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「グラン・トリノ」
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「ウォッチメン」
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「フロスト×ニクソン」
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「DRAGONBALL EVOLUTION」
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「パッセンジャーズ」
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2009/02/20公開
「チェンジリング」
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「007/慰めの報酬」
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「K-20 怪人二十面相・伝」
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「ワールド。オブ・ライズ」
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「地球が静止する日」
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「ぼくのおばあちゃん」
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「WALL・E/ウォーリー」
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2009/04/18-19 興収ベストテン
1.「名探偵コナン 漆黒の追跡者」(東宝)
2.「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」(東宝東和/エイベックス)
3.「クローズZERO II」(東宝)
4.「クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」(東宝)
5.「スラムドッグ$ミリオネア」(ギャガ)
6.「おっぱいバレー」(ワーナー=東映)
7.「ドロップ」(角川)
8.「鴨川ホルモー」(松竹)
9.「ヤッターマン」(日活=松竹)
10.「プリキュアオールスターDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」(東映)
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「ウォッチメン」です。
 
 
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2009/04/13 東京新橋「ヤクルトホール」で「グラン・トリノ」の試写を観た。

「グラン・トリノ」
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーヴンス
出演:クリント・イーストウッド(ウォルト・コワルスキー)、ビー・ヴァン(タオ・ロー)、アーニー・ハー(スー・ロー)、クリストファー・カーリー(ヤノビッチ神父)、コリー・ハードリクト(デューク)、ブライアン・ヘイリー(ミッチ・コワルスキー)、ブライアン・ホウ(スティーブ・コワルスキー)、ジェラルディン・ヒューズ(カレン・コワルスキー)、ドリーマ・ウォーカー(アシュリー・コワルスキー)

本作「グラン・トリノ」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
一見して感じたのは、本作「グラン・トリノ」はイーストウッドにとっての「ラスト・シューティスト」(1976)である、と言うこと。

つまりイーストウッドは本作「グラン・トリノ」で、自分を育ててくれた西部劇と言うジャンルに対し、ある意味決別をしている、と思えるのである。

何言ってんの、この映画西部劇じゃねえよ、と思う人もいるのかも知れないが、本作「グラン・トリノ」の根底には西部劇のスピリッツが流れている。

更に、本作は「ラスト・シューティスト」の脚本の影響下にもある、と言うこともできるだろう。
ネタバレになるので詳細の言及は避けるが、例えばスーツのシークエンスなんてそのままだと言えるだろう。

また、自らが演じてきたキャラクター、つまり自らのキャリアの映画的記憶を見事に利用したキャラクターは見事と言わざるを得ない。
特に、全ての民族を嫌っている、と言うキャラクター設定には感涙ものである。

そして、そのイーストウッドの映画的記憶を逆手にとった脚本は見事である。

ところで、「ラスト・シューティスト」を観てからもう何十年も経過しているので記憶が無いのだが、「グラン・トリノ」を観て、ジョン・ウェインが「ラスト・シューティスト」で乗っていた馬がどうなったのか知りたくなってしまった。

「チェンジリング」も良かったが本作「グラン・トリノ」は何しろ、イーストウッドが主演しているのだ。
迷わず劇場にゴー!である。

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「チェンジリング」
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2008/11/22公開
「1408号室」
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「ブラインドネス」
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2008/11/01公開
「ブタがいた教室」
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2009/04/25公開
「グラン・トリノ」
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2009/04/11-12 興収ベストテン
1.「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」(東宝東和/エイベックス)
2.「クローズZERO II」(東宝)
3.「ドロップ」(角川)
4.「ヤッターマン」(日活=松竹)
5.「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」(東宝)
6.「プリキュアオールスターDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」(東映)
7.「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」(東映)
8.「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(FOX)
9.「ワルキューレ」(東宝東和)
10.「トワイライト〜初恋〜」(アスミック・エース/角川エンタテインメント)
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「ウォッチメン」、「グラン・トリノ」です。
 
 
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2008/11/22公開
「1408号室」
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「ブラインドネス」
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2008/11/01公開
「ブタがいた教室」
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2008/10/25公開
「ホームレス中学生」
2008/10/18公開
「真木栗ノ穴」
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「イーグル・アイ」
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2008/9/20公開
「ウォンテッド」
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2008/09/13公開
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2009/04/04-05 興収ベストテン
1.「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」(東宝)
2.「ヤッターマン」(日活=松竹)
3.「ドロップ」(角川)
4.「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(FOX)
5.「プリキュアオールスターDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」(東映)
6.「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」(東映)
7.「ワルキューレ」(東宝東和)
8.「マダガスカル2」(パラマウント)
9.「ザ・バンク-堕ちた巨像-」(ソニー)
10.「トワイライト〜初恋〜」(アスミック・エース/角川エンタテインメント)
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「ウォッチメン」です。
 
 
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2009/04/10 東京日比谷「TOHOシネマズ・シャンテ」で「フロスト×ニクソン」を観た。

1974年8月9日、第37代アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)は、「アメリカの歴史上、自ら辞任した初の大統領」という不名誉なタイトルをまとい、政界の表舞台から去ることになった。高々と掲げた両手でVサインを作り、ホワイトハウスを飛び立つニクソン。その光景はテレビを通じて全世界に生中継され、実に4億人が目撃した。

母国イギリスとオーストラリアでトーク番組を持つテレビの人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)も、その4億人のひとりだ。
ニクソン辞任中継の視聴率の高さにテレビ屋の本能を刺激された彼は、さっそく1対1のインタビュー番組を企画するが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:ロン・ハワード
原作戯曲・脚本:ピーター・モーガン
出演:フランク・ランジェラ(リチャード・ニクソン)、マイケル・シーン(デビッド・フロスト)、ケヴィン・ベーコン(ジャック・ブレナン)、レベッカ・ホール(キャロライン・クッシング)、トビー・ジョーンズ(スイフティー・リザール)、マシュー・マクファディン(ジョン・バード)、オリヴァー・プラット(ボブ・ゼルニック)、サム・ロックウェル(ジェームズ・レストン)

本作「フロスト×ニクソン」は、なんとも強烈に面白かった。

本作はまるで、スポーツ、特にボクシングのように、つまり言い換えるならば「ロッキー」のように面白いのだ。

物語はウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領にインタビューを挑むイギリス人人気司会者、というもの。

キャストはなんと言っても怪演のフランク・ランジェラである。
もちろん、マイケル・シーンも良いのだが、ランジェラには驚愕である。

また、ニクソンを敬愛するブレナンを演じたケビン・ベーコンも良い。

フロスト・チームの3人も良いのだが、オリバー・ブラット、特にサム・ロックウェルが良かった。

いやぁ、良かった俳優ばかりで、芳醇な映画ですね。

脚本も良いし、キャストも良いし、悪いところがほとんどないし、圧倒的に面白い、最高の作品の1本です。

こんなに面白い作品は年に何本もないと思いますので、是非劇場で体験して下さい。
圧倒的に緊張しますよ。

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カート・ヴォネガット・ジュニアの「タイタンの妖女」の新装版が出ていたので読んでみた。

多分最初に「タイタンの妖女」("The Sirens of Titan")を読んだのは中学生くらいだったと思うのだが、今回再読してみて、年をとってからの再読は、非常に有意義だったと思う。

いきなり余談で恐縮だが、今回の新装版は爆笑問題の太田光が「タイタンの妖女」が大好きで大好きで仕方がないところから始まっているようで、帯はもちろん、あとがきは太田光の手によるものである。

更に爆笑問題が所属する芸能プロダクション「タイタン」の名称も当然ながら「タイタンの妖女」から取られている訳だから、「タイタン」の女社長太田光代こそが、「タイタンの妖女」に他ならない、と言うことになる。

つまり、セイレーンたる太田光代が爆笑問題をはじめとしたタレントたちを操っている訳である。

「タイタンの妖女」で件の妖女(セイレーン/サイレン)が登場人物にどのような影響を与え、どのように登場するかは、本書を読んでいただくとして、「タイタンの妖女」はどんな物語かをないように触れずに考えて行きたいと思う。

と言うか、本書「タイタンの妖女」は読者にどのような影響を与えるのか、を考えてみたい。

本書の根本にあるのは、自分の人生は他が運命付けたものである、と言うことと、自らの選択や行動が他に大きな影響を与えている、と言う背反するモノである。

一方では、個人や種の運命は他の存在が自分勝手に決めたもので、抗うことが出来ない、いわば予定調和的な存在であると言いながら、他方では、個人の選択や行動、何かをする、またはしないという選択や行動によって、他に大きな影響を与えている、と言うことを描いている。

物語の中で起きている大きな出来事、つまり基本プロットは、あきれるほどに無常で運命的で予定調和的なのだが、逆説的に、自分が何かをすることで何かが出来る、何かを変えることができる、自分の運命どころか、国や世界を変えることができる、と言う事を表現しているように思える。

理想を現実に変える力を感じてしまうのだ。

「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」なんかを見ていると、太田光の理想家振りを垣間みる事が出来る。
これこそ「タイタンの妖女」の影響なのではないか、と思えてならない。

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2008/11/22公開
「1408号室」
未レビュー
「ブラインドネス」
未レビュー
2008/11/01公開
「ブタがいた教室」
未レビュー
2008/10/25公開
「ホームレス中学生」
2008/10/18公開
「真木栗ノ穴」
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「イーグル・アイ」
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2008/9/20公開
「ウォンテッド」
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2008/09/13公開
「パコと魔法の絵本」
未レビュー

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■週末興収ベストテン
2009/03/28-29 興収ベストテン
1.「ヤッターマン」(日活=松竹)
2.「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」(東宝)
3.「ドロップ」(角川)
4.「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(FOX)
5.「ワルキューレ」(東宝東和)
6.「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」(東映)
7.「プリキュアオールスターDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」(東映)
8.「マダガスカル2」(パラマウント)
9.「ウォッチメン」(パラマウント)
10.「おくりびと」(松竹)
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「ウォッチメン」です。
 
 
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さて、早速ですが2009年の目標の中間発表その3です。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
 
 
1.映画
 
#005「DRAGONBALL EVOLUTION」TOHOシネマズ日劇 2009/03/14
#006「パッセンジャーズ」新宿武蔵野館 2009/03/15
#007「ウォッチメン」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2009/03/29 
 
2.DVD、CATV等

#040「ブラディ・サンデー」CATV 2009/03/02
#041「8 1/2」HDD 2009/03/04
#042「リービング・ラスベガス」CATV 2009/03/07
#043「マッドマックス」CATV 2009/03/10
#044「未知への飛行」CATV 2009/03/11
#045「アンダーワールド」CATV 2009/03/12
#046「博士の異常な愛情」DVD 2009/03/17
#047「ナチュラル・ボーン・キラー」CATV 2009/02/21
#048「フルメタル・ジャケット」CATV 2009/03/21
#049「スティーブン・キング キャッツ・アイ」DVD 2009/03/21
#050「サウスバウンド」HDD 2009/03/21
#051「1408号室」BD 2009/03/23
#052「アメリカン・ギャングスター」HDD 2009/03/24
#053「ナイロビの蜂」HDD 2009/03/25
#054「007/カジノ・ロワイヤル」BD 2009/03/26
#055「シャイニング」CATV 2009/03/27
#056「東京マーブルチョコレート」CATV 2009/03/30
#057「アキハバラ@DEEP」CATV 2009/03/31
#058「レッドクリフ PART I」DVD 2009/03/31
 
 
3.読書

#005「十の罪業 BLACK」エド・マクベイン編 白石朗他訳 創元推理文庫 2009/03/24
 
 
映画は、劇場3本(累計7本)、DVD等19本(累計58本)で、計22本(累計65本)。
このままのペースで、年間260本(劇場28本)です。

読書は1冊(累計5冊)で、このままのペースでは、年間20冊です。

状況悪し。
まあ、先は長いですが頑張ります。

参考)
2009年の状況
映画65本(うち劇場7本)
読書05冊

2008年の状況
映画44本(うち劇場3本)
読書06冊

2007年の状況
映画51本(うち劇場10本)
読書08冊

2006年の状況
映画67本(うち劇場12本)
読書04冊

2005年同時期の状況
映画58本(うち劇場20本)
読書09冊

2004年同時期の状況
映画62本(うち劇場15本)
読書12冊

2003年同時期の状況
映画72本(うち劇場23本)
読書15冊

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今日は「アメリカンギャングスター」と「ノーカントリー」をめぐる余談。
と言うか、ジョシュ・ブローリンをめぐる冒険。

ジョシュ・ブローリンを見て、あぁニック・ノルティの若い頃に似ているなと思ったのは、2007年8月に観た「プラネット・テラーinグラインドハウス」(2007)だったと思う。

で、2008年3月に「ノーカントリー」(2007)を観て、それは確信に変わった。
ついでに「アメリカンギャングスター」(2007)を観て、あまりにもニック・ノルティにそっくりで、こりゃまた驚いた訳である。

思うのは、「ノーカントリー」はニック・ノルティ的には「ダブルボーダー」(1987)で、「アメリカンギャングスター」はニック・ノルティ的には「Q&A」(1990)だと言う事である。

前者は時代遅れのカウボーイ役で、後者は汚職警官役と言う事である。

だからどうしたと言う事ではないのだが、若い頃のニック・ノルティ好きのわたしとしては必然的にジョシュ・ブローリン好きになってしまうのではないか、と言う気がする訳である。

「ノーカントリー」
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2009/03/28公開
「ウォッチメン」
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「DRAGONBALL EVOLUTION」
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「パッセンジャーズ」
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2009/02/20公開
「チェンジリング」
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2008/12/20公開
「K-20 怪人二十面相・伝」
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「ワールド。オブ・ライズ」
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2008/12/19公開
「地球が静止する日」
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2009/03/21-22 興収ベストテン
1.「ヤッターマン」(日活=松竹)
2.「ワルキューレ」(東宝東和)
3.「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」(東宝)
4.「ドロップ」(角川)
5.「プリキュアオールスターDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」(東映)
6.「マダガスカル2」(パラマウント)
7.「おくりびと」(松竹)
8.「DRAGONBALL EVOLUTION」(FOX)
9.「ベッドタイム・ストーリー」(ディズニー)
10.「ジェネラル・ルージュの凱旋」(東宝)
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「ウォッチメン」です。
 
 
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最近のわたしは会社で「甜茶」と「ローズヒップティー」を飲んでいる。

以前は「紅茶」「コーヒー」「ほうじ茶」「玄米茶」をよく飲んでいた。

そのためか、マグカップにステイン汚れ(茶渋ですな)が結構ついていた。

しかし、「甜茶」と「ローズヒップティー」を飲み始めてから、マグカップのステイン汚れがなくなってきているように思えるのだ。
いや、確実にきれいになっている。

特に「ローズヒップティー」のローズヒップがたまっている部分はピカピカである。

と言うことは、「ローズヒップティー」にはステインを除去する作用があるのだろうか。

だとすると、口に含んでおけば、歯のステインも除去できるのかも知れない。

そんな事を考えている毎日である。

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わたしは実家があれなので、「花畑牧場の生キャラメル」は普通に手に入る関係でいろんなところに配ったりしていた。

そんな中、「アルツ磐梯スキー場」に行ったのだが、知り合いが「生キャラメル」を作って来た。

その理由がふるっている。曰く、「(生キャラメルを)沢山食べたかったから」。

アルツで花粉にやられた関係で、三連休は自宅待機になってしまったわたしは、暇なので「生キャラメル」を作ってみることにした。

驚いた事に非常に簡単に「生キャラメル」が出来てしまった。

「生キャラメル」のレシピはその辺に転がっているので割愛する。

そして驚いた事に、少し焦がすと普通の「キャラメル」に、結構焦がすと「チェルシーバタースカッチ」みたいな堅い飴ができちゃうのだ。

そう考えると「キャラメル」の語源は「カラメル」なのかなと思ってしまう。

ちよっと調べてみたら、どうやら「生キャラメル」は約110℃、「キャラメル」は約130℃、「カラメル」は約170℃で生成するらしい。

しばらくは手作り「生キャラメル」ブームが続きそうな気がする。

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2009/03/13公開
「DRAGONBALL EVOLUTION」
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「パッセンジャーズ」
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「WALL・E/ウォーリー」
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2008/11/22公開
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2008/11/01公開
「ブタがいた教室」
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2008/10/25公開
「ホームレス中学生」
2008/10/18公開
「真木栗ノ穴」
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2008/9/20公開
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■週末興収ベストテン
2009/03/14-15 興収ベストテン
1.「ヤッターマン」(日活=松竹)
2.「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」(東宝)
3.「DRAGONBALL EVOLUTION」(FOX)
4.「マダガスカル2」(パラマウント)
5.「おくりびと」(松竹)
6.「ジェネラル・ルージュの凱旋」(東宝)
7.「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」(角川)
8.「チェンジリング」(東宝東和)
9.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ワーナー)
10.「オーストラリア」(FOX)
 
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2008/12/12 東京新宿「東京厚生年金会館」で「K-20 怪人二十面相・伝」の試写を観た。

「K-20 怪人二十面相・伝」
監督:佐藤嗣麻子
アクション監督:横山誠、小池達朗
原作:北村想 「完全版 怪人二十面相・伝」
脚本:佐藤嗣麻子
脚本協力:山崎貴
出演:金城武(遠藤平吉)、松たか子(羽柴葉子)、國村隼(源治)、高島礼子(菊子)、本郷奏多(小林芳雄)、益岡徹(浪越警部)、今井悠貴(シンスケ)、鹿賀丈史(謎の紳士)、仲村トオル(明智小五郎)

1949年、第二次世界大戦を回避した日本の都市、帝都。
そこは、19世紀から続く華族制度により極端な貧富の格差が生まれ、ごく一部の特権階級が富を独占する社会となっていた。
折しも巷では、そんな富裕層だけを狙い、鮮やかな手口で窃盗を繰り返す怪人二十面相、通称“K-20”が出現し世間を騒がせていた。
ある日、サーカス団に所属する天才曲芸師・遠藤平吉は、見知らぬ紳士から羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子と名探偵・明智小五郎の結納の儀を写真に撮ってほしいとの依頼を受ける。
しかし、それは二十面相の罠だった・・・・。


先ずは、「K-20 怪人二十面相・伝」は大変すばらしい娯楽作品に仕上がっていた。

オリジナリティがどうこうと言う点は置いておいて、曲がりなりにも所謂ハリウッドの娯楽大作と肩を並べるようなクオリティの作品を日本国内で製作出来るようになった事を素直に喜びたい。
そして、誰もが楽しめる純粋で単純な娯楽作品を作ろうとする製作者サイドの心意気に感涙ものである。

先ずは世界観だが、第二次世界大戦を回避した日本と言う世界観は大変すばらしく、日本人を見事に格好良く描いている。
この世界観の構築は「帝都物語」にも匹敵するもので、日本映画史に残るすばらしいビジョンを提供してくれている。

脚本は若干問題があると思うが、娯楽作品としては非常によく出来ていると思った。
冒頭からラストまで畳み掛けるような脚本が楽しめる。

キャストは皆さん頑張っていて好感が持てるのだが、ヒロイン役の松たか子がいただけない。

本作「K-20 怪人二十面相・伝」は、古今東西の様々な作品の影響を受けているのだが、特筆すべき点は、既にお気付きだと思うのだが「カリオストロの城」の影響を多く受けている。
前段部分の結納のビジュアルは「カリオストロの城」を髣髴とさせ、前述のように格好良い日本人を描いている。
つまり、松たか子にはクラリス役が振られている、と言うことなのだ。

このキャスティングの問題は多分、本作の監督が佐藤嗣麻子と言う女性監督であるが故の問題なのではないか、と思う。
本作の監督がもし男性の監督だったとしたら、ヒロイン役には決して松たか子をキャスティングしないと思う。
松たか子には悪いが、脚本ではヒロインにクラリスのようなお姫様を求めているのに、松たか子では酸いも甘いも知り尽くした感が否めない、と言わざるを得ない。
つまり、17~18歳位の世俗に疎いお姫様像には松たか子の年齢では厳しすぎる、と言う感じなのだ。

アクションは、直線的な動きが楽しめ、上下と奥行きが感じられる立体的な構成がおもしろい。
アクション自体もハリウッドのアクション大作に比肩すると言っても過言ではないだろう。
編集でのごまかしがない分、人間のアクションだけを比較すると、「慰めの報酬」を超えてるんじゃないか、と言うと言い過ぎだろうか。

まあ、とにかく本作「K-20 怪人二十面相・伝」は大変すばらしい娯楽大作である。
機会があれば是非見ていただきたい。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2009/03/15 東京新宿「新宿武蔵野館」で「パッセンジャーズ」を観た。

「パッセンジャーズ」
監督:ロドリゴ・ガルシア
脚本:ロニー・クリステンセン
出演:アン・ハサウェイ(クレア・サマーズ)、パトリック・ウィルソン(エリック・クラーク)、デヴィッド・モース(アーキン)、アンドレ・ブラウアー(ペリー)、クレア・デュヴァル(シャノン)、ダイアン・ウィースト(トニ)

若きセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のセラピーを担当することに。しかし他の生存者とまるで様子の違うエリック(パトリック・ウィルソン)はグループ・カウセリングを拒否して個別カウンセリングを要求した上、薄気味悪い言動でクレアを困惑させる。
そんな中、事故の状況を巡って生存者たちの証言と航空会社の公式説明との食い違いが表面化し、さらに生存者たちが次々と謎の失踪を遂げる事態に。航空会社への不審を強めたクレアは、懸命に事故の核心に迫ろうとするのだが・・・・。

本作を観て、先ず印象的だったのはデヴィッド・モースのキャスティングである。
非常に興味深いのは、本作「パッセンジャーズ」でデヴィッド・モースは「ランゴリアーズ」と同様に旅客機のパイロットを演じているのだ。

ところで、「ランゴリアーズ」と言う作品についてだが、その根本には、一般的なある出来事のひとつの解釈が描かれている、と言える。
そして、物語のキーの1つとなるパイロットを演じているのがデヴィッド・モースなのだが、彼は「パッセンジャーズ」でも同様に物語の1つのキーとなるパイロットを演じている。

「パッセンジャーズ」と言う作品で、デヴイッド・モースが「ランゴリアーズ」同様に、物語のキーとなるパイロットを演じている、と言うことは、製作者サイドは、「パッセンジャーズ」を観る上で「ランゴリアーズ」を参照しろ、と言っているに他ならないのだ。
と言うのも、本作「パッセンジャーズ」では、「ランゴリアーズ」で提示されたような、ある一般的な出来事に対する1つの解釈を描いているのだ。

また余談だが、本作「パッセンジャーズ」では、アラン・パーカーの傑作「バーディ」(1984)の映画史に残るシークエンスをそのまま再演しているのだ。

これも上記同様に「パッセンジャーズ」を理解する上では「バーディ」を参照しろ、と言うことである。

「バーディ」では、ベトナム戦争のショックで心を閉ざしてしまった青年バーディ(マシュー・モディーン)と彼を立ち直らせようとするベトナム帰還兵アル(ニコラス・ケイジ)を描いているのだが、「パッセンジャーズ」では、飛行機事故で躁状態になってしまったエリック(パトリック・ウィルソン)と彼を理解し癒そうとするセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)が描かれている。
「バーディ」と「パッセンジャーズ」の対比は非常に興味深いものがある。

「バーディ」で言うところのベトナム戦争のメタファーとして、「パッセンジャーズ」では飛行機事故が出てくる訳だが、ここで言う飛行機事故は言わずもがなだが、アメリカ同時多発テロ事件のメタファーに他ならない。

脚本は、若干の中弛みが否定できないが、よくまとまっていると思う。
しかしながら、この中弛みはラストへの布石として仕方がないとも思える。

また、突っ込みどころも結構あるのだが、致命的なものではないと、好意的に受取っておく。

核心部分の描き方はアジアと言うか日本の文化に根ざすような描写が多々あるので、日本人には非常に理解しやすいのではないか、と思った。

キャストは、取り立てて誰がどうこう言うほどではないのだが、結構ツボを押さえた良いキャスティングをしていると思う。

とにかく、パッセンジャーズ」はなかなかおもしろい作品に仕上がっているので、
機会があれば、是非劇場で堪能していただきたい。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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週刊「映画レビュー・インデックス」2009/03/14号(通巻228号)
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2009/03/07-03/08 興収ベストテン
1.「ヤッターマン」(日活=松竹)
2.「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」(東宝)
3.「おくりびと」(松竹)
4.「ジェネラル・ルージュの凱旋」(東宝)
5.「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」(角川)
6.「チェンジリング」(東宝東和)
7.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ワーナー)
8.「オーストラリア」(FOX)
9.「20世紀少年〈第2章〉最後の希望」(東宝)
10.「マンマ・ミーア」(東宝東和)
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「K-20 怪人二十面相・伝」、「DRAGONBALL EVOLUTION」、「パッセンジャーズ」です。
 
 
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週刊「映画レビュー・インデックス」2009/03/07号(通巻227号)
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「チェンジリング」
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2008/12/19公開
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2008/12/06公開
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2008/11/29公開
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2008/11/22公開
「1408号室」
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「ブラインドネス」
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2008/11/01公開
「ブタがいた教室」
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2008/10/25公開
「ホームレス中学生」
2008/10/18公開
「真木栗ノ穴」
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「イーグル・アイ」
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2008/9/20公開
「ウォンテッド」
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2008/09/13公開
「パコと魔法の絵本」
未レビュー

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2009/02/28-03/01 興収ベストテン
1.「おくりびと」(松竹)
2.「チェンジリング」(東宝東和)
3.「20世紀少年〈第2章〉最後の希望」(東宝)
4.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ワーナー)
5.「オーストラリア」(FOX)
6.「7つの贈り物」(ソニー)
7.「マンマ・ミーア」(東宝東和)
8.「少年メリケンサック」(東映)
9.「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」(角川)
10.「ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー」(ディズニー)
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「ボルベール〈帰郷〉」、「ラストキング・オブ・スコットランド」、「デジャヴ」、「インランド・エンパイア」、「シッコ」、「カンバセーションズ」、「エリック・ニーチェの若き日々」、「鳳凰 わが愛」、「真・女立喰師列伝」、「自虐の詩」、「恋空」、「真木栗ノ穴」、「トリック」、「地球へ2千万マイル カラーライズ版」、「世紀の謎空飛ぶ円盤地球を襲撃す カラーライズ版」、「水爆と深海の怪物 カラーライズ版」、「それぞれのシネマ」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ボーン・アルティメイタム」、「歓喜の歌」、「ダーウィンの悪夢」、「エンロン巨大企業はいかにして崩壊したのか?」、「ミスト」、「ミラクル7号」、「ウォンテッド」、「パコと魔法の絵本」、「THE CODE/暗号」、「斬〜KILL〜」、「ブタがいた教室」、「1408号室」、「ホームレス中学生」、「ぼくのおばあちゃん」、「ブラインドネス」、「K-20 怪人二十面相・伝」です。
 
 
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2009/02/27 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「007/慰めの報酬」を観た。

愛したヴェスパーに裏切られたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、M(ジュディ・デンチ)とともにミスター・ホワイト(イェスパー・クリスティン)を追求するうち、その裏に潜む予想もしなかった複雑かつ危険な開くの組織の存在を知るが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:マーク・フォースター
原作:イアン・フレミング
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)、オルガ・キュリレンコ(カミーユ)、マチュー・アマルリック(ドミニク・グリーン)、ジュディ・デンチ(M)、ジェフリー・ライト(フィリックス・レイター)、ジェマ・アータートン(フィールズ)、イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト)、デヴィッド・ハーバー(ビーム)、アナトール・トーブマン(エルヴィス)、ロシー・キニア(タナー)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(マティス)、ホアキン・コシオ(メドラーノ将軍)、グレン・フォスター(ミッチェル)、フェルナンド・ギーエン・クエルボ(カルロス大佐)

先ずは「007/慰めの報酬」は大変素晴らしい作品に仕上がっていた。
そして、「007/カジノ・ロワイヤル」からの構成の巧みさに舌を巻く思いである。

この「ジェームズ・ボンド登場篇(前編・後編)」とも言えるような構成が、何時どの時点で考えられたのかは知らないが、「カジノ・ロワイヤル」の企画段階で「慰めの報酬」の構成が考えられていたとしたら・・・・、大変素晴らしい事である。

また、ガンバレル・シークエンスが「慰めの報酬」のラストに入っているのも泣ける。
つまり、「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」は、ダニエル・クレイグの007の次回作の単なるオープニング・アクションにしか過ぎない、と言う事なのだ。

とは言っても「慰めの報酬」を手放しで評価している訳ではない。
激怒してしまうのは、アクションの撮影・編集手法である。

カメラが被写体に近すぎるのだ。
わたしは動体視力が良いのだが、それでも具体的に何が起こっているのかわからない程カメラが被写体に寄り過ぎで、細かいカット割りでごまかしているように見えるのだ。

例えば香港の動けるアクション俳優がハリウッドに進出し、動ける俳優なのに編集でアクションをごまかされてしまい、アクション俳優の技が死んでしまっている、そんな印象を受けるのだ。

せっかくきちんとアクションを行っているのならば、きちんと撮影しきちんと編集するべきである。
多くの映画ファンは、細かいカット割りでスタイリッシュな編集スタイルを求めているのではないのだ。

あとは「カジノ・ロワイヤル」を復習していない人に対し圧倒的に不親切な作品になっているのも、若干いただけない。

ミスター・ホワイトとかマティスって何者だよ! と言う観客がいっぱいだと思った。

ミスター・ホワイトと言えば、オペラのシークエンスでのホワイトの描き方が非常に良かった。オペラのシークエンスで一番頭が良かったのはホワイトだ、と言う事である。

あと気になったのは、M、出張し過ぎである。
危機管理が出来ていないんじゃないの、と思ってしまう。

オフィシャル・サイトで、Mのことをas Mと表記してあるのだが、これ007のことを知らない人が翻訳した関係で間違ってしまったのかな。

また、フェリックス・ライターはフェリックス・レイターに表記が変わってしまったのかな。

マティスの登場には笑ってしまった。
もちろん笑っていたのはわたしだけであったのだが。

あと、ロケ地が変わる毎に画面にテロップがでるのだが、なんでフォントと言うかデザインが変わってしまうのか、統一感がない、と思った。

オープニング・タイトルは「カジノ・ロワイヤル」が良かっただけにちょっとがっかりである。
どうやら砂漠が舞台なんだな、と言うのが分かるのがせいぜいである。

個人的にはハードでユーモアのかけらのない007は大好きなわたしだが、どうやらジェームズ・ボンドのテーマが合わなくなってしまっているような印象を受けた。

時代の要請か、「ボーン・アイデンティティ」シリーズの影響か知らないが、旧来のボンドファンに取っては釈然としない部分だろう。

余談だけど、「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」ってのがリリースされはじめてるが、聞く話によると、MI6(エムアイシックス)ではなくM16(エムジュウロク)と表記されていたり、CM(CF)では、007をダブルオウセブンではなく、ゼロゼロセブンとか言っていますね。DVDの発音はディーヴィーディーで良いけれどね。

とにかく「007/慰めの報酬」は新生ジェームズ・ボンドの誕生篇後編ですが、大変素晴らしい作品に仕上がっています。是非劇場で堪能して下さい。

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フェデリコ・フェリーニの「8 1/2」(1963)を久し振りに観た。
これ、DVD出たんですね。

大昔に「8 1/2」を観て、今回観るまでの間に、「監督・ばんざい!」(2007)がある訳だが、北野武は「監督・ばんざい!」でフェリーニの「8 1/2」をやりたかったのだな、と言う事がいまさらながら再確認してしまった。

あとは、ティム・バートンの「ビッグ・フィッシュ」(2003)のラストのシークエンス、あの素晴らしいラストは「8 1/2」のラストのシークエンスと酷似していると思った。

その辺を突き詰めていくと、個人的には1982年のサントリーローヤルのCM(CF)「ランボー篇」(http://www.youtube.com/watch?v=YotCl8xcRtk)や「ガウディ篇」(http://www.youtube.com/watch?v=aWo1aNdn6fQ&feature=related)を思い出す。

当時、あぁこれはフェリーニなのだな、と思ったのを記憶している。

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2009/02/28 東京板橋「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で「チェンジリング」を観た。

1928年、ロサンゼルス。
クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、9歳の息子(ガトリン・グリフィス)と共にロサンゼルス郊外で暮らすシングル・マザー。
電話会社に勤めながら女手ひとつで子供を育てていく生活は、決して楽ではなかったが、父親の顔を知らないウォルターに辛い思いをさせまいと思うクリスティンは、多忙な日々の中で懸命に母親と父親の2役をこなしていた。

1928年3月10日。
同僚の頼みで休日を返上することになったクリスティンは、ウォルターをひとり家に残すことに後ろめたさを感じながら、会社に出かけていった。
夕方、大急ぎで帰宅した彼女を待ち受けていたのは、空っぽの家だった。

監督:クリント・イーストウッド
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
撮影:トム・スターン
プロダクション・デザイン:ジェームズ・J・ムラカミ
出演:アンジェリーナ・ジョリー(クリスティン・コリンズ)、ジョン・マルコヴィッチ(グスタヴ・ブリーグレブ牧師)、ジェフリー・ドノヴァン(J・J・ジョーンズ警部)、コルム・フィオール(ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長)、ジェイソン・バトラー・ハーナー(ゴードン・ノースコット)、エイミー・ライアン(キャロル・デクスター)、マイケル・ケリー(レスター・ヤバラ刑事)

先ずは本作「チェンジリング」は素晴らしい作品に仕上がっていた。

日本版のコピーによると、本作は親子の愛情を描いた感動巨編のような印象を受けるが、実際のところ本作は見事なクライムサスペンスに仕上がっていた。

印象としてはデヴィッド・フィンチャーの「ゾディアック」(2006)の雰囲気だし、方向性としてはカーティス・ハンソンの「L.A.コンフィデンシャル」(1997)のそれを醸し出しているような気がした。

1928年のロサンゼルス市警察が、1950年代に「L.A.コンフィデンシャル」になる訳である。

やはり「ゾディアック」が近いかな、と思ってしまう。
またはエルロイ繋がりでデ・パルマの「ブラック・ダリア」(2006)かな。

是非オススメの映画なので、内容については何も書けないが、印象的だった余談を何点か紹介する。

ラスト、クリスティンが歩み去る道の劇場で公開されている映画は、「或る夜の出来事」(1934)。クリスティンが同僚の男性とアカデミー賞を取るとか取らないとか言っていた作品である。
この作品の内容を知っていると、ラストのクリスティンのセリフが生きてくることになる。

「新世紀エヴァンゲリオン」で引用された「ジェリコの壁」の元ネタは「或る夜の出来事」である。

スコアは案の定イーストウッドの手によるもの。
例によって、ポロポロ弾いた4音程度のピアノのメロディから派生するテーマのバリエーションでスコアが構成されている。
音楽、特にジャズ好きなのはわかるし、ジャズの映画を撮っているのはわかるが、いい加減スコアは本職の作曲家にやらせろよ、と心から思った。

マルコヴィッチは良かった。
狂信的な牧師かなと思ったのだが、良い味を出していた。

ジェフリー・ドノヴァンも良かった。
正論は正論なだけに恐いですわ。
コルム・フィオールも良かった。

ドノヴァンとフィオールのコンビが最高ですわね。

もちろん、アンジェリーナ・ジョリーも頑張りました。
スタローン顔負けのシャワーシーンもあるぞ。

そんな訳で、本作「チェンジリング」は最高にオススメの作品なのだ。
気が向いたら是非劇場へ!

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