「ベスト・キッド」がリメイクされるのだが、ノリユキ・パット・モリタが演った役をなんとジャッキー・チェンがやるのだが、予告編が大爆笑である。

「The Karate Kid」予告編
http://movies.yahoo.com/movie/1810127520/video/17261504/

宮本武蔵もびっくりだな。
「魔法使いの弟子」映画化!
ゲーテのバラードによるスケルツォ「魔法使いの弟子」が映画化される。
ニコラス・ケイジとプラッカイマーコンビだけどね。

予告編はこちら。
http://www.apple.com/trailers/disney/thesorcerersapprentice/hd/

これは多分二度目の映画化。
一度目はミッキーマウス主演でした。

新年あけましておめでとうございます

本年もぼちぼちやっていきますので、よろしくお願いします

2010年1月1日 tkr

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=

さて、早速ですが2009年の目標の結果発表です。

2009年は、入院してしまった関係で、後半はぐだきだになってしまったため、報告すらしていませんでした。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」

それでは、結果報告です。

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)

達成できませんでした。
146本(劇場16本)

目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」

達成できませんでした。
41冊
 
参考)
 
■映画(12月末日現在)
2009年 146本(劇場 16本)
2008年 302本(劇場 36本)
2007年 302本(劇場 73本)
2006年 302本(劇場102本)
2005年 303本(劇場127本)
2004年 319本(劇場134本)
2003年 304本(劇場 80本)

■読書(12月末日現在)
2009年 41冊
2008年 34冊
2007年 34冊
2006年 26冊
2005年 41冊
2004年 39冊
2003年 61冊
「白戸家/電車のりかえ篇」/ソフトバンク
ソフトバンクの白戸家のCF(CM)「電車のりかえ篇」のコンセプトがおかしい。

先ずはこちらで、CMを見ていただきたい。
http://mb.softbank.jp/mb/campaign/3G/
※ 右側のCMギャラリーの下の方にあります。

電車を乗り換え、高知に行こうとする白戸家一行なのだが、間違って逆方向の電車に乗ってしまった、と言うお話。

これを解釈すると、例えばドコモからソフトバンクに乗り換えた場合、目的地と逆方向に行ってしまう、つまり、良かれと思ってのりかえると失敗するよ、と言うことをソフトバンク自身が言っているのだ。
DVDのジャケットは最悪だが、本編は最高。

と言う訳で、HDDにたまっている映画を見よう企画。

「誰が電気自動車を殺したか?」
監督・脚本:クリス・ペイン
ナレーション:マーティン・シーン

地球に優しい電気自動車。
燃料を海外からの輸入に頼らなくてもいい。そんな車の導入に乗り気だったカリフォルニア州に今現在、電気自動車が走っていない理由を描いたドキュメンタリー。
1996年、アメリカのカリフォルニア州では、電気自動車の導入を政策に盛り込んだ。しかしある時期を境に、電気自動車は町から姿を消した。その影には、なにかの陰謀が隠されているのだろうか・・・・。

いろいろ考える部分もありますが、基本的に激オモでした。

グリーンピースとかシーシェパードとかも思い出しました。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
スタジオジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」の監督は米林宏昌。

わかる人はわかると思いますが、そう言う事です。


最近、おうちでゲームを楽しんでいる。

ちょっと前までは「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」のマルチプレイにはまっていたのだが、最近は「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」のマルチプレイにはまっている。

「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」
西暦2011年、イムラン・ザカエフを筆頭とするロシア超国家主義派が実行したアメリカ東海岸への核攻撃計画はジョン・プライス大尉率いるイギリスSASとアメリカ海兵隊の合同作戦によって阻止され、ザカエフは壮大な攻防の末に抹殺された。

その戦いから5年後の2016年。
ロシア超国家主義派の新たな指導者となったウラジミール・R・マカロフはロシアの政治的不安定のすきを見て大量の軍事物資を手に入れていた。そしてロシア内では空港で多数の死傷者を出す銃乱射事件が発生、現場で遺体となって発見された実行犯のテロリストがアメリカ人だったことから、反米感情は強まるばかりだった。
アメリカはマカロフの計画を阻止すべく、イギリスSAS、アメリカ海兵隊、ネイビーSEALsなど、世界中から精鋭が集められた特殊部隊「タスクフォース141」を動員してマカロフを追っていた。


このようなゲームをプレイして思うのは、戦争とは政治の手段のひとつなんだな、と言うことを再確認させられてしまう。

物語は前述のように、例えばトム・クランシーのポリティカル・サスペンスのような物語なのだが、トム・クランシーの作品で端折られている部分、最前線の戦闘シーンのみで作品を構成するとこんな感じになるのではないか、と言う印象を受ける。

このゲームをプレイして感じるのは戦争礼賛と言う印象よりは、反戦的な印象である。

戦争と言うものが格好良いものではなく、悲惨で悲しむべきことだと言うことをプレイヤーに伝えていると思う。

戦争ゲームをプレイして戦争がやりたくなるのではなく、こんな戦場にはゲーム以外では行きたくない、と思わせるような手法が、本ゲームではとられているのだ。

つまり、本ゲームは、ありがちな戦場のヒーローを描いたゲームではなく、ただ戦場にいる一兵卒を主人公にしたゲームなのだ。

機会があれば、是非体験してみていただきたいと思う。
HDDにたまった映画を見よう計画、第四弾。

多分、リーリー・ソビエスキーが見たくて録画したのだと思う。

「グラスハウス」
監督:ダニエル・サックハイム
脚本:ウェズリー・ストリック
出演:リーリー・ソビエスキー(ルビー・ベイカー)、ダイアン・レイン(エリン・グラス)、ステラン・スカルスガルド(テリー・グラス)、ブルース・ダーン(アルビン・ベグレイター)、トレヴァー・モーガン(レット・ベイカー)、キャシー・ベイカー(ナンシー・ライアン)

友だちとの遊びから帰ってきた女子高校生ルビー・ベイカー(リーリー・ソビエスキー)を待ち受けていたのは両親の交通事故死という突然の訃報。ルビーと弟のレット(トレヴァー・モーガン)は二人きりで取り残されてしまう。しかし、二人には400万ドルの遺産が残されていた。そして、二人が成人するまでは両親の遺言に従って、昔の隣人で心優しいグラス夫妻(ステラン・スカルスガルド、ダイアン・レイン)が面倒を見ることになる。姉弟は住み慣れた家を離れ、美しいマリブ・ビーチのグラス夫妻のもとへと引き取られていく。そこはガラス張りの美しい豪邸。姉弟は親切なグラス夫妻の心遣いで恵まれた環境の下、新しい生活を始めるのだったが・・・・。

まあ、普通のサスペンスなのだが、どんでん返しが足りず、結構ストレートな脚本にちょっとがっかりした。

しかしながら、途中から「ヒッチャー」的なアプローチもあり、結構楽しめた。

リーリー・ソビエスキーは若干太り過ぎのような印象を受けるが、主役をはれる役者になった、と言うことだろうか。「アイズ ワイド シャット」の頃はかわいかったな、と思った。

この年、2001年は「グラスハウス」と「ロードキラー」と二本の作品で主役級の役をやっているんですね。

驚いたのはダイアン・レインとブルース・ダーンの登場。
ダイアン・レインの若い頃にリーリーは似てるかも。

ブルース・ダーンは結構良かった。
良い人だか悪い人だかわからないようなキャラクターなのだが、これまた良い味を出している。

まあ、機会があれば是非見てみて下さい。

☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
「キャンドル」篇/docomo SH-01B AQUOS SHOT
NTTドコモの携帯電話SH-01B AQUOS SHOT(シャープ)のCF(CM)「キャンドル」篇が酷い。

取りあえずこちらをご覧いただきたい。
http://www.sharp.co.jp/products/cm/tv/cm091120/tv164.html

何故酷いかと言うと、CMのコンセプトはわかるのだが、本CMは、子供の賛美歌の発表会か賛美歌のコンサート、つまり音が重要なイベントで携帯電話で写真を撮る、と言う愚挙を推奨しているのだ。

本当にバカじゃねえの。こんなCMつくりやがって。

因みに本CMの監督は田中嗣久。

「決断の3時10分」

2009年11月28日 映画
HDDにたまった映画を見よう計画、第三弾。

2007年にラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルでリメイクされた「3時10分、決断のとき」のオリジナル版。

「決断の3時10分」(1957)
監督:デルマー・デイヴィス
原作:エルモア・レナード
脚本:ハルステッド・ウェルズ
出演:グレン・フォード(ベン・ウェイド)、ヴァン・ヘフリン(ダン・エヴァンス)、フェリシア・ファー(エミー)、レオラ・ダナ(アリス・エヴァンス)、ヘンリー・ジョーンズ(アレックス・ポッター)、リチャード・ジャッケル(チャーリー・プリンス)、ロバート・エムハート(バターフィールド)、ロバート・エレンスタイン(アーニー・コリンズ)、フォード・レイニー(ビズビーの保安官)、ジョージ・ミッチェル(バーテンダー)

アリゾナでは、ベン・ウェイド(グレン・フォード)率いる強盗一味による駅馬車襲撃が横行していた。

しがない牧場主のダン(ヴァン・ヘフリン)は、二人の息子たちと、駅馬車強盗の一部始終を目撃するが、息子たちの命を守るため、その凶行を食い止めることが出来なかった。

借金を申し込むため、ベンが町の酒場に行くと、ちょうど保安官がベンを逮捕するところだった。しかし、ベンを早く刑務所のあるユマまで護送しないと、ベンの手下たちがベンを助けにきてしまう。
借金を断られたダンは、駅馬車のオーナーバターフィールド(ロバート・エムハート)が金を出すことを知り、保安官の代わりにベンの護送を務めることにした。

だが、ユマ行きの汽車が発車する3時10分まではまだ2時間もある。その間、一味との駆け引きや妻との対面を経て、ダンの護送役への意気込みは揺らぎ始めてしまうのだが・・・・。

傑作です。
リメイクされるのも頷けるほどの大変な傑作である。
必要なものは全てあり、不必要なものが一切ない、奇跡のような素晴らしい作品であった。

物語の詳細については割愛するが、機会があれば是非見て欲しい。

☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
HDDにたまっている映画を見よう。第二弾。

と言う訳で、何故録ったのかわからない「ダンディー少佐」を見た。

「ダンディー少佐」
監督:サム・ペキンパー
出演:チャールトン・ヘストン(ダンディー少佐)、リチャード・ハリス(タイリーン)、ジェームズ・コバーン(ポッツ)、ジム・ハットン(グラハム)、マイケル・アンダーソン・Jr(ライアン)、センタ・バーガー(テレサ・サンティアゴ)、マリオ・アドルフ(ゴメス軍曹)

サム・ペキンパー好きとしては、若干不満が残る。
チャールトン・ヘストンを主役にすえた以上、物語の方向性が決まってしまい、スタジオの意向に逆らう事ができなかったような気がする。

リチャード・ハリスやジェームズ・コバーンが素晴らしい。

☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
例の怪我の入院の関係で劇場に行けないわたしは、CATVから録りためた映画やなんかを消化しようかと思っている。

で、何故録画したのかおぼえていないのだが、HDDに残っていた「シューテム・アップ」を見た。

「シューテム・アップ」
監督・脚本:マイケル・デイヴィス
出演:クライヴ・オーウェン(スミス)、ポール・ジアマッティ(ハーツ)、モニカ・ベルッチ(ドンナ)

冬のニューヨーク。
黒のロングコートに身を包むスミスは、ひょんなことからヤクザに追われる妊婦を助けるハメに。恐妻家のボス、ハーツが送り込む刺客が次々と現われる中、拾い上げた銃で応戦するスミス。ところが妊婦はショックで産気づくや、赤ん坊を産み落としてすぐ流れ弾に当たってあっけなく絶命。やむを得ず赤ん坊を拾い上げたスミスは、なおも執拗に迫る追っ手をかわして昔なじみの娼婦ドンナのもとへ。しかし赤ん坊の命に執念を燃やすハーツは、スミスの居場所を難なく突き止めると、50人の部下を従え襲撃へと向かうが・・・・。

爆笑、爆笑、大爆笑の痛快ガン・アクション。

キャストは何と言っても、ポール・ジアマッティである。
こんな格好良いジアマッティは見た事ないぞ。

言わば、バイオレンス版「東京ゴッドファーザーズ」かな。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
秋林さんのところ(http://akirine.diarynote.jp/)で紹介されていた「超時空要塞マクロス THE FIRST (1)」を読んだ。

近所の書店で買おうかと思っていたのだが、在庫がなく、結局はAmazon.co.jpで購入する事にした。
「超時空要塞マクロス THE FIRST (1)」だけだと送料の都合で高くつくので、欲しかった文庫本と雑誌を同時に購入した。

「超時空要塞マクロス」は結構思い入れのある作品で、秋林さんが仰るように、スコアの羽田健太郎には随分やられた。当時音楽をやっていた関係で、羽田のスコアには本当に楽しませていただいた。

そのスコアとあいまったオープニングには強烈な印象を受けたし、SFマインドをくすぐる物語には興奮したものであった。

本放送時は、日曜の昼間の放送だったので、外に出かけている時は、テレビを販売している電器店や量販店で見た記憶がある。
テレビ一台だけチャンネルを変えるのは恥ずかしいので、周辺のテレビ何台もチャンネルを変えていたら、わたしと同様の目的で電器屋に来ている人が何人もいたのを覚えている。

残念に思うのは、何といっても、主人公を演じた長谷有洋が亡くなってしまったことだと思う。

本書の物語自体はまだ序盤と言うか、まだ第1話(60分枠の)程度の部分なので何とも言えないが、板野サーカスをマンガで再現するのは若干の問題があるような印象を受けた。
コマの構成もちょっと微妙かな。
どこまで続くのかわからないが、フォローして行きたいと思う。
「悪党たちは千里を走る」
「慟哭」で驚愕して以来の貫井徳郎ファンのわたしだが、故あって「悪党たちは千里を走る」を読んだ。

キャラクターは非常に魅力的で良いのだが、わたしが求める貫井徳郎ではなかった。
しかしながら、面白くないか、と言えばそうでもなく、非常に面白い娯楽作品に仕上がっていた。

おそらくは、大人の読者層と言うよりは、登場人物である巧の年代向けに書かれたような印象を受けた。

少年から大人の階段をのぼりつつある、少年たちに読んでいただきたいとと思った。
そして、貫井のファンになった暁には「慟哭」をはじめとした貫井作品と戯れていただきたいと思った。

1994年の「東京ゲームショー」のナムコのブースで「鉄拳」のプロトタイプをプレイし、その独創的なインターフェースに度肝を抜かれ「一体ナムコは何考えてんだよ!」と思ってから早15年。

ポールと共に年をとった格闘ゲーマーであるわたしは、PS3版「鉄拳6」のリリースと同時に購入し、遊んでしまっている訳だ。

で驚いたのは、「鉄拳6」は、オンラインで他のプレイヤーと戦うより、機械と戦った方が面白い、と言う不思議なゲームだった。

と言うのも、オンライン上にはチキンゲーマーの皆さんが跋扈しているのだ。

で思ったのは、やはり格闘ゲームはゲーセンでギャラリーに囲まれながら遊ぶモノなのだな、と言うこと。

ギャラリーの前では決して出来ないような、恥ずかしい技の連打で勝とうとするプレイヤーの存在が哀しい。

勝ちよりは美しさを!
ローキックよりは華麗な技を!!

そんな感じで「鉄拳6」で遊びたいものである。
ハヤカワ文庫で「現代短篇の名手たち」と言うシリーズが出ているのだが、ドナルド・E・ウェストレイクの「泥棒が1ダース」を読んだ。

例の入院の関係で、まだ杖(ロフストランドクラッチ)を使っている関係で、電車で立ったまま読書をすることが困難な関係で、 出先で読めるのは短篇集だったりする。
(1文に、「関係で」が三回出て来たぞ)

知っている人は知っていると思うのだが、この文庫本の版型は一般の文庫本よりちょっと背が高い。
驚いた事に、体が文庫本のサイズを知っているので、新書かよ、と思える程に、凄く背が高い気がするのだ。

物語は、天才的犯罪プランナーにして職業的窃盗の第一人者ジョン・ドートマンダーが活躍する物語。

何にも考えないで、ぼーっとしながら読めるとっても楽しい短篇集だった。

今後、このシリーズは続くみたいなので、いろいろ読んでみようかな、と思うわたしだった。
「プリンセス・トヨトミ」
万城目学の「プリンセス・トヨトミ」を読んだ。

帯には、
はっきりいって、万城目学の最高傑作でしょう。ちょっと、うなってしまった。---金原瑞人
と書いてあるのだが、いかがなものであろうか。

読後思ったのは、中盤までは非常に面白かったのだが、クライマックス部分の荒唐無稽さ、そしてラスト界隈の説明口調はいただけない。
読者の行間を読む能力を過小評価した説明は、はっきり言って興ざめであり、本来必要な読後の余韻すら感じさせない。
説明しないことを選ぶ、読者に行間を遊ばせる英断を期待したいと思う。

特に女性たちに関する部分は、p494の「当たり前やんか〜」ではじまるセリフ一個で、多くの読者は理解してくれると思う。
余談だけど、紹介したセリフは、本編中で最高の一言のひとつだと思う。

で、先ほど引用した金原瑞人の帯の惹句を考えると、万城目学の他の作品が「プリンセス・トヨトミ」より面白くない、と言う事になってしまうので、万城目学の他の作品のプロモーション的にはマイナスになってしまう印象を受けた。

余談だけど、つまらない映画を素晴らしい作品である、と言って大々的にプロモーションを行い、普段映画を劇場で観ない観客を劇場に呼び、「あんなに宣伝しているのにたいしたことなかったね、これだったら宣伝していない映画はもっとつまらないんだろうね」と観客が思ってしまうのと似ていると思った。

万城目学はこれからの作家なので、このようなプロモーション手法は避けていただければ幸いである。

さて、物語だが、根底に流れているのはフィリップ・マーロウもびっくりの「お笑いの街をゆく高潔な騎士たち」の物語である。
タイトルが「プリンセス・トヨトミ」なのでナイトの物語だとは思っていたのだが、ここまで徹底されるとは、と言うか、ナイトがうじゃうじゃ出て来たのには驚いてしまった。

とは言うものの、ワン・アイディアに頼ったメイン・プロットは若干リアリティに欠け、わたし的には非常に残念に思った。もう少し論理的な武装が欲しかったところである。
小さな嘘を積み重ね、ラストに大きな嘘をつくのならば、読者を最後まで騙して欲しいものであった。

一方、キャラクターの描き込みは圧倒的で、すべての登場人物が非常に魅力的である。

物語には否定てきな事を書いてしまったが、この物語の発想には驚くべきものがあり、楽しめる小説であることは否定できない。

機会があれば是非読んでいただき、今後の万城目学を応援していただきたいと思う。
ショックです。






さあ、そのスイッチを少し昔にまわせば・・・・
「Dead Heat」/「Gran Tourismo」for PSP
PSP用ゲーム「グランツーリスモ」のCF(CM)が圧倒的に素晴らしい。

どれくらい素晴らしいかと言うと、「デス・プルーフ in グラインドハウス」(2007)位素晴らしい。

[HD] PSP GRAN TURISMO CM
http://www.youtube.com/watch?v=P4_yDglEOnY


「FLASH BEST」

2009年10月4日 音楽
capsuleの「FLASH BEST」を買ったら限定版だったので、DVDがついてきた。

DVDはcapsuleのPVが7本入っているのだが、曲によってはポケモンショックどころではない画面の点滅があってビックリだった。

で、驚いたのは、百瀬ヨシユキの「ポータブル空港」「space station No.9」「空飛ぶ都市計画」(製作:スタジオ・ジブリ)が3本セットで収録されていた事。

参考)対談 百瀬義行×中田ヤスタカ 「ポータブル空港」はこうして生まれた
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_interview_nakatamomose.htm

レトロ・フューチャーな世界観に感涙だったりする。

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tkr

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