2004年の目標!! 中間発表その5
2004年6月1日 映画さて、早速ですが2004年の目標の中間発表その5です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#024 「キル・ビル Vol.2」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/01
#025 「スクール・オブ・ロック」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/01
#026 「ゴッド・ディーバ」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/11
#027 「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」九段会館ホール 2004/05/12
#028 「CASSHERN」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/14
#029 「トロイ」日本武道館 2004/05/17
#030 「カレンダー・ガールズ」ヤクルトホール 2004/05/19
#031 「21グラム」ヤクルトホール 2004/05/19
#032 「シルミド」よみうりホール 2004/05/24
2.DVD、CATV等
#065 「ライオン・キング」CATV 2004/05/03
#066 「修羅雪姫」CATV 2004/05/03
#067 「修羅雪姫 怨み恋歌」CATV 2004/05/03
#068 「EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ(短編)」CATV 2004/05/04
#069 「トリック」CATV 2004/05/04
#070 「エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS」CATV 2004/05/04
#071 「ジョーズ」LD 2004/05/13
#072 「ストレイト・ストーリー」CATV 2004/05/16
#073 「時計じかけのオレンジ」DVD 2004/05/22
#074 「A.I.」DVD 2004/05/23
#075 「マルホランド・ドライブ」DVD 2004/05/23
#076 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air」DVD 2004/05/23
#077 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 まごころを、君に」DVD 2004/05/23
#078 「ニュー・シネマ・パラダイス 完全版」CATV 2004/05/23
#079 「HOUSE ハウス」CATV 2004/05/25
#080 「ゼイラム2」CATV 2004/05/25
#081 「野ゆき山ゆき海べゆき」CATV 2004/05/26
#082 「33 1/3 r.p.m.」CATV 2004/05/26
#083 「さびしんぼう」CATV 2004/05/27
3.読書
#017 「マーチ博士の四人の息子」ブリジット・オベール著 堀茂樹・藤本優子訳 2004/05/10
#018 「ザ・スタンド(II)」スティーヴン・キング著 深町眞理子訳 文春文庫 2004/05/24
映画は、劇場9本(累計32本)、DVD等19本(累計83本)で、計28本(累計115本)。
このままのペースで、年間276本(劇場77本)です。
読書は2冊(累計18冊)で、このままのペースでは、年間43冊です。
状況は厳しいですし、先は長いですが頑張ります。
※ 参考 昨年同時期の状況
映画 126本(劇場37本)
読書 24冊
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#024 「キル・ビル Vol.2」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/01
#025 「スクール・オブ・ロック」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/01
#026 「ゴッド・ディーバ」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/11
#027 「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」九段会館ホール 2004/05/12
#028 「CASSHERN」ワーナーマイカルシネマズ板橋 2004/05/14
#029 「トロイ」日本武道館 2004/05/17
#030 「カレンダー・ガールズ」ヤクルトホール 2004/05/19
#031 「21グラム」ヤクルトホール 2004/05/19
#032 「シルミド」よみうりホール 2004/05/24
2.DVD、CATV等
#065 「ライオン・キング」CATV 2004/05/03
#066 「修羅雪姫」CATV 2004/05/03
#067 「修羅雪姫 怨み恋歌」CATV 2004/05/03
#068 「EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ(短編)」CATV 2004/05/04
#069 「トリック」CATV 2004/05/04
#070 「エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS」CATV 2004/05/04
#071 「ジョーズ」LD 2004/05/13
#072 「ストレイト・ストーリー」CATV 2004/05/16
#073 「時計じかけのオレンジ」DVD 2004/05/22
#074 「A.I.」DVD 2004/05/23
#075 「マルホランド・ドライブ」DVD 2004/05/23
#076 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air」DVD 2004/05/23
#077 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 まごころを、君に」DVD 2004/05/23
#078 「ニュー・シネマ・パラダイス 完全版」CATV 2004/05/23
#079 「HOUSE ハウス」CATV 2004/05/25
#080 「ゼイラム2」CATV 2004/05/25
#081 「野ゆき山ゆき海べゆき」CATV 2004/05/26
#082 「33 1/3 r.p.m.」CATV 2004/05/26
#083 「さびしんぼう」CATV 2004/05/27
3.読書
#017 「マーチ博士の四人の息子」ブリジット・オベール著 堀茂樹・藤本優子訳 2004/05/10
#018 「ザ・スタンド(II)」スティーヴン・キング著 深町眞理子訳 文春文庫 2004/05/24
映画は、劇場9本(累計32本)、DVD等19本(累計83本)で、計28本(累計115本)。
このままのペースで、年間276本(劇場77本)です。
読書は2冊(累計18冊)で、このままのペースでは、年間43冊です。
状況は厳しいですし、先は長いですが頑張ります。
※ 参考 昨年同時期の状況
映画 126本(劇場37本)
読書 24冊
「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」 その2
2004年5月31日 スポーツ先日に引き続き、南アルプス市誕生1周年記念「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」というMTB(マウンテンバイク)の大会のお話です。
早速余談ですが、レースのひとつの楽しみに、「お買い物」があります。
今回のレースは、先日お話したように、集合が5月29日17:00現地集合だったにも関わらず、29日の午前中に集合したメンバーが居たのです。
勿論、オートキャンプ場(耐久レース時のピットエリア)の確保とテントやタープ等のアウトドアグッズの設営という大きな目的があったのですが、もしかすると彼等には、欲しい商品を早めにゲットする、という陰の目的もあったかも知れません。
と言うのも、レース会場で販売ブースを開いているショップやメーカーは、多くの場合、在庫一層の意味を込めてか、割引セールを行うからです。
しかもMTB関連のアイテムは高いものが多く、正規の価格で購入するのに、二の足を踏む事が多々あるのですが、レース会場のブースは、30%〜70%オフといった商品が目白押しで、お買い物を目的としてレース会場に足を運ぶ人も居るとか、居ないとか・・・・。
事実、既に現地集合しているメンバーに携帯で電話をかけ、ピットの設営状況より先に、めぼしいショップの商品や価格、在庫状況を確認している人も居ました。
例えば、10,000〜15,000円くらいのMTB用のヘルメットが1,000〜6,000円くらいで購入できる、という感じです。
また、MTBレース等のイベントは地元にとっては、観光的に大きな収益の呼び水となることもあり、地元の山の幸や海の幸をふんだんに使用した加工食品の販売があったり、豚汁やなんかが無料で提供されるような事もあったりします。
さて、わたしたちが参戦した「4時間チーム耐久」レースですが、具体的には、会場に設営された、標高差60メートル、全長約2.5キロのコース(路面は土、草、石等で、開けた路面もあれば、人がひとり通るのがやっとと言う幅の部分もある/レディースは全長1.5キロ)をチームのメンバーがピットエリアで交代しつつ、4時間の間に一番多く周回したチームが優勝する、というもので、ソロ、ペア、トリオ、カルテット、レディースという5つのカテゴリーがありました。
競技人口が多く選手層も厚い男子チーム(または男女混成チーム)のカテゴリーで「お立ち台(5位までが表彰される)」を目指すのは、並大抵の事ではないので、わたしたちは、レディース・チームを「お立ち台」に上げることを目的とした戦略を立てました。
さて、そんな中レースがスタートした訳です。
なんと驚いた事に、レース開始30〜60分時点で、主催者側からわたしたちのレディース・チームが周回数で総合トップとアナウンスされていました。
これは結果的に、コースの全長キロ数が短いレディースのチームが全チームの中で、週回数の上位を占めたための誤りだとわかりましたが、レースのMCがわたしたちのチーム名を連呼し、ちょっとばかりは名が売れたのではないかと思いました。
また、わたしたちのチームのメンバーが知り合いと組んだ混成チームで参戦したのですが、そこのチームは、登録ライダーとずぶの素人が混在するめちゃくちゃな構成だったのですが、1〜2週目は、実質的に総合1位(コース全長が短いレディースを除くと)をキープしていました。勿論その登録ライダーがファーストライダーだった訳です。
わたしは先日お話したように今回はレースに参戦せず、DV撮影に終始しました。
しかしDV撮影といっても、同じところで撮影するわけではなく、変化に富んだ映像を確保する為コース全体を少しずつ撮影することになり、結果的には炎天下の中に4時間居る、ということになります。
また、ライダーの先回りをして撮影ポイントまで行く必要があるので、コース外をMTBを追いかけて走り回っている、というような感じでした。
また撮影ポイントを確保したとしても、すぐにわたしたちのチームのライダーが通るわけではないので、実際は、走って撮影ポイントを確保し、ライダーを待ち、撮影し、また次の撮影ポイントに走る、という事になるのです。
下手をするとレースに出るより大変だ、という事もあるわけですね。
さてレースの方ですが「4時間チーム耐久」という事で始まったレースだったのですが、天候があまりにも良く、このような炎天下の中で過激な運動を継続すると健康面に影響が出る可能性が高い、と言う主催者側の判断で、3時間30分でレースをクローズする、という決定がなされました。
わたしたちのレディース・チームは、トラブルのため順位を3位まで下げ、2位を狙い着々と2位とのタイム差を縮めていた状況でのレースの30分短縮は結構痛いものがありました。
他の男子チームは特にお立ち台に絡む事も無く、レース自体を楽しんでいました。
ただ男子4名チームのファーストライダーが、1週目のつづら折れの急なくだりで他チームの2台のバイクが接触、転倒し、逃げ場が無くなった彼はコース外の崖にバイクごとエスケープし、右足首を捻挫する、というアクシデントがありましたが大事にはいたらず、概ね問題なくレースは終盤に差し掛かりました。
結果的には、レディースチームは2位に及ばず、3位入賞となり、例の混成チームは5位入賞と言う結果に終わりました。
あと特筆すべき点は、男子4名チームの最終ライダーが、コース途中で両足を攣り(つり)、レース事態の最終ライダーとなりました。
この際も、わたしたちのチーム名がMCから連呼され、またまた名が売れたかな、と思いました。
さて、表彰式ですが、カテゴリー毎に1〜5位までの選手たちがそれぞれの順位毎に表彰され、メダルや副賞が主催者から人数分授与され、また優勝者には、1位の副賞以外に優勝の副賞として、MTBやMTBのフレーム等の立派な商品がメンバーの人数分当たりました。
多くのレースでは、ペアやトリオでも優勝商品はMTB1台というような場合が多いのですが、今回の主催者は太っ腹でした。
また、各カテゴリー毎の1〜3位については所謂シャンパン・シャワーとか、シャンパン・ファイトとか言われるイベントがあり、ステージ上、ステージの直前の観客はシャンパンを浴びてベタベタ状態でした。
最後に、今回の大会の最大の大所帯だったらしいわたしたちは、MTB雑誌の取材を受けておひらききでした。
早速余談ですが、レースのひとつの楽しみに、「お買い物」があります。
今回のレースは、先日お話したように、集合が5月29日17:00現地集合だったにも関わらず、29日の午前中に集合したメンバーが居たのです。
勿論、オートキャンプ場(耐久レース時のピットエリア)の確保とテントやタープ等のアウトドアグッズの設営という大きな目的があったのですが、もしかすると彼等には、欲しい商品を早めにゲットする、という陰の目的もあったかも知れません。
と言うのも、レース会場で販売ブースを開いているショップやメーカーは、多くの場合、在庫一層の意味を込めてか、割引セールを行うからです。
しかもMTB関連のアイテムは高いものが多く、正規の価格で購入するのに、二の足を踏む事が多々あるのですが、レース会場のブースは、30%〜70%オフといった商品が目白押しで、お買い物を目的としてレース会場に足を運ぶ人も居るとか、居ないとか・・・・。
事実、既に現地集合しているメンバーに携帯で電話をかけ、ピットの設営状況より先に、めぼしいショップの商品や価格、在庫状況を確認している人も居ました。
例えば、10,000〜15,000円くらいのMTB用のヘルメットが1,000〜6,000円くらいで購入できる、という感じです。
また、MTBレース等のイベントは地元にとっては、観光的に大きな収益の呼び水となることもあり、地元の山の幸や海の幸をふんだんに使用した加工食品の販売があったり、豚汁やなんかが無料で提供されるような事もあったりします。
さて、わたしたちが参戦した「4時間チーム耐久」レースですが、具体的には、会場に設営された、標高差60メートル、全長約2.5キロのコース(路面は土、草、石等で、開けた路面もあれば、人がひとり通るのがやっとと言う幅の部分もある/レディースは全長1.5キロ)をチームのメンバーがピットエリアで交代しつつ、4時間の間に一番多く周回したチームが優勝する、というもので、ソロ、ペア、トリオ、カルテット、レディースという5つのカテゴリーがありました。
競技人口が多く選手層も厚い男子チーム(または男女混成チーム)のカテゴリーで「お立ち台(5位までが表彰される)」を目指すのは、並大抵の事ではないので、わたしたちは、レディース・チームを「お立ち台」に上げることを目的とした戦略を立てました。
さて、そんな中レースがスタートした訳です。
なんと驚いた事に、レース開始30〜60分時点で、主催者側からわたしたちのレディース・チームが周回数で総合トップとアナウンスされていました。
これは結果的に、コースの全長キロ数が短いレディースのチームが全チームの中で、週回数の上位を占めたための誤りだとわかりましたが、レースのMCがわたしたちのチーム名を連呼し、ちょっとばかりは名が売れたのではないかと思いました。
また、わたしたちのチームのメンバーが知り合いと組んだ混成チームで参戦したのですが、そこのチームは、登録ライダーとずぶの素人が混在するめちゃくちゃな構成だったのですが、1〜2週目は、実質的に総合1位(コース全長が短いレディースを除くと)をキープしていました。勿論その登録ライダーがファーストライダーだった訳です。
わたしは先日お話したように今回はレースに参戦せず、DV撮影に終始しました。
しかしDV撮影といっても、同じところで撮影するわけではなく、変化に富んだ映像を確保する為コース全体を少しずつ撮影することになり、結果的には炎天下の中に4時間居る、ということになります。
また、ライダーの先回りをして撮影ポイントまで行く必要があるので、コース外をMTBを追いかけて走り回っている、というような感じでした。
また撮影ポイントを確保したとしても、すぐにわたしたちのチームのライダーが通るわけではないので、実際は、走って撮影ポイントを確保し、ライダーを待ち、撮影し、また次の撮影ポイントに走る、という事になるのです。
下手をするとレースに出るより大変だ、という事もあるわけですね。
さてレースの方ですが「4時間チーム耐久」という事で始まったレースだったのですが、天候があまりにも良く、このような炎天下の中で過激な運動を継続すると健康面に影響が出る可能性が高い、と言う主催者側の判断で、3時間30分でレースをクローズする、という決定がなされました。
わたしたちのレディース・チームは、トラブルのため順位を3位まで下げ、2位を狙い着々と2位とのタイム差を縮めていた状況でのレースの30分短縮は結構痛いものがありました。
他の男子チームは特にお立ち台に絡む事も無く、レース自体を楽しんでいました。
ただ男子4名チームのファーストライダーが、1週目のつづら折れの急なくだりで他チームの2台のバイクが接触、転倒し、逃げ場が無くなった彼はコース外の崖にバイクごとエスケープし、右足首を捻挫する、というアクシデントがありましたが大事にはいたらず、概ね問題なくレースは終盤に差し掛かりました。
結果的には、レディースチームは2位に及ばず、3位入賞となり、例の混成チームは5位入賞と言う結果に終わりました。
あと特筆すべき点は、男子4名チームの最終ライダーが、コース途中で両足を攣り(つり)、レース事態の最終ライダーとなりました。
この際も、わたしたちのチーム名がMCから連呼され、またまた名が売れたかな、と思いました。
さて、表彰式ですが、カテゴリー毎に1〜5位までの選手たちがそれぞれの順位毎に表彰され、メダルや副賞が主催者から人数分授与され、また優勝者には、1位の副賞以外に優勝の副賞として、MTBやMTBのフレーム等の立派な商品がメンバーの人数分当たりました。
多くのレースでは、ペアやトリオでも優勝商品はMTB1台というような場合が多いのですが、今回の主催者は太っ腹でした。
また、各カテゴリー毎の1〜3位については所謂シャンパン・シャワーとか、シャンパン・ファイトとか言われるイベントがあり、ステージ上、ステージの直前の観客はシャンパンを浴びてベタベタ状態でした。
最後に、今回の大会の最大の大所帯だったらしいわたしたちは、MTB雑誌の取材を受けておひらききでした。
「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」 その1
2004年5月29日 スポーツ2004/05/29〜30、南アルプス市誕生1周年記念「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」というMTB(マウンテンバイク)の大会に参加して来ました。
参加して来ました、と言っても、わたしは仕事の都合で大会参加が危ぶまれていたため、レース自体にはエントリーせず、もっぱらレースのDV撮影を行っていた、というのが本当のところです。
わたしたちのチームは、5月30日に行われる「4時間チーム耐久」に3チームほどエントリーしていたので5月29日は別に急いで会場入りする必要はなく、17:00にレース会場のある、山梨県南アルプス市「風の丘しらね」に集合する事になりました。
「4時間チーム耐久」は30日の10:00からスタートなのですが、今回のレースは、耐久レース時のピット内でオートキャンプが可能なシステムだったため、今回のレースはわたしたちにとってレースとキャンプを楽しむ、というイベントと仮していたのだ。
わたしたちのチームでキャンプに参加したのは、総勢13名で、クルマは5台、MTBは9台、テントは3張り、という大所帯。
29日の夜は、ダッチ・オーブン製のパエリアとボルシチをメインに、大宴会でした。
とは言うものの、翌朝からレースということもあり、宴会に付き物の酒類は、個人で消費する分量を個人で調達する、と言う素晴らしいシステムを導入、自らが自らを律する事により、翌日のレースに影響が出ない、という素晴らしい作戦を実施しました。
従来のレース時の宴会では、酒類を購入する幹事が、全メンバー分の酒類を余裕を持って購入するため、必要十分な分量を見極めるのは難しく、当然と言うか、必然的に大酔っ払いの皆さんが二日酔い状態でレースに臨む、というケースが多々あったのですが、今回はそんな心配は皆無のハズだったのです。
翌日、レース当日の天候は当初の予報では、午前はくもり、午後から雨というものだったのですが、蓋を開けて見ると一日中快晴という大変なコンディションでした。
一応風は吹いていたものの、照りつける凶悪な太陽のおかげで、どうなることやら、と言う不安が過ぎったのは事実です。
と言うのも、「4時間チーム耐久」とは、山や森の中はあるとは言え、炎天下の中で4時間にわたって、レースという急激な運動をする訳ですから、これはたまったものではありません。
水分の補給は言うまでも無く、日陰の確保や、日焼け対策、虫除け等、様々な対策が必要になります。
しかも4時間耐久と言っても、レース参加者は、実際のところ早朝から夕方の閉会式まで基本的に炎天下の野原に居ることになるのです。
そんな状況のレース当日朝、レースのみ参加の他のメンバーも合流し、わたしたちのチームが勢ぞろいしました。
混成チームを含めてわたしたちは全体で、なんと18名の大所帯に成長してしまいました。
MTB雑誌の取材が来た際に聞いたところによると、わたしたちは、当日参加しているチームの中でも最大規模のチームだったようです。
つづく
「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」
http://www.akiworld.co.jp/event1.html
MTB Racing / Team Super Rabbits
http://homepage3.nifty.com/~tkr/tsr.htm
参加して来ました、と言っても、わたしは仕事の都合で大会参加が危ぶまれていたため、レース自体にはエントリーせず、もっぱらレースのDV撮影を行っていた、というのが本当のところです。
わたしたちのチームは、5月30日に行われる「4時間チーム耐久」に3チームほどエントリーしていたので5月29日は別に急いで会場入りする必要はなく、17:00にレース会場のある、山梨県南アルプス市「風の丘しらね」に集合する事になりました。
「4時間チーム耐久」は30日の10:00からスタートなのですが、今回のレースは、耐久レース時のピット内でオートキャンプが可能なシステムだったため、今回のレースはわたしたちにとってレースとキャンプを楽しむ、というイベントと仮していたのだ。
わたしたちのチームでキャンプに参加したのは、総勢13名で、クルマは5台、MTBは9台、テントは3張り、という大所帯。
29日の夜は、ダッチ・オーブン製のパエリアとボルシチをメインに、大宴会でした。
とは言うものの、翌朝からレースということもあり、宴会に付き物の酒類は、個人で消費する分量を個人で調達する、と言う素晴らしいシステムを導入、自らが自らを律する事により、翌日のレースに影響が出ない、という素晴らしい作戦を実施しました。
従来のレース時の宴会では、酒類を購入する幹事が、全メンバー分の酒類を余裕を持って購入するため、必要十分な分量を見極めるのは難しく、当然と言うか、必然的に大酔っ払いの皆さんが二日酔い状態でレースに臨む、というケースが多々あったのですが、今回はそんな心配は皆無のハズだったのです。
翌日、レース当日の天候は当初の予報では、午前はくもり、午後から雨というものだったのですが、蓋を開けて見ると一日中快晴という大変なコンディションでした。
一応風は吹いていたものの、照りつける凶悪な太陽のおかげで、どうなることやら、と言う不安が過ぎったのは事実です。
と言うのも、「4時間チーム耐久」とは、山や森の中はあるとは言え、炎天下の中で4時間にわたって、レースという急激な運動をする訳ですから、これはたまったものではありません。
水分の補給は言うまでも無く、日陰の確保や、日焼け対策、虫除け等、様々な対策が必要になります。
しかも4時間耐久と言っても、レース参加者は、実際のところ早朝から夕方の閉会式まで基本的に炎天下の野原に居ることになるのです。
そんな状況のレース当日朝、レースのみ参加の他のメンバーも合流し、わたしたちのチームが勢ぞろいしました。
混成チームを含めてわたしたちは全体で、なんと18名の大所帯に成長してしまいました。
MTB雑誌の取材が来た際に聞いたところによると、わたしたちは、当日参加しているチームの中でも最大規模のチームだったようです。
つづく
「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」
http://www.akiworld.co.jp/event1.html
MTB Racing / Team Super Rabbits
http://homepage3.nifty.com/~tkr/tsr.htm
「シルミド/SILMIDO」
2004年5月25日 映画
2004/05/24、東京有楽町よみうりホールで行われた「シルミド/SILMIDO」の試写会に行ってきた。
本作「シルミド/SILMIDO」は、韓国政府によって長年に亘って隠蔽されていた、韓国政府による北朝鮮金日成暗殺計画と、それを巡る特殊工作部隊の反乱事件(「シルミド事件」)を描いたアクション・サスペンスである。
1968年1月、北朝鮮特殊工作部隊による韓国大統領府襲撃未遂事件が発生。同年4月、韓国政府はその報復のため、シルミド(実尾島)に死刑囚ら31人を集め、極秘に金日成暗殺部隊の設立を目論んだ。
カン・インチャン(684部隊第3班長/ソル・ギョング)、ハン・サンピル(684部隊第1班長/チョン・ジェヨン)ら元死刑囚31人は、その時の年月から名付けられた684部隊の特殊工作員としてジェヒョン隊長(アン・ソンギ)、チョ2曹(ホ・ジュノ)の下、過酷な訓練を開始する。
3年後、優秀な工作員に仕立て上げられた彼らに、いよいよ実行命令が下される。しかし、政府の対北政策は決行目前になって大きく転換、北潜入へ向け行動を開始した部隊に急遽命令の撤回が告げられるのだったが・・・・。
本作「シルミド/SILMIDO」は、韓国本国では、1,200万人(2004年3月現在)以上という韓国映画史上最高動員記録を樹立した作品であると同時に、実際の事件である所謂「シルミド事件(金日成暗殺を目的とする特殊工作部隊の設置と、その部隊の抹殺指令の発令、部隊の反乱と粛清)」という韓国の近代史における恥部を映画化した、ある意味志の高い作品である。
もしかすると文化の違いからかも知れないが、韓国の皆さんのようにわたしは号泣することはなかったが、軍隊という階級社会の閉鎖された環境で、軍人として生きるのか、それとも本来の人間として生きるのかを、淡々とまたは壮絶に描いている。
また細かい泣かせどころもツボを押さえており、感動の社会派ドラマという見方も出来る作品である。
そして、その物語の描き方は、冒頭部分を684部隊内部の視点から描き、反乱直前までの部分を684部隊の教官側の視点から描いているのが興味深かった。
これにより、684部隊の隊員に厳しく接するジェヒョン隊長(アン・ソンギ)やチョ2曹(ホ・ジュノ)の、軍人として684部隊に接する厳しさと、人間として愛情を持って、自らの命の危機を顧みず684部隊員の事を考える姿の対比が、素晴らしい効果を醸し出している。
特に自分の力ではどうしようもない環境に置かれてしまった684部隊の教官たちの苦悩が悲しくも美しい。
繰り返しになるが、チョ2曹(ホ・ジュノ)の人間臭い生き様が泣ける。
物語の構成は、前半部分は訓練風景、後半部分は実戦ということで、ともすれば、スタンリー・キューブリックの「フルメタルジャケット」的な印象を受けたし、また、同様の観点からクリント・イーストウッドの「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」のような印象も受けた。
また、後半部分のバス・ジャック辺りは、クリント・イーストウッドの「ガントレット」を髣髴とさせるアクション・シークエンスが続く。
おそらく、日本国内では、いくら韓国映画ブームだとは言っても、客がたくさん入る映画ではないと思われるが、現在日本が抱えているアジアの外交・政治問題に遠からず関連がある題材を描いている作品なので、その辺りに関心がある方は是非劇場に足を運んでいただきたい。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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本作「シルミド/SILMIDO」は、韓国政府によって長年に亘って隠蔽されていた、韓国政府による北朝鮮金日成暗殺計画と、それを巡る特殊工作部隊の反乱事件(「シルミド事件」)を描いたアクション・サスペンスである。
1968年1月、北朝鮮特殊工作部隊による韓国大統領府襲撃未遂事件が発生。同年4月、韓国政府はその報復のため、シルミド(実尾島)に死刑囚ら31人を集め、極秘に金日成暗殺部隊の設立を目論んだ。
カン・インチャン(684部隊第3班長/ソル・ギョング)、ハン・サンピル(684部隊第1班長/チョン・ジェヨン)ら元死刑囚31人は、その時の年月から名付けられた684部隊の特殊工作員としてジェヒョン隊長(アン・ソンギ)、チョ2曹(ホ・ジュノ)の下、過酷な訓練を開始する。
3年後、優秀な工作員に仕立て上げられた彼らに、いよいよ実行命令が下される。しかし、政府の対北政策は決行目前になって大きく転換、北潜入へ向け行動を開始した部隊に急遽命令の撤回が告げられるのだったが・・・・。
本作「シルミド/SILMIDO」は、韓国本国では、1,200万人(2004年3月現在)以上という韓国映画史上最高動員記録を樹立した作品であると同時に、実際の事件である所謂「シルミド事件(金日成暗殺を目的とする特殊工作部隊の設置と、その部隊の抹殺指令の発令、部隊の反乱と粛清)」という韓国の近代史における恥部を映画化した、ある意味志の高い作品である。
もしかすると文化の違いからかも知れないが、韓国の皆さんのようにわたしは号泣することはなかったが、軍隊という階級社会の閉鎖された環境で、軍人として生きるのか、それとも本来の人間として生きるのかを、淡々とまたは壮絶に描いている。
また細かい泣かせどころもツボを押さえており、感動の社会派ドラマという見方も出来る作品である。
そして、その物語の描き方は、冒頭部分を684部隊内部の視点から描き、反乱直前までの部分を684部隊の教官側の視点から描いているのが興味深かった。
これにより、684部隊の隊員に厳しく接するジェヒョン隊長(アン・ソンギ)やチョ2曹(ホ・ジュノ)の、軍人として684部隊に接する厳しさと、人間として愛情を持って、自らの命の危機を顧みず684部隊員の事を考える姿の対比が、素晴らしい効果を醸し出している。
特に自分の力ではどうしようもない環境に置かれてしまった684部隊の教官たちの苦悩が悲しくも美しい。
繰り返しになるが、チョ2曹(ホ・ジュノ)の人間臭い生き様が泣ける。
物語の構成は、前半部分は訓練風景、後半部分は実戦ということで、ともすれば、スタンリー・キューブリックの「フルメタルジャケット」的な印象を受けたし、また、同様の観点からクリント・イーストウッドの「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」のような印象も受けた。
また、後半部分のバス・ジャック辺りは、クリント・イーストウッドの「ガントレット」を髣髴とさせるアクション・シークエンスが続く。
おそらく、日本国内では、いくら韓国映画ブームだとは言っても、客がたくさん入る映画ではないと思われるが、現在日本が抱えているアジアの外交・政治問題に遠からず関連がある題材を描いている作品なので、その辺りに関心がある方は是非劇場に足を運んでいただきたい。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「iPOD TV SPOT 4」(アップルコンピュータ株式会社)
2004年5月24日 CF(CM)/PVアップルコンピュータ社"iPOD"の現行CF(CM)は、Feature Castの"Channel Surfing"という曲にのって、カット毎に入替わるビビッド・カラーの背景の中、黒いシルエットで表現された人々が、"iPOD"から聞こえてくる曲に合わせて踊りまくる、というものである。
そして、踊りまくる人々とは対照的に、"iPOD"本体とコピーは白一色で統一されている。
わたしは以前から、アップルコンピュータ社の"ipod"の広告宣伝用アートワークが気になっていた。
それは、これらの"ipod"のアートワークは、スタンリー・キューブリックへのオマージュになっているのではないか、と考えるからである。
具体的に言うと、"iPOD"のアートワークは、スタンリー・キューブリック監督作品「時計じかけのオレンジ」のオープニングのタイトル・カードとエンド・クレジットにインスパイアされ、スタンリー・キューブリックへのオマージュとして制作されたものではないか、と考えているのである。
ではその「時計じかけのオレンジ」のタイトル・カードとエンド・クレジットは具体的にどのようなものなのか、と言うと、"iPOD"のCF(CM)同様、カット毎(ここではキャストやスタッフの表記毎、或いはタイトル・カード毎)に入替わるビビッド・カラーの背景に、キャストやスタッフのクレジット表記は白一色で統一されている、というスタイルを持っているのだ。
みなさんもご承知のように、ほとんどの映画のタイトル・カードやエンド・クレジットは、表示フォーマットが統一されている関係で、エンド・クレジットやタイトル・カードが表示される背景色は全て同色(ほとんどの場合は黒一色)に統一されているのだ。
「時計じかけのオレンジ」のように、タイトル・カード毎に色を変える、というのは、言うまでも無く、特異な形態なのだ。
機会があったら、「時計じかけのオレンジ」のエンド・クレジットをご確認いただきたいのだが、"iPOD"のアートワークとの共通点は誰の目にも明らかだと思う。
従って、私見ではあるが、"ipod"のアートワークは、スタンリー・キューブリックへのオマージュになっている、のは確実なのだ。
ところで、スタンリー・キューブリック監督作品「2001年宇宙の旅」にHAL9000というコンピュータが登場するのだが、HALという名は、IBM社の一歩先を行く、という意味でIBMのそれぞれのアルファベット文字を1文字ずつ前にずらして創作した。という伝説も残っているだけに、キューブリックとコンピュータ会社の関連は興味深いものがあるのだ。
つまり、HAL9000とIBM社の関係を含めて考えるしと、「IBM社より一歩先を行くコンピュータHAL9000を生み出したスタンリー・キューブリックに対し、アップル・コンピュータ社は敬意を表している」という図式が見えてくるのである。
そして、スタンリー・キューブリックへのオマージュにより、キューブリックと肩を並べたアップル・コンピュータ社は、相対的にIBM社より一歩先んじている、という関係になるのだ。
そして、論をもう一歩進めると、アップル・コンピュータ社は、人類は"iPOD"という道具を得て、人類の進化における新たなステップを踏み出した、と感じさせようとしているのではないだろうか。
これは「2001年宇宙の旅」の「人類の夜明け」または「スター・チャイルドの誕生」とも対比できる、新たな人類の誕生を暗喩しているのではないだろうか。
アップル・コンピュータ社はスタンリー・キューブリックへのオマージュを行いつつ、「"iPOD"により人類は種としての新たな飛躍の時期を迎えているのだ」と言っているのではないだろうか。
国内版のCF(CM)で表示される"Goodbye MD"というコピーにもそれが感じられる。
アップル・コンピュータ社の孤高な精神を感じるのだ。
あくまでも余談だが、「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙船ディスカバリー号の船内には、Apod、Bpod、Cpodという3台の船外活動用のポッドが搭載されている。
また、"iPOD"同様、ディスカバリー号やポッドは白を基調としている。
iPOD TV SPOT 4 / アップルコンピュータ株式会社
http://www.apple.co.jp/ipod/ads/index.html
iPOD TV SPOT 4 / Apple Computer, Inc.
http://www.apple.com/ipod/ads/ad4length30.html
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そして、踊りまくる人々とは対照的に、"iPOD"本体とコピーは白一色で統一されている。
わたしは以前から、アップルコンピュータ社の"ipod"の広告宣伝用アートワークが気になっていた。
それは、これらの"ipod"のアートワークは、スタンリー・キューブリックへのオマージュになっているのではないか、と考えるからである。
具体的に言うと、"iPOD"のアートワークは、スタンリー・キューブリック監督作品「時計じかけのオレンジ」のオープニングのタイトル・カードとエンド・クレジットにインスパイアされ、スタンリー・キューブリックへのオマージュとして制作されたものではないか、と考えているのである。
ではその「時計じかけのオレンジ」のタイトル・カードとエンド・クレジットは具体的にどのようなものなのか、と言うと、"iPOD"のCF(CM)同様、カット毎(ここではキャストやスタッフの表記毎、或いはタイトル・カード毎)に入替わるビビッド・カラーの背景に、キャストやスタッフのクレジット表記は白一色で統一されている、というスタイルを持っているのだ。
みなさんもご承知のように、ほとんどの映画のタイトル・カードやエンド・クレジットは、表示フォーマットが統一されている関係で、エンド・クレジットやタイトル・カードが表示される背景色は全て同色(ほとんどの場合は黒一色)に統一されているのだ。
「時計じかけのオレンジ」のように、タイトル・カード毎に色を変える、というのは、言うまでも無く、特異な形態なのだ。
機会があったら、「時計じかけのオレンジ」のエンド・クレジットをご確認いただきたいのだが、"iPOD"のアートワークとの共通点は誰の目にも明らかだと思う。
従って、私見ではあるが、"ipod"のアートワークは、スタンリー・キューブリックへのオマージュになっている、のは確実なのだ。
ところで、スタンリー・キューブリック監督作品「2001年宇宙の旅」にHAL9000というコンピュータが登場するのだが、HALという名は、IBM社の一歩先を行く、という意味でIBMのそれぞれのアルファベット文字を1文字ずつ前にずらして創作した。という伝説も残っているだけに、キューブリックとコンピュータ会社の関連は興味深いものがあるのだ。
つまり、HAL9000とIBM社の関係を含めて考えるしと、「IBM社より一歩先を行くコンピュータHAL9000を生み出したスタンリー・キューブリックに対し、アップル・コンピュータ社は敬意を表している」という図式が見えてくるのである。
そして、スタンリー・キューブリックへのオマージュにより、キューブリックと肩を並べたアップル・コンピュータ社は、相対的にIBM社より一歩先んじている、という関係になるのだ。
そして、論をもう一歩進めると、アップル・コンピュータ社は、人類は"iPOD"という道具を得て、人類の進化における新たなステップを踏み出した、と感じさせようとしているのではないだろうか。
これは「2001年宇宙の旅」の「人類の夜明け」または「スター・チャイルドの誕生」とも対比できる、新たな人類の誕生を暗喩しているのではないだろうか。
アップル・コンピュータ社はスタンリー・キューブリックへのオマージュを行いつつ、「"iPOD"により人類は種としての新たな飛躍の時期を迎えているのだ」と言っているのではないだろうか。
国内版のCF(CM)で表示される"Goodbye MD"というコピーにもそれが感じられる。
アップル・コンピュータ社の孤高な精神を感じるのだ。
あくまでも余談だが、「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙船ディスカバリー号の船内には、Apod、Bpod、Cpodという3台の船外活動用のポッドが搭載されている。
また、"iPOD"同様、ディスカバリー号やポッドは白を基調としている。
iPOD TV SPOT 4 / アップルコンピュータ株式会社
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2004/05/21、奇しくも21日、新橋ヤクルトホールで行われた「21グラム」の試写会に行ってきた。
何かと話題の「21グラム」である。
このままでは余命1ケ月だと診断され、心臓移植のドナーを待ち続ける大学教授のポール(ショーン・ペン)。
余命幾許も無い事を知った別居中の妻は、彼が死ぬ前に人工授精を試み、彼の子供が欲しいと提案する。
若い頃からヤクザな生活をしていた前科者のジャック(ベニチオ・デル・トロ)。
今は改心し信仰に篤く、クジで当たったピックアップトラックも神からの授かり物と信じ、貧しくも懸命に働きながら妻と2人の子供を養っている。
かつてドラッグに溺れていたクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。
現在は、ドラッグの依存症もおさまり、夫と2人の娘と共に幸せに暮らしていた。
そんな出会うはずのない3人の運命は、ある事故をきっかけに交わり、思いもよらぬ結末へと導かれていくのだった・・・・。
『人は死んだ時「21グラム」だけ軽くなる』という話をモチーフに、ひとつの心臓と3人の人間模様を織りなす、ヒューマン・ドラマに端を発する物語である。
しかしながら、本作「21グラム」の表現手法(ここでは編集)がトリッキーで、時間軸の分解・再構築と、舞台の転換が著しく、一般のわかりやすい娯楽作品に慣れている方には、ちょっと難しい作品かも知れない。
もしかすると本作は、「メメント」や「Re:プレイ」、「アイデンティティー」、そして「ロスト・ハイウェイ」、「マルホランド・ドライブ」等の一連のデヴィッド・リンチ作品に面白みを感じる人向きの作品かも知れない。
と言っても本作は、デヴィッド・リンチ作品のように特別難解な映画と言う訳ではなく、前述のように時間軸の分解・再構成、舞台の転換が激しく、観客の記憶と、映像に登場する些細な観客に対するヒントを読み取り、この映像は時間軸的に何時の映像かを把握する必要がある、ということである。
因みに、編集は「トラフィック」、「オーシャンズ11」、「コンフェッション」等のスティーヴン・ミリオン。
同一画面構成で別のカットを繋ぐ、と言うようなスティーヴン・ソダーバーグの「トラフィック」などでも使用されている編集手法が本作でも効果的に使われている。
また、撮影は全体的に手持ちカメラ風に揺れ動き被写体を追ってカメラはふらふらする。また被写体を追う都合か、比較的長回しのカットを生かした編集がされている上に、粒子が粗い映像と相まって、物語に対するリアリティの付与に成功している。
色彩を抑えた映像は陰鬱な状況を醸し出している。
音響も素晴らしく、銃器の音や、事故の音等SEの効果は著しい。
音楽があまりかからないことも、その効果を高めているのではないだろうか。
キャストについてだが、、主役3人組は全く素晴らしい。
しかし、ショーン・ペンの演技については、計算しつくされた、詳細に振付けられたような演技、−−特に表情だが、−−にやりすぎ感が見えてしまうような気がする。
一時期、もう俳優はやらない、今後は制作サイドで頑張っていく宣言をしていたショーン・ペンだが、現在俳優としてのキャリアのピークを迎え絶好調状態なのだ。
その当時のショーン・ペン監督作品は「インディアン・ランナー」で、ベニチオ・デル・トロも出ているし、 あとは、デヴィッド・モース、ヴィゴ・モーテンセン、パトリシア・アークエット、チャールズ・ブロンソン、デニス・ホッパー等というとんでもないキャストの作品である。
まあ、俳優が監督をやると往々にしてキャストは凄い連中が集まるのだが。
「マルホランド・ドライブ」、「ザ・リング」の2本でいきなりスターダムにのし上がってきた感のあるナオミ・ワッツは、悲しい女性をそつなくこなしていた。
個人的には「マルホランド・ドライブ」で、ノックアウトされてしまい、その後「ザ・リング」でもやられてしまった訳で、今回も非常に期待していたのであるが、期待にたがわず良い仕事をしていた。好きな女優のひとりなのだ。
そしてなんと言ってもベニチオ・デル・トロである。
最近は「トロさま」と呼ばれ日本国内でも大人気のベニチオ・デル・トロであるが、ご多分に漏れず、わたしも好きな俳優の一人である。
今回の役どころは、ちょっとした汚れ役ではあるが、かつての放蕩時代から、後に信仰に目覚め、そして結局は信仰に裏切られてしまい、結果的には・・・・、というところを熱演している。
このデル・トロのキャラクターは、観客が一番素直に感情移入できる素晴らしいキャラクターだったのではないだろうか。
神の意思による予定調和が体現されているキャラクターなのだ。
前回の「21グラム」の試写会において、監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとベニチオ・デル・トロの舞台挨拶があった訳だが、その際の舞台挨拶によると、デル・トロは非常にユーモラスでシャイでキュートな人間だった、ということである。
「トラフィック」のラストの球場の雰囲気だろうか。
本作「21グラム」は、2004年6月公開作品の中で、おそらく一番の目玉となる作品であろう。
内容はちよっと重いし、若干わかりづらい部分があるが、是非観ていただきたい素晴らしい作品なのだ。
何かと話題の「21グラム」である。
このままでは余命1ケ月だと診断され、心臓移植のドナーを待ち続ける大学教授のポール(ショーン・ペン)。
余命幾許も無い事を知った別居中の妻は、彼が死ぬ前に人工授精を試み、彼の子供が欲しいと提案する。
若い頃からヤクザな生活をしていた前科者のジャック(ベニチオ・デル・トロ)。
今は改心し信仰に篤く、クジで当たったピックアップトラックも神からの授かり物と信じ、貧しくも懸命に働きながら妻と2人の子供を養っている。
かつてドラッグに溺れていたクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。
現在は、ドラッグの依存症もおさまり、夫と2人の娘と共に幸せに暮らしていた。
そんな出会うはずのない3人の運命は、ある事故をきっかけに交わり、思いもよらぬ結末へと導かれていくのだった・・・・。
『人は死んだ時「21グラム」だけ軽くなる』という話をモチーフに、ひとつの心臓と3人の人間模様を織りなす、ヒューマン・ドラマに端を発する物語である。
しかしながら、本作「21グラム」の表現手法(ここでは編集)がトリッキーで、時間軸の分解・再構築と、舞台の転換が著しく、一般のわかりやすい娯楽作品に慣れている方には、ちょっと難しい作品かも知れない。
もしかすると本作は、「メメント」や「Re:プレイ」、「アイデンティティー」、そして「ロスト・ハイウェイ」、「マルホランド・ドライブ」等の一連のデヴィッド・リンチ作品に面白みを感じる人向きの作品かも知れない。
と言っても本作は、デヴィッド・リンチ作品のように特別難解な映画と言う訳ではなく、前述のように時間軸の分解・再構成、舞台の転換が激しく、観客の記憶と、映像に登場する些細な観客に対するヒントを読み取り、この映像は時間軸的に何時の映像かを把握する必要がある、ということである。
因みに、編集は「トラフィック」、「オーシャンズ11」、「コンフェッション」等のスティーヴン・ミリオン。
同一画面構成で別のカットを繋ぐ、と言うようなスティーヴン・ソダーバーグの「トラフィック」などでも使用されている編集手法が本作でも効果的に使われている。
また、撮影は全体的に手持ちカメラ風に揺れ動き被写体を追ってカメラはふらふらする。また被写体を追う都合か、比較的長回しのカットを生かした編集がされている上に、粒子が粗い映像と相まって、物語に対するリアリティの付与に成功している。
色彩を抑えた映像は陰鬱な状況を醸し出している。
音響も素晴らしく、銃器の音や、事故の音等SEの効果は著しい。
音楽があまりかからないことも、その効果を高めているのではないだろうか。
キャストについてだが、、主役3人組は全く素晴らしい。
しかし、ショーン・ペンの演技については、計算しつくされた、詳細に振付けられたような演技、−−特に表情だが、−−にやりすぎ感が見えてしまうような気がする。
一時期、もう俳優はやらない、今後は制作サイドで頑張っていく宣言をしていたショーン・ペンだが、現在俳優としてのキャリアのピークを迎え絶好調状態なのだ。
その当時のショーン・ペン監督作品は「インディアン・ランナー」で、ベニチオ・デル・トロも出ているし、 あとは、デヴィッド・モース、ヴィゴ・モーテンセン、パトリシア・アークエット、チャールズ・ブロンソン、デニス・ホッパー等というとんでもないキャストの作品である。
まあ、俳優が監督をやると往々にしてキャストは凄い連中が集まるのだが。
「マルホランド・ドライブ」、「ザ・リング」の2本でいきなりスターダムにのし上がってきた感のあるナオミ・ワッツは、悲しい女性をそつなくこなしていた。
個人的には「マルホランド・ドライブ」で、ノックアウトされてしまい、その後「ザ・リング」でもやられてしまった訳で、今回も非常に期待していたのであるが、期待にたがわず良い仕事をしていた。好きな女優のひとりなのだ。
そしてなんと言ってもベニチオ・デル・トロである。
最近は「トロさま」と呼ばれ日本国内でも大人気のベニチオ・デル・トロであるが、ご多分に漏れず、わたしも好きな俳優の一人である。
今回の役どころは、ちょっとした汚れ役ではあるが、かつての放蕩時代から、後に信仰に目覚め、そして結局は信仰に裏切られてしまい、結果的には・・・・、というところを熱演している。
このデル・トロのキャラクターは、観客が一番素直に感情移入できる素晴らしいキャラクターだったのではないだろうか。
神の意思による予定調和が体現されているキャラクターなのだ。
前回の「21グラム」の試写会において、監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとベニチオ・デル・トロの舞台挨拶があった訳だが、その際の舞台挨拶によると、デル・トロは非常にユーモラスでシャイでキュートな人間だった、ということである。
「トラフィック」のラストの球場の雰囲気だろうか。
本作「21グラム」は、2004年6月公開作品の中で、おそらく一番の目玉となる作品であろう。
内容はちよっと重いし、若干わかりづらい部分があるが、是非観ていただきたい素晴らしい作品なのだ。
「映画レビュー・インデックス(ア・イ・ウ・エ・オ)」
2004年5月22日 映画レビュー・インデックス当「徒然雑草」の主要コンテンツに映画レビューがありますが、ここのBLOG自体の検索性が悪く、自分でもいつどの映画についてのレビューを書いたのか定かではありません。
そこで、映画レビューの検索性を高める事を目的として、「映画レビュー・インデックス」を公開する事にしました。が、2005/04時点で更新をやめています
また、同様の趣旨で外部にも、「映画レビュー・インデックス」を構築しましたので、そちらも併せてご活用願います。
「映画レビュー・インデックス」こちらは更新していますので、こちらを強くおすすめします
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
対象期間:2003年4月以降
ア
「アイ・アム・デビッド」
http://diarynote.jp/d/29346/20050118.html
「アイデンティティー」
http://diarynote.jp/d/29346/20031030.html
「愛の落日」
http://diarynote.jp/d/29346/20040826.html
「アイリス」
http://diarynote.jp/d/29346/20030409.html
「アイ,ロボット」
http://diarynote.jp/d/29346/20040906.html
「アップルシード」
http://diarynote.jp/d/29346/20040325.html
「アバウト・シュミット」
http://diarynote.jp/d/29346/20030618.html
「アラモ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040917.html
イ
「いかレスラー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040711.html
「イージー・ライダー」
http://diarynote.jp/d/29346/20030425.html
「犬と歩けば チロリとタムラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040413.html
「イノセンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20040319.html
「インファナル・アフェア」
http://diarynote.jp/d/29346/20040115.html
「インファナル・アフェア 無間序曲」
http://diarynote.jp/d/29346/20041007.html
「インファナル・アフェアIII/終極無間」
http://diarynote.jp/d/29346/20050407.html
ウ
「海猫」
http://diarynote.jp/d/29346/20041025.html
「ヴァン・ヘルシング」
http://diarynote.jp/d/29346/20040723.html
「ヴィレッジ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040911.html
エ
「永遠のモータウン」
http://diarynote.jp/d/29346/20040427.html
「英語完全征服」
http://diarynote.jp/d/29346/20050425.html
「エターナル・サンシャイン」
http://diarynote.jp/d/29346/20050215.html
「エレクトラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20050317.html
オ
「オオカミの誘惑」
http://diarynote.jp/d/29346/20050224.html
「おそいひと」
http://diarynote.jp/d/29346/20041121.html
「オーバードライヴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040927.html
「オペラ座の怪人」
http://diarynote.jp/d/29346/20050303.html
「オールド・ボーイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040902.html
そこで、映画レビューの検索性を高める事を目的として、「映画レビュー・インデックス」を公開する事にしました。が、2005/04時点で更新をやめています
また、同様の趣旨で外部にも、「映画レビュー・インデックス」を構築しましたので、そちらも併せてご活用願います。
「映画レビュー・インデックス」こちらは更新していますので、こちらを強くおすすめします
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
対象期間:2003年4月以降
ア
「アイ・アム・デビッド」
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「アイデンティティー」
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「愛の落日」
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「アイリス」
http://diarynote.jp/d/29346/20030409.html
「アイ,ロボット」
http://diarynote.jp/d/29346/20040906.html
「アップルシード」
http://diarynote.jp/d/29346/20040325.html
「アバウト・シュミット」
http://diarynote.jp/d/29346/20030618.html
「アラモ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040917.html
イ
「いかレスラー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040711.html
「イージー・ライダー」
http://diarynote.jp/d/29346/20030425.html
「犬と歩けば チロリとタムラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040413.html
「イノセンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20040319.html
「インファナル・アフェア」
http://diarynote.jp/d/29346/20040115.html
「インファナル・アフェア 無間序曲」
http://diarynote.jp/d/29346/20041007.html
「インファナル・アフェアIII/終極無間」
http://diarynote.jp/d/29346/20050407.html
ウ
「海猫」
http://diarynote.jp/d/29346/20041025.html
「ヴァン・ヘルシング」
http://diarynote.jp/d/29346/20040723.html
「ヴィレッジ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040911.html
エ
「永遠のモータウン」
http://diarynote.jp/d/29346/20040427.html
「英語完全征服」
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「エターナル・サンシャイン」
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「エレクトラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20050317.html
オ
「オオカミの誘惑」
http://diarynote.jp/d/29346/20050224.html
「おそいひと」
http://diarynote.jp/d/29346/20041121.html
「オーバードライヴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040927.html
「オペラ座の怪人」
http://diarynote.jp/d/29346/20050303.html
「オールド・ボーイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040902.html
映画レビュー・インデックス(カ・キ)
2004年5月21日 映画レビュー・インデックスカ
「ガガンボーイ クモおとこ対ゴキブリおとこ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041027.html
「隠し剣 鬼の爪」
http://diarynote.jp/d/29346/20041024.html
「過去のない男」
http://diarynote.jp/d/29346/20031214.html
「華氏911」
http://diarynote.jp/d/29346/20040816.html
「独裁者」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040819.html
「ミスティック・リバー」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040822.html
「風のファイター(韓国公開バージョン)」
http://diarynote.jp/d/29346/20041108.html
「家族ゲーム」
http://diarynote.jp/d/29346/20040405.html
「カナリア」
http://diarynote.jp/d/29346/20041123.html
「ガルーダ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041021.html
「カレンダー・ガールズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040519.html
「カンフーハッスル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
キ
「機関車先生」
http://diarynote.jp/d/29346/20040802.html
「北の零年」
http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」
http://diarynote.jp/d/29346/20041018.html
「きみに読む物語」をめぐる冒険 妄想編
http://diarynote.jp/d/29346/20050323.html
「きみに読む物語」をめぐる冒険 妄想編 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20050404.html
「キリクと魔女」
http://diarynote.jp/d/29346/20031220.html
「キル・ビル Vol.1」
http://diarynote.jp/d/29346/20031028.html
不運な映画「キル・ビル Vol.1」
http://diarynote.jp/d/29346/20031029.html
ここがダメだよ『キル・ビル Vol.1』
http://diarynote.jp/d/29346/20031114.html
「キル・ビル Vol.2」
http://diarynote.jp/d/29346/20040503.html
「キング・アーサー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040720.html
「銀のエンゼル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
「ガガンボーイ クモおとこ対ゴキブリおとこ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041027.html
「隠し剣 鬼の爪」
http://diarynote.jp/d/29346/20041024.html
「過去のない男」
http://diarynote.jp/d/29346/20031214.html
「華氏911」
http://diarynote.jp/d/29346/20040816.html
「独裁者」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040819.html
「ミスティック・リバー」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040822.html
「風のファイター(韓国公開バージョン)」
http://diarynote.jp/d/29346/20041108.html
「家族ゲーム」
http://diarynote.jp/d/29346/20040405.html
「カナリア」
http://diarynote.jp/d/29346/20041123.html
「ガルーダ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041021.html
「カレンダー・ガールズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040519.html
「カンフーハッスル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html
キ
「機関車先生」
http://diarynote.jp/d/29346/20040802.html
「北の零年」
http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」
http://diarynote.jp/d/29346/20041018.html
「きみに読む物語」をめぐる冒険 妄想編
http://diarynote.jp/d/29346/20050323.html
「きみに読む物語」をめぐる冒険 妄想編 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20050404.html
「キリクと魔女」
http://diarynote.jp/d/29346/20031220.html
「キル・ビル Vol.1」
http://diarynote.jp/d/29346/20031028.html
不運な映画「キル・ビル Vol.1」
http://diarynote.jp/d/29346/20031029.html
ここがダメだよ『キル・ビル Vol.1』
http://diarynote.jp/d/29346/20031114.html
「キル・ビル Vol.2」
http://diarynote.jp/d/29346/20040503.html
「キング・アーサー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040720.html
「銀のエンゼル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
「映画レビュー・インデックス(ク・ケ・コ)」
2004年5月21日 映画レビュー・インデックスク
「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040512.html
ケ
「ゲロッパ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20030902.html
「現金に体を張れ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040206.html
コ
「恋の門」
http://diarynote.jp/d/29346/20041205.html
「恋は五・七・五!」
http://diarynote.jp/d/29346/20050316.html
「恋文日和」
http://diarynote.jp/d/29346/20041203.html
「ゴーストシャウト」
http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ゴッド・ディーバ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040511.html
「コレクター」
http://diarynote.jp/d/29346/20030502.html
「コンスタンティン」
http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
「コンフェッション」
http://diarynote.jp/d/29346/20031107.html
「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040512.html
ケ
「ゲロッパ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20030902.html
「現金に体を張れ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040206.html
コ
「恋の門」
http://diarynote.jp/d/29346/20041205.html
「恋は五・七・五!」
http://diarynote.jp/d/29346/20050316.html
「恋文日和」
http://diarynote.jp/d/29346/20041203.html
「ゴーストシャウト」
http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ゴッド・ディーバ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040511.html
「コレクター」
http://diarynote.jp/d/29346/20030502.html
「コンスタンティン」
http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
「コンフェッション」
http://diarynote.jp/d/29346/20031107.html
「映画レビュー・インデックス(サ・シ)」
2004年5月20日 映画レビュー・インデックスサ
「サイドウェイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20050227.html
「サンダーバード」
http://diarynote.jp/d/29346/20040722.html
シ
「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」
http://diarynote.jp/d/29346/20030920.html
「シカゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030531.html
「シークレット・ウインドウ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040904.html
「シービスケット」
http://diarynote.jp/d/29346/20040606.html
「至福のとき」
http://diarynote.jp/d/29346/20030412.htm
「下妻物語」
http://diarynote.jp/d/29346/20040402.html
「柔道龍虎榜」
http://diarynote.jp/d/29346/20041122.html
「十二人の怒れる男」
http://diarynote.jp/d/29346/20040202.html
「少女の髪どめ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030907.html
「情婦」
http://diarynote.jp/d/29346/20040202.html
「少林サッカー/インターナショナルバージョン」
http://diarynote.jp/d/29346/20030630.html
「ジョゼと虎と魚たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040203.html
「ジョニー・イングリッシュ」
http://diarynote.jp/d/29346/20031012.html
「白い巨塔」
http://diarynote.jp/d/29346/20040209.html
「ジーリ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040821.html
「シルミド/SILMIDO」
http://diarynote.jp/d/29346/20040525.html
「サイドウェイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20050227.html
「サンダーバード」
http://diarynote.jp/d/29346/20040722.html
シ
「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」
http://diarynote.jp/d/29346/20030920.html
「シカゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030531.html
「シークレット・ウインドウ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040904.html
「シービスケット」
http://diarynote.jp/d/29346/20040606.html
「至福のとき」
http://diarynote.jp/d/29346/20030412.htm
「下妻物語」
http://diarynote.jp/d/29346/20040402.html
「柔道龍虎榜」
http://diarynote.jp/d/29346/20041122.html
「十二人の怒れる男」
http://diarynote.jp/d/29346/20040202.html
「少女の髪どめ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030907.html
「情婦」
http://diarynote.jp/d/29346/20040202.html
「少林サッカー/インターナショナルバージョン」
http://diarynote.jp/d/29346/20030630.html
「ジョゼと虎と魚たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040203.html
「ジョニー・イングリッシュ」
http://diarynote.jp/d/29346/20031012.html
「白い巨塔」
http://diarynote.jp/d/29346/20040209.html
「ジーリ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040821.html
「シルミド/SILMIDO」
http://diarynote.jp/d/29346/20040525.html
「映画レビュー・インデックス(ス・セ・ソ)」
2004年5月20日 映画レビュー・インデックスス
「酔画仙」
http://diarynote.jp/d/29346/20041220.html
「スイミング・プール」
http://diarynote.jp/d/29346/20040430.html
「スウィングガールズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040805.html
「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」
http://diarynote.jp/d/29346/20041115.html
「スクービー・ドゥー 2 モンスターパニック」
http://diarynote.jp/d/29346/20041010.html
「スクール・オブ・ロック」
http://diarynote.jp/d/29346/20040502.html
「スターシップ・トゥルーパーズ2」
http://diarynote.jp/d/29346/20040702.html
「スチームボーイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040705.html
「スチームボーイ」を弁護する その1
http://diarynote.jp/d/29346/20040812.html
「スチームボーイ」を弁護する その2
http://diarynote.jp/d/29346/20040825.html
「スチームボーイ」を弁護する その3
http://diarynote.jp/d/29346/20040909.html
「スパイダー・フォレスト/懺悔」
http://diarynote.jp/d/29346/20050406.html
「スパイダーマン2」
http://diarynote.jp/d/29346/20040814.html
セ
「セイブ・ザ・ワールド」
http://diarynote.jp/d/29346/20040704.html
「戦争のはじめかた」
http://diarynote.jp/d/29346/20041210.html
ソ
「ソウ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041105.html
「酔画仙」
http://diarynote.jp/d/29346/20041220.html
「スイミング・プール」
http://diarynote.jp/d/29346/20040430.html
「スウィングガールズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040805.html
「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」
http://diarynote.jp/d/29346/20041115.html
「スクービー・ドゥー 2 モンスターパニック」
http://diarynote.jp/d/29346/20041010.html
「スクール・オブ・ロック」
http://diarynote.jp/d/29346/20040502.html
「スターシップ・トゥルーパーズ2」
http://diarynote.jp/d/29346/20040702.html
「スチームボーイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040705.html
「スチームボーイ」を弁護する その1
http://diarynote.jp/d/29346/20040812.html
「スチームボーイ」を弁護する その2
http://diarynote.jp/d/29346/20040825.html
「スチームボーイ」を弁護する その3
http://diarynote.jp/d/29346/20040909.html
「スパイダー・フォレスト/懺悔」
http://diarynote.jp/d/29346/20050406.html
「スパイダーマン2」
http://diarynote.jp/d/29346/20040814.html
セ
「セイブ・ザ・ワールド」
http://diarynote.jp/d/29346/20040704.html
「戦争のはじめかた」
http://diarynote.jp/d/29346/20041210.html
ソ
「ソウ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041105.html
「カレンダー・ガールズ」
2004年5月19日 映画
東京新橋「ヤクルトホール」で実施された「カレンダー・ガールズ」の試写会に行ってきた。
イギリス、ヨークシャー地方近郊の小さな町ネイプリー。
地元の主婦たちの社交の場はもっぱら地元の婦人会に限られていた。
クリス(ヘレン・ミレン)とアニー(ジュリー・ウォルターズ)もこの婦人会のメンバーだったが、あまりにも平凡すぎる退屈な婦人会に疑問を感じ始めていた。
そんな中、アニーの夫ジョン(ジョン・アルダートン)が白血病で亡くなってしまう。悲しみに暮れるアニーを励ます狙いからクリスは突拍子もないアイデアを口にする。
それはなんと、毎年恒例の婦人会のカレンダーを、自分たち自身をモデルにしたヌード・カレンダーにする、というものだった。
これは園芸の仕事に携わっていたジョンが生前語っていた言葉「草花の生育の過程は、全ての過程でそれぞれ美しいが、一番美しいのは成長しきったときである」に端を発する企画なのだ。
そして、その目的はジョンが生前世話になった地元の病院にやわらかい座り心地の良いソファーを寄附したいというもの。
最初は誰も相手にしなかったが、徐々に有志が集まり始め・・・・。
本作は、1999年、イギリスの小さな田舎町で世界初の「婦人会ヌード・カレンダー」が製作され、30万部を売上げ大きな話題となった実話を基にしたヒューマン・コメディ。
一言で言うと、多くの人、特に女性におすすめできる素晴らしいコメディ映画に仕上がっている。
そしてなにより、この映画のひとつのコンセプトとして「成熟した女性が一番美しい」という視点が込められいるのが大変興味深い。
しかしながら、一言でコメディ映画と言っても、これはイギリス映画、ハリウッド的なコメディのカテゴリーではくくれない、正に一筋縄では行かないイギリス製コメディ映画となっている。
特に印象的なのは、クリスやアニー等がヌード・カレンダーのモデルとしてメディアに大々的に取り上げられた挙句、周りの環境が一変してしまい、悪意や、一山あてようとする人々の大きなビジネスに巻き込まれていくあたりである。
その辺りの描写をエスカレート・ギャグの一種と捉え笑い飛ばすか、人間の富と名声に対する執着の醜さと捉えるかにより、本作は新たな一面を観客に見せることになる。
特に、ジョンの死後アニーが善意で行っている「ある事(ココでは書きませんが)」に対するクリスの辛辣な意見は、映画本編のテイストとかけ離れているが故に、観るものの奥底をえぐるような恐ろしくも素晴らしい効果を上げている。
また、彼女等を取り上げたインタビー番組で、その番組のホストから皮肉や当てこすり、女性蔑視的なジョークの種にされているにもかかわらず、放映されたその番組を見ながら爆笑する彼女等についても、楽しく見るか、悲しく見るかで、このシークエンスの印象は一変するのではなかろうか。
楽しい笑いなのか、自虐的な笑いなのか、ということである。
堅い事をいろいろ書いているが、そんな事を考えなくても、−−勿論その辺を考えた方が、映画自体は輝きを増すのだが、−−本作は大変素晴らしい誰にでもオススメできるイギリス製コメディ映画に仕上がっている。
是非皆さんに見ていただきたい映画の一本なのだ。
イギリス、ヨークシャー地方近郊の小さな町ネイプリー。
地元の主婦たちの社交の場はもっぱら地元の婦人会に限られていた。
クリス(ヘレン・ミレン)とアニー(ジュリー・ウォルターズ)もこの婦人会のメンバーだったが、あまりにも平凡すぎる退屈な婦人会に疑問を感じ始めていた。
そんな中、アニーの夫ジョン(ジョン・アルダートン)が白血病で亡くなってしまう。悲しみに暮れるアニーを励ます狙いからクリスは突拍子もないアイデアを口にする。
それはなんと、毎年恒例の婦人会のカレンダーを、自分たち自身をモデルにしたヌード・カレンダーにする、というものだった。
これは園芸の仕事に携わっていたジョンが生前語っていた言葉「草花の生育の過程は、全ての過程でそれぞれ美しいが、一番美しいのは成長しきったときである」に端を発する企画なのだ。
そして、その目的はジョンが生前世話になった地元の病院にやわらかい座り心地の良いソファーを寄附したいというもの。
最初は誰も相手にしなかったが、徐々に有志が集まり始め・・・・。
本作は、1999年、イギリスの小さな田舎町で世界初の「婦人会ヌード・カレンダー」が製作され、30万部を売上げ大きな話題となった実話を基にしたヒューマン・コメディ。
一言で言うと、多くの人、特に女性におすすめできる素晴らしいコメディ映画に仕上がっている。
そしてなにより、この映画のひとつのコンセプトとして「成熟した女性が一番美しい」という視点が込められいるのが大変興味深い。
しかしながら、一言でコメディ映画と言っても、これはイギリス映画、ハリウッド的なコメディのカテゴリーではくくれない、正に一筋縄では行かないイギリス製コメディ映画となっている。
特に印象的なのは、クリスやアニー等がヌード・カレンダーのモデルとしてメディアに大々的に取り上げられた挙句、周りの環境が一変してしまい、悪意や、一山あてようとする人々の大きなビジネスに巻き込まれていくあたりである。
その辺りの描写をエスカレート・ギャグの一種と捉え笑い飛ばすか、人間の富と名声に対する執着の醜さと捉えるかにより、本作は新たな一面を観客に見せることになる。
特に、ジョンの死後アニーが善意で行っている「ある事(ココでは書きませんが)」に対するクリスの辛辣な意見は、映画本編のテイストとかけ離れているが故に、観るものの奥底をえぐるような恐ろしくも素晴らしい効果を上げている。
また、彼女等を取り上げたインタビー番組で、その番組のホストから皮肉や当てこすり、女性蔑視的なジョークの種にされているにもかかわらず、放映されたその番組を見ながら爆笑する彼女等についても、楽しく見るか、悲しく見るかで、このシークエンスの印象は一変するのではなかろうか。
楽しい笑いなのか、自虐的な笑いなのか、ということである。
堅い事をいろいろ書いているが、そんな事を考えなくても、−−勿論その辺を考えた方が、映画自体は輝きを増すのだが、−−本作は大変素晴らしい誰にでもオススメできるイギリス製コメディ映画に仕上がっている。
是非皆さんに見ていただきたい映画の一本なのだ。
「映画レビュー・インデックス(タ・チ・ツ)」
2004年5月18日 映画レビュー・インデックスタ
「ダイ アナザー デイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030423.html
「タイムライン」
http://diarynote.jp/d/29346/20040124.html
「堕天使のパスポート」
http://diarynote.jp/d/29346/20040725.html
「ターミナル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
「ターミナル」に隠された意図 その3
http://diarynote.jp/d/29346/20041228.html
「ターミネーター3」
http://diarynote.jp/d/29346/20030816.html
「丹下左膳 百万両の壺」
http://diarynote.jp/d/29346/20040714.html
「ターンレフト ターンライト」
http://diarynote.jp/d/29346/20040829.html
チ
「血と骨」
http://diarynote.jp/d/29346/20041202.html
ツ
「ダイ アナザー デイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030423.html
「タイムライン」
http://diarynote.jp/d/29346/20040124.html
「堕天使のパスポート」
http://diarynote.jp/d/29346/20040725.html
「ターミナル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041209.html
「ターミナル」に隠された意図 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20041223.html
「ターミナル」に隠された意図 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20041224.html
「ターミナル」に隠された意図 その3
http://diarynote.jp/d/29346/20041228.html
「ターミネーター3」
http://diarynote.jp/d/29346/20030816.html
「丹下左膳 百万両の壺」
http://diarynote.jp/d/29346/20040714.html
「ターンレフト ターンライト」
http://diarynote.jp/d/29346/20040829.html
チ
「血と骨」
http://diarynote.jp/d/29346/20041202.html
ツ
「映画レビュー・インデックス(テ・ト)」
2004年5月18日 映画レビュー・インデックステ
「テイキング・ライブス」
http://diarynote.jp/d/29346/20040827.html
「鉄人28号 インターナショナル・ヴァージョン」
http://diarynote.jp/d/29346/20041019.html
「デビルマン」
http://diarynote.jp/d/29346/20040905.html
「転校生」
http://diarynote.jp/d/29346/20040416.html
「天国の本屋〜恋火」
http://diarynote.jp/d/29346/20040604.html
ト
「東京ゴッドファーザーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040107.html
「トゥー・ブラザーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040831.html
「独裁者」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040819.html
「トーク・トゥ・ハー」
http://diarynote.jp/d/29346/20031217.html
「閉ざされた森」
http://diarynote.jp/d/29346/20030923.html
「ドリーマーズ・ハイ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20040729.html
「ドリームキャッチャー」
http://diarynote.jp/d/29346/20030510.html
「トロイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040517.html
「ドーン・オブ・ザ・デッド」
http://diarynote.jp/d/29346/20040611.html
「テイキング・ライブス」
http://diarynote.jp/d/29346/20040827.html
「鉄人28号 インターナショナル・ヴァージョン」
http://diarynote.jp/d/29346/20041019.html
「デビルマン」
http://diarynote.jp/d/29346/20040905.html
「転校生」
http://diarynote.jp/d/29346/20040416.html
「天国の本屋〜恋火」
http://diarynote.jp/d/29346/20040604.html
ト
「東京ゴッドファーザーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040107.html
「トゥー・ブラザーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040831.html
「独裁者」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040819.html
「トーク・トゥ・ハー」
http://diarynote.jp/d/29346/20031217.html
「閉ざされた森」
http://diarynote.jp/d/29346/20030923.html
「ドリーマーズ・ハイ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20040729.html
「ドリームキャッチャー」
http://diarynote.jp/d/29346/20030510.html
「トロイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040517.html
「ドーン・オブ・ザ・デッド」
http://diarynote.jp/d/29346/20040611.html
2004年5月17日(月)、日本武道館で行なわれた「トロイ」の「ジャパン・プレミア」に行って来た。
今回の試写会は一般の試写会ではなく「ジャパン・プレミア」と言うこともあり、レッド・カーペットあり、舞台挨拶ありの近年まれに見る盛大なイベントであった。
勿論、叶野姉妹を始めとしたマスコミ試写会常連の皆さんや話題の皆さんも招待されていた。
気になるゲストであるが、スタッフは、監督のウォルフガング・ペーターゼンをはじめとして、製作のダイアナ・ラスバン、脚本のデヴィッド・ベニオフ等が登場した。
キャストは、ブラット・ピット(アキレス)をはじめとして、エリック・バナ(ヘクトル)、ダイアン・クルーガー(ヘレン)、ローズ・バーン(ブリシィス)と凄いメンバーである。
席は全席指定だったのだが、連れが早くから(13:00頃から、連れの連れは8:00から)並んでいた関係で、中央部の前から6〜7列目位、という舞台挨拶的には最適のポジションだった。
わたしたちは、「トロイ」のバスから出てきたスタッフやキャストがレッド・カーペットを歩くのを少し眺めた後、会場入りし、会場内のスクリーンに投影されているスタッフやキャストがレッド・カーペット券を持っている観客に対しサインをしたり、マスコミに取材を受けたりしている外の生映像を眺めていた。
そのうち、スタッフ&キャストは、日本武道館の正面に「トロイ」の城壁を模して設営された門の前で、一言ずつ挨拶をし、会場入りした。
舞台挨拶は、人数が多かったせいか、またまた一言ずつであった。
こんなに盛大なイベントなのに、一言ずつしか喋らないとは驚きなのである。因みに通訳は戸田奈津子であり、お決まりのフォト・セッションでは司会を差し置き、スタッフ、キャスト、マスコミのカメラ・クルー等を掌握しコントロール下に置いていた。
紀元前12世紀。
エーゲ海における交易の中心地として繁栄を極める都市国家トロイ。
トロイが蓄えるその富は各国の標的となり、長年に渡って戦いが繰り返されていた。
しかし、ある時、トロイと敵対する強国スパルタの王メネラウス(ブレンダン・グリーソン)が和平を申し出た際、事もあろうかトロイの王子の弟パリス(オーランド・ブルーム)によってメネラウスの王妃ヘレン(ダイアン・クルーガー)が誘拐される事件が勃発する。
パリスとヘレンは一目会った瞬間互いに恋に落ち、もはやその熱情を抑えることは出来なくなっていたのだ。
しかし、王の権威を汚されたスパルタの指導者たちは、王妃を奪還するため無敵の戦士アキレス(ブラット・ピット)と千隻もの船団をトロイへ差し向けるのだった・・・・。
映画自体は、大変面白い娯楽作品に仕上がっている。
勿論、「ベン・ハー」や「十戒」、「スパルタカス」やなんかの往年の史劇ものと比較すると、残念ながら遜色する点があるが、ここしばらくの史劇系の作品の中ではスケールも大きく、大変面白い娯楽作品に仕上がっている。
とは言うものの、最近の史劇ものの作品では、リドリー・スコットの「グラディエーター」という傑作があるが、物語が波乱に満ち、見せ場のつるべ打ち、画面構成の巧みさ、キャストの豪華さ、重厚感という点で、「グラディエーター」に軍配が上がるのではないだろうか。
やはり本作「トロイ」は、年老いた世代の所謂スターが比較的少なく、重厚感にかけ、ともするとアイドル映画のような印象をも受けてしまう。
また、物語は大きなひとつのプロットに集約されてしまうため、史劇もののお約束の波乱に満ちたストーリー展開という訳にはいかない。
これは、最近話題の脚本家デヴィッド・ベニオフにしても大本のプロットの問題なので、仕方がないだろう。
そんななかでも、「トロイ」のプリアモス王を演じたピーター・オトゥールには感動ものである。「グラディエーター」のオリバー・リードやリチャード・ハリスには残念ながら及ばないが、素晴らしい存在感を感じる。
またスコアもピーター・オトゥールに対するオマージュか「アラビアのロレンス」を髣髴とさせるような旋律とアレンジが含まれたスコアがかかっていた。
キャストは、ブラット・ピットがいかにもというアキレス像を構築する一方、エリック・バナ(ヘクトル)やショーン・ビーン(オデュッセウス)が美味しいところを持っていってしまっている。
ブラット・ピットのギリシャ史劇に対する違和感が盛んに喧伝されていたが、そんなに気になる事はなかった。
ここ数年売り出し中のオーランド・ブルームは、「トロイ」のダメ王子プリスを良い意味で好演し、レゴラス役やウィル・ターナー役で集めたファンをもしかしたら逃してしまうかも知れないのだ。
女性陣は、オーランド・ブルーム(パリス)と恋に落ち、トロイ戦争のきっかけとなるダイアン・クルーガー(ヘレン)は勿論、アポロの神官で、アキレス役のブラット・ピットと絡むローズ・バーン(ブリシィス)が良かった。
「スパルタカス」におけるジーン・シモンズ的な印象を受けた。
ある意味、ローズ・バーンは、観客の視点・観点を代弁する役柄なのであり、置かれた環境にも屈せず、良識を持ちった孤高の役どころとなっている。
アクション・シークエンスは、冒頭のアキレスの戦いやアキレスとヘクトルの戦いが素晴らしかった。
勿論これは、「グラディエーター」と比較されると思うのだが、余裕のあるアキレスが抑えて軽く走るあたりが良かったし、冒頭の一撃も美しい。
しかし、群集による戦闘は特に新しいものを感じなかった。
やはり「指輪物語」以降、あまり驚かされる事がなくなってしまったのではないだろうか。
美術は、なんといっても、「トロイ」の城壁と作戦室(?)だろう。作戦室(?)中央の水盤(?)が美しい。
また帆船も良いのだが、やはり「ベン・ハー」のガレー船と比較するとちとさびしい感がある。
トロイの木馬は思ったより雑だったが、材料を帆船に求めるあたりはリアリティを感じた。
しかし帆船繋がりで、1000隻の帆船で押し寄せる映像はやりすぎの感を受ける。
結論は、映画を普段見ない人にはおすすめの1年に1本の大作映画かと思う。
年に数十本も数百本も映画を見ている人には、それほど勧める訳ではないが、すすめなくともおさえで観ておくべき作品だと思う。
また、これを機に往年の史劇ものを見直してみるのも楽しいと思うのだ。
今回の試写会は一般の試写会ではなく「ジャパン・プレミア」と言うこともあり、レッド・カーペットあり、舞台挨拶ありの近年まれに見る盛大なイベントであった。
勿論、叶野姉妹を始めとしたマスコミ試写会常連の皆さんや話題の皆さんも招待されていた。
気になるゲストであるが、スタッフは、監督のウォルフガング・ペーターゼンをはじめとして、製作のダイアナ・ラスバン、脚本のデヴィッド・ベニオフ等が登場した。
キャストは、ブラット・ピット(アキレス)をはじめとして、エリック・バナ(ヘクトル)、ダイアン・クルーガー(ヘレン)、ローズ・バーン(ブリシィス)と凄いメンバーである。
席は全席指定だったのだが、連れが早くから(13:00頃から、連れの連れは8:00から)並んでいた関係で、中央部の前から6〜7列目位、という舞台挨拶的には最適のポジションだった。
わたしたちは、「トロイ」のバスから出てきたスタッフやキャストがレッド・カーペットを歩くのを少し眺めた後、会場入りし、会場内のスクリーンに投影されているスタッフやキャストがレッド・カーペット券を持っている観客に対しサインをしたり、マスコミに取材を受けたりしている外の生映像を眺めていた。
そのうち、スタッフ&キャストは、日本武道館の正面に「トロイ」の城壁を模して設営された門の前で、一言ずつ挨拶をし、会場入りした。
舞台挨拶は、人数が多かったせいか、またまた一言ずつであった。
こんなに盛大なイベントなのに、一言ずつしか喋らないとは驚きなのである。因みに通訳は戸田奈津子であり、お決まりのフォト・セッションでは司会を差し置き、スタッフ、キャスト、マスコミのカメラ・クルー等を掌握しコントロール下に置いていた。
紀元前12世紀。
エーゲ海における交易の中心地として繁栄を極める都市国家トロイ。
トロイが蓄えるその富は各国の標的となり、長年に渡って戦いが繰り返されていた。
しかし、ある時、トロイと敵対する強国スパルタの王メネラウス(ブレンダン・グリーソン)が和平を申し出た際、事もあろうかトロイの王子の弟パリス(オーランド・ブルーム)によってメネラウスの王妃ヘレン(ダイアン・クルーガー)が誘拐される事件が勃発する。
パリスとヘレンは一目会った瞬間互いに恋に落ち、もはやその熱情を抑えることは出来なくなっていたのだ。
しかし、王の権威を汚されたスパルタの指導者たちは、王妃を奪還するため無敵の戦士アキレス(ブラット・ピット)と千隻もの船団をトロイへ差し向けるのだった・・・・。
映画自体は、大変面白い娯楽作品に仕上がっている。
勿論、「ベン・ハー」や「十戒」、「スパルタカス」やなんかの往年の史劇ものと比較すると、残念ながら遜色する点があるが、ここしばらくの史劇系の作品の中ではスケールも大きく、大変面白い娯楽作品に仕上がっている。
とは言うものの、最近の史劇ものの作品では、リドリー・スコットの「グラディエーター」という傑作があるが、物語が波乱に満ち、見せ場のつるべ打ち、画面構成の巧みさ、キャストの豪華さ、重厚感という点で、「グラディエーター」に軍配が上がるのではないだろうか。
やはり本作「トロイ」は、年老いた世代の所謂スターが比較的少なく、重厚感にかけ、ともするとアイドル映画のような印象をも受けてしまう。
また、物語は大きなひとつのプロットに集約されてしまうため、史劇もののお約束の波乱に満ちたストーリー展開という訳にはいかない。
これは、最近話題の脚本家デヴィッド・ベニオフにしても大本のプロットの問題なので、仕方がないだろう。
そんななかでも、「トロイ」のプリアモス王を演じたピーター・オトゥールには感動ものである。「グラディエーター」のオリバー・リードやリチャード・ハリスには残念ながら及ばないが、素晴らしい存在感を感じる。
またスコアもピーター・オトゥールに対するオマージュか「アラビアのロレンス」を髣髴とさせるような旋律とアレンジが含まれたスコアがかかっていた。
キャストは、ブラット・ピットがいかにもというアキレス像を構築する一方、エリック・バナ(ヘクトル)やショーン・ビーン(オデュッセウス)が美味しいところを持っていってしまっている。
ブラット・ピットのギリシャ史劇に対する違和感が盛んに喧伝されていたが、そんなに気になる事はなかった。
ここ数年売り出し中のオーランド・ブルームは、「トロイ」のダメ王子プリスを良い意味で好演し、レゴラス役やウィル・ターナー役で集めたファンをもしかしたら逃してしまうかも知れないのだ。
女性陣は、オーランド・ブルーム(パリス)と恋に落ち、トロイ戦争のきっかけとなるダイアン・クルーガー(ヘレン)は勿論、アポロの神官で、アキレス役のブラット・ピットと絡むローズ・バーン(ブリシィス)が良かった。
「スパルタカス」におけるジーン・シモンズ的な印象を受けた。
ある意味、ローズ・バーンは、観客の視点・観点を代弁する役柄なのであり、置かれた環境にも屈せず、良識を持ちった孤高の役どころとなっている。
アクション・シークエンスは、冒頭のアキレスの戦いやアキレスとヘクトルの戦いが素晴らしかった。
勿論これは、「グラディエーター」と比較されると思うのだが、余裕のあるアキレスが抑えて軽く走るあたりが良かったし、冒頭の一撃も美しい。
しかし、群集による戦闘は特に新しいものを感じなかった。
やはり「指輪物語」以降、あまり驚かされる事がなくなってしまったのではないだろうか。
美術は、なんといっても、「トロイ」の城壁と作戦室(?)だろう。作戦室(?)中央の水盤(?)が美しい。
また帆船も良いのだが、やはり「ベン・ハー」のガレー船と比較するとちとさびしい感がある。
トロイの木馬は思ったより雑だったが、材料を帆船に求めるあたりはリアリティを感じた。
しかし帆船繋がりで、1000隻の帆船で押し寄せる映像はやりすぎの感を受ける。
結論は、映画を普段見ない人にはおすすめの1年に1本の大作映画かと思う。
年に数十本も数百本も映画を見ている人には、それほど勧める訳ではないが、すすめなくともおさえで観ておくべき作品だと思う。
また、これを機に往年の史劇ものを見直してみるのも楽しいと思うのだ。
「CASSHERN」 その2
2004年5月16日 映画
さて、先日に引き続き「CASSHERN」のお話です。
監督の紀里谷和明のキャリアを前提として「CASSHERN」を考えてみた場合、「CASSHERN」との類似性が高いのは、プレイステーション2用ゲーム「鉄騎」のCFだろうと思われます。
双方の作品には、美術や色彩の方向性、画面に幾何学図形が表示され、登場人物が叫ぶ、という共通点があります。
勿論、音質周りの色彩が比較的豊かな部分は、宇多田ヒカルのPV作品との共通点を見ることが出来ます。
このあたりの演出手法に疑問を感じる点のひとつは、主人公同士の眼が合った際、目から火花(円形の図形)が出、画面中央付近でぶつかり画面周辺にその円形の図形が散る、というエフェクトが表面的に(二次元的に)挿入される。
同様に本編では、幾何学図形が表面的に表示される事が何度も出て来ている。
先日お話した「新世紀エヴァンゲリオン」との関係か、本作「CASSHERN」では、カバラの「生命の木」の円形の図形(セフィロト)らしきものが画面を飛びかう姿が観測できる。
しかし、その幾何学図形の演出意図が明確ではない、というか作品のスタンスと同化していないような違和感を感じるのである。
また色彩を押さえ、明度を調整し、ハレーション気味の映像を使用したり、画面の粒子を粗くしたりしているのだが、これも演出意図が明確ではない。
ビジュアル・コンセプトは模倣や他の作品からの影響は見え隠れするが、独自の世界観を構築しているだけに、不必要なエフェクトをかけることに残念な思いがする。
また、本作はアクション映画というカテゴリーに含まれる訳だが、そのアクションの殺陣が上手くない。
それを誤魔化すためか、アクションが見切れない程カメラは被写体により、また視認出来ないほどの細かいカットの羅列でアクション・シークエンスが展開するのである。
ジェット・リーを主演にした「キス・オブ・ザ・ドラゴン」では、アクションが出来る俳優を起用しながら、アクションが出来ない俳優を起用した場合のように、カメラは被写体に寄り、アクションが見切れない、という問題点があったが、本作はアクションが出来ない俳優を起用し、映像構成や編集で、アクションを誤魔化し誤魔化し見せているのである。
特にラスト近辺の「止め絵」を利用した「ショットガン撮影」風の映像にはガッカリしてしまう。
演出意図はともかく、この手法は自主制作レベルである。
ちょっと観点が違いますが、気になったのは、何度か出てくる回想を表現するカットであるが、これが直接的でわかり易す過ぎ、というか、観客の想像力を信頼していない、というか、行間の描写の必要性と効果を製作者が理解していない、というような印象を受けました。
意味があるなしは別として、映像から得られる情報量は本作「CASSHERN」では高めに設定されているのだが、こういった作品は、製作者サイドの編集作業中は、映像をコマ単位(24フレーム/秒)で確認することが出来る訳だが、実際劇場で本作を観た一般の観客達はコマ単位の映像を視認することは出来ないのである。
否定的な意見をつらつらと書いてきたが、勿論評価できる点もある。
劇場映画第一作とは言え、脚本に関する問題点はあるものの、きちんとライブ・アクションの演出が出来ている、という点です。
これはキャストが自らの与えられた役柄を頑張って演じている、という感もありますが、好意的に考えると監督がきちんと俳優を演出している、ということにもなります。
あとは脚本のラスト近辺の東博士(寺尾聰)と東鉄也(伊勢谷友介)の、東ミドリ(樋口可南子)と上月ルナ(麻生久美子)を挟んだ対話が良かった。
特に東博士(寺尾聰)のラストのセリフが素晴らしい。
またキャストとしては、なんと言っても、及川光博(内藤薫役)だろう。
というか、俳優は若手はともなく、概ね良い仕事をしていると思うのだ。
また、主人公東鉄也(伊勢谷友介)のキャラクターであるが、彼は「都合の悪い部分から逃げるキャラクター」として描かれている。
冒頭の戦場シーン、「僕は戻りたくない」という復活のシークエンス、「この町を救えるか」という問いかけに対する最終的な回答。
そしてこの東鉄也というキャラクターは、「何も出来ないヒーロー」として描かれている感もあります。
また、寺尾聰演じる東博士は、自らの関心事以外には関心を払わない、ステレオタイプ的な科学者として描かれています。
これがラストの名台詞を産んでいるのでしょうかね。
支離滅裂になってきましたね。
「鉄騎」
http://www3.capcom.co.jp/tekki/tk/index.html
「CASSHERN」その1
http://diarynote.jp/d/29346/20040514.html
監督の紀里谷和明のキャリアを前提として「CASSHERN」を考えてみた場合、「CASSHERN」との類似性が高いのは、プレイステーション2用ゲーム「鉄騎」のCFだろうと思われます。
双方の作品には、美術や色彩の方向性、画面に幾何学図形が表示され、登場人物が叫ぶ、という共通点があります。
勿論、音質周りの色彩が比較的豊かな部分は、宇多田ヒカルのPV作品との共通点を見ることが出来ます。
このあたりの演出手法に疑問を感じる点のひとつは、主人公同士の眼が合った際、目から火花(円形の図形)が出、画面中央付近でぶつかり画面周辺にその円形の図形が散る、というエフェクトが表面的に(二次元的に)挿入される。
同様に本編では、幾何学図形が表面的に表示される事が何度も出て来ている。
先日お話した「新世紀エヴァンゲリオン」との関係か、本作「CASSHERN」では、カバラの「生命の木」の円形の図形(セフィロト)らしきものが画面を飛びかう姿が観測できる。
しかし、その幾何学図形の演出意図が明確ではない、というか作品のスタンスと同化していないような違和感を感じるのである。
また色彩を押さえ、明度を調整し、ハレーション気味の映像を使用したり、画面の粒子を粗くしたりしているのだが、これも演出意図が明確ではない。
ビジュアル・コンセプトは模倣や他の作品からの影響は見え隠れするが、独自の世界観を構築しているだけに、不必要なエフェクトをかけることに残念な思いがする。
また、本作はアクション映画というカテゴリーに含まれる訳だが、そのアクションの殺陣が上手くない。
それを誤魔化すためか、アクションが見切れない程カメラは被写体により、また視認出来ないほどの細かいカットの羅列でアクション・シークエンスが展開するのである。
ジェット・リーを主演にした「キス・オブ・ザ・ドラゴン」では、アクションが出来る俳優を起用しながら、アクションが出来ない俳優を起用した場合のように、カメラは被写体に寄り、アクションが見切れない、という問題点があったが、本作はアクションが出来ない俳優を起用し、映像構成や編集で、アクションを誤魔化し誤魔化し見せているのである。
特にラスト近辺の「止め絵」を利用した「ショットガン撮影」風の映像にはガッカリしてしまう。
演出意図はともかく、この手法は自主制作レベルである。
ちょっと観点が違いますが、気になったのは、何度か出てくる回想を表現するカットであるが、これが直接的でわかり易す過ぎ、というか、観客の想像力を信頼していない、というか、行間の描写の必要性と効果を製作者が理解していない、というような印象を受けました。
意味があるなしは別として、映像から得られる情報量は本作「CASSHERN」では高めに設定されているのだが、こういった作品は、製作者サイドの編集作業中は、映像をコマ単位(24フレーム/秒)で確認することが出来る訳だが、実際劇場で本作を観た一般の観客達はコマ単位の映像を視認することは出来ないのである。
否定的な意見をつらつらと書いてきたが、勿論評価できる点もある。
劇場映画第一作とは言え、脚本に関する問題点はあるものの、きちんとライブ・アクションの演出が出来ている、という点です。
これはキャストが自らの与えられた役柄を頑張って演じている、という感もありますが、好意的に考えると監督がきちんと俳優を演出している、ということにもなります。
あとは脚本のラスト近辺の東博士(寺尾聰)と東鉄也(伊勢谷友介)の、東ミドリ(樋口可南子)と上月ルナ(麻生久美子)を挟んだ対話が良かった。
特に東博士(寺尾聰)のラストのセリフが素晴らしい。
またキャストとしては、なんと言っても、及川光博(内藤薫役)だろう。
というか、俳優は若手はともなく、概ね良い仕事をしていると思うのだ。
また、主人公東鉄也(伊勢谷友介)のキャラクターであるが、彼は「都合の悪い部分から逃げるキャラクター」として描かれている。
冒頭の戦場シーン、「僕は戻りたくない」という復活のシークエンス、「この町を救えるか」という問いかけに対する最終的な回答。
そしてこの東鉄也というキャラクターは、「何も出来ないヒーロー」として描かれている感もあります。
また、寺尾聰演じる東博士は、自らの関心事以外には関心を払わない、ステレオタイプ的な科学者として描かれています。
これがラストの名台詞を産んでいるのでしょうかね。
支離滅裂になってきましたね。
「鉄騎」
http://www3.capcom.co.jp/tekki/tk/index.html
「CASSHERN」その1
http://diarynote.jp/d/29346/20040514.html
「映画レビュー・インデックス(ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ)」
2004年5月15日 映画レビュー・インデックスナ
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス デジタルリマスター版」
http://diarynote.jp/d/29346/20041012.html
「茄子 アンダルシアの夏」
http://diarynote.jp/d/29346/20030730.html
ニ
「ニュースの天才」
http://diarynote.jp/d/29346/20040830.html
ヌ
ネ
「ネバーランド」
http://diarynote.jp/d/29346/20041206.html
ノ
「ノスタルジア」
http://diarynote.jp/d/29346/20030529.html
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス デジタルリマスター版」
http://diarynote.jp/d/29346/20041012.html
「茄子 アンダルシアの夏」
http://diarynote.jp/d/29346/20030730.html
ニ
「ニュースの天才」
http://diarynote.jp/d/29346/20040830.html
ヌ
ネ
「ネバーランド」
http://diarynote.jp/d/29346/20041206.html
ノ
「ノスタルジア」
http://diarynote.jp/d/29346/20030529.html
「CASSHERN」
2004年5月14日 映画
宇多田ヒカルの夫紀里谷和明の初監督作品「CASSHERN(キャシャーン)」を観た。
もしかすると、「宇多田ヒカルの夫」という枕詞が全てを語っているかも知れないと思っていたのだが、残念ながらその通りの作品であった。
いきなり余談だが、本作「CASSHERN」が置かれている状況を考えてみよう。
現在、アニメーション以外の日本映画を劇場で見ようとした場合、多くの人の選択肢は、「世界の中心で、愛をさけぶ」と「CASSHERN」の2本であろう。
あとは意表をついて第3の選択肢として「死に花」位だろうか。
ところで、各メディアの「CASSHERN」のプロモーションは、年に何十本も映画を観る映画ファンではなく、年に数本しか映画を観ない層に向かっているような気がするのである。
そして、メディアは「宇多田ヒカルの夫」と枕詞を付けて紀里谷和明を紹介し、日本のプロモーション・ビデオ界では紀里谷和明は屈指の才能の持ち主だとあおり、観客を呼んでいるきらいがあるのだ。
これは、日本映画界だけの問題ではないが、話題性に群がる利害が絡んだメディアが持つ悪い癖ではなかろうか。
事実、以前紹介した「犬と歩けば チロリとタムラ」のような良質な作品(説教臭いし、教育映画的だし、稚拙な部分もあるが)が半年以上の間、配給会社が決まらず、あわや「お蔵入り」というような状況に追いやられてしまう事実がある一方、「宇多田ヒカルの夫」という「話題性」だけで、スポンサーが続々と名乗りを上げ、大作映画が製作、公開され、メディアはこぞって作品とクリエイターの才能を誉めそやし、公開まで延長されてしまっているのだ。
そして、そんなメディアが劇場に呼んだ観客は、年に1本の日本映画として、言い換えるならば、日本映画の代表として「CASSHERN」を観る事になるのだ。
そんな観客は「CASSHERN」を観て一体どう感じるのだろう。
日本映画の新たな才能に希望を見出すのだろうか、それとも紀里谷和明にではなく日本映画に失望するのだろうか。
まあそんな環境の中で「CASSHERN」を観た訳です。
まず、第一印象としては、脚本がひどい、ということです。
映画で重要なのは、手法ではなく、語るべき物語だ、と言う事です。
ひどい部分は沢山あるのですが、わたしが個人的に最悪だと感じたのは、戦いの途中、主人公が自分は「CASSHERN」だ、と名乗る部分です。
物語上では、戦いの前に双方がそれぞれ名乗りをあげるのは、ある意味この映画のひとつの見せ場であり、観客は単純に「格好良いな」と思う部分だと思いますし、「格好良いな」と思わせるように演出されています。
しかし、この物語世界では、『昔「CASSHERN」という神が降臨し民を救った』という伝説がある訳です。
主人公はその伝説を聞いた上で、自分が「CASSHERN」であると名乗る(騙ると言ってもいいでしょう)のです。
自らの事を、最近たまたま生まれ変わったばかりなのに、救世主や神であると騙る、という神経を持った主人公を描写する脚本に驚愕というかあきれてしまいます。
一般的には、戦いが終わり、民衆が喜び、彼は「CASSHERN」だったんだ。と民衆が自然発生的に理解し、ベタですが「キャシャーン・コール」が巻き起こるところを主人公が去っていく的な描写の方が良いのではないでしょうか。
または、「悪魔め!お前のせいだ」とか言われて、民衆に追われるとか。
更に紀里谷和明は、自ら庵野秀明のファンだと自称し、「新世紀エヴァンゲリオン」が好きだと言うのは構わないとしても、「新造人間キャシャーン」を映画化していたら、「新世紀エヴァンゲリオン」が出来ちゃいました、みたいな脚本と描写にはあきれてしまいます。
あとは作品のテーマだとか、監督が言いたい事を、登場人物のセリフで直接的に表現しているのはどうでしょうか。
この脚本には観客が遊ぶべき「行間」も無いし、観客の想像する楽しみを与える婉曲な表現もありません。
あるのは、全て直接的な表現で語ってしまう、舞台劇の独白にも似た構成を持っている脚本なのです。
映像作家だとしたら、セリフではなく映像や描写で語って欲しい
と思うのだ。
つづく・・・・かも。
もしかすると、「宇多田ヒカルの夫」という枕詞が全てを語っているかも知れないと思っていたのだが、残念ながらその通りの作品であった。
いきなり余談だが、本作「CASSHERN」が置かれている状況を考えてみよう。
現在、アニメーション以外の日本映画を劇場で見ようとした場合、多くの人の選択肢は、「世界の中心で、愛をさけぶ」と「CASSHERN」の2本であろう。
あとは意表をついて第3の選択肢として「死に花」位だろうか。
ところで、各メディアの「CASSHERN」のプロモーションは、年に何十本も映画を観る映画ファンではなく、年に数本しか映画を観ない層に向かっているような気がするのである。
そして、メディアは「宇多田ヒカルの夫」と枕詞を付けて紀里谷和明を紹介し、日本のプロモーション・ビデオ界では紀里谷和明は屈指の才能の持ち主だとあおり、観客を呼んでいるきらいがあるのだ。
これは、日本映画界だけの問題ではないが、話題性に群がる利害が絡んだメディアが持つ悪い癖ではなかろうか。
事実、以前紹介した「犬と歩けば チロリとタムラ」のような良質な作品(説教臭いし、教育映画的だし、稚拙な部分もあるが)が半年以上の間、配給会社が決まらず、あわや「お蔵入り」というような状況に追いやられてしまう事実がある一方、「宇多田ヒカルの夫」という「話題性」だけで、スポンサーが続々と名乗りを上げ、大作映画が製作、公開され、メディアはこぞって作品とクリエイターの才能を誉めそやし、公開まで延長されてしまっているのだ。
そして、そんなメディアが劇場に呼んだ観客は、年に1本の日本映画として、言い換えるならば、日本映画の代表として「CASSHERN」を観る事になるのだ。
そんな観客は「CASSHERN」を観て一体どう感じるのだろう。
日本映画の新たな才能に希望を見出すのだろうか、それとも紀里谷和明にではなく日本映画に失望するのだろうか。
まあそんな環境の中で「CASSHERN」を観た訳です。
まず、第一印象としては、脚本がひどい、ということです。
映画で重要なのは、手法ではなく、語るべき物語だ、と言う事です。
ひどい部分は沢山あるのですが、わたしが個人的に最悪だと感じたのは、戦いの途中、主人公が自分は「CASSHERN」だ、と名乗る部分です。
物語上では、戦いの前に双方がそれぞれ名乗りをあげるのは、ある意味この映画のひとつの見せ場であり、観客は単純に「格好良いな」と思う部分だと思いますし、「格好良いな」と思わせるように演出されています。
しかし、この物語世界では、『昔「CASSHERN」という神が降臨し民を救った』という伝説がある訳です。
主人公はその伝説を聞いた上で、自分が「CASSHERN」であると名乗る(騙ると言ってもいいでしょう)のです。
自らの事を、最近たまたま生まれ変わったばかりなのに、救世主や神であると騙る、という神経を持った主人公を描写する脚本に驚愕というかあきれてしまいます。
一般的には、戦いが終わり、民衆が喜び、彼は「CASSHERN」だったんだ。と民衆が自然発生的に理解し、ベタですが「キャシャーン・コール」が巻き起こるところを主人公が去っていく的な描写の方が良いのではないでしょうか。
または、「悪魔め!お前のせいだ」とか言われて、民衆に追われるとか。
更に紀里谷和明は、自ら庵野秀明のファンだと自称し、「新世紀エヴァンゲリオン」が好きだと言うのは構わないとしても、「新造人間キャシャーン」を映画化していたら、「新世紀エヴァンゲリオン」が出来ちゃいました、みたいな脚本と描写にはあきれてしまいます。
あとは作品のテーマだとか、監督が言いたい事を、登場人物のセリフで直接的に表現しているのはどうでしょうか。
この脚本には観客が遊ぶべき「行間」も無いし、観客の想像する楽しみを与える婉曲な表現もありません。
あるのは、全て直接的な表現で語ってしまう、舞台劇の独白にも似た構成を持っている脚本なのです。
映像作家だとしたら、セリフではなく映像や描写で語って欲しい
と思うのだ。
つづく・・・・かも。
映画レビュー・インデックス(ハ・ヒ・フ)
2004年5月13日 映画レビュー・インデックスハ
「バイオハザードII アポカリプス」
http://diarynote.jp/d/29346/20040823.html
「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20031108.html
「ハウルの動く城」
http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
「爆裂都市」
http://diarynote.jp/d/29346/20041107.html
「パッチギ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20050113.html
「パニッシャー」
http://diarynote.jp/d/29346/20041103.html
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
http://diarynote.jp/d/29346/20040630.html
「ハルク」
http://diarynote.jp/d/29346/20030817.html
「バレエ・カンパニー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040712.html
「パンチドランク・ラブ」
http://diarynote.jp/d/29346/20031227.html
ヒ
「ビッグ・フィッシュ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040605.html
フ
「ファイナル・フライト・オブ・オシリス」
http://diarynote.jp/d/29346/20030522.html
「ファインディング・ニモ」
http://diarynote.jp/d/29346/20031211.html
「ファム・ファタール」
http://diarynote.jp/d/29346/20030830.html
「風雲 ストームライダーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030709.html
「フォーチュン・クッキー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040419.html
「フォーン・ブース」
http://diarynote.jp/d/29346/20031207.html
「フライト・オブ・フェニックス」
http://diarynote.jp/d/29346/20050310.html
「ブラインド・ホライズン」
http://diarynote.jp/d/29346/20041102.html
「ブラザーフッド」
http://diarynote.jp/d/29346/20040616.html
「バイオハザードII アポカリプス」
http://diarynote.jp/d/29346/20040823.html
「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20031108.html
「ハウルの動く城」
http://diarynote.jp/d/29346/20041117.html
「爆裂都市」
http://diarynote.jp/d/29346/20041107.html
「パッチギ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20050113.html
「パニッシャー」
http://diarynote.jp/d/29346/20041103.html
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
http://diarynote.jp/d/29346/20040630.html
「ハルク」
http://diarynote.jp/d/29346/20030817.html
「バレエ・カンパニー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040712.html
「パンチドランク・ラブ」
http://diarynote.jp/d/29346/20031227.html
ヒ
「ビッグ・フィッシュ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040605.html
フ
「ファイナル・フライト・オブ・オシリス」
http://diarynote.jp/d/29346/20030522.html
「ファインディング・ニモ」
http://diarynote.jp/d/29346/20031211.html
「ファム・ファタール」
http://diarynote.jp/d/29346/20030830.html
「風雲 ストームライダーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030709.html
「フォーチュン・クッキー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040419.html
「フォーン・ブース」
http://diarynote.jp/d/29346/20031207.html
「フライト・オブ・フェニックス」
http://diarynote.jp/d/29346/20050310.html
「ブラインド・ホライズン」
http://diarynote.jp/d/29346/20041102.html
「ブラザーフッド」
http://diarynote.jp/d/29346/20040616.html
「映画レビュー・インデックス(ヘ・ホ)」
2004年5月13日 映画レビュー・インデックスヘ
「ベルヴィル・ランデブー」
http://diarynote.jp/d/29346/20050214.html
「ヘルボーイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040922.html
ホ
「ボウリング・フォー・コロンバイン」
http://diarynote.jp/d/29346/20030905.html
「僕の彼女を紹介します」
http://diarynote.jp/d/29346/20041130.html
「ぼんち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040210.html
「ボーン・スプレマシー」
http://diarynote.jp/d/29346/20050119
「ボーン・トゥ・ファイト(原題)」
http://diarynote.jp/d/29346/20041022.html
「ベルヴィル・ランデブー」
http://diarynote.jp/d/29346/20050214.html
「ヘルボーイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040922.html
ホ
「ボウリング・フォー・コロンバイン」
http://diarynote.jp/d/29346/20030905.html
「僕の彼女を紹介します」
http://diarynote.jp/d/29346/20041130.html
「ぼんち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040210.html
「ボーン・スプレマシー」
http://diarynote.jp/d/29346/20050119
「ボーン・トゥ・ファイト(原題)」
http://diarynote.jp/d/29346/20041022.html