2006年の目標!! 中間発表その11
2006年12月1日 映画さて、早速ですが2006年の目標の中間発表その11です。
今年も残すところわずか1ケ月となってしまいました。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#086「エレクション」有楽町朝日ホール 2006/11/19
#087「叫」有楽町朝日ホール 2006/11/19
#088「エレクション2」有楽町朝日ホール 2006/11/20
#089「007/カジノロワイヤル」新宿ミラノ1 2006/11/23
#090「殺しのはらわた(短編)」新宿ミラノ1 2006/11/25
#091「スキャナー・ダークリー」新宿ミラノ1 2006/11/25
#092「The Ringer(原題)」新宿ミラノ1 2006/11/25
#093「ディパーテッド」新宿ミラノ1 2006/11/26
2.DVD、CATV等
#168「ソウ2」HDD 2006/11/03
#169「蝴蝶 羽化する官能」DVD 2006/11/04
#170「真夜中の弥次さん喜多さん」HDD 2006/11/05
#171「Mr.インクレディブル」CATV 2006/11/05
#172「トニー滝谷」HDD 2006/11/07
#173「病院坂の首縊りの家」CATV 2006/11/10
#174「わんわん物語」HDD 2006/11/11
#175「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」HDD 2006/11/14
#176「吸血鬼ノスフェラトゥ」HDD 2006/11/15
#177「オペレッタ狸御殿」HDD 2006/11/21
#178「マルチュク青春通り」HDD 2006/11/23
#179「女王陛下の007」DVD 2006/11/23
#180「カサンドラ・クロス」DVD 2006/11/28
#181「ヤング・フランケンシュタイン」DVD 2006/11/29
#182「2001年宇宙の旅」DVD 2006/11/30
3.読書
#023「アフターダーク」村上春樹著 講談社文庫 2006/11/07
#024「ダーク・タワーVII −暗黒の塔(上)−」スティーヴン・キング著 風間賢二訳 新潮文庫 2006/11/19
映画は、劇場8本(累計93本)、DVD等15本(累計182本)で、計23本(累計275本)。
このままのペースで、年間300本(劇場101本)です。
読書は2冊(累計24冊)で、このままのペースでは、年間26冊です。
読書は全く厳しい状況です。
■映画(11月末日現在)
2006年 275本(劇場 93本)
2005年 286本(劇場121本)
2004年 307本(劇場122本)
2003年 288本(劇場 70本)
■読書(11月末日現在)
2006年 24冊
2005年 37冊
2004年 37冊
2003年 55冊
残り1ケ月です。
映画については、2003年以降、きちんと300本以上観ているので、おそらく映画300本は大丈夫だと思います。
但し、例年と比較すると劇場で観る本数が減少していますね。
読書は、例年減少しており、惨憺たる状況です。
非常によろしくない状況です。心を入れ替える方向で頑張ります。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php/29604
今年も残すところわずか1ケ月となってしまいました。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#086「エレクション」有楽町朝日ホール 2006/11/19
#087「叫」有楽町朝日ホール 2006/11/19
#088「エレクション2」有楽町朝日ホール 2006/11/20
#089「007/カジノロワイヤル」新宿ミラノ1 2006/11/23
#090「殺しのはらわた(短編)」新宿ミラノ1 2006/11/25
#091「スキャナー・ダークリー」新宿ミラノ1 2006/11/25
#092「The Ringer(原題)」新宿ミラノ1 2006/11/25
#093「ディパーテッド」新宿ミラノ1 2006/11/26
2.DVD、CATV等
#168「ソウ2」HDD 2006/11/03
#169「蝴蝶 羽化する官能」DVD 2006/11/04
#170「真夜中の弥次さん喜多さん」HDD 2006/11/05
#171「Mr.インクレディブル」CATV 2006/11/05
#172「トニー滝谷」HDD 2006/11/07
#173「病院坂の首縊りの家」CATV 2006/11/10
#174「わんわん物語」HDD 2006/11/11
#175「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」HDD 2006/11/14
#176「吸血鬼ノスフェラトゥ」HDD 2006/11/15
#177「オペレッタ狸御殿」HDD 2006/11/21
#178「マルチュク青春通り」HDD 2006/11/23
#179「女王陛下の007」DVD 2006/11/23
#180「カサンドラ・クロス」DVD 2006/11/28
#181「ヤング・フランケンシュタイン」DVD 2006/11/29
#182「2001年宇宙の旅」DVD 2006/11/30
3.読書
#023「アフターダーク」村上春樹著 講談社文庫 2006/11/07
#024「ダーク・タワーVII −暗黒の塔(上)−」スティーヴン・キング著 風間賢二訳 新潮文庫 2006/11/19
映画は、劇場8本(累計93本)、DVD等15本(累計182本)で、計23本(累計275本)。
このままのペースで、年間300本(劇場101本)です。
読書は2冊(累計24冊)で、このままのペースでは、年間26冊です。
読書は全く厳しい状況です。
■映画(11月末日現在)
2006年 275本(劇場 93本)
2005年 286本(劇場121本)
2004年 307本(劇場122本)
2003年 288本(劇場 70本)
■読書(11月末日現在)
2006年 24冊
2005年 37冊
2004年 37冊
2003年 55冊
残り1ケ月です。
映画については、2003年以降、きちんと300本以上観ているので、おそらく映画300本は大丈夫だと思います。
但し、例年と比較すると劇場で観る本数が減少していますね。
読書は、例年減少しており、惨憺たる状況です。
非常によろしくない状況です。心を入れ替える方向で頑張ります。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php/29604
週刊「映画レビュー・インデックス」2006/12/02
2006年12月2日 映画「映画レビュー・インデックス」2006/12/02号(通巻110号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
未レビュー
2006/11/25公開
「パプリカ」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
2006/10/28公開
「ただ、君を愛してる」
http://diarynote.jp/d/29346/20061005.html
「父親たちの星条旗」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
「トンマッコルへようこそ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060927.html
「虹の女神/Rainbow Song」
http://diarynote.jp/d/29346/20061112.html
2006/10/21公開
「百年恋歌」(「スリー・タイムズ(仮題)」)
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
2006/10/07公開
「マーダーボール」
未レビュー
■近日公開
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
未レビュー
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2006/11/25-26 興収ベストテン
1.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
2.「プラダを着た悪魔」(FOX)
3.「父親たちの星条旗」(ワーナー)
4.「手紙」(ギャガ)
5.「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(アスミック・エース)
6.「トゥモロー・ワールド」(東宝東和)
7.「ソウ3」(アスミック・エース)
8.「ありがとう」(東映)
9.「椿山課長の七日間」(松竹)
10.「7月24日通りのクリスマス」(東宝)
ロバート・アルトマン、石川賢、フィリップ・ノワレ、実相寺昭雄と訃報が続いている。
実相寺昭雄については「ユメ十夜」の2007年新春第二弾公開が決定しているだけに、つまり完全に現役だっただけに非常に残念でならない。
実相寺昭雄と言えば、メディアはどうしても「ウルトラマン」等の特撮ヒーローモノを代表作として紹介しがちだが、わたしが思うに、彼は日本国内の独特で一風変わった世界観で生きているような、ある意味異常な作家達の世界観を実写で表現しうる稀有な映像作家だったのではないか、と思えてならない。
例えば、荒俣宏の「帝都物語」(1988)とか、江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」(1994)、「D坂の殺人事件」(1997)、「乱歩地獄/(鏡地獄)」(2005)とか、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」(2005)、そして2007年公開予定の夏目漱石の「ユメ十夜」等である。
最早常人には形容しがたいような、凄まじい世界観の構築を得意とした映像作家だったと思う。
出てきた頃の林海象なんかとも近いと思うのだが、実相寺昭雄は完全にいっていたと思う。
また前述の「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」をはじめとした、所謂子供向けの作品の中でも、非常にシュールで斬新な画面構成や、強烈で狂気に満ちた演出を楽しむことが出来る。
最近「羽根ぱちんこ・ウルトラセブン」のCF(CM)でおなじみのモロボシ・ダンがメトロン星人とちゃぶ台を挟んで会話する「狙われた街/(「ウルトラセブン」)」を見るだけでも、実相寺昭雄の良い意味での異常さが垣間見えるのではないかと思える。この感覚は後年映像化している江戸川乱歩の世界観にも似ているのだと思う。
今後、もしかしたら、夏目漱石の作品の映像化にも関心を示すのではないか、と言う矢先の訃報は本当に残念である。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「007/カジノ・ロワイヤル」、「スキャナー・ダークリー」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
未レビュー
2006/11/25公開
「パプリカ」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
2006/10/28公開
「ただ、君を愛してる」
http://diarynote.jp/d/29346/20061005.html
「父親たちの星条旗」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
「トンマッコルへようこそ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060927.html
「虹の女神/Rainbow Song」
http://diarynote.jp/d/29346/20061112.html
2006/10/21公開
「百年恋歌」(「スリー・タイムズ(仮題)」)
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
2006/10/07公開
「マーダーボール」
未レビュー
■近日公開
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
未レビュー
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2006/11/25-26 興収ベストテン
1.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
2.「プラダを着た悪魔」(FOX)
3.「父親たちの星条旗」(ワーナー)
4.「手紙」(ギャガ)
5.「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(アスミック・エース)
6.「トゥモロー・ワールド」(東宝東和)
7.「ソウ3」(アスミック・エース)
8.「ありがとう」(東映)
9.「椿山課長の七日間」(松竹)
10.「7月24日通りのクリスマス」(東宝)
ロバート・アルトマン、石川賢、フィリップ・ノワレ、実相寺昭雄と訃報が続いている。
実相寺昭雄については「ユメ十夜」の2007年新春第二弾公開が決定しているだけに、つまり完全に現役だっただけに非常に残念でならない。
実相寺昭雄と言えば、メディアはどうしても「ウルトラマン」等の特撮ヒーローモノを代表作として紹介しがちだが、わたしが思うに、彼は日本国内の独特で一風変わった世界観で生きているような、ある意味異常な作家達の世界観を実写で表現しうる稀有な映像作家だったのではないか、と思えてならない。
例えば、荒俣宏の「帝都物語」(1988)とか、江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」(1994)、「D坂の殺人事件」(1997)、「乱歩地獄/(鏡地獄)」(2005)とか、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」(2005)、そして2007年公開予定の夏目漱石の「ユメ十夜」等である。
最早常人には形容しがたいような、凄まじい世界観の構築を得意とした映像作家だったと思う。
出てきた頃の林海象なんかとも近いと思うのだが、実相寺昭雄は完全にいっていたと思う。
また前述の「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」をはじめとした、所謂子供向けの作品の中でも、非常にシュールで斬新な画面構成や、強烈で狂気に満ちた演出を楽しむことが出来る。
最近「羽根ぱちんこ・ウルトラセブン」のCF(CM)でおなじみのモロボシ・ダンがメトロン星人とちゃぶ台を挟んで会話する「狙われた街/(「ウルトラセブン」)」を見るだけでも、実相寺昭雄の良い意味での異常さが垣間見えるのではないかと思える。この感覚は後年映像化している江戸川乱歩の世界観にも似ているのだと思う。
今後、もしかしたら、夏目漱石の作品の映像化にも関心を示すのではないか、と言う矢先の訃報は本当に残念である。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「007/カジノ・ロワイヤル」、「スキャナー・ダークリー」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その3
2006年12月4日 『Macをはじめよう。』 コメント (6)
ボクの夢、それは『いつかはMac』と言うこと。
http://diarynote.jp/d/29346/20061114.html
2007/12/04
と言う訳で、我が家にMacBookがやって来た。
先ず驚いたのは、MacBookの梱包であった。
おそらくのところMacユーザーにとっては最早当たり前のことかも知れないが、パッケージを開けるだけでわくわくしてしまうような梱包が楽しい。
特に発泡スチロールの無駄な造形が、レトロフューチャーな感じでなんともキュート。
1960年代から思い描いた21世紀のような感じと言うか、キュートでヒップでポップでサイケデリックな印象を受けた。
この無駄なデザインという点に、好感をおぼえる。
例えば、今回の梱包財(発砲スチロール)等の工業デザインの根本には機能美があると思うのだが、その機能美ではなく、美術的なデザインとしての美しさを感じさせる梱包財に驚かされる。
だからどうだ、と言われると困るのだが、ユーザーを楽しませよう、と言うポリシーが感じられる、という事である。
そして、パッケージを開けたわたしをこんな文言が迎えてくれた。
おめでとうございます。
このMacBookはあなたに出逢うために
作られたのです。
可愛いこと言ってくれるじゃねーの。
このMacBookがアメリカ合衆国イリノイ州アーバナで製造されたかどうかは知らないが、−と言うか確実に違うと思う−、なんとも感動的な言葉ではなかろうか。
で、次に驚いたのは、電源アダプタ(MagSafe電源アダプタ)。
なんと、磁石で電源アダプタのコネクタが本体にくっついてしまった。ついでに、コネクタの上下が関係ない幸三にもなっている。
磁石で、電源アダプタが本体にくっつく、と言うことは、ある程度の力では外れないが、ちよっと力を入れると簡単に外れてしまう、と言う非常に優れた機能を持っているのだ。
ついでに手探りでも作業が出来るしね。
例えば、電源ケーブルにつまずいて転んでしまうとか、ケーブルにつまずいてパソコンを吹っ飛ばしてしまうとか、そんなことが起きない構造になっているのだ。
発想としてはたいしたことではないのだが、いざやるとしても、なかなか出来そうで出来ないことだと思った。
しかも効果的である。
ところで、今回のMacBookモニターには、「MacBook」本体と「AirMacExpress」、「.Mac」、「ProCare」がついて来るのだが、とりあえず、ネットに繋ごうとしたわたしは、更に驚いた。
と言うのも、ネットワークの設定が強烈に簡単だったのだ。
と言うか、何にもしなくても、インターネットに接続されてしまった。と言うような感じである。
わたしの自宅では、これで複数の無線LANが走っていることになってしまった。
一方、ちょっと困った点は、日本語入力のための「変換」がよくわからない点。
Windowsのキーボードには、一般的に「変換キー」と「無変換キー」があるのだが、Macのキーボードにはそんなキーは無いようである。
漢字「変換」は、「カーソルキー」の上下で選択するのかな。
と思った。
あと、「ローマ字入力」と「かな入力」の変更の仕方がよくわからない点も困った。
まあ、「ローマ字入力」も出来るから良いのだが、わたしは基本的に「かな入力」を使用している。
何故かというと、「ローマ字入力」より「かな入力」の方が早いから。
例えば「こんにちは」と入力するような場合、「ローマ字入力」の場合は、11回キータッチしなければならないのだが、「かな入力」の場合は、わずか5回のキータッチで済むのだ。
限られた時間の中では、「かな入力」は非常に効率的だ、と言わざるを得ない。
今日はココまで。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その4 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20061128.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
http://diarynote.jp/d/29346/20061114.html
2007/12/04
と言う訳で、我が家にMacBookがやって来た。
先ず驚いたのは、MacBookの梱包であった。
おそらくのところMacユーザーにとっては最早当たり前のことかも知れないが、パッケージを開けるだけでわくわくしてしまうような梱包が楽しい。
特に発泡スチロールの無駄な造形が、レトロフューチャーな感じでなんともキュート。
1960年代から思い描いた21世紀のような感じと言うか、キュートでヒップでポップでサイケデリックな印象を受けた。
この無駄なデザインという点に、好感をおぼえる。
例えば、今回の梱包財(発砲スチロール)等の工業デザインの根本には機能美があると思うのだが、その機能美ではなく、美術的なデザインとしての美しさを感じさせる梱包財に驚かされる。
だからどうだ、と言われると困るのだが、ユーザーを楽しませよう、と言うポリシーが感じられる、という事である。
そして、パッケージを開けたわたしをこんな文言が迎えてくれた。
おめでとうございます。
このMacBookはあなたに出逢うために
作られたのです。
可愛いこと言ってくれるじゃねーの。
このMacBookがアメリカ合衆国イリノイ州アーバナで製造されたかどうかは知らないが、−と言うか確実に違うと思う−、なんとも感動的な言葉ではなかろうか。
で、次に驚いたのは、電源アダプタ(MagSafe電源アダプタ)。
なんと、磁石で電源アダプタのコネクタが本体にくっついてしまった。ついでに、コネクタの上下が関係ない幸三にもなっている。
磁石で、電源アダプタが本体にくっつく、と言うことは、ある程度の力では外れないが、ちよっと力を入れると簡単に外れてしまう、と言う非常に優れた機能を持っているのだ。
ついでに手探りでも作業が出来るしね。
例えば、電源ケーブルにつまずいて転んでしまうとか、ケーブルにつまずいてパソコンを吹っ飛ばしてしまうとか、そんなことが起きない構造になっているのだ。
発想としてはたいしたことではないのだが、いざやるとしても、なかなか出来そうで出来ないことだと思った。
しかも効果的である。
ところで、今回のMacBookモニターには、「MacBook」本体と「AirMacExpress」、「.Mac」、「ProCare」がついて来るのだが、とりあえず、ネットに繋ごうとしたわたしは、更に驚いた。
と言うのも、ネットワークの設定が強烈に簡単だったのだ。
と言うか、何にもしなくても、インターネットに接続されてしまった。と言うような感じである。
わたしの自宅では、これで複数の無線LANが走っていることになってしまった。
一方、ちょっと困った点は、日本語入力のための「変換」がよくわからない点。
Windowsのキーボードには、一般的に「変換キー」と「無変換キー」があるのだが、Macのキーボードにはそんなキーは無いようである。
漢字「変換」は、「カーソルキー」の上下で選択するのかな。
と思った。
あと、「ローマ字入力」と「かな入力」の変更の仕方がよくわからない点も困った。
まあ、「ローマ字入力」も出来るから良いのだが、わたしは基本的に「かな入力」を使用している。
何故かというと、「ローマ字入力」より「かな入力」の方が早いから。
例えば「こんにちは」と入力するような場合、「ローマ字入力」の場合は、11回キータッチしなければならないのだが、「かな入力」の場合は、わずか5回のキータッチで済むのだ。
限られた時間の中では、「かな入力」は非常に効率的だ、と言わざるを得ない。
今日はココまで。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その4 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20061128.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その4
2006年12月5日 『Macをはじめよう。』いきなりで恐縮だが、わたしは中学生時代にデモテープの制作をはじめた。
当初はダブルカセットのミキシング機能を利用した、所謂ピンポンと言う手法によるものだった。
それは、テープを再生しながら、そのテープの音に合わせて楽器を演奏し、その両方の音をもう一つのテープで録音する。そしてそれを何度も何度も繰り返す、と言う手法である。
その後、カセットテープを利用した4chアナログMTR(マルチ・トラック・レコーダー)によるデモテープに進化し、その後のパソコンを使用したDTM(デスクトップ・ミュージック)時代では、MIDI(ミディ、Musical Instrument Digital Interface)から、HDR(ハードディスク・レコーディング)までいろいろやっている。
また、大学時代には、8mmフィルムで自主制作映画をやりはじめ、現在では、パソコンを利用したDV環境でのノンリニア編集による映像作品の制作も行っている。
そのノンリニア編集による映像作品の制作環境は、Windows+AdobePremiereである。
で、今回のMacBookモニターに応募した最大の理由は、Mac+FinalCutProによる映像作品の制作を行いたい、というものだった。
そんなわたしなのだが、MacBookを使用しはじめて最初に行ったクリエイティブなことは、音楽でも映像でもなく、iPhotoを利用したiPhotoブックの制作だった。
と、言うのも、先般行われた「MacBookモニタープログラム」のオリエンテーションにおけるiPhotoブックのデモに、大きな関心を持ったためである。
そのオリエンテーションの際には、実際にアップルコンピュータ社で制作されたiPhotoブックを見たのだが、そのクオリティは「洋書の写真集」レベルだと感じた。
例は微妙なのだが、TASCHEN(タッシェン)から出版されている写真集や画集のようなクオリティだと思ったのだ。
気の迷いかも知れないが、実際のiPhotoブックの用紙の匂いもTASCHENの書籍っぽかったような気がした。
クオリティは言わば、出版レベルに達しているような4色オールカラーの書籍をオンデマンドで簡単に、そして安価に作成することが出来る訳だ。
そこで今回は、知り合いの結婚式の写真が300枚以上あったので、その写真を利用してiPhotoブックを制作することにした。
まぁその背景にはいろいろあるのだが、その辺の話は一気に割愛する。
さて、制作過程だが、基本的には、件(くだん)の300枚以上の写真の中からわたしのコンセプトに合致する写真を40枚程度選択し、ブックのテーマやデザインを選択、細かいレイアウトやキャプションを考え、トータル20ページの写真集の原稿を、2時間程度の時間をかけて作成した。
もちろん、あまり凝らなければ2秒で終了なのだが・・・・。
で、apple idを取得、1-clickを設定、その他もろもろで、iPhotoブックを発注した。
総費用は4,620円。
これが高いと思うか安いと思うかは価値観により様々だと思うが、どこかのクレジットカードのCF(CM)ではないが、プライスレスな価値がある、とわたしには思える。
もちろん、現状のWindows環境でも同様のことは出来るのだが、当然ながら、編集ソフトを探したり、安価な業者を探したり、と言う手間が発生するのだ。
アップルコンピュータ社は、これをビジネスモデルとして捉えているのか、Macユーザーに対するサービスとして捉えているのかわからないが、−おそらくそんなに儲かるような価格設定ではないので、ユーザーに対するサービスだとわたしは解釈する−、わたしは好感を覚えた。
で、このiPhotoブックについては、基本的に「写真集」のようなものを作成する、と言うコンセプトなのだが、例えば絵とテキストを手書きで書いた画像をjpegか何かにしたら、当然「絵本」のようなものを簡単に、しかも安価に制作することが出来るのだ。
アイディア次第では、大化けするサービスだと思った。
難点としては、制作したブックにMacのロゴが必ず入ってしまう、と言う点。
そして、ページ毎の編集の自由度が、それほど高くない、と言う点。
また写真の編集の画面に元に戻す機能、がなかった点。※
一旦増やしたページを減らせない点。※
があげられる。
(※ もしかしたらわたしが見つけられなかっただけかもしれないが・・・・)
あと、マニュアルもヘルプも一切読まずに制作したため、本来はソフトカバーの比較的安価な形態のブックを購入しようと思っていたのだが、気が付いたら、ハードカバーのブックを注文してしまっていた。
発注から7〜10営業日で納品されるらしいのだが、とにかく納品が非常に楽しみである。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その5 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20061218.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20061128.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その3
http://diarynote.jp/d/29346/20061204.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
当初はダブルカセットのミキシング機能を利用した、所謂ピンポンと言う手法によるものだった。
それは、テープを再生しながら、そのテープの音に合わせて楽器を演奏し、その両方の音をもう一つのテープで録音する。そしてそれを何度も何度も繰り返す、と言う手法である。
その後、カセットテープを利用した4chアナログMTR(マルチ・トラック・レコーダー)によるデモテープに進化し、その後のパソコンを使用したDTM(デスクトップ・ミュージック)時代では、MIDI(ミディ、Musical Instrument Digital Interface)から、HDR(ハードディスク・レコーディング)までいろいろやっている。
また、大学時代には、8mmフィルムで自主制作映画をやりはじめ、現在では、パソコンを利用したDV環境でのノンリニア編集による映像作品の制作も行っている。
そのノンリニア編集による映像作品の制作環境は、Windows+AdobePremiereである。
で、今回のMacBookモニターに応募した最大の理由は、Mac+FinalCutProによる映像作品の制作を行いたい、というものだった。
そんなわたしなのだが、MacBookを使用しはじめて最初に行ったクリエイティブなことは、音楽でも映像でもなく、iPhotoを利用したiPhotoブックの制作だった。
と、言うのも、先般行われた「MacBookモニタープログラム」のオリエンテーションにおけるiPhotoブックのデモに、大きな関心を持ったためである。
そのオリエンテーションの際には、実際にアップルコンピュータ社で制作されたiPhotoブックを見たのだが、そのクオリティは「洋書の写真集」レベルだと感じた。
例は微妙なのだが、TASCHEN(タッシェン)から出版されている写真集や画集のようなクオリティだと思ったのだ。
気の迷いかも知れないが、実際のiPhotoブックの用紙の匂いもTASCHENの書籍っぽかったような気がした。
クオリティは言わば、出版レベルに達しているような4色オールカラーの書籍をオンデマンドで簡単に、そして安価に作成することが出来る訳だ。
そこで今回は、知り合いの結婚式の写真が300枚以上あったので、その写真を利用してiPhotoブックを制作することにした。
まぁその背景にはいろいろあるのだが、その辺の話は一気に割愛する。
さて、制作過程だが、基本的には、件(くだん)の300枚以上の写真の中からわたしのコンセプトに合致する写真を40枚程度選択し、ブックのテーマやデザインを選択、細かいレイアウトやキャプションを考え、トータル20ページの写真集の原稿を、2時間程度の時間をかけて作成した。
もちろん、あまり凝らなければ2秒で終了なのだが・・・・。
で、apple idを取得、1-clickを設定、その他もろもろで、iPhotoブックを発注した。
総費用は4,620円。
これが高いと思うか安いと思うかは価値観により様々だと思うが、どこかのクレジットカードのCF(CM)ではないが、プライスレスな価値がある、とわたしには思える。
もちろん、現状のWindows環境でも同様のことは出来るのだが、当然ながら、編集ソフトを探したり、安価な業者を探したり、と言う手間が発生するのだ。
アップルコンピュータ社は、これをビジネスモデルとして捉えているのか、Macユーザーに対するサービスとして捉えているのかわからないが、−おそらくそんなに儲かるような価格設定ではないので、ユーザーに対するサービスだとわたしは解釈する−、わたしは好感を覚えた。
で、このiPhotoブックについては、基本的に「写真集」のようなものを作成する、と言うコンセプトなのだが、例えば絵とテキストを手書きで書いた画像をjpegか何かにしたら、当然「絵本」のようなものを簡単に、しかも安価に制作することが出来るのだ。
アイディア次第では、大化けするサービスだと思った。
難点としては、制作したブックにMacのロゴが必ず入ってしまう、と言う点。
そして、ページ毎の編集の自由度が、それほど高くない、と言う点。
また写真の編集の画面に元に戻す機能、がなかった点。※
一旦増やしたページを減らせない点。※
があげられる。
(※ もしかしたらわたしが見つけられなかっただけかもしれないが・・・・)
あと、マニュアルもヘルプも一切読まずに制作したため、本来はソフトカバーの比較的安価な形態のブックを購入しようと思っていたのだが、気が付いたら、ハードカバーのブックを注文してしまっていた。
発注から7〜10営業日で納品されるらしいのだが、とにかく納品が非常に楽しみである。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その5 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20061218.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20061128.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その3
http://diarynote.jp/d/29346/20061204.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
オンボードカメラをめぐる冒険
2006年12月6日 エッセイ/コラムわたしは以前から自転車にビデオカメラを搭載し、周りの様子を撮影したいと思っている。
ところで、以前肋骨を折った際(http://diarynote.jp/d/29346/20060112.html)にお話したように、スキーをしながらのわたしのビデオ撮影スキルは、自分で言うのもなんだが、ステディカムもびっくりの安定した映像を切り取ることができる、と自負している。
何しろ、スキー中は手が空いているのだから。
しかし、自転車に乗っている最中はそうは行かない。
カメラを持つべき手がふさがっているのだ。
もちろん、平坦な路面であれば別に手放しで撮影をしながら自転車に乗ることは出来るのだが、わたしが乗っている自転車はMTB(マウンテンバイク)と言うヤツで、基本的に山を走ることになる。
登山道やハイキングコースを走っていると思っていただければわかりやすいと思う。
そんな登山道やなんかを手放しで走ることは、残念ながらわたしには出来ない。
となると、ビデオカメラをどこかに付けて撮影する必要があるのだ。
わたしたちは、様々な撮影手法を試している。
カメラが破壊されてしまうリスクを考えないとすれば、自転車に直にカメラを付けるのが理想的なのだと思う。
と考えた場合、DV、HDD、DVD、メモリーカード等のビデオカメラが販売されているのだが、MTBの強烈な振動を考慮した場合、駆動系メカが使われているビデオカメラは必然的にリスクが高いと思われる。
わたしが持っているビデオカメラでMTBのオンボードカメラとして比較的上手くいっているのは、HDDとSDカードが使えるビデオカメラ、Victor Everio(GZ-MC100)である。
画質が悪いのが難点だが、HDDを外して、SDカードで撮影すれば、比較的理想的な撮影が可能になってくる。
ところで、ここ10年ほどの話だが、盗撮問題のためか、外部ライン接続等の小型ビデオカメラ(CCDカメラ等)は一般の電器店等ではなかなか販売されていないのが実情である。
以前はSONYからも、民生用の外部ライン接続の小型CCDビデオカメラが商品化されていたのだが、現在はなかなかお目にかかる事は出来ない。
が、実はもっと素敵なカメラが出ているのだ。
SUV-Cam マイクロビデオカメラシステム
http://www.elmo.co.jp/suv-cam/product/index.html
これは凄そうである。
なにしろ小型カメラと小型録画装置が一体となった商品なのだ。
基本的に問題は無いと思われるが、唯一の問題としては、撮影コマ数が、最高25コマ/1秒で、他のビデオカメラで撮影した映像と編集した場合、スピードが変わってしまうのだ。
その点を除けば、自転車用のオンボードカメラとしては、理想的なカメラではないか、と思える。
どうです?
誰か買って見ませんか?
88,900円からです。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
ところで、以前肋骨を折った際(http://diarynote.jp/d/29346/20060112.html)にお話したように、スキーをしながらのわたしのビデオ撮影スキルは、自分で言うのもなんだが、ステディカムもびっくりの安定した映像を切り取ることができる、と自負している。
何しろ、スキー中は手が空いているのだから。
しかし、自転車に乗っている最中はそうは行かない。
カメラを持つべき手がふさがっているのだ。
もちろん、平坦な路面であれば別に手放しで撮影をしながら自転車に乗ることは出来るのだが、わたしが乗っている自転車はMTB(マウンテンバイク)と言うヤツで、基本的に山を走ることになる。
登山道やハイキングコースを走っていると思っていただければわかりやすいと思う。
そんな登山道やなんかを手放しで走ることは、残念ながらわたしには出来ない。
となると、ビデオカメラをどこかに付けて撮影する必要があるのだ。
わたしたちは、様々な撮影手法を試している。
カメラが破壊されてしまうリスクを考えないとすれば、自転車に直にカメラを付けるのが理想的なのだと思う。
と考えた場合、DV、HDD、DVD、メモリーカード等のビデオカメラが販売されているのだが、MTBの強烈な振動を考慮した場合、駆動系メカが使われているビデオカメラは必然的にリスクが高いと思われる。
わたしが持っているビデオカメラでMTBのオンボードカメラとして比較的上手くいっているのは、HDDとSDカードが使えるビデオカメラ、Victor Everio(GZ-MC100)である。
画質が悪いのが難点だが、HDDを外して、SDカードで撮影すれば、比較的理想的な撮影が可能になってくる。
ところで、ここ10年ほどの話だが、盗撮問題のためか、外部ライン接続等の小型ビデオカメラ(CCDカメラ等)は一般の電器店等ではなかなか販売されていないのが実情である。
以前はSONYからも、民生用の外部ライン接続の小型CCDビデオカメラが商品化されていたのだが、現在はなかなかお目にかかる事は出来ない。
が、実はもっと素敵なカメラが出ているのだ。
SUV-Cam マイクロビデオカメラシステム
http://www.elmo.co.jp/suv-cam/product/index.html
これは凄そうである。
なにしろ小型カメラと小型録画装置が一体となった商品なのだ。
基本的に問題は無いと思われるが、唯一の問題としては、撮影コマ数が、最高25コマ/1秒で、他のビデオカメラで撮影した映像と編集した場合、スピードが変わってしまうのだ。
その点を除けば、自転車用のオンボードカメラとしては、理想的なカメラではないか、と思える。
どうです?
誰か買って見ませんか?
88,900円からです。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
「ハチミツとクローバー」
2006年12月8日 映画
2006/12/07 東京池袋「新文芸座」で「ハチミツとクローバー」を観た。
手先は器用だが、人間関係は全く不器用な純朴青年・竹本(櫻井翔)。
クールで優しい真山(加瀬亮)。
そして天才的な才能を持ち、突然いなくなってはふらりと帰ってくる奇人・森田(伊勢谷友介)。
彼らは浜美大に籍を置き、貧乏だが楽しい学生生活を送っている。
ある日、花本先生(境雅人)の親戚のはぐみ(蒼井優)が入学してきた。
可憐な容姿に似合わずダイナミックな絵を描くはぐにひとめぼれをする竹本。
そして、久し振りに学校に帰ってきた森田も一発で恋に落ちる。
一方、真山はバイト先の建築デザイナー理花(西田尚美)に思いを寄せている。
亡き夫(田辺誠一)の影を追う理花への思いを止められない真山を見つめるのは、山田あゆみ(関めぐみ)。
勝気な山田もまた、報われない切ない思いを胸に秘めていた。
交差する5人の片思いだったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:高田雅博
原作:羽海野チカ(集英社/月刊「YOUNG YOU」連載中)
脚本:河原雅彦・高田雅博
出演:櫻井翔(竹本祐太)、伊勢谷友介(森田忍)、蒼井優(花本はぐみ)、加瀬亮(真山巧)、関めぐみ(山田あゆみ)、堺雅人(花本修司)、西田尚美(原田理花)、堀部圭亮(藤原ルイジ)、宮崎吐夢(藤原マリオ)、銀粉蝶(幸田先生)、中村獅童(修復士)、田辺誠一(原田)
先ずは、本作「ハチミツトクローバー」は非常に面白かった。
何だか知らないが、非常にノスタルジックで、憧憬と羨望に溢れ、そして大切な何かがまだ残っているファンタジックな作品だとわたしは思った。
若い世代(ローティーン)にも、その上の世代(30〜40歳台)にも受け入れられる作品ではないか、と思えた。
もちろん本作は、大学生の恋愛模様を描いているのだが、その恋愛描写については、どう考えても大学生には思えず、誰が見てもせいぜい中学生レベルの恋愛だと思うのだが、そんなところにリアリティがあるとかないとか、別にそんなことはどーでも良いのだ。
本作「ハチミツとクローバー」は、美大と言う異世界での恋の物語を真っ当に描いた作品なのだ。
その描き方はやりたい事をやっている大学生の、一本筋が通っていながらも無軌道な青春を散文的ではありながら、情感たっぷりに描いている。
ところで、わたしは本作の原作を読んだこともないし、テレビ・アニメも1回だけ、−しかも最終回を−、たまたま見かけただけである。
つまり原作ファンでもなんでもないただの映画ファンとして観ても、本作は非常に魅力的な作品に思えたし、登場するキャラクターもそれぞれ魅力的に思えた。
先ずは、蒼井優(花本はぐみ)がすばらしかった。
セリフがあまりないキャラクターなのだが、絵を描いているだけで、画になっていた。
絵を描く映画と言えば「美しき諍い女」(1991)を思い出すが、あれと比較しても絵を描くシークエンスは大変面白く描かれている。
絵を描く姿は感動的ですらある。
はぐが音楽を聴きながら絵を描く、と言うか音楽を絵にトランスレイトする、と言う設定は非常に良いと思った。
本当かどうか知らないが、ロックをガンガンにヘッドホンで聴きながら演出をするといわれているデヴィッド・リンチを思い出した。
また、伊勢谷友介(森田忍)だが、相変わらず何言っているのかわからないのだが、本作では良い印象を受けた。
自己中の天才肌のキャラクターはいけるのではないかと思った。
あとは、堺雅人(花本修司)が良かった。
物語の中に登場する大人の中で、一番子どもに近いキャラクターを見事に演じている。
演出は順当で、編集は例えばはぐの制作風景と森田の制作風景のカットをつなぐシークエンスでは別に大したことをやっているわけではないのだが、感動してしまう。
また美術大と言う特異な世界が物語をリアリティから乖離させ、ファンタジックな方向へ持っていくことに成功しているような印象を受けた。
で興味深いのは、登場人物の専攻がバラバラであると言う点である。
油絵、建築、木彫、陶芸等々・・・・バラバラでいながらコミュニケーションが取られている点は、どうかと言われればリアリティの欠如だと思えてしまうが、美大の持つお祭り騒ぎ的な方向性を加味していけば、概ねOKというところだろうか。
ところで、わたしは大学時代に、映画ばっかり撮っていたりしていたのだが、やっていたことは本作とは違って美術ではないのだが、わたしたちの大学時代はなんだか本作と非常に近いことをやっていたような気がした。
大学時代にもどりたいと思った。
で、もっと真面目に映画を撮っていれば良かったと思った。
機会があれば、是非観ていただきたいと思う。
ところで、テレビアニメには、ハチミツとクローバーのサンドイッチが出てきたのだけど、原作のマンガには出てくるのかな。
映画には関係なかったようだけど・・・・。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
手先は器用だが、人間関係は全く不器用な純朴青年・竹本(櫻井翔)。
クールで優しい真山(加瀬亮)。
そして天才的な才能を持ち、突然いなくなってはふらりと帰ってくる奇人・森田(伊勢谷友介)。
彼らは浜美大に籍を置き、貧乏だが楽しい学生生活を送っている。
ある日、花本先生(境雅人)の親戚のはぐみ(蒼井優)が入学してきた。
可憐な容姿に似合わずダイナミックな絵を描くはぐにひとめぼれをする竹本。
そして、久し振りに学校に帰ってきた森田も一発で恋に落ちる。
一方、真山はバイト先の建築デザイナー理花(西田尚美)に思いを寄せている。
亡き夫(田辺誠一)の影を追う理花への思いを止められない真山を見つめるのは、山田あゆみ(関めぐみ)。
勝気な山田もまた、報われない切ない思いを胸に秘めていた。
交差する5人の片思いだったが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:高田雅博
原作:羽海野チカ(集英社/月刊「YOUNG YOU」連載中)
脚本:河原雅彦・高田雅博
出演:櫻井翔(竹本祐太)、伊勢谷友介(森田忍)、蒼井優(花本はぐみ)、加瀬亮(真山巧)、関めぐみ(山田あゆみ)、堺雅人(花本修司)、西田尚美(原田理花)、堀部圭亮(藤原ルイジ)、宮崎吐夢(藤原マリオ)、銀粉蝶(幸田先生)、中村獅童(修復士)、田辺誠一(原田)
先ずは、本作「ハチミツトクローバー」は非常に面白かった。
何だか知らないが、非常にノスタルジックで、憧憬と羨望に溢れ、そして大切な何かがまだ残っているファンタジックな作品だとわたしは思った。
若い世代(ローティーン)にも、その上の世代(30〜40歳台)にも受け入れられる作品ではないか、と思えた。
もちろん本作は、大学生の恋愛模様を描いているのだが、その恋愛描写については、どう考えても大学生には思えず、誰が見てもせいぜい中学生レベルの恋愛だと思うのだが、そんなところにリアリティがあるとかないとか、別にそんなことはどーでも良いのだ。
本作「ハチミツとクローバー」は、美大と言う異世界での恋の物語を真っ当に描いた作品なのだ。
その描き方はやりたい事をやっている大学生の、一本筋が通っていながらも無軌道な青春を散文的ではありながら、情感たっぷりに描いている。
ところで、わたしは本作の原作を読んだこともないし、テレビ・アニメも1回だけ、−しかも最終回を−、たまたま見かけただけである。
つまり原作ファンでもなんでもないただの映画ファンとして観ても、本作は非常に魅力的な作品に思えたし、登場するキャラクターもそれぞれ魅力的に思えた。
先ずは、蒼井優(花本はぐみ)がすばらしかった。
セリフがあまりないキャラクターなのだが、絵を描いているだけで、画になっていた。
絵を描く映画と言えば「美しき諍い女」(1991)を思い出すが、あれと比較しても絵を描くシークエンスは大変面白く描かれている。
絵を描く姿は感動的ですらある。
はぐが音楽を聴きながら絵を描く、と言うか音楽を絵にトランスレイトする、と言う設定は非常に良いと思った。
本当かどうか知らないが、ロックをガンガンにヘッドホンで聴きながら演出をするといわれているデヴィッド・リンチを思い出した。
また、伊勢谷友介(森田忍)だが、相変わらず何言っているのかわからないのだが、本作では良い印象を受けた。
自己中の天才肌のキャラクターはいけるのではないかと思った。
あとは、堺雅人(花本修司)が良かった。
物語の中に登場する大人の中で、一番子どもに近いキャラクターを見事に演じている。
演出は順当で、編集は例えばはぐの制作風景と森田の制作風景のカットをつなぐシークエンスでは別に大したことをやっているわけではないのだが、感動してしまう。
また美術大と言う特異な世界が物語をリアリティから乖離させ、ファンタジックな方向へ持っていくことに成功しているような印象を受けた。
で興味深いのは、登場人物の専攻がバラバラであると言う点である。
油絵、建築、木彫、陶芸等々・・・・バラバラでいながらコミュニケーションが取られている点は、どうかと言われればリアリティの欠如だと思えてしまうが、美大の持つお祭り騒ぎ的な方向性を加味していけば、概ねOKというところだろうか。
ところで、わたしは大学時代に、映画ばっかり撮っていたりしていたのだが、やっていたことは本作とは違って美術ではないのだが、わたしたちの大学時代はなんだか本作と非常に近いことをやっていたような気がした。
大学時代にもどりたいと思った。
で、もっと真面目に映画を撮っていれば良かったと思った。
機会があれば、是非観ていただきたいと思う。
ところで、テレビアニメには、ハチミツとクローバーのサンドイッチが出てきたのだけど、原作のマンガには出てくるのかな。
映画には関係なかったようだけど・・・・。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
週刊「映画レビュー・インデックス」2006/12/09
2006年12月9日 週刊「映画レビュー・インデックス」
「映画レビュー・インデックス」2006/12/09号(通巻111号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
http://diarynote.jp/d/29346/20061212.html
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
http://diarynote.jp/d/29346/20061213.html
2006/11/25公開
「パプリカ」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
2006/10/28公開
「ただ、君を愛してる」
http://diarynote.jp/d/29346/20061005.html
「父親たちの星条旗」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
「トンマッコルへようこそ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060927.html
「虹の女神/Rainbow Song」
http://diarynote.jp/d/29346/20061112.html
2006/10/21公開
「百年恋歌」(「スリー・タイムズ(仮題)」)
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
2006/10/07公開
「マーダーボール」
未レビュー
■近日公開
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2006/12/2-03 興収ベストテン
1.「武士の一分」(松竹)
2.「007/カジノ・ロワイヤル」(ソニー)
3.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
4.「プラダを着た悪魔」(FOX)
5.「父親たちの星条旗」(ワーナー)
6.「手紙」(ギャガ)
7.「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(アスミック・エース)
8.「ありがとう」(東映)
6.「手紙」(ギャガ)
7.「ソウ3」(アスミック・エース)
8.「ありがとう」(東映)
9.「ソウ3」(アスミック・エース)
10.「トゥモロー・ワールド」(東宝東和)
2006/12/09 東京新宿「ロフト/プラス・ワン」で行われた「スタートレック40周年非公式トークライブ」に行ってきた。
司会:岸川靖 ゲスト:大塚明夫、矢島正明、大川透、ヴォイジャー佐藤
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「007/カジノ・ロワイヤル」、「スキャナー・ダークリー」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
http://diarynote.jp/d/29346/20061212.html
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
http://diarynote.jp/d/29346/20061213.html
2006/11/25公開
「パプリカ」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
2006/10/28公開
「ただ、君を愛してる」
http://diarynote.jp/d/29346/20061005.html
「父親たちの星条旗」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
「トンマッコルへようこそ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060927.html
「虹の女神/Rainbow Song」
http://diarynote.jp/d/29346/20061112.html
2006/10/21公開
「百年恋歌」(「スリー・タイムズ(仮題)」)
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
2006/10/07公開
「マーダーボール」
未レビュー
■近日公開
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2006/12/2-03 興収ベストテン
1.「武士の一分」(松竹)
2.「007/カジノ・ロワイヤル」(ソニー)
3.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
4.「プラダを着た悪魔」(FOX)
5.「父親たちの星条旗」(ワーナー)
6.「手紙」(ギャガ)
7.「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(アスミック・エース)
8.「ありがとう」(東映)
6.「手紙」(ギャガ)
7.「ソウ3」(アスミック・エース)
8.「ありがとう」(東映)
9.「ソウ3」(アスミック・エース)
10.「トゥモロー・ワールド」(東宝東和)
2006/12/09 東京新宿「ロフト/プラス・ワン」で行われた「スタートレック40周年非公式トークライブ」に行ってきた。
司会:岸川靖 ゲスト:大塚明夫、矢島正明、大川透、ヴォイジャー佐藤
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「007/カジノ・ロワイヤル」、「スキャナー・ダークリー」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
「スキャナー・ダークリー」
2006年12月12日 映画
2006/11/25 東京新宿「新宿ミラノ1」で開催されていた「東京国際シネシティフェスティバル2006」の企画「映画における表現の自由を考える夕べ」において「スキャナー・ダークリー」を観た。
カリフォルニア州オレンジ郡郊外。
近未来。
アメリカの終わることのない不毛な麻薬戦争は、テロへの戦いと似た様相を帯びてきた。覆面麻薬捜査官のボブ・アークター(キアヌ・リーヴス)は、「物質D」と呼ばれる強力なドラッグの供給源を探るため、自らジャンキーとなり潜入捜査を行っていた。
そんな中、ジャンキーとしてのボブが密告され、自分と友人のジム・バリス(ロバート・ダウニーJr.)、エリン・ルックマン(ウディ・ハレルソン)、ドナ・ホーソーン(ウィノナ・ライダー)そしてチャールズ・フレック(ロリー・コクレイン)の捜査を余儀なくされるが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
原作:フィリップ・K・ディック 「暗闇のスキャナー」(東京創元社刊)
アニメーション:ボブ・サビストン
出演:キアヌ・リーヴス(ボブ・アークター)、ロバート・ダウニー・Jr(ジム・バリス)、ウディ・ハレルソン(アーニー・ラックマン)、ウィノナ・ライダー(ドナ・ホーソーン)、ロリー・コクレイン(チャールズ・フレック)
本作「スキャナー・ダークリー」は、フィリップ・K・ディック の「暗闇のスキャナー」をリチャード・リンクレイターが「ウェイキング・ライフ」(2001)で試みたデジタル・ペインティング手法を用いて映像化した作品。
この手法は、実際に俳優が演じた映像データを基に、アニメーターがデジタル・ペインティングを行い、見た目の感覚はアニメーション作品のようなものでありながら、実際は実写感もある、と言う摩訶不思議な印象を受ける。
このため非現実的な描写も、全体的な世界観が擬似アニメーションのように見えるため、物理的に不可能な動向についても非常にリアリティ溢れる印象を観客に与えることに成功している。
とは言うものの、その感覚は既に「ウェイキング・ライフ」で体験済みなので、その斬新な手法に対する驚きはそれほど感じられないのだが、その手法は「ウェイキング・ライフ」と比較して本作の方が題材と手法がマッチしているような印象を受けた。
物語は、誰にも、−上司にさえ−、顔と名前が知られていない潜入捜査官の潜入捜査により、強力なドラッグ「物質D」の供給源に迫る物語なのだが、実は物語の方向性と異なる、鮮烈な感動がラストに隠されていた。
わたしは、本作「スキャナー・ダークリー」の終映後、と言うかラストのセリフ(モノローグ)を聴いた瞬間、鳥肌が立つほどの強烈な感動がわたしに向かって押し寄せてくるのを感じた。
しかし、何故あれほど感動したのかがよくわからなかった。
が、あれから2週間、わたしは「スキャナー・ダークリー」が、一体何だったのか、についてふと気が付いてしまった。
つまり、「スキャナー・ダークリー(暗闇のスキャナー)」は、PKディックにとっての「アルジャーノンに花束を」だったのだ。
ところで、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」と言う小説は、ご承知の通り、文学史に燦然と輝く強力な涙腺破壊兵器とも言える小説である。
そして、PKディックの自伝的な、そしてメロウなハードボイルド小説でもある「暗闇のスキャナー」は、正に「アルジャーノンに花束を」のラストのセリフ(モノローグ)に対する明確なアンサーとなっている、−ようにわたしには思えてならない−、のだ。
とは言うものの、公開直後の作品である本作「スキャナー・ダークリー」のラストに触れる訳には行かないので明確な事をお話できないが、「スキャナー・ダークリー」を観る前に、「アルジャーノンに花束を」を読んでおくと、非常に興味深い体験が出来る、とわたしは確信している。
余談だが、コチラで、PKディックの「暗闇のスキャナー」の山形浩生訳が読める。
http://cruel.org/books/scanner/scanner.pdf
あとがき(作者付記)が強烈に感動的である。
とにかく、本作「スキャナー・ダークリー」は、是非、劇場で観て欲しい傑作であり、見方を変えると強烈な感動作として観客を打ちのめす作品とも言えるのだ。
文学ファンにもオススメなのだ。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
カリフォルニア州オレンジ郡郊外。
近未来。
アメリカの終わることのない不毛な麻薬戦争は、テロへの戦いと似た様相を帯びてきた。覆面麻薬捜査官のボブ・アークター(キアヌ・リーヴス)は、「物質D」と呼ばれる強力なドラッグの供給源を探るため、自らジャンキーとなり潜入捜査を行っていた。
そんな中、ジャンキーとしてのボブが密告され、自分と友人のジム・バリス(ロバート・ダウニーJr.)、エリン・ルックマン(ウディ・ハレルソン)、ドナ・ホーソーン(ウィノナ・ライダー)そしてチャールズ・フレック(ロリー・コクレイン)の捜査を余儀なくされるが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
原作:フィリップ・K・ディック 「暗闇のスキャナー」(東京創元社刊)
アニメーション:ボブ・サビストン
出演:キアヌ・リーヴス(ボブ・アークター)、ロバート・ダウニー・Jr(ジム・バリス)、ウディ・ハレルソン(アーニー・ラックマン)、ウィノナ・ライダー(ドナ・ホーソーン)、ロリー・コクレイン(チャールズ・フレック)
本作「スキャナー・ダークリー」は、フィリップ・K・ディック の「暗闇のスキャナー」をリチャード・リンクレイターが「ウェイキング・ライフ」(2001)で試みたデジタル・ペインティング手法を用いて映像化した作品。
この手法は、実際に俳優が演じた映像データを基に、アニメーターがデジタル・ペインティングを行い、見た目の感覚はアニメーション作品のようなものでありながら、実際は実写感もある、と言う摩訶不思議な印象を受ける。
このため非現実的な描写も、全体的な世界観が擬似アニメーションのように見えるため、物理的に不可能な動向についても非常にリアリティ溢れる印象を観客に与えることに成功している。
とは言うものの、その感覚は既に「ウェイキング・ライフ」で体験済みなので、その斬新な手法に対する驚きはそれほど感じられないのだが、その手法は「ウェイキング・ライフ」と比較して本作の方が題材と手法がマッチしているような印象を受けた。
物語は、誰にも、−上司にさえ−、顔と名前が知られていない潜入捜査官の潜入捜査により、強力なドラッグ「物質D」の供給源に迫る物語なのだが、実は物語の方向性と異なる、鮮烈な感動がラストに隠されていた。
わたしは、本作「スキャナー・ダークリー」の終映後、と言うかラストのセリフ(モノローグ)を聴いた瞬間、鳥肌が立つほどの強烈な感動がわたしに向かって押し寄せてくるのを感じた。
しかし、何故あれほど感動したのかがよくわからなかった。
が、あれから2週間、わたしは「スキャナー・ダークリー」が、一体何だったのか、についてふと気が付いてしまった。
つまり、「スキャナー・ダークリー(暗闇のスキャナー)」は、PKディックにとっての「アルジャーノンに花束を」だったのだ。
ところで、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」と言う小説は、ご承知の通り、文学史に燦然と輝く強力な涙腺破壊兵器とも言える小説である。
そして、PKディックの自伝的な、そしてメロウなハードボイルド小説でもある「暗闇のスキャナー」は、正に「アルジャーノンに花束を」のラストのセリフ(モノローグ)に対する明確なアンサーとなっている、−ようにわたしには思えてならない−、のだ。
とは言うものの、公開直後の作品である本作「スキャナー・ダークリー」のラストに触れる訳には行かないので明確な事をお話できないが、「スキャナー・ダークリー」を観る前に、「アルジャーノンに花束を」を読んでおくと、非常に興味深い体験が出来る、とわたしは確信している。
余談だが、コチラで、PKディックの「暗闇のスキャナー」の山形浩生訳が読める。
http://cruel.org/books/scanner/scanner.pdf
あとがき(作者付記)が強烈に感動的である。
とにかく、本作「スキャナー・ダークリー」は、是非、劇場で観て欲しい傑作であり、見方を変えると強烈な感動作として観客を打ちのめす作品とも言えるのだ。
文学ファンにもオススメなのだ。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
「007/カジノ・ロワイヤル」
2006年12月13日 映画
2006/11/23 東京新宿「新宿ミラノ1」で開催されていた「東京国際シネシティフェスティバル2006」のオープニング作品「007/カジノ・ロワイヤル」を観た。
殺しのライセンス“00(ダブル・オー)”を取得するため、昇格最後の条件である2件の殺害を実行したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は見事ダブル・オーの称号を得る。
そして最初の任務は、世界中のテロリストを資金面で支える男、ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の資金を絶つことだったが・・・・。
監督:マーティン・キャンベル
原作:イアン・フレミング 「007/カジノ・ロワイヤル」(東京創元社刊)
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)、エヴァ・グリーン(ヴェスパー・リンド)、マッツ・ミケルセン(ル・シッフル)、ジュディ・デンチ(M)、ジェフリー・ライト(フェリックス・レイター)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(マティス)、サイモン・アブカリアン(アレックス・ディミトリオス)、カテリーナ・ムリーノ(ソランジュ)、イワナ・ミルセヴィッチ(ヴァレンカ)、セバスチャン・フォーカン(モロカ)、イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト)、クラウディオ・サンタマリア(カルロス)、イザック・ド・バンコレ(スティーヴン・オバーノ)
正直、非常に面白かった。
近年稀に見るすばらしい「007」ムービーだったと思う。
所謂スパイ映画には大きく2種類あって、ひとつは従来の(特にロジャー・ムーア時代の)「007」ムービーのように荒唐無稽でリアリティに乏しい娯楽作品。
もうひとつは、最近では「ナイロビの蜂」(2005/原作:ジョン・ル・カレ)や「スパイ・ゲーム」(2001)に代表されるような地味で骨太のポリティカル・サスペンスのような系統である。
わたしは基本的に後者の系統が好きなのだが、アクション好きでもあるので、前者の荒唐無稽なスパイ・アクション映画もよく見ている。
今回の「007」は、後者と前者の中間に位置する、と言うか、「007」ムービーが、荒唐無稽なリアリティが欠如した、いわばファンタジーとも言えるスパイ・アクションからの脱却をはかり、本来の意味でのスパイ映画を目指したのではないか、と思えてならない。
さて、本作「007/カジノ・ロワイヤル」についてだが、先ずは冒頭のモノクロームのシークエンスに驚かされる。
なんだよ、今度の「007」はオープニング・アクションなしかよ!
この冒頭のモノクロのシークエンスは、予告編でもおなじみであった。
ガッカリするのも束の間、オープニング・クレジットは、従来の「007」ムービーの定番のタイトル・デザインのテイストを感じさせながらも、奥行きのある空間的広がりを持たせた、また非常に綺麗なクレジットが楽しめる。
「ハートの7」のカードが銃撃され、「007」になるところには爆笑させていただいた。
またスート(ハートとかクラブだとかのトランプのマークのこと)から構成されているキャラクターの動きが非常にリアルな点にも関心を覚えた。(スート1枚を多角形として、キャラクターがポリゴンで処理されているように見える。)
で、建設現場、クレーン上のアクションである。
おそらく従来の「007」だったら、ここの建設現場のアクションをオープニング・アクションに持ってきたのではないか、と思った。
事実、わたしも、なんでこのアクションがオープニング・アクションじゃないのよ!
と思ったものである。
爆弾男の身体能力の高さが、若干気になるが、アクション・シークエンスとしては非常に楽しめる。
ただ、アクションの中には、どう考えてもタイのアクション映画に対する目配せだろ、と思えるアクションがあったのが興味深かった。
また、前編に貫かれるように、今回のボンド(ダニエル・クレイグ)は、従来のボンドと一味違い、痛がるし、血は出るし、失敗する、と言うコンセプトがここで顔を出している。
等身大の、リアリティ溢れるキャラクターの造形に感動すらしてしまう。
またヴェスパー(エヴァ・グリーン)との最初のシークエンスでは、ウィットに富んだ、と言うか非常にシニカルとも言えるセリフの応酬が楽しい。
つづく・・・・
一時保存です。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
殺しのライセンス“00(ダブル・オー)”を取得するため、昇格最後の条件である2件の殺害を実行したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は見事ダブル・オーの称号を得る。
そして最初の任務は、世界中のテロリストを資金面で支える男、ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の資金を絶つことだったが・・・・。
監督:マーティン・キャンベル
原作:イアン・フレミング 「007/カジノ・ロワイヤル」(東京創元社刊)
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)、エヴァ・グリーン(ヴェスパー・リンド)、マッツ・ミケルセン(ル・シッフル)、ジュディ・デンチ(M)、ジェフリー・ライト(フェリックス・レイター)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(マティス)、サイモン・アブカリアン(アレックス・ディミトリオス)、カテリーナ・ムリーノ(ソランジュ)、イワナ・ミルセヴィッチ(ヴァレンカ)、セバスチャン・フォーカン(モロカ)、イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト)、クラウディオ・サンタマリア(カルロス)、イザック・ド・バンコレ(スティーヴン・オバーノ)
正直、非常に面白かった。
近年稀に見るすばらしい「007」ムービーだったと思う。
所謂スパイ映画には大きく2種類あって、ひとつは従来の(特にロジャー・ムーア時代の)「007」ムービーのように荒唐無稽でリアリティに乏しい娯楽作品。
もうひとつは、最近では「ナイロビの蜂」(2005/原作:ジョン・ル・カレ)や「スパイ・ゲーム」(2001)に代表されるような地味で骨太のポリティカル・サスペンスのような系統である。
わたしは基本的に後者の系統が好きなのだが、アクション好きでもあるので、前者の荒唐無稽なスパイ・アクション映画もよく見ている。
今回の「007」は、後者と前者の中間に位置する、と言うか、「007」ムービーが、荒唐無稽なリアリティが欠如した、いわばファンタジーとも言えるスパイ・アクションからの脱却をはかり、本来の意味でのスパイ映画を目指したのではないか、と思えてならない。
さて、本作「007/カジノ・ロワイヤル」についてだが、先ずは冒頭のモノクロームのシークエンスに驚かされる。
なんだよ、今度の「007」はオープニング・アクションなしかよ!
この冒頭のモノクロのシークエンスは、予告編でもおなじみであった。
ガッカリするのも束の間、オープニング・クレジットは、従来の「007」ムービーの定番のタイトル・デザインのテイストを感じさせながらも、奥行きのある空間的広がりを持たせた、また非常に綺麗なクレジットが楽しめる。
「ハートの7」のカードが銃撃され、「007」になるところには爆笑させていただいた。
またスート(ハートとかクラブだとかのトランプのマークのこと)から構成されているキャラクターの動きが非常にリアルな点にも関心を覚えた。(スート1枚を多角形として、キャラクターがポリゴンで処理されているように見える。)
で、建設現場、クレーン上のアクションである。
おそらく従来の「007」だったら、ここの建設現場のアクションをオープニング・アクションに持ってきたのではないか、と思った。
事実、わたしも、なんでこのアクションがオープニング・アクションじゃないのよ!
と思ったものである。
爆弾男の身体能力の高さが、若干気になるが、アクション・シークエンスとしては非常に楽しめる。
ただ、アクションの中には、どう考えてもタイのアクション映画に対する目配せだろ、と思えるアクションがあったのが興味深かった。
また、前編に貫かれるように、今回のボンド(ダニエル・クレイグ)は、従来のボンドと一味違い、痛がるし、血は出るし、失敗する、と言うコンセプトがここで顔を出している。
等身大の、リアリティ溢れるキャラクターの造形に感動すらしてしまう。
またヴェスパー(エヴァ・グリーン)との最初のシークエンスでは、ウィットに富んだ、と言うか非常にシニカルとも言えるセリフの応酬が楽しい。
つづく・・・・
一時保存です。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
「people ready business./マイクロソフト」
2006年12月15日 CF(CM)/PV
今朝乗ったJR山手線はマイクロソフトのアド・トレイン(広告貸切列車)だった。
アド・トレイン内の全ての中吊り広告は現在のマイクロソフト社のコーポレイトブランドである「社員力を経営力に。 people ready business. 探し物は、社員の中にあります。」の広告で占められ、ドア上の液晶ディスプレイでは「people ready business」のキャンペーンCF(CM)が、永遠に流れ続けていた。
現在放映中のCF(CM)は、「宣言編」、「オレンジ畑編」、「自動車編」、「ファッション編」、「銀行編」の5本で、どれもすばらしいCF(CM)に仕上がっているのだが、特に「宣言編」が感動的である。
こんなこと(「宣言編」)が実際に起きたとしたら、経営者冥利に尽きるというものだろう。
特に会議室に経営者が入るシークエンスのラストの2カットがすばらしい。
1カット目の中央の女性の表情と、2カット目の男性の表情が最高である。
また「銀行編」では驚いたことに、設定にしろ音楽にしろ「未来世紀ブラジル」(1985)のパロディと言うかオマージュになっているのがなんとも興味深い。
「未来世紀ブラジル」は管理社会へのアンチテーゼとなっており、本来ならばマイクロソフト社のコンセプトと異なっているのではないか、と思えるのだが、それをシニカルととるのか、広告代理店のプレゼンを聞いたマイクロソフト社の担当が「未来世紀ブラジル」を知らなかったのか・・・・。
そんなことを考えると、これまた楽しい。
また「自動車編」ではラストのおじさんの笑顔が最高である。
ついでに、一連のCF(CM)の音楽が非常に興味深い。
全5曲は一見、全て異なった曲のように聞こえるのだが、実は同じ曲だったりする。
とってもトリッキーなのだ。
「社員力を経営力に。
people ready business.
探し物は、社員の中にあります。」のCF(CM)のページhttp://www.microsoft.com/japan/mscorp/campaign/tvcf.mspx
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
アド・トレイン内の全ての中吊り広告は現在のマイクロソフト社のコーポレイトブランドである「社員力を経営力に。 people ready business. 探し物は、社員の中にあります。」の広告で占められ、ドア上の液晶ディスプレイでは「people ready business」のキャンペーンCF(CM)が、永遠に流れ続けていた。
現在放映中のCF(CM)は、「宣言編」、「オレンジ畑編」、「自動車編」、「ファッション編」、「銀行編」の5本で、どれもすばらしいCF(CM)に仕上がっているのだが、特に「宣言編」が感動的である。
こんなこと(「宣言編」)が実際に起きたとしたら、経営者冥利に尽きるというものだろう。
特に会議室に経営者が入るシークエンスのラストの2カットがすばらしい。
1カット目の中央の女性の表情と、2カット目の男性の表情が最高である。
また「銀行編」では驚いたことに、設定にしろ音楽にしろ「未来世紀ブラジル」(1985)のパロディと言うかオマージュになっているのがなんとも興味深い。
「未来世紀ブラジル」は管理社会へのアンチテーゼとなっており、本来ならばマイクロソフト社のコンセプトと異なっているのではないか、と思えるのだが、それをシニカルととるのか、広告代理店のプレゼンを聞いたマイクロソフト社の担当が「未来世紀ブラジル」を知らなかったのか・・・・。
そんなことを考えると、これまた楽しい。
また「自動車編」ではラストのおじさんの笑顔が最高である。
ついでに、一連のCF(CM)の音楽が非常に興味深い。
全5曲は一見、全て異なった曲のように聞こえるのだが、実は同じ曲だったりする。
とってもトリッキーなのだ。
「社員力を経営力に。
people ready business.
探し物は、社員の中にあります。」のCF(CM)のページhttp://www.microsoft.com/japan/mscorp/campaign/tvcf.mspx
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
週刊「映画レビュー・インデックス」2006/12/16
2006年12月16日 週刊「映画レビュー・インデックス」「映画レビュー・インデックス」2006/12/16号(通巻112号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
http://diarynote.jp/d/29346/20061212.html
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
http://diarynote.jp/d/29346/20061213.html
2006/11/25公開
「パプリカ」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
2006/10/28公開
「ただ、君を愛してる」
http://diarynote.jp/d/29346/20061005.html
「父親たちの星条旗」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
「トンマッコルへようこそ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060927.html
「虹の女神/Rainbow Song」
http://diarynote.jp/d/29346/20061112.html
■近日公開
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2006/12/09-10 興収ベストテン
1.「硫黄島からの手紙」(ワーナー)
2.「武士の一分」(松竹)
3.「007/カジノ・ロワイヤル」(ソニー)
4.「NANA2」(東宝)
5.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
6.「オープン・シーズン」(ソニー)
7.「プラダを着た悪魔」(FOX)
8.「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!/デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー! バーストモード発動!!」(東映)
9.「ありがとう」(東映)
10.「王の男」(角川ヘラルド)
以前買い逃した『「刑事コロンボ」完全版コンプリートDVD-BOX』を購入した。なんと全45話、23枚組の大型BOXだったりする。
見ていないDVDが未見の塔と化している我が家に、新たな未見の塔が構築されてしまった。
余談だけど「シャーロットのおくりもの」のTVCF(CM)用の予告編でかかっている曲は「シザーハンズ」(1990)のサントラですね。
予告編では往々にして、関係ない作品のサントラを使うことがありますが、ちょっとわかりやすすぎですね。
音楽は両方ともダニー・エルフマンだけどね。
ホイチョイ・プロの「バブルへ GO!! タイムマシンはドラム式」ですが、物語の中でタイムマシンが登場するのですがそれがなんと「ドラム式洗濯機型」なのですが、気になるのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのタイムマシンのお話です。
ご承知のように「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンは「自動車(デロリアン)型」ですね。
しかし当初の設定ではタイムマシンは「冷蔵庫型」だったのです。
何故「冷蔵庫型」から「自動車(デロリアン)型」に設定が変更になったかと言うと、子供が映画の真似をして、冷蔵庫に入って遊んで何らかの事故が起きる可能性があるから、です。
子供が洗濯機の中に入る事故が起きないことを祈っています。
あと、折角だから、「バブルへ GO!! タイムマシンはドラム式」のアートワークは写真のコラージュではなく、ホイチョイ・プロの過去の作品や以前の「007」シリーズのようなイラストにして欲しかったですね。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
http://diarynote.jp/d/29346/20061212.html
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
http://diarynote.jp/d/29346/20061213.html
2006/11/25公開
「パプリカ」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
2006/10/28公開
「ただ、君を愛してる」
http://diarynote.jp/d/29346/20061005.html
「父親たちの星条旗」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
「トンマッコルへようこそ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060927.html
「虹の女神/Rainbow Song」
http://diarynote.jp/d/29346/20061112.html
■近日公開
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
■週末興収ベストテン
2006/12/09-10 興収ベストテン
1.「硫黄島からの手紙」(ワーナー)
2.「武士の一分」(松竹)
3.「007/カジノ・ロワイヤル」(ソニー)
4.「NANA2」(東宝)
5.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
6.「オープン・シーズン」(ソニー)
7.「プラダを着た悪魔」(FOX)
8.「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!/デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー! バーストモード発動!!」(東映)
9.「ありがとう」(東映)
10.「王の男」(角川ヘラルド)
以前買い逃した『「刑事コロンボ」完全版コンプリートDVD-BOX』を購入した。なんと全45話、23枚組の大型BOXだったりする。
見ていないDVDが未見の塔と化している我が家に、新たな未見の塔が構築されてしまった。
余談だけど「シャーロットのおくりもの」のTVCF(CM)用の予告編でかかっている曲は「シザーハンズ」(1990)のサントラですね。
予告編では往々にして、関係ない作品のサントラを使うことがありますが、ちょっとわかりやすすぎですね。
音楽は両方ともダニー・エルフマンだけどね。
ホイチョイ・プロの「バブルへ GO!! タイムマシンはドラム式」ですが、物語の中でタイムマシンが登場するのですがそれがなんと「ドラム式洗濯機型」なのですが、気になるのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのタイムマシンのお話です。
ご承知のように「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンは「自動車(デロリアン)型」ですね。
しかし当初の設定ではタイムマシンは「冷蔵庫型」だったのです。
何故「冷蔵庫型」から「自動車(デロリアン)型」に設定が変更になったかと言うと、子供が映画の真似をして、冷蔵庫に入って遊んで何らかの事故が起きる可能性があるから、です。
子供が洗濯機の中に入る事故が起きないことを祈っています。
あと、折角だから、「バブルへ GO!! タイムマシンはドラム式」のアートワークは写真のコラージュではなく、ホイチョイ・プロの過去の作品や以前の「007」シリーズのようなイラストにして欲しかったですね。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
2006/12/16 東京有楽町「有楽座」で「犬神家の一族」を観た。
信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(仲代達矢)が永眠した。
遺言状を管理する法律事務所の若林(嶋田豪)は、残された遺言状が一族の不吉な争いの元凶となることを予期し、私立探偵・金田一耕助(石坂浩二)に調査を依頼。しかし若林は、金田一と会う直前に、何者かに殺されてしまうが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:市川崑
プロデューサー:一瀬隆重
原作:横溝正史「犬神家の一族」(角川文庫刊)
脚本:市川崑、日高真也、長田紀生
音楽:谷川賢作
テーマ曲:大野雄二
出演:石坂浩二(金田一耕助)、松嶋菜々子(野々宮珠世)、尾上菊之助(犬神佐清)、富司純子(犬神松子)、松坂慶子(犬神竹子)、萬田久子(犬神梅子)、葛山信吾(犬神佐武)、池内万作(犬神佐智)、螢雪次朗(犬神幸吉)、永澤俊矢(猿蔵)、石倉三郎(藤崎鑑識課員)、尾藤イサオ(仙波刑事)、嶋田豪(若林久男)、三條美紀(お園)、松本美奈子(青沼菊乃)、林家木久蔵(柏屋の九平)、三谷幸喜(那須ホテルの主人)、深田恭子(はる)、奥菜恵(犬神小夜子)、岸部一徳(犬神寅之助)、大滝秀治(大山神官)、草笛光子(琴の師匠)、中村玉緒(柏屋の女房)、加藤武(等々力署長)、中村敦夫(古館弁護士)、仲代達矢(犬神佐兵衛)
本作「犬神家の一族」は言わずと知れた、市川崑の1976年版「犬神家の一族」のリメイクである。
リメイクと言ってもそんじょそこらのリメイクではなく、脚本もほぼ76年版と同じだし、カット割やアングルまで76年版を踏襲している。
噂では、市川崑は76年版のビデオをモニターでみながら演出していたと言う話だが、その辺の事情を仮に本当だとしたら、若干の疑問を感じてしまう。
と考えた場合、果たして本当にリメイクの必要性があったのか?
と言う大きな疑問が湧いてくる。
どうせなら、市川崑が昔からやりたがっていたと言う噂がある「本陣殺人事件」あたりを映画化して欲しかった、と言うのは贅沢だろうか。
とは言うものの、本作「犬神家の一族」は普通に面白い作品に仕上がっている。
しかし、作品として考えた場合、残念ながら76年版に及ばない、と言わざるを得ない。
石坂浩二の金田一耕助については、誰もが見たいと思っていただけに、若干の老け顔に目をつぶるとしても、松子役の富司純子は残念ながら力不足だと言わざるを得ない。
良い役者さんだけに、非常に残念である。
松子のキャラクターの持つ、異様でいて美しい「華」が感じられないのだ。
本作において、結果的に草笛光子をキャスティングすることができるのであれば、76年版で梅子を演じた草笛光子を松子にキャスティングしても面白かったのではないか、と思えてならない。
その場合、琴の師匠は岸田今日子でお願いします。
話は戻るが、76年版の高峰三枝子はあまりにも偉大だったのだ。
と言うのも、珠世役の松嶋菜々子や、はる役の深田恭子らは好演していると思うのだが、肝心の三姉妹の女優陣が貧弱に思えてならない、と言う印象を受ける。
俳優陣も概ね問題ないと思うのだが、76年版のあおい輝彦と比較して尾上菊之助はやはり微妙な印象を受ける。
ところで、本作のテーマ曲は大野雄二、音楽は谷川賢作なのだが、あいかわらず「ルパン三世」指数が高かった。
と言うか、実際には「犬神家の一族」の方が先で、「ルパン三世」が後なのだが、ジャ〜ンとか言う驚いたときのSEとか、サントラのアレンジが「ルパン三世」に酷似しているのだ。
そのせいなのかどうか、「犬神家の一族」はなんと「カリオストロの城」(1979)に見えてきてしまうのだ。
事実わたしは、金田一が去った後、等々力警部が珠世に「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」とか言うんじゃないかと思ってヒヤヒヤしてしまった。
あと気になったのは、過去の因縁が76年版と比較して若干薄めに感じられた。そのため仲代達矢の出番が少なかったのではないか、と思った。折角のキャスティングなので、非常にもったいないと思った。まあ仲代の年齢的な問題もあるのかも知れないがね。
76年版「犬神家の一族」という作品は、わたしの映画人生の中で、タイトル・デザインのすばらしさと、編集(細かいカット割)の意味や、セリフの途中でカットを切り替える手法、静止画をつなぐ手法等に感動し、お子様ながら、市川崑ってすげえな、と思った作品で、作家性というものをはじめて知った作品の一本だと思う。
当時お子様だったわたしは、監督が誰であろうと、演出がどうだとか、描写がどうだではなく、ただ物語の筋だけを追うお子様だった訳だ。
そんな作品だっただけに、今回のリメイクには非常に期待していたのだが、途中聞こえてくるメイキング上のお話から、良くも悪くも一瀬隆重の意向が大きく影を落としているような印象を否定できない。
また印象的だったのは、俳優全ての台詞回しである。
セリフ回しがはっきりしすぎと言うか、全ての俳優のセリフが舞台調で、明確に発声されている。
あいまいな発声が存在しないのだ。こんな発声だと「獄門島」は撮れないぞ。
そのため、作品のテンポが非常にスローモーに感じてしまう。
雰囲気を出すためと言うよりは、セリフを明瞭に発声することに腐心しているような印象を受けてしまう。
あと撮影(五十畑幸勇)は76年版と比較してフィックスが多く、ハンディカメラのグラグラ映像が激減している。
美術(櫻木晶)は、VFXのせいかも知れないが、良い仕事をしていると思う。
この櫻木晶のフィルモグラフィーは、怪獣映画が多いだけに、若干の不安を感じてしまうのだが、非常に良い世界観の構築に成功している。
なぜか、照明(斉藤薫)も監督補佐(宮村敏正)も怪獣映画ばかりのフィルモグラフィだ。
編集(長田千鶴子)は76年版をはじめとして、多くの金田一作品を編集しているのだが、本作のセリフ回しはともかく、細かいカット割の編集は良かったと思う。
ぐだぐだとお話してしまったが、本作「犬神家の一族」は映画ファン必見の作品ではある。
本作は、本作を市川崑のはじめての作品として観る若い映画ファンにとって、市川崑のすばらしいフィルモグラフィや、かつての角川映画、そしてもちろん石坂浩二の金田一耕助作品への良い道しるべになることを切に願う。
出来ることならば、市川崑に金田一耕助作品の新作を再度監督して欲しいと思う次第なのだ。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(仲代達矢)が永眠した。
遺言状を管理する法律事務所の若林(嶋田豪)は、残された遺言状が一族の不吉な争いの元凶となることを予期し、私立探偵・金田一耕助(石坂浩二)に調査を依頼。しかし若林は、金田一と会う直前に、何者かに殺されてしまうが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:市川崑
プロデューサー:一瀬隆重
原作:横溝正史「犬神家の一族」(角川文庫刊)
脚本:市川崑、日高真也、長田紀生
音楽:谷川賢作
テーマ曲:大野雄二
出演:石坂浩二(金田一耕助)、松嶋菜々子(野々宮珠世)、尾上菊之助(犬神佐清)、富司純子(犬神松子)、松坂慶子(犬神竹子)、萬田久子(犬神梅子)、葛山信吾(犬神佐武)、池内万作(犬神佐智)、螢雪次朗(犬神幸吉)、永澤俊矢(猿蔵)、石倉三郎(藤崎鑑識課員)、尾藤イサオ(仙波刑事)、嶋田豪(若林久男)、三條美紀(お園)、松本美奈子(青沼菊乃)、林家木久蔵(柏屋の九平)、三谷幸喜(那須ホテルの主人)、深田恭子(はる)、奥菜恵(犬神小夜子)、岸部一徳(犬神寅之助)、大滝秀治(大山神官)、草笛光子(琴の師匠)、中村玉緒(柏屋の女房)、加藤武(等々力署長)、中村敦夫(古館弁護士)、仲代達矢(犬神佐兵衛)
本作「犬神家の一族」は言わずと知れた、市川崑の1976年版「犬神家の一族」のリメイクである。
リメイクと言ってもそんじょそこらのリメイクではなく、脚本もほぼ76年版と同じだし、カット割やアングルまで76年版を踏襲している。
噂では、市川崑は76年版のビデオをモニターでみながら演出していたと言う話だが、その辺の事情を仮に本当だとしたら、若干の疑問を感じてしまう。
と考えた場合、果たして本当にリメイクの必要性があったのか?
と言う大きな疑問が湧いてくる。
どうせなら、市川崑が昔からやりたがっていたと言う噂がある「本陣殺人事件」あたりを映画化して欲しかった、と言うのは贅沢だろうか。
とは言うものの、本作「犬神家の一族」は普通に面白い作品に仕上がっている。
しかし、作品として考えた場合、残念ながら76年版に及ばない、と言わざるを得ない。
石坂浩二の金田一耕助については、誰もが見たいと思っていただけに、若干の老け顔に目をつぶるとしても、松子役の富司純子は残念ながら力不足だと言わざるを得ない。
良い役者さんだけに、非常に残念である。
松子のキャラクターの持つ、異様でいて美しい「華」が感じられないのだ。
本作において、結果的に草笛光子をキャスティングすることができるのであれば、76年版で梅子を演じた草笛光子を松子にキャスティングしても面白かったのではないか、と思えてならない。
その場合、琴の師匠は岸田今日子でお願いします。
話は戻るが、76年版の高峰三枝子はあまりにも偉大だったのだ。
と言うのも、珠世役の松嶋菜々子や、はる役の深田恭子らは好演していると思うのだが、肝心の三姉妹の女優陣が貧弱に思えてならない、と言う印象を受ける。
俳優陣も概ね問題ないと思うのだが、76年版のあおい輝彦と比較して尾上菊之助はやはり微妙な印象を受ける。
ところで、本作のテーマ曲は大野雄二、音楽は谷川賢作なのだが、あいかわらず「ルパン三世」指数が高かった。
と言うか、実際には「犬神家の一族」の方が先で、「ルパン三世」が後なのだが、ジャ〜ンとか言う驚いたときのSEとか、サントラのアレンジが「ルパン三世」に酷似しているのだ。
そのせいなのかどうか、「犬神家の一族」はなんと「カリオストロの城」(1979)に見えてきてしまうのだ。
事実わたしは、金田一が去った後、等々力警部が珠世に「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」とか言うんじゃないかと思ってヒヤヒヤしてしまった。
あと気になったのは、過去の因縁が76年版と比較して若干薄めに感じられた。そのため仲代達矢の出番が少なかったのではないか、と思った。折角のキャスティングなので、非常にもったいないと思った。まあ仲代の年齢的な問題もあるのかも知れないがね。
76年版「犬神家の一族」という作品は、わたしの映画人生の中で、タイトル・デザインのすばらしさと、編集(細かいカット割)の意味や、セリフの途中でカットを切り替える手法、静止画をつなぐ手法等に感動し、お子様ながら、市川崑ってすげえな、と思った作品で、作家性というものをはじめて知った作品の一本だと思う。
当時お子様だったわたしは、監督が誰であろうと、演出がどうだとか、描写がどうだではなく、ただ物語の筋だけを追うお子様だった訳だ。
そんな作品だっただけに、今回のリメイクには非常に期待していたのだが、途中聞こえてくるメイキング上のお話から、良くも悪くも一瀬隆重の意向が大きく影を落としているような印象を否定できない。
また印象的だったのは、俳優全ての台詞回しである。
セリフ回しがはっきりしすぎと言うか、全ての俳優のセリフが舞台調で、明確に発声されている。
あいまいな発声が存在しないのだ。こんな発声だと「獄門島」は撮れないぞ。
そのため、作品のテンポが非常にスローモーに感じてしまう。
雰囲気を出すためと言うよりは、セリフを明瞭に発声することに腐心しているような印象を受けてしまう。
あと撮影(五十畑幸勇)は76年版と比較してフィックスが多く、ハンディカメラのグラグラ映像が激減している。
美術(櫻木晶)は、VFXのせいかも知れないが、良い仕事をしていると思う。
この櫻木晶のフィルモグラフィーは、怪獣映画が多いだけに、若干の不安を感じてしまうのだが、非常に良い世界観の構築に成功している。
なぜか、照明(斉藤薫)も監督補佐(宮村敏正)も怪獣映画ばかりのフィルモグラフィだ。
編集(長田千鶴子)は76年版をはじめとして、多くの金田一作品を編集しているのだが、本作のセリフ回しはともかく、細かいカット割の編集は良かったと思う。
ぐだぐだとお話してしまったが、本作「犬神家の一族」は映画ファン必見の作品ではある。
本作は、本作を市川崑のはじめての作品として観る若い映画ファンにとって、市川崑のすばらしいフィルモグラフィや、かつての角川映画、そしてもちろん石坂浩二の金田一耕助作品への良い道しるべになることを切に願う。
出来ることならば、市川崑に金田一耕助作品の新作を再度監督して欲しいと思う次第なのだ。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その5
2006年12月18日 『Macをはじめよう。』
2006/12/17 東京銀座「アップルストア銀座」に行ってきた。
早速だけど、今日は『ProCare』の話。
と言うのも、今回の『MacBookモニタープログラム』には『ProCare』のサービスも付いて来ているのだ。
で、その『ProCare』とは何ぞや、と言う話だが、アップルコンピュータ社のサイトによると、
Macを使いこなすためにアドバイスが必要な初心者の方、DVDの編集や作成などクリエイティブな作品制作のコツを知りたい方、急な修理を必要としている方、すべてProCareにおまかせください。年間わずか9,800円で、Macとあなた自身を最大限に活かすために必要なあらゆるサービスをご提供します。さあ、今すぐMacスペシャリストに声をかけてください。ProCareはApple Storeだけでご提供する最良のサービス&サポートです。
とのこと。
具体的なお話としては、『ProCare』メンバーは、『プライベートレッスン』や『チューンナップ』等が無料で受けられたり、『テクニカルサポート』等の様々なサービスを一般のお客さんより優先的に受けられたりするのだ。
で、折角なので、今回はWindows PC ユーザのためのMac入門的『プライベートレッスン』を受けてみることにした。
ところでだが、この『ProCare』と言うサービスの存在を知った際、わたしは少なからず驚いた。
一般的に、−もちろんWindowsパソコンの一般的なサポートについてなのだが−、わたしの乏しい経験からサポートについて言わせていただければ、電話が繋がらなかったり、仮に電話が繋がったとしても、パソコンをサポートに持ち込んでください、だとか、OSを再インストールしてください、だとか、パソコンをメーカーに送ってください、とか言われるのが、関の山だと思っていた。
しかしMacは一味違っているのかな、と言う印象を受けた。
果たしてこのサービスは、ペイするサービスなのかどうかはわからないし、アップルストアは日本国内に7箇所(銀座、渋谷、心斎橋、名古屋栄、福岡天神、仙台一番町、札幌)しかない訳で、日本国内においては地域格差があるサービスであると言わざるを得ない。
が、近くにアップルストアがあるMacユーザーにとっては、−と言うか現在は非常に多くのiPODユーザーにとっては−、非常に有効なサービスだと思われる。
多分、前述の通り採算度外視だと思うし。
事実、Mac向けの『GeniosBar』(テクニカルサポート)やiPOD向けの『iPodBar』(テクニカルサポート)は鈴なりの人だかりだった。
さて、本題の『ProCare』の話だが、先ずはWEBでの予約が非常にスムーズだった。予約を取ったのが日曜日だったせいかも知れないのだが、希望の時間帯での予約が簡単に取れた。しかも予約時間の2時間前にである。
実際の『プライベートレッスン』は「アップルストア銀座」の2Fで行われたのだが、iPODとMac向けの『GeniosBar』と『iPODBar』は前述のように鈴なりの人だかりだったのだが、『ProCare』のコーナーは比較的すいていた。
予約時間になると、すぐプライベートレッスンがはじまった。
今回のレッスンは、「Windows PC ユーザのためのMac入門」だったのだが、わたしは思いつくままに様々な質問をし、レッスン担当者はたちどころにわたしの問題を確実に解決して行った。
レッスンの印象だが、質問が仮に曖昧模糊とした質問であっても、質問を真摯に捉え、明確な回答を引き出すために努力をされていたようである。
また、質問から派生する「可能性」の検証もきちんとやっていただいた点や、質問が「Windows PC ユーザのためのMac入門」からProユースのアプリケーション方面に及んでも、非常に明確な回答が得られたのには驚いた。
つまりレッスンの担当者はMacとWindowsの差と言う様な初心者向けの知識から、Macにプリインストーリされているアプリケーションやサードパーティのアプリケーション、また様々なプラグインを含めたProユースのアプリケーションまでの多岐にわたった知識を持っていた、と言う事である。
今回わたしを担当してくれたのは、比較的若い女性だったのだが、その豊富な知識と真摯な態度には感服である。
また前述のように、回答をいい加減なところで打ち切るのではなく、わたしが納得できる部分までの回答を引き出すところに大きな好感を覚えた。
余談だが、プライベートレッスン後、2FにあるMacにインストールされているFinalCutProやFinalCutExpressをいじりながら、2本のアプリケーションの差をいろいろと探っていたら、また先ほどのレッスン担当者が来てくれて、突っ込んだ質問に明確に答えてくれた上、実際の作業工程を再現してくれた。
結局のところ、この『ProCare』カードのサービスは非常に有効なサービスだと思うので、これからも活用していきたいと思った。
何しろProユースのアプリケーションのレッスンや、実作業の手助けを無料で(もちろん年間9,800円の費用は発生する)受けることができる、という事なのだ。
今後サービスを延長するかどうかは未定だが、この『ProCare』カードをプレゼントでもらえたとしたら、非常に嬉しいと思った。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その6 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20061226.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1(最初から読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その4(直前のエントリーを読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
早速だけど、今日は『ProCare』の話。
と言うのも、今回の『MacBookモニタープログラム』には『ProCare』のサービスも付いて来ているのだ。
で、その『ProCare』とは何ぞや、と言う話だが、アップルコンピュータ社のサイトによると、
Macを使いこなすためにアドバイスが必要な初心者の方、DVDの編集や作成などクリエイティブな作品制作のコツを知りたい方、急な修理を必要としている方、すべてProCareにおまかせください。年間わずか9,800円で、Macとあなた自身を最大限に活かすために必要なあらゆるサービスをご提供します。さあ、今すぐMacスペシャリストに声をかけてください。ProCareはApple Storeだけでご提供する最良のサービス&サポートです。
とのこと。
具体的なお話としては、『ProCare』メンバーは、『プライベートレッスン』や『チューンナップ』等が無料で受けられたり、『テクニカルサポート』等の様々なサービスを一般のお客さんより優先的に受けられたりするのだ。
で、折角なので、今回はWindows PC ユーザのためのMac入門的『プライベートレッスン』を受けてみることにした。
ところでだが、この『ProCare』と言うサービスの存在を知った際、わたしは少なからず驚いた。
一般的に、−もちろんWindowsパソコンの一般的なサポートについてなのだが−、わたしの乏しい経験からサポートについて言わせていただければ、電話が繋がらなかったり、仮に電話が繋がったとしても、パソコンをサポートに持ち込んでください、だとか、OSを再インストールしてください、だとか、パソコンをメーカーに送ってください、とか言われるのが、関の山だと思っていた。
しかしMacは一味違っているのかな、と言う印象を受けた。
果たしてこのサービスは、ペイするサービスなのかどうかはわからないし、アップルストアは日本国内に7箇所(銀座、渋谷、心斎橋、名古屋栄、福岡天神、仙台一番町、札幌)しかない訳で、日本国内においては地域格差があるサービスであると言わざるを得ない。
が、近くにアップルストアがあるMacユーザーにとっては、−と言うか現在は非常に多くのiPODユーザーにとっては−、非常に有効なサービスだと思われる。
多分、前述の通り採算度外視だと思うし。
事実、Mac向けの『GeniosBar』(テクニカルサポート)やiPOD向けの『iPodBar』(テクニカルサポート)は鈴なりの人だかりだった。
さて、本題の『ProCare』の話だが、先ずはWEBでの予約が非常にスムーズだった。予約を取ったのが日曜日だったせいかも知れないのだが、希望の時間帯での予約が簡単に取れた。しかも予約時間の2時間前にである。
実際の『プライベートレッスン』は「アップルストア銀座」の2Fで行われたのだが、iPODとMac向けの『GeniosBar』と『iPODBar』は前述のように鈴なりの人だかりだったのだが、『ProCare』のコーナーは比較的すいていた。
予約時間になると、すぐプライベートレッスンがはじまった。
今回のレッスンは、「Windows PC ユーザのためのMac入門」だったのだが、わたしは思いつくままに様々な質問をし、レッスン担当者はたちどころにわたしの問題を確実に解決して行った。
レッスンの印象だが、質問が仮に曖昧模糊とした質問であっても、質問を真摯に捉え、明確な回答を引き出すために努力をされていたようである。
また、質問から派生する「可能性」の検証もきちんとやっていただいた点や、質問が「Windows PC ユーザのためのMac入門」からProユースのアプリケーション方面に及んでも、非常に明確な回答が得られたのには驚いた。
つまりレッスンの担当者はMacとWindowsの差と言う様な初心者向けの知識から、Macにプリインストーリされているアプリケーションやサードパーティのアプリケーション、また様々なプラグインを含めたProユースのアプリケーションまでの多岐にわたった知識を持っていた、と言う事である。
今回わたしを担当してくれたのは、比較的若い女性だったのだが、その豊富な知識と真摯な態度には感服である。
また前述のように、回答をいい加減なところで打ち切るのではなく、わたしが納得できる部分までの回答を引き出すところに大きな好感を覚えた。
余談だが、プライベートレッスン後、2FにあるMacにインストールされているFinalCutProやFinalCutExpressをいじりながら、2本のアプリケーションの差をいろいろと探っていたら、また先ほどのレッスン担当者が来てくれて、突っ込んだ質問に明確に答えてくれた上、実際の作業工程を再現してくれた。
結局のところ、この『ProCare』カードのサービスは非常に有効なサービスだと思うので、これからも活用していきたいと思った。
何しろProユースのアプリケーションのレッスンや、実作業の手助けを無料で(もちろん年間9,800円の費用は発生する)受けることができる、という事なのだ。
今後サービスを延長するかどうかは未定だが、この『ProCare』カードをプレゼントでもらえたとしたら、非常に嬉しいと思った。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その6 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20061226.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1(最初から読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その4(直前のエントリーを読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
2006/10/21 東京六本木「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で開催されていた「第19回東京国際映画祭」で「パプリカ」を観た。
千葉敦子(林原めぐみ)は精神医療総合研究所に勤める若きサイコ・セラピスト。彼女が携わっているのは、最先端のテクノロジーを精神医療の臨床に応用する研究だ。クールな美貌と鋭い知性を兼ね備えた彼女は、セラピストとしての腕も優秀で、所長の島寅太郎(堀勝之祐)も彼女には厚い信頼を寄せている。
敦子は時折、島所長から極秘の依頼を受け、開発されたサイコセラピー機器を用いてクライアントの治療を行うことがある。そんな時、敦子は普段とは外見も性格もまったく別人のような少女”パプリカ”としてクライアントの夢の中に具象化する。それは他人の夢の中に入り込み、心の秘密を探り出す「夢探偵」のコードネームだ。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:今敏
原作:筒井康隆
アニメーション制作:マッドハウス
声の出演:林原めぐみ(パプリカ/千葉敦子)、古谷徹(時田浩作)、江守徹(乾精次郎)、堀勝之祐(島寅太郎)、大塚明夫(粉川利美)、山寺宏一(小山内守雄)、田中秀幸(あいつ)、こおろぎさとみ(日本人形)、阪口大助(氷室啓)、岩田光央(津村保志)、愛河里花子(柿本信枝)、太田真一郎(レポーター)、ふくまつ進紗(奇術師)、川瀬晶子(ウェイトレス)、泉久実子(アナウンス)、勝杏里(研究員)、宮下栄治(所員)、三戸耕三(ピエロ)、筒井康隆(玖珂)
先ず、本作「パプリカ」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
微に入り細に入りきめ細かくきちんと演出されているアニメーション作品を観るのは大変気持ちがよく、かつ非常に有意義で、非常に感動的な経験である。
本編が描いている物語の内容ではなく、アニメーション作品が持つ、その特有の「動き」だけで、その「躍動感」だけで、その圧倒的な映像体験だけで泣けてしまう。
先ずは、冒頭からオープニング・クレジットにかけての演出と躍動感だけで泣けてしまう。
オープニング・クレジット、街並みの中を様々な媒体を利用して駆け抜けるパプリカ、その実体と虚像は街路に存在する様々な物体を巧みに利用し、その物体から物体へと渡り歩く姿にわたしは圧倒されてしまう。
その圧倒的なイメージの奔流に、わたしはなすすべがない。
ところで余談だが、今敏は結構不遇なアニメーション作家だと思う。
と言うのも、今敏は「PERFECT BLUE」(1998)、「千年女優」(2001)、「東京ゴッドファーザーズ」(2003)と、圧倒的なクオリティで全くハズレがない、言わばエポック・メイキング的な作品群をコンスタントに製作し続けているアニメーション作家なのだが、残念ながら一般の認知度は低いような印象を受ける。
今敏と言う映像作家は、もっともっと評価されるべき映像作家だと思うぞ。
彼の作品はアニメーション作品ならではの圧倒的な躍動感、緻密なレイアウト、すばらしい脚本、的確でいながら大胆かつ細心の意識が注ぎ込まれた強烈な演出が楽しめる。
そして、誤解を恐れず言うならば、彼の作品は、「アニメーション映画」と言うカテゴリーではなく、「映画」と言うカテゴリーで語るべきクオリティを持った作品だといえる、と思う。
巨大メディアとコラボレーションしたようなつまらないアニメーション作品なんかを見ている場合ではない、と言わざるを得ないのだ。
さて本作の物語だが、複雑なプロットと圧倒的な描写を取り除くと非常にシンプルで、働き過ぎでやり手のキャリア・ウーマンが本来の自分を取り戻すと言う非常にシンプルな物語である。
そしてその本来の自分を取り戻す女性が望んでいたものは、外見や周りの目に左右されない根本的、本質的なものなのだ。
言わば本作は中年女性を主人公としたラブ・ストーリーみたいなものだと言えるのではないだろうか。
そして物語の根本にあるコンセプトは「他人と一緒に同じ夢を観る」ことへの圧倒的な憧憬なのだ。そのピュアでたいした理由のない漠然とした思いは大変すばらしく、たとえるならば「カイロの紫のバラ」(1985)でウディ・アレンが描いた物語のような、寂寞とした憧憬のようなものが感じられる。
また、敦子(林原めぐみ)に治療を受ける粉川刑事(大塚明夫)の失われた過去の記憶、青年時代のひっかかり、が映画ファンとしてまた嬉しい。
そしてメインのプロットは、他人の夢の中に入ることが出来るサイコセラピー機器が盗まれてしまうことによるサスペンス仕立てでいながら、ちょっと個性的な人々の夢の中の圧倒的な描写と、過去の出来事によるなんらかのひっかかりと、抑制されてしまっている自我の解放を見事に描いている。
圧倒的な夢の中の描写のビジュアル・イメージは大友克洋の借用気味な部分があるが、その他は非常にすばらしく、日本アニメーション映画の2006年のトリを飾る作品だと、少しの間思っていた。
と言うのも「パプリカ」を観たのが2006/10/21(「第19回東京国際映画祭」)で、その後わたしは、2006/10/24に「鉄コン筋クリート」を観てしまっているのだ。
「パプリカ」は、正に三日天下だったのだ。
もちろん個人的にだけど。
とは言いながら、「パプリカ」は、最高にすばらしい日本映画の一本である。是非劇場で観て、体験していただきたい。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
当日は、監督:今敏、原作:筒井康隆、声の出演:古谷徹を迎えたジャパン・プレミアだった。
客席には、アニメーション作家の伊藤有壱が居た。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
千葉敦子(林原めぐみ)は精神医療総合研究所に勤める若きサイコ・セラピスト。彼女が携わっているのは、最先端のテクノロジーを精神医療の臨床に応用する研究だ。クールな美貌と鋭い知性を兼ね備えた彼女は、セラピストとしての腕も優秀で、所長の島寅太郎(堀勝之祐)も彼女には厚い信頼を寄せている。
敦子は時折、島所長から極秘の依頼を受け、開発されたサイコセラピー機器を用いてクライアントの治療を行うことがある。そんな時、敦子は普段とは外見も性格もまったく別人のような少女”パプリカ”としてクライアントの夢の中に具象化する。それは他人の夢の中に入り込み、心の秘密を探り出す「夢探偵」のコードネームだ。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:今敏
原作:筒井康隆
アニメーション制作:マッドハウス
声の出演:林原めぐみ(パプリカ/千葉敦子)、古谷徹(時田浩作)、江守徹(乾精次郎)、堀勝之祐(島寅太郎)、大塚明夫(粉川利美)、山寺宏一(小山内守雄)、田中秀幸(あいつ)、こおろぎさとみ(日本人形)、阪口大助(氷室啓)、岩田光央(津村保志)、愛河里花子(柿本信枝)、太田真一郎(レポーター)、ふくまつ進紗(奇術師)、川瀬晶子(ウェイトレス)、泉久実子(アナウンス)、勝杏里(研究員)、宮下栄治(所員)、三戸耕三(ピエロ)、筒井康隆(玖珂)
先ず、本作「パプリカ」は大変すばらしい作品に仕上がっていた。
微に入り細に入りきめ細かくきちんと演出されているアニメーション作品を観るのは大変気持ちがよく、かつ非常に有意義で、非常に感動的な経験である。
本編が描いている物語の内容ではなく、アニメーション作品が持つ、その特有の「動き」だけで、その「躍動感」だけで、その圧倒的な映像体験だけで泣けてしまう。
先ずは、冒頭からオープニング・クレジットにかけての演出と躍動感だけで泣けてしまう。
オープニング・クレジット、街並みの中を様々な媒体を利用して駆け抜けるパプリカ、その実体と虚像は街路に存在する様々な物体を巧みに利用し、その物体から物体へと渡り歩く姿にわたしは圧倒されてしまう。
その圧倒的なイメージの奔流に、わたしはなすすべがない。
ところで余談だが、今敏は結構不遇なアニメーション作家だと思う。
と言うのも、今敏は「PERFECT BLUE」(1998)、「千年女優」(2001)、「東京ゴッドファーザーズ」(2003)と、圧倒的なクオリティで全くハズレがない、言わばエポック・メイキング的な作品群をコンスタントに製作し続けているアニメーション作家なのだが、残念ながら一般の認知度は低いような印象を受ける。
今敏と言う映像作家は、もっともっと評価されるべき映像作家だと思うぞ。
彼の作品はアニメーション作品ならではの圧倒的な躍動感、緻密なレイアウト、すばらしい脚本、的確でいながら大胆かつ細心の意識が注ぎ込まれた強烈な演出が楽しめる。
そして、誤解を恐れず言うならば、彼の作品は、「アニメーション映画」と言うカテゴリーではなく、「映画」と言うカテゴリーで語るべきクオリティを持った作品だといえる、と思う。
巨大メディアとコラボレーションしたようなつまらないアニメーション作品なんかを見ている場合ではない、と言わざるを得ないのだ。
さて本作の物語だが、複雑なプロットと圧倒的な描写を取り除くと非常にシンプルで、働き過ぎでやり手のキャリア・ウーマンが本来の自分を取り戻すと言う非常にシンプルな物語である。
そしてその本来の自分を取り戻す女性が望んでいたものは、外見や周りの目に左右されない根本的、本質的なものなのだ。
言わば本作は中年女性を主人公としたラブ・ストーリーみたいなものだと言えるのではないだろうか。
そして物語の根本にあるコンセプトは「他人と一緒に同じ夢を観る」ことへの圧倒的な憧憬なのだ。そのピュアでたいした理由のない漠然とした思いは大変すばらしく、たとえるならば「カイロの紫のバラ」(1985)でウディ・アレンが描いた物語のような、寂寞とした憧憬のようなものが感じられる。
また、敦子(林原めぐみ)に治療を受ける粉川刑事(大塚明夫)の失われた過去の記憶、青年時代のひっかかり、が映画ファンとしてまた嬉しい。
そしてメインのプロットは、他人の夢の中に入ることが出来るサイコセラピー機器が盗まれてしまうことによるサスペンス仕立てでいながら、ちょっと個性的な人々の夢の中の圧倒的な描写と、過去の出来事によるなんらかのひっかかりと、抑制されてしまっている自我の解放を見事に描いている。
圧倒的な夢の中の描写のビジュアル・イメージは大友克洋の借用気味な部分があるが、その他は非常にすばらしく、日本アニメーション映画の2006年のトリを飾る作品だと、少しの間思っていた。
と言うのも「パプリカ」を観たのが2006/10/21(「第19回東京国際映画祭」)で、その後わたしは、2006/10/24に「鉄コン筋クリート」を観てしまっているのだ。
「パプリカ」は、正に三日天下だったのだ。
もちろん個人的にだけど。
とは言いながら、「パプリカ」は、最高にすばらしい日本映画の一本である。是非劇場で観て、体験していただきたい。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
当日は、監督:今敏、原作:筒井康隆、声の出演:古谷徹を迎えたジャパン・プレミアだった。
客席には、アニメーション作家の伊藤有壱が居た。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
2006年12月22日 映画 コメント (1)
2005/10/25 東京六本木「VIRGIN TOHO CIMENAS 六本木ヒルズ」で開催されていた「第18回東京国際映画祭」の特別招待作品「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」を観た。
2006/12/22 東京池袋「新文芸座」の企画「シネマ カーテンコール2006<第二部>」で「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」を観た。
とりあえず、トラックバックのURL確定のための一時保存です。
すいません。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
2006/12/22 東京池袋「新文芸座」の企画「シネマ カーテンコール2006<第二部>」で「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」を観た。
とりあえず、トラックバックのURL確定のための一時保存です。
すいません。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
週刊「映画レビュー・インデックス」2006/12/23
2006年12月23日 週刊「映画レビュー・インデックス」「映画レビュー・インデックス」2006/12/23号(通巻113号)
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
2006/12/19公開
「犬神家の一族」
http://diarynote.jp/d/29346/20061217.html
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
http://diarynote.jp/d/29346/20061212.html
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
http://diarynote.jp/d/29346/20061213.html
2006/11/25公開
「パプリカ」
http://diarynote.jp/d/29346/20061221.html
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
■週末興収ベストテン
2006/12/16-17 興収ベストテン
1.「硫黄島からの手紙」(ワーナー)
2.「どうぶつの森」(東宝)
3.「エラゴン 遺志を継ぐ者」(FOX)
4.「武士の一分」(松竹)
5.「BLEACH ブリーチ MEMORIES OF NOBODY」(東宝)
6.「ライアンを探せ!」(ブエナビスタ)
7.「NANA2」(東宝)
8.「犬神家の一族」(東宝)
9.「007/カジノ・ロワイヤル」(ソニー)
10.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/12/23公開
「鉄コン筋クリート」
未レビュー
2006/12/19公開
「犬神家の一族」
http://diarynote.jp/d/29346/20061217.html
2006/12/09公開
「スキャナー・ダークリー」
http://diarynote.jp/d/29346/20061212.html
2006/12/01公開
「007/カジノ・ロワイヤル」
http://diarynote.jp/d/29346/20061213.html
2006/11/25公開
「パプリカ」
http://diarynote.jp/d/29346/20061221.html
http://diarynote.jp/d/29346/20061022.html
2006/11/18公開
「プラダを着た悪魔」
未レビュー
http://diarynote.jp/d/29346/20061026.html
2006/11/04公開
「CHiLDREN<チルドレン>」
未レビュー
2006/11/03公開
「手紙」
http://diarynote.jp/d/29346/20060907.html
■週末興収ベストテン
2006/12/16-17 興収ベストテン
1.「硫黄島からの手紙」(ワーナー)
2.「どうぶつの森」(東宝)
3.「エラゴン 遺志を継ぐ者」(FOX)
4.「武士の一分」(松竹)
5.「BLEACH ブリーチ MEMORIES OF NOBODY」(東宝)
6.「ライアンを探せ!」(ブエナビスタ)
7.「NANA2」(東宝)
8.「犬神家の一族」(東宝)
9.「007/カジノ・ロワイヤル」(ソニー)
10.「DEATH NOTE デスノート the Last name」(ワーナー)
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマン リターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「The Ringer(原題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」です。
正に困った状況です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
『映画「鉄コン筋クリート」公開記念マイケル・アリエス監督ワークショップ』
2006年12月24日 映画 コメント (1)
2006/12/24 東京銀座「アップルストア銀座」で行われた『映画「鉄コン筋クリート」公開記念マイケル・アリエス監督ワークショップ』に参加した。
松本大洋原作の話題の映画「鉄コン筋クリート」の公開を記念して、監督のマイケル・アリアス氏をお迎えし、スペシャルワークショップを開催します。撮影中iPodを使って役者たちに映像と音のイメージを伝えていた裏話や、Macを使ったサウンドトラック創りなどのトークを披露。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
ワークショップ自体は13:00からだったのだが、場合によっては入場できない、と言う可能性もあったので、11:30に「アップルストア銀座」で待ち合わせ、近くのカフェで軽く食事をして再度会場へ。
12:00現在、まだ列が出来ていないので、4Fで、ペンタブレットでイラストとかを描きながら時間を潰していたのだが、トイレに行きたくなったわたしは、3Fのトイレへ向かった。
で、3Fのトイレを出た際、マイケル・アリアスがトイレに入っていった。
驚いたわたしはトイレの外でマイケル・アリアスを待ち、貰ったサインが上記写真である。
交わした会話は、「東京国際映画祭」で「鉄コン筋クリート」を観た話、このパンフレットはどこで手に入れたのかと言う話、初日(2006/12/23)に観たのかと言う話、サインの日付は初日にしますねと言う話等々。
サインをお願いしたら、イラストまで描いてくれて、非常に嬉しかった。特に日本語(漢字)で、「安心安心!」とか書いてくれたので、笑ってしまった。
その後、「東京国際映画祭」の公式カタログにもサインを貰おうとしたのだが、ボクもう行かなきゃいけない、と言われてマイケル・アリアスと別れた。
そして、会場に入ったわたしに、会場スタッフに店外にワークショップの列が出来始めたので並んでください、と言われ、列に並んだのだが、わたし達は先頭から7〜8人目で、わたし達の前にはシロとクロの帽子を被ったカップルが並んでいた。
つづく・・・・
一時保存です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
松本大洋原作の話題の映画「鉄コン筋クリート」の公開を記念して、監督のマイケル・アリアス氏をお迎えし、スペシャルワークショップを開催します。撮影中iPodを使って役者たちに映像と音のイメージを伝えていた裏話や、Macを使ったサウンドトラック創りなどのトークを披露。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
ワークショップ自体は13:00からだったのだが、場合によっては入場できない、と言う可能性もあったので、11:30に「アップルストア銀座」で待ち合わせ、近くのカフェで軽く食事をして再度会場へ。
12:00現在、まだ列が出来ていないので、4Fで、ペンタブレットでイラストとかを描きながら時間を潰していたのだが、トイレに行きたくなったわたしは、3Fのトイレへ向かった。
で、3Fのトイレを出た際、マイケル・アリアスがトイレに入っていった。
驚いたわたしはトイレの外でマイケル・アリアスを待ち、貰ったサインが上記写真である。
交わした会話は、「東京国際映画祭」で「鉄コン筋クリート」を観た話、このパンフレットはどこで手に入れたのかと言う話、初日(2006/12/23)に観たのかと言う話、サインの日付は初日にしますねと言う話等々。
サインをお願いしたら、イラストまで描いてくれて、非常に嬉しかった。特に日本語(漢字)で、「安心安心!」とか書いてくれたので、笑ってしまった。
その後、「東京国際映画祭」の公式カタログにもサインを貰おうとしたのだが、ボクもう行かなきゃいけない、と言われてマイケル・アリアスと別れた。
そして、会場に入ったわたしに、会場スタッフに店外にワークショップの列が出来始めたので並んでください、と言われ、列に並んだのだが、わたし達は先頭から7〜8人目で、わたし達の前にはシロとクロの帽子を被ったカップルが並んでいた。
つづく・・・・
一時保存です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その6
2006年12月26日 『Macをはじめよう。』
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その4
http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html
でオーダーしたiPhotoブックが納品された。
アップルコンピュータ社の情報では、iPhotoブックは発注から納品までおおよそ7〜10営業日かかると言う話だったが、実際のところは、発注日は2006/12/05、納品されたの日は2006/12/19。
つまり暦の上では2週間、11営業日で納品された訳だ。
因みにこのiPhotoブックは、基本的に米国国内で制作されることになっているようで、日本国内から発注されたiPhotoブックも結局は米国で制作され、米国から日本国内へ発送されることになる訳だ。
因みに、今回製作したのは、先日(http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html)お話したように、iPhotoブックのハードカバー大(両面印刷)20pのもの。
価格は送料込みで4,620円。
以下URL参照
http://www.apple.com/jp/ilife/iphoto/features/books.html
この価格(4,620円)が、高いのか、安いのかは、結局のところ発注する人の価値観次第だと思うが、わたしにとっては非常に安い買い物だと思う。
実際、自分のためにiPhotoブックを発注する、と言う気持ちはほとんど起きないが、友人のため、家族のため、と考えた場合、やはりプライスレスな価値を持った素敵なサービスだと思う。
多分採算度外視だと思うしね。
ところで、今回のiPhotoブックの制作の目的は結婚した友人へのプレゼント用のためなので、出来上がった商品を皆さんにお見せすることはできないし、実際わたしも内容を見ていない。
で、写真はiPhotoブックが入っていたパッケージである。
アップル製品のパッケージや梱包材については以前も少しお話したし、またいずれお話しようと思っているのだが、今回のiPhotoブックのパッケージ(上記写真ね)もなかなか素敵な外箱である。
やはり一味違う会社なのかね。
プレゼントした後のお話はまた後日・・・・の予定かも。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その7 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20070110.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1(最初から読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その5(直前のエントリーを読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061218.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html
でオーダーしたiPhotoブックが納品された。
アップルコンピュータ社の情報では、iPhotoブックは発注から納品までおおよそ7〜10営業日かかると言う話だったが、実際のところは、発注日は2006/12/05、納品されたの日は2006/12/19。
つまり暦の上では2週間、11営業日で納品された訳だ。
因みにこのiPhotoブックは、基本的に米国国内で制作されることになっているようで、日本国内から発注されたiPhotoブックも結局は米国で制作され、米国から日本国内へ発送されることになる訳だ。
因みに、今回製作したのは、先日(http://diarynote.jp/d/29346/20061205.html)お話したように、iPhotoブックのハードカバー大(両面印刷)20pのもの。
価格は送料込みで4,620円。
以下URL参照
http://www.apple.com/jp/ilife/iphoto/features/books.html
この価格(4,620円)が、高いのか、安いのかは、結局のところ発注する人の価値観次第だと思うが、わたしにとっては非常に安い買い物だと思う。
実際、自分のためにiPhotoブックを発注する、と言う気持ちはほとんど起きないが、友人のため、家族のため、と考えた場合、やはりプライスレスな価値を持った素敵なサービスだと思う。
多分採算度外視だと思うしね。
ところで、今回のiPhotoブックの制作の目的は結婚した友人へのプレゼント用のためなので、出来上がった商品を皆さんにお見せすることはできないし、実際わたしも内容を見ていない。
で、写真はiPhotoブックが入っていたパッケージである。
アップル製品のパッケージや梱包材については以前も少しお話したし、またいずれお話しようと思っているのだが、今回のiPhotoブックのパッケージ(上記写真ね)もなかなか素敵な外箱である。
やはり一味違う会社なのかね。
プレゼントした後のお話はまた後日・・・・の予定かも。
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その7 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20070110.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その1(最初から読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061122.html
『Macをはじめよう。』をめぐる冒険 その5(直前のエントリーを読む)
http://diarynote.jp/d/29346/20061218.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
「HOKUSAI〜北斎の宇宙」(日本橋HD DVDプラネタリウム)
2006年12月28日 映画 コメント (5)2006/12/27 東京日本橋「日本橋HD DVDプラネタリウム」で「HOKUSAI〜北斎の宇宙」を観た。
酷い。
あまりにも酷い。
観客の裏切り方としては「HOKUSAI〜北斎の宇宙」は、近年稀に見るほど酷い映像作品だった。
そんなわたしは「HOKUSAI〜北斎の宇宙」を観ながら怒りに震えてしまった。
■こんなのプラネタリウムじゃない。
先ず驚いたのは、本作「HOKUSAI〜北斎の宇宙」本編中、満点の星を直径18mのドームスクリーンに投影する時間が極端に少ないのだ。
われわれ観客が見せられるのは、大平貴之が開発した「メガスターII」による満点の星空ではなく、いまどき小学生の学芸会でもこんな酷い脚本はつかわねぇよ、と言う位の酷い脚本と、プラネタリウムに来た客に見せるためとは思えない本末転倒な過剰演出である。
現代の若者が、北斎の時代に戻って、江戸の空を見上げる、と言うコンセプトだったら、非常に興味深い体験が出来たと思うのだが、出てきた物語は・・・・。
ほとんどの観客は「メガスターII」によって繰り広げられる星空を観に来ている、と言うのに、主催者側は一体何を考えているのか!
総合演出の宮本亜門がバカなのか、総合演出の直前にクレジットされた脚本・監督(名前忘れた)がバカなのか、何のためにこんな酷いモノを1,500円で上映しているのか理解に苦しむ。
わたしの推測だが、宮本亜門は名前を貸しただけだと思うね。
宮本亜門の直前にクレジットされていた脚本・監督(名前忘れた)がダメだったんだと思う。
「メガスターII」設置のプラネタリウムということで客を呼び、星空を見せないで、薄っぺらなドラマを見せてどうするんだよ、と言うことである。
「メガスターII」が泣いてるぞ!!
■HD DVDって何よ。
次に驚いたのは映像のクオリティの低さである。
「HD DVD」と言えば、「次世代DVD」のひとつの規格で、Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)陣営と熾烈な争いを繰り広げているんじゃなかったのか。
つまりだ。
わたしが思うに、「HD DVD」と言う冠が付いたここ「日本橋HD DVDプラネタリウム」は「HD DVD」陣営の言わば「フラッグシップ(旗艦)」じゃねぇのか、と言うことである。
そこでこんな低レベルの映像を見せてどうするつもりだ。
こんな解像度の低い映像が「HD DVD」の本領発揮だと思われたらどうするんだよ。
ついでに音質も酷い。
セリフが明瞭に聞き取れないのだ。
これが「HD DVD」の真価かよ!
ところで、軽く調べてみたのだが、なんでも「日本橋HD DVDプラネタリウム」の「HD DVD」とは東芝が特別協賛しているために「HD DVD」の冠が付いているようで、実際プラネタリウム内では、「HD DVD」方式での上映は行われていないそうである。
あぁ、良かった、あんなクオリティが「HD DVD」のクオリティじゃなくて。
でも、そんな事を調べない一般の観客にとっては、あの「日本橋HD DVDプラネタリウム」の映像クオリティは「HD DVD」のクオリティだと言うことだ。
東芝さん「HD DVD」陣営としては、先が思いやられますね。
「HD DVD」の開発関係者はこの「日本橋HD DVDプラネタリウム」に来ているのかね。
こんなの「HD DVD」じゃない、って思わないのだろうか。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
酷い。
あまりにも酷い。
観客の裏切り方としては「HOKUSAI〜北斎の宇宙」は、近年稀に見るほど酷い映像作品だった。
そんなわたしは「HOKUSAI〜北斎の宇宙」を観ながら怒りに震えてしまった。
■こんなのプラネタリウムじゃない。
先ず驚いたのは、本作「HOKUSAI〜北斎の宇宙」本編中、満点の星を直径18mのドームスクリーンに投影する時間が極端に少ないのだ。
われわれ観客が見せられるのは、大平貴之が開発した「メガスターII」による満点の星空ではなく、いまどき小学生の学芸会でもこんな酷い脚本はつかわねぇよ、と言う位の酷い脚本と、プラネタリウムに来た客に見せるためとは思えない本末転倒な過剰演出である。
現代の若者が、北斎の時代に戻って、江戸の空を見上げる、と言うコンセプトだったら、非常に興味深い体験が出来たと思うのだが、出てきた物語は・・・・。
ほとんどの観客は「メガスターII」によって繰り広げられる星空を観に来ている、と言うのに、主催者側は一体何を考えているのか!
総合演出の宮本亜門がバカなのか、総合演出の直前にクレジットされた脚本・監督(名前忘れた)がバカなのか、何のためにこんな酷いモノを1,500円で上映しているのか理解に苦しむ。
わたしの推測だが、宮本亜門は名前を貸しただけだと思うね。
宮本亜門の直前にクレジットされていた脚本・監督(名前忘れた)がダメだったんだと思う。
「メガスターII」設置のプラネタリウムということで客を呼び、星空を見せないで、薄っぺらなドラマを見せてどうするんだよ、と言うことである。
「メガスターII」が泣いてるぞ!!
■HD DVDって何よ。
次に驚いたのは映像のクオリティの低さである。
「HD DVD」と言えば、「次世代DVD」のひとつの規格で、Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)陣営と熾烈な争いを繰り広げているんじゃなかったのか。
つまりだ。
わたしが思うに、「HD DVD」と言う冠が付いたここ「日本橋HD DVDプラネタリウム」は「HD DVD」陣営の言わば「フラッグシップ(旗艦)」じゃねぇのか、と言うことである。
そこでこんな低レベルの映像を見せてどうするつもりだ。
こんな解像度の低い映像が「HD DVD」の本領発揮だと思われたらどうするんだよ。
ついでに音質も酷い。
セリフが明瞭に聞き取れないのだ。
これが「HD DVD」の真価かよ!
ところで、軽く調べてみたのだが、なんでも「日本橋HD DVDプラネタリウム」の「HD DVD」とは東芝が特別協賛しているために「HD DVD」の冠が付いているようで、実際プラネタリウム内では、「HD DVD」方式での上映は行われていないそうである。
あぁ、良かった、あんなクオリティが「HD DVD」のクオリティじゃなくて。
でも、そんな事を調べない一般の観客にとっては、あの「日本橋HD DVDプラネタリウム」の映像クオリティは「HD DVD」のクオリティだと言うことだ。
東芝さん「HD DVD」陣営としては、先が思いやられますね。
「HD DVD」の開発関係者はこの「日本橋HD DVDプラネタリウム」に来ているのかね。
こんなの「HD DVD」じゃない、って思わないのだろうか。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
「鉄コン筋クリートall in one」
2006年12月29日 読書
松本大洋の「鉄コン筋クリートall in one」を読んだ。
因みに、この「鉄コン筋クリートall in one」とは、全三巻の「鉄コン筋クリート」を一冊にまとめたもので、基本的にマイケル・アリアスの映画「鉄コン筋クリート」とのタイアップ出版だと思われる。(初版:2007/02/01)
ところでわたしは「鉄コン筋クリート」をきちんと読んだことが今までなかった。わたしの「鉄コン筋クリート」の体験はせいぜい書店で本誌をパラパラと眺める程度だった。
で、映画「鉄コン筋クリート」を観て、その素晴らしい作品の原点を追体験すべく、本誌を手に取った訳である。
当時の松本大洋に対するわたしの印象は、なんだか知らないが大友克洋に影響された作家が出てきたな、程度の印象しかなかった。
松本大洋の一体どこが大友克洋に影響されているのか、と言われると明確な答えは出せないが、松本大洋の名:大洋をひらくと大友克洋の名になるせいかも知れない。
松本大洋の名は、大友克洋の名を包括しているのだ。
さて、それでは「鉄コン筋クリートall in one」について、いくつかの観点から、お話してみようと思う。
内容には基本的に触れませんので、心配ご無用です。
■広角レンズを意識した構図
わたしは広角レンズで撮られる映像が大好きである。
で、本作「鉄コン筋クリート」には広角レンズを意識したであろう構図が多々登場する。
人間の目は基本的に広角レンズなので、それら広角レンズを意識した構図は、一人称的なカメラの存在を意識させることになり、物語の臨場感を高めることに成功している。
更に広角レンズを意識した歪んだ構図は、場面によって、登場人物の心象風景を巧みに描写することにも一役かっている。
■多元中継的な物語の構成
■詩人の感性
セリフ(ネーム)の感性に驚かされる。
と言うのも、本作「鉄コン筋クリート」は、様々な名ゼリフに彩られている。
それら登場人物が心情を吐露する数々のセリフの感性は圧倒的で、仮に松本大洋が意図せずこれらのセリフを書いているとしたら、松本大洋は詩人の感性を持つ天才マンガ家だと思う。
もちろん松本大洋にもセリフを生む苦しみはあるとは思うのだが、松本大洋が書いたセリフだけをまとめるだけで詩集が出来てしまうのではないか、とまで思えてしまう。
と言うのも、松本大洋の母親は詩人の工藤直子だと言うのだから、その母親の詩人の感性を引き継いでいるのかも知れないが、それにしても彼が書くセリフは強烈に胸に響く。
■扉絵の存在
扉絵の存在に驚いた。
本誌「鉄コン筋クリートall in one」には連載時の各話の扉絵が全話分挿入されている、と言うか扉絵を含めて単行本化されているのだ。
全三巻の「鉄コン筋クリート」の状況は知らないのでなんとも言えないのだが、おそらく全三巻版も同様なのだろう。
なぜこんな話をしているかと言うと、所謂ストーリーマンガを一冊にまとめた形態の本誌においては、物語と関連性が乏しい扉絵を挿入することは、物語の進行を止めてしまう、と言うリスクを伴うことが多いからである。
しかしながら、本作の形式は、一話完結の物語を複数集めることにより、全体的な物語を構成する、と言う形式を取っている。
その辺は、所謂ストーリーマンガの構成とは異なっている。
つづく・・・・
一時保存です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
因みに、この「鉄コン筋クリートall in one」とは、全三巻の「鉄コン筋クリート」を一冊にまとめたもので、基本的にマイケル・アリアスの映画「鉄コン筋クリート」とのタイアップ出版だと思われる。(初版:2007/02/01)
ところでわたしは「鉄コン筋クリート」をきちんと読んだことが今までなかった。わたしの「鉄コン筋クリート」の体験はせいぜい書店で本誌をパラパラと眺める程度だった。
で、映画「鉄コン筋クリート」を観て、その素晴らしい作品の原点を追体験すべく、本誌を手に取った訳である。
当時の松本大洋に対するわたしの印象は、なんだか知らないが大友克洋に影響された作家が出てきたな、程度の印象しかなかった。
松本大洋の一体どこが大友克洋に影響されているのか、と言われると明確な答えは出せないが、松本大洋の名:大洋をひらくと大友克洋の名になるせいかも知れない。
松本大洋の名は、大友克洋の名を包括しているのだ。
さて、それでは「鉄コン筋クリートall in one」について、いくつかの観点から、お話してみようと思う。
内容には基本的に触れませんので、心配ご無用です。
■広角レンズを意識した構図
わたしは広角レンズで撮られる映像が大好きである。
で、本作「鉄コン筋クリート」には広角レンズを意識したであろう構図が多々登場する。
人間の目は基本的に広角レンズなので、それら広角レンズを意識した構図は、一人称的なカメラの存在を意識させることになり、物語の臨場感を高めることに成功している。
更に広角レンズを意識した歪んだ構図は、場面によって、登場人物の心象風景を巧みに描写することにも一役かっている。
■多元中継的な物語の構成
■詩人の感性
セリフ(ネーム)の感性に驚かされる。
と言うのも、本作「鉄コン筋クリート」は、様々な名ゼリフに彩られている。
それら登場人物が心情を吐露する数々のセリフの感性は圧倒的で、仮に松本大洋が意図せずこれらのセリフを書いているとしたら、松本大洋は詩人の感性を持つ天才マンガ家だと思う。
もちろん松本大洋にもセリフを生む苦しみはあるとは思うのだが、松本大洋が書いたセリフだけをまとめるだけで詩集が出来てしまうのではないか、とまで思えてしまう。
と言うのも、松本大洋の母親は詩人の工藤直子だと言うのだから、その母親の詩人の感性を引き継いでいるのかも知れないが、それにしても彼が書くセリフは強烈に胸に響く。
■扉絵の存在
扉絵の存在に驚いた。
本誌「鉄コン筋クリートall in one」には連載時の各話の扉絵が全話分挿入されている、と言うか扉絵を含めて単行本化されているのだ。
全三巻の「鉄コン筋クリート」の状況は知らないのでなんとも言えないのだが、おそらく全三巻版も同様なのだろう。
なぜこんな話をしているかと言うと、所謂ストーリーマンガを一冊にまとめた形態の本誌においては、物語と関連性が乏しい扉絵を挿入することは、物語の進行を止めてしまう、と言うリスクを伴うことが多いからである。
しかしながら、本作の形式は、一話完結の物語を複数集めることにより、全体的な物語を構成する、と言う形式を取っている。
その辺は、所謂ストーリーマンガの構成とは異なっている。
つづく・・・・
一時保存です。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
1 2