのはどうかと思うよ。
とにかく、本作「姑獲鳥の夏」は実相寺ワールドを楽しむ向きには絶対にオススメの作品だと思うが、原作ファンにはキャラクターの描写はそこそこなのだが、物語上は満足行く仕上がりではない。
しかしながら、原作への誘導を考えた場合、多くの観客に対し「京極堂」ワールドへの関心を喚起させる作品には仕上がっている。
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「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/08/06号
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2005/08/06公開
「七人の弔」未レビュー
2005/07/30公開
「ロボッツ」http://diarynote.jp/d/29346/20050802.html
「チーム★アメリカ/ワールドポリス」未レビュー
2005/07/23公開
「アイランド」http://diarynote.jp/d/29346/20050728.html
「大変な結婚」未レビュー
「ライディング・ザ・ブレット」未レビュー
2005/07/16公開
「姑獲鳥の夏」http://diarynote.jp/d/29346/20050807.html
「星になった少年/Shinning Boy & Little Randy」
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
「ライフ・イズ・ミラクル」未レビュー
「運命じゃない人」http://diarynote.jp/d/29346/20050705.html
「0:34 レイジ34フン」http://diarynote.jp/d/29346/20050706.html
2005/07/09公開
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
「HINOKIO」http://diarynote.jp/d/29346/20050623.html
2005/07/02公開
「マラソン」http://diarynote.jp/d/29346/20050712.html
「亀は意外と速く泳ぐ」http://diarynote.jp/d/29346/20050722.html
2005/06/29公開
「宇宙戦争」http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
http://diarynote.jp/d/29346/20050715.html
2005/06/25公開
「オープン・ウォーター」http://diarynote.jp/d/29346/20050617.html
「ダニー・ザ・ドッグ」未レビュー
■週末興収ベストテン
2005/07/30-31 興収ベストテン
1.「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
2.「ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波動の勇者ルカリオ」(東宝)
3.「亡国のイージス」(日本ヘラルド=松竹)
4.「ロボッツ」(FOX)http://diarynote.jp/d/29346/20050802.html
5.「宇宙戦争」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
http://diarynote.jp/d/29346/20050715.html
6.「アイランド」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050728.html
7.「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」(松竹)
8.「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」(東宝)
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
9.「皇帝ペンギン」(GAGA)
10.「電車男」(東宝)
夏真っ盛りです。
先週、「アイランド」の話題で『今後のマイケル・ベイに一抹の不安が・・・・』と書いたのですが、2005/07/30に公開になった「チーム★アメリカ/ワールドポリス」では、マイケル・ベイと彼の作品を虚仮にする楽曲が使用されています。
是非劇場で聞いて見てください。
スティーヴン・キング原作、ミック・ギャリス監督の「ライディング・ザ・ブレット」ですが、想像を遥かに超えた作品に仕上がっていました。
不覚にも涙がこぼれちゃいました。
日活(配給)のプロモーションも結構頑張っていたし、是非ヒットして欲しい作品だと思いました。
「スタンド・バイ・ミー」の感動、再び、と言うと言いすぎでしょうか。
「姑獲鳥の夏」は見事な実相寺ワールドでした。
ただ、あの長大な原作を映画で見せるのは、やはりいろいろな困難があったのだと思います。
感覚的には、横溝正史の「金田一耕介」シリーズの亜流のような印象を受けました。逆に言うと市川崑の「京極堂」シリーズも見たいなと思いました。
余談ですが、来週2005/08/12-18の期間「GTF2005 TOKYO CINEMA SHOW」と言う映画祭(?)があります。
その上映ラインナップは、「疾走」、「チャーリーとチョコレート工場」、「青空のゆくえ」、「釣りバカ日誌16/浜崎は今日もダメだった♪」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「ランド・オブ・ザ・デッド」、「私の頭の中の消しゴム」、「ルパン」、「ミート・ザ・ペアレンツ2」、「カーテンコール」、「トンケの蒼い空」、「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」、「鳶がクルリと」、「タッチ」です。
非常に凶悪で、非常に魅力的なのですが、いかんせん、会社が・・・・
果たして何本見られるでしょうか。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ライフ・イズ・ミラクル」、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「宇宙戦争」(途中)、「ロボッツ」、「大変な結婚」、「七人の弔」、「姑獲鳥の夏」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライディング・ザ・ブレット」です。
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■公開中
2005/08/06公開
「七人の弔」未レビュー
2005/07/30公開
「ロボッツ」http://diarynote.jp/d/29346/20050802.html
「チーム★アメリカ/ワールドポリス」未レビュー
2005/07/23公開
「アイランド」http://diarynote.jp/d/29346/20050728.html
「大変な結婚」未レビュー
「ライディング・ザ・ブレット」未レビュー
2005/07/16公開
「姑獲鳥の夏」http://diarynote.jp/d/29346/20050807.html
「星になった少年/Shinning Boy & Little Randy」
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
「ライフ・イズ・ミラクル」未レビュー
「運命じゃない人」http://diarynote.jp/d/29346/20050705.html
「0:34 レイジ34フン」http://diarynote.jp/d/29346/20050706.html
2005/07/09公開
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
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「HINOKIO」http://diarynote.jp/d/29346/20050623.html
2005/07/02公開
「マラソン」http://diarynote.jp/d/29346/20050712.html
「亀は意外と速く泳ぐ」http://diarynote.jp/d/29346/20050722.html
2005/06/29公開
「宇宙戦争」http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
http://diarynote.jp/d/29346/20050715.html
2005/06/25公開
「オープン・ウォーター」http://diarynote.jp/d/29346/20050617.html
「ダニー・ザ・ドッグ」未レビュー
■週末興収ベストテン
2005/07/30-31 興収ベストテン
1.「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
2.「ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波動の勇者ルカリオ」(東宝)
3.「亡国のイージス」(日本ヘラルド=松竹)
4.「ロボッツ」(FOX)http://diarynote.jp/d/29346/20050802.html
5.「宇宙戦争」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
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6.「アイランド」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050728.html
7.「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」(松竹)
8.「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」(東宝)
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
9.「皇帝ペンギン」(GAGA)
10.「電車男」(東宝)
夏真っ盛りです。
先週、「アイランド」の話題で『今後のマイケル・ベイに一抹の不安が・・・・』と書いたのですが、2005/07/30に公開になった「チーム★アメリカ/ワールドポリス」では、マイケル・ベイと彼の作品を虚仮にする楽曲が使用されています。
是非劇場で聞いて見てください。
スティーヴン・キング原作、ミック・ギャリス監督の「ライディング・ザ・ブレット」ですが、想像を遥かに超えた作品に仕上がっていました。
不覚にも涙がこぼれちゃいました。
日活(配給)のプロモーションも結構頑張っていたし、是非ヒットして欲しい作品だと思いました。
「スタンド・バイ・ミー」の感動、再び、と言うと言いすぎでしょうか。
「姑獲鳥の夏」は見事な実相寺ワールドでした。
ただ、あの長大な原作を映画で見せるのは、やはりいろいろな困難があったのだと思います。
感覚的には、横溝正史の「金田一耕介」シリーズの亜流のような印象を受けました。逆に言うと市川崑の「京極堂」シリーズも見たいなと思いました。
余談ですが、来週2005/08/12-18の期間「GTF2005 TOKYO CINEMA SHOW」と言う映画祭(?)があります。
その上映ラインナップは、「疾走」、「チャーリーとチョコレート工場」、「青空のゆくえ」、「釣りバカ日誌16/浜崎は今日もダメだった♪」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「ランド・オブ・ザ・デッド」、「私の頭の中の消しゴム」、「ルパン」、「ミート・ザ・ペアレンツ2」、「カーテンコール」、「トンケの蒼い空」、「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」、「鳶がクルリと」、「タッチ」です。
非常に凶悪で、非常に魅力的なのですが、いかんせん、会社が・・・・
果たして何本見られるでしょうか。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ライフ・イズ・ミラクル」、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「宇宙戦争」(途中)、「ロボッツ」、「大変な結婚」、「七人の弔」、「姑獲鳥の夏」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライディング・ザ・ブレット」です。
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皆さんは、現在普通に行われたり、存在している事象の起源について不思議に思ったことはないだろうか?
果たしてボウリングは一体誰がいつ、どこで始めたのだろうかと。
ネクタイとは一体何ものなのかと。
そんな事象の起源について考察するのが「もうひとつの歴史」なのだ。
もうひとつの歴史
http://mixi.jp/view_community.pl?id=261827
ネクタイの真実の歴史
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=30001339&;;owner_id=820464
ネクタイの起源 再掲
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=30010300&;;owner_id=853186
それでは、「もうひとつの歴史」のお題「ネクタイ」について考えてみたい。
現在クールビズの影響で、大打撃を受けているネクタイなのだが、ネクタイの起源には、こんな物語が隠されていたのである。
=*=*=*=*=*=*=*=*=
この調査結果は数年前某MLにおいて一度発表されたものの再録である。
皆さんのおっしゃっているネクタイの起源は、残念ながら年代的に浅すぎます。本当の起源は、中国4,000年の歴史程度の話ではないのです。
物語は、古代ギリシャ時代のずっと前、まだ神々が人々と戯れていた時代に遡ります。
太陽神アポロンは、いつものように、世界を照らす仕事を終え、いそいそとレウコトエーという名の乙女の館に向かいました。
そのとき、レウコトエーは、召使いの女性たちと糸を紡いでいたのですが、アポロンは彼女の母親に姿を変えていたので、なんの不信感も抱かれませんでした。
「娘と二人だけで話がしたいから、お前たちは遠慮しておくれ」
と、アポロンは召使いたちを遠ざけ、二人きりになったところでアポロンは男性の姿に戻り、驚くレウトコエーと、まぁ、その、何と言うか、そういうことになりました。
アポロンと恋仲にあったクリュティエーは、その話を聞いて嫉妬に燃えました。
「このままじゃ、許せない」
彼女は、この事実をレウトコエーの父であるオルカモスに告げ口しました。
そうすれば、父親がレウトコエーをアポロンから遠ざけ、アポロンは再び自分の元に戻ると考えたからです。
しかし、その効果は彼女の想像を超えていました。オルカモスは娘のレウトコエーを土の中に首まで埋めてしまったのです。アポロンはそれを見て助けることもできず、地上に出ている首が、道を通る者に踏みつけにされないように目立つ布切れを巻きつけました。
そしてアポロンは、彼女の首にネクタル(神々の酒)を注ぐと、彼女の体は、一本の乳香の木に変わり、首に巻いた布切れは、一本の枝に変わり、多くの葉をつけ、他の乳香の木と異なる印象を与えました。
一方告げ口をしたクリュティエーはアポロンの愛を取り戻すどころか、反対に軽蔑され、ますます嫌われるところとなってしまいました。
悲嘆にくれるクリュティエーは、それでもアポロンを思い続け、大地に座り込みアポロン(太陽)を絶えず追っていたのですが、いつの間にか、大輪の花に姿を変えてしまったそうです。
後年、レウトコエーの首に巻いた布切れのことを「ネクタルにひたされた布」の意味の「ネクタイ」と呼ぶようになり、古代ギリシャ時代の弁論者にもてはやされる事になります。
当時の弁論者は「ネクタルにひたされた布=ネクタイ」を首に巻くことで、喉に神々の精気がやどり、すばらしい論説を繰り広げることが出来る。と信じていたのです。
また、その「ネクタイ」ですが、弁論者の派閥ごとに、さまざまな形態や模様が考案され、それが現在の「ネクタイ」となった。ということです。
さすが、ギリシャ神話ですね。
余談ですが、「不二家ネクター」と「ネクタイ」はいわば、いとこ同士ということになります。
=*=*=*=*=*=*=
よもやお間違えの方はいらっしゃらないと思うが、わたしの説は勿論でっち上げである。
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それでは、「もうひとつの歴史」のお題「ネクタイ」について考えてみたい。
現在クールビズの影響で、大打撃を受けているネクタイなのだが、ネクタイの起源には、こんな物語が隠されていたのである。
=*=*=*=*=*=*=*=*=
この調査結果は数年前某MLにおいて一度発表されたものの再録である。
皆さんのおっしゃっているネクタイの起源は、残念ながら年代的に浅すぎます。本当の起源は、中国4,000年の歴史程度の話ではないのです。
物語は、古代ギリシャ時代のずっと前、まだ神々が人々と戯れていた時代に遡ります。
太陽神アポロンは、いつものように、世界を照らす仕事を終え、いそいそとレウコトエーという名の乙女の館に向かいました。
そのとき、レウコトエーは、召使いの女性たちと糸を紡いでいたのですが、アポロンは彼女の母親に姿を変えていたので、なんの不信感も抱かれませんでした。
「娘と二人だけで話がしたいから、お前たちは遠慮しておくれ」
と、アポロンは召使いたちを遠ざけ、二人きりになったところでアポロンは男性の姿に戻り、驚くレウトコエーと、まぁ、その、何と言うか、そういうことになりました。
アポロンと恋仲にあったクリュティエーは、その話を聞いて嫉妬に燃えました。
「このままじゃ、許せない」
彼女は、この事実をレウトコエーの父であるオルカモスに告げ口しました。
そうすれば、父親がレウトコエーをアポロンから遠ざけ、アポロンは再び自分の元に戻ると考えたからです。
しかし、その効果は彼女の想像を超えていました。オルカモスは娘のレウトコエーを土の中に首まで埋めてしまったのです。アポロンはそれを見て助けることもできず、地上に出ている首が、道を通る者に踏みつけにされないように目立つ布切れを巻きつけました。
そしてアポロンは、彼女の首にネクタル(神々の酒)を注ぐと、彼女の体は、一本の乳香の木に変わり、首に巻いた布切れは、一本の枝に変わり、多くの葉をつけ、他の乳香の木と異なる印象を与えました。
一方告げ口をしたクリュティエーはアポロンの愛を取り戻すどころか、反対に軽蔑され、ますます嫌われるところとなってしまいました。
悲嘆にくれるクリュティエーは、それでもアポロンを思い続け、大地に座り込みアポロン(太陽)を絶えず追っていたのですが、いつの間にか、大輪の花に姿を変えてしまったそうです。
後年、レウトコエーの首に巻いた布切れのことを「ネクタルにひたされた布」の意味の「ネクタイ」と呼ぶようになり、古代ギリシャ時代の弁論者にもてはやされる事になります。
当時の弁論者は「ネクタルにひたされた布=ネクタイ」を首に巻くことで、喉に神々の精気がやどり、すばらしい論説を繰り広げることが出来る。と信じていたのです。
また、その「ネクタイ」ですが、弁論者の派閥ごとに、さまざまな形態や模様が考案され、それが現在の「ネクタイ」となった。ということです。
さすが、ギリシャ神話ですね。
余談ですが、「不二家ネクター」と「ネクタイ」はいわば、いとこ同士ということになります。
=*=*=*=*=*=*=
よもやお間違えの方はいらっしゃらないと思うが、わたしの説は勿論でっち上げである。
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「電車男」になりそこなった話 その2
2005年8月4日 エッセイ/コラム『「電車男」になりそこなった話 その1』
http://diarynote.jp/d/29346/20050803.html
(承前)
陸橋の影が電車の中を凄い勢いで通り過ぎる。
「池袋」まであと三分。
男のビートナックルが迫る・・・・
あぁぁ、本当に来ちゃったよビートナックル。
やっぱ当たったら痛いだろうな、と思ったわたしだが、そんなことで決心は揺るがない。何しろ「ビートナックルは避けないであまんじて受ける」のだ。
男の右腕が放ったビートナックルはあまりにも大振りだった。
わたしは避けずに、左側頭部で男のビートナックルを受けた。
勿論ここで失神しちゃったら、全部おしまいで『「電車男」になりそこなった話』どころではない。
とりあえず打撃に備え足場を固め、気を確かにもって、ついでに歯を食いしばってみた。
あぁあ、やっぱ痛えよ!
車内は失望色の沈黙に包まれた。
何しろ、電車の中で女性に暴力を振るった悪い男を抑えようとして登場した男(わたし)が、その悪い男に殴られちゃっているのだ。しかもあんなに大振りパンチなのに・・・・
しか〜し、これで「わたしも殴られた」と言う事実が乗客の皆さんの記憶に見事に刷り込まれたのだ。目撃者対策はこれで充分なのだ。ついでにヒーローのお約束にも合致しているしね。
そう、ヒーローと言う奴は、やられてやられて、我慢して我慢して、最後の最後に必殺技で勝つものなのだよ!
そう、自分に言い聞かせていたのだが、もうひとつの決心「もうこれ以上殴らない」を実行しているわたしには、残念ながら次の手が無い。
「もうこれ以上殴らない」状態で奴を押さえ込めるのか!
ガンバレ!オレ!!
が、次の瞬間、わたしの右側頭部に見事にヒットしたビートナックルに味をしめた男は、再度大振りのビートナックルを放ってきた。
来たキタ来たよ、二発目のビートナックルちゃん。
ここでアキラ(「バーチャ・ファイター」)的には外門頂肘(−>P+K)だ!
唸れギャラリーども!
とは言うものの、「もうこれ以上殴らない」決心を固めたわたしは、男に肘を入れるところまで行かず(外門頂肘とは相手の攻撃を受け流して相手に肘を入れる当身技)、単に男の右手首を左手でガッチリと掴むにとどめた。
わたしに右手を掴まれた男は一瞬わたしの目を見た。
男の目には怯えの表情が浮かんでいた。
警笛を鳴らした急行電車は「下板橋」駅を通過する。
「池袋」まであと二分。
『「電車男」になりそこなった話 その3』
http://diarynote.jp/d/29346/20060507.html
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(承前)
陸橋の影が電車の中を凄い勢いで通り過ぎる。
「池袋」まであと三分。
男のビートナックルが迫る・・・・
あぁぁ、本当に来ちゃったよビートナックル。
やっぱ当たったら痛いだろうな、と思ったわたしだが、そんなことで決心は揺るがない。何しろ「ビートナックルは避けないであまんじて受ける」のだ。
男の右腕が放ったビートナックルはあまりにも大振りだった。
わたしは避けずに、左側頭部で男のビートナックルを受けた。
勿論ここで失神しちゃったら、全部おしまいで『「電車男」になりそこなった話』どころではない。
とりあえず打撃に備え足場を固め、気を確かにもって、ついでに歯を食いしばってみた。
あぁあ、やっぱ痛えよ!
車内は失望色の沈黙に包まれた。
何しろ、電車の中で女性に暴力を振るった悪い男を抑えようとして登場した男(わたし)が、その悪い男に殴られちゃっているのだ。しかもあんなに大振りパンチなのに・・・・
しか〜し、これで「わたしも殴られた」と言う事実が乗客の皆さんの記憶に見事に刷り込まれたのだ。目撃者対策はこれで充分なのだ。ついでにヒーローのお約束にも合致しているしね。
そう、ヒーローと言う奴は、やられてやられて、我慢して我慢して、最後の最後に必殺技で勝つものなのだよ!
そう、自分に言い聞かせていたのだが、もうひとつの決心「もうこれ以上殴らない」を実行しているわたしには、残念ながら次の手が無い。
「もうこれ以上殴らない」状態で奴を押さえ込めるのか!
ガンバレ!オレ!!
が、次の瞬間、わたしの右側頭部に見事にヒットしたビートナックルに味をしめた男は、再度大振りのビートナックルを放ってきた。
来たキタ来たよ、二発目のビートナックルちゃん。
ここでアキラ(「バーチャ・ファイター」)的には外門頂肘(−>P+K)だ!
唸れギャラリーども!
とは言うものの、「もうこれ以上殴らない」決心を固めたわたしは、男に肘を入れるところまで行かず(外門頂肘とは相手の攻撃を受け流して相手に肘を入れる当身技)、単に男の右手首を左手でガッチリと掴むにとどめた。
わたしに右手を掴まれた男は一瞬わたしの目を見た。
男の目には怯えの表情が浮かんでいた。
警笛を鳴らした急行電車は「下板橋」駅を通過する。
「池袋」まであと二分。
『「電車男」になりそこなった話 その3』
http://diarynote.jp/d/29346/20060507.html
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「電車男」になりそこなった話 その1
2005年8月3日 エッセイ/コラムその時、わたしは調布に住む友人宅での焼肉パーティに参加するため、当時住んでいた「成増」から東武東上線で「池袋」に向かっていた。
「成増」駅から急行池袋行き電車に乗車したわたしは、空いている席を見つけられず、7人がけシートの端のバーに寄り掛かりながら本を読むことにした。
「何よ!」
わたしは突然の女性の声に驚き、声がした方を見ると、わたしの隣、7人がけシートの端に座っていた男性と、その男性のまん前に立っている女性が何やらもめているのに気が付いた。
痴話げんかは電車の外でやってくれよ、と思いながら彼らを見やると、突然その男は女性のスカートの裾で自分の靴を拭きはじめた。
「何すんのよ!」
女性はスカートに伸びた男性の手を振り払った。
「ちっ」
次の瞬間、男は座ったまま、女性の腹部に蹴りを入れていた。
踵と体重が入った蹴りである。
「おまえ何やってんだよ!」
わたしの右手は言葉より早く動き、男の頭を殴っていた。
腹部に見事な足跡を付けた女性は、反対側のシートまでよろめきながら飛ばされていた。
電車は沈黙が支配し、潮が引くようにわたしたちの周りにはスペースができていた。
まるで、異臭がする人が乗っている電車の中みたいじゃないか。
自嘲的に笑いながら、そう思った瞬間、顔色を変えた男がゆらりと立ち上がった。
男は女性ではなくわたしに向かってきた。
「カンカンカンカンカン・・・・」
ドップラー効果付きの踏切警告音の中、わたしとその男は電車の通路で対峙することになった。
真赤な顔をしたその男は「池袋」方面を背にし、いきなりわたしに殴りかかってきた。
笑えるほどの大振りパンチであった。
ジャッキー(「バーチャ・ファイター」)的に言うとビートナックル(P+K)というやつだ。
ところで、わたしは格闘ゲーマーである。
さらに余談だが「バーチャ・ファイター」シリーズで最高28連勝、「鉄拳」シリーズで最高38連勝の腕前である。
格闘ゲーマーは果たして本物の喧嘩に強いのか?
永遠の命題である。
さて、男のビートナックルだが、あまりにも大振りなパンチなので簡単に避けられるものなのだが、わたしは男のパンチがわたしに到達するまでの間、いろんなことを考えてしまった。
「女性に蹴りを入れたのはその男だが、その男に先に手を出したのはわたしだ」
「これは衆人環視の喧嘩だ、最悪警察沙汰になるかも知れない」
「これ以上殴ったらヤバイかも」
「あぁぁ、焼肉パーティ無理かも」・・・・
わたしの方針は決まった。
「ビートナックルは避けないであまんじて受ける」
「もうこれ以上殴らない」
陸橋の影が電車の中を凄い勢いで通り過ぎる。
「池袋」まであと三分。
男のビートナックルが迫る・・・・
つづく・・・・
「電車男」になりそこなった話 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20050804.html
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「成増」駅から急行池袋行き電車に乗車したわたしは、空いている席を見つけられず、7人がけシートの端のバーに寄り掛かりながら本を読むことにした。
「何よ!」
わたしは突然の女性の声に驚き、声がした方を見ると、わたしの隣、7人がけシートの端に座っていた男性と、その男性のまん前に立っている女性が何やらもめているのに気が付いた。
痴話げんかは電車の外でやってくれよ、と思いながら彼らを見やると、突然その男は女性のスカートの裾で自分の靴を拭きはじめた。
「何すんのよ!」
女性はスカートに伸びた男性の手を振り払った。
「ちっ」
次の瞬間、男は座ったまま、女性の腹部に蹴りを入れていた。
踵と体重が入った蹴りである。
「おまえ何やってんだよ!」
わたしの右手は言葉より早く動き、男の頭を殴っていた。
腹部に見事な足跡を付けた女性は、反対側のシートまでよろめきながら飛ばされていた。
電車は沈黙が支配し、潮が引くようにわたしたちの周りにはスペースができていた。
まるで、異臭がする人が乗っている電車の中みたいじゃないか。
自嘲的に笑いながら、そう思った瞬間、顔色を変えた男がゆらりと立ち上がった。
男は女性ではなくわたしに向かってきた。
「カンカンカンカンカン・・・・」
ドップラー効果付きの踏切警告音の中、わたしとその男は電車の通路で対峙することになった。
真赤な顔をしたその男は「池袋」方面を背にし、いきなりわたしに殴りかかってきた。
笑えるほどの大振りパンチであった。
ジャッキー(「バーチャ・ファイター」)的に言うとビートナックル(P+K)というやつだ。
ところで、わたしは格闘ゲーマーである。
さらに余談だが「バーチャ・ファイター」シリーズで最高28連勝、「鉄拳」シリーズで最高38連勝の腕前である。
格闘ゲーマーは果たして本物の喧嘩に強いのか?
永遠の命題である。
さて、男のビートナックルだが、あまりにも大振りなパンチなので簡単に避けられるものなのだが、わたしは男のパンチがわたしに到達するまでの間、いろんなことを考えてしまった。
「女性に蹴りを入れたのはその男だが、その男に先に手を出したのはわたしだ」
「これは衆人環視の喧嘩だ、最悪警察沙汰になるかも知れない」
「これ以上殴ったらヤバイかも」
「あぁぁ、焼肉パーティ無理かも」・・・・
わたしの方針は決まった。
「ビートナックルは避けないであまんじて受ける」
「もうこれ以上殴らない」
陸橋の影が電車の中を凄い勢いで通り過ぎる。
「池袋」まであと三分。
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2005/07/14 東京新橋「ヤクルトホール」で「ロボッツ」の試写を観た。
小さな町の貧しい皿洗い機ロボット夫婦、コッパーボトム夫妻の元に生まれた男の子、ロドニー。両親の愛に包まれて少年となったロドニーは、父親といっしょに行ったパレードで、偉大な発明家ビッグウェルド博士の存在を知る。「外見が何で作られていても、誰もが輝くことができる」という彼からのメッセージに感動したロドニーは、やがて発明が大好きな青年に成長。両親の生活を助けるため、そして自分自身のために立派な発明家になるという夢を抱いて、大都会ロボット・シティへと向かう。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:クリス・ウェッジ
声の出演:ユアン・マクレガー(ロドニー・コッパーボトム)、ハル・ベリー(キャピィー)、ロビン・ウィリアムズ(フェンダー)、メル・ブルックス(ビッグウェルド博士)、アマンダ・バインズ(パイパー)、グレッグ・キニア(ラチェット)、ジム・ブロードベント(アダム・ガスケット)、ジェニファー・クーリッジ(ファンおばさん)、ドリュー・ケリー(クランク・ケイシー)
本作「ロボッツ」は、良くも悪くも、楽しいファミリー映画に仕上がっている。
メイン・プロットはおそらく大量消費社会と選民思想への風刺なのだろうが、物語の方向性を考えると、特定の実在企業を風刺しているような印象を受けた。
また、作品の手法として、様々な名画やなにかのパロディ・シークエンスを物語にあからさまに挿入する手法は、CGIアニメーションの「シュレック」化現象が一段と進んでいるような印象を受けた。
これは、穿った見方をすると、万人受けしている「シュレック」の手法を、受けるために取り入れている、と言うような印象を受けかねないと思った。
ところで、本作スタッフの前作「アイス・エイジ」は、動物が主人公だったのだが、今回はより人間に近い動きをするロボットたちを主人公とし、その擬人化したロボットたちの動きを再現する手腕は素晴らしいものがあった。
特にミュージカル・シーンにおけるダンスのキレには文字通り目を瞠るものがあった。
しかし本作「ロボッツ」の物語は残念なことに奥が深いものではなく、本作の製作サイドは物語ではなく、細かいディテイルを楽しませることにに腐心しているような気がする。
これにより本作は、VFXやCGIを観客に見せることを目的とし、物語がおざなりになってしまうスパイラルに陥ってしまう危機感を感じてしまう。
CGIはあくまでも手法なのだから、脚本で勝負するようなCGIアニメーションの登場に期待したい、ところである。
まあ本作「ロボッツ」は、誰にでもオススメ出来る楽しいファミリー映画ではあるが、それ以上でもそれ以下でもない。
めくるめくCGIに翻弄されたい方にはオススメの作品なのだと思うが、物語に深みを求める人たちには、満足できない作品かもしれない。
余談だが、CGIアニメーションのキャスト(声の出演)についてだが、本作「ロボッツ」(FOX)やドリームワークスの一連の作品のキャストは、ネーム・バリューのあるいわゆる名優がキャスティングされているケースが非常に多い。
一方ピクサー・アニメーション・スタジオの作品は、監督は勿論、下手をすると製作スタッフがそのまま声の出演をしてしまっているケースが少なくない。
この状況を見ると、ドリームワークスにしろFOXにしろ、キャストのネーム・バリューを利用しているような気がしてならない。
一方ピクサーは、キャスティング以外の部分に力を入れている訳なのだ。
☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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小さな町の貧しい皿洗い機ロボット夫婦、コッパーボトム夫妻の元に生まれた男の子、ロドニー。両親の愛に包まれて少年となったロドニーは、父親といっしょに行ったパレードで、偉大な発明家ビッグウェルド博士の存在を知る。「外見が何で作られていても、誰もが輝くことができる」という彼からのメッセージに感動したロドニーは、やがて発明が大好きな青年に成長。両親の生活を助けるため、そして自分自身のために立派な発明家になるという夢を抱いて、大都会ロボット・シティへと向かう。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:クリス・ウェッジ
声の出演:ユアン・マクレガー(ロドニー・コッパーボトム)、ハル・ベリー(キャピィー)、ロビン・ウィリアムズ(フェンダー)、メル・ブルックス(ビッグウェルド博士)、アマンダ・バインズ(パイパー)、グレッグ・キニア(ラチェット)、ジム・ブロードベント(アダム・ガスケット)、ジェニファー・クーリッジ(ファンおばさん)、ドリュー・ケリー(クランク・ケイシー)
本作「ロボッツ」は、良くも悪くも、楽しいファミリー映画に仕上がっている。
メイン・プロットはおそらく大量消費社会と選民思想への風刺なのだろうが、物語の方向性を考えると、特定の実在企業を風刺しているような印象を受けた。
また、作品の手法として、様々な名画やなにかのパロディ・シークエンスを物語にあからさまに挿入する手法は、CGIアニメーションの「シュレック」化現象が一段と進んでいるような印象を受けた。
これは、穿った見方をすると、万人受けしている「シュレック」の手法を、受けるために取り入れている、と言うような印象を受けかねないと思った。
ところで、本作スタッフの前作「アイス・エイジ」は、動物が主人公だったのだが、今回はより人間に近い動きをするロボットたちを主人公とし、その擬人化したロボットたちの動きを再現する手腕は素晴らしいものがあった。
特にミュージカル・シーンにおけるダンスのキレには文字通り目を瞠るものがあった。
しかし本作「ロボッツ」の物語は残念なことに奥が深いものではなく、本作の製作サイドは物語ではなく、細かいディテイルを楽しませることにに腐心しているような気がする。
これにより本作は、VFXやCGIを観客に見せることを目的とし、物語がおざなりになってしまうスパイラルに陥ってしまう危機感を感じてしまう。
CGIはあくまでも手法なのだから、脚本で勝負するようなCGIアニメーションの登場に期待したい、ところである。
まあ本作「ロボッツ」は、誰にでもオススメ出来る楽しいファミリー映画ではあるが、それ以上でもそれ以下でもない。
めくるめくCGIに翻弄されたい方にはオススメの作品なのだと思うが、物語に深みを求める人たちには、満足できない作品かもしれない。
余談だが、CGIアニメーションのキャスト(声の出演)についてだが、本作「ロボッツ」(FOX)やドリームワークスの一連の作品のキャストは、ネーム・バリューのあるいわゆる名優がキャスティングされているケースが非常に多い。
一方ピクサー・アニメーション・スタジオの作品は、監督は勿論、下手をすると製作スタッフがそのまま声の出演をしてしまっているケースが少なくない。
この状況を見ると、ドリームワークスにしろFOXにしろ、キャストのネーム・バリューを利用しているような気がしてならない。
一方ピクサーは、キャスティング以外の部分に力を入れている訳なのだ。
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2005年の目標!! 中間発表その7
2005年8月1日 映画さて、早速ですが2005年の目標の中間発表その7です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#046「星になった少年」科学技術館サイエンスホール 2005/07/01
#047「運命じゃない人」銀座ガスホール 2005/07/05
#048「0:34 レイジ 34 フン」ヤマハホール 2005/07/06
#049「ロボッツ」ヤクルトホール 2005/07/14
#050「アイランド」ヤクルトホール 2005/07/15
#051「大変な結婚」シアターアプル 2005/07/16
#052「アイランド」明治安田生命ホール 2005/07/19
#053「七人の弔」日本教育会館一ツ橋ホール 2005/07/20
#054「チーム☆アメリカ/ワールドポリス」シネ・リーブル池袋 2005/07/30
2.DVD、CATV等
#083「ブルース・ブラザース」DVD 2005/07/01
#084「ブルース・ブラザース2000」DVD 2005/07/04
#085「キル・ビル Vol.1」DVD 2005/07/07
#086「キル・ビル Vol.2」DVD 2005/07/08
#087「パルプ・フィクション」DVD 2005/07/11
#088「ジャッキー・ブラウン」DVD 2005/07/12
#089「ウェイキング・ライフ」DVD 2005/07/25
#090「ハロウィンIII」HDD 2005/07/26
#091「エイリアン」DVD 2005/07/30
#092「テルマ&ルイーズ」DVD 2005/07/30
#093「グラディエーター」DVD 2005/07/31
#094「怒れるドラゴン 不死身の四天王」HDD 2005/07/31
#095「片腕カンフー対空とぶギロチン」HDD 2005/07/31
3.読書
#017「残像」ジョン・ヴァーリィ著 冬川亘/大野万紀他訳 ハヤカワ文庫 2005/07/16
#018「NHKにようこそ!」滝本竜彦著 角川文庫 2005/07/18
#019「宇宙戦争」H・G・ウェルズ著 中村融訳 創元SF文庫 2005/07/22
映画は、劇場9本(累計54本)、DVD等13本(累計95本)で、計22本(累計149本)。
このままのペースで、年間255本(劇場93本)です。
読書は3冊(累計19本)で、このままのペースでは、年間33冊です。
例によって、公私共に忙しく、「2005年の目標」的には非常に厳しい状況となっています。
はっきり言ってヤバイ状況です。
とは言え、映画についてはおそらく挽回できるのではないかと楽観的に思っています。
読書については最悪な状況です。
多分iPod shuffleなんかを買っちゃった関係で通勤時間が読書にさけないのが問題かと思います。
2005年的には、折り返し地点を回ってしまいました。さあ大変なのだ。
参考)
本年の状況
映画149本(うち劇場54本)
読書19冊
昨年同時期の状況
映画173本(うち劇場62本)
読書22冊
一昨年同時期の状況
映画 178本(劇場49本)
読書 34冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#046「星になった少年」科学技術館サイエンスホール 2005/07/01
#047「運命じゃない人」銀座ガスホール 2005/07/05
#048「0:34 レイジ 34 フン」ヤマハホール 2005/07/06
#049「ロボッツ」ヤクルトホール 2005/07/14
#050「アイランド」ヤクルトホール 2005/07/15
#051「大変な結婚」シアターアプル 2005/07/16
#052「アイランド」明治安田生命ホール 2005/07/19
#053「七人の弔」日本教育会館一ツ橋ホール 2005/07/20
#054「チーム☆アメリカ/ワールドポリス」シネ・リーブル池袋 2005/07/30
2.DVD、CATV等
#083「ブルース・ブラザース」DVD 2005/07/01
#084「ブルース・ブラザース2000」DVD 2005/07/04
#085「キル・ビル Vol.1」DVD 2005/07/07
#086「キル・ビル Vol.2」DVD 2005/07/08
#087「パルプ・フィクション」DVD 2005/07/11
#088「ジャッキー・ブラウン」DVD 2005/07/12
#089「ウェイキング・ライフ」DVD 2005/07/25
#090「ハロウィンIII」HDD 2005/07/26
#091「エイリアン」DVD 2005/07/30
#092「テルマ&ルイーズ」DVD 2005/07/30
#093「グラディエーター」DVD 2005/07/31
#094「怒れるドラゴン 不死身の四天王」HDD 2005/07/31
#095「片腕カンフー対空とぶギロチン」HDD 2005/07/31
3.読書
#017「残像」ジョン・ヴァーリィ著 冬川亘/大野万紀他訳 ハヤカワ文庫 2005/07/16
#018「NHKにようこそ!」滝本竜彦著 角川文庫 2005/07/18
#019「宇宙戦争」H・G・ウェルズ著 中村融訳 創元SF文庫 2005/07/22
映画は、劇場9本(累計54本)、DVD等13本(累計95本)で、計22本(累計149本)。
このままのペースで、年間255本(劇場93本)です。
読書は3冊(累計19本)で、このままのペースでは、年間33冊です。
例によって、公私共に忙しく、「2005年の目標」的には非常に厳しい状況となっています。
はっきり言ってヤバイ状況です。
とは言え、映画についてはおそらく挽回できるのではないかと楽観的に思っています。
読書については最悪な状況です。
多分iPod shuffleなんかを買っちゃった関係で通勤時間が読書にさけないのが問題かと思います。
2005年的には、折り返し地点を回ってしまいました。さあ大変なのだ。
参考)
本年の状況
映画149本(うち劇場54本)
読書19冊
昨年同時期の状況
映画173本(うち劇場62本)
読書22冊
一昨年同時期の状況
映画 178本(劇場49本)
読書 34冊
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CINEMA BATON
2005年7月31日 映画まりゅうさんのところ「しなやか腐通日記」(http://diarynote.jp/d/13602/)からシネマバトンがやって来た。
■はじめに・・・・
※ ミュージカル・バトンの際に書いた文章です。
正直なところ、1人が5人になり、5人が25人になり、あっと言う間に9,765,625人が48,828,125人、244,140,625人になってしまうようなシステムには否定的な立場を取らざるを得ないし、現在はミュージカル・バトンではなく、コミック・バトンやブック・バトンとか言う、2番煎じ3番煎じのシステムが雨後のたけのこ状態に乱立する状況は、正直いかがなものかと思ってしまう。
ついでにわたしは、自分の頭の中をご丁寧にも衆人環視の下へご開陳するほど厚顔無恥な人ではなかったりする。
といいつつ、毎日毎日、恥ずかしげもなく、雑文を書き散らしている訳だ。
■それでは・・・・
さて、否定的な意見はこの辺にして、折角なのでお付き合いしてみたいと思うのだ。
■「シネマバトン」ルールの確認
*質問内容
・購入済みのDVDまたは録画済みビデオ本数の総計は?
・いま面白い映画はなにか?
・最後に見た映画は?
(映画館とビデオorDVD鑑賞、双方あげてください)
・よく見る、または特別な思い入れのある映画を5つあげる。
・バトンを渡すと言うよりもアンケートをお願いしたい方々。
■それでは、行って見よ!
□購入済みのDVDまたは録画済みビデオ本数の総計は?
DVD 約150本
DVD-R 約1.5メートル
VTR 約20本
LD 約2メートル
DVDはざっと数えて150本程。買うだけ買って見ていない作品が非常にたくさんあります。おそらく、わたしは見たいからではなく、所有欲を満たすためにDVDを買っているのではないか、と思っています。
現在、基本的にVTR生活は行っていません。
HDDレコーダー購入後、VTRについては廃棄する方向でわたしは動いています。現在までかれこれ100本以上はVTRを廃棄したのではないか、と思います。
その反動で、HDDからDVD-Rに録画することが増え、DVD-Rがどんどん増えています。
まあ、これも保存のための保存で、実際はほとんど見ないと思うのですが、数はよくわかりませんが、幅はだいたい1.5メートルくらいあります。
DVDの前は、LDを熱心に購入していました。これも現在まで未開封のものがたくさんあります。現在でも幅で2メートルくらい所有しています。
LDは国内版より輸入版が多いです。
□いま面白い映画はなにか?
いまと言われても困ってしまいますが、ここ1ヵ月位で面白かったのは「運命じゃない人」かな。これは是非多くの人に観て欲しいと思います。
□最後に見た映画は?
映画「チーム★アメリカ/ワールドポリス」
DVD等「片腕カンフー対空とぶギロチン」
「チーム★アメリカ/ワールドポリス」は2005/07/30(初日)に、東京池袋「シネ・リーブル池袋」で観ました。
「片腕カンフー対空とぶギロチン」は、たまっているHDDレコーダーの掃除のため、2005/07/31に見ました。
□よく見る、または特別な思い入れのある映画を5つあげる。
5本と言うのは非常に厳しいです。
「時計じかけのオレンジ」
「ブレードランナー」
「椿三十郎」
「天空の城ラピュタ」
「プロジェクトA」
「時計じかけのオレンジ」
とにかく、スタンリー・キューブリックが好きなのです。
まあ、キューブリック作品だけであっと言う間に5本あがってしまうので、とりあえず1本だけ。
「時計じかけのオレンジ」についてはリバイバルの度にフィルムを追っかけ、劇場で30回以上観ていると思います。
「ブレードランナー」
とにかく、リドリー・スコットが好きなのです。
まあ、リドリー・スコット作品だけであっと言う間に5本あがってしまうので、とりあえず1本だけ。
「未来世紀ブラジル」(テリー・ギリアム作品)も好きだけど、今日のところは「ブレードランナー」が上tu。
「椿三十郎」
とにかく、黒澤明が好きなのです。
まあ、黒澤作品だけであっと言う間に5本あがってしまうので、とりあえず1本だけ。
個人的には「用心棒」より「椿三十郎」。
「天空の城ラピュタ」
とりあえずアニメーションから1本。ラストの説教が無ければな、と思う傑作。
わたしは「天空の城ラピュタ」のシータ奪還のシークエンスの主観カメラの描写を見て、あぁ、日本のアニメは「帝国の逆襲」の冒頭のスノー・スピーターのシークエンスを超えた、と思いました。
「プロジェクトA」
アクションも構成も脚本も息が出来ないほど面白かった。
ジャッキー・チェンの全てが楽しめる本気の映画。
5本から外れてしまった作品。
「スター・ウォーズ」、「未知との遭遇」、「カプリコン・1」、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」、「ある日どこかで」、「合衆国最後の日」、「タワーリング・インフェルノ」、「チャイナ・シンドローム」、「ゴールド」、「ブルース・ブラザース」、「シザーハンズ」・・・・
□バトンを渡すと言うよりもアンケートをお願いしたい方々。
浜乙女さん、tetorapotさん、KONNIEさん、yu’eさん、ハスヨスさん、どうでしょう?お暇でしたら付き合っていただければと思います。
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■はじめに・・・・
※ ミュージカル・バトンの際に書いた文章です。
正直なところ、1人が5人になり、5人が25人になり、あっと言う間に9,765,625人が48,828,125人、244,140,625人になってしまうようなシステムには否定的な立場を取らざるを得ないし、現在はミュージカル・バトンではなく、コミック・バトンやブック・バトンとか言う、2番煎じ3番煎じのシステムが雨後のたけのこ状態に乱立する状況は、正直いかがなものかと思ってしまう。
ついでにわたしは、自分の頭の中をご丁寧にも衆人環視の下へご開陳するほど厚顔無恥な人ではなかったりする。
といいつつ、毎日毎日、恥ずかしげもなく、雑文を書き散らしている訳だ。
■それでは・・・・
さて、否定的な意見はこの辺にして、折角なのでお付き合いしてみたいと思うのだ。
■「シネマバトン」ルールの確認
*質問内容
・購入済みのDVDまたは録画済みビデオ本数の総計は?
・いま面白い映画はなにか?
・最後に見た映画は?
(映画館とビデオorDVD鑑賞、双方あげてください)
・よく見る、または特別な思い入れのある映画を5つあげる。
・バトンを渡すと言うよりもアンケートをお願いしたい方々。
■それでは、行って見よ!
□購入済みのDVDまたは録画済みビデオ本数の総計は?
DVD 約150本
DVD-R 約1.5メートル
VTR 約20本
LD 約2メートル
DVDはざっと数えて150本程。買うだけ買って見ていない作品が非常にたくさんあります。おそらく、わたしは見たいからではなく、所有欲を満たすためにDVDを買っているのではないか、と思っています。
現在、基本的にVTR生活は行っていません。
HDDレコーダー購入後、VTRについては廃棄する方向でわたしは動いています。現在までかれこれ100本以上はVTRを廃棄したのではないか、と思います。
その反動で、HDDからDVD-Rに録画することが増え、DVD-Rがどんどん増えています。
まあ、これも保存のための保存で、実際はほとんど見ないと思うのですが、数はよくわかりませんが、幅はだいたい1.5メートルくらいあります。
DVDの前は、LDを熱心に購入していました。これも現在まで未開封のものがたくさんあります。現在でも幅で2メートルくらい所有しています。
LDは国内版より輸入版が多いです。
□いま面白い映画はなにか?
いまと言われても困ってしまいますが、ここ1ヵ月位で面白かったのは「運命じゃない人」かな。これは是非多くの人に観て欲しいと思います。
□最後に見た映画は?
映画「チーム★アメリカ/ワールドポリス」
DVD等「片腕カンフー対空とぶギロチン」
「チーム★アメリカ/ワールドポリス」は2005/07/30(初日)に、東京池袋「シネ・リーブル池袋」で観ました。
「片腕カンフー対空とぶギロチン」は、たまっているHDDレコーダーの掃除のため、2005/07/31に見ました。
□よく見る、または特別な思い入れのある映画を5つあげる。
5本と言うのは非常に厳しいです。
「時計じかけのオレンジ」
「ブレードランナー」
「椿三十郎」
「天空の城ラピュタ」
「プロジェクトA」
「時計じかけのオレンジ」
とにかく、スタンリー・キューブリックが好きなのです。
まあ、キューブリック作品だけであっと言う間に5本あがってしまうので、とりあえず1本だけ。
「時計じかけのオレンジ」についてはリバイバルの度にフィルムを追っかけ、劇場で30回以上観ていると思います。
「ブレードランナー」
とにかく、リドリー・スコットが好きなのです。
まあ、リドリー・スコット作品だけであっと言う間に5本あがってしまうので、とりあえず1本だけ。
「未来世紀ブラジル」(テリー・ギリアム作品)も好きだけど、今日のところは「ブレードランナー」が上tu。
「椿三十郎」
とにかく、黒澤明が好きなのです。
まあ、黒澤作品だけであっと言う間に5本あがってしまうので、とりあえず1本だけ。
個人的には「用心棒」より「椿三十郎」。
「天空の城ラピュタ」
とりあえずアニメーションから1本。ラストの説教が無ければな、と思う傑作。
わたしは「天空の城ラピュタ」のシータ奪還のシークエンスの主観カメラの描写を見て、あぁ、日本のアニメは「帝国の逆襲」の冒頭のスノー・スピーターのシークエンスを超えた、と思いました。
「プロジェクトA」
アクションも構成も脚本も息が出来ないほど面白かった。
ジャッキー・チェンの全てが楽しめる本気の映画。
5本から外れてしまった作品。
「スター・ウォーズ」、「未知との遭遇」、「カプリコン・1」、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」、「ある日どこかで」、「合衆国最後の日」、「タワーリング・インフェルノ」、「チャイナ・シンドローム」、「ゴールド」、「ブルース・ブラザース」、「シザーハンズ」・・・・
□バトンを渡すと言うよりもアンケートをお願いしたい方々。
浜乙女さん、tetorapotさん、KONNIEさん、yu’eさん、ハスヨスさん、どうでしょう?お暇でしたら付き合っていただければと思います。
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週刊「映画レビュー・インデックス」2005/07/30
2005年7月30日 週刊「映画レビュー・インデックス」週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/07/30号
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2005/7/30公開
「ロボッツ」未レビュー
「チーム★アメリカ/ワールドポリス」未レビュー
2005/07/23公開
「アイランド」http://diarynote.jp/d/29346/20050728.html
「大変な結婚」未レビュー
2005/07/16公開
「星になった少年/Shinning Boy & Little Randy」
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
「ライフ・イズ・ミラクル」未レビュー
「運命じゃない人」http://diarynote.jp/d/29346/20050705.html
「0:34 レイジ34フン」http://diarynote.jp/d/29346/20050706.html
2005/07/09公開
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
「HINOKIO」http://diarynote.jp/d/29346/20050623.html
2005/07/02公開
「マラソン」http://diarynote.jp/d/29346/20050712.html
「亀は意外と速く泳ぐ」http://diarynote.jp/d/29346/20050722.html
2005/06/29公開
「宇宙戦争」http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
2005/06/25公開
「オープン・ウォーター」http://diarynote.jp/d/29346/20050617.html
「ダニー・ザ・ドッグ」未レビュー
■週末興収ベストテン
2005/07/23-24 興収ベストテン
1.「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
2.「ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波動の勇者ルカリオ」(東宝)
3.「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」(松竹)
4.「宇宙戦争」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
http://diarynote.jp/d/29346/20050715.html
5.「アイランド」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050728.html
6.「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」(東宝)
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
7.「皇帝ペンギン」(GAGA)
8.「電車男」(東宝)
9.「姑獲鳥の夏」(ヘラルド)
10.「フライ,ダディ,フライ」(東映)
夏真っ盛りです。
余談ですけど、「クイーン+ポール・ロジャース」の来日公演が決定しました。場所は「さいたまスーパーアリーナ」で、S席が12,000円と言う事です。
国内ロック雑誌のレビューによると、ボーカルがやはり微妙だと言う事ですね。また構成が、クイーンの曲で盛り上がっているところにポール・ロジャースの曲で水を差す構成になっているらしいです。
一番盛り上がるのが「ボヘミアン・ラプソディ」のコーラスのテープ部分(フレディの映像が流れるらしい)だと言うのも困ったちゃんです。
またまた余談ですけど「アイランド」やばいですね。
日米ともに興収ランキングの初登場が低いです。(日本5位、アメリカ4位)今後のマイケル・ベイに一抹の不安が・・・・
あと驚いたのがアメリカでも「皇帝ペンギン」がベストテン入りしているんですよね。ヨーロッパならともかく、アメリカで興収が良いのは驚きです。
あとは勿論「チャーリーとチョコレート工場」が頑張ってます。
ティム・バートン好きとしては、うれしい限りです。
「ハリー・ポッター」の新作が発売になったので、今年の夏、子供は映画館に行かないと言われていたのですが、そうでもないようですね。
今後も「コープス・ブライド」等バートン作品の公開が目白押しで、わたし的には楽しい一年になりそうです。
またまた余談ですが、カナダのモントリオールで開催されていた「ファンタジア映画祭」(http://www.fantasiafestival.com/)で湯浅政明の「MIND GAME マインド・ゲーム」が主要な賞(作品賞、監督賞、脚本賞、特別賞)を総なめしちゃいました。あと監督賞で「SURVIVE STYLE5+」の関口現も同時に受賞しました。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ライフ・イズ・ミラクル」、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「宇宙戦争」(途中)、「ロボッツ」、「大変な結婚」、「七人の弔」です。
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2005/7/30公開
「ロボッツ」未レビュー
「チーム★アメリカ/ワールドポリス」未レビュー
2005/07/23公開
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「大変な結婚」未レビュー
2005/07/16公開
「星になった少年/Shinning Boy & Little Randy」
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「ライフ・イズ・ミラクル」未レビュー
「運命じゃない人」http://diarynote.jp/d/29346/20050705.html
「0:34 レイジ34フン」http://diarynote.jp/d/29346/20050706.html
2005/07/09公開
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
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「HINOKIO」http://diarynote.jp/d/29346/20050623.html
2005/07/02公開
「マラソン」http://diarynote.jp/d/29346/20050712.html
「亀は意外と速く泳ぐ」http://diarynote.jp/d/29346/20050722.html
2005/06/29公開
「宇宙戦争」http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
2005/06/25公開
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「ダニー・ザ・ドッグ」未レビュー
■週末興収ベストテン
2005/07/23-24 興収ベストテン
1.「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
2.「ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波動の勇者ルカリオ」(東宝)
3.「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」(松竹)
4.「宇宙戦争」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
http://diarynote.jp/d/29346/20050715.html
5.「アイランド」(ワーナー)http://diarynote.jp/d/29346/20050728.html
6.「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」(東宝)
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
7.「皇帝ペンギン」(GAGA)
8.「電車男」(東宝)
9.「姑獲鳥の夏」(ヘラルド)
10.「フライ,ダディ,フライ」(東映)
夏真っ盛りです。
余談ですけど、「クイーン+ポール・ロジャース」の来日公演が決定しました。場所は「さいたまスーパーアリーナ」で、S席が12,000円と言う事です。
国内ロック雑誌のレビューによると、ボーカルがやはり微妙だと言う事ですね。また構成が、クイーンの曲で盛り上がっているところにポール・ロジャースの曲で水を差す構成になっているらしいです。
一番盛り上がるのが「ボヘミアン・ラプソディ」のコーラスのテープ部分(フレディの映像が流れるらしい)だと言うのも困ったちゃんです。
またまた余談ですけど「アイランド」やばいですね。
日米ともに興収ランキングの初登場が低いです。(日本5位、アメリカ4位)今後のマイケル・ベイに一抹の不安が・・・・
あと驚いたのがアメリカでも「皇帝ペンギン」がベストテン入りしているんですよね。ヨーロッパならともかく、アメリカで興収が良いのは驚きです。
あとは勿論「チャーリーとチョコレート工場」が頑張ってます。
ティム・バートン好きとしては、うれしい限りです。
「ハリー・ポッター」の新作が発売になったので、今年の夏、子供は映画館に行かないと言われていたのですが、そうでもないようですね。
今後も「コープス・ブライド」等バートン作品の公開が目白押しで、わたし的には楽しい一年になりそうです。
またまた余談ですが、カナダのモントリオールで開催されていた「ファンタジア映画祭」(http://www.fantasiafestival.com/)で湯浅政明の「MIND GAME マインド・ゲーム」が主要な賞(作品賞、監督賞、脚本賞、特別賞)を総なめしちゃいました。あと監督賞で「SURVIVE STYLE5+」の関口現も同時に受賞しました。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ライフ・イズ・ミラクル」、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「宇宙戦争」(途中)、「ロボッツ」、「大変な結婚」、「七人の弔」です。
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AQUOSが壊れた日
2005年7月29日 エッセイ/コラム
先日、わたしのAQUOS(アクオス)が故障した。
わたしの愛用のAQUOSはC1シリーズ20型で、2000年12月に発売されたシャープAQUOSのファースト・モデルである。購入したのは発売されてすぐだったから、現在まで足掛け5年にわたって活躍してくれた訳なのだ。
当時、ブラウン管のテレビが故障してしまったわたしは、2000年12月に発売になったばかりのAQUOSを購入すべく、池袋の家電量販店に向かった。
価格の事前調査もせずに量販店に到着したわたしは少なからず驚いた。
なぜなら当時の液晶テレビは非常に高価で、20型AQUOSでさえ20万円を超えていたし、その上のサイズ28型は実売価格でなんと100万円位していたのだ。
また他社を含めた大型の液晶テレビの製品ラインナップはほぼ皆無で、シャープのAQUOSはともかく他社製の液晶テレビは15型前後のモデルしか店頭に並んでいなかったように記憶している。
わたしは冬なのに店内でダラダラと脂汗を垂らしながら悩みに悩んだ。
100万円の28型は予算的に問題外なのだが、20型のテレビに20万円もかけるとは、それにしても高いのではないか・・・・
いや待てよ、いっそのこと28型100万円をローンで買うか・・・・
いやいやいや、それはできない・・・・
いや待てよ、もしかすると・・・・
結局製品の説明を聞いたり迷ったりして、1時間位経過したのではないだろうか、漸く20型液晶テレビを購入する決心がついた。
で、一刻も早く、部屋に液晶テレビと言う物を設置したいわたしは、AQUOSをテイクアウトする事にした。
が、はっきり言って重かった。
肩から腕が抜け落ちるかと思ったほどだ。
池袋の街を巨大なAQUOSの箱をぶら下げて歩く男。
「あっ、AQUOSだ!」
「すげぇな、あいつ液晶テレビ買いやがった!」
当時は、池袋の街でも冗談抜きに、こんな声が聞こえる良い時代だったのだ。
で、自宅に帰り、AQUOSを設置して驚いた。
画質や入出力端子はともかく、なんとAQUOSにはタイマーがついていないのだ。
それまで、目覚まし代わりにテレビを使っていたわたしは愕然とした。明日から、どうやって起きれば良いのだ?と。
タイマーはともかく、それ以来、わたしはすべてのブラウン管テレビを廃棄し、現在では自宅で3台の液晶テレビを使用している。
が、勿論メインのテレビは件のAQUOSである。
以来、わたしはこの愛すべきAQUOSで1000本近くの映画を観てきたことになる。
そして、先日その愛すべきAQUOSが故障してしまったのだ。
テレビがない生活は無理なので、現在リビングには三菱の15型の液晶テレビが鎮座ましましている。
もしかしたら、とうとうと言うかようやくと言うか、我が家にも大型液晶テレビかプラズマテレビの導入時期が来たのだろうか。
ちなみに壊れたAQUOSだが、近日中にサービスが状況を見に来る予定になっている。
もしも、機械に記憶が宿るならば、このAQUOSは凄い映画通になってしまっているのかも知れない。
タイマーが付いていないけど、C1シリーズの液晶なんで反応速度が遅いけど、ひとつだけ青色に常時点灯するドットがあるけど、楽しい思い出を、涙と笑いとそしてすばらしい作品の数々をぼくに見せてくれたAQUOS。
ぼくはそんなAQUOSが大好きだ!
緑のLEDだけを輝かせ、何も言わなくなったAQUOS。
今のぼくはさびしい気持ちでいっぱいだ。
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わたしの愛用のAQUOSはC1シリーズ20型で、2000年12月に発売されたシャープAQUOSのファースト・モデルである。購入したのは発売されてすぐだったから、現在まで足掛け5年にわたって活躍してくれた訳なのだ。
当時、ブラウン管のテレビが故障してしまったわたしは、2000年12月に発売になったばかりのAQUOSを購入すべく、池袋の家電量販店に向かった。
価格の事前調査もせずに量販店に到着したわたしは少なからず驚いた。
なぜなら当時の液晶テレビは非常に高価で、20型AQUOSでさえ20万円を超えていたし、その上のサイズ28型は実売価格でなんと100万円位していたのだ。
また他社を含めた大型の液晶テレビの製品ラインナップはほぼ皆無で、シャープのAQUOSはともかく他社製の液晶テレビは15型前後のモデルしか店頭に並んでいなかったように記憶している。
わたしは冬なのに店内でダラダラと脂汗を垂らしながら悩みに悩んだ。
100万円の28型は予算的に問題外なのだが、20型のテレビに20万円もかけるとは、それにしても高いのではないか・・・・
いや待てよ、いっそのこと28型100万円をローンで買うか・・・・
いやいやいや、それはできない・・・・
いや待てよ、もしかすると・・・・
結局製品の説明を聞いたり迷ったりして、1時間位経過したのではないだろうか、漸く20型液晶テレビを購入する決心がついた。
で、一刻も早く、部屋に液晶テレビと言う物を設置したいわたしは、AQUOSをテイクアウトする事にした。
が、はっきり言って重かった。
肩から腕が抜け落ちるかと思ったほどだ。
池袋の街を巨大なAQUOSの箱をぶら下げて歩く男。
「あっ、AQUOSだ!」
「すげぇな、あいつ液晶テレビ買いやがった!」
当時は、池袋の街でも冗談抜きに、こんな声が聞こえる良い時代だったのだ。
で、自宅に帰り、AQUOSを設置して驚いた。
画質や入出力端子はともかく、なんとAQUOSにはタイマーがついていないのだ。
それまで、目覚まし代わりにテレビを使っていたわたしは愕然とした。明日から、どうやって起きれば良いのだ?と。
タイマーはともかく、それ以来、わたしはすべてのブラウン管テレビを廃棄し、現在では自宅で3台の液晶テレビを使用している。
が、勿論メインのテレビは件のAQUOSである。
以来、わたしはこの愛すべきAQUOSで1000本近くの映画を観てきたことになる。
そして、先日その愛すべきAQUOSが故障してしまったのだ。
テレビがない生活は無理なので、現在リビングには三菱の15型の液晶テレビが鎮座ましましている。
もしかしたら、とうとうと言うかようやくと言うか、我が家にも大型液晶テレビかプラズマテレビの導入時期が来たのだろうか。
ちなみに壊れたAQUOSだが、近日中にサービスが状況を見に来る予定になっている。
もしも、機械に記憶が宿るならば、このAQUOSは凄い映画通になってしまっているのかも知れない。
タイマーが付いていないけど、C1シリーズの液晶なんで反応速度が遅いけど、ひとつだけ青色に常時点灯するドットがあるけど、楽しい思い出を、涙と笑いとそしてすばらしい作品の数々をぼくに見せてくれたAQUOS。
ぼくはそんなAQUOSが大好きだ!
緑のLEDだけを輝かせ、何も言わなくなったAQUOS。
今のぼくはさびしい気持ちでいっぱいだ。
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2005/07/15 東京新橋「ヤクルトホール」で、2005/07/19 東京新宿「明治安田生命ホール」で、それぞれ「アイランド」の試写を観た。
海に浮かぶ緑豊かな島−−−−憧れの地「アイランド」を目の前に、海へ引きずりこまれてしまういつもの悪夢。しかし、夢から覚めたリンカーン・6・エコー(ユアン・マクレガー)を待っていたのは、普段と変わらぬ一日だった。壁のスクリーンに映し出される健康アドバイス、管理の行き届いた食事、そして、女性用の住居棟で暮らすジョーダン・2・デルタ(スカーレット・ヨハンソン)との心はずむ会話。
大気汚染から救い出され、このコミュニティで暮らし始めて3年になる。安全で快適だけれど、退屈な日々。
ここで暮らす人々の夢は、地上最後の楽園「アイランド」へ行くこと。
日々行われる抽選会が彼らの最大の関心事だ。
しかしリンカーンはある日、換気口から入ってきた一匹の蛾を発見して疑問を抱く−−−−外の空気は汚染されているのではないのか?リンカーンの疑念は膨らむが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:マイケル・ベイ
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
美術:ナイジェル・フェルプス
出演:ユアン・マクレガー(リンカーン・6・エコー)、スカーレット・ヨハンソン(ジョーダン・2・デルタ)、ジャイモン・フンスー(ローレント)、ショーン・ビーン(メリック)、スティーヴ・ブシェミ(マッコード)、マイケル・クラーク・ダンカン(スタークウェザー)、イーサン・フィリップス(ジョーンズ・3・エコー)
予告編の時点で嫌な予感がしていたのだが、その予感は見事的中、本作「アイランド」は案の定ひどい映画だった。
わたしは久しぶりに映画を見ながら腹が立った。
しかも二回観にいって、二回とも腹が立つ、という始末である。
尤も、キャストの演技や、美術・衣装による世界観の構築、またアクション・シークエンスはよく出来ているし、マイケル・ベイの演出も従来の作品よりは一貫性が出てきて、手堅くなっていると思う。
が、しかし本作が採用したメイン・プロットが問題だ。
本作「アイランド」は、わたしにはどうしても「2300年未来への旅」(1976)のリメイク作品あるいはリ・イマジネーション作品に思えて仕方がないのだ。
ところで、マイケル・ベイと言えば、ジェリー・ブラッカイマーの言わば子飼の監督として知られ、そのフィルモグラフィーは、「バッド・ボーイズ」、「ザ・ロック」、「アルマゲドン」、「パール・ハーバー」、「バッドボーイズ2バッド」と、ド派手なアクションとビジュアル先行で内容が伴わない作品が並び、あまり映画を見ない人々にはヒット作をたくさん手がけた監督として大人気だが、映画好きな人々には極めて評判の悪い監督の一人である。
で、本作「アイランド」は、ジェリー・ブラッカイマーの下を離れたマイケル・ベイがドリームワークスの下、セルフ・プロデュースの形式で製作した作品なのだ。
そんなこんなで、ジェリー・ブラッカイマーの手の中から飛び出したマイケル・ベイの演出は順当で迷いがなく、従来のような一貫性のないキャラクターを描くのではなく、きちんとキャラクターが描けているような印象を受けるし、ナイジェル・フェルプス(美術)が構築した世界観は、既視感がつきまとうのは事実だが、作品の背景として見事に機能している。
また、後半部分のカーチェイスにいたっては、十分評価できるアクション・シークエンスだと思うし、ラスト近辺のロング・ショットは感動すらしてしまう。
しかし、メイン・プロットがいただけない。
いやプロット自体がまずい訳ではない、プロット自体を素直に見ると結構面白いと思うよ。個人的には。
しかし、前述のようにそのメインのプロットが「2300年宇宙の旅」にそっくりなのが問題なのだ。
まがりなりにもヒット作を連発する監督であるマイケル・ベイがかつての名作SF映画をパクっちゃまずいだろう。
たとえば、「アイランド」がB級映画として製作され、日本公開も「銀座シネパトス」みたいなところで公開されたとしたら、こんなに目くじらを立てることもないのだが、ドリームワークス製作、ワーナー配給、マイケル・ベイ監督作品として、鳴り物入りで全国拡大ロードショーされる作品としてははまずいだろう。と言う事なのだ。
キャストはユアン・マクレガーの訛がよかった。
多分「スター・ウォーズ」プリクェールで、でサー・アレック・ギネスの真似をしたのが良い経験になったのだろう。
あとは、イーサン・フィリップス(ジョーンズ・3・エコー)が良い味を出していた。
また、ジャイモン・フンスー(ローレント)にしろ、ショーン・ビーン(メリック)にしろ頑張ってるし、見せ場はいろいろあるのだが、多分多くの観客の目には、アクションが凄かったねとか言われちゃ映画になっちゃうんじゃないかな、とも思った。
まあ、本作「アイランド」は映画を年に何本かしか観ない人には絶対にオススメの楽しい映画だと思うのだが、ひねったプロットを楽しむ方にはどうかな、と思ってしまう。
と言うか、本作の配給会社がおかしいと思うぞ。
この映画は基本的にプロットを楽しむ映画だと思うのだが、そのメイン・プロットを最初からネタバレして、アクションを楽しむ映画として広告宣伝しているのは、一体どういうことだ!と言う事なのだ。
マイケル・ベイにはプロットは期待していない、と言う事なのかな。配給会社さんよ。
☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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=*=*=*=*=
余談だけど「2300年宇宙の旅」の主人公の名前は、ローガン・5 という。
さらに余談だが、「アイランド」を観た否定的な話を映画莫迦の友人にした何日か後、「アイランド」を観たその友人からこんなメールが届いた。
=*=*=*=*=
そういえば「アイランド」を見たが、お前は一つ大事なことを見落としているぞ。
この作品、M・ベイのフィルモグラフィーの中で一番まともだということを!
まあ、大した作品ではないが、いつものイケイケ調がちょっとおとなしめだし、ストーリーに破綻がないところが、今までとは違うのではないか・・・・
(けっしてこの作品をホメてる訳ではないが・・・・)
この脚本、もっとエログロ度をアップしてラストにひねりを加えてヴァーホーヴェンが監督したらバケたかもしれないな・・・・
=*=*=*=*=
今気づいたのだが、この友人も点々を四つ使っているぞ。
たとえば、こんなふうに・・・・
ここにも「スター・ウォーズ」の影響が・・・・
海に浮かぶ緑豊かな島−−−−憧れの地「アイランド」を目の前に、海へ引きずりこまれてしまういつもの悪夢。しかし、夢から覚めたリンカーン・6・エコー(ユアン・マクレガー)を待っていたのは、普段と変わらぬ一日だった。壁のスクリーンに映し出される健康アドバイス、管理の行き届いた食事、そして、女性用の住居棟で暮らすジョーダン・2・デルタ(スカーレット・ヨハンソン)との心はずむ会話。
大気汚染から救い出され、このコミュニティで暮らし始めて3年になる。安全で快適だけれど、退屈な日々。
ここで暮らす人々の夢は、地上最後の楽園「アイランド」へ行くこと。
日々行われる抽選会が彼らの最大の関心事だ。
しかしリンカーンはある日、換気口から入ってきた一匹の蛾を発見して疑問を抱く−−−−外の空気は汚染されているのではないのか?リンカーンの疑念は膨らむが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:マイケル・ベイ
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
美術:ナイジェル・フェルプス
出演:ユアン・マクレガー(リンカーン・6・エコー)、スカーレット・ヨハンソン(ジョーダン・2・デルタ)、ジャイモン・フンスー(ローレント)、ショーン・ビーン(メリック)、スティーヴ・ブシェミ(マッコード)、マイケル・クラーク・ダンカン(スタークウェザー)、イーサン・フィリップス(ジョーンズ・3・エコー)
予告編の時点で嫌な予感がしていたのだが、その予感は見事的中、本作「アイランド」は案の定ひどい映画だった。
わたしは久しぶりに映画を見ながら腹が立った。
しかも二回観にいって、二回とも腹が立つ、という始末である。
尤も、キャストの演技や、美術・衣装による世界観の構築、またアクション・シークエンスはよく出来ているし、マイケル・ベイの演出も従来の作品よりは一貫性が出てきて、手堅くなっていると思う。
が、しかし本作が採用したメイン・プロットが問題だ。
本作「アイランド」は、わたしにはどうしても「2300年未来への旅」(1976)のリメイク作品あるいはリ・イマジネーション作品に思えて仕方がないのだ。
ところで、マイケル・ベイと言えば、ジェリー・ブラッカイマーの言わば子飼の監督として知られ、そのフィルモグラフィーは、「バッド・ボーイズ」、「ザ・ロック」、「アルマゲドン」、「パール・ハーバー」、「バッドボーイズ2バッド」と、ド派手なアクションとビジュアル先行で内容が伴わない作品が並び、あまり映画を見ない人々にはヒット作をたくさん手がけた監督として大人気だが、映画好きな人々には極めて評判の悪い監督の一人である。
で、本作「アイランド」は、ジェリー・ブラッカイマーの下を離れたマイケル・ベイがドリームワークスの下、セルフ・プロデュースの形式で製作した作品なのだ。
そんなこんなで、ジェリー・ブラッカイマーの手の中から飛び出したマイケル・ベイの演出は順当で迷いがなく、従来のような一貫性のないキャラクターを描くのではなく、きちんとキャラクターが描けているような印象を受けるし、ナイジェル・フェルプス(美術)が構築した世界観は、既視感がつきまとうのは事実だが、作品の背景として見事に機能している。
また、後半部分のカーチェイスにいたっては、十分評価できるアクション・シークエンスだと思うし、ラスト近辺のロング・ショットは感動すらしてしまう。
しかし、メイン・プロットがいただけない。
いやプロット自体がまずい訳ではない、プロット自体を素直に見ると結構面白いと思うよ。個人的には。
しかし、前述のようにそのメインのプロットが「2300年宇宙の旅」にそっくりなのが問題なのだ。
まがりなりにもヒット作を連発する監督であるマイケル・ベイがかつての名作SF映画をパクっちゃまずいだろう。
たとえば、「アイランド」がB級映画として製作され、日本公開も「銀座シネパトス」みたいなところで公開されたとしたら、こんなに目くじらを立てることもないのだが、ドリームワークス製作、ワーナー配給、マイケル・ベイ監督作品として、鳴り物入りで全国拡大ロードショーされる作品としてははまずいだろう。と言う事なのだ。
キャストはユアン・マクレガーの訛がよかった。
多分「スター・ウォーズ」プリクェールで、でサー・アレック・ギネスの真似をしたのが良い経験になったのだろう。
あとは、イーサン・フィリップス(ジョーンズ・3・エコー)が良い味を出していた。
また、ジャイモン・フンスー(ローレント)にしろ、ショーン・ビーン(メリック)にしろ頑張ってるし、見せ場はいろいろあるのだが、多分多くの観客の目には、アクションが凄かったねとか言われちゃ映画になっちゃうんじゃないかな、とも思った。
まあ、本作「アイランド」は映画を年に何本かしか観ない人には絶対にオススメの楽しい映画だと思うのだが、ひねったプロットを楽しむ方にはどうかな、と思ってしまう。
と言うか、本作の配給会社がおかしいと思うぞ。
この映画は基本的にプロットを楽しむ映画だと思うのだが、そのメイン・プロットを最初からネタバレして、アクションを楽しむ映画として広告宣伝しているのは、一体どういうことだ!と言う事なのだ。
マイケル・ベイにはプロットは期待していない、と言う事なのかな。配給会社さんよ。
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=*=*=*=*=
余談だけど「2300年宇宙の旅」の主人公の名前は、ローガン・5 という。
さらに余談だが、「アイランド」を観た否定的な話を映画莫迦の友人にした何日か後、「アイランド」を観たその友人からこんなメールが届いた。
=*=*=*=*=
そういえば「アイランド」を見たが、お前は一つ大事なことを見落としているぞ。
この作品、M・ベイのフィルモグラフィーの中で一番まともだということを!
まあ、大した作品ではないが、いつものイケイケ調がちょっとおとなしめだし、ストーリーに破綻がないところが、今までとは違うのではないか・・・・
(けっしてこの作品をホメてる訳ではないが・・・・)
この脚本、もっとエログロ度をアップしてラストにひねりを加えてヴァーホーヴェンが監督したらバケたかもしれないな・・・・
=*=*=*=*=
今気づいたのだが、この友人も点々を四つ使っているぞ。
たとえば、こんなふうに・・・・
ここにも「スター・ウォーズ」の影響が・・・・
「電車男」オープニング・アニメーションの功罪
2005年7月26日 エッセイ/コラム コメント (1)
わたしは、映画は年間300本以上観るのだが、テレビ・ドラマはほとんど見ない。従ってテレビ・ドラマ版「電車男」もほとんど見ていない。というのが正直なところである。
しかしながら、各方面で『「電車男」オープニング・アニメーション』が「凄い」とか「酷い」とか取りざたされていることもあり、その『「電車男」オープニング・アニメーション』を見てみることにした。
はっきり言って激怒した。
なぜならあれは『DAICON IV OPENING ANIMATION』に対するリスペクトやオマージュを捧げたような作品ではなく、もはや剽窃や盗作に近い作品なのではないか、とわたしには思えたからである。
尤も、「電車男」を放映しているのは、日本を代表する巨大メディアのひとつであるフジテレビであるから、おそらく権利関係はすべてクリアしていると思うし、関係各方面へのネゴもきちんと行われているのだと思う。従ってフジテレビが法的に剽窃や盗作の謗りを受けることはないと思う。
しかし、権利がクリアされ、法的に問題がないとしても、『「電車男」オープニング・アニメーション』が行っていることは、全くひどいものである。
ここで、「お前は一体何の話をしているのだ」という方に簡単に説明すると、『「電車男」オープニング・アニメーション』は1983年にダイコンフィルムが8mmフィルムで自主製作した『DAICON IV OPENING ANIMATION』に酷似しているのだ。
ちなみに両作品は、酷似という言葉が恥じ入ってしまうほど、信じられない程に酷似している。
さて、それでは、その『DAICON IV OPENING ANIMATION』とは一体何ぞや、と言う話だが、とりあえず下記URLをご参照いただきたい。
『ダイコンフィルムって何?』
http://www.gainax.co.jp/soft/daicon/what.html
『DAICON III & IV OPENING ANIMATION』
http://www.gainax.co.jp/soft/daicon/opa.html
状況は大体つかめたと思うのだが、ここで問題を整理してみたいと思う。
※ 推測や予断がかなり入っていると思うが、その辺は割り引いて読んでいただきたい。
■『DAICON IV OPENING ANIMATION』について
1.権利関係
『DAICON IV OPENING ANIMATION』は元来、イベントでの限定上映を目的とした作品であり、音楽やキャラクター使用の権利は(おそらく)クリアしていないだろう。
と言うか、『DAICON IV OPENING ANIMATION』古今東西有名無名の数百のキャラクターが登場する作品である以上、事実上権利関係をクリアすることはできないだろう。
つまり、この作品『DAICON IV OPENING ANIMATION』は、権利的(法的)には(おそらく)存在していない作品だと解釈されてしまうのではないだろうか。
※ わたしは寡聞にしてよく知らないのだが、イベント限定の商品、たとえば出版物(同人誌等)やキャラクター商品(フィギュア等)は、個別に版権を取らなくても、キャラクターを二次使用して良いシステムがあるらしい。
2.制作者
『DAICON IV OPENING ANIMATION』に関わったスタッフの多くは、現在では日本のアニメーション業界において重要なポストを占めているのだが、1983年当時は(おそらく)限りなく素人に近い存在であったと思うし、また当時から優秀なアニメーターとして名を馳せていた他のスタッフにしても、実際のところは(おそらく)ボランティアとして制作に参加していたのではないかと思う。
■『「電車男」オープニング・アニメーション』
1.権利関係
クレジットを明確に見ている訳ではないので、なんとも言えないのだが、(おそらく)『制作・著作:フジテレビ』とクレジットされていると思うので、「電車男」に関するすべての権利関係はクリアされていると思われる。
と言っても、本作のキャラクターはオリジナル・デザインであるから、電車のデザインの使用に権利が発生しないと仮定すると、
法的には楽曲「トワイライト」の使用のみに権利が発生するのではないか、と思う。
2.制作者
『「電車男」オープニング・アニメーション』自体の制作はGONZOで、キャラクターデザインのOKAMAである。
が、『「電車男」オープニング・アニメーション』の企画はGONZOではないのではないか、と思う。
というのも、いくらなんでもアニメーションの制作に関わる者が、自らの積極的な企画で、かの伝説的な作品『DAICON IV OPENING ANIMATION』に酷似してしまっている作品を制作するとは思えないからである。
逆に言うならば、GONZO自らの企画で『「電車男」オープニング・アニメーション』を制作したとしたら、GONZOはクリエイターとして最低だ、と言わざるを得ない。
では一体誰がこの『「電車男」オープニング・アニメーション』の企画を立てたのであろうか。
わたしは、フジテレビ側の強い要請で、GONZOが『「電車男」オープニング・アニメーション』を制作した、と思いたい。
■問題点
その1
2005年に制作された『「電車男」オープニング・アニメーション』は、1983年に制作された伝説的な作品である『DAICON IV OPENING ANIMATION』への敬意に満ちた愛すべき作品ではなく、同作本編の表層のみを、部分的にではなく、全体的に再現することを目的とした、いわば唾棄すべき作品である。と言う事。
その2
『「電車男」オープニング・アニメーション』と言う作品は、日本有数の巨大メディア:フジテレビが、自主制作映画団体:ダイコンフィルムが制作した『DAICON IV OPENING ANIMATION』の表層的な描写方法を再現した作品である。と言う事。
■まとめ
おそらく、フジテレビがやっていることは、法的には全く問題はないと思うし、旧ダイコンフィルムの関係者に対しても、それ相応の対応を取っていることだと思う。
しかし、だからと言って、権利関係をクリアし、関係者に大金を払ったとしても、クリエイターとしてやって良いことと悪いことがある。
『「電車男」オープニング・アニメーション』は『DAICON IV OPENING ANIMATION』のリメイクでなければ、リ・イマジネーションでもないのだ。
フジテレビは、かつての名作と寸分たがわない作品を、新たな作品として制作しているのだ。
果たして、こんなことが許されるのだろうか。
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しかしながら、各方面で『「電車男」オープニング・アニメーション』が「凄い」とか「酷い」とか取りざたされていることもあり、その『「電車男」オープニング・アニメーション』を見てみることにした。
はっきり言って激怒した。
なぜならあれは『DAICON IV OPENING ANIMATION』に対するリスペクトやオマージュを捧げたような作品ではなく、もはや剽窃や盗作に近い作品なのではないか、とわたしには思えたからである。
尤も、「電車男」を放映しているのは、日本を代表する巨大メディアのひとつであるフジテレビであるから、おそらく権利関係はすべてクリアしていると思うし、関係各方面へのネゴもきちんと行われているのだと思う。従ってフジテレビが法的に剽窃や盗作の謗りを受けることはないと思う。
しかし、権利がクリアされ、法的に問題がないとしても、『「電車男」オープニング・アニメーション』が行っていることは、全くひどいものである。
ここで、「お前は一体何の話をしているのだ」という方に簡単に説明すると、『「電車男」オープニング・アニメーション』は1983年にダイコンフィルムが8mmフィルムで自主製作した『DAICON IV OPENING ANIMATION』に酷似しているのだ。
ちなみに両作品は、酷似という言葉が恥じ入ってしまうほど、信じられない程に酷似している。
さて、それでは、その『DAICON IV OPENING ANIMATION』とは一体何ぞや、と言う話だが、とりあえず下記URLをご参照いただきたい。
『ダイコンフィルムって何?』
http://www.gainax.co.jp/soft/daicon/what.html
『DAICON III & IV OPENING ANIMATION』
http://www.gainax.co.jp/soft/daicon/opa.html
状況は大体つかめたと思うのだが、ここで問題を整理してみたいと思う。
※ 推測や予断がかなり入っていると思うが、その辺は割り引いて読んでいただきたい。
■『DAICON IV OPENING ANIMATION』について
1.権利関係
『DAICON IV OPENING ANIMATION』は元来、イベントでの限定上映を目的とした作品であり、音楽やキャラクター使用の権利は(おそらく)クリアしていないだろう。
と言うか、『DAICON IV OPENING ANIMATION』古今東西有名無名の数百のキャラクターが登場する作品である以上、事実上権利関係をクリアすることはできないだろう。
つまり、この作品『DAICON IV OPENING ANIMATION』は、権利的(法的)には(おそらく)存在していない作品だと解釈されてしまうのではないだろうか。
※ わたしは寡聞にしてよく知らないのだが、イベント限定の商品、たとえば出版物(同人誌等)やキャラクター商品(フィギュア等)は、個別に版権を取らなくても、キャラクターを二次使用して良いシステムがあるらしい。
2.制作者
『DAICON IV OPENING ANIMATION』に関わったスタッフの多くは、現在では日本のアニメーション業界において重要なポストを占めているのだが、1983年当時は(おそらく)限りなく素人に近い存在であったと思うし、また当時から優秀なアニメーターとして名を馳せていた他のスタッフにしても、実際のところは(おそらく)ボランティアとして制作に参加していたのではないかと思う。
■『「電車男」オープニング・アニメーション』
1.権利関係
クレジットを明確に見ている訳ではないので、なんとも言えないのだが、(おそらく)『制作・著作:フジテレビ』とクレジットされていると思うので、「電車男」に関するすべての権利関係はクリアされていると思われる。
と言っても、本作のキャラクターはオリジナル・デザインであるから、電車のデザインの使用に権利が発生しないと仮定すると、
法的には楽曲「トワイライト」の使用のみに権利が発生するのではないか、と思う。
2.制作者
『「電車男」オープニング・アニメーション』自体の制作はGONZOで、キャラクターデザインのOKAMAである。
が、『「電車男」オープニング・アニメーション』の企画はGONZOではないのではないか、と思う。
というのも、いくらなんでもアニメーションの制作に関わる者が、自らの積極的な企画で、かの伝説的な作品『DAICON IV OPENING ANIMATION』に酷似してしまっている作品を制作するとは思えないからである。
逆に言うならば、GONZO自らの企画で『「電車男」オープニング・アニメーション』を制作したとしたら、GONZOはクリエイターとして最低だ、と言わざるを得ない。
では一体誰がこの『「電車男」オープニング・アニメーション』の企画を立てたのであろうか。
わたしは、フジテレビ側の強い要請で、GONZOが『「電車男」オープニング・アニメーション』を制作した、と思いたい。
■問題点
その1
2005年に制作された『「電車男」オープニング・アニメーション』は、1983年に制作された伝説的な作品である『DAICON IV OPENING ANIMATION』への敬意に満ちた愛すべき作品ではなく、同作本編の表層のみを、部分的にではなく、全体的に再現することを目的とした、いわば唾棄すべき作品である。と言う事。
その2
『「電車男」オープニング・アニメーション』と言う作品は、日本有数の巨大メディア:フジテレビが、自主制作映画団体:ダイコンフィルムが制作した『DAICON IV OPENING ANIMATION』の表層的な描写方法を再現した作品である。と言う事。
■まとめ
おそらく、フジテレビがやっていることは、法的には全く問題はないと思うし、旧ダイコンフィルムの関係者に対しても、それ相応の対応を取っていることだと思う。
しかし、だからと言って、権利関係をクリアし、関係者に大金を払ったとしても、クリエイターとしてやって良いことと悪いことがある。
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週刊「映画レビュー・インデックス」2005/07/23
2005年7月23日 映画レビュー・インデックス週刊「映画レビュー・インデックス」(仮称)2005/07/23号
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2005/07/23公開
「アイランド」未レビュー
「大変な結婚」未レビュー
2005/07/16公開
「星になった少年/Shinning Boy & Little Randy」
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
「ライフ・イズ・ミラクル」未レビュー
「運命じゃない人」http://diarynote.jp/d/29346/20050705.html
「0:34 レイジ34フン」http://diarynote.jp/d/29346/20050706.html
2005/07/09公開
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
「HINOKIO」http://diarynote.jp/d/29346/20050623.html
2005/07/02公開
「マラソン」http://diarynote.jp/d/29346/20050712.html
「亀は意外と速く泳ぐ」http://diarynote.jp/d/29346/20050722.html
2005/06/29公開
「宇宙戦争」http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
2005/06/25公開
「オープン・ウォーター」http://diarynote.jp/d/29346/20050617.html
「ダニー・ザ・ドッグ」未レビュー
2005/06/18公開
「マイ・リトル・ブライド」http://diarynote.jp/d/29346/20050711.html
■週末興収ベストテン
2005/07/16-17 興収ベストテン
1.「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20050627.html
2.「ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波動の勇者ルカリオ」(東宝)
3.「宇宙戦争」(UIP)http://diarynote.jp/d/29346/20050629.html
http://diarynote.jp/d/29346/20050715.html
4.「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」(東宝)
http://diarynote.jp/d/29346/20050718.html
5.「電車男」(東宝)
6.「姑獲鳥の夏」(ヘラルド)
7.「フライ,ダディ,フライ」(東映)
8.「バットマン ビギンズ」(ワーナー)
9「マラソン」(シネカノン=松竹)
http://diarynote.jp/d/29346/20050712.html
10.「恋する神父」(東芝)
皆さん、テレビシリーズ版「電車男」見てますか?
わたしは見ていません。
とは言うものの、そんなわたしのもとへも各方面から「電車男」オープニング・アニメーションに対する賛否が漏れ届いています。
そのうち、その件について、ちょっとした文章を書きたいな、と思っています。
2005/7/23はMTBレースで遠出していたので、23日夕方の地震には遭いませんでした。
結構大きな地震だったようで、驚いています。
例によって、毎日毎日忙しいでございます。映画については、試写をこなすのが精一杯で、封切作品鑑賞のために劇場に行けないような状況です。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ライフ・イズ・ミラクル」、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「宇宙戦争」(途中)、「ロボッツ」、「アイランド」、「大変な結婚」、「七人の弔」です。
■近日公開予定
2005/7/30公開予定
「ロボッツ」未レビュー
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5.「電車男」(東宝)
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9「マラソン」(シネカノン=松竹)
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10.「恋する神父」(東芝)
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わたしは見ていません。
とは言うものの、そんなわたしのもとへも各方面から「電車男」オープニング・アニメーションに対する賛否が漏れ届いています。
そのうち、その件について、ちょっとした文章を書きたいな、と思っています。
2005/7/23はMTBレースで遠出していたので、23日夕方の地震には遭いませんでした。
結構大きな地震だったようで、驚いています。
例によって、毎日毎日忙しいでございます。映画については、試写をこなすのが精一杯で、封切作品鑑賞のために劇場に行けないような状況です。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ライフ・イズ・ミラクル」、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「宇宙戦争」(途中)、「ロボッツ」、「アイランド」、「大変な結婚」、「七人の弔」です。
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「亀は意外と速く泳ぐ」
2005年7月22日 映画
2005/06/15 東京中野「中野ZERO小ホール」で「亀は意外と速く泳ぐ」の試写を観た。
片倉スズメ(上野樹里)は平凡な主婦である。
夫は海外赴任中、定期的に電話をくれるが、離すのはペットの亀の心配ばかりである。
毎日が恐ろしく単調に過ぎていく・・・・。
トイレに行けば自分の存在を無視するかのように、おばさんがオナラをし、夫でさえ時々自分のことを忘れているようだ。
私は見えていないのか?
久しぶりに待ち合わせをした幼馴染のクジャク(蒼井優)には2時間も待たされてしまう始末。
・・・・このまま歳をとり死んでいくのか?
そう思うと恐ろしい・・・・。
そんな平凡を嘆く彼女は、ふとしたことから駅の階段のへこみに張られた広告を目にする。
その広告はなんと「スパイ募集!」の広告だったのだが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:三木聡
出演:上野樹里(片倉スズメ)、蒼井優(扇谷クジャク)、岩松了(クギタニシズオ)、ふせえり(クギタニエツコ)、要潤(加東先輩)、温水洋一(パーマ屋のおじさん)、松重豊(ラーメン屋のオヤジ)、村松利史(豆腐屋のオヤジ)、森下能幸(最中屋のおじさん)、水橋研二(白バイ警官)、緋田康人(水道屋)、松岡俊介(韮山)、伊武雅刀(中西)、嶋田久作(福島)、岡本信人(スズメの父親)
本作「亀は意外と速く泳ぐ」は、小ネタにクスクス笑っているうちに、ある種ちょっとだけ壮大な地平へわれわれを連れて行ってくれる、摩訶不思議な物語である。
その世界の住人は、あまりにも曲者揃いなのだが、分を弁えた抑制された演技と、的確な演出でオーバーアクト寸前で踏み止まっているような印象を受ける。
もともと本作は爆笑を目指しているのではなく、くすくす感を大切にした作品だと思うのだが、その微妙なさじ加減が功を奏したおもしろい作品に仕上がっている。
とは言っても、本作は決して万人受けする作品ではなく、観客を大いに選ぶ作品だと思う。
そして、キャストのほとんどが曲者と言う本作を考えた場合、本作は日本映画界が地味に誇る、曲者俳優たちの豪華な競演、と言う観点も出てくるし、テレビ界で数々の伝説的なプログラムを制作してきた三木聡の手腕を楽しむ、と言う観点もあるだろう。
そして勿論上野樹里と蒼井優の作品だととらえる事も出来ますしね。
私見だが、個人的には上野樹里つながりで考えると、前作「スウィングガールズ」よりもおもしろかったと思うぞ。
ところで、本作「亀は意外と速く泳ぐ」で描かれているスパイのコンセプトは、「007」シリーズ等で描かれているようなスパイではなく、「チャーリー・マフィン」シリーズやジョン・ル・カレの一連の作品に登場する目立たない地味なスパイのコンセプトに近いような印象を受けた。
勿論、チャーリー・マフィンやル・カレが創出したスパイのように大活躍するわけでもなく、頭脳明晰な訳でもないのだが、スパイのコンセプトのエッセンスを抽出した場合、同じようなコンセプトが残るような気がするのだ。
キャストは、前述のように曲者ばかりなので、誰がどうこうというのは割愛するが、脚本がしっかりしており、アドリブを廃している(と思う)ので、突出した目立ったキャラクターがいる訳ではなく、しっかりと編み上げられたタペストリーのような言わば群像劇のような印象をも受ける。
本作「亀は意外と速く泳ぐ」は、おそらく大ヒットする作品ではないと思うが、出来ることなら多くの人に観ていただきたい作品のひとつだと思うのだ。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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毎日が恐ろしく単調に過ぎていく・・・・。
トイレに行けば自分の存在を無視するかのように、おばさんがオナラをし、夫でさえ時々自分のことを忘れているようだ。
私は見えていないのか?
久しぶりに待ち合わせをした幼馴染のクジャク(蒼井優)には2時間も待たされてしまう始末。
・・・・このまま歳をとり死んでいくのか?
そう思うと恐ろしい・・・・。
そんな平凡を嘆く彼女は、ふとしたことから駅の階段のへこみに張られた広告を目にする。
その広告はなんと「スパイ募集!」の広告だったのだが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:三木聡
出演:上野樹里(片倉スズメ)、蒼井優(扇谷クジャク)、岩松了(クギタニシズオ)、ふせえり(クギタニエツコ)、要潤(加東先輩)、温水洋一(パーマ屋のおじさん)、松重豊(ラーメン屋のオヤジ)、村松利史(豆腐屋のオヤジ)、森下能幸(最中屋のおじさん)、水橋研二(白バイ警官)、緋田康人(水道屋)、松岡俊介(韮山)、伊武雅刀(中西)、嶋田久作(福島)、岡本信人(スズメの父親)
本作「亀は意外と速く泳ぐ」は、小ネタにクスクス笑っているうちに、ある種ちょっとだけ壮大な地平へわれわれを連れて行ってくれる、摩訶不思議な物語である。
その世界の住人は、あまりにも曲者揃いなのだが、分を弁えた抑制された演技と、的確な演出でオーバーアクト寸前で踏み止まっているような印象を受ける。
もともと本作は爆笑を目指しているのではなく、くすくす感を大切にした作品だと思うのだが、その微妙なさじ加減が功を奏したおもしろい作品に仕上がっている。
とは言っても、本作は決して万人受けする作品ではなく、観客を大いに選ぶ作品だと思う。
そして、キャストのほとんどが曲者と言う本作を考えた場合、本作は日本映画界が地味に誇る、曲者俳優たちの豪華な競演、と言う観点も出てくるし、テレビ界で数々の伝説的なプログラムを制作してきた三木聡の手腕を楽しむ、と言う観点もあるだろう。
そして勿論上野樹里と蒼井優の作品だととらえる事も出来ますしね。
私見だが、個人的には上野樹里つながりで考えると、前作「スウィングガールズ」よりもおもしろかったと思うぞ。
ところで、本作「亀は意外と速く泳ぐ」で描かれているスパイのコンセプトは、「007」シリーズ等で描かれているようなスパイではなく、「チャーリー・マフィン」シリーズやジョン・ル・カレの一連の作品に登場する目立たない地味なスパイのコンセプトに近いような印象を受けた。
勿論、チャーリー・マフィンやル・カレが創出したスパイのように大活躍するわけでもなく、頭脳明晰な訳でもないのだが、スパイのコンセプトのエッセンスを抽出した場合、同じようなコンセプトが残るような気がするのだ。
キャストは、前述のように曲者ばかりなので、誰がどうこうというのは割愛するが、脚本がしっかりしており、アドリブを廃している(と思う)ので、突出した目立ったキャラクターがいる訳ではなく、しっかりと編み上げられたタペストリーのような言わば群像劇のような印象をも受ける。
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「THE ART OF STAR WARS」
2005年7月20日 映画
2005/07/18 東京有楽町「東京国際フォーラム」で開催されている「THE ART OF STAR WARS アート・オブ スター・ウォーズ エピソード3展」に行って来た。
見るべき物はいろいろあるのだが、いかんせん展示物が少ない。
いくら「リアルサイズのスターファイター」があろうと、やはり、1993年に池袋「セゾン美術館」で行われた「ジョージ・ルーカス展」の展示物には残念ながら及ばない。
と言うのも、現代の「スター・ウォーズ」は、CGIで映画が製作され、プロップはともかく、セットやミニチュア、マット・ペインティングがほとんど存在せず、展示物自体がこの世に存在しない、と言う状況なのだ。
例えば、あんなにわさわさと登場するクローン・トルーパーやバトル・ドロイド等の展示がほとんどない事を考えると、なんとも異様な印象すら受けてしまう。実際に描かれたマット・ペインティングもないしね。
また、以前の展覧会では原画が展示されていたコンセプト・アート類は、今回の展示では何故か多くが複製となっている点も残念である。
とは言うものの、実際に撮影に使用されたプロップやミニチュア類を実際に目にする機会はほとんどないと思うし、会場で流される映像も貴重なものがあるので、機会があれば是非会場に足を運んで欲しいと思う。
因みに会場内で撮影禁止なのは日本だけらしい。
因みに「エピソード3展」は、「目黒区美術館(第一会場)」と「東京国際フォーラム(第二会場)」で開催されている。
THE ART OF STAR WARS
アート オブ スター・ウォーズ エピソード3展
ついに東京で開催!
http://www.starwarsjapan.com/museum/topics/topics0505/tokyo_exhibition.html
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見るべき物はいろいろあるのだが、いかんせん展示物が少ない。
いくら「リアルサイズのスターファイター」があろうと、やはり、1993年に池袋「セゾン美術館」で行われた「ジョージ・ルーカス展」の展示物には残念ながら及ばない。
と言うのも、現代の「スター・ウォーズ」は、CGIで映画が製作され、プロップはともかく、セットやミニチュア、マット・ペインティングがほとんど存在せず、展示物自体がこの世に存在しない、と言う状況なのだ。
例えば、あんなにわさわさと登場するクローン・トルーパーやバトル・ドロイド等の展示がほとんどない事を考えると、なんとも異様な印象すら受けてしまう。実際に描かれたマット・ペインティングもないしね。
また、以前の展覧会では原画が展示されていたコンセプト・アート類は、今回の展示では何故か多くが複製となっている点も残念である。
とは言うものの、実際に撮影に使用されたプロップやミニチュア類を実際に目にする機会はほとんどないと思うし、会場で流される映像も貴重なものがあるので、機会があれば是非会場に足を運んで欲しいと思う。
因みに会場内で撮影禁止なのは日本だけらしい。
因みに「エピソード3展」は、「目黒区美術館(第一会場)」と「東京国際フォーラム(第二会場)」で開催されている。
THE ART OF STAR WARS
アート オブ スター・ウォーズ エピソード3展
ついに東京で開催!
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「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」
2005年7月18日 映画
2005/07/01 東京竹橋「科学技術館サイエンスホール」で「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」の試写を観た。
郊外で細々と動物プロダクションを営む小川家。
息子の哲夢(柳楽優弥)は毎日動物たちと楽しく触れ合っていた。
そんなある日、母・佐緒里(常盤貴子)が、子供のころからの夢を実現すべく、タイからゾウの“ミッキー”を購入した。哲夢はその天性の才能から、すぐにミッキーと心を通わせていくのだった。
そしてまた一頭、CM出演のための子ゾウ“ランディ”もやって来るのだが、訓練を受けていないランディは、なかなか哲夢の言うことを聞かなかった。
そこである時タイのゾウ使いの話を聞いた哲夢は、タイのゾウ訓練センターへの留学を決意するのだが・・・・。
監督:河毛俊作
製作:亀山千広
原作:坂本小百合 『ちび象ランディと星になった少年』(文藝春秋刊)
音楽:坂本龍一
出演:柳楽優弥(小川哲夢)、常盤貴子(小川佐緒里)、高橋克実(小川耕介)、蒼井優(村上絵美)、倍賞美津子(藤沢朝子)
本作「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」には泣かされた。
特にラストのシークエンスで、一頭の象がとる行動には、本当に泣かされてしまう。
ついでにその行動は映画の演出上の理由で創出された行動ではなく、実際にその時に象がとった行動だったのにも驚かされてしまうし、泣かされてしまう。正に、事実は小説よりも奇なりである。
脚本は比較的直球勝負で、奇をてらったトリッキーなものは無い。
印象に残るタイでの「象の神様」のシークエンスだが、そのシークエンス自体は伏線としては秀逸なのだが、そのシークエンスが原因となって哲夢(柳楽優弥)が夭折してしまう、と言う解釈が可能なため、釈然としない気がする。
また、哲夢の学校生活に比較的長く尺を割いている点も印象的だった。哲夢がゾウ使いになろうとする過程には、家庭環境だけではなく、学校生活における問題点もあったであろうことを語っている事に好感が持てる。特にこれは校庭でのサッカーボールのシークエンスに顕著である。
そしてラストだが、ラストのタイでのシークエンスも感動的で良かったのだが、哲夢亡き後をもう少し描いた方がより感動的だったのではないかと思えた。
勿論、そこまで描くと物語の焦点が哲夢の生涯から、哲夢の遺志を継いだ人々の物語にずれてしまう感が否めないが、ラストにワンカットだけでも良いからテロップでもかまわないので、母親や弟が現在何をしているのかを入れた方が泣けると思ったのだ。
しかし、本作の構成は残念ながら、テレビ放映時のCF(CM)のタイミングが考慮されているような間の存在が気になった。
キャストは先ずは、哲夢の母・佐緒里を演じた常盤貴子だが、自由奔放に生きる役柄を見事に演じつつ、ラストの嗚咽では女優の力を見せつけてくれる。
その嗚咽のシークエンスでは実際のところ蒼井優(村上絵美)との演技合戦の場面なのだが、女優の格としては常盤貴子に軍配が上がっていた。
そんな蒼井優(村上絵美)だが、最近はさまざまな映画に出ずっぱりなのだが、少ない出番ながら比較的印象に残る役柄を好演していた。哲夢と心を通わせる重要な役を担っていた訳だ。
また哲夢の祖母・藤沢朝子を演じた倍賞美津子も存在感があり、映画を引き締めていた。
ここで、驚いたのは撮影なのだが、フレームが倍賞美津子の顔を半分くらい落すカットが何度も出てきたのには驚いた。
大女優倍賞美津子の顔を切るとは驚きなのだ。
印象に残ったカットは、ゾウのショーのシークエンスとお葬式のシークエンスである。
そのお葬式のシークエンスで倍賞美津子はフレームから外れつつもすばらしい表情をしている。フレーム外にいながらにして抜群の存在感を感じるすばらしいカットであった。
さて、主演の柳楽優弥(小川哲夢)だが、俳優としての岐路に立たされている。
前作「誰も知らない」の作風では、演技しないことが要求され、その演技しない演技が評価されていたのだと思うのだが、本作以降は演出された演技が要求されている訳なのだ。
そう考えた場合、本作の柳楽優弥は残念ながら演技と言うレベルには達していないような印象を受けた。勿論彼には存在感はあり、本作の役柄はあまり喋らない主人公なので、それほど気にならないとは思うのだが、次回作では柳楽優弥は大きな岐路に立たされるのではないか、と思ってしまう。
あと気になったのは、武田鉄也とブラザートムがダメな業界人を見事に演じていた。
さて音楽の坂本龍一だが、はっきり言ってオーバー・スコアであった。
と言うのも、坂本龍一の音楽に力がありすぎで、映像と音楽のパワー・バランスが悪いのだ。もう少し控えめな楽曲の方が良かったのではないかと思う。
まあ本作「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」はフジテレビの戦略が見え隠れするのだが、お約束どおりに泣ける感動作品であり、ぜひ劇場で見た後は、「市原ぞうの国」(http://www.zounokuni.com/)にでも行っていただければ、と思うのだ。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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郊外で細々と動物プロダクションを営む小川家。
息子の哲夢(柳楽優弥)は毎日動物たちと楽しく触れ合っていた。
そんなある日、母・佐緒里(常盤貴子)が、子供のころからの夢を実現すべく、タイからゾウの“ミッキー”を購入した。哲夢はその天性の才能から、すぐにミッキーと心を通わせていくのだった。
そしてまた一頭、CM出演のための子ゾウ“ランディ”もやって来るのだが、訓練を受けていないランディは、なかなか哲夢の言うことを聞かなかった。
そこである時タイのゾウ使いの話を聞いた哲夢は、タイのゾウ訓練センターへの留学を決意するのだが・・・・。
監督:河毛俊作
製作:亀山千広
原作:坂本小百合 『ちび象ランディと星になった少年』(文藝春秋刊)
音楽:坂本龍一
出演:柳楽優弥(小川哲夢)、常盤貴子(小川佐緒里)、高橋克実(小川耕介)、蒼井優(村上絵美)、倍賞美津子(藤沢朝子)
本作「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」には泣かされた。
特にラストのシークエンスで、一頭の象がとる行動には、本当に泣かされてしまう。
ついでにその行動は映画の演出上の理由で創出された行動ではなく、実際にその時に象がとった行動だったのにも驚かされてしまうし、泣かされてしまう。正に、事実は小説よりも奇なりである。
脚本は比較的直球勝負で、奇をてらったトリッキーなものは無い。
印象に残るタイでの「象の神様」のシークエンスだが、そのシークエンス自体は伏線としては秀逸なのだが、そのシークエンスが原因となって哲夢(柳楽優弥)が夭折してしまう、と言う解釈が可能なため、釈然としない気がする。
また、哲夢の学校生活に比較的長く尺を割いている点も印象的だった。哲夢がゾウ使いになろうとする過程には、家庭環境だけではなく、学校生活における問題点もあったであろうことを語っている事に好感が持てる。特にこれは校庭でのサッカーボールのシークエンスに顕著である。
そしてラストだが、ラストのタイでのシークエンスも感動的で良かったのだが、哲夢亡き後をもう少し描いた方がより感動的だったのではないかと思えた。
勿論、そこまで描くと物語の焦点が哲夢の生涯から、哲夢の遺志を継いだ人々の物語にずれてしまう感が否めないが、ラストにワンカットだけでも良いからテロップでもかまわないので、母親や弟が現在何をしているのかを入れた方が泣けると思ったのだ。
しかし、本作の構成は残念ながら、テレビ放映時のCF(CM)のタイミングが考慮されているような間の存在が気になった。
キャストは先ずは、哲夢の母・佐緒里を演じた常盤貴子だが、自由奔放に生きる役柄を見事に演じつつ、ラストの嗚咽では女優の力を見せつけてくれる。
その嗚咽のシークエンスでは実際のところ蒼井優(村上絵美)との演技合戦の場面なのだが、女優の格としては常盤貴子に軍配が上がっていた。
そんな蒼井優(村上絵美)だが、最近はさまざまな映画に出ずっぱりなのだが、少ない出番ながら比較的印象に残る役柄を好演していた。哲夢と心を通わせる重要な役を担っていた訳だ。
また哲夢の祖母・藤沢朝子を演じた倍賞美津子も存在感があり、映画を引き締めていた。
ここで、驚いたのは撮影なのだが、フレームが倍賞美津子の顔を半分くらい落すカットが何度も出てきたのには驚いた。
大女優倍賞美津子の顔を切るとは驚きなのだ。
印象に残ったカットは、ゾウのショーのシークエンスとお葬式のシークエンスである。
そのお葬式のシークエンスで倍賞美津子はフレームから外れつつもすばらしい表情をしている。フレーム外にいながらにして抜群の存在感を感じるすばらしいカットであった。
さて、主演の柳楽優弥(小川哲夢)だが、俳優としての岐路に立たされている。
前作「誰も知らない」の作風では、演技しないことが要求され、その演技しない演技が評価されていたのだと思うのだが、本作以降は演出された演技が要求されている訳なのだ。
そう考えた場合、本作の柳楽優弥は残念ながら演技と言うレベルには達していないような印象を受けた。勿論彼には存在感はあり、本作の役柄はあまり喋らない主人公なので、それほど気にならないとは思うのだが、次回作では柳楽優弥は大きな岐路に立たされるのではないか、と思ってしまう。
あと気になったのは、武田鉄也とブラザートムがダメな業界人を見事に演じていた。
さて音楽の坂本龍一だが、はっきり言ってオーバー・スコアであった。
と言うのも、坂本龍一の音楽に力がありすぎで、映像と音楽のパワー・バランスが悪いのだ。もう少し控えめな楽曲の方が良かったのではないかと思う。
まあ本作「星になった少年 Shining Boy and Little Randy」はフジテレビの戦略が見え隠れするのだが、お約束どおりに泣ける感動作品であり、ぜひ劇場で見た後は、「市原ぞうの国」(http://www.zounokuni.com/)にでも行っていただければ、と思うのだ。
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