「サイドウェイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20050227.html
「サンダーバード」
http://diarynote.jp/d/29346/20040722.html


「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」
http://diarynote.jp/d/29346/20030920.html
「シカゴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030531.html
「シークレット・ウインドウ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040904.html
「シービスケット」
http://diarynote.jp/d/29346/20040606.html
「至福のとき」
http://diarynote.jp/d/29346/20030412.htm
「下妻物語」
http://diarynote.jp/d/29346/20040402.html
「柔道龍虎榜」
http://diarynote.jp/d/29346/20041122.html
「十二人の怒れる男」
http://diarynote.jp/d/29346/20040202.html
「少女の髪どめ」
http://diarynote.jp/d/29346/20030907.html
「情婦」
http://diarynote.jp/d/29346/20040202.html
「少林サッカー/インターナショナルバージョン」
http://diarynote.jp/d/29346/20030630.html
「ジョゼと虎と魚たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040203.html
「ジョニー・イングリッシュ」
http://diarynote.jp/d/29346/20031012.html
「白い巨塔」
http://diarynote.jp/d/29346/20040209.html
「ジーリ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040821.html
「シルミド/SILMIDO」
http://diarynote.jp/d/29346/20040525.html

「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
http://diarynote.jp/d/29346/20040512.html


「ゲロッパ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20030902.html
「現金に体を張れ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040206.html


「恋の門」
http://diarynote.jp/d/29346/20041205.html
「恋は五・七・五!」
http://diarynote.jp/d/29346/20050316.html
「恋文日和」
http://diarynote.jp/d/29346/20041203.html
「ゴーストシャウト」
http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html
「ゴッド・ディーバ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040511.html
「コレクター」
http://diarynote.jp/d/29346/20030502.html
「コンスタンティン」
http://diarynote.jp/d/29346/20050422.html
「コンフェッション」
http://diarynote.jp/d/29346/20031107.html

「ガガンボーイ クモおとこ対ゴキブリおとこ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041027.html
「隠し剣 鬼の爪」
http://diarynote.jp/d/29346/20041024.html
「過去のない男」
http://diarynote.jp/d/29346/20031214.html
「華氏911」
http://diarynote.jp/d/29346/20040816.html
「独裁者」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040819.html
「ミスティック・リバー」と「華氏911」を考える
http://diarynote.jp/d/29346/20040822.html
「風のファイター(韓国公開バージョン)」
http://diarynote.jp/d/29346/20041108.html
「家族ゲーム」
http://diarynote.jp/d/29346/20040405.html
「カナリア」
http://diarynote.jp/d/29346/20041123.html
「ガルーダ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041021.html
「カレンダー・ガールズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040519.html
「カンフーハッスル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041124.html


「機関車先生」
http://diarynote.jp/d/29346/20040802.html
「北の零年」
http://diarynote.jp/d/29346/20050105.html
「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」
http://diarynote.jp/d/29346/20041018.html
「きみに読む物語」をめぐる冒険 妄想編
http://diarynote.jp/d/29346/20050323.html
「きみに読む物語」をめぐる冒険 妄想編 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20050404.html
「キリクと魔女」
http://diarynote.jp/d/29346/20031220.html
「キル・ビル Vol.1」
http://diarynote.jp/d/29346/20031028.html
不運な映画「キル・ビル Vol.1」
http://diarynote.jp/d/29346/20031029.html
ここがダメだよ『キル・ビル Vol.1』
http://diarynote.jp/d/29346/20031114.html
「キル・ビル Vol.2」
http://diarynote.jp/d/29346/20040503.html
「キング・アーサー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040720.html
「銀のエンゼル」
http://diarynote.jp/d/29346/20041215.html
当「徒然雑草」の主要コンテンツに映画レビューがありますが、ここのBLOG自体の検索性が悪く、自分でもいつどの映画についてのレビューを書いたのか定かではありません。

そこで、映画レビューの検索性を高める事を目的として、「映画レビュー・インデックス」を公開する事にしました。が、2005/04時点で更新をやめています

また、同様の趣旨で外部にも、「映画レビュー・インデックス」を構築しましたので、そちらも併せてご活用願います。

「映画レビュー・インデックス」こちらは更新していますので、こちらを強くおすすめします
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm

対象期間:2003年4月以降


「アイ・アム・デビッド」
http://diarynote.jp/d/29346/20050118.html
「アイデンティティー」
http://diarynote.jp/d/29346/20031030.html
「愛の落日」
http://diarynote.jp/d/29346/20040826.html
「アイリス」
http://diarynote.jp/d/29346/20030409.html
「アイ,ロボット」
http://diarynote.jp/d/29346/20040906.html
「アップルシード」
http://diarynote.jp/d/29346/20040325.html
「アバウト・シュミット」
http://diarynote.jp/d/29346/20030618.html
「アラモ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040917.html


「いかレスラー」
http://diarynote.jp/d/29346/20040711.html
「イージー・ライダー」
http://diarynote.jp/d/29346/20030425.html
「犬と歩けば チロリとタムラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040413.html
「イノセンス」
http://diarynote.jp/d/29346/20040319.html
「インファナル・アフェア」
http://diarynote.jp/d/29346/20040115.html
「インファナル・アフェア 無間序曲」
http://diarynote.jp/d/29346/20041007.html
「インファナル・アフェアIII/終極無間」
http://diarynote.jp/d/29346/20050407.html


「海猫」
http://diarynote.jp/d/29346/20041025.html
「ヴァン・ヘルシング」
http://diarynote.jp/d/29346/20040723.html
「ヴィレッジ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040911.html


「永遠のモータウン」
http://diarynote.jp/d/29346/20040427.html
「英語完全征服」
http://diarynote.jp/d/29346/20050425.html
「エターナル・サンシャイン」
http://diarynote.jp/d/29346/20050215.html
「エレクトラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20050317.html


「オオカミの誘惑」
http://diarynote.jp/d/29346/20050224.html
「おそいひと」
http://diarynote.jp/d/29346/20041121.html
「オーバードライヴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040927.html
「オペラ座の怪人」
http://diarynote.jp/d/29346/20050303.html
「オールド・ボーイ」
http://diarynote.jp/d/29346/20040902.html

「21グラム」

2004年5月23日 映画
2004/05/21、奇しくも21日、新橋ヤクルトホールで行われた「21グラム」の試写会に行ってきた。
何かと話題の「21グラム」である。

このままでは余命1ケ月だと診断され、心臓移植のドナーを待ち続ける大学教授のポール(ショーン・ペン)。
余命幾許も無い事を知った別居中の妻は、彼が死ぬ前に人工授精を試み、彼の子供が欲しいと提案する。

若い頃からヤクザな生活をしていた前科者のジャック(ベニチオ・デル・トロ)。
今は改心し信仰に篤く、クジで当たったピックアップトラックも神からの授かり物と信じ、貧しくも懸命に働きながら妻と2人の子供を養っている。

かつてドラッグに溺れていたクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。
現在は、ドラッグの依存症もおさまり、夫と2人の娘と共に幸せに暮らしていた。

そんな出会うはずのない3人の運命は、ある事故をきっかけに交わり、思いもよらぬ結末へと導かれていくのだった・・・・。

『人は死んだ時「21グラム」だけ軽くなる』という話をモチーフに、ひとつの心臓と3人の人間模様を織りなす、ヒューマン・ドラマに端を発する物語である。

しかしながら、本作「21グラム」の表現手法(ここでは編集)がトリッキーで、時間軸の分解・再構築と、舞台の転換が著しく、一般のわかりやすい娯楽作品に慣れている方には、ちょっと難しい作品かも知れない。

もしかすると本作は、「メメント」や「Re:プレイ」、「アイデンティティー」、そして「ロスト・ハイウェイ」、「マルホランド・ドライブ」等の一連のデヴィッド・リンチ作品に面白みを感じる人向きの作品かも知れない。

と言っても本作は、デヴィッド・リンチ作品のように特別難解な映画と言う訳ではなく、前述のように時間軸の分解・再構成、舞台の転換が激しく、観客の記憶と、映像に登場する些細な観客に対するヒントを読み取り、この映像は時間軸的に何時の映像かを把握する必要がある、ということである。

因みに、編集は「トラフィック」、「オーシャンズ11」、「コンフェッション」等のスティーヴン・ミリオン。
同一画面構成で別のカットを繋ぐ、と言うようなスティーヴン・ソダーバーグの「トラフィック」などでも使用されている編集手法が本作でも効果的に使われている。

また、撮影は全体的に手持ちカメラ風に揺れ動き被写体を追ってカメラはふらふらする。また被写体を追う都合か、比較的長回しのカットを生かした編集がされている上に、粒子が粗い映像と相まって、物語に対するリアリティの付与に成功している。
色彩を抑えた映像は陰鬱な状況を醸し出している。

音響も素晴らしく、銃器の音や、事故の音等SEの効果は著しい。
音楽があまりかからないことも、その効果を高めているのではないだろうか。

キャストについてだが、、主役3人組は全く素晴らしい。

しかし、ショーン・ペンの演技については、計算しつくされた、詳細に振付けられたような演技、−−特に表情だが、−−にやりすぎ感が見えてしまうような気がする。

一時期、もう俳優はやらない、今後は制作サイドで頑張っていく宣言をしていたショーン・ペンだが、現在俳優としてのキャリアのピークを迎え絶好調状態なのだ。

その当時のショーン・ペン監督作品は「インディアン・ランナー」で、ベニチオ・デル・トロも出ているし、 あとは、デヴィッド・モース、ヴィゴ・モーテンセン、パトリシア・アークエット、チャールズ・ブロンソン、デニス・ホッパー等というとんでもないキャストの作品である。
まあ、俳優が監督をやると往々にしてキャストは凄い連中が集まるのだが。

「マルホランド・ドライブ」、「ザ・リング」の2本でいきなりスターダムにのし上がってきた感のあるナオミ・ワッツは、悲しい女性をそつなくこなしていた。
個人的には「マルホランド・ドライブ」で、ノックアウトされてしまい、その後「ザ・リング」でもやられてしまった訳で、今回も非常に期待していたのであるが、期待にたがわず良い仕事をしていた。好きな女優のひとりなのだ。

そしてなんと言ってもベニチオ・デル・トロである。
最近は「トロさま」と呼ばれ日本国内でも大人気のベニチオ・デル・トロであるが、ご多分に漏れず、わたしも好きな俳優の一人である。
今回の役どころは、ちょっとした汚れ役ではあるが、かつての放蕩時代から、後に信仰に目覚め、そして結局は信仰に裏切られてしまい、結果的には・・・・、というところを熱演している。
このデル・トロのキャラクターは、観客が一番素直に感情移入できる素晴らしいキャラクターだったのではないだろうか。
神の意思による予定調和が体現されているキャラクターなのだ。

前回の「21グラム」の試写会において、監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとベニチオ・デル・トロの舞台挨拶があった訳だが、その際の舞台挨拶によると、デル・トロは非常にユーモラスでシャイでキュートな人間だった、ということである。
「トラフィック」のラストの球場の雰囲気だろうか。

本作「21グラム」は、2004年6月公開作品の中で、おそらく一番の目玉となる作品であろう。
内容はちよっと重いし、若干わかりづらい部分があるが、是非観ていただきたい素晴らしい作品なのだ。
アップルコンピュータ社"iPOD"の現行CF(CM)は、Feature Castの"Channel Surfing"という曲にのって、カット毎に入替わるビビッド・カラーの背景の中、黒いシルエットで表現された人々が、"iPOD"から聞こえてくる曲に合わせて踊りまくる、というものである。
そして、踊りまくる人々とは対照的に、"iPOD"本体とコピーは白一色で統一されている。

わたしは以前から、アップルコンピュータ社の"ipod"の広告宣伝用アートワークが気になっていた。
それは、これらの"ipod"のアートワークは、スタンリー・キューブリックへのオマージュになっているのではないか、と考えるからである。

具体的に言うと、"iPOD"のアートワークは、スタンリー・キューブリック監督作品「時計じかけのオレンジ」のオープニングのタイトル・カードとエンド・クレジットにインスパイアされ、スタンリー・キューブリックへのオマージュとして制作されたものではないか、と考えているのである。

ではその「時計じかけのオレンジ」のタイトル・カードとエンド・クレジットは具体的にどのようなものなのか、と言うと、"iPOD"のCF(CM)同様、カット毎(ここではキャストやスタッフの表記毎、或いはタイトル・カード毎)に入替わるビビッド・カラーの背景に、キャストやスタッフのクレジット表記は白一色で統一されている、というスタイルを持っているのだ。

みなさんもご承知のように、ほとんどの映画のタイトル・カードやエンド・クレジットは、表示フォーマットが統一されている関係で、エンド・クレジットやタイトル・カードが表示される背景色は全て同色(ほとんどの場合は黒一色)に統一されているのだ。
「時計じかけのオレンジ」のように、タイトル・カード毎に色を変える、というのは、言うまでも無く、特異な形態なのだ。

機会があったら、「時計じかけのオレンジ」のエンド・クレジットをご確認いただきたいのだが、"iPOD"のアートワークとの共通点は誰の目にも明らかだと思う。

従って、私見ではあるが、"ipod"のアートワークは、スタンリー・キューブリックへのオマージュになっている、のは確実なのだ。

ところで、スタンリー・キューブリック監督作品「2001年宇宙の旅」にHAL9000というコンピュータが登場するのだが、HALという名は、IBM社の一歩先を行く、という意味でIBMのそれぞれのアルファベット文字を1文字ずつ前にずらして創作した。という伝説も残っているだけに、キューブリックとコンピュータ会社の関連は興味深いものがあるのだ。

つまり、HAL9000とIBM社の関係を含めて考えるしと、「IBM社より一歩先を行くコンピュータHAL9000を生み出したスタンリー・キューブリックに対し、アップル・コンピュータ社は敬意を表している」という図式が見えてくるのである。
そして、スタンリー・キューブリックへのオマージュにより、キューブリックと肩を並べたアップル・コンピュータ社は、相対的にIBM社より一歩先んじている、という関係になるのだ。

そして、論をもう一歩進めると、アップル・コンピュータ社は、人類は"iPOD"という道具を得て、人類の進化における新たなステップを踏み出した、と感じさせようとしているのではないだろうか。
これは「2001年宇宙の旅」の「人類の夜明け」または「スター・チャイルドの誕生」とも対比できる、新たな人類の誕生を暗喩しているのではないだろうか。

アップル・コンピュータ社はスタンリー・キューブリックへのオマージュを行いつつ、「"iPOD"により人類は種としての新たな飛躍の時期を迎えているのだ」と言っているのではないだろうか。
国内版のCF(CM)で表示される"Goodbye MD"というコピーにもそれが感じられる。

アップル・コンピュータ社の孤高な精神を感じるのだ。

あくまでも余談だが、「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙船ディスカバリー号の船内には、Apod、Bpod、Cpodという3台の船外活動用のポッドが搭載されている。
また、"iPOD"同様、ディスカバリー号やポッドは白を基調としている。

iPOD TV SPOT 4 / アップルコンピュータ株式会社
http://www.apple.co.jp/ipod/ads/index.html

iPOD TV SPOT 4 / Apple Computer, Inc.
http://www.apple.com/ipod/ads/ad4length30.html

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2004/05/24、東京有楽町よみうりホールで行われた「シルミド/SILMIDO」の試写会に行ってきた。

本作「シルミド/SILMIDO」は、韓国政府によって長年に亘って隠蔽されていた、韓国政府による北朝鮮金日成暗殺計画と、それを巡る特殊工作部隊の反乱事件(「シルミド事件」)を描いたアクション・サスペンスである。

1968年1月、北朝鮮特殊工作部隊による韓国大統領府襲撃未遂事件が発生。同年4月、韓国政府はその報復のため、シルミド(実尾島)に死刑囚ら31人を集め、極秘に金日成暗殺部隊の設立を目論んだ。
カン・インチャン(684部隊第3班長/ソル・ギョング)、ハン・サンピル(684部隊第1班長/チョン・ジェヨン)ら元死刑囚31人は、その時の年月から名付けられた684部隊の特殊工作員としてジェヒョン隊長(アン・ソンギ)、チョ2曹(ホ・ジュノ)の下、過酷な訓練を開始する。
3年後、優秀な工作員に仕立て上げられた彼らに、いよいよ実行命令が下される。しかし、政府の対北政策は決行目前になって大きく転換、北潜入へ向け行動を開始した部隊に急遽命令の撤回が告げられるのだったが・・・・。

本作「シルミド/SILMIDO」は、韓国本国では、1,200万人(2004年3月現在)以上という韓国映画史上最高動員記録を樹立した作品であると同時に、実際の事件である所謂「シルミド事件(金日成暗殺を目的とする特殊工作部隊の設置と、その部隊の抹殺指令の発令、部隊の反乱と粛清)」という韓国の近代史における恥部を映画化した、ある意味志の高い作品である。

もしかすると文化の違いからかも知れないが、韓国の皆さんのようにわたしは号泣することはなかったが、軍隊という階級社会の閉鎖された環境で、軍人として生きるのか、それとも本来の人間として生きるのかを、淡々とまたは壮絶に描いている。
また細かい泣かせどころもツボを押さえており、感動の社会派ドラマという見方も出来る作品である。

そして、その物語の描き方は、冒頭部分を684部隊内部の視点から描き、反乱直前までの部分を684部隊の教官側の視点から描いているのが興味深かった。
これにより、684部隊の隊員に厳しく接するジェヒョン隊長(アン・ソンギ)やチョ2曹(ホ・ジュノ)の、軍人として684部隊に接する厳しさと、人間として愛情を持って、自らの命の危機を顧みず684部隊員の事を考える姿の対比が、素晴らしい効果を醸し出している。

特に自分の力ではどうしようもない環境に置かれてしまった684部隊の教官たちの苦悩が悲しくも美しい。
繰り返しになるが、チョ2曹(ホ・ジュノ)の人間臭い生き様が泣ける。

物語の構成は、前半部分は訓練風景、後半部分は実戦ということで、ともすれば、スタンリー・キューブリックの「フルメタルジャケット」的な印象を受けたし、また、同様の観点からクリント・イーストウッドの「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」のような印象も受けた。

また、後半部分のバス・ジャック辺りは、クリント・イーストウッドの「ガントレット」を髣髴とさせるアクション・シークエンスが続く。

おそらく、日本国内では、いくら韓国映画ブームだとは言っても、客がたくさん入る映画ではないと思われるが、現在日本が抱えているアジアの外交・政治問題に遠からず関連がある題材を描いている作品なので、その辺りに関心がある方は是非劇場に足を運んでいただきたい。

☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2004/05/29〜30、南アルプス市誕生1周年記念「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」というMTB(マウンテンバイク)の大会に参加して来ました。
参加して来ました、と言っても、わたしは仕事の都合で大会参加が危ぶまれていたため、レース自体にはエントリーせず、もっぱらレースのDV撮影を行っていた、というのが本当のところです。

わたしたちのチームは、5月30日に行われる「4時間チーム耐久」に3チームほどエントリーしていたので5月29日は別に急いで会場入りする必要はなく、17:00にレース会場のある、山梨県南アルプス市「風の丘しらね」に集合する事になりました。
「4時間チーム耐久」は30日の10:00からスタートなのですが、今回のレースは、耐久レース時のピット内でオートキャンプが可能なシステムだったため、今回のレースはわたしたちにとってレースとキャンプを楽しむ、というイベントと仮していたのだ。

わたしたちのチームでキャンプに参加したのは、総勢13名で、クルマは5台、MTBは9台、テントは3張り、という大所帯。
29日の夜は、ダッチ・オーブン製のパエリアとボルシチをメインに、大宴会でした。
とは言うものの、翌朝からレースということもあり、宴会に付き物の酒類は、個人で消費する分量を個人で調達する、と言う素晴らしいシステムを導入、自らが自らを律する事により、翌日のレースに影響が出ない、という素晴らしい作戦を実施しました。

従来のレース時の宴会では、酒類を購入する幹事が、全メンバー分の酒類を余裕を持って購入するため、必要十分な分量を見極めるのは難しく、当然と言うか、必然的に大酔っ払いの皆さんが二日酔い状態でレースに臨む、というケースが多々あったのですが、今回はそんな心配は皆無のハズだったのです。

翌日、レース当日の天候は当初の予報では、午前はくもり、午後から雨というものだったのですが、蓋を開けて見ると一日中快晴という大変なコンディションでした。
一応風は吹いていたものの、照りつける凶悪な太陽のおかげで、どうなることやら、と言う不安が過ぎったのは事実です。

と言うのも、「4時間チーム耐久」とは、山や森の中はあるとは言え、炎天下の中で4時間にわたって、レースという急激な運動をする訳ですから、これはたまったものではありません。
水分の補給は言うまでも無く、日陰の確保や、日焼け対策、虫除け等、様々な対策が必要になります。
しかも4時間耐久と言っても、レース参加者は、実際のところ早朝から夕方の閉会式まで基本的に炎天下の野原に居ることになるのです。

そんな状況のレース当日朝、レースのみ参加の他のメンバーも合流し、わたしたちのチームが勢ぞろいしました。
混成チームを含めてわたしたちは全体で、なんと18名の大所帯に成長してしまいました。
MTB雑誌の取材が来た際に聞いたところによると、わたしたちは、当日参加しているチームの中でも最大規模のチームだったようです。

つづく

「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」
http://www.akiworld.co.jp/event1.html

MTB Racing / Team Super Rabbits
http://homepage3.nifty.com/~tkr/tsr.htm
先日に引き続き、南アルプス市誕生1周年記念「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」というMTB(マウンテンバイク)の大会のお話です。

早速余談ですが、レースのひとつの楽しみに、「お買い物」があります。
今回のレースは、先日お話したように、集合が5月29日17:00現地集合だったにも関わらず、29日の午前中に集合したメンバーが居たのです。

勿論、オートキャンプ場(耐久レース時のピットエリア)の確保とテントやタープ等のアウトドアグッズの設営という大きな目的があったのですが、もしかすると彼等には、欲しい商品を早めにゲットする、という陰の目的もあったかも知れません。

と言うのも、レース会場で販売ブースを開いているショップやメーカーは、多くの場合、在庫一層の意味を込めてか、割引セールを行うからです。
しかもMTB関連のアイテムは高いものが多く、正規の価格で購入するのに、二の足を踏む事が多々あるのですが、レース会場のブースは、30%〜70%オフといった商品が目白押しで、お買い物を目的としてレース会場に足を運ぶ人も居るとか、居ないとか・・・・。

事実、既に現地集合しているメンバーに携帯で電話をかけ、ピットの設営状況より先に、めぼしいショップの商品や価格、在庫状況を確認している人も居ました。

例えば、10,000〜15,000円くらいのMTB用のヘルメットが1,000〜6,000円くらいで購入できる、という感じです。

また、MTBレース等のイベントは地元にとっては、観光的に大きな収益の呼び水となることもあり、地元の山の幸や海の幸をふんだんに使用した加工食品の販売があったり、豚汁やなんかが無料で提供されるような事もあったりします。

さて、わたしたちが参戦した「4時間チーム耐久」レースですが、具体的には、会場に設営された、標高差60メートル、全長約2.5キロのコース(路面は土、草、石等で、開けた路面もあれば、人がひとり通るのがやっとと言う幅の部分もある/レディースは全長1.5キロ)をチームのメンバーがピットエリアで交代しつつ、4時間の間に一番多く周回したチームが優勝する、というもので、ソロ、ペア、トリオ、カルテット、レディースという5つのカテゴリーがありました。

競技人口が多く選手層も厚い男子チーム(または男女混成チーム)のカテゴリーで「お立ち台(5位までが表彰される)」を目指すのは、並大抵の事ではないので、わたしたちは、レディース・チームを「お立ち台」に上げることを目的とした戦略を立てました。

さて、そんな中レースがスタートした訳です。

なんと驚いた事に、レース開始30〜60分時点で、主催者側からわたしたちのレディース・チームが周回数で総合トップとアナウンスされていました。
これは結果的に、コースの全長キロ数が短いレディースのチームが全チームの中で、週回数の上位を占めたための誤りだとわかりましたが、レースのMCがわたしたちのチーム名を連呼し、ちょっとばかりは名が売れたのではないかと思いました。

また、わたしたちのチームのメンバーが知り合いと組んだ混成チームで参戦したのですが、そこのチームは、登録ライダーとずぶの素人が混在するめちゃくちゃな構成だったのですが、1〜2週目は、実質的に総合1位(コース全長が短いレディースを除くと)をキープしていました。勿論その登録ライダーがファーストライダーだった訳です。

わたしは先日お話したように今回はレースに参戦せず、DV撮影に終始しました。
しかしDV撮影といっても、同じところで撮影するわけではなく、変化に富んだ映像を確保する為コース全体を少しずつ撮影することになり、結果的には炎天下の中に4時間居る、ということになります。

また、ライダーの先回りをして撮影ポイントまで行く必要があるので、コース外をMTBを追いかけて走り回っている、というような感じでした。
また撮影ポイントを確保したとしても、すぐにわたしたちのチームのライダーが通るわけではないので、実際は、走って撮影ポイントを確保し、ライダーを待ち、撮影し、また次の撮影ポイントに走る、という事になるのです。
下手をするとレースに出るより大変だ、という事もあるわけですね。

さてレースの方ですが「4時間チーム耐久」という事で始まったレースだったのですが、天候があまりにも良く、このような炎天下の中で過激な運動を継続すると健康面に影響が出る可能性が高い、と言う主催者側の判断で、3時間30分でレースをクローズする、という決定がなされました。

わたしたちのレディース・チームは、トラブルのため順位を3位まで下げ、2位を狙い着々と2位とのタイム差を縮めていた状況でのレースの30分短縮は結構痛いものがありました。

他の男子チームは特にお立ち台に絡む事も無く、レース自体を楽しんでいました。
ただ男子4名チームのファーストライダーが、1週目のつづら折れの急なくだりで他チームの2台のバイクが接触、転倒し、逃げ場が無くなった彼はコース外の崖にバイクごとエスケープし、右足首を捻挫する、というアクシデントがありましたが大事にはいたらず、概ね問題なくレースは終盤に差し掛かりました。

結果的には、レディースチームは2位に及ばず、3位入賞となり、例の混成チームは5位入賞と言う結果に終わりました。

あと特筆すべき点は、男子4名チームの最終ライダーが、コース途中で両足を攣り(つり)、レース事態の最終ライダーとなりました。
この際も、わたしたちのチーム名がMCから連呼され、またまた名が売れたかな、と思いました。

さて、表彰式ですが、カテゴリー毎に1〜5位までの選手たちがそれぞれの順位毎に表彰され、メダルや副賞が主催者から人数分授与され、また優勝者には、1位の副賞以外に優勝の副賞として、MTBやMTBのフレーム等の立派な商品がメンバーの人数分当たりました。
多くのレースでは、ペアやトリオでも優勝商品はMTB1台というような場合が多いのですが、今回の主催者は太っ腹でした。

また、各カテゴリー毎の1〜3位については所謂シャンパン・シャワーとか、シャンパン・ファイトとか言われるイベントがあり、ステージ上、ステージの直前の観客はシャンパンを浴びてベタベタ状態でした。

最後に、今回の大会の最大の大所帯だったらしいわたしたちは、MTB雑誌の取材を受けておひらききでした。

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tkr

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