「ハプニング」

2008年8月7日 映画
2008/08/01 東京板橋「ワーナーマイカルシネマズ板橋」で「ハプニング」を観た。

いつもと同じように穏やかな朝を迎えたニューヨークのセントラルパークに、何者かの叫び声が響き渡る。大勢の来園者たちは時が止まったかのように道や芝生の上に立ちつくし、ベンチで友人と談笑していた若い女性は突然自らの命を絶ってしまう。時同じくして、ある工事現場でも異変が発生していた、作業員たちがひとりまたひとりとビルの屋上から身投げしていたのだ。

セントラルパークで大事件が起こったという知らせは、科学教授エリオットが勤務するフィラデルフィアの高校にも伝わってきたが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:マーク・ウォールバーグ(エリオット)、ズーイー・デシャネル(アルマ)、ジョン・レグイザモ(ジュリアン)、アシュリー・サンチェス(ジェス)、ベティ・バックリー(ミセス・ジョーンズ)

本作「ハプニング」は大変おもしろい作品に仕上がっていた。

最初に思ったのは、「ハプニング」はヒッチコックの「鳥」なのか? と言う事。

シャマランの「サイン」はジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の影響を受けている、と言うか「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のイメージを踏襲してクライマックスのシークエンスが撮影されたのは有名な話だと思うのだが、今回「ハプニング」を見て思ったのは、なんだかヒッチコックの「鳥」に似てるぞ、と言うこと。

もしかしたら、シャマランは「鳥」のイメージを踏襲して「ハプニング」を製作したのではないか、と思えるのだ。
ついでに「サイコ」を彷彿とさせるシークエンスもある。

ヒッチコックの「鳥」と言えば、皆さんご承知のように、スティーヴン・キングの「霧」(映画化タイトル「ミスト」)も「鳥」のメイン・プロットを踏襲している(と思われる)ので、キングファンにもオススメの作品です。
ついでに、「キャリー」的なキャラクターも登場するし・・・・。

ところで、わたしは、ホラーにとって一番重要なことは、怪異の原因を解明しないことだと常々思っています。
と言うのも、怪異の原因が解明されてしまった後は、その物語はホラーではなく、ただの勢力争いの物語になってしまうからです。

その辺を考えながら、「ハプニング」を観ると非常に興味深いと思います。

ところで、当然ながら本作「ハプニング」はホラー映画にカテゴライズされるのだと思いますが、個人的には素晴らしいサスペンス映画だと思います。

「ハプニング」に似ている「鳥」が秀逸なサスペンス映画だと言うことから、そんな印象を受けるのかも知れないですね。

そんな訳で、「ハプニング」を観る上では、「鳥」や、「ゾンビ」や「死霊のえじき」も参照すると面白いと思います。
ついでに「28週後....」との関連性も興味深いかも知れません。

あとは「宇宙戦争」とも似てますかね。

「シックス・センス」で時代の寵児となったM・ナイト・シャマランだが、「アンブレイカブル」、「サイン」、「ヴィレッジ」、「レディ・イン・ザ・ウォーター」、「ハプニング」と話題作が続くのだが、すでに「アンブレイカブル」以降では、ついて来れる奴だけついて来い的な作品を多作している。

個人的には、シャマラン作品は傑作ぞろいだと思うのだが、一般大衆の目はそうでもないようである。

絶賛する人と失望する人、激怒する人が多々いるじょうきょうだろうか。

「ハプニング」についてもわたしは絶賛だが、否定的な意見も多々聞く状況である。

とにかく本作「ハプニング」は、賛否両論の作品だと思うが、わたし的には大絶賛のかばらしい作品だと思う。
この夏、是非劇場で観ていただきたい。

☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

余談だけど、今年の夏の目玉「ダークナイト」は、ジョーカーがフィーチャーされてますが、見方によっては、いかにしてトゥーフェイスが誕生したか、と言う物語の側面を持っています。
そう考えると「アンブレイカブル」に非常に近い作品に見えてきますね。

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「スカイ・クロラ」
未レビュー
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「ハプニング」
未レビュー
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「崖の上のポニョ」
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「ミスト」
未レビュー


 
 
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2007/07/26-27 興収ベストテン
1.「崖の上のポニョ」(東宝)
2.「ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ」(東宝)
3.「ハプニング」(FOX)
4.「花より男子ファイナル」(東宝)
5.「カンフーパンダ」(アスミック・エース=角川エンタテインメント)
6.「ドラゴン・キングダム」(松竹)
7.「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(パラマウント)
8.「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」(松竹)
9.「クライマーズ・ハイ」(東映=ギャガ)
10.「ザ・マジック・アワー」(東宝)

因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「スカイ・クロラ」、「ハプニング」です。
 
 
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さて、早速ですが2008年の目標の中間発表その7です。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」

1.映画

#014「スカイ・クロラ」東京国際フォーラム 2007/07/03
#015「崖の上のポニョ」東京厚生年金会館 2008/07/09
#016「Queen Rock Montreal cine sound ver.」新宿バルト9 2008/07/20
 
2.DVD、CATV等

#106「60セカンズ」CATV 2008/07/05
#107「リーピング」HDD 2008/07/05
#108「パフューム」CATV 2008/07/05
#109「夜のピクニック」HDD 2008/07/07
#110「しゃべれども しゃべれども」HDD 2008/07/08
#111「叫」HDD 2008/07/10
#112「ユナイテッド93」CATV 2008/07/12
#113「ナイト・ミュージアム」CATV 2008/07/12
#114「ジョゼと虎と魚たち」CATV 2008/07/13
#115「TAXi(4)」CATV 2008/07/14
#116「名探偵ホームズ」CATV 2008/0719
#117「続名探偵ホームズ」CATV 2008/07/19
#118「キング・オブ・コメディ」HDD 2008/07/23
#119「ラッキー・ユー」HDD 2008/07/25
#120「シックス・センス」CATV 2008/07/25
#121「ブルー・ラグーン」HDD 2008/07/28
#122「13/ザメッティ」HDD 2008/07/29
#123「スーパークロス」HDD 2008/07/30
#124「めもりい」HDD 2008/07/31
#125「人魚」HDD 2008/07/31
#126「しずく」HDD 2008/07/31
#127「タバコと灰」HDD 2008/07/31
#128「創世記」HDD 2008/07/31
#129「ジャンピング」HDD 2008/07/31
#130「おんぼろフィルム」HDD 2008/07/31
#131「プッシュ」HDD 2008/07/31
#132「自画像」HDD 2008/07/31
#133「ある街角の物語」HDD 2008/07/31
 
 
3.読書

#019「ブラック・コーヒー」アガサ・クリスティ/チャールズ・オズボーン著 ハヤカワ文庫 2008/07/02
#020「不自然な死」ドロシー・L・セイヤーズ著 浅羽莢子訳 創元推理文庫 2008/07/24 
 
  
映画は、劇場3本(累計16本)、DVD等28本(累計133本)で、計31本(累計149本)。
このままのペースで、年間255本(劇場27本)です。

読書は2冊(累計20冊)で、このままのペースでは、年間34冊です。

非常にマズイ状況です。
映画はリカバリーされつつありますが、読書はまずいですね。

 
まあ、先は長いですが頑張ります。

参考)
2008年の状況
映画149本(うち劇場16本)
読書20冊

2007年の状況
映画173本(うち劇場40本)
読書20冊

2006年同時期の状況
映画164本(うち劇場39本)
読書12冊

2005年同時期の状況
映画149本(うち劇場54本)
読書19冊

2004年同時期の状況
映画173本(うち劇場62本)
読書22冊

2003年同時期の状況
映画178本(うち劇場34本)
読書34冊

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2008/07/26-27 長野県富士見町「富士見パノラマリゾート」で行われた「SHIMANO BIKER’S FESTIVAL 2008」に行ってきた。

「SHIMANO BIKER’S FESTIVAL」とは、何ぞや、と言う話だが、簡単に言うとMTB(マウンテンバイク)の大会(レース)で、国内最大級のMTBレースのひとつだと思う。

「SHIMANO BIKER’S FESTIVAL 2008」
http://www.shimano-event.jp/08bikers/top.html

わたしはとあるMTBチームの一員なので、年間を通じてMTBのレースやツーリングはもとより、キャンプ等のアウトドアイベントに参加したりしている。

今回のレースは、仕事の関係で行けるかどうかはっきりしていなかったので、レース自体にはエントリーしていなかったので、レースのサポートとか撮影とか、宴会とかそんな感じの参加であった。

わたし達のチームが参戦したのは、「4時間MTBエンデューロ」と言うカテゴリーで、簡単に言うと文字通りの「4時間耐久レース」で、同じコースをメンバーが交代しながら4時間走り続け週回数を競うレースです。

6月に行われた「MIYATA CUP 2008 in 東伊豆」の耐久レースで入賞したこともあり、当初は結構真面目に走る予定だったのですが、あまりの暑さに途中でだらけてしまい、 一番頑張ったチームで、49位/114チームで、一番頑張らなかったチームは、72位/73チームでした。(同じ「4時間耐久レース」でもメンバーの数や性別でカテゴリーが異なります)

つづく・・・・
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2008/07/19公開
「崖の上のポニョ」
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「スカイ・クロラ」
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2007/07/19-20 興収ベストテン
1.「崖の上のポニョ」(東宝)
2.「ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ」(東宝)
3.「花より男子ファイナル」(東宝)
4.「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(パラマウント)
5.「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」(松竹)
6.「クライマーズ・ハイ」(東映=ギャガ)
7.「ザ・マジック・アワー」(東宝)
8.「それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ」(東京テアトル=メディアボックス)
9.「スピード・レーサー」(ワーナー)
10.「百万円と苦虫女」(日活)

因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」「スカイ・クロラ」です。
 
 
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「スピードレーサー」
2008/06/29 東京水道橋「東京ドーム」で「スピードレーサー」の試写を観た。イベントあり、ゲスト登場のジャパンプレミアだった。フィルムのフォーマットはなんとIMAX。でスクリーンサイズは、縦17.45m×横37.00m。

2007年12月に公開された「スピードレーサー」の予告編を観て、ウォシャウスキー兄弟の「マッハGoGoGo」に対する深い愛情を知ったわたしだったが、ビジネスとして考えると「スピードレーサー」はどうよ、いくら「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟の新作だ、と言っても微妙じゃねえの、と言う気持ちが先行していたのは否定できない。

(参考)『「マッハGoGoGo」の実写版リメイクをめぐる冒険』
http://diarynote.jp/d/29346/20071211.html

事実、「スピードレーサー」は「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟の新作、と言うよりは「スパイキッズ」のノリの楽しいマンガ映画だと言うことである。

今回の試写は休日の夕方に設定されたジャパンプレミアと言うこともあり、子供たちの来場も多かったのだが、子供たちのリアクションの良さには驚いた。

特にパパが活躍するアクションでは、近くの子供らはひきつけ起こしているんじゃねえの位の大爆笑だった。

多分ウォシャウスキー兄弟は「マトリックス」を期待した出資者をだまして、自分たちが子どもの頃に狂喜乱舞した「マッハGoGoGo」を復活させたいと言う、個人的なわがままで本作を制作したのではないか、と思えてしまう。

そんなウォシャウスキー兄弟の「マッハGoGoGo」に対する愛情の全てが本作「スピードレーサー」に定着されている。

登場人物のルックスにしろファッションにしろ、旧作に対する似せ方は尋常ではない。

(参照)『「マッハGoGoGo」CHARACTER』
http://www.tatsunoko.co.jp/works/macha_gogogo/chara.html

つづく・・・・
一次保存です。

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2008/07/20 東京新宿「新宿バルト9」で「Queen Rock Montreal cine sound ver.」を視聴した。

本作「Queen Rock Montreal cine sound ver.」は、Queen(クイーン)の1981年のカナダモントリオールのライヴ映像を修復し、同時に音源も5.1chにリマスターしたものを劇場の最高級音響システムで楽しめるもの。

■映像
先ず驚いたのは、映像のクオリティの高さである。
と言うのは、今回の映像のマスターとなる1981年のモンタリオールのライヴ映像は、なんと35mmフィルムで撮影されていたのだ。
35mmフィルムと言えば、皆さんご承知のように、劇場公開される映画フィルムである。

普通に撮影して、普通に編集して、普通に音を付けたら普通に映画になってしまうクオリティを持った35mmフィルムの映像マスターを発見できたのは、とんでもないほどの幸運だったと思う。

従って、今回の映像は元々、劇場で上映できるクオリティを持っている、と言うことである。
ビデオ撮影だったらこうは行かないぞ。

そのクオリティの凄さは、フレディのヒゲや胸毛、背中の毛とかを一本一本スクリーン上で識別できる程のクオリティである。

1981年の撮影ではなく、現代のライヴ映像のような印象すら受けてしまう。

余談だがこの映像は「We Will Rock You」のタイトルでTHX-DVDが北米で2001年にリリースされており、わたしはこれも持っていた。

因みに1986年のブダペストも35mmフィルムで撮影されているので、オリジナルを見つけてレストアすれば、またcine sound ver.が出来るかも。

■音響
上映が終わって気付いてみると、耳がおかしくなっていた。
丁度コンサートの後のように。

わたしは結構たくさんの映画を劇場で観る方だが、こんなに耳がおかしくなるような作品には出会ったことはない。

つまり、映画のフォーマットでは劇場の音響のスペックの一部しか利用していない、と言うことである。

ロック・コンサートなんかに行くと「音」と言うより「空気の塊」が自分にぶつかってくるような体験をしたことがあると思うのだが、本作ではそんな体験すら出来てしまう。

もちろん、ロック・コンサートの実際の迫力にはやはりかなわないが、「空気の塊」的な「音圧」を感じることが出来るほどの音響効果を備えていた。

ブライアン・メイのギター(ギターオーケストレーション)は、自分でミックスやり直しているだけあって、なんとも格好良い。

先ほどお話しした「We Will Rock You」のDVDは、ミキシングが若干へぼでいまいちである。非常に軽薄な印象を受けてしまう。
またリバーブもあまり感じられない。
いくらTHX盤とは言え、ミキシングが残念な感じである。
リバーブもね。

■構成
ライヴの構成だが、オープニングが「We Will Rock You」でビックリした。

現在、わたし達がよく見るクイーンのパフォーマンスは1986年のウェンブリー・スタジアムか同年のブダペストだと思います。

つまり、わたし達は「One Vision」から始まるライヴを比較的よく見ている訳ですね。
従って、「We Will Rock You」からライヴが始まってしまうと、コンサートの最後の部分に「We Will Rock You」を使わないのではないか、ドン・ドン・パンはないのかよ、と思ってしまった訳です。

しかしそれはわたしの杞憂に過ぎませんでした。

ライヴの構成は、1986年の構成とほぼ同じで、最初からぶちかまして、アコースティック・ギターで泣かせつつ観客に歌わせ、ギター・ソロ、ドラム・ソロでメンバーはそれぞれ休憩、後年「リロ・リロ・レーロ」に進化するフレディと観客の掛け合いは「イェー」とか「オーライ」とかで、「リロ・リロ・レーロ」への過渡期にあたるのでしょうかね。

また、ラストの「We Will Rock You」から「We Are The Champions」、「God Save The Queen」の構成はいつもの通り。
赤子が泣いても、女王様が土下座しても彼らを舞台の袖から引っ張り上げる事はできないのだ。

ただ、「We Will Rock You」の国旗のパフォーマンスはありませんでした。

■ファッション
相変わらずの統一感のないファッションは健在。
フレディの「スーパーマン」のタンクトップはともかく、ブライアン・メイのガラモノのシャツはどうよ。
フレディのアディダスも健在。ブライアン・メイはナイキでした。
余談だけど、ジョン・ディーコンの短パンはなかったです。

■フレディのアクション
多分最近のクイーンファンはフレディのマイク・アクションを見た事ないんじゃないかと思う。
世界一格好いいマイク・アクションと人類史上最高のヴォーカリストを堪能していただきたい。

マイクはワイヤレスではなく、有線でした。

アクションと言えば、ロジャーのドラム・ソロからティンパニ・ソロへの流れも凄かった。
最後に腕立て伏せもするしね。

とにかく、本作「Queen Rock Montreal cine sound ver.」は、機会があれば是非劇場で、絶対的に劇場で楽しんでいただきたい作品だと思います。

チケットはちょっち高いけど、全然もとは取れると思うよ。

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「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」
http://diarynote.jp/d/29346/20080605.html
2008/05/10公開
「ミスト」
未レビュー

■近日公開
2008/08/02公開
「スカイ・クロラ」
未レビュー
 
 
■週末興収ベストテン
2007/07/12-13 興収ベストテン
1.「花より男子ファイナル」(東宝)
2.「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(パラマウント)
3.「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」(松竹)
4.「クライマーズ・ハイ」(東映=ギャガ)
5.「ザ・マジック・アワー」(東宝)
6.「それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ」(東京テアトル=メディアボックス)
7.「スピード・レーサー」(ワーナー)
8.「奇跡のシンフォニー」(東宝東和)
9.「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(ディズニー)
10.「西の魔女が死んだ」(アスミック・エース)

因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「スピード・レーサー」、「スカイ・クロラ」です。
 
 
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週刊「映画レビュー・インデックス」2008/07/12号(通巻193号)
をお届けします。
 
 
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18) 
 
■公開中
2008/07/05公開
「クライマーズ・ハイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20080709.html
「スピード・レーサー」
未レビュー
2008/06/28公開
「ミラクル7号」
未レビュー
2008/06/21公開
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
http://diarynote.jp/d/29346/20080702.html
「西の魔女が死んだ」
http://diarynote.jp/d/29346/20080704.html
2008/05/24公開
「アフタースクール」
http://diarynote.jp/d/29346/20080617.html
2008/05/21公開
「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」
http://diarynote.jp/d/29346/20080605.html
2008/05/10公開
「ミスト」
未レビュー

■近日公開
2008/07/19公開
「崖の上のポニョ」
http://diarynote.jp/d/29346/20080711.html
2008/08/02公開
「スカイ・クロラ」
未レビュー
 
 
■週末興収ベストテン
2007/07/05-06 興収ベストテン
1.「花より男子ファイナル」(東宝)
2.「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(パラマウント)
3.「クライマーズ・ハイ」(東映=ギャガ)
4.「ザ・マジック・アワー」(東宝)
5.「スピード・レーサー」(ワーナー)
6.「奇跡のシンフォニー」(東宝東和)
7.「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(ディズニー)
8.「西の魔女が死んだ」(アスミック・エース)
9.「相棒 -劇場版- 絶対絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」(東映)
10.「ミラクル7号」(ソニー)

因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「スピード・レーサー」、「スカイ・クロラ」です。
 
 
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2008/07/09 東京新宿「東京厚生年金会館」で「崖の上のポニョ」の試写を観た。

監督・原作・脚本:宮崎駿    
プロデューサー:鈴木敏夫    
美術監督:吉田昇    
編集:瀬山武司    
音楽:久石譲    
作画監督:近藤勝也    
色彩設計:保田道世    
制作:スタジオジブリ        
声の出演:山口智子(リサ)、長嶋一茂(耕一)、天海祐希(グランマンマーレ)、所ジョージ(フジモト)、土井洋輝(宗介)、奈良柚莉愛    (ポニョ)、柊瑠美(婦人)、矢野顕子(ポニョのいもうと達)、吉行和子(トキ)、奈良岡朋子(ヨシエ)

実はわたし、「崖の上のポニョ」にはあまり期待していなかった。
と言うのも、宮崎駿は既に枯れているのではないか、と思っていたからである。
しかしながら、わたしは驚いた。

冒頭のシークエンスでわたしは既に泣いていた。
物語やセリフではなく、絵と音楽の力だけで作品は雄弁に語りかけてくる。

「崖の上のポニョ」と言う作品は、久石譲のスコアをフィーチャーした「ファンタジア」に他ならない。

本作「崖の上のポニョ」は、アニメーションの持つダイナミズムと、アニメーション作家の奔放なイマジネーションと、そして久石譲のスコアが見事に結実した、大変すばらしい作品だと言える。

冒頭のシークエンス、ビビッドで総天然色でテクニカラーの海の中、煌びやかで雑多な生物たちが蠢く様は圧倒的にすばらしい。

フジモトの船・ウバザメ号のレトロ・フューチャーなデザインも強烈にすばらしいし、フジモトがやっていることもすばらしい。

この感覚は、ジュール・ヴェルヌとか、ジョルジュ・メリエスとか、メビウスとか、−−なぜか全員フランス人だが−−、彼らの作品群を髣髴とさせる。

わかりやすく言えば「海底二万マイル」のような感じ。

また中盤の嵐のシークエンスの波の描写は正に圧倒的である。
こんな波を手書きで描ける人が居るなんて、どんな頭の構造をしているのか不思議に思えてならない。

その波のシークエンスではテリー・ギリアムの「バロン」の冒頭、舞台のシークエンスや、またジョルジュ・メリエスの影響を垣間見ることが出来る。

また、本作「崖の上のポニョ」には「月」が印象的に登場するのだが、これも「バロン」とジョルジュ・メリエスに関係しているのではないかな、と勘ぐってしまうのはわたしだけではないはずだ。

前述のように、宮崎駿は既に枯れているのではないか、と言う先入観を持って本作を観た訳だが、素直な感想としては、「宮崎駿は枯れているどころか、成長しているじゃないか!」と言うもの。

アニメーション作家の奔放でダイナミックなイマジネーションは「ハウルの動く城」を遥かに凌駕している。

唯一残念なのが、ポニョが走るシークエンスで、ポニョがアラレちゃんに見えてしまう、と言う事。
小さな女の子が全力疾走すると、アラレちゃんになってしまうのか、と思ってしまう。

物語自体はよく言われるように、アンデルセンの「人魚姫」をフィーチャーしている。
「人魚姫」をフィーチャーした作品と言えば「ジョゼと虎と魚たち」の印象が強いが、「人魚姫」はご存知のように悲劇的な物語だが、「崖の上のポニョ」は、果たしてどんな物語に仕上がっているのか。劇場で確かめていただきたい。

また、本作「崖の上のポニョ」は、多くの宮崎駿作品と同様に、ヒーローとヒロインが出会った瞬間に相違相愛になり、相思相愛になったヒーローとヒロインが互いに相手を信頼しながら様々な状況で様々な行動を取る、と言う原則に従っている。

本作のヒーローとヒロインは5歳と言う設定であるから、「未来少年コナン」とか「天空の城ラピュタ」とか、主人公がいきなり相思相愛になる従来の宮崎駿作品とは異なっていると思うし、宗介とポニョが別離し、それぞれ異なった行動を相手を信じながら行動する、と言う部分が少ないと思うが、根底に流れるスピリッツは、従来の宮崎駿作品と共通している。

音楽は久石譲によるものなのだが、嵐のシークエンスでワーグナーっぽい旋律が使用されているのは微妙だ。
ブライアン・デ・パルマの「ファム・ファタール」で坂本龍一がデ・パルマの意向でラヴェルっぽい旋律を使用しているのと同じような感覚で、出来るならばオリジナルの旋律を使用して欲しかった。

ところで、気になったのは、本作の時代背景である。
宗介の母リサが飲む缶ビールのリングプルが外れる時代だし、宗介のオモチャの船がポンポン船である。
昭和40年代位なのかな、とも思ってしまう。

とにかく、本作「崖の上のポニョ」は大変素晴らしいアニメーション作品である。是非劇場で堪能していただきたい。

☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2008/06/25 東京新橋「ヤクルトホール」で「クライマーズ・ハイ」の試写を観た。

1985年8月12日。
終戦記念日を3日後に控え、日本国中が中曽根首相の靖国神社参拝の動向を固唾を飲んで見守るなか、群馬県の有力紙・北関東新聞の記者、悠木和雅(39/堤真一)はひとり、翌朝に迫った谷川岳・衝立岩登頂のための準備を進めていた。

悠木は、抜いた抜かれたの同僚たちとの出世争いから一線を画したところに立つ、一匹狼の遊軍記者なのだった。

デスクを後にした悠木のそばへ、県警キャップ・佐山達哉(35/堺雅人)がすり寄って来て耳打ちをした。
「悠さん・・・・ジャンボが消えたそうです」
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:原田眞人
原作:横山秀夫 「クライマーズ・ハイ」(文藝春秋刊)
脚本:加藤正人、成島出、原田眞人
出演:堤真一(悠木和雄)、堺雅人(佐山達哉)、尾野真千子(玉置千鶴子)、高嶋政宏(安西耿一郎)、山崎努(白河頼三)、遠藤憲一(等々力庸平)、田口トモロヲ(岸円治)、堀部圭亮(田沢善吉)、マギー(吉井弁次郎)、滝藤賢一(神沢周作)、皆川猿時(伊東康男)、でんでん(亀嶋正雄)、中村育二(粕谷隆明)、螢雪次朗(追村穣)、野波麻帆(黒田美波)、西田尚美(安西小百合)、小澤征悦(安西燐太郎)

本作「クライマーズ・ハイ」は、日本における「ユナイテッド93」のような作品である。

もし、この作品の背景が完全なフィクションだったら、どんなに良かったことだろうか。
不謹慎な発言だとは思うが、そう思わせるほどに、本作は非常に面白い(interesting)作品に仕上がっている、と言える。

もちろん、「面白い(interesting)」と言う表現は、本作「クライマーズ・ハイ」が題材とした御巣鷹山日航機墜落事故による数多くの犠牲者のことを考えた場合、非常に不謹慎な発言だと思うのだが、本作を一本の娯楽映画作品だととらえた場合、やはり「面白い(interesting)」と言う感想が出てきてしまう。

本作「クライマーズ・ハイ」は圧倒的におもしろい。
しかしながら、題材となった航空機事故の記憶が鮮明である世代にとっては、居心地の悪い作品でもある、と言わざるを得ない。

例えば「あさま山荘事件」を描いた作品であれば、時代が離れている分、娯楽作品として手放しで楽しめると思うのだが、「御巣鷹山日航機墜落事故」はまだまだわたし達の中で消化し切れない程最近の事故だと言う背景がそう感じさせるのだろう。

更に、本作を一緒に観た人の知り合いが実際に墜落した日航機に乗っていた、と言う話を聴くと、まだまだ世代的にこなれていない題材だったのではないか、と思える。

また、「クライマーズ・ハイ」と言うタイトルから受ける印象もよろしくない。

「クライマーズ・ハイ」とは、「登山の際、興奮状態が極限まで達して、恐怖心がなくなる病気やその状態」を言うらしいのだが、語感から「ランナーズ・ハイ」のような気持ちの良い高揚感や、所謂ハイな状態を想像させてしまっている。

従って、その語感からは、墜落事故現場において、恐怖感が麻痺し、つまり人間の心を失い、高揚感が高まり、悲劇に嬉々として喰らいつくマスコミ達が描かれるのではないか、と思えてしまうのだ。

キャストは、堺雅人が圧倒的に良い。
先日のエントリー「堺雅人をめぐる冒険」(http://diarynote.jp/d/29346/20080626.html)でも書いたのだが、あんな堺雅人見たことない位に凄い堺雅人が楽しめる。

あと驚いたのは、本作「クライマーズ・ハイ」は日本語字幕版が公開されるらしいのだ。

と言うのも、本作のセリフは、何言っているのか全くわからないセリフの応酬に近いシーンが多々あるのだ。

昔、黒澤明の作品とかで、三船敏郎が何喋っているのかわからない、吼えるようなセリフ回しだった時代があり、そんな黒澤映画を国内版ではなく、輸入版のソフトで見たりしていると、日本語字幕が入っていて、あぁ三船はこんなこと喋っていたのか、と思ったりしていたのだが、本作「クライマーズ・ハイ」のセリフのわからなさ加減も半端ではなかった。

また原田眞人のアクション映画のような細かいカット割りも健在で、原田眞人好きとしては、映像だけでも楽しめる作品に仕上がっていると思う。

ともかく本作「クライマーズ・ハイ」は、機会があれば、是非劇場に足を運んでいただきたいすばらしい作品である。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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7月上旬の「テレビCM好感度ランキング」で、独走中の携帯電話CMを深田恭子の出演する「キリンチューハイ氷結」が猛追しているようだが、ちょっと気になる事がある。

とりあえずはCF(CM)をご欄いただきたい。

「透明ダンス篇」「青い珊瑚礁篇」(キリンチューハイ氷結)
http://www.kirin.co.jp/brands/hyoketsu/cm/index.html

このCF(CM)は、松田聖子の「青い珊瑚礁」をCMソングに使用しているのだが、視聴者の皆さんは、何故「青い珊瑚礁」が使用されているのか、気付いているのだろうか。

なぜかと言うと、この「キリンチューハイ氷結」と言うアルコール飲料はアルコール度数が高いことを「青い珊瑚礁」と言う楽曲を通じて一般大衆にアピールしたいからである。

つまりこう言うことだ。
「♪あぁ〜、わたし〜の濃〜いわ〜♪」

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週刊「映画レビュー・インデックス」2008/07/05号(通巻192号)
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■「映画レビュー・インデックス」
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2008/07/05公開
「クライマーズ・ハイ」
未レビュー
「スピード・レーサー」
未レビュー
2008/06/28公開
「ミラクル7号」
未レビュー
2008/06/21公開
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
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「西の魔女が死んだ」
http://diarynote.jp/d/29346/20080704.html
2008/05/24公開
「アフタースクール」
http://diarynote.jp/d/29346/20080617.html
2008/05/21公開
「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」
http://diarynote.jp/d/29346/20080605.html
2008/05/10公開
「ミスト」
未レビュー

■近日公開
2008/08/02公開
「スカイ・クロラ」
未レビュー
 
 
■週末興収ベストテン
2007/06/28-29 興収ベストテン
1.「花より男子ファイナル」(東宝)
2.「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(パラマウント)
3.「ザ・マジック・アワー」(東宝)
4.「奇跡のシンフォニー」(東宝東和)
5.「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(ディズニー)
6.「西の魔女が死んだ」(アスミック・エース)
7.「相棒 -劇場版- 絶対絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」(東映)
8.「ミラクル7号」(ソニー)
9.「告発のとき」(ムービーアイ)
10.「僕の彼女はサイボーグ」(ギャガ)

因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」です。
 
 
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2008/06/08 CATVのVOD試写会で「西の魔女が死んだ」を観た。

「魔女が倒れた。もうダメみたい」中学3年になった少女まいに、突然の知らせが届く。おばあちゃんの家へ向かう車の中でママから聞かされたおばあちゃんの訃報。
"魔女"とはママのママ、英国人の祖母のこと。ママとまいだけの呼び名だ。まいは2年前の日々へ想いを馳せる。

中学校へ入学して間もないあの頃、学校へ行くのが苦痛になってしまったまいは、ママの提案で、西の魔女のもとで過ごすことになったが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:長崎俊一
原作:梨木香歩 「西の魔女が死んだ」(新潮文庫刊)
脚本:矢沢由美、長崎俊一
出演:サチ・パーカー(おばあちゃん)、高橋真悠(まい)、りょう(ママ)、大森南朋(パパ)、高橋克実(郵便屋さん)、木村祐一(ゲンジ)

本作「西の魔女が死んだ」は、素直に、良い作品に仕上がっていた。

「西の魔女が死んだ」と言うタイトルの小説があることは以前から知っていたのたが、そのタイトルの印象から、「オズの魔法使い」に関連する作品だと思っていた。

従って、「西の魔女」と言えば、誰しも思うように、「オズの魔法使い」や「ウィキッド」でおなじみの「西の悪い魔女」を描いた作品ではないか、と思っていたし、事実わたしは、「西の魔女が死んだ」は、西の悪い魔女を倒す話かと思っていた位である。

一方、本作の物語は、「オズの魔法使い」とはほとんど関連が無く、同年代の少女たちより一足先に大人への階段を上ってしまった少女が不登校になり、その結果、田舎暮らしの祖母としばらくの間一緒に暮らす、と言う物語である。

その祖母がイギリス人で、しかも魔女だ、と言う設定の物語である。

作品としては前述のように良い作品だと思うし、印象的なシーンやセリフはあるのだが、なんとなく、長編のダイジェストを見ているような印象を受けた。

作品の行間を読む事ができる観客は、作品で語られていない部分で、あんな事やこんな事があったのではないか、と想像する事が出来ると思うのだが、そうではない観客にとっては、エピソードの羅列で、また出来事に対する反応がにぶい(出来事による影響からの脱却が早い)ように思える。

つまり、本作「西の魔女が死んだ」は、映画としては良い作品ではあるが、作品のスタンスとしては、小説「西の魔女が死んだ」の予告編と言うかプロモーションとして機能するのではないか、と思った。

キャストは、おばあちゃん役を演じたサチ・パーカーが良かった。
スローモーなセリフ回しには賛否があると思うが、わたしは肯定的な立場を取らせていただく。

ゆっくり確実に、そして明確に語るおばあちゃんのセリフが素敵である。

あとは、多分誰もが指摘する事だと思うのだが、ゲンジ役の木村祐一も良かった。
登場人物の中で、一番一般の人々に近い一般大衆的なキャラクター設定になっているのが興味深い。

また、まい役の高橋真悠も頑張っている。
今後に期待の女優さんである。

とにかく本作「西の魔女が死んだ」は、非常に良い作品ではあるので、是非劇場で堪能していただきたい。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2008/06/14 東京六本木「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を観た。

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:フランク・マーシャル
製作総指揮:ジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)、シャイア・ラブーフ(マット・ウィリアムズ)、レイ・ウィンストン(ジョージ・マクヘイル)、カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド)、ケイト・ブランシェット(イリーナ・スパルコ)、ジョン・ハート(オクスリー教授)、ジム・ブロードベント(ディーン・チャールズ・スタンフォース)

本作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は娯楽作品としては及第だと思うが、スピルバーグとルーカスがタッグを組んだ「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作として考えると、残念な作品としか言わざるを得ない。

そんなわたしが気になる点をあげてみよう。

■1950年代はインディ・ジョーンズに似合わない。
本作を観て感じた最大の違和感は本作の時代背景である。

例えば、ジェットエンジンや核爆弾のような技術は、インディ・ジョーンズにそぐわない、と言わざるを得ないし、ナチスが登場しないインディ・ジョーンズも、最早インディ・ジョーンズシリーズとは思えない。

もちろん、本作の時代背景を1950年代にした理由は理解できるし、その時代背景を1950年代にしたおかげで、本作の脚本に膨らみが出てくるのは理解できるのだが、どうにも釈然としない。

■メイン・プロットの題材が微妙である。
メイン・プロットの題材、つまりネタが微妙である。

以前から新作のネタについてはいろいろと噂で取沙汰されていたのだが、やはり今回のネタにより、物語全体がトンデモ系の印象を与えてしまうのはいなめない。

■ファーストカットが微妙である。
インディ・ジョーンズシリーズのファーストカットはパラマウントのロゴから実写に変わるところが素晴らしいのだが、今回のファーストカットのプレーリードッグはなんだよ!
と言う気持ちで一杯である。

■アクションの組み立てが雑である。
原点に戻った楽しいアクションが楽しめるのは楽しめるのだが、脚本できっちり計算されたようなアクションではなく、行き当たりばったりで考えられたアクションのような気がする。

例えば「レイダース」のトラック・チェイスや、「最後の聖戦」の戦車のシークエンスのような、脚本を読んだだけで面白いアクションがないのは非常に残念である。

■ジョン・ウィリアムズのスコアが微妙である。
アークのテーマやマリオンのテーマ等、前作のテーマが使用されているので、そんなに気にならないが、ジョン・ウィリアムズも才能が枯れたのか、流麗なメロディラインが印象に残らない。

1970年代や80年代、90年代位までは、ジョン・ウィリアムズがかいたスコアと作品名は一致し、スコアを思い出せるのだが、本作のテーマは思い出せない。

■アークの使い方が許せない。
アークの使い方が納得行かない。
あのままじゃ、人類滅びるぞ。

■オープニング・アクション
オープニング・アクションはまぁ良いのだが、「レイダース」や「最後の聖戦」のように、本筋のプロットと全く関係ないプロット上のアクションにして欲しかった。

大学でのマーカスがいないシークエンスは、やっていることとカット割りが同じなので、良しとするが、マーカスでない分、若干の違和感ありですね。

■サラーはどうした。
マーカス(デンホルム・エリオット)は死んじゃってるので仕方がないが、サラー(ジョン・リス=デイヴィス)はなんで出てこないのだ。

ラストのシークエンスで、ちらっとカメオでサラーが出てきたら、号泣もののとっても良い作品になったと思うのに・・・・、残念で仕方がない。

余談だが、リック・マッカラムが製作にからんでいたら、絶対マッカラムはラストのシークエンスに登場したと思うぞ。

■帽子に意味を持たせ過ぎ。
昔はこんなに帽子にこだわってなかったのではないかな。
帽子にインディ・ジョーンズの人格とか、メタファーを持たせ過ぎである。
もしかして、帽子のレプリカを売るための作戦か!?

今日はここまで。

いろいろ文句を言っているが、本作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は、まぁ楽しい娯楽作品だと思うので、取りあえずは劇場で観ておくべきだと思います。

☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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さて、早速ですが2008年の目標の中間発表その6です。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」

1.映画

#008「アフタースクール」ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2008/06/01
#009「アフタースクール」ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2008/06/08
#010「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2008/06/14
#011「ミラクル7号」九段会館 2008/06/16
#012「クライマーズ・ハイ」ヤクルトホール 2008/06/25
#013「スピード・レーサー」東京ドーム 2008/06/29
 
 
2.DVD、CATV等

#088「スナッチ」CATV 2008/06/02
#089「鉄塔武蔵野線」CATV 2008/06/03
#090「アンブレイカブル」CATV 2008/06/03
#091「スタートレック」CATV 2008/06/08
#092「西の魔女が死んだ」VOD 2008/06/08
#093「この胸いっぱいの愛を」CAYV 2008/06/08
#094「レイダース/失われた聖櫃」DVD 2008/06/13
#095「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」DVD 2008/06/13
#096「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」CATV 2008/06/14
#097「デジャヴ」CATV 2008/06/22
#098「16ブロック」CATV 2008/06/22
#099「西遊記」CATV 2008/06/22
#100「ザ・シューター/極大射程」CATV 2008/06/22
#101「アイアン・ジャイアント」HDD 2008/06/23
#102「NANA2」HDD 2008/06/23
#103「007/カジノ・ロワイヤル」CATV 2008/06/26
#104「マトリックス・リローデッド」DVD 2008/06/27
#105「マトリックス・レボリューションズ」DVD 2008/06/28
 
 
3.読書

#014「復讐の女神」フレドリック・ブラウン著 小西宏訳 創元推理文庫 2008/06/05
#015「爆笑問題の日本原論」爆笑問題著 宝島社文庫 2008/06/14
#016「まっ白な嘘」フレドリック・ブラウン著 中村保男訳 創元推理文庫 2008/06/14
#017「行きそで行かないとこへ行こう」大槻ケンヂ著 新潮文庫 2008/06/18
#018「神々の足跡/失われた超古代文明の謎」中江克己著 PHP文庫 2008/06/29 
 
  
映画は、劇場6本(累計13本)、DVD等18本(累計105本)で、計24本(累計118本)。
このままのペースで、年間236本(劇場26本)です。

読書は5冊(累計18冊)で、このままのペースでは、年間36冊です。

非常にマズイ状況です。
映画でさえピンチです。

 
まあ、先は長いですが頑張ります。

参考)
2008年の状況
映画118本(うち劇場13本)
読書18冊

2007年の状況
映画142本(うち劇場34本)
読書18冊

2006年同時期の状況
映画139本(うち劇場32本)
読書10冊

2005年同時期の状況
映画127本(うち劇場45本)
読書16冊

2004年同時期の状況
映画142本(うち劇場43本)
読書20冊

2003年同時期の状況
映画151本(うち劇場46本)
読書28冊

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■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18) 
 
■公開中
2008/06/21公開
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
未レビュー
「西の魔女が死んだ」
未レビュー
2008/05/24公開
「アフタースクール」
http://diarynote.jp/d/29346/20080617.html
2008/05/21公開
「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」
http://diarynote.jp/d/29346/20080605.html
2008/05/10公開
「ミスト」
未レビュー

■近日公開
2008/06/28公開
「ミラクル7号」
未レビュー
2008/07/05公開
「クライマーズ・ハイ」
未レビュー
「スピード・レーサー」
未レビュー
 
 
■週末興収ベストテン
2007/06/21-22 興収ベストテン
1.「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(パラマウント)
2.「ザ・マジック・アワー」(東宝)
3.「奇跡のシンフォニー」(東宝東和)
4.「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(ディズニー)
5.「相棒 -劇場版- 絶対絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」(東映)
6.「西の魔女が死んだ」(アスミック・エース)
7.「僕の彼女はサイボーグ」(ギャガ)
8.「築地魚河岸三代目」(松竹)
9.「ラスベガスをぶっつぶせ」(ソニー)
10.「ダイブ!!」(角川)

因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「西の魔女が死んだ」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、「ミラクル7号」です。
 
 
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2008/06/25 東京新橋「ヤクルトホール」で「クライマーズ・ハイ」の試写を観た。(2008/07/05公開予定)

全国1億人の堺雅人ファンの皆さんこんにちは。
堺雅人のマスターピースとも言える作品が誕生しました。
その気になるタイトルは、お察しの通り「クライマーズ・ハイ」。

ところで、ドラマを見ないわたしが堺雅人に注目したのは、「ハチミツとクローバー」(2006)のはぐちゃんのおじさん役だった。
なんだこのいんちきくさい俳優は!
こんな教授じゃ、人集まらないんじゃないの、と思ったのを覚えている。

次いで「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(2007)の平重盛、「アフタースクール」(2008)の木村役でひとつのピークを迎えたと思ったが、「クライマーズ・ハイ」(2008)の佐山でわたしは驚愕し、悶絶した。

と言うのも、「クライマーズ・ハイ」の堺は、こんな堺、誰も見たことないぞ、と言うくらいにすばらしかったのだ。もちろん、最近売れている堺だから、脚本上も美味しい役柄をふられているのだが、それ以上に堺の鬼気迫る演技がすばらしい。

非常にエモーショナルで、それ以上に圧倒的に興奮してしまう。

キラキラした目と、いんちきくさい笑顔、うさんくさい物腰が持ち味の堺なのだが、最高のカットは中盤付近、恐ろしい眼差しを見せてくれる。一世一代のカットである。
また、前半もすばらしいが、後半の山場も堪らない。

とにかく、「恋愛新党」も良いと思うが、「クライマーズ・ハイ」の堺雅人は圧倒的に凄いぞ。

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2008/05/10公開
「ミスト」
未レビュー
2008/04/26公開
「少林少女」
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■近日公開
2008/06/28公開
「ミラクル7号」
未レビュー
2008/07/05公開
「クライマーズ・ハイ」
未レビュー
 
 
■週末興収ベストテン
2007/06/14-15 興収ベストテン
1.「ザ・マジック・アワー」(東宝)
2.「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(ディズニー)
3.「相棒 -劇場版- 絶対絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」(東映)
4.「僕の彼女はサイボーグ」(ギャガ)
5.「築地魚河岸三代目」(松竹)
6.「ランボー 最後の戦場」(ギャガ)
7.「ラスベガスをぶっつぶせ」(ソニー)
8.「ダイブ!!」(角川)
9.「最高の人生の見つけ方」(ワーナー)
10.「アフタースクール」(クロックワークス)

因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「西の魔女が死んだ」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、「ミラクル7号」です。
 
 
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2008/06/01 2008/06/08 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「アフタースクール」を観た。

母校の中学校で働く人のいい教師、神野(大泉洋)。夏休みにもかかわらず部活動のために出勤していた彼のもとに、同級生だと名乗る男(佐々木蔵之介)が訪ねてきたが・・・・。

監督・脚本:内田けんじ
出演:大泉洋(神野)、佐々木蔵之介(北沢)、堺雅人(木村)、田畑智子、常盤貴子、北見敏之、山本圭、伊武雅刀

本作「アフタースクール」は、大変すばらしい作品に仕上がっていた。

前作「運命じゃない人」(http://diarynote.jp/d/29346/20050705.html)を観て、内田けんじと言う新たな才能の誕生に狂喜乱舞したわたしは、当然の如く本作「アフタースクール」にも大きな期待をかけていた。

先ずは、本作「アフタースクール」は、期待通りのすばらしい作品に仕上がっていたことを喜びたい。

また、前作「運命じゃない人」と比較してキャストとプロモーション活動の充実によりメディアの注目度もあがり、前作「運命じない人」の、良質な作品ではあったが、実際のところは誰も知らない、と言うような状況から脱出できたことを素直に喜びたい。

これにより、前作ではできなかった、内田けんじと言う優秀な映像作家を世間に知らしめることに成功している訳だ。

物語については、何も言えないし、キャストの役柄も言えない。

ただ言える事は、とりあえず劇場に走れ!
と言うことだけである。

とにかく、本作「アフタースクール」は、2008年邦画界が誇るすばらしい作品の一本だと言えるのだ。

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