2007年10月から、Super! drama TVで「HEROES / ヒーローズ」の放送が始まっている。

日本人キャストのマシ・オカ(ヒロ・ナカムラ役)が来日し、プロモーションを行っていたり、また作品として様々なメディアで取り上げられているので、ご存知の方はご存知だと思う。

ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガス、テキサス、そしてインド、東京。何千何万kmも隔てたそれぞれの土地で、ある奇妙な現象が同時に発生する。それは平凡な人々に突如、スーパーヒーローのような超能力が備わるというもの。ある者は空を飛び、ある者は不死身の肉体となり、ある者は未来を予知し、ある者は時空を曲げるなどの能力を手に入れ、使命を感じる者もいれば、不安におちいる者もいる。いったい誰が、何のために、彼らにそんな能力を授けたのか。人類を救うためか、それとも只のいたずらか。そして、彼ら HEROESや人類を待ち受ける、巨大な運命とは……!?
(オフィシャル・サイトより引用)

「HEROES / ヒーローズ」は、現在のところ、Super! drama TVで、シーズン1の第8話まで放送されているのだが、わたしはHDDに撮りだめているものを最近見始めた。

で、思うのは、やはり「HEROES / ヒーローズ」と言うテレビ・シリーズは、評判に違わず非常に面白い作品だと言うこと。

先ず、作品として優れていると思うのは、「HEROES / ヒーローズ」を群像劇にしていること。
つまり、世界中で同時多発的に発生した超能力者たちが体験するエピソードを散文的に描き、その散文的な物語の詳細が、実は物語の全体像を織りなして行く、と言う構成を取っているのだ。

と言う事は、「HEROES / ヒーローズ」と言う作品は、所謂グランド・ホテル形式に則っている、と言う事が出来、最初の数話を見る限り、おそらく最後に収束するエピソードがヒロが見たニューヨークに起こるカタストロフィーだということだと推測できる。

例えば「マグノリア」でラストに起きた出来事が、複数のキャラクターを主人公とした群像劇のキャラクターとエピソードをひとつにまとめているのだが、そんな感じに、「HEROES / ヒーローズ」ではニューヨークでのカタストロフィーで物語を収束させる、と言う作品になるのではないか、と誰もが推測するだろう。

どうなるのかわからないが、個人的には楽しみで楽しみで仕方がない。

多分わたしの想像があたっているとすると、わたしのテレビ・シリーズ視聴歴史上、最高のテレビ・シリーズになるかも知れない。

ただ問題は、アメリカにおけるテレビ・シリーズのシーズンの考え方である。

現在「HEROES / ヒーローズ」はシーズン2が始まっているようだが、最終的な着地点がシーズン1で描かれているのか、それともシーズン2に引っ張られるのか、疑問なのである。

少なくても日本のテレビ・シリーズはシーズン毎に大きなエピソードが解決して終わることが多いのだが、アメリカではそうではないのだ。
つまり、アメリカではシーズンを続ける事が良しとされ、シーズンの最終話で物語が完結しない、と言う事がしばしばあるのだ。

そのアメリカでのテレビ・シリーズのシーズンに対する考え方が、現在わたしが見ているあたりまでの「HEROES / ヒーローズ」の素晴らしい構成にどのような影響を与えているのか、心配してしまう。

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思うところがあってサラ・パレツキーのV.I.ウォーショースキーものを何冊か読んだ。

読んだのは、「バーニング・シーズン」、「ガーディアン・エンジェル」、「ブラック・リスト」の3冊。

読んで思ったのは、個人的に、V.I.ウォーショースキーの性格に非常に好感が持てる、と言う事。
と、言うか、わたしの性格に非常に近しいと思えた。

と、言うのも、ウォーショースキーの行動原理の根本にあるのは「怒り」なのだ。
そして、その彼女の「怒り」の矛先は、多くの場合、圧倒的な「権力」に向かっている。

「権力」にたいする「激怒」。

そんな、ウォーショースキーが、と言うか、ウォーショースキーに投影されているサラ・パレツキーが大好きである。

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わたしは「爆笑問題のニッポンの教養」を楽しみにしている。

そもそも何故「爆笑問題のニッポンの教養」を見ているのか、と言うと、何の事はない、「爆笑問題のニッポンの教養」は「サラリーマンNEO」の後番組(引っ越しのため)であり、わたしは「サラリーマンNEO」を録画していた関係で、自動的に録画されていた「爆笑問題のニッポンの教養」を見ている訳だ。

とは言うものの、今日は「爆笑問題のニッポンの教養」の内容のお話ではなく、テレビ・プログラムの制作形態の話。

さて、「爆笑問題のニッポンの教養」の内容が優れているのは言うまでもないのだが、実はテレビ・プログラムの制作形態が興味深い。

と言うのも、「爆笑問題のニッポンの教養」と言うテレビ・プログラムは、訪問する教授の部屋に民生用のハイビジョンデジタルビデオカメラを5〜6台設置し、それを編集する、と言う制作形態を取っているのだ。

つまり、例えばスタジオでドラマを収録する際のように、複数のカメラで被写体を撮影し、副調整室でスイッチするような編集を、ロケでやっているということである。

以前、5カメで結婚式を撮影し編集した話を紹介したが、そんな感じでテレビ・プログラムが制作されているのだ。

そして、「爆笑問題のニッポンの教養」のナレーションも面白い。

と言うのも、「爆笑問題のニッポンの教養」のナレーションは、人間がナレーションをあてているのか、機械(合成音声)がナレーションをあてているのか判別できない程、印象的な、無機質なナレーションが素晴らしい。

わたしは趣味(芸)で合成音声のような喋り方をするのが得意なのだが、もしかしたら、人間が合成音声の真似をしているのかも知れないけど・・・・。

ナレーションの方向性としては、例えば「初音ミク」や「鏡音リン」をナレーターとしてフィーチャーし、彼女等の声を低音で男性的なナレーションとして活用しているような感じなのである。

例えば、ナレーターがいない自主制作映画に、機械(ボーカロイド)のナレーションを使うなんて、とっても楽しい印象を受ける。

音楽ではなく、ナレーションの、つまり話し言葉の微妙な音程や、音符(ナレーションの言葉)の長さを設定して話し言葉をナレーションとして構築するのも面白いかも知れない。

そんな方向性で「爆笑問題のニッポンの教養」を見てみると面白いかと思う訳だ。

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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/11/17号(通巻159号)
をお届けします。
 
 
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18) 
 
■公開中
2007/11/17公開
「モーテル」
http://diarynote.jp/d/29346/20070813.html
2007/11/10公開
「真・女立喰師列伝」
http://diarynote.jp/d/29346/20071022.html
2007/11/03公開
「恋空」
http://diarynote.jp/d/29346/20071102.html
http://diarynote.jp/d/29346/20071024.html
「鳳凰 わが愛」
http://diarynote.jp/d/29346/20071021.html
2007/10/27公開
「アフロサムライ」
未レビュー
「自虐の詩」
http://diarynote.jp/d/29346/20071023.html
「犯人に告ぐ」
未レビュー
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
http://diarynote.jp/d/29346/20071012.html
2007/10/06公開
「パンズ・ラビリンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20071009.html
2007/09/22公開
「プラネット・テラーinグラインドハウス」
http://diarynote.jp/d/29346/20070817.html
2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070917.html

 
 
■週末興収ベストテン
2007/11/10-11 興収ベストテン
1.「恋空」(東宝)
2.「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(東宝)
3.「バイオハザード III」(ソニー)
4.「ボーン・アルティメイタム」(東宝東和)
5.「クローズ ZERO」(東宝)
6.「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大作戦!」(松竹)
7.「やじきた道中 てれすこ」(松竹)
8.「ヘアスプレー」(ギャガ)
9.「象の背中」(松竹)
10.「HERO」(東宝)
  
 
「東京フィルメックス」が始まりました。
例によって良い映画祭です。
オーブニングの林加奈子のスピーチで涙がこぼれちゃいます。
今日は「それぞれのシネマ」を見ました。
帰りに飲んで、アンコウ鍋をつついて、その後有楽町イトシアでクリスピー・クリーム・ドーナツを並んで買って帰りました。
並んでいる途中、噂通り、オリジナル・グレーズドの試食がありました。

因みに、ドーナツの作成工程は、「いのちの食べかた」を彷彿とさせますね
 
  
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」です。
正に困った状況ですね。
 
 
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毎週水曜日、わたしは「テレビ埼玉」(地上デジタル)で「水曜どうでしょうClassic」を録画している。

そんな先週の水曜日、リビングで「水曜どうでしょうClassic」の録画がはじまったので、おねむなわたしは、寝ながらテレビでも見ようと寝室に向かった。

で、寝室のテレビをザッピングして「水曜どうでしょうClassic」のチャンネルを探した。

で、驚いた。

と言うのも、リビングで放映されていたのは「東京ウォーカー」の第二回だったのだが、寝室で放映されているのは「onちゃんカレンダー」の第一回だった。

パラレルワールドかよ!?

どうなっているのだ、と思っていたら、どうやら水曜23時からは、「テレビ埼玉」と「東京メトロポリタンテレビ」で同時に「水曜どうでしょうClassic」が放映されているらしいのだ。

凄い状況でございますね。

おそるべし「水曜どうでしょう」。

どうせなら、30分くらいずらせてやってくれれば良いのに、と思った。

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矢沢永吉が登場するソニーのブルーレイディスクのCF(CM)の放映が始まった。

このCF(CM)は、ハイビジョンTVで見ている通常のDVDソフトのクオリティがハイビジョン画質ではないことを視聴者に気付かせ、ブルーレイディスク購入への動機付けを図っている
、と思われる。

せっかくハイビジョンTVで見ている映像が、ハイビジョン画質ではないただのDVDソフトだと言うのは、正しく「もったいない」と言うことなのだ。

しかしながら、このCF(CM)を見て釈然としない部分がある。

と言うのも、DVDソフトをハイビジョンTVで見て、その映像がハイビジョン画質ではないことに気付かないような人に、ブルーレイディスクなんてそもそも必要ない、と思えてならないのだ。

つまり、このCF(CM)のコンセプトでは、ハイビジョンの画質とスタンダードの画質の差を視覚で判別できないような層に、ブルーレイディスクを売り込もうとしているような印象を受けてしまうのだ。

もちろん、ブルーレイディスクを市場に出し、シェアを獲得していくことは、ソニーをはじめとしたブルーレイディスク陣営にとって、また、わたしのような映画ファンにとって、喜ばしいことだと思うのだが、自分の目で見てDVDの画質がきれいだと思っている層に対し、ブルーレイディスクを販売し、シェアを拡大しようとするようなコンセプトには個人的には賛同できない、と言わざるを得ない。

ソニーは、ブルーレイディスクがなんたるものかを知っている層に対し、広告を打っていただきたいと思う。

矢沢永吉には大変失礼だが、せっかくのハイビジョンTVに対し、ブルーレイディスクを購入しないのが「もったいない」と言うのならば、DVDを楽しんでいるのならば、ハイビジョンTVを買う行為自体が「もったいない」のではないかと言わざるを得ないのだ。

ソニーは、もう少しきちんとCF(CM)の対象やコンセプトを考えた方が良いと思うぞ。
 
 
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今年も「東京国際映画祭」の季節が終わった。
毎年毎年「東京国際映画祭」に通っているわたしが言うのもなんだが「東京国際映画祭」は年々つまらなくなっている。
と言うか、どんどんダメな「国際映画祭」になっている、と思えてならないのだ。

今日は、何故「東京国際映画祭」がダメな「国際映画祭」になってしまっているのかを考えてみたい。
 
 
今日のわたしのお話は、「国際映画祭」の各部門の概要を知っていないとわからない部分があると思われるので、先ずは前提として「国際映画祭」における一般的な部門の説明をします。

■「国際映画祭」の部門
□「コンペティション」
世界中から集められた作品の中から優秀な作品を10〜20本程度上映し、その中から最優秀作品等の賞を決定し、賞を授与する部門。

□「特別招待作品」
公開前の話題の作品を上映する部門。多彩なゲストの舞台挨拶や、トークショー等のイベントが実施される。

□その他
その他の特集上映を行う部門。
「東京国際映画祭」では「アジアの風」、「日本映画・ある視点」等、様々な部門の特集上映が行われている。
 
 
さて、ここからは、「東京国際映画祭」の問題点を考えてみたいと思う。
 
 
■1.「国際映画祭」の使命
「国際映画祭」の使命はなんと言っても、優秀な作品を世界に発信する、と言う事だと思う。
そして、優秀な作品を世界に発信する、と言う事は、必然的に、その「国際映画祭」に権威が必要だと言える。

つまり「国際映画祭」の華は、何と言っても「コンペティション」部門なのだ。

例えば、「カンヌ国際映画祭」でなんとか言う映画がパルム・ドールを取ったとか、「ヴェネツィア国際映画祭」でなんとか言う作品が金獅子賞をとったとか言う話をよく聞くと思う。

つまり、「国際映画祭」と賞の名前がセットで世界中に発信される訳だが、「カンヌ」と「パルム・ドール」、「ヴェネツィア」と「金獅子」と言う名称はご存知だと思うのだが、「東京国際映画祭」の最高賞の名称を知っている人はどれくらいいるだろう。

因みに「東京国際映画祭」の「コンペティション」部門の最高賞の名称は「東京サクラ・グランプリ」と言うのだが、多くの日本人は日本に住んでいながら「東京サクラ・グランプリ」と言う賞の名称より、「パルム・ドール」とか「金獅子」等の名称の方が馴染みがあるのではないか、と思う。

もちろんここには、メディアの問題が介在する。

「東京国際映画祭」における日本国内のメディアの関心事は、どこの国の誰の作品が「東京サクラ・グランプリ」と受賞したか、と言う事より、誰が日本の作品の上映の際に舞台挨拶をしたか、とか、イベントを行ったか、と言う事なのだ。

また、「国際映画祭」の賞については、どこの国の誰の作品が「東京サクラ・グランプリ」と受賞したか、と言う事より、日本人が関係するどの作品が、どこどこの「国際映画祭」で賞を受賞したのか、に関心を持っているのだ。

つまり、国内のメディアが伝えるのは、どの作品が「東京サクラ・グランプリ」を受賞したのか、と言う事より、例えば「ミッドナイト・イーグル」や「恋空」、「クローズZERO」の舞台挨拶やイベントにどんなゲストが来たのか、と言う事なのだ。

メディアの問題はともかく、ここで言いたいのは、「東京国際映画祭」に権威がない、と言う事である。

「ニューズウィーク日本版」2007/06/27号に「東京国際映画祭がカンヌになれない理由」と言うフランス人が書いた記事が掲載されている。
掲載時に立ち読みしただけなので、詳細な記憶はないのだが、その記事によると、海外メディアは、「東京国際映画祭」は韓国の「釜山国際映画祭」より格下だと評価しているらしい。

記事の趣旨は、わたしの記憶によると、「東京国際映画祭」は良質な作品を世界に発信する、と言う事よりは、日本国内のマーケットに対する商業主義で運営されているのではないか、と言うことだったと思う。
事実、その通りだと思う。

(立ち読みで得た知識で、「ニューズウィーク日本版」2007/06/27号を所有していないので、間違った情報の可能性があります。
間違った情報の場合はご指摘いただければ、幸いです。)
 
 
■2.「東京国際映画祭」の華は?
一般的に考えて、「国際映画祭」の華は「コンペティション」部門だと言うお話をさせていただいたが、「東京国際映画祭」の華は何だろう。

わたしが感じた印象としては、「東京国際映画祭」サイドは、どうやら「特別招待作品」を「国際映画祭」の華だと考えて「国際映画祭」を運営しているように思える。

また、誰のために「国際映画祭」を運営しているか、と言うと「
世界の映画ファン」のために運営しているのではなく、どうやら「日本のミーハーな人々」のために運営しているのではないか、と思えてならない。

と言うのも、今年の「東京国際映画祭」で話題になった作品は日本映画で、しかもアイドル的な俳優や女優が主演している作品ばかりなのである。
ついでに、すぐ一般公開される作品ばかりである。

映画ファンではなく、主演俳優や主演女優のファンを動員する事を目的とした作品選定とゲストへのオファーが行われているような印象を受ける。 
 
この辺の話については、次回以降にお話ししたいと思う。

次回以降の予定はこんな感じだろうか。

■3.何故日本映画ばかり上映するのか?
■4.何故角川映画ばかり上映するのか?
■5.ハリウッドスターが来日しない「国際映画祭」
■6.「東京国際映画祭」チケットのオークション状況

「東京国際映画祭」をめぐる冒険 その2 ヘつづく・・・・
 

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2007/11/03公開
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「鳳凰 わが愛」
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2007/10/27公開
「アフロサムライ」
未レビュー
「自虐の詩」
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「犯人に告ぐ」
未レビュー
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
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「モーテル」
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■週末興収ベストテン
2007/11/03-04 興収ベストテン
1.「バイオハザード III」(ソニー)
2.「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(東宝)
3.「恋空」(東宝)
4.「クローズ ZERO」(東宝)
5.「ヘアスプレー」(ギャガ)
6.「象の背中」(松竹)
7.「HERO」(東宝)
8.「ブレイブ ワン」(ワーナー)
9.「グッド・シェパード」(東宝東和)
10.「スターダスト」(UIP)
 
 
 
  
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」です。
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今日はお買い物の話 その2

友人がパソコンを買いたいと言うので相談に乗ることになった。

その友人のパソコン購入の当初の条件は、次の通りだった。
1.Windowsパソコン
2.ノートパソコン

そんな状況だったので、わたしは友人に対し、こう助言した。

Windowsのノートパソコンなんてどれを買っても似たようなものなので、とりあえず、量販店の店頭でいろいろなメーカーのパソコンを見て、気に入ったパソコンがあればカタログをもらい、その後、WEB等でいろいろ調べて、安いところで買ってはどうか。

で、とりあえず池袋の量販店に向かった。

友人の元々の気持ちとしては、ソニーか富士通のノートパソコンが欲しかったようで、ソニーや富士通のパソコンを見たり、カタログをもらったりした。

一応、Macのノートパソコンを出しているので、Macでも見ますか、とMacコーナーに行き、Macをみたり、カタログをもらったりした後、わたしはこう言った。

ノートパソコンが置けるスペースがあれば、省スペースのデスクトップパソコンも置けるんじゃないの。
一般的に、ノートパソコンはデスクトップパソコンより高いよ。
ノートパソコンを持ち運びするつもりなの。
新しいiMacでもちょっと見てみない?

店頭に出ていたiMacの安さに友人は驚いた。
ついでに友人は、iMacに恋をした。

店員に商品についていくつか質問をしたり、量販店のポイントやネットの同時加入割引等の疑問点を解決したりしているうちに、友人は、ノートパソコンではなく、iMacを買う気満々になってしまった。

とりあえず冷静になって検討しましょう。
と言うことになり、二人は食事に出かけた。

食事をしながら検討した結果、その1時間後には、友人はiMacの箱を持って池袋の路傍の人になっていた。

駅からタクシーでiMacを運び、部屋に入れたり、箱を開けたり、驚いたり、喜んだりする写真をたくさん撮った。

それらの楽しげな写真はiPhoto行きになった。
 
 
 
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その19 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20080120.html

『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1(最初から読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その17(直前のエントリーを読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20070914.html
 
 
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2007/11/07 東京新宿「厚生年金会館」で「Little DJ 小さな恋の物語」の試写を観た。

深夜3時。FM局のディレクター海乃たまき(広末涼子)は、担当番組の打ち切りを宣告された。落ち込むたまきの耳に、キャンディーズの「年下の男の子」が飛び込む。それは、ラジオの楽しさを教えてくれた年下の男の子、高野太郎(神木隆之介)との思い出の曲。たまきの心は、海辺の病院で過ごした1977年にトリップした・・・・。 
太郎は野球好きの父(石黒賢)の影響で野球選手を目指し、庭で素振りするのが毎晩の日課。練習のお供はラジオから聞こえる野球の実況中継や、リクエスト番組だった。ところが、突然学校で倒れることが続き、母(西田尚美)に連れられて、叔母のかなえ(村川絵梨)が勤める海辺の病院へ向かうが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:永田琴
原作:鬼塚忠 「Little DJ 小さな恋の物語」(ポプラ社刊)
脚本:三浦有為子
出演:神木隆之介(高野太郎)、福田麻由子(海乃たまき)、広末涼子(海乃たまき)、佐藤重幸(若先生)、村川絵梨(かなえ)、松重豊(捨次)、光石研(結城)、賀来賢人(結城の息子周平)、小林克也(尾崎誠)、西田尚美(太郎の母ひろ子)、石黒賢(太郎の父正彦)、原田芳雄(大先生)

本作「Little DJ 小さな恋の物語」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
個人的には若干気になる点はあるものの、基本的に悪いところは一切ない作品の仕上がりに満足した。

しかしながら、映画のジャンルとしての「難病もの」については、毎年毎年多くの難病ものの作品が製作されており、既に観客にとっては、「また難病ものかよ!」と、辟易してしまう状況は否めない。

事実、わたしもそう言った気持ちで本作「Little DJ 小さな恋の物語」の試写に望んだ訳である。
余談だが、東京国際映画祭でも「Little DJ 小さな恋の物語」が上映されたのだが、映画祭で観なかったのも、実は「難病もの」に辟易していたからである。

物語の構成は、大人になったたまき(広末涼子)が過去の出来事を振り返ると言うもので、当然ながら冒頭とラストが現代(但し1993年)で、本編のほとんどが過去(1977年)と言う構成になっている。

こういった構成(冒頭とラストが現在で、登場人物が過去を回想する)が、基本的に好きなわたしは、その構成だけでも喜んでしまう訳だ。
余談だけど、こういった構成の作品で個人的に最も優れていると思う作品はティム・バートンの「シザーハンズ」である。

兆弱の作品では、本編の途中で回想している主体(本作では広末涼子)を登場させてしまうことがあるが、本作では広末涼子を冒頭とラストでしか起用していない部分に好感を覚える。

また小林克也の起用も発想としては大変すばらしい。
ただ、ラスト近辺の長セリフは不要だといわざるを得ない。
ラストのシークエンスはもう少しサラッと、わかる人だけにわからせる程度のシークエンスに仕上げて欲しかった。
感動を押し付ける結果に終わっているような印象を受けた。

もちろん、小林克也の起用については、起用する以上いろいろな音なの事情が発生すると思うのだが、作品のためになることであれば、大人の事情を引っ込める位の気概が欲しいものである。

1977年の世界観はすばらしく美術は良い仕事をしていた。
余談だが、小道具に「たくぎん(北海道拓殖銀行)」のくまの貯金箱があったのが嬉しかった。

しかしながら大先生の部屋は、セット感がありすぎる、と言う意味で、若干やりすぎのような気がした。

キャストは、正に適材適所で主要キャスト全員がすばらしい演技を見せていた。

特に太郎の両親の西田尚美(母ひろ子)と石黒賢(父正彦)は素晴らしかった。

石黒賢については、テレビドラマで時折見せる大げさでわざとらしい演技から、好きな俳優ではなかったのだが、石黒賢の見せ場のシークエンスでは、本気で泣かされた。
実際あごまで涙が流れる始末だった。

西田尚美については役柄上、ほぼ画面に出ずっぱりだったのだが、類型的で典型的な印象を否定できないが素晴らしい母親像を見せてくれた。
印象的なのは、函館山からふたりが戻った際に、たまきにたいして取る行動が良かった。その際の石黒賢のリアクションも良かった。

入院患者役の松重豊(捨次)と光石研(結城)もそれぞれの見せ場を見事に演じていた。

少年たちの物語に、奥行きを与える素晴らしいキャスティングだったと思う。
ただ、結城の息子周平(賀来賢人)と太郎のシークエンスは非常に状結うなシークエンスなのだが、賀来賢人の演技が役作りの問題か演出の問題か、若干微妙だったのが残念である。

神木隆之介(高野太郎)と福田麻由子(海乃たまき)については想像通り、何の問題もなく





つづく・・・・

一時保存です。

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2007/10/27-28 興収ベストテン
1.「クローズ ZERO」(東宝)
2.「HERO」(東宝)
3.「象の背中」(松竹)
4.「ヘアスプレー」(ギャガ)
5.「ブレイブ ワン」(ワーナー)
6.「スターダスト」(UIP)
7.「グッド・シェパード」(東宝東和)
8.「自虐の詩」(松竹)
9.「仮面ライダー THE NEXT」(東映ビデオ)
10.「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(松竹)
 
 
ロシア映画「妖婆・死棺の呪い」のリメイクが決まったようで、個人的には非常に嬉しいです。
と言うのも、この「妖婆・死棺の呪い」と言う作品は、わたしが子供の頃観た作品の中で、一番怖い映画の一本だからです。

大人になってから、池袋新文芸坐のロシア映画の特集で観た際は、全然怖くなく、非常に美しい作品だと思いましたが・・・・。

是非日本でも公開して欲しいと思います。
原作のゴーゴリ生誕200周年の2009年に公開されるようです。
 
  
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」です。
正に困った状況ですね。
 
 
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「恋空」

2007年11月2日 映画
2007/10/23 東京六本木「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で行われていた「第20回東京国際映画祭」において特別招待作品「恋空」を観た。

当日は、監督:今井夏木、出演:新垣結衣、三浦春馬、高橋ジョージの舞台挨拶やアリーナ・イベントが行われた。

参考エントリー
『今日の「東京国際映画祭」2007/10/23』
http://diarynote.jp/d/29346/20071024.html

本作「恋空」のレビューは、中盤までのプロットのネタバレがあります。ご注意願います。

「恋空」ファンの皆さんごめんなさい。
まず、「恋空」を観て最初に感じたのは違和感である。

と言うのも、本作「恋空」で描かれている物語は、本作の紹介で語られているような普通の高校生の物語とは思えないのだ。
例えるならば、−−誤解を恐れず言うと−−、本作「恋空」は、普通の高校生の物語ではなく、所謂ヤンキー高校生の物語だと思えてならないのだ。

もちろん現代の高校生の性モラルの低下についての議論は避けては通れないのだが、今回はその辺りの議論はその辺に置いておいて、本作「恋空」の中盤までのプロットについて考えてみたいと思う。

・美嘉(新垣結衣)とヒロ(三浦春馬)は出会ったその日に授業をサボってセックスする。
・美嘉はヒロの元カノが雇った男たちに車で拉致されレイプされ、写真を撮られる。
・美嘉がレイプされた噂が学校で広がり、学校中の黒板に悪口が書かれ、教室を抜け出した美嘉とヒロは、授業中に学校の図書室でセックスする。
・図書室のセックスで美嘉が妊娠したことを知ったヒロは学校をやめて働く決意をし、双方の両親に話をしに行く。
・美嘉はヒロの元カノに階段から突き落とされ流産する。

どうだろう、本作「恋空」の中盤までのプロットは。
プロットだけを見るとやはりヤンキー系の物語のような印象を受けないだろうか。
普通の高校生のピュアな恋愛物語だと思えるだろうか。

わたしは原作を読んでいないので、なんとも言えないのだが、本作「恋空」の原作は、ヤンキー高校生のピュアな恋愛模様を描いていたのではないか、と勘ぐってしまう。

そう考えた場合、映画「恋空」で美嘉を新垣結衣が演じたことに圧倒的な違和感を感じる訳だ。



つづく・・・・。

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さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その10です。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」

1.映画

#051「パンズ・ラビリンス」恵比寿ガーデンシネマ 2007/10/08
#052「エリック・ニーチェの若き日々」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/20
#053「鳳凰 わが愛」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/20
#054「真・女立喰師列伝」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/21
#055「自虐の詩」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/22
#056「恋空」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/23
#057「地球へ2千万マイル カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#058「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#059「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/24
#060「真木栗ノ穴」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/25
#061「トリック」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2007/10/25
 
 
2.DVD、CATV等

#171「恐怖の土曜日」HDD 2007/10/01
#172「ルート225」HDD 2007/10/02
#173「ホテル・ルワンダ」HDD 2007/10/03
#174「インサイド・マン」CATV 2007/10/06
#175「汚れた英雄」CATV 2007/10/06
#176「隠し砦の三悪人」HDD 2007/10/10
#177「幻魔大戦」CATV 2007/10/13
#178「ラッキーガール」HDD 2007/10/14
#179「テキサス・チェーンソー ビギニング」HDD 2007/10/14
#180「虹の女神 Rainbow Song」CATV 2007/10/14
#181「東京大学物語」HDD 2007/10/15
#182「パプリカ」DVD 2007/10/16
#183「レディ・イン・ザ・ウォーター」CATV 2007/10/17
#184「三本指の男」HDD 2007/10/18
#185「ロックンロール・ミシン」CATV 2007/10/27
#186「テニスの王子様」HDD 2007/10/30
#187「アザーズ」CATV 2007/10/31
 
 
3.読書

#027「未来世界から来た男」フレドリック・ブラウン著 小西宏訳 創元推理文庫 2007/10/04
#028「ある「小倉日記」伝」松本清張著 新潮文庫 2007/10/18
#029「最後の抵抗」スティーヴン・キング著 諸井修造訳 扶桑社ミステリー文庫 2007/10/29
 
  
映画は、劇場11本(累計61本)、DVD等17本(累計187本)で、計28本(累計248本)。
このままのペースで、年間298本(劇場73本)です。

読書は3冊(累計29冊)で、このままのペースでは、年間35冊です。

読書が例によってまずいですね。

 
まあ、先が見えてきましたけど頑張ります。

参考)
2007年の状況
映画248本(うち劇場61本)
読書29冊

2006年同時期の状況
映画252本(うち劇場85本)
読書22冊

2005年同時期の状況
映画231本(うち劇場99本)
読書34冊

2004年同時期の状況
映画272本(うち劇場106本)
読書34冊

2003年同時期の状況
映画253本(うち劇場65本)
読書48冊

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2007/10/27公開
「アフロサムライ」
未レビュー
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「犯人に告ぐ」
未レビュー
2007/10/13公開
「キングダム/見えざる敵」
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2007/10/06公開
「パンズ・ラビリンス」
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2007/09/22公開
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2007/09/15公開
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
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2007/09/01公開
「デス・プルーフinグラインドハウス」
未レビュー
2007/08/25公開
「シッコ」
未レビュー
 

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2007/11/03公開
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2007/10/20-21 興収ベストテン
1.「HERO」(東宝)
2.「ヘアスプレー」(ギャガ)
3.「グッド・シェパード」(東宝東和)
4.「インベージョン」(ワーナー)
5.「クローズド・ノート」(東宝)
6.「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(松竹)
7.「キングダム/見えざる敵」(UIP)
8.「パーフェクト・ストレンジャー」(ディズニー)
9「幸せのレシピ」(ワーナー)
10.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(クロックワークス=カラー)
 
 
2007/10/27-28
伊豆に旅行に行ってきた。
 
  
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」です。
正に困った状況ですね。
 
 
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「第20回東京国際映画祭」の6日め。
鑑賞作品は1本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。

■「真木栗ノ穴」日本映画・ある視点

しがない小説家が暮らす、安アパートの壁に突如あらわれた2つの穴。以来、主人公の真木栗(まきぐり)が猛然と書き上げたのは自らの死に際だった…。2005年「狼少女」で「日本映画・ある視点」に選ばれた、深川栄洋監督最新作。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:深川栄洋
製作:江口 誠、今村悦朗
企画・エグゼクティブ・プロデューサー:倉谷宣緒
プロデューサー:高見伸一、岩淵 規、丸目博則
原作:山本亜紀子
脚本:小沼雄一、深川栄洋
撮影監督:高間賢治
出演:西島秀俊、粟田 麗、木下あゆ美、キムラ緑子、利重剛

ゲスト:深川栄洋

非の打ち所がない傑作。

物語は非常に美しく静謐なラブ・ストーリーで、その構成は繊細にして柔和。

演出は順当ではあるが、ミス・デレクションの仕方が見事。
個人的には、ここ数年の日本映画で最も優れた作品の一本だと思った。

キャストについては全てのキャストがいちいちすばらしいし、セットやロケ効果から織りなす独特の世界観がすばらしい効果を挙げている。

ジャンル分けをしてしまうとホラーと言う括りに入ってしまうのだが、この作品はホラーではなく、ピュアなラヴ・ストーリーとしてプロモーションして、多くの観客に観ていただきたいと思った。

そして、このような良質な作品はきちんとプロモーションをしてきっちりとヒットさせていただきたいと真剣に思った。

舞台挨拶とティーチ・イン、その後外で監督と直接話す機会があり、作品に対する理解がより深まった。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

■「once ダブリンの街角で」プレミアライブ

「once ダブリンの街角で」に出演したグレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァによるミニライブ。

時間の都合で4曲だけ聴いて退場したので、その後の状況はわからないが、本作「once ダブリンの街角で」では、穴の開いたギターが使われているのだが、ステージ上で演奏に使われていたギターもきちんと穴が開いていた。

おそらく撮影に使ったギターなのだと思うのだが、穴が開いているにも関わらず、完全なギターとして機能していた。

ライブは圧倒的にすばらしかった。

グレン・ハンサードはアラン・パーカーの大傑作「ザ・コミットメンツ」(1991)のギタリスト役(アウトスパン)としても映画ファンにはおなじみ。

■「トリック」コンペティション
実はろくに顔も覚えていないけど、駅で見かけるおじさんは僕のパパに違いない! 直感でそう信じた少年があの手この手で「パパ」をママに会わせようと、大人顔負けの想像力を発揮する! ほんわかムードが心地よい作品。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:アンジェイ・ヤキモフスキ
プロデューサー:アンジェイ・ヤキモフスキ
脚本:アンジェイ・ヤキモフスキ、
撮影:アダム・バイェルスキ
美術:エヴァ・ヤキモフスカ
編集:ツェザリ・グジェシュック
音楽:トマシュ・ガッソフスキ
出演:ダミアン・ウル、エヴァリナ・ヴァレンジャク、ラファウ・グジニチャク、トマシュ・サプリック、イヴァナ・フォルナルチック

ゲスト:アンジェイ・ヤキモフスキ、エヴァ・ヤキモフスカ

非常にキュートな作品。

人間を論理的に「ピタゴラスイッチ」みたいに動かし、目的を達成しようとする物語。

予告編を見る限りでは、パパだと思った人に対し少年が直接働きかけ、ママの元へ行かせようとする作品だと思っていたのだが、働きかけが全て間接的だという点に驚いた。

例えば、自分のゴミを公園のゴミ箱に、自分の手を使わずにいかにして捨てるか、とか、売れないリンゴ売りをいかにして売れるリンゴ売りにするか、とか、論理的な公道が非常に楽しく、そして興味深かった。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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今日の「東京国際映画祭」2007/10/24
「第20回東京国際映画祭」の5日め。
鑑賞作品は1プログラム3本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。

■「地球へ2千万マイル カラーライズ版」特別招待作品
■「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」特別招待作品
■「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」特別招待作品

ゲスト:眞鍋かをり、林家いっ平

今回のプログラムはモノクロ作品である「水爆と深海の怪物」(1955)、「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」(1956)「地球へ2千万マイル」(1957)をカラーライズしたもの。

モノクロ作品のカラーライズ化はいろいろあるらしいのだが、劇場でカラーライズ作品を観たのは今回が初めての経験である。

で、驚いたのはそのクオリティである。
もう、最初からカラーで撮影された作品としか思えないのだ。

スクリーンに定着されているあらゆる物体がいちいちカラーになっているのだ。

当然のことだが、顔の色は顔の色になっているし、チェックのシャツはチェックのシャツに、軍服の略章はそれぞれ色がついているし、日向や日陰にある衣服や物体の色彩の変化等、おそるべきクオリティで色彩が再現されているのだ。

これは本当にとんでもない作業を行っているのだと思った。

作品はもう50年以上前の作品なのでレビューはしないが、遡って考えると、現代の映画界にとって非常に有意義な作品だと思った。

カラーライズ版は今回の上映がワールド・プレミアと言う事で、入場前の持ち物検査は「第20回東京国際映画祭」の中で一番厳しかった。

ゲストは眞鍋かをりと林家いっ平だったのだが、よくわからん人選だったと思う。

とは言う物の、彼等の以上はシンドバッドをイメージしたもので、特に眞鍋かをりのお腹が素敵だった。
舞台挨拶の際に、必ずオペラグラスを持参するわたしの目は眞鍋かをりのお腹に釘付けだった。

終映時刻は23:40過ぎ、最終電車ギリギリであった。
因みに、「鳳凰 わが愛」の終映時刻は23:46であった。

もう少し上映スケジュールを検討した方が良いのではないか、と思った。
あと20分早く上映を開始すれば、もっと多くの観客が観られるのではないか、と思う。
観客のことをもう少し考えて欲しい、と思う訳だ。

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今日の「東京国際映画祭」2007/10/23
「第20回東京国際映画祭」の4日めも鑑賞作品は1本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。

■「恋空」

著者・美嘉さんが自らの体験をもとにつづった伝説的ケータイ小説の映画化! ごく普通の女子高生・美嘉は、同級生のヒロとの運命的な出会いから、波乱の人生を歩み始める。美嘉がたどり着く、恋の結末とは…。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:今井夏木
原作:美嘉
脚本:渡邊睦月
音楽:河野伸
エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉
企画:三野正己
プロデューサー:森川真行、那須田淳
撮影:山本英夫
出演:新垣結衣、三浦春馬、香里奈、麻生祐未、高橋ジョージ

ゲスト:今井夏木、新垣結衣、三浦春馬、高橋ジョージ

何故この映画を見たかと言うと、新垣結衣について、非常にかわいく魅力的だと常々思っていたから。
折角の舞台挨拶があるので、新垣結衣本人を眺めてみたいと言う気持ちが先行していた。

いつものわたしだったら、同時刻に他のスクリーンで上映されている「子猫の涙」の方を見たいと思うところだが、結果的には新垣結衣のキュートな魅力に負けた訳だ。

しかしながら、10/20のレッドカーペットで本人を2m位の距離で見た際に思ったのは、そんなにかわいくないな、と言うこと。
また、当日の舞台挨拶で本人を見た際も残念ながら同様に感じた。映像のマジックか?

舞台挨拶等、演出されていない素の彼女は比較的うつむきがちで笑顔も少なく、それほど魅力的には見えなかった。

だからと言って「恋空」の彼女が魅力的ではないのか、と言うとそうではなく、演出されフィルムに定着された彼女の魅力は大変なものだった。

物語のプロットは安易でありがち、直線的なもので冒頭から中盤までの展開は退屈で仕方がなかったが、中盤から後半に向けて、小出恵介が出はじめてから物語りは俄然力を得て行くような印象を受けた。

余談だけど、冒頭、メイクが浮いており、こりゃライティングへたくそと思ったのだが、メイクが浮いた描写はライティングのもんだいではなく、メイクが似合っていないことをわざと表現しているものだったとわかり、驚きと共に胸をなでおろしたわたしだった。

キャストとしては、新垣結衣、三浦春馬、小出恵介が良かった。

個人的には、小出恵介は「パッチギ!」(2004)にしろ「初恋」(2006)にしろ、クラシカルな印象を出せる稀有な若手俳優のひとりだと思う。

つづく・・・・
一時保存です。


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今日の「東京国際映画祭」2007/10/22
「第20回東京国際映画祭」の3日めも鑑賞作品は1本。
例によってあんまりやる気がないわたしでした。

■「自虐の詩」トークショー&ライブ

ゲスト:堤幸彦(監督)、中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、カルーセル麻紀、安藤裕子(主題歌)

六本木ヒルズアリーナで行われた特別招待作品「自虐の詩」のトークショー&ライブに参加した。

先ずは「自虐の詩」の主題歌を担当した安藤裕子のミニ・ライブが行われ、心がなごんだ。

続いて、監督・キャストらのトークショーが行われた。
トークショーと言っても、通常の舞台挨拶のようなものであるが、イベントとしてゲスト全員で特製のちゃぶ台をひっくり返すパフォーマンスが行われた。

が、如何せんスチール・カメラマンのポジショニングには激怒した。

と言うのも、最前列の前に、カメラマンのコーナーを設置するのは良いのだが、良心的なカメラマンは地面に直接座っているのだが、おばかなカメラマンはステージのまん前に脚立を立てその上に座って撮影をしているのだ。
その関係でその後ろに陣取ったカメラマンは立った状態で撮影を行っていた。

流石に観客席や警備から注意をされ、中腰で撮影するものの、場所によっては、阿部寛の頭しか見えない人もいたのではないか、と思った。

かく言うわたしは前から2列目の中央をゲットし、カメラマンのブロック攻撃を少なからず受けてしまった。

わたしは比較的身長(座高)があるので、難を逃れたが、座高の低い女性は、冗談抜きに阿部寛の頭しか見えないイベントだったのかも知れない。

ミーハーなわたしは、実のところ、23日の「恋空」のトークショーに行きたいところなのだが、仕事の関係で難しいところだ。

■「自虐の詩」特別招待作品

幼少期から薄幸の幸江は、内縁の夫イサオにひたすら尽くすことが幸せ。人には理解不能でも、そこには二人にしか分らない深い愛情物語があった! 堤幸彦監督が、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を、笑いと涙で描いた娯楽作。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:堤 幸彦
プロデューサー:植田博樹、石田雄治、中沢 晋
原作:業田良家
脚本:関 えり香、里中静流
撮影:唐沢 悟
美術:相馬直樹
編集:伊藤伸行
音楽:澤野弘之
出演:中谷美紀、阿部 寛、西田敏行、遠藤憲一、カルーセル麻紀

ゲスト:堤幸彦(監督)、中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、カルーセル麻紀、安藤裕子(主題歌)
サプライズ・ゲスト:内藤大助(WBC世界フライ級チャンピオン)

作品としては想像以上に良かった。
まさか堤幸彦にこんなに泣かされるとは思わなかった。

堤幸彦としてもやはり、従来のテレビ・シリーズの劇場版だとか、ホラーだとかではなく、新たな方向性を模索しているのだと思った。
「包帯クラブ」(2007)、「自虐の詩」(2007)、「20世紀少年」(2008)と言う流れに、監督堤幸彦に期待が高まる。

しかし、「銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜」 (2008)ってどうよ?

作品としては、前半から中盤にかけて、幸江とイサオを取り巻く人々を描くコメディ映画の様相を呈しているが、中盤以降、丁度幸江の回想シーンが入ってくるところから、映画は異なるベクトルへとすすみ始める。

幸江の少女時代から現在までを描くことにより、「自虐の詩」と言う作品は「幸江の一生」とも言うべき作品に昇華することに成功している。

また、イサオの幸江とであった頃の過去の姿を描くことにより、現在の憎むべきイサオが愛すべきイサオに変わってしまう、と言う展開がすばらしい。

そして、当然のごとく、幸江の少女時代から現在、そして未来までを見た観客の感情移入の度合は強烈である。

もちろん優れているのは原作なのだが、散文的な4コマのギャグ漫画を2時間の作品に破綻なくまとめる様は見事と言わざるを得ない。

この秋、是非劇場へ足を運んでいただきたい。

余談だが、10/27公開の作品を特別招待作品と銘うって10/22に上映する「東京国際映画祭」って一体なんなんだ、と思う。
(因みに公開直前で上映される作品が今年は多いぞ)

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「第20回東京国際映画祭」の2日目は1作品のみ鑑賞。
日曜日に1本しか観ないわたしのやる気のなさを露呈した。

■「真・女立喰師列伝」日本映画・ある視点(ワールド・プレミア)

「攻殻機動隊」の押井守監督ほか気鋭のクリエイターと6人の女優がおくる、<特盛り>極上エンタテインメント。立喰いによる無銭飲食に生きるプロ=<女立喰師>たちの仕掛ける華麗な罠。6話による傑作オムニバス映画。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:押井守、神谷誠、神山健治、辻本貴則、湯浅弘章
原作・総監修:押井 守
音楽:川井憲次
エグゼクティブ・プロデューサー:森 遊机
プロデューサー:久保 淳

出演:ひし美ゆり子、佐伯日菜子、小倉優子、安藤麻吹、水野美紀、藤田陽子

ゲスト:押井守(監督)、神谷誠(監督)、神山健治(監督)、辻本貴則(監督)、湯浅弘章(監督)、佐伯日菜子、安藤麻吹、藤田陽子、兵藤まこ

面白いのは面白いのだが、商業的にはどうだろう。
疑問が残る。

作品の構成は短編のオムニバスなのだが、監督について若手を抜擢したと言うことや、撮影がデジタル撮影と言うこともあり、画質のクオリティが低く、作品としては自主制作の延長線上にある作品のような印象を受けた。

とは言うものの見るべきものがない、と言うわけではなく、脚本はそれぞれ面白く、またそれぞれに見るべきところは多々ある、といえる。

個人的には、湯浅弘章の「草間のささやき 氷苺の玖実」が印象に残った。

脚本は、若干頭でっかちな部分や、学生映画のような表層的な部分だけをまとめたような部分はあるものの、概ね良かった。
音楽も作品に格調を与えることに成功している。

やはり残念なのは、画質のクオリティである。

今後の展開に期待である。

上映後のティーチ・インでは押井守が語りまくっていた。

収録エピソードは次の通り。

「金魚姫 鼈甲飴の有理」押井守×ひし美ゆり子
「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」辻本貴則×水野美紀
「Dandelion 学食のマブ」神山健治×安藤麻吹
「草間のささやき 氷苺の玖実」湯浅弘章×藤田陽子
「歌謡の天使 クレープのマミ」神谷誠×小椋優子
「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」押井守×佐伯日菜子

余談だが、当初は小倉優子が舞台挨拶に来場する、と言う情報が流れ、転売目的でチケットを購入した人が多かったようだが、小倉優子の来場はない、と言うことになり、オークションではチケットがだぶついていた。

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今日の「東京国際映画祭」2007/10/20
2007/10/20 「第20回東京国際映画祭」がはじまった。

ここ数年、魅力が減じて行く「東京国際映画祭」だが、今年も何本か映画を観る事にした。
「東京国際映画祭」がまずい話は気が向いたら後日。

■「エリック・ニーチェの若き日々」コンペティション
個性的な教授や同級生と映画学校で学ぶエリックだが、どうにも才能が開花する気配がない。そして卒業制作の時を迎えるが…。鬼才、ラース・フォン・トリアーが自らの若き日を脚本化した、悩める映画青年の成長物語。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:ヤコブ・トゥエセン
プロデューサー:シセ・グラウン・ヨーゲンセン/マリエ・ゲーデ
脚本:ラース・フォン・トリアー
撮影:セバスチャン・ブレンコウ
編集:ペア・K・キアケゴー
出演:ヨナタン・スパン/カール・マーティン・ノレーン/テレーセ・ダムスゴー/デイビッド・デンシック/リーネ・ビエ・ローセンスジャーネ

ゲストはプロデューサーのマリエ・ゲーデ。

映画好きにはたまらない作品。
ラース・フォン・トリアーの映画学校時代のほぼ自伝的作品。
特にキャッチーだったのは、ドーリー・グリップのフィーチャー。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

■「鳳凰 わが愛」
1920年代の中国。実話を元に、激動の時代に翻弄されながらも、刑務所で出会った男女の壮絶な運命をめぐった、30年に渡る愛の一大叙事詩。日本を代表する名優・中井貴一、主演&初プロデュース作品。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:ジヌ・チェヌ(金叙ァ)
エクゼクティブ・プロデューサー:角川歴彦/ツァイ・グァンシェン(蔡冠深)/ハン・ホンフェ(韓宏飛)、プロデューサー:中井貴一/シャーリー・カオ(高秀蘭)/坂上直行、
原案:ジヌ・チェヌ
脚本:シェン・ジェ(申捷)
撮影:モン・シャオチン(孟暁清)
美術:チョウ・イーシャー(周一沙)
音楽:S.E.N.S.
出演:中井貴一/ミャオ・プゥ(苗圃)/グォ・タォ(郭濤)

ゲストはジヌ・チェヌ(監督)、中井貴一(プロデューサー/出演者)、ミャオ・プゥ、グォ・タォ、勝木ゆかり(S.E.N.S./音楽)

この作品がコンペティションに出品されている、という事は非常に意義がある。
意義については気が向いたら後日。
中井貴一の気概に溢れた素晴らしい作品。
ユーモアと悲劇がミックスされた文芸作品。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

■レッドカーペット オープニングセレモニー
開始時刻の90分から並び、ほぼベストなポジションをゲットするが、ハリウッド・スターが来ない国際映画祭のレッドカーペットとは、いかがなものだろうか。

ハリウッドスターが来ない(上映も少ない)と言う事もあり、華がないレッドカーペットだったためか、日本国内の配給会社・製作会社からのオファーがあったのか、日本映画関係のゲストは大盤振る舞い気味だった。

ついでに、東宝からは長澤まさみが上映作品もないのに、角川歴彦らに花束を贈呈する始末である。

余談だが、わたしの近くに、携帯ラジオで世界と通信し世界に指示を出す電波な人がいて、周りの人たちから顰蹙を買っていた。

一番人気があったのは、玉木宏。
玉木宏が動けば、観客が波のように動く。
恐るべし玉木宏。

あとレッドカーペット準備中の際、行定勲が反対側の歩道を歩いていた。
誰も気付いていなかった。

わたしは、行定勲の話を何度か書いているが、彼は映画祭によく足を運んでいる。
詩文が関係している作品の上映はないのに、普通に映画祭に映画を見に来る、勉強熱心なスタンスに頭が下がる想いである。

■公式プログラム
今年の公式プログラムのクオリティの低さには驚いた。

先ずは紙質が悪い。
年に一度の国際映画祭の公式プログラムなのに、紙質は雑誌のカラーページレベル。
わかりやすい例を挙げると「Weeklyぴあ」のカラーページと区別がつかない程の安っぽい作りなのだ。

本当に「東京国際映画祭」はまずいかもしれないぞ。

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