「アンチャーテッド/エル・ドラドの秘宝」
2007年12月9日 ゲーム
2007/12/06に発売になったPS3ソフト「アンチャーテッド/エル・ドラドの秘宝」をやっている。
太平洋のど真ん中に位置する未知の孤島。
伝説の冒険家フランシス・ドレイク卿の棺から、長い間隠され続けていたあるものが見つかった。
それは、400年前に滅亡したとされる黄金の都、エル・ドラドへの手がかりであった。
野心むき出しの若者、ネイト。
やり手の女性キャスター、エレナ。
そして、ネイトの相棒、サリバン。
彼らは伝説の財宝を求め、秘められた謎を追うが、やがて想像を絶する陰謀の渦と、危険な冒険のただ中へと巻き込まれていく・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
本作「アンチャーテッド/エル・ドラドの秘宝」の国内のキャッチコピーは『「PLAYする映画」の幕開けだ!』と言うものだが、本作は、正に映画のようなゲームであった。
映画のようなゲームと言うゲームは今までもいろいろあったと思うが、その多くは、プレイするゲームの部分(フレイ画面)とムービーの部分が乖離し、ただ単に、ムービーのクオリティの向上に腐心しているだけだったような気がする。
一方、本作「アンチャーテッド/エル・ドラドの秘宝」は、PS3の面目躍如と言うところか、プレイ画面とムービーがシームレスに、同様のクオリティで描写されており、プレイ画面とムービーが一体化している。
ゲームの設定は、多くの人は「インディ・ジョーンズ」シリーズを想像するのだろうと思うが、コンセプトとして近いのは、「インディ・ジョーンズ」シリーズというより、「サハラ/死の砂漠を脱出せよ」の「ダーク・ピット」シリーズのような印象を受ける。
ゲームの方向性としては、「プリンス・オブ・ペルシャ」の剣を銃に変えた感じ。または、「バイオハザード」のゾンビを悪い人間にした感じ。バズル的なアクションは「ゼルダの伝説」のような感じ。
と言う感じかも知れない。
特筆すべき点は、ライフゲージとマップがない、と言う点と、不親切とも言えるようなヒントの少なさである。
また、ゲーム画面には不必要な表示は一切ないのも特徴的である。
一般のゲームにある、メニュー画面もほとんどない。
画面からの、つまり一人称画面の情報と、音だけでゲームが進んでいくのだ。
これは非常に素晴らしい効果をあげている。
本作の製作者は『「ゲーム」で遊んでいるということを感じさせたくないんだよ』と語っている。
その通り、不必要な情報や、メニューやマップ、ライフゲージを廃することにより、プレイヤーのゲームへの没入を効果的に高めている。
本当に冒険をしているような気持ちになるし、本当に手に汗握るし、高いところでは下腹部が本当にモヤモヤしたりする。
そして、画面を良く見て、音を聞いて、何をすべきか、何が出来そうなのかを考えて行動する、と言うプロセスは、本来の意味でのロール・プレイング・ゲームのような印象すら受ける。
また、サウンドについては、5.1chに対応しているため、360度あらゆる方向から、銃撃が降り注ぎ、またキャラクターの足音が聞こえる。
で、興味深かったのは、実際に、近くで何かが爆発したりしたら、耳がよく聞こえなくなり、キーンと言う音が耳の中で鳴ると思うのだが、それがサウンドとしてデザインされているのだ。
キーンと言う音がゲームから聞こえてくるのだが、それはまるで本当に、近くで何かが爆発したようなのだ。
また、打楽器をフィーチャーしたスコアも無駄に豪華で楽しい。
ついでに、ゲームを進めていくと、ボーナス映像を見る事ができるようになるのだが、その中のゲームのメイキング映像を見ると、驚くべき事に(最早実は当たり前なのだが)、ゲームの製作現場は、最早映画の製作現場と同じ事が行われているのだ、という事を再確認した。
まあ、とにかく、PS3を持っていて、アクション・ゲーム好きには絶対にオススメできる素晴らしいゲームだと思う。
主人公のネイトとサリバンの漫才のような掛け合いからは、「ダーク・ピット」ファンにもオススメできるゲームかと思う。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
太平洋のど真ん中に位置する未知の孤島。
伝説の冒険家フランシス・ドレイク卿の棺から、長い間隠され続けていたあるものが見つかった。
それは、400年前に滅亡したとされる黄金の都、エル・ドラドへの手がかりであった。
野心むき出しの若者、ネイト。
やり手の女性キャスター、エレナ。
そして、ネイトの相棒、サリバン。
彼らは伝説の財宝を求め、秘められた謎を追うが、やがて想像を絶する陰謀の渦と、危険な冒険のただ中へと巻き込まれていく・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
本作「アンチャーテッド/エル・ドラドの秘宝」の国内のキャッチコピーは『「PLAYする映画」の幕開けだ!』と言うものだが、本作は、正に映画のようなゲームであった。
映画のようなゲームと言うゲームは今までもいろいろあったと思うが、その多くは、プレイするゲームの部分(フレイ画面)とムービーの部分が乖離し、ただ単に、ムービーのクオリティの向上に腐心しているだけだったような気がする。
一方、本作「アンチャーテッド/エル・ドラドの秘宝」は、PS3の面目躍如と言うところか、プレイ画面とムービーがシームレスに、同様のクオリティで描写されており、プレイ画面とムービーが一体化している。
ゲームの設定は、多くの人は「インディ・ジョーンズ」シリーズを想像するのだろうと思うが、コンセプトとして近いのは、「インディ・ジョーンズ」シリーズというより、「サハラ/死の砂漠を脱出せよ」の「ダーク・ピット」シリーズのような印象を受ける。
ゲームの方向性としては、「プリンス・オブ・ペルシャ」の剣を銃に変えた感じ。または、「バイオハザード」のゾンビを悪い人間にした感じ。バズル的なアクションは「ゼルダの伝説」のような感じ。
と言う感じかも知れない。
特筆すべき点は、ライフゲージとマップがない、と言う点と、不親切とも言えるようなヒントの少なさである。
また、ゲーム画面には不必要な表示は一切ないのも特徴的である。
一般のゲームにある、メニュー画面もほとんどない。
画面からの、つまり一人称画面の情報と、音だけでゲームが進んでいくのだ。
これは非常に素晴らしい効果をあげている。
本作の製作者は『「ゲーム」で遊んでいるということを感じさせたくないんだよ』と語っている。
その通り、不必要な情報や、メニューやマップ、ライフゲージを廃することにより、プレイヤーのゲームへの没入を効果的に高めている。
本当に冒険をしているような気持ちになるし、本当に手に汗握るし、高いところでは下腹部が本当にモヤモヤしたりする。
そして、画面を良く見て、音を聞いて、何をすべきか、何が出来そうなのかを考えて行動する、と言うプロセスは、本来の意味でのロール・プレイング・ゲームのような印象すら受ける。
また、サウンドについては、5.1chに対応しているため、360度あらゆる方向から、銃撃が降り注ぎ、またキャラクターの足音が聞こえる。
で、興味深かったのは、実際に、近くで何かが爆発したりしたら、耳がよく聞こえなくなり、キーンと言う音が耳の中で鳴ると思うのだが、それがサウンドとしてデザインされているのだ。
キーンと言う音がゲームから聞こえてくるのだが、それはまるで本当に、近くで何かが爆発したようなのだ。
また、打楽器をフィーチャーしたスコアも無駄に豪華で楽しい。
ついでに、ゲームを進めていくと、ボーナス映像を見る事ができるようになるのだが、その中のゲームのメイキング映像を見ると、驚くべき事に(最早実は当たり前なのだが)、ゲームの製作現場は、最早映画の製作現場と同じ事が行われているのだ、という事を再確認した。
まあ、とにかく、PS3を持っていて、アクション・ゲーム好きには絶対にオススメできる素晴らしいゲームだと思う。
主人公のネイトとサリバンの漫才のような掛け合いからは、「ダーク・ピット」ファンにもオススメできるゲームかと思う。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
コメント