2006年の目標!! 中間発表その4
2006年5月1日 映画さて、早速ですが2006年の目標の中間発表その3です。
とりあえず目標の再確認を・・・・
目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
1.映画
#013「美しき運命の傷跡」科学技術館サイエンスホール 2006/04/03
#014「連理の枝」九段会館 2006/04/05
#015「小さき勇者たち〜GAMERA〜」一ツ橋ホール 2006/04/16
#016「アイス・エイジ2」イイノホール 2006/04/17
2.DVD、CATV等
#056「誰にでも秘密がある」HDD 2006/04/10
#057「素晴らしき日曜日」CATV 2006/04/10
#058「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」CATV 2006/04/12
#059「コーヒー&シガレッツ」CATV 2006/04/12
#060「タイムライン」CATV 2006/04/18
#061「僕の彼女を紹介します」CATV 2006/04/18
#062「サマリア」CATV 2006/04/19
#063「ミッドナイトクロス」CATV 2006/04/23
#064「ア・フュー・グッドメン」CATV 2006/04/26
#065「誰も知らない」HDD 2006/04/27
#066「ターミナル」CATV 2006/04/29
#067「新世紀エヴァンゲリオン/DEATH(TRUE)2」CATV 2006/04/29
#068「新世紀エヴァンゲリオン/Air/まごころを、君に」CATV 2006/04/29
#069「エネミー・オブ・アメリカ」CATV 2006/04/30
#070「トロイ」CATV 2006/04/30
#071「インストール」DVD 2006/04/30
3.読書
#005「ダーク・タワーIV −魔道師と水晶球(上)−」スティーヴン・キング著 風間賢二訳 新潮文庫 2006/04/04
#006「美女と野球」リリー・フランキー著 河出文庫 2006/04/10
#007「ダーク・タワーIV −魔道師と水晶球(中)−」スティーヴン・キング著 風間賢二訳 新潮文庫 2006/04/23
映画は、劇場4本(累計16本)、DVD等16本(累計71本)で、計20本(累計87本)。
このままのペースで、年間261本(劇場48本)です。
読書は3冊(累計7冊)で、このままのペースでは、年間21冊です。
全く厳しい状況です。
とは言うものの、過去3年の実績と比較すると、
■映画
2006年 87本(劇場16本)
2005年 75本(劇場27本)
2004年 87本(劇場23本)
2003年 89本(劇場30本)
■読書
2006年 07本
2005年 11本
2004年 16本
2003年 29本
と言う状況です。
映画については、2003年以降、きちんと300本以上観ているので、おそらく映画300本は大丈夫だと思います。
読書は、例年減少していますね。
非常によろしくない状況です。心を入れ替える方向で頑張ります。
参考)
2006年の状況
映画87本(うち劇場16本)
読書07冊
2005年同時期の状況
映画75本(うち劇場27本)
読書11冊
2004年同時期の状況
映画87本(うち劇場23本)
読書16冊
2003年同時期の状況
映画89本(うち劇場30本)
読書29冊
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とりあえず目標の再確認を・・・・
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1.映画
#013「美しき運命の傷跡」科学技術館サイエンスホール 2006/04/03
#014「連理の枝」九段会館 2006/04/05
#015「小さき勇者たち〜GAMERA〜」一ツ橋ホール 2006/04/16
#016「アイス・エイジ2」イイノホール 2006/04/17
2.DVD、CATV等
#056「誰にでも秘密がある」HDD 2006/04/10
#057「素晴らしき日曜日」CATV 2006/04/10
#058「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」CATV 2006/04/12
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#060「タイムライン」CATV 2006/04/18
#061「僕の彼女を紹介します」CATV 2006/04/18
#062「サマリア」CATV 2006/04/19
#063「ミッドナイトクロス」CATV 2006/04/23
#064「ア・フュー・グッドメン」CATV 2006/04/26
#065「誰も知らない」HDD 2006/04/27
#066「ターミナル」CATV 2006/04/29
#067「新世紀エヴァンゲリオン/DEATH(TRUE)2」CATV 2006/04/29
#068「新世紀エヴァンゲリオン/Air/まごころを、君に」CATV 2006/04/29
#069「エネミー・オブ・アメリカ」CATV 2006/04/30
#070「トロイ」CATV 2006/04/30
#071「インストール」DVD 2006/04/30
3.読書
#005「ダーク・タワーIV −魔道師と水晶球(上)−」スティーヴン・キング著 風間賢二訳 新潮文庫 2006/04/04
#006「美女と野球」リリー・フランキー著 河出文庫 2006/04/10
#007「ダーク・タワーIV −魔道師と水晶球(中)−」スティーヴン・キング著 風間賢二訳 新潮文庫 2006/04/23
映画は、劇場4本(累計16本)、DVD等16本(累計71本)で、計20本(累計87本)。
このままのペースで、年間261本(劇場48本)です。
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全く厳しい状況です。
とは言うものの、過去3年の実績と比較すると、
■映画
2006年 87本(劇場16本)
2005年 75本(劇場27本)
2004年 87本(劇場23本)
2003年 89本(劇場30本)
■読書
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2005年 11本
2004年 16本
2003年 29本
と言う状況です。
映画については、2003年以降、きちんと300本以上観ているので、おそらく映画300本は大丈夫だと思います。
読書は、例年減少していますね。
非常によろしくない状況です。心を入れ替える方向で頑張ります。
参考)
2006年の状況
映画87本(うち劇場16本)
読書07冊
2005年同時期の状況
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「ニンテンドーDS Lite エナメルネイビー」をめぐる冒険
2006年5月3日 日常 コメント (2)
2006/05/03 地元のスーパーで、「ニンテンドーDS Lite」の抽選販売がある、ということで行ってみた。
わたしは比較的強運の人なので、多分当選すると思っていた。
で、10:15の時点で並んでいる人に整理券を配付する、ということだったので、抽選券をもらえるギリギリの時間10:00に会場入りした。
抽選整理券配付会場は親子連れ、友人連れで少しでも確率を上げようとする人々が多数集まっており、その結果抽選が開始された時点では、ひとりで複数枚の抽選整理券を持って抽選に望んでいる人がたくさんいた。
わたしは前日から何人かの友人に声を掛けたのだが、誰も応じてくれず、仕方なくひとりで会場へ向かうこととなった。
本日の「ニンテンドーDS Lite」の発売数は101個。
で、配付された抽選整理券の数は、380枚程度。
と言う訳で、実際の当選確率は26.6%程度。
で、結局のところ、想像通り当たりました。
まあ、そんなところで今日はDS三昧だったのですが、今日のところ面白かったのは、複数台のDSで「ピクトチャット」を利用した「お絵かきしりとり」が面白かった。
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わたしは比較的強運の人なので、多分当選すると思っていた。
で、10:15の時点で並んでいる人に整理券を配付する、ということだったので、抽選券をもらえるギリギリの時間10:00に会場入りした。
抽選整理券配付会場は親子連れ、友人連れで少しでも確率を上げようとする人々が多数集まっており、その結果抽選が開始された時点では、ひとりで複数枚の抽選整理券を持って抽選に望んでいる人がたくさんいた。
わたしは前日から何人かの友人に声を掛けたのだが、誰も応じてくれず、仕方なくひとりで会場へ向かうこととなった。
本日の「ニンテンドーDS Lite」の発売数は101個。
で、配付された抽選整理券の数は、380枚程度。
と言う訳で、実際の当選確率は26.6%程度。
で、結局のところ、想像通り当たりました。
まあ、そんなところで今日はDS三昧だったのですが、今日のところ面白かったのは、複数台のDSで「ピクトチャット」を利用した「お絵かきしりとり」が面白かった。
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芝生の手入れをめぐる冒険
2006年5月4日 日常
わたしの家には小さいながらも芝生の庭がある。
しかし、芝生の手入れをほとんど行わないわたしの庭の芝生は、ボーボー状態の大変な状況であった。
そんな中、とある筋から「ロータリー・トリマー草刈機」を入手したわたしは、2006/05/04を芝生手入れの日と位置づけ、朝からドタバタやっていた。
先ずは芝生の手入れである。
件の「ロータリー・トリマー草刈機」を使用し、伸びすぎた芝生と雑草を刈った。
「ロータリー・トリマー草刈機」は概ね期待通りのものだったのだが、その後、刈った芝生や雑草の断片を「レーキ」で集めるのだが、その「レーキ」の作業が大変で、何十回、何百回と芝や雑草の断片を集めるうち、わたしの両腕はパンプアップし、パンパンになってしまった。
その後、パンパン状態のまま、今年の家庭菜園の準備をした。
今年のわたしの家庭菜園は、プチトマトと黄色いプチトマト、枝豆、インゲン、ゴーヤの5種類の苗にした。
で、驚いたのだが、昨年の収穫の後、放っておいたプランターのひとつになんと、アリが巣を作っており、大変な状況になっていた。
アリには悪いが、プランターの土を全て脇に捨てた。
捨てた土はまるでアリ塚のような状況になってしまった。
そして、苗をいくつかのプランターに植え、水をやり、庭の後片付けを行った。
と、言うわけで、わたしは、腕がパンパンのまま一日を終えようとしている。恐るべし芝生よ。
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しかし、芝生の手入れをほとんど行わないわたしの庭の芝生は、ボーボー状態の大変な状況であった。
そんな中、とある筋から「ロータリー・トリマー草刈機」を入手したわたしは、2006/05/04を芝生手入れの日と位置づけ、朝からドタバタやっていた。
先ずは芝生の手入れである。
件の「ロータリー・トリマー草刈機」を使用し、伸びすぎた芝生と雑草を刈った。
「ロータリー・トリマー草刈機」は概ね期待通りのものだったのだが、その後、刈った芝生や雑草の断片を「レーキ」で集めるのだが、その「レーキ」の作業が大変で、何十回、何百回と芝や雑草の断片を集めるうち、わたしの両腕はパンプアップし、パンパンになってしまった。
その後、パンパン状態のまま、今年の家庭菜園の準備をした。
今年のわたしの家庭菜園は、プチトマトと黄色いプチトマト、枝豆、インゲン、ゴーヤの5種類の苗にした。
で、驚いたのだが、昨年の収穫の後、放っておいたプランターのひとつになんと、アリが巣を作っており、大変な状況になっていた。
アリには悪いが、プランターの土を全て脇に捨てた。
捨てた土はまるでアリ塚のような状況になってしまった。
そして、苗をいくつかのプランターに植え、水をやり、庭の後片付けを行った。
と、言うわけで、わたしは、腕がパンパンのまま一日を終えようとしている。恐るべし芝生よ。
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「映画レビュー・インデックス」2006/05/06号
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/04/29公開
「小さき勇者たち〜GAMERA〜」
http://diarynote.jp/d/29346/20060416.html
「レント」
http://diarynote.jp/d/29346/20060308.html
「ロンゲストヤード」未レビュー
2006/04/22公開
「アイス・エイジ2」
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
「トム・ヤム・クン!」
http://diarynote.jp/d/29346/20051014.html
2006/04/15公開
「連理の枝」
http://diarynote.jp/d/29346/20060411.html
2006/04/08日公開
「風のファイター」
http://diarynote.jp/d/29346/20041108.html
「美しき運命の傷跡」
http://diarynote.jp/d/29346/20060414.html
2006/04/01公開
「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」
http://diarynote.jp/d/29346/20051021.html
2006/03/18公開
「ウェス・クレイブン’S・カースド」
http://diarynote.jp/d/29346/20051017.html
「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20051023.html
2006/03/11公開
「エミリー・ローズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060303.html
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
http://diarynote.jp/d/29346/20051025.html
2006/03/04公開
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」未レビュー
「SPL/狼よ静かに死ね」
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
「力道山」
http://diarynote.jp/d/29346/20060220.html
「ブロークバック・マウンテン」未レビュー
近日公開
2006/05/13公開
「柔道龍虎榜」
http://diarynote.jp/d/29346/20041122.html
■週末興収ベストテン
2006/04/29-30 興収ベストテン
1.「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
2.「クレヨンしんちゃん/伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」(東宝)
3.「アイス・エイジ2」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
4.「チェケラッチョ!!」(東宝)
5.「Vフォー・ヴェンデッタ」(ワーナー)
6.「小さき勇者たち〜GAMERA〜」(松竹)
http://diarynote.jp/d/29346/20060416.html
7.「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」(ブエナビスタ)
8.「プロデューサーズ」(ソニー)
9.「連理の枝」(東芝エンタテインメント)
http://diarynote.jp/d/29346/20060411.html
10.「キャッチ ア ウェーブ」(ワーナー)
世はG.W.、わたしは若干心を入れ替えて、映画を観始めた。
2006/05/01「かもめ食堂」
2006/05/04「ブロークン・フラワーズ」
2006/05/05「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」
セル・アニメを劇場であまり観ないわたしだが、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」を観ることにした。
近所のシネコンに行ったのだが、頭痛がしていたので、字幕が無いアニメを観た、と言う状況であったが、鑑賞動機としては、予告編を見て、腕時計型時限爆弾を子供の腕に付ける、と言うプロットが果たして子供向けアニメーションとして、どうなのか、と言う関心もあったのも事実である。
「名探偵コナン」の映画10周年記念作品ということだったが、イマイチだった。と言うか、脚本が破綻していると思う。
コナンVSサイコ・キラーと言う図式を脚本に入れるために、いろいろな部分が犠牲になっているような印象を受けた。
また、不必要に複雑なプロットは、本作のメイン・ターゲットとなるであろう小学生には難しすぎるのではないか、と思うし、件の腕時計型時限爆弾を子供の腕に付ける件についても、やはり釈然としない部分が残る。
そのうちレビューします。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「ブロークバック・マウンテン」、「RENT/レント」、「かもめ食堂」、「ブロークン・フラワーズ」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」です。
正に困った状況です。
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2006/04/29公開
「小さき勇者たち〜GAMERA〜」
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「レント」
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2006/04/22公開
「アイス・エイジ2」
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「トム・ヤム・クン!」
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2006/04/15公開
「連理の枝」
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「風のファイター」
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「美しき運命の傷跡」
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2006/04/01公開
「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」
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「ウェス・クレイブン’S・カースド」
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「エミリー・ローズ」
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「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
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2006/03/04公開
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」未レビュー
「SPL/狼よ静かに死ね」
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「力道山」
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「ブロークバック・マウンテン」未レビュー
近日公開
2006/05/13公開
「柔道龍虎榜」
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■週末興収ベストテン
2006/04/29-30 興収ベストテン
1.「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
2.「クレヨンしんちゃん/伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」(東宝)
3.「アイス・エイジ2」(FOX)
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4.「チェケラッチョ!!」(東宝)
5.「Vフォー・ヴェンデッタ」(ワーナー)
6.「小さき勇者たち〜GAMERA〜」(松竹)
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7.「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」(ブエナビスタ)
8.「プロデューサーズ」(ソニー)
9.「連理の枝」(東芝エンタテインメント)
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10.「キャッチ ア ウェーブ」(ワーナー)
世はG.W.、わたしは若干心を入れ替えて、映画を観始めた。
2006/05/01「かもめ食堂」
2006/05/04「ブロークン・フラワーズ」
2006/05/05「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」
セル・アニメを劇場であまり観ないわたしだが、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」を観ることにした。
近所のシネコンに行ったのだが、頭痛がしていたので、字幕が無いアニメを観た、と言う状況であったが、鑑賞動機としては、予告編を見て、腕時計型時限爆弾を子供の腕に付ける、と言うプロットが果たして子供向けアニメーションとして、どうなのか、と言う関心もあったのも事実である。
「名探偵コナン」の映画10周年記念作品ということだったが、イマイチだった。と言うか、脚本が破綻していると思う。
コナンVSサイコ・キラーと言う図式を脚本に入れるために、いろいろな部分が犠牲になっているような印象を受けた。
また、不必要に複雑なプロットは、本作のメイン・ターゲットとなるであろう小学生には難しすぎるのではないか、と思うし、件の腕時計型時限爆弾を子供の腕に付ける件についても、やはり釈然としない部分が残る。
そのうちレビューします。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「ブロークバック・マウンテン」、「RENT/レント」、「かもめ食堂」、「ブロークン・フラワーズ」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」です。
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「電車男」になりそこなった話 その3
2006年5月7日 エッセイ/コラムながらくお待たせいたしました。
すっかり忘れていましたが、『「電車男」になりそこなった話 その3』をお届けします。
前回までのお話しはこちら・・・・
『「電車男」になりそこなった話 その1』
http://diarynote.jp/d/29346/20050803.html
『「電車男」になりそこなった話 その2』
http://diarynote.jp/d/29346/20050804.html
(承前)
わたしに右手を掴まれた男は一瞬わたしの目を見た。
男の目には怯えの表情が浮かんでいた。
警笛を鳴らした急行電車は「下板橋」駅を通過する。
対峙するふたりの男の上を、陸橋の影が凄い勢いで通り過ぎる。
「池袋」まであと二分。
腹部を蹴られた女性が何事かを叫んでいる。
右手をわたしに押さえられた男は、右手を振り払おうとあがきつつ、左手で殴りかかってきた。
もちろん、右手を封じられた男の左は腰が入っていないただの横殴りである。
わたしは腕を上げ、右脇で男の左を受け、そのまま右腕を下ろして男の左腕を挟み込むと同時に内側に入った男の左腕を掴んだ。
男の両腕を封じたわたしは、男の蹴りを警戒しつつ、軽く崩しを入れ、浮足を軽く払う。バランスを崩した男は電車の通路をよろよろし、男はわたしの目論見通り元々座っていた座席に座り込む。が、座った事で逆に足が自由になった男は、わたしの膝に蹴りを入れてきた。
両腕をつないだ状態のわたしには、男の蹴りをよける事は出来ない。仕方が無いので、わたしは自分の右膝を男の腿の上に置き、男の蹴りを封じる。
沸く観客たち。
急行電車は「北池袋」を通過、減速が始まる。
終点の「池袋」が近づくと、わたしによって両手両足を封じられた男は、何を血迷ったのか、頭突き攻撃をしてきた。
お前は亀か!
わたしは彼には悪いが失笑してしまった。
両手両足を封じられて、頭を使って攻撃をしかけてくるとは・・・・、極限状態の人間は何を思って行動するのか。
電車は「池袋」に到着、ドアが開く。
男は観念したのか、動かなくなっている。
わたしは、「もうこれ以上殴らない」状態で男を押さえ込むことに成功した。
今回の一件の発端となった腹部を蹴られた女性は妙に殺気立っており、男を警察に突き出す、と息巻いている。
わたしは男を立たせ、腕をがっちりと掴み、問いかける。
「警察か、鉄道会社か」と。
男は警察を選択した。
男を拘引して電車を降りるわたし。
わたしとその男のカバンを持って電車を降りる女性。
電車から降りるついでに、男にぶつかり、叩き、蹴りを入れながら降りる乗客たち。
わたし達は、「池袋パルコ」脇の交番へ向かった。
つづく・・・・
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すっかり忘れていましたが、『「電車男」になりそこなった話 その3』をお届けします。
前回までのお話しはこちら・・・・
『「電車男」になりそこなった話 その1』
http://diarynote.jp/d/29346/20050803.html
『「電車男」になりそこなった話 その2』
http://diarynote.jp/d/29346/20050804.html
(承前)
わたしに右手を掴まれた男は一瞬わたしの目を見た。
男の目には怯えの表情が浮かんでいた。
警笛を鳴らした急行電車は「下板橋」駅を通過する。
対峙するふたりの男の上を、陸橋の影が凄い勢いで通り過ぎる。
「池袋」まであと二分。
腹部を蹴られた女性が何事かを叫んでいる。
右手をわたしに押さえられた男は、右手を振り払おうとあがきつつ、左手で殴りかかってきた。
もちろん、右手を封じられた男の左は腰が入っていないただの横殴りである。
わたしは腕を上げ、右脇で男の左を受け、そのまま右腕を下ろして男の左腕を挟み込むと同時に内側に入った男の左腕を掴んだ。
男の両腕を封じたわたしは、男の蹴りを警戒しつつ、軽く崩しを入れ、浮足を軽く払う。バランスを崩した男は電車の通路をよろよろし、男はわたしの目論見通り元々座っていた座席に座り込む。が、座った事で逆に足が自由になった男は、わたしの膝に蹴りを入れてきた。
両腕をつないだ状態のわたしには、男の蹴りをよける事は出来ない。仕方が無いので、わたしは自分の右膝を男の腿の上に置き、男の蹴りを封じる。
沸く観客たち。
急行電車は「北池袋」を通過、減速が始まる。
終点の「池袋」が近づくと、わたしによって両手両足を封じられた男は、何を血迷ったのか、頭突き攻撃をしてきた。
お前は亀か!
わたしは彼には悪いが失笑してしまった。
両手両足を封じられて、頭を使って攻撃をしかけてくるとは・・・・、極限状態の人間は何を思って行動するのか。
電車は「池袋」に到着、ドアが開く。
男は観念したのか、動かなくなっている。
わたしは、「もうこれ以上殴らない」状態で男を押さえ込むことに成功した。
今回の一件の発端となった腹部を蹴られた女性は妙に殺気立っており、男を警察に突き出す、と息巻いている。
わたしは男を立たせ、腕をがっちりと掴み、問いかける。
「警察か、鉄道会社か」と。
男は警察を選択した。
男を拘引して電車を降りるわたし。
わたしとその男のカバンを持って電車を降りる女性。
電車から降りるついでに、男にぶつかり、叩き、蹴りを入れながら降りる乗客たち。
わたし達は、「池袋パルコ」脇の交番へ向かった。
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2006/05/01 映画の日 東京池袋「シネ・リーブル池袋」で「かもめ食堂」を観た。
夏のある日、ヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という小さな食堂がオープンしました。その店の主は日本人の女性サチエ(小林聡美)でした。道行く人がふらりと入ってきて、思い思いに自由な楽しい時間を過ごしてくれる、そんな風になればいい、そう思ったサチエは献立もシンプルで美味しいものをと考え、かもめ食堂のメインメニューはおにぎりになりました。ホントはおにぎりにはちょっとだけサチエのこだわりがあったのでしたが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:荻上直子
原作:群ようこ「かもめ食堂」(幻冬舎刊)
出演:小林聡美(サチエ)、片桐はいり(ミドリ)、もたいまさこ(マサコ)、ヤルッコ・ニエミ(トンミ)、タリア・マルクス(リーサ)、マルック・ペルトラ(マッティ)
世の中にはごく稀に、奇跡のようなキャストが揃う作品がある。
本作「かもめ食堂」は、そんな奇跡のような作品のひとつだと言える。
小林聡美はともかく、片桐はいりともたいまさこがキャスティングされたことは、正に奇跡、正に凶悪なキャスティングだと言えよう。
彼女らの存在感は素晴らしいものがあり、三者三様の空気感が渾然一体となり、穏やかで爽やかな、まるで作品全体がアルファー波で満ちているような印象すら受けてしまう。
その三者三様の空気感のベクトルは全く方向性が異なるのだが、異なるベクトルが合成され無になっているような印象を受ける。
とは言うものの、本作の脚本は、自らで物語をつむぐのではなく、彼女らの存在感に頼り切っているような印象を受ける。
個々のエピソードは面白いし、感銘を受ける事も多々ある。しかしながら、作品全体を見ると、どうにも釈然としない印象を受ける。
本作のような作品に、作品としての完成度を求めるのは、もしかしたら酷な話なのかもしれないが、本作は雰囲気だけの作品だと評価されるには惜しい作品だと個人的には思うのだ。
先ずは、誰も客が来なかった食堂に客が来るきっかけとなるシナモン・ロールが良くない。
わたしは趣味でパンを焼くので、シナモン・ロールの作り方、−−特に小指の使い方−−、を描写していたのは非常に興味深かったが、サチエを血の通ったキャラクターにするためには、おにぎりで客を呼ぶべきだった、と本気で思う。
客にとっての、ただの食事だったおにぎりには、サチエにとってはこんな思い出が・・・・、と言う方が脚本的には感動的だったと思う。
とは言うものの、ダメ映画かと言うとそうでもなく、非常に印象深い、爽やかで穏やかな感動を与えてくれる素晴らしい作品だと思う。
と言うのも、荻上直子(監督・脚本)のグダグダのテンポ感が、フィンランドの背景や空気とピッタリとマッチした印象を見事に観客に与えているのだ。
少なくとも日本食への関心を充分に喚起する作品に仕上がっているし、スロウ・ライフ、ロハスな生き方に共感する人々にもオススメの作品かと思う。
また特筆すべき点は、出てくる料理が全て美味しそうに見える点だろう。これは非常に稀有な事だと思う。
その点から考えるに照明が素晴らしい仕事をしていたのだと思う。限りなく自然光に近い照明により、料理が自然な色合いに見せているのであろう。
全くの余談的な個人的な印象だが、デヴィッド・リンチの「イレイザー・ヘッド」が終わった瞬間、頭の中がノイズから開放され、膨張するような感じ、こめかみの外部からの圧迫感を内側から押し広げているような感触、頭が膨らんでいくような感触を感じさせてくれる作品だったような気もする。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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夏のある日、ヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という小さな食堂がオープンしました。その店の主は日本人の女性サチエ(小林聡美)でした。道行く人がふらりと入ってきて、思い思いに自由な楽しい時間を過ごしてくれる、そんな風になればいい、そう思ったサチエは献立もシンプルで美味しいものをと考え、かもめ食堂のメインメニューはおにぎりになりました。ホントはおにぎりにはちょっとだけサチエのこだわりがあったのでしたが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:荻上直子
原作:群ようこ「かもめ食堂」(幻冬舎刊)
出演:小林聡美(サチエ)、片桐はいり(ミドリ)、もたいまさこ(マサコ)、ヤルッコ・ニエミ(トンミ)、タリア・マルクス(リーサ)、マルック・ペルトラ(マッティ)
世の中にはごく稀に、奇跡のようなキャストが揃う作品がある。
本作「かもめ食堂」は、そんな奇跡のような作品のひとつだと言える。
小林聡美はともかく、片桐はいりともたいまさこがキャスティングされたことは、正に奇跡、正に凶悪なキャスティングだと言えよう。
彼女らの存在感は素晴らしいものがあり、三者三様の空気感が渾然一体となり、穏やかで爽やかな、まるで作品全体がアルファー波で満ちているような印象すら受けてしまう。
その三者三様の空気感のベクトルは全く方向性が異なるのだが、異なるベクトルが合成され無になっているような印象を受ける。
とは言うものの、本作の脚本は、自らで物語をつむぐのではなく、彼女らの存在感に頼り切っているような印象を受ける。
個々のエピソードは面白いし、感銘を受ける事も多々ある。しかしながら、作品全体を見ると、どうにも釈然としない印象を受ける。
本作のような作品に、作品としての完成度を求めるのは、もしかしたら酷な話なのかもしれないが、本作は雰囲気だけの作品だと評価されるには惜しい作品だと個人的には思うのだ。
先ずは、誰も客が来なかった食堂に客が来るきっかけとなるシナモン・ロールが良くない。
わたしは趣味でパンを焼くので、シナモン・ロールの作り方、−−特に小指の使い方−−、を描写していたのは非常に興味深かったが、サチエを血の通ったキャラクターにするためには、おにぎりで客を呼ぶべきだった、と本気で思う。
客にとっての、ただの食事だったおにぎりには、サチエにとってはこんな思い出が・・・・、と言う方が脚本的には感動的だったと思う。
とは言うものの、ダメ映画かと言うとそうでもなく、非常に印象深い、爽やかで穏やかな感動を与えてくれる素晴らしい作品だと思う。
と言うのも、荻上直子(監督・脚本)のグダグダのテンポ感が、フィンランドの背景や空気とピッタリとマッチした印象を見事に観客に与えているのだ。
少なくとも日本食への関心を充分に喚起する作品に仕上がっているし、スロウ・ライフ、ロハスな生き方に共感する人々にもオススメの作品かと思う。
また特筆すべき点は、出てくる料理が全て美味しそうに見える点だろう。これは非常に稀有な事だと思う。
その点から考えるに照明が素晴らしい仕事をしていたのだと思う。限りなく自然光に近い照明により、料理が自然な色合いに見せているのであろう。
全くの余談的な個人的な印象だが、デヴィッド・リンチの「イレイザー・ヘッド」が終わった瞬間、頭の中がノイズから開放され、膨張するような感じ、こめかみの外部からの圧迫感を内側から押し広げているような感触、頭が膨らんでいくような感触を感じさせてくれる作品だったような気もする。
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「ダウンサイズ・ミー」
2006年5月9日 日常
2006/05/09 昼食を求めて街をふらふらしていたら、凄いメニューを見つけてしまった。
そのメニューはなんと「サラダマック」!
http://www.mcdonalds.co.jp/sales/salad_f.html
日本マクドナルドのオフィシャル・サイトによると、「サラダマック」は、2006/05/13から発売という事らしいのだが、店舗によっては既に発売が開始されている。
で、わたしの今日の昼食は「サラダディッシュ(グリルチキン)」に決定した。
業績不振のため一部の安価なメニューの値上げが決定している日本マクドナルドだが、この「サラダマック」は戦略的には今までマクドナルドで食事をしていなかった層へのアプローチとしては非常に評価できると思う。
ところで、2004年に公開されたモーガン・ スパーロックの「スーパーサイズ・ミー」という映画があるが、わたしはモーガン・スパーロックではないが、しばらくの間、昼食は「サラダマック」という状況が続くかもしれない。
もしかしたら・・・・
1ケ月後、一回り小さくなったわたしと会えるかもしれない。
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そのメニューはなんと「サラダマック」!
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で、わたしの今日の昼食は「サラダディッシュ(グリルチキン)」に決定した。
業績不振のため一部の安価なメニューの値上げが決定している日本マクドナルドだが、この「サラダマック」は戦略的には今までマクドナルドで食事をしていなかった層へのアプローチとしては非常に評価できると思う。
ところで、2004年に公開されたモーガン・ スパーロックの「スーパーサイズ・ミー」という映画があるが、わたしはモーガン・スパーロックではないが、しばらくの間、昼食は「サラダマック」という状況が続くかもしれない。
もしかしたら・・・・
1ケ月後、一回り小さくなったわたしと会えるかもしれない。
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2006/05/10 東京九段下「九段会館」で「タイヨウのうた」の試写を観た。
雨音薫(YUI)、16才。学校に行かず、夜になると駅前の広場で歌い続ける毎日。彼女は、太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えていた。昼と夜の逆転した孤独な毎日。彼女は歌うことでしか生きていることを実感できないのだ。そんな彼女の秘密の楽しみ、それは、彼女が眠りにつく明け方からサーフィンに向かう孝治(塚本高史)を部屋の窓から眺める事だったが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:小泉徳宏
原作・脚本:坂東賢治 『タイヨウのうた』(ソニー・マガジンズ刊)
出演:YUI(雨音薫)、塚本高史(孝治)、麻木久仁子(薫の母、由紀)、岸谷五朗(薫の父、謙)、通山愛里(美咲)、田中聡元(晴男)、小柳友(雄太)、ふせえり、小林隆、マギー、山崎一
いつも言ってる事だが、作品本編に入ってるカットは、作品にとって必要なカットだけである。逆に言うと不必要なカットが作品本編に残っていてはいけないのだ。
そして、本編に残っているカットには全て、明確なあるいは暗喩的な意味があり、そのカットの存在には演出家サイドから見れば明確な演出意図が絶対的に必須なのである。
本作「タイヨウのうた」を観て驚いた。
恐るべきカットが入っていたのだ。
薫が鎌倉駅前の公園でストリート・ライヴを行うシークエンスの冒頭、薫は公園の地面に落ちているタバコの吸殻を足で掃くように自分の周りからよけ、自分が歌うスペースを作るのだ。
これは一体どう言うことだ?
実際問題としては、脚本が悪いのか演出が酷いのかはわからないが、このシークエンスを普通に解釈すると、「薫は、自分がよければ、他人にいくら迷惑をかけても構わない人間である」ということを意図的に明確に描写していることになるではないか。
そんなキャラクターの歌に誰が感動するのか?
一般のストリート・ミュージシャンは、演奏する前に、自分のステージであるストリートを掃除するところからスタートするものなのだ。人によっては掃除道具を持ってストリートに出てくるストリート・ミュージシャンもいる位である。
もし、前述のシークエンスが、薫のことを誰も見ていない、誰もいない夜の公園で、薫が落ちている吸殻を拾い集めゴミ箱に捨て、その後で歌を歌いはじめたとしたら、観客にどういう感動を与えることが出来たであろうか、そしてラストの孝治が吸殻だらけの公園の中でCDを聴いていたとしたら、どんな感動を観客に与えることができただろうか。
そう考えると、タバコの吸殻のシークエンスの演出意図には、大きな疑問を感じてしまう。
仮にこのシークエンスを、例えば好意的に「伏線だったのだ」ととらえ、「以前は他人に迷惑をかけることなんてお構いなしだった少女が、孝治と出会い、触れ合うことによって、他人のことを思いやる少女に変貌した」と言うのであれば脚本的に充分許容範囲だと思うのだが、その伏線の回収が行われていないのだ、と言うか、伏線の回収としては、ラスト近辺のシークエンスで、公園でCDを聴く孝治の足元に散らばるタバコの吸殻なのである。
監督はふざけているのか?
そんな印象をすら受けてしまう。
些細な事だと思うが、神はディテイルに宿るのである。
あのシークエンスで激怒した観客は、エンド・クレジットまで怒りっぱなしだろうと思う。
さて、キャストだが、YUIは残念ながら大根だと言わざるを得ない。
冒頭、彼女の最初のセリフ「あっ!」を聴いた瞬間に否な予感がしたのだが、それは見事に的中してしまった。
あのカットは別にセリフなんかいらないカットである。ただ、「あっ!」と言う表情をすれば充分に観客に伝わるシークエンスなのだが、演出がそれを理解していないのか、脚本通りにYUIに喋らせてしまったような印象を受けた。
YUIのセリフには「あっ!」とか「うん」と言ったセリフが多く、ニュアンスではなく、脚本に書かれているセリフを読ませている、と言う様な印象を受けた。だとするとYUIの演技は演出サイドの問題だという事になる。
もちろん、ミュージシャン(アーティストではなく)が主演女優として演技をしているのだから、と割り引いて見ることも可能だが、YUIではなく普通の俳優が薫を演じていたら、と思えてならない。
他のキャストは、塚本高史にしろ、麻木久仁子にしろ、岸谷五朗にしろ、通山愛里にしろ曲者が揃い、それぞれ良い味を出していたし、それぞれの見せ場を見事に演じきっていた。
脚本は、前述のタバコの吸殻以外のシーンは概ね問題なく、逆に細かいセリフのやり取り、−−例えば岸谷五朗と通山愛里のやりとりや、塚本高史が告白するシークエンス−−については、非常にユーモラスで面白い効果が出ていた。
演出については、件のタバコの吸殻のシークエンス以外は順当で、若い監督にしては逆に演出力があるような印象を受けた。
クレーンの使いすぎのような気もするが・・・・。
と考えた場合、大人の事情で口出しが出来ない状態で、脚本に書かれていたタバコの吸殻のシークエンスが残ってしまった、と監督に好意的に解釈する事も可能であろう。
メインプロットは、所謂「難病モノ」で、テイストは長めのYUIのプロモーション・ビデオのような印象を否定できないが、音楽好きとしては、楽曲に泣かされてしまう。
未成熟で子供っぽいヴォーカルではあるが、そんなヴォーカルに騙されて涙をこぼしちゃう自分が情けない。
演奏シーンは概ね素晴らしく、音楽の力を充分に感じられる作品に仕上がっている。
と言うか、YUIのプロモーション・ビデオとして制作されてしまっている感が否定できない。
とりあえず本作「タイヨウのうた」は、音楽好きでちょっと泣きたい人、XPに関心がある人、YUIが好きな人、塚本高史が好きな人には充分オススメ出来る普通の作品だと思う。
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雨音薫(YUI)、16才。学校に行かず、夜になると駅前の広場で歌い続ける毎日。彼女は、太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えていた。昼と夜の逆転した孤独な毎日。彼女は歌うことでしか生きていることを実感できないのだ。そんな彼女の秘密の楽しみ、それは、彼女が眠りにつく明け方からサーフィンに向かう孝治(塚本高史)を部屋の窓から眺める事だったが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:小泉徳宏
原作・脚本:坂東賢治 『タイヨウのうた』(ソニー・マガジンズ刊)
出演:YUI(雨音薫)、塚本高史(孝治)、麻木久仁子(薫の母、由紀)、岸谷五朗(薫の父、謙)、通山愛里(美咲)、田中聡元(晴男)、小柳友(雄太)、ふせえり、小林隆、マギー、山崎一
いつも言ってる事だが、作品本編に入ってるカットは、作品にとって必要なカットだけである。逆に言うと不必要なカットが作品本編に残っていてはいけないのだ。
そして、本編に残っているカットには全て、明確なあるいは暗喩的な意味があり、そのカットの存在には演出家サイドから見れば明確な演出意図が絶対的に必須なのである。
本作「タイヨウのうた」を観て驚いた。
恐るべきカットが入っていたのだ。
薫が鎌倉駅前の公園でストリート・ライヴを行うシークエンスの冒頭、薫は公園の地面に落ちているタバコの吸殻を足で掃くように自分の周りからよけ、自分が歌うスペースを作るのだ。
これは一体どう言うことだ?
実際問題としては、脚本が悪いのか演出が酷いのかはわからないが、このシークエンスを普通に解釈すると、「薫は、自分がよければ、他人にいくら迷惑をかけても構わない人間である」ということを意図的に明確に描写していることになるではないか。
そんなキャラクターの歌に誰が感動するのか?
一般のストリート・ミュージシャンは、演奏する前に、自分のステージであるストリートを掃除するところからスタートするものなのだ。人によっては掃除道具を持ってストリートに出てくるストリート・ミュージシャンもいる位である。
もし、前述のシークエンスが、薫のことを誰も見ていない、誰もいない夜の公園で、薫が落ちている吸殻を拾い集めゴミ箱に捨て、その後で歌を歌いはじめたとしたら、観客にどういう感動を与えることが出来たであろうか、そしてラストの孝治が吸殻だらけの公園の中でCDを聴いていたとしたら、どんな感動を観客に与えることができただろうか。
そう考えると、タバコの吸殻のシークエンスの演出意図には、大きな疑問を感じてしまう。
仮にこのシークエンスを、例えば好意的に「伏線だったのだ」ととらえ、「以前は他人に迷惑をかけることなんてお構いなしだった少女が、孝治と出会い、触れ合うことによって、他人のことを思いやる少女に変貌した」と言うのであれば脚本的に充分許容範囲だと思うのだが、その伏線の回収が行われていないのだ、と言うか、伏線の回収としては、ラスト近辺のシークエンスで、公園でCDを聴く孝治の足元に散らばるタバコの吸殻なのである。
監督はふざけているのか?
そんな印象をすら受けてしまう。
些細な事だと思うが、神はディテイルに宿るのである。
あのシークエンスで激怒した観客は、エンド・クレジットまで怒りっぱなしだろうと思う。
さて、キャストだが、YUIは残念ながら大根だと言わざるを得ない。
冒頭、彼女の最初のセリフ「あっ!」を聴いた瞬間に否な予感がしたのだが、それは見事に的中してしまった。
あのカットは別にセリフなんかいらないカットである。ただ、「あっ!」と言う表情をすれば充分に観客に伝わるシークエンスなのだが、演出がそれを理解していないのか、脚本通りにYUIに喋らせてしまったような印象を受けた。
YUIのセリフには「あっ!」とか「うん」と言ったセリフが多く、ニュアンスではなく、脚本に書かれているセリフを読ませている、と言う様な印象を受けた。だとするとYUIの演技は演出サイドの問題だという事になる。
もちろん、ミュージシャン(アーティストではなく)が主演女優として演技をしているのだから、と割り引いて見ることも可能だが、YUIではなく普通の俳優が薫を演じていたら、と思えてならない。
他のキャストは、塚本高史にしろ、麻木久仁子にしろ、岸谷五朗にしろ、通山愛里にしろ曲者が揃い、それぞれ良い味を出していたし、それぞれの見せ場を見事に演じきっていた。
脚本は、前述のタバコの吸殻以外のシーンは概ね問題なく、逆に細かいセリフのやり取り、−−例えば岸谷五朗と通山愛里のやりとりや、塚本高史が告白するシークエンス−−については、非常にユーモラスで面白い効果が出ていた。
演出については、件のタバコの吸殻のシークエンス以外は順当で、若い監督にしては逆に演出力があるような印象を受けた。
クレーンの使いすぎのような気もするが・・・・。
と考えた場合、大人の事情で口出しが出来ない状態で、脚本に書かれていたタバコの吸殻のシークエンスが残ってしまった、と監督に好意的に解釈する事も可能であろう。
メインプロットは、所謂「難病モノ」で、テイストは長めのYUIのプロモーション・ビデオのような印象を否定できないが、音楽好きとしては、楽曲に泣かされてしまう。
未成熟で子供っぽいヴォーカルではあるが、そんなヴォーカルに騙されて涙をこぼしちゃう自分が情けない。
演奏シーンは概ね素晴らしく、音楽の力を充分に感じられる作品に仕上がっている。
と言うか、YUIのプロモーション・ビデオとして制作されてしまっている感が否定できない。
とりあえず本作「タイヨウのうた」は、音楽好きでちょっと泣きたい人、XPに関心がある人、YUIが好きな人、塚本高史が好きな人には充分オススメ出来る普通の作品だと思う。
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「ブロークン・フラワーズ」
2006年5月12日 映画
2006/05/04 東京板橋「ワーナーマイカル・シネマズ板橋」で「ブロークン・フラワーズ」を観た。
独身をつらぬくドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)は、一緒に暮らしていたシェリー(ジュリー・デルピー)にフラレたばかり。かつて多くの女たちと恋をし、しかも一つも実ることのなかったドンにとって、勝手気ままな独身生活は長年の習い性になっていた。シェリーはそんなドンに愛想をつかし、家を出てしまう。その時、一通のピンク色の封筒がドンのもとに配達される。封筒の中には、ピンク色の便箋。タイプライターの赤い印字はこう告げていた。
人生ってフシギないたずらをするものね。
あなたと別れて20年が経ちました。
息子はもうすぐ19歳になります。
あなたの子です。
別れたあと、妊娠に気づいたの。
現実を受け入れ、ひとりで育てました。
内気で秘密主義の子だけど、想像力は豊かです。
彼は二日前、急に旅に出ました。
きっと父親を探すつもりでしょう・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影:フレデリック・エルムズ
出演:ビル・マーレイ(ドン・ジョンストン)、ジェフリー・ライト(ウィンストン)、シャロン・ストーン(ローラ)、フランセス・コンロイ(ドーラ)、ジェシカ・ラング(カルメン)、ティルダ・スウィントン(ペニー)、ジュリー・デルピー(シェリー)、クロエ・セヴィニー(カルメンのアシスタント)、アレクシス・ジーナ(ロリータ)、マーク・ウェバー(ザ・キッド)、ホーマー・マーレイ(ギッド・イン・カー)
賛否両論の「ブロークン・フラワーズ」だが、わたし的には、大変良い映画を観た、と言う気持ちでいっぱいである。
余談だが、わたしの近くにいた女性客たちは、映画が終わった瞬間にドンの息子が誰だったのか、と言う激論を交わしていた。
と言うのも、本作には意味ありげに登場する青年がたくさんいるのだ。
余計なお世話だが、このような作品を楽しむには、映像と音楽に身を任せるのが一番である。
ドンの息子なんて誰でも良いのだ。
ドンの息子が誰だったかと考える事が無意味に思える、そんな素晴らしい作品に仕上がっている。
先ずはオープニング・タイトルが最高に良い。
女性の手がポストにピンクの手紙を落とし込み、そのピンクの手紙が、集配され、分類され、長い長い旅をして、ドンの許に届くまでを丹念に描写している。
ベクトルは異なるのだが、「サンダーバード」の発進シークエンスもびっくりの出来である。
そして、ビル・マーレイ(ドン・ジョンストン)の仕草が最高にキュートである。最近ノリに乗っているビル・マーレイのキュートな姿を満喫なのである。
また、ジェフリー・ライト(ウィンストン)からの指示に対するリアクションと言うか、何もしない間と言うか、そんなレスポンスのタイミングも最高だし、ドンが旅に出てからの音楽(「エリザベスタウン」と同じ趣向でウィンストンがドンに送ったCD)も良いし、旅の途中のちょっとしたカットも素晴らしい。
また、例えば飛行機の中の出来事や、レンタカーをかりる際の出来事のように、エピソードが中途半端な状態で切れる短いシークエンスも余韻が楽しめてよろしい。
また、謎の青年達の登場も良いし、勿論作品を彩る古今東西の女優たちも素晴らしい。
ルックスが若干微妙な状況の方も中にはいらっしゃるが、スクリーンで彼女ら往年の女優たちを見る事が出来るのは、素晴らしい体験でもある。
また、それに対して若手女優たちの魅力的なシークエンスも色とりどりである。
ところで、監督についてだが、本作「ブロークン・フラワーズ」を眺めてみると、ジム・ジャームッシュの作品の中で非常にストレートで非常にわかりやすい作品に仕上がっているような印象を受ける。ジャームッシュの作品の中で本作は、誰でも楽しめるような娯楽性が高い作品だと思う。
とは言うものの、やはり本作は、観客を選ぶ作品である事は、賛否両論の状況を見ると、明らかであるだろう。
ハリウッドの大作娯楽作品に飽きた人には、是非劇場で観ていただきたい作品の一本である。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
余談ですけど、ラスト近辺の車からドンを見る青年は、なんとビル・マーレイの実の息子ホーマー・マーレイである。
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独身をつらぬくドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)は、一緒に暮らしていたシェリー(ジュリー・デルピー)にフラレたばかり。かつて多くの女たちと恋をし、しかも一つも実ることのなかったドンにとって、勝手気ままな独身生活は長年の習い性になっていた。シェリーはそんなドンに愛想をつかし、家を出てしまう。その時、一通のピンク色の封筒がドンのもとに配達される。封筒の中には、ピンク色の便箋。タイプライターの赤い印字はこう告げていた。
人生ってフシギないたずらをするものね。
あなたと別れて20年が経ちました。
息子はもうすぐ19歳になります。
あなたの子です。
別れたあと、妊娠に気づいたの。
現実を受け入れ、ひとりで育てました。
内気で秘密主義の子だけど、想像力は豊かです。
彼は二日前、急に旅に出ました。
きっと父親を探すつもりでしょう・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影:フレデリック・エルムズ
出演:ビル・マーレイ(ドン・ジョンストン)、ジェフリー・ライト(ウィンストン)、シャロン・ストーン(ローラ)、フランセス・コンロイ(ドーラ)、ジェシカ・ラング(カルメン)、ティルダ・スウィントン(ペニー)、ジュリー・デルピー(シェリー)、クロエ・セヴィニー(カルメンのアシスタント)、アレクシス・ジーナ(ロリータ)、マーク・ウェバー(ザ・キッド)、ホーマー・マーレイ(ギッド・イン・カー)
賛否両論の「ブロークン・フラワーズ」だが、わたし的には、大変良い映画を観た、と言う気持ちでいっぱいである。
余談だが、わたしの近くにいた女性客たちは、映画が終わった瞬間にドンの息子が誰だったのか、と言う激論を交わしていた。
と言うのも、本作には意味ありげに登場する青年がたくさんいるのだ。
余計なお世話だが、このような作品を楽しむには、映像と音楽に身を任せるのが一番である。
ドンの息子なんて誰でも良いのだ。
ドンの息子が誰だったかと考える事が無意味に思える、そんな素晴らしい作品に仕上がっている。
先ずはオープニング・タイトルが最高に良い。
女性の手がポストにピンクの手紙を落とし込み、そのピンクの手紙が、集配され、分類され、長い長い旅をして、ドンの許に届くまでを丹念に描写している。
ベクトルは異なるのだが、「サンダーバード」の発進シークエンスもびっくりの出来である。
そして、ビル・マーレイ(ドン・ジョンストン)の仕草が最高にキュートである。最近ノリに乗っているビル・マーレイのキュートな姿を満喫なのである。
また、ジェフリー・ライト(ウィンストン)からの指示に対するリアクションと言うか、何もしない間と言うか、そんなレスポンスのタイミングも最高だし、ドンが旅に出てからの音楽(「エリザベスタウン」と同じ趣向でウィンストンがドンに送ったCD)も良いし、旅の途中のちょっとしたカットも素晴らしい。
また、例えば飛行機の中の出来事や、レンタカーをかりる際の出来事のように、エピソードが中途半端な状態で切れる短いシークエンスも余韻が楽しめてよろしい。
また、謎の青年達の登場も良いし、勿論作品を彩る古今東西の女優たちも素晴らしい。
ルックスが若干微妙な状況の方も中にはいらっしゃるが、スクリーンで彼女ら往年の女優たちを見る事が出来るのは、素晴らしい体験でもある。
また、それに対して若手女優たちの魅力的なシークエンスも色とりどりである。
ところで、監督についてだが、本作「ブロークン・フラワーズ」を眺めてみると、ジム・ジャームッシュの作品の中で非常にストレートで非常にわかりやすい作品に仕上がっているような印象を受ける。ジャームッシュの作品の中で本作は、誰でも楽しめるような娯楽性が高い作品だと思う。
とは言うものの、やはり本作は、観客を選ぶ作品である事は、賛否両論の状況を見ると、明らかであるだろう。
ハリウッドの大作娯楽作品に飽きた人には、是非劇場で観ていただきたい作品の一本である。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
余談ですけど、ラスト近辺の車からドンを見る青年は、なんとビル・マーレイの実の息子ホーマー・マーレイである。
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週刊「映画レビュー・インデックス」2006/05/13
2006年5月13日 週刊「映画レビュー・インデックス」「映画レビュー・インデックス」2006/05/13号
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■「映画レビュー・インデックス」
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2006/05/13公開
「柔道龍虎榜」
http://diarynote.jp/d/29346/20041122.html
2006/04/29公開
「小さき勇者たち〜GAMERA〜」
http://diarynote.jp/d/29346/20060416.html
「レント」
http://diarynote.jp/d/29346/20060308.html
「ロンゲストヤード」未レビュー
「ブロークン・フラワーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060512.html
2006/04/22公開
「アイス・エイジ2」
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
「トム・ヤム・クン!」
http://diarynote.jp/d/29346/20051014.html
2006/04/15公開
「連理の枝」
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「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌」未レビュー
2006/04/08日公開
「風のファイター」
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「美しき運命の傷跡」
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2006/04/01公開
「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」
http://diarynote.jp/d/29346/20051021.html
2006/03/18公開
「ウェス・クレイブン’S・カースド」
http://diarynote.jp/d/29346/20051017.html
「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20051023.html
2006/03/11公開
「エミリー・ローズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060303.html
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
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「かもめ食堂」
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2006/03/04公開
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」未レビュー
「SPL/狼よ静かに死ね」
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
「力道山」
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「ブロークバック・マウンテン」未レビュー
「機動戦士ZガンダムIII −星の鼓動は愛−」未レビュー
■週末興収ベストテン
2006/05/06-07 興収ベストテン
1.「LIMIT OF LOVE 海猿」(東宝)
2.「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
3.「クレヨンしんちゃん/伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」(東宝)
4.「チェケラッチョ!!」(東宝)
5.「アイス・エイジ2」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
6.「Vフォー・ヴェンデッタ」(ワーナー)
7.「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」(ブエナビスタ)
8.「小さき勇者たち〜GAMERA〜」(松竹)
http://diarynote.jp/d/29346/20060416.html
9.「プロデューサーズ」(ソニー)
10.「キャッチ ア ウェーブ」(ワーナー)
余談ですけど、はなが出ている、100%オイルフリーのオルビス化粧品のCF(CM)のラストに登場する書籍があるんですが、その書籍はなんと、ハヤカワ・ポケット・ミステリの「長いお別れ」(レイモンド・チャンドラー著/清水俊二訳)なんですよ。
だからどうと言うことはありませんが、個人的には嬉しい気がしました。
あと、宮崎吾朗の「ゲド戦記」の予告編が各所で公開されていますが、それを見る限り宮崎吾朗の作家性が一切感じられません。
まるで、宮崎駿の作家性のイミテーションのような印象すら受けます。
と同時に大きな危惧を感じてしまいます。
宮崎駿がいなくても、宮崎駿のスタッフがいれば、所謂宮崎アニメの・ようなものが制作できることを証明してしまっているような気がします。
今回のスタッフでは、作画演出に小林明彦がクレジットされていますが、この作画演出と言うクレジットが曲者だと思います。
この作画演出と言うクレジットは、アニメーション作品の制作に携わっていない監督がアニメーション作品の監督をつとめる際にクレジットされる事が多いようです。
もうこうなってきたら、ジブリの作品は監督が誰でも、同様のテイストの作品が制作できるようになってしまうのではないか、ジブリ作品からは作家性が喪失してしまうのではないか、と言う様な印象すら受けてしまいます。
尤もこれは、鈴木敏夫の望むところなのかもしれませんが・・・・
『スタジオジブリ作品「ゲド戦記」をめぐる冒険』
http://diarynote.jp/d/29346/20051215.html
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「ブロークバック・マウンテン」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「機動戦士ZガンダムIII −星の鼓動は愛−」です。
正に困った状況です。
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この作画演出と言うクレジットは、アニメーション作品の制作に携わっていない監督がアニメーション作品の監督をつとめる際にクレジットされる事が多いようです。
もうこうなってきたら、ジブリの作品は監督が誰でも、同様のテイストの作品が制作できるようになってしまうのではないか、ジブリ作品からは作家性が喪失してしまうのではないか、と言う様な印象すら受けてしまいます。
尤もこれは、鈴木敏夫の望むところなのかもしれませんが・・・・
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2006/05/13 東京池袋「シネ・リーブル池袋」で「間宮兄弟」を観た。初日。
東京、下町のとあるマンション。間宮兄弟はここで一緒に暮らしている。
兄、間宮明信(佐々木蔵之介)は、ビール会社の商品開発研究員。子供のころから色水を作るのが大好きで、いつかその水があまりに気に入り、飲んでしまい下痢が収まらず、病院に運ばれたこともあった。
弟、間宮徹信(塚地武雅)は、小学校の校務員になるため、真っ赤な顔をして汗をかきながら途方もなくたくさんの講習を受けた。そんな彼は、何かとことん落ち込んだり哀しいことがあると必ず新幹線の操作場に行く。彼は新幹線が好きなのだ。
野球観戦、ビデオ鑑賞、休日の昼寝、散歩、餃子じゃんけん、自転車、クロスワード・パズル、紙飛行機・・・・、彼らは自分たちの世界で、楽しく穏やかに何不自由なく暮らしている。
「この部屋でカレーパーティーやろうか」
ある日、徹信が兄に持ちかけるが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本:森田芳光
原作:江國香織 『間宮兄弟』(小学館刊)
出演:佐々木蔵之介(間宮明信)、塚地武雅(間宮徹信/ドランクドラゴン)、常盤貴子(葛原依子)、沢尻エリカ(本間直美)、北川景子(本間夕美)、戸田菜穂(大垣さおり)、岩崎ひろみ(安西美代子)、佐藤隆太(浩太)、横田鉄平(玉木)、佐藤恒治(中華料理店のおじちゃん)、桂憲一(犬上先生)、広田レオナ(薬屋のおばちゃん)、加藤治子(お婆ちゃん)、鈴木拓(ビデオショップの店員/ドランクドラゴン)、高嶋政宏(大垣賢太)、中島みゆき(間宮順子)
本作「間宮兄弟」は期待に違わず、大変素晴らしい作品だった。
冒頭「アラビアのロレンス」のファーストカットを模したと思われるファーストカットから始まる新幹線操作場のシークエンスでわたしは既に涙をこぼしていた。
セリフ一つないシークエンスでしかないのに、その情景から、そして兄の些細な仕草から、兄の弟への愛情がひしひしと伝わってくる素晴らしいシークエンスだった。
これはおそらく、メディアに露出している「間宮兄弟」の予告編が既にわたし達観客の頭の中で「間宮兄弟」の仲の良さが、わたし達の「間宮兄弟」の思い出として昇華されている事によるものだと思う。
つまり、映画を観る前から、わたし達観客は愛すべき「間宮兄弟」の虜になっており、本作の予告編が、本編の伏線として機能している、と言う凄い構造の作品になってしまっていた。
本作の脚本・監督は森田芳光なのだが、本作「間宮兄弟」は、森田芳光の初期の作品を髣髴とさせるシーンが頻出していた点が非常に興味深かった。
例えば、兄弟(佐々木蔵之介、塚地武雅)が昼寝をしている時、マンションの外からはヘリコプターが飛ぶ音が聞こえ、そのしばらく後のシークエンスで商店街を兄弟が歩いている時、中華料理屋のおじちゃん(佐藤恒治)が葬式に向かっている途中で兄弟に声をかけている。
これは「家族ゲーム」(1983)のラスト、うたた寝をしている由紀さおり等の映像にヘリコプターの音がかぶる部分へのアンサーとなっているのだ。(そこでは、「家族ゲーム」の中盤に登場する戸川純の祖父がついに亡くなり、祖父の棺桶をヘリコプターでマンションから運び出すことを示していた)
また、新幹線で母(中島みゆき)の実家へ向かう兄弟のシークエンスは、自主制作時代の「水蒸気急行」(1976)を髣髴とさせる。
粒子の粗い映像が8mmフィルムを思わせ、また微妙にずれたアフレコが非常に楽しい雰囲気を醸し出している。
さらにカレーパーティのシークエンスでは「家族ゲーム」を髣髴とさせるカットがいろいろと出てくるし、兄弟が自転車に乗り東京都内を走るシークエンスは「の・ようなもの」そのものであろう。
そう考えた場合、本作「間宮兄弟」は、図らずも巨匠になってしまった森田芳光の原点回帰とも言える作品なのではないか、と思える。
キャストは先ずタイトル・ロールの「間宮兄弟」を演じたふたりが素晴らしい。
佐々木蔵之介(間宮明信)は予想通りだったのだが、塚地武雅(間宮徹信/ドランクドラゴン)が予想以上に素晴らしかった。
と言うのも、お笑い芸人ではなく、きちんと俳優として演技をして、きちんと演出されていたのに好感を感じた。お笑い芸人としてのいやらしい気持ち(美味しいと言うこと)を抑え、アドリブを控え、脚本と演出通りに真っ当に弟役を演じ切っていたような印象を受けた。
前述の冒頭の新幹線操作場のシークエンスで既にわたしは彼ら「間宮兄弟」に骨抜きにされてしまうし、餃子じゃんけんも素晴らしいし、新幹線での旅や自転車に乗るシークエンスの質問合戦や薀蓄大会も素晴らしい。もちろん浴衣の着付けも良いし、昼寝、ベイスターズの応援、ビデオ鑑賞も素晴らしい。
そんな本気で遊ぶふたりの姿が最高に格好良いし、そしてその反省会が凄い、のである。
余談だが、反省会のシークエンスも自主制作作品のような作風を模している。
常盤貴子(葛原依子)は先生を演じている部分と、素の葛原依子を演じている部分とのギャップが良かった。
不登校生徒のメッセージを徹信が読んでいる際、ヘッドホンステレオで曲を聴いている表情が素晴らしかった。
ここは演出の勝利だと思う。不登校生徒のメッセージを読んでいる訳ではない常盤貴子の表情で、そのメッセージの感情を観客に伝える事に見事に成功している。
余談だが、常盤貴子のカレーライスの食べ方は「伊東家の食卓」の、カレー皿を汚さないカレーライスの食べ方であった。
また、沢尻エリカ(本間直美)と北川景子(本間夕美)の本間姉妹も非常にキュートで良かった。
今時のお嬢様方なのだが、その心根の正直さが顕著だった、と思う。
浴衣のシークエンスもシーソーのシークエンスも印象的である。
また、姉妹そろっての「断る!」のセリフや、妹のハグ等印象的なシーンがたくさんある。
ところで、物語は、観客の想像通りの物語が想像通りに展開するのだが、その展開が予定調和的な穏やかで真っ正直な物語が心地良い。
とにかく、本作「間宮兄弟」は、肉親への愛情がふつふつと感じられ、わたし達観客に対しても、普段断絶状態だとしても、自分達の肉親への愛情を思い出させる機能を持った、素晴らしい作品だと言える。
アルファー波、出っぱなしの穏やかで爽やかな作品なのだ。
是非劇場で観て欲しい、と思う。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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弟、間宮徹信(塚地武雅)は、小学校の校務員になるため、真っ赤な顔をして汗をかきながら途方もなくたくさんの講習を受けた。そんな彼は、何かとことん落ち込んだり哀しいことがあると必ず新幹線の操作場に行く。彼は新幹線が好きなのだ。
野球観戦、ビデオ鑑賞、休日の昼寝、散歩、餃子じゃんけん、自転車、クロスワード・パズル、紙飛行機・・・・、彼らは自分たちの世界で、楽しく穏やかに何不自由なく暮らしている。
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監督・脚本:森田芳光
原作:江國香織 『間宮兄弟』(小学館刊)
出演:佐々木蔵之介(間宮明信)、塚地武雅(間宮徹信/ドランクドラゴン)、常盤貴子(葛原依子)、沢尻エリカ(本間直美)、北川景子(本間夕美)、戸田菜穂(大垣さおり)、岩崎ひろみ(安西美代子)、佐藤隆太(浩太)、横田鉄平(玉木)、佐藤恒治(中華料理店のおじちゃん)、桂憲一(犬上先生)、広田レオナ(薬屋のおばちゃん)、加藤治子(お婆ちゃん)、鈴木拓(ビデオショップの店員/ドランクドラゴン)、高嶋政宏(大垣賢太)、中島みゆき(間宮順子)
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冒頭「アラビアのロレンス」のファーストカットを模したと思われるファーストカットから始まる新幹線操作場のシークエンスでわたしは既に涙をこぼしていた。
セリフ一つないシークエンスでしかないのに、その情景から、そして兄の些細な仕草から、兄の弟への愛情がひしひしと伝わってくる素晴らしいシークエンスだった。
これはおそらく、メディアに露出している「間宮兄弟」の予告編が既にわたし達観客の頭の中で「間宮兄弟」の仲の良さが、わたし達の「間宮兄弟」の思い出として昇華されている事によるものだと思う。
つまり、映画を観る前から、わたし達観客は愛すべき「間宮兄弟」の虜になっており、本作の予告編が、本編の伏線として機能している、と言う凄い構造の作品になってしまっていた。
本作の脚本・監督は森田芳光なのだが、本作「間宮兄弟」は、森田芳光の初期の作品を髣髴とさせるシーンが頻出していた点が非常に興味深かった。
例えば、兄弟(佐々木蔵之介、塚地武雅)が昼寝をしている時、マンションの外からはヘリコプターが飛ぶ音が聞こえ、そのしばらく後のシークエンスで商店街を兄弟が歩いている時、中華料理屋のおじちゃん(佐藤恒治)が葬式に向かっている途中で兄弟に声をかけている。
これは「家族ゲーム」(1983)のラスト、うたた寝をしている由紀さおり等の映像にヘリコプターの音がかぶる部分へのアンサーとなっているのだ。(そこでは、「家族ゲーム」の中盤に登場する戸川純の祖父がついに亡くなり、祖父の棺桶をヘリコプターでマンションから運び出すことを示していた)
また、新幹線で母(中島みゆき)の実家へ向かう兄弟のシークエンスは、自主制作時代の「水蒸気急行」(1976)を髣髴とさせる。
粒子の粗い映像が8mmフィルムを思わせ、また微妙にずれたアフレコが非常に楽しい雰囲気を醸し出している。
さらにカレーパーティのシークエンスでは「家族ゲーム」を髣髴とさせるカットがいろいろと出てくるし、兄弟が自転車に乗り東京都内を走るシークエンスは「の・ようなもの」そのものであろう。
そう考えた場合、本作「間宮兄弟」は、図らずも巨匠になってしまった森田芳光の原点回帰とも言える作品なのではないか、と思える。
キャストは先ずタイトル・ロールの「間宮兄弟」を演じたふたりが素晴らしい。
佐々木蔵之介(間宮明信)は予想通りだったのだが、塚地武雅(間宮徹信/ドランクドラゴン)が予想以上に素晴らしかった。
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そんな本気で遊ぶふたりの姿が最高に格好良いし、そしてその反省会が凄い、のである。
余談だが、反省会のシークエンスも自主制作作品のような作風を模している。
常盤貴子(葛原依子)は先生を演じている部分と、素の葛原依子を演じている部分とのギャップが良かった。
不登校生徒のメッセージを徹信が読んでいる際、ヘッドホンステレオで曲を聴いている表情が素晴らしかった。
ここは演出の勝利だと思う。不登校生徒のメッセージを読んでいる訳ではない常盤貴子の表情で、そのメッセージの感情を観客に伝える事に見事に成功している。
余談だが、常盤貴子のカレーライスの食べ方は「伊東家の食卓」の、カレー皿を汚さないカレーライスの食べ方であった。
また、沢尻エリカ(本間直美)と北川景子(本間夕美)の本間姉妹も非常にキュートで良かった。
今時のお嬢様方なのだが、その心根の正直さが顕著だった、と思う。
浴衣のシークエンスもシーソーのシークエンスも印象的である。
また、姉妹そろっての「断る!」のセリフや、妹のハグ等印象的なシーンがたくさんある。
ところで、物語は、観客の想像通りの物語が想像通りに展開するのだが、その展開が予定調和的な穏やかで真っ正直な物語が心地良い。
とにかく、本作「間宮兄弟」は、肉親への愛情がふつふつと感じられ、わたし達観客に対しても、普段断絶状態だとしても、自分達の肉親への愛情を思い出させる機能を持った、素晴らしい作品だと言える。
アルファー波、出っぱなしの穏やかで爽やかな作品なのだ。
是非劇場で観て欲しい、と思う。
☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」
2006年5月15日 映画
2006/05/12 東京池袋「シネ・リーブル池袋」で「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」を観た。
多分東京でのロードショー公開の最終上映の回だと思う。
先ず驚いたのは本作「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」の画面のクオリティの低さである。
このクオリティの低さは、「機動戦士Zガンダム」三部作の中で最低だと思う。
尤も、わたしは「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」と「機動戦士Zガンダム II−恋人たち−」はそれぞれ、「東京国際ファンタスティック映画祭」のプログラムとして「新宿ミラノ座」のスクリーンで、しかも比較的後ろの方から観ており、本作「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」は「シネ・リーブル池袋」の比較的前の方から観ており、スクリーンの大きさと、スクリーンからの距離が異なっているので、同列で論じることは出来ないと思うのだが、如何せん、お客様にお出しできるクオリティではなかった、と思う。
特に、スタンダード撮影のテレビ・シリーズの映像を劇場版のビスタサイズに広げる際、今回はスタンダードの映像にマスクをかけて上下をカットする方法と、スタンダードサイズの映像の中の必要な部分をビスタサイズに切り取り、光学的に映像を拡大する方法が取られているようなのだが、後者の方法で作られた映像が酷い。
シーンによっては、人間の形はしているか、誰だかわからない粒子の連なりが動き、喋っているのだ。
最早、お客様に出せるクオリティではない、と言わざるを得ない。
物語については、テレビ・シリーズを切り刻み、キャッチーなところだけを繋いだものと言うこともあり、決して褒められたものではないのだが、終わり良ければ全て良しで、ラストのおまけのシークエンス(地球のセイラ、カイ、ミライ、アムロらのシークエンス)だけで、全てを許してしまうガンダム好きの莫迦な自分がなんとも情けない。
余談だが、ラストのおまけの印象は「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」のラストのイウォークのお祭りに、「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 特別篇」になって、コルサントのお祭りが挿入されたような印象を受けた。
本作の尺はなんと99分。
「星を継ぐ者」は95分、「恋人たち」は98分、計292分(4時間52分)
「機動戦士ガンダム」三部作は、137分、134分、141分、計412分(6時間52分)
なんと結果的には、「機動戦士ガンダム」三部作と比較して、2時間も短い訳だ。
この短さは、一体どう言うことだ!
なんとも釈然としないが、おそらく製作者側の問題ではないか、と勘ぐってしまう。
そして、この尺の圧倒的な短さが、作品としての完成度を下げ、かつ物語を破綻に導いているのだ。
また、前述のような、旧カットを無理やり引き伸ばして使っているのも同時に製作者側の問題だと思う。
物理的に出来ない、間に合わない、と言う製作者側のジレンマの結果、妥協して、妥協して、でっち上げたのが、本作「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」だったような気がしてならない。
尺の短さも、映像クオリティの低さも、圧倒的に製作期間が短かった所以だと思う。
これは、製作発表の時点で公開日が決まってしまう、日本映画全体の悪しき伝統が問題となっているのだと思うが、ちょっとぐらい時間をかけても良いから、お客様に自信を持ってお出しできるクオリティの作品を期待する。
新作カットのクオリティや、演出には見るべきものは多々あるのだが、総合的には良くないです。
演出力はあるのだから、もっと頑張っていただきたいと思う。
余談だけど、あんなに長尺の三部作を作ってもらったアムロは、非常に幸福だったと思うし、本作を観て思うのは、所謂ファースト・ガンダムの圧倒的な面白さの再認識である。
ファースト・ガンダムのテレビ・シリーズの打切りが決まってから、最終話までの流れは、神懸り的な奇跡と言って良いほどの力が結集した姿だと、今でも思う。
その奇跡を発揮させる気概が本作に欠けていたのだと思う。
「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」
http://diarynote.jp/d/29346/20041018.html
「機動戦士Zガンダム II−恋人たち−」
http://diarynote.jp/d/29346/20051018.html
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多分東京でのロードショー公開の最終上映の回だと思う。
先ず驚いたのは本作「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」の画面のクオリティの低さである。
このクオリティの低さは、「機動戦士Zガンダム」三部作の中で最低だと思う。
尤も、わたしは「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」と「機動戦士Zガンダム II−恋人たち−」はそれぞれ、「東京国際ファンタスティック映画祭」のプログラムとして「新宿ミラノ座」のスクリーンで、しかも比較的後ろの方から観ており、本作「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」は「シネ・リーブル池袋」の比較的前の方から観ており、スクリーンの大きさと、スクリーンからの距離が異なっているので、同列で論じることは出来ないと思うのだが、如何せん、お客様にお出しできるクオリティではなかった、と思う。
特に、スタンダード撮影のテレビ・シリーズの映像を劇場版のビスタサイズに広げる際、今回はスタンダードの映像にマスクをかけて上下をカットする方法と、スタンダードサイズの映像の中の必要な部分をビスタサイズに切り取り、光学的に映像を拡大する方法が取られているようなのだが、後者の方法で作られた映像が酷い。
シーンによっては、人間の形はしているか、誰だかわからない粒子の連なりが動き、喋っているのだ。
最早、お客様に出せるクオリティではない、と言わざるを得ない。
物語については、テレビ・シリーズを切り刻み、キャッチーなところだけを繋いだものと言うこともあり、決して褒められたものではないのだが、終わり良ければ全て良しで、ラストのおまけのシークエンス(地球のセイラ、カイ、ミライ、アムロらのシークエンス)だけで、全てを許してしまうガンダム好きの莫迦な自分がなんとも情けない。
余談だが、ラストのおまけの印象は「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」のラストのイウォークのお祭りに、「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 特別篇」になって、コルサントのお祭りが挿入されたような印象を受けた。
本作の尺はなんと99分。
「星を継ぐ者」は95分、「恋人たち」は98分、計292分(4時間52分)
「機動戦士ガンダム」三部作は、137分、134分、141分、計412分(6時間52分)
なんと結果的には、「機動戦士ガンダム」三部作と比較して、2時間も短い訳だ。
この短さは、一体どう言うことだ!
なんとも釈然としないが、おそらく製作者側の問題ではないか、と勘ぐってしまう。
そして、この尺の圧倒的な短さが、作品としての完成度を下げ、かつ物語を破綻に導いているのだ。
また、前述のような、旧カットを無理やり引き伸ばして使っているのも同時に製作者側の問題だと思う。
物理的に出来ない、間に合わない、と言う製作者側のジレンマの結果、妥協して、妥協して、でっち上げたのが、本作「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」だったような気がしてならない。
尺の短さも、映像クオリティの低さも、圧倒的に製作期間が短かった所以だと思う。
これは、製作発表の時点で公開日が決まってしまう、日本映画全体の悪しき伝統が問題となっているのだと思うが、ちょっとぐらい時間をかけても良いから、お客様に自信を持ってお出しできるクオリティの作品を期待する。
新作カットのクオリティや、演出には見るべきものは多々あるのだが、総合的には良くないです。
演出力はあるのだから、もっと頑張っていただきたいと思う。
余談だけど、あんなに長尺の三部作を作ってもらったアムロは、非常に幸福だったと思うし、本作を観て思うのは、所謂ファースト・ガンダムの圧倒的な面白さの再認識である。
ファースト・ガンダムのテレビ・シリーズの打切りが決まってから、最終話までの流れは、神懸り的な奇跡と言って良いほどの力が結集した姿だと、今でも思う。
その奇跡を発揮させる気概が本作に欠けていたのだと思う。
「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」
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「ブロークバック・マウンテン」
2006年5月17日 映画
2006/03/04 東京渋谷「シネマライズ」で「ブロークバック・マウンテン」を観た。公開初日の第一回目。
1963年、ワイオミング。
イニス・デル・マー(ヒース・レジャー)とジャック・ツイスト(ジェイク・ギレンホール)は、ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出会いを果たす。ともに20歳の二人は、牧場主のジョー・アギーレ(ランディ・クエイド)から、山でキャンプをしながら羊の放牧の管理をする仕事を命じられる。寡黙なイニスと、天衣無縫なジャック。二人ともハンサムで逞しく男らしい。壮大で美しいプロークバック・マウンテンの大自然の中で仕事をしているうちに、次第に意気投合する二人の間には、友情を超えた、しかし本人たちすら意識しない、深い感情が芽生えはじめるが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:アン・リー
脚本:ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ
原作:アニー・ブルー
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ヒース・レジャー(イニス・デル・マー)、ジェイク・ギレンホール(ジャック・ツイスト)、アン・ハサウェイ(ラリーン・ニューサム)、ミシェル・ウィリアムズ(アルマ)、ランディ・クエイド(ジョー・アギーレ)、リンダ・カーデリーニ(キャシー)、アンナ・ファリス(ラショーン・マローン)、ケイト・マーラ(アルマ Jr.)
超話題作「ブロークバック・マウンテン」が2006/03/04当時日本国内で(たしか)唯一公開されていた「シネマライズ」の周りはチケットを求める人々の長蛇の列でごった返していた。
わたし達4人(夜霧のネオンサインさん、秋林瑞佳さん、まりゅうさん、そしてわたし)は、夜霧のネオンサインさんが事前に指定席券を購入しておいてくれたおかげで、並ぶことなく、劇場に滑り込むことに成功した。
これはひとえに夜霧のネオンサインさんのおかげである。
ところで、わたしは本作「ブロークバック・マウンテン」のタイトルは「ブローバック・マウンテン」だとばかり思っていた。
その「ブローバック」と言う言葉が、本作をゲイのカウボーイの物語と単純化した場合、見事にマッチする印象を受けたからである。
ところで、その「ブローバック」とは、オートマチック・ピストル(自動拳銃)の排莢・装填を行うメカニズムの総称で、簡単に言うと、弾丸発射時の火薬の燃焼ガスの圧力を利用して、スライドがリコイル・スプリングを圧縮しつつ、後方にスライド(リコイル)し、薬莢を排出しながら撃鉄をコック(撃鉄がひかれた状態にすること)し、先ほど圧縮されたリコイル・スプリングの復元力により、スライドが前方にスライドしようとする力で、弾倉から一発の弾丸をチェンバー(薬室)に送り込むメカニズムを言う。
そんな訳で、例えば火山の噴火を拳銃に発射に例えた場合、火口以外の部分からブローバックと言う形態で、ガスを放出するイメージが、1960年代のゲイのカウボーイの物語、−−実りようのない恋路に落ち込んで行ってしまう二人のカウボーイの物語−−、に見事に符合している、とわたしには思えた訳である。
物語は、運命的な二人の男の出会いと、少しずつ人生の歯車が狂っていく二人の男と、彼等を取り巻く人々の人生の軋轢の物語である。
マスコミに大々的に取り上げられた本作は、おそらくではあるが、強いアメリカのひとつの象徴であるカウボーイと言う存在がゲイだった(はたして本当にゲイだったのか?)、と言う点がセンセーショナルにマスコミに取り上げられ、身の丈以上の評価を受けてしまった作品だったのではないか、と思う。
その扇情的とも言えるメイン・プロットを擁した原作を題材に本作「ブロークバック・マウンテン」を制作したのは、おそらく台湾出身のアン・リーの確信犯的な戦略の賜物だったのではないか、と思えてならない。
アメリカ人の監督だったら、こうは上手く行かなかったのではないか、と思う。
多分、この題材を描けるのは、アジアの監督だけではないか、と思った。(または英国の監督かな)
キャストは、ヒース・レジャー(イニス・デル・マー)にしろ、ジェイク・ギレンホール(ジャック・ツイスト)にしろ、観客の期待に違わないゲイのカウボーイ像を好演し、またその上、非常に繊細な心の機微を、そして繊細なニュアンスを観客に、特に女性の観客に明確に伝えることに成功していると思う。
脚本と演出は、極力説明を廃したもので、ハリウッドの娯楽大作程度しか観ていない人々には、−−つまり、物語の表層部分しか見ていない人たち−−、若干難しい作品だったのではないか、と思った。
例えば本作は、セリフで語られていないこと、またはそのセリフが嘘であること、を考えなければならない作品だと思うし、ひとつのカットの意味を明敏に理解し咀嚼する必要がある作品だったのではないか、と思う。
そのあたりは、やはりアン・リーの繊細な演出の賜物だったのだと思う。
余談だが、アン・リーが何を求めて「ハルク」(2003)なんぞを撮ったのかは知らないが、本作は、「ハルク」の失敗を全て帳消しにしてしまうほどの作品に仕上がっているのは、事実である。
何しろ「グリーン・デスティニー」(2000)の次が「ハルク」ですからね。
『「ハルク」なんか撮りやがって、何考えてんだよ!アン・リーよ!!』
と言う感じだったのが、「ブロークバック・マウンテン」の時点で、既に「ハルク」の過去は抹消された、と言うことなのだろう。
とにかく、本作「ブロークバック・マウンテン」は、若干評価されすぎの感は否定できないが、優れた作品のひとつだと思う。
機会があれば、是非観ていただきたいと思うところである。
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余談だけど、ラストのセリフは、わたしは、次のように捉えています。
「ボクはいままで、ダメな人間だったけど、これからは真っ当な人間として、家族と一緒に生きることを誓うよ」
この解釈は、本作「ブロークバック・マウンテン」物語の精神と真逆のベクトルを持った解釈だと思いますが、本作「ブロークバック・マウンテン」がハリウッド映画である以上、そういった解釈が出来る構造になっていなければいけないし、多分スタジオ側に対してアン・リーはそう説明しているのではないか、とわたしには思えるのです。
そしてその解釈が、物語の文法に一番合致していると思えるのです。
何しろハリウッド映画のメジャー作品においては、なんらかの経験で主人公が成長する、と言うようなプロットがなければ、製作のための予算が取れないからです。
これもアン・リーの戦略的なものだったのだと思います。
1963年、ワイオミング。
イニス・デル・マー(ヒース・レジャー)とジャック・ツイスト(ジェイク・ギレンホール)は、ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出会いを果たす。ともに20歳の二人は、牧場主のジョー・アギーレ(ランディ・クエイド)から、山でキャンプをしながら羊の放牧の管理をする仕事を命じられる。寡黙なイニスと、天衣無縫なジャック。二人ともハンサムで逞しく男らしい。壮大で美しいプロークバック・マウンテンの大自然の中で仕事をしているうちに、次第に意気投合する二人の間には、友情を超えた、しかし本人たちすら意識しない、深い感情が芽生えはじめるが・・・・。
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監督:アン・リー
脚本:ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ
原作:アニー・ブルー
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ヒース・レジャー(イニス・デル・マー)、ジェイク・ギレンホール(ジャック・ツイスト)、アン・ハサウェイ(ラリーン・ニューサム)、ミシェル・ウィリアムズ(アルマ)、ランディ・クエイド(ジョー・アギーレ)、リンダ・カーデリーニ(キャシー)、アンナ・ファリス(ラショーン・マローン)、ケイト・マーラ(アルマ Jr.)
超話題作「ブロークバック・マウンテン」が2006/03/04当時日本国内で(たしか)唯一公開されていた「シネマライズ」の周りはチケットを求める人々の長蛇の列でごった返していた。
わたし達4人(夜霧のネオンサインさん、秋林瑞佳さん、まりゅうさん、そしてわたし)は、夜霧のネオンサインさんが事前に指定席券を購入しておいてくれたおかげで、並ぶことなく、劇場に滑り込むことに成功した。
これはひとえに夜霧のネオンサインさんのおかげである。
ところで、わたしは本作「ブロークバック・マウンテン」のタイトルは「ブローバック・マウンテン」だとばかり思っていた。
その「ブローバック」と言う言葉が、本作をゲイのカウボーイの物語と単純化した場合、見事にマッチする印象を受けたからである。
ところで、その「ブローバック」とは、オートマチック・ピストル(自動拳銃)の排莢・装填を行うメカニズムの総称で、簡単に言うと、弾丸発射時の火薬の燃焼ガスの圧力を利用して、スライドがリコイル・スプリングを圧縮しつつ、後方にスライド(リコイル)し、薬莢を排出しながら撃鉄をコック(撃鉄がひかれた状態にすること)し、先ほど圧縮されたリコイル・スプリングの復元力により、スライドが前方にスライドしようとする力で、弾倉から一発の弾丸をチェンバー(薬室)に送り込むメカニズムを言う。
そんな訳で、例えば火山の噴火を拳銃に発射に例えた場合、火口以外の部分からブローバックと言う形態で、ガスを放出するイメージが、1960年代のゲイのカウボーイの物語、−−実りようのない恋路に落ち込んで行ってしまう二人のカウボーイの物語−−、に見事に符合している、とわたしには思えた訳である。
物語は、運命的な二人の男の出会いと、少しずつ人生の歯車が狂っていく二人の男と、彼等を取り巻く人々の人生の軋轢の物語である。
マスコミに大々的に取り上げられた本作は、おそらくではあるが、強いアメリカのひとつの象徴であるカウボーイと言う存在がゲイだった(はたして本当にゲイだったのか?)、と言う点がセンセーショナルにマスコミに取り上げられ、身の丈以上の評価を受けてしまった作品だったのではないか、と思う。
その扇情的とも言えるメイン・プロットを擁した原作を題材に本作「ブロークバック・マウンテン」を制作したのは、おそらく台湾出身のアン・リーの確信犯的な戦略の賜物だったのではないか、と思えてならない。
アメリカ人の監督だったら、こうは上手く行かなかったのではないか、と思う。
多分、この題材を描けるのは、アジアの監督だけではないか、と思った。(または英国の監督かな)
キャストは、ヒース・レジャー(イニス・デル・マー)にしろ、ジェイク・ギレンホール(ジャック・ツイスト)にしろ、観客の期待に違わないゲイのカウボーイ像を好演し、またその上、非常に繊細な心の機微を、そして繊細なニュアンスを観客に、特に女性の観客に明確に伝えることに成功していると思う。
脚本と演出は、極力説明を廃したもので、ハリウッドの娯楽大作程度しか観ていない人々には、−−つまり、物語の表層部分しか見ていない人たち−−、若干難しい作品だったのではないか、と思った。
例えば本作は、セリフで語られていないこと、またはそのセリフが嘘であること、を考えなければならない作品だと思うし、ひとつのカットの意味を明敏に理解し咀嚼する必要がある作品だったのではないか、と思う。
そのあたりは、やはりアン・リーの繊細な演出の賜物だったのだと思う。
余談だが、アン・リーが何を求めて「ハルク」(2003)なんぞを撮ったのかは知らないが、本作は、「ハルク」の失敗を全て帳消しにしてしまうほどの作品に仕上がっているのは、事実である。
何しろ「グリーン・デスティニー」(2000)の次が「ハルク」ですからね。
『「ハルク」なんか撮りやがって、何考えてんだよ!アン・リーよ!!』
と言う感じだったのが、「ブロークバック・マウンテン」の時点で、既に「ハルク」の過去は抹消された、と言うことなのだろう。
とにかく、本作「ブロークバック・マウンテン」は、若干評価されすぎの感は否定できないが、優れた作品のひとつだと思う。
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余談だけど、ラストのセリフは、わたしは、次のように捉えています。
「ボクはいままで、ダメな人間だったけど、これからは真っ当な人間として、家族と一緒に生きることを誓うよ」
この解釈は、本作「ブロークバック・マウンテン」物語の精神と真逆のベクトルを持った解釈だと思いますが、本作「ブロークバック・マウンテン」がハリウッド映画である以上、そういった解釈が出来る構造になっていなければいけないし、多分スタジオ側に対してアン・リーはそう説明しているのではないか、とわたしには思えるのです。
そしてその解釈が、物語の文法に一番合致していると思えるのです。
何しろハリウッド映画のメジャー作品においては、なんらかの経験で主人公が成長する、と言うようなプロットがなければ、製作のための予算が取れないからです。
これもアン・リーの戦略的なものだったのだと思います。
2006/05/17 東京九段下「日本武道館」で「ポセイドン」を観た。
当日は、監督のウォルフガング・ペーターゼン、出演のカート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、エミー・ロッサムを迎えた『「ポセイドン」ジャパン・プレミア』であった。
大晦日の夜。北大西洋を航海中の豪華客船ポセイドン号ではカウントダウン・パーティーが始まっていた。同等クラスでは世界最高の客船のひとつであるポセイドン号は、高さが20階を超え、客室800、パッセンジャー・デッキ13を備える。
今夜、乗客の多くは新年を迎えるために着飾り、壮麗なダンスホールに集っている。ブラッドフォード船長(アンドレ・ブラウアー)の乾杯の音頭で彼らはシャンパン・グラスを上げ、グロリア(ステーシー・ファーガソン/ブラック・アイド・ビーズ)のバンドは「蛍の光」を奏で始め、宴は最高潮の盛り上がりを見せていた。
その頃、ブリッジでは、一等航海士が異変を感じ取っていた。水平線を調べていた彼は、ローグ・ウェーブ(異常波浪)を発見するが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
原作:ポール・ギャリコ
出演:ジョシュ・ルーカス(ディラン・ジョーンズ)、カート・ラッセル(ロバート・ラムジー)、リチャード・ドレイファス(リチャード・ネルソン)、ジャシンダ・バレット(マギー・ジェームズ)、エミー・ロッサム(ジェニファー・ラムジー)、マイク・ボーゲル(クリスチャン)、ミア・マエストロ(エレナ)、ジミー・ベネット(コナー・ジェームズ)、アンドレ・ブラウアー(ブラッドフォード船長)、フレディー・ロドリゲス(マルコ・バレンティン)、ケビン・ディロン(ラッキー・ラリー)、ステーシー・ファーガソン(グロリア)
さて、本作「ポセイドン」についてだが、先ずはファーストカットが素晴らしかった。
海中のカメラが海上に出て、上空に上がり、豪華客船ポセイドン号の周りを鳥の視線で飛び回ると言うカットなのだが、広角レンズで撮影され、遠近感が適度にゆがんだポセイドン号の船体がスコープ・サイズのスクリーンに映し出される様は、素晴らしい映像体験のひとつであろう。
メインのプロットは、オリジナルの「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)とほぼ同じなのだが、キャラクターの設定が全く異なり、さらにオリジナル版では、人間ドラマに重きを置き、歩いて船底へ向かう感じだったのだが、本作は水や危機に追いまくられて、走って船底へ向かう、と言う印象。
オリジナル版は117分だったのだが、本作は98分と非常にタイトで、パニック・アクション映画として、不必要なものを極限まで削ぎ落とした点に好感が持てる。
手に汗握るパニック・アクション映画としては、十分に及第点が付けられると思う。
しかるに、オリジナル版の人間ドラマがほとんど割愛されてしまったため、おそらく批判的な意見を持つ人が多いのではないか、と思った。
感覚的には、ホラー映画の「エイリアン」(1979)が、アクション映画の「エイリアン2」(1986)になったような、作品としてのベクトルの変更が行われており、個人的にはその辺りは評価したいと思う。
キャストは、リチャード・ドレイファス(リチャード・ネルソン)が大きな役で出ていたのには驚かされた。カメオ的な顔見世だけだと思っていたのだが、メインのプロットに絡む大役だったのには驚いた。しかし、キャラクターの背景が不明瞭で、消化不良である。
また、ケヴィン・ディロン(ラッキー・ラリー)の役柄とその見せ場にも驚かされた。兄のマット・ディロンが「クラッシュ」(2004)で評価されている状況の中、この役はまずいだろう、と言う感じである。
カート・ラッセル(ロバート・ラムジー)は、おそらく「バック・ドラフト」(1991)の映画的記憶を利用した元消防士で元ニューヨーク市長と言う背景を持つキャラクターを演じており、ともすれば911テロをもキャラクターの背景とさせてしまっているような印象を受けた。
「エグゼクティブ・デシジョン」(1996)バリの見せ場の連続で、往年のスネークファンも大満足と言ったところだろうか。
ジョシュ・ルーカスは、賭博師と言う設定で、個人的には「タワーリング・インフェルノ」(1974)の詐欺師を演じたフレッド・アステア的な印象を受けた。大活躍である。
アンドレ・ブラウアー(ブラッドフォード船長)だが、黒人が豪華客船の船長を演じる、と言うのは珍しいのではないか、と思った。冒頭の登場シークエンスでは、船長ではなく、楽団のリーダー的な役回りに見えてしまう。
が、スコープ感を念頭に置いた、両腕を広げるカットは画的に素晴らしかった。
脚本は、残念ながら人間ドラマが希薄な印象が否定できないのだが、その反面、追いまくられるスピード感や緊迫感は迫力十分であるし、脱出の成否にからむ伏線の張り方が見事である。
美術はセットとしてはよく頑張っているのだが、逆さになった豪華客船の見せ方はイマイチだといわざるを得ない。
あと驚いたのは、物語上、船体の中は死体の山なのだが、死体のデザインと製作のクレジットが大きめに入っていたのには驚いた。死体専門のクリエイターがいる、という事である。
演出(編集含む)は、アクションの緊迫感は凄かった。
論理的に構築された危機とアクションとの構成が見事である。
例えば「アビス」(1989)の冒頭近く、クレーンが落ちてくるシークエンスの構成が素晴らしいのと同じような印象であった。
とにかく、本作「ポセイドン」は手に汗握るパニック・アクション映画としては大変面白い作品に仕上がっている。
また、冒頭のポセイドン号の勇姿にしろ、アクション・シークエンスにしろ、スコープ感を念頭に置いた画面構成と演出がすばらしい。是非劇場で楽しんでいただきたい作品である。
☆☆☆★ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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当日は、監督のウォルフガング・ペーターゼン、出演のカート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、エミー・ロッサムを迎えた『「ポセイドン」ジャパン・プレミア』であった。
大晦日の夜。北大西洋を航海中の豪華客船ポセイドン号ではカウントダウン・パーティーが始まっていた。同等クラスでは世界最高の客船のひとつであるポセイドン号は、高さが20階を超え、客室800、パッセンジャー・デッキ13を備える。
今夜、乗客の多くは新年を迎えるために着飾り、壮麗なダンスホールに集っている。ブラッドフォード船長(アンドレ・ブラウアー)の乾杯の音頭で彼らはシャンパン・グラスを上げ、グロリア(ステーシー・ファーガソン/ブラック・アイド・ビーズ)のバンドは「蛍の光」を奏で始め、宴は最高潮の盛り上がりを見せていた。
その頃、ブリッジでは、一等航海士が異変を感じ取っていた。水平線を調べていた彼は、ローグ・ウェーブ(異常波浪)を発見するが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
原作:ポール・ギャリコ
出演:ジョシュ・ルーカス(ディラン・ジョーンズ)、カート・ラッセル(ロバート・ラムジー)、リチャード・ドレイファス(リチャード・ネルソン)、ジャシンダ・バレット(マギー・ジェームズ)、エミー・ロッサム(ジェニファー・ラムジー)、マイク・ボーゲル(クリスチャン)、ミア・マエストロ(エレナ)、ジミー・ベネット(コナー・ジェームズ)、アンドレ・ブラウアー(ブラッドフォード船長)、フレディー・ロドリゲス(マルコ・バレンティン)、ケビン・ディロン(ラッキー・ラリー)、ステーシー・ファーガソン(グロリア)
さて、本作「ポセイドン」についてだが、先ずはファーストカットが素晴らしかった。
海中のカメラが海上に出て、上空に上がり、豪華客船ポセイドン号の周りを鳥の視線で飛び回ると言うカットなのだが、広角レンズで撮影され、遠近感が適度にゆがんだポセイドン号の船体がスコープ・サイズのスクリーンに映し出される様は、素晴らしい映像体験のひとつであろう。
メインのプロットは、オリジナルの「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)とほぼ同じなのだが、キャラクターの設定が全く異なり、さらにオリジナル版では、人間ドラマに重きを置き、歩いて船底へ向かう感じだったのだが、本作は水や危機に追いまくられて、走って船底へ向かう、と言う印象。
オリジナル版は117分だったのだが、本作は98分と非常にタイトで、パニック・アクション映画として、不必要なものを極限まで削ぎ落とした点に好感が持てる。
手に汗握るパニック・アクション映画としては、十分に及第点が付けられると思う。
しかるに、オリジナル版の人間ドラマがほとんど割愛されてしまったため、おそらく批判的な意見を持つ人が多いのではないか、と思った。
感覚的には、ホラー映画の「エイリアン」(1979)が、アクション映画の「エイリアン2」(1986)になったような、作品としてのベクトルの変更が行われており、個人的にはその辺りは評価したいと思う。
キャストは、リチャード・ドレイファス(リチャード・ネルソン)が大きな役で出ていたのには驚かされた。カメオ的な顔見世だけだと思っていたのだが、メインのプロットに絡む大役だったのには驚いた。しかし、キャラクターの背景が不明瞭で、消化不良である。
また、ケヴィン・ディロン(ラッキー・ラリー)の役柄とその見せ場にも驚かされた。兄のマット・ディロンが「クラッシュ」(2004)で評価されている状況の中、この役はまずいだろう、と言う感じである。
カート・ラッセル(ロバート・ラムジー)は、おそらく「バック・ドラフト」(1991)の映画的記憶を利用した元消防士で元ニューヨーク市長と言う背景を持つキャラクターを演じており、ともすれば911テロをもキャラクターの背景とさせてしまっているような印象を受けた。
「エグゼクティブ・デシジョン」(1996)バリの見せ場の連続で、往年のスネークファンも大満足と言ったところだろうか。
ジョシュ・ルーカスは、賭博師と言う設定で、個人的には「タワーリング・インフェルノ」(1974)の詐欺師を演じたフレッド・アステア的な印象を受けた。大活躍である。
アンドレ・ブラウアー(ブラッドフォード船長)だが、黒人が豪華客船の船長を演じる、と言うのは珍しいのではないか、と思った。冒頭の登場シークエンスでは、船長ではなく、楽団のリーダー的な役回りに見えてしまう。
が、スコープ感を念頭に置いた、両腕を広げるカットは画的に素晴らしかった。
脚本は、残念ながら人間ドラマが希薄な印象が否定できないのだが、その反面、追いまくられるスピード感や緊迫感は迫力十分であるし、脱出の成否にからむ伏線の張り方が見事である。
美術はセットとしてはよく頑張っているのだが、逆さになった豪華客船の見せ方はイマイチだといわざるを得ない。
あと驚いたのは、物語上、船体の中は死体の山なのだが、死体のデザインと製作のクレジットが大きめに入っていたのには驚いた。死体専門のクリエイターがいる、という事である。
演出(編集含む)は、アクションの緊迫感は凄かった。
論理的に構築された危機とアクションとの構成が見事である。
例えば「アビス」(1989)の冒頭近く、クレーンが落ちてくるシークエンスの構成が素晴らしいのと同じような印象であった。
とにかく、本作「ポセイドン」は手に汗握るパニック・アクション映画としては大変面白い作品に仕上がっている。
また、冒頭のポセイドン号の勇姿にしろ、アクション・シークエンスにしろ、スコープ感を念頭に置いた画面構成と演出がすばらしい。是非劇場で楽しんでいただきたい作品である。
☆☆☆★ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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2006/05/19 東京板橋「ワーナーマイカル・シネマズ板橋」で「アンジェラ」を観た。
「泣き虫で凶暴 出逢うはずはなかった 君は天使」
監督・製作・脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
出演:ジャメル・ドゥブーズ(アンドレ)、リー・ラスムッセン(アンジェラ)、ジルベール・メルキ(フランク)、セルジュ・リアブキン(ペドロ)
本作「アンジェラ」は、リュック・ベッソンの「ジャンヌ・ダルク」以降6年振りの新作である。
「サブウェイ」(1984)で世界に躍り出たリュック・ベッソンは、続く「グレート・ブルー」(1988)、「ニキータ」(1990)、「アトランティス」(1991)、「グラン・ブルー/完全版」(1988)、「レオン」(1994)、「レオン/完全版」(1994)とヒット作が続き、時代の寵児となったのだが、「フィフス・エレメント」(1997)以降、微妙な作品が続き、一気に監督業の株を下げ、脚本、原案、プロデュース業が続いていた中、満を持して製作されたのが、本作「アンジェラ」である。
物語だが、予告編を見た限りではわたしは、『「ベルリン・天使の詩」/バイオレンス篇』なのかな、と言う先入観を持っていた。モノクロ作品だし。
脚本は細かいセリフやプロットは個人的には評価出来るとち思うのだが、作品として考えた場合、サプライズに乏しい凡庸な印象を受けた。しかしながらそれを逆に言うと、予定調和的で神話的、全ての民族に受け入れられるような作品に仕上がっている、とも言えるのではないか、と思う。
と言うのも物語の骨子は、古典的なもの、つまり「美女と野獣」のバリエーションだと言わざるを得ないからである。
本作を見ていて、ルイ・マルが自伝的な作品「さよなら子供たち」(1987)をカラー作品として制作したことを受けて、「何故モノクロではなく、カラーで撮影したのか?」と言うプレスの問いかけに、「モノクロは美しすぎるから」と答えたのを思い出した。
ここしばらく、モノクロの作品に触れていなかったわれわれ観客にとって本作により、パリの風景が非常に印象的に美しい姿としてフィルムに焼き付けられていた、と思う。
キャストは、ジャメル・ドゥブーズ(アンドレ)のダメ男振りが良かった。
が、右手を隠している、と言う伏線が明確に機能しておらず、非常に残念な印象を受けた。
また、リー・ラスムッセン(アンジェラ)だが、彼女の無機的な美しさが、モノクロの映像と相まって、非常に硬質な、まるでプラスチックで出来た身体を持ったキャラクターのように見えていた。
脚本(セリフ部分)だが、セリフは奥が深そうでいて実は大したことを言っていないようん感じのセリフが続き、一瞬は面白いのだが、反芻すると実際はそうでもない、と言う印象を受ける。
この手法は、クエンティン・タランティーノが好んで使う手法で、物語の本質には関係が無い、面白い(興味深い)セリフで観客を煙に巻く、と言う方向性を感じる。
脚本は、普遍的で神話的だ、と前述したのだが、個人的には、アンドレガ2度目に河から上がったところで映画が終わっていたら、と思えてならない。
と言うようにグダグダ言ってるが、そう言いながらも個人的には「アンジェラ」は好きな映画だ、と言わざるを得ない自分が情けない。
☆☆☆★ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
余談だけど、天使の造形は悪魔的に良かった。
何言ってるかわからない人もいるかも知れないが、天使と悪魔は表裏一体的な描写がされているのが、ステレオタイプ的な天使の描写でない分、好感が持てた。
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監督・製作・脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
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本作「アンジェラ」は、リュック・ベッソンの「ジャンヌ・ダルク」以降6年振りの新作である。
「サブウェイ」(1984)で世界に躍り出たリュック・ベッソンは、続く「グレート・ブルー」(1988)、「ニキータ」(1990)、「アトランティス」(1991)、「グラン・ブルー/完全版」(1988)、「レオン」(1994)、「レオン/完全版」(1994)とヒット作が続き、時代の寵児となったのだが、「フィフス・エレメント」(1997)以降、微妙な作品が続き、一気に監督業の株を下げ、脚本、原案、プロデュース業が続いていた中、満を持して製作されたのが、本作「アンジェラ」である。
物語だが、予告編を見た限りではわたしは、『「ベルリン・天使の詩」/バイオレンス篇』なのかな、と言う先入観を持っていた。モノクロ作品だし。
脚本は細かいセリフやプロットは個人的には評価出来るとち思うのだが、作品として考えた場合、サプライズに乏しい凡庸な印象を受けた。しかしながらそれを逆に言うと、予定調和的で神話的、全ての民族に受け入れられるような作品に仕上がっている、とも言えるのではないか、と思う。
と言うのも物語の骨子は、古典的なもの、つまり「美女と野獣」のバリエーションだと言わざるを得ないからである。
本作を見ていて、ルイ・マルが自伝的な作品「さよなら子供たち」(1987)をカラー作品として制作したことを受けて、「何故モノクロではなく、カラーで撮影したのか?」と言うプレスの問いかけに、「モノクロは美しすぎるから」と答えたのを思い出した。
ここしばらく、モノクロの作品に触れていなかったわれわれ観客にとって本作により、パリの風景が非常に印象的に美しい姿としてフィルムに焼き付けられていた、と思う。
キャストは、ジャメル・ドゥブーズ(アンドレ)のダメ男振りが良かった。
が、右手を隠している、と言う伏線が明確に機能しておらず、非常に残念な印象を受けた。
また、リー・ラスムッセン(アンジェラ)だが、彼女の無機的な美しさが、モノクロの映像と相まって、非常に硬質な、まるでプラスチックで出来た身体を持ったキャラクターのように見えていた。
脚本(セリフ部分)だが、セリフは奥が深そうでいて実は大したことを言っていないようん感じのセリフが続き、一瞬は面白いのだが、反芻すると実際はそうでもない、と言う印象を受ける。
この手法は、クエンティン・タランティーノが好んで使う手法で、物語の本質には関係が無い、面白い(興味深い)セリフで観客を煙に巻く、と言う方向性を感じる。
脚本は、普遍的で神話的だ、と前述したのだが、個人的には、アンドレガ2度目に河から上がったところで映画が終わっていたら、と思えてならない。
と言うようにグダグダ言ってるが、そう言いながらも個人的には「アンジェラ」は好きな映画だ、と言わざるを得ない自分が情けない。
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余談だけど、天使の造形は悪魔的に良かった。
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週刊「映画レビュー・インデックス」2006/05/20
2006年5月20日 週刊「映画レビュー・インデックス」「映画レビュー・インデックス」2006/05/20号
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/05/13公開
「柔道龍虎榜」
http://diarynote.jp/d/29346/20041122.html
「アンジェラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060519.html
「間宮兄弟」
http://diarynote.jp/d/29346/20060514.html
2006/04/29公開
「小さき勇者たち〜GAMERA〜」
http://diarynote.jp/d/29346/20060416.html
「レント」
http://diarynote.jp/d/29346/20060308.html
「ロンゲストヤード」未レビュー
「ブロークン・フラワーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060512.html
2006/04/22公開
「アイス・エイジ2」
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
「トム・ヤム・クン!」
http://diarynote.jp/d/29346/20051014.html
2006/04/15公開
「連理の枝」
http://diarynote.jp/d/29346/20060411.html
「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌」未レビュー
2006/04/08日公開
「風のファイター」
http://diarynote.jp/d/29346/20041108.html
「美しき運命の傷跡」
http://diarynote.jp/d/29346/20060414.html
2006/04/01公開
「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」
http://diarynote.jp/d/29346/20051021.html
2006/03/18公開
「ウェス・クレイブン’S・カースド」
http://diarynote.jp/d/29346/20051017.html
「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」
http://diarynote.jp/d/29346/20051023.html
2006/03/11公開
「エミリー・ローズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060303.html
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
http://diarynote.jp/d/29346/20051025.html
「かもめ食堂」
http://diarynote.jp/d/29346/20060508.html
2006/03/04公開
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」未レビュー
「SPL/狼よ静かに死ね」
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
「力道山」
http://diarynote.jp/d/29346/20060220.html
「ブロークバック・マウンテン」
http://diarynote.jp/d/29346/20060517.html
「機動戦士ZガンダムIII −星の鼓動は愛−」
http://diarynote.jp/d/29346/20060515.html
近日公開予定
2006/06/03
「ポセイドン」
http://diarynote.jp/d/29346/20060519.html
■週末興収ベストテン
2006/05/13-14 興収ベストテン
1.「LIMIT OF LOVE 海猿」(東宝)
2.「明日の記憶」(東映)
3.「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
4.「ナイロビの蜂」(ギャガ)
5.「チェケラッチョ!!」(東宝)
6.「アイス・エイジ2」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
7.「クレヨンしんちゃん/伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」(東宝)
8.「ピンクパンサー」(FOX)
9.「アンジェラ」(アスミック・エース)
http://diarynote.jp/d/29346/20060519.html
10.「テニスの王子様」(松竹)
今日は予告編の話。
先ずは大興奮の"Superman Returns"。
http://www.apple.com/trailers/wb/supermanreturns/
何が凄いって、レックス・ルーサー役のケヴィン・スペイシーが格好良すぎ。
で、方向性としては「スーパーマン」(1978)の完全リメイクと言う感じですな。ケヴィン・スペイシーはどう考えてもジーン・ハックマンを意識しているし、ブランドン・ラウスのクラーク・ケントはどう観てもクリストファー・リーヴのケントにそっくり。
あぁ、それにしてもクリストファー・リーヴに見せたかったな。
「追悼 クリストファー・リーヴ」
http://diarynote.jp/d/29346/20041011.html
これもあわせてみてね。
http://www.apple.com/trailers/fox/thesimpsonsmovie/
"Cars"
http://www.apple.com/trailers/disney/cars/trailer2/
ポール・ニューマンが声をあてているのに驚き、主人公の名前が、ライトニング・マックィーンだと言うのに驚き、マイケル・キートンが声をあてているのに驚く。
これはピクサー初のスター・ムービーじゃないかと思える。
余談だけどわたしは、高速道路でピカピカのタンクローリーの真後ろについて、タンクローリーのタンクの背面が、ピカピカの鏡状になっている部分に自分の車を広角で映しこみ、トリップ感満点でドライブするのが、好きなんですが、"Cars"の予告編の新しいほうで、それをやっている車が出てきますね。
「FORD MUSTANG / CORNFIELD」
http://diarynote.jp/d/29346/20041208.html
あと、現代を描き始めたオリバー・ストーンの"World Trade Center"も凄いですね。
http://www.apple.com/trailers/paramount/wtc/
あとは、ロバート・ゼメキスとスティーヴン・スピールバーグ等が製作総指揮するギル・カナンの新作でなんとアニメーション作品の"Monster House"も超楽しみです。
http://www.apple.com/trailers/sony_pictures/monster_house/
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「ブロークバック・マウンテン」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」です。
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「柔道龍虎榜」
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「アンジェラ」
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「間宮兄弟」
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2006/04/29公開
「小さき勇者たち〜GAMERA〜」
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「レント」
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「ロンゲストヤード」未レビュー
「ブロークン・フラワーズ」
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「アイス・エイジ2」
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「トム・ヤム・クン!」
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「連理の枝」
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「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌」未レビュー
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「風のファイター」
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「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」
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「エミリー・ローズ」
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「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
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「かもめ食堂」
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「力道山」
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「ブロークバック・マウンテン」
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1.「LIMIT OF LOVE 海猿」(東宝)
2.「明日の記憶」(東映)
3.「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
4.「ナイロビの蜂」(ギャガ)
5.「チェケラッチョ!!」(東宝)
6.「アイス・エイジ2」(FOX)
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7.「クレヨンしんちゃん/伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」(東宝)
8.「ピンクパンサー」(FOX)
9.「アンジェラ」(アスミック・エース)
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10.「テニスの王子様」(松竹)
今日は予告編の話。
先ずは大興奮の"Superman Returns"。
http://www.apple.com/trailers/wb/supermanreturns/
何が凄いって、レックス・ルーサー役のケヴィン・スペイシーが格好良すぎ。
で、方向性としては「スーパーマン」(1978)の完全リメイクと言う感じですな。ケヴィン・スペイシーはどう考えてもジーン・ハックマンを意識しているし、ブランドン・ラウスのクラーク・ケントはどう観てもクリストファー・リーヴのケントにそっくり。
あぁ、それにしてもクリストファー・リーヴに見せたかったな。
「追悼 クリストファー・リーヴ」
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これもあわせてみてね。
http://www.apple.com/trailers/fox/thesimpsonsmovie/
"Cars"
http://www.apple.com/trailers/disney/cars/trailer2/
ポール・ニューマンが声をあてているのに驚き、主人公の名前が、ライトニング・マックィーンだと言うのに驚き、マイケル・キートンが声をあてているのに驚く。
これはピクサー初のスター・ムービーじゃないかと思える。
余談だけどわたしは、高速道路でピカピカのタンクローリーの真後ろについて、タンクローリーのタンクの背面が、ピカピカの鏡状になっている部分に自分の車を広角で映しこみ、トリップ感満点でドライブするのが、好きなんですが、"Cars"の予告編の新しいほうで、それをやっている車が出てきますね。
「FORD MUSTANG / CORNFIELD」
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あと、現代を描き始めたオリバー・ストーンの"World Trade Center"も凄いですね。
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あとは、ロバート・ゼメキスとスティーヴン・スピールバーグ等が製作総指揮するギル・カナンの新作でなんとアニメーション作品の"Monster House"も超楽しみです。
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因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「ブロークバック・マウンテン」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」です。
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「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
2006年5月25日 映画2005/10/25 東京六本木「VIRGIN TOHO CIMENAS 六本木ヒルズ」で開催されている「第18回東京国際映画祭」特別招待作品「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」を観た。
アメリカ、テキサス州。
狩をしている2人の男がコヨーテを撃ち殺す。
獲物を取りに近づくと、そこには食い荒らされた男の死体があった。
それは、メキシコ人カウボーイ、
メルキアデス・エストラーダだった。
遺体安置所で呆然と死体を眺める男、
ピート・パーキンズ。
メキシコから不法入国したメルキアデスは、信頼していたピートにこんな言葉を残していた。
「俺が死んだら、故郷ヒメネスへ遺体を運んで埋めてくれ」と。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:トミー・リー・ジョーンズ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
出演:トミー・リー・ジョーンズ(ピート・パーキンズ)、バリー・ペッパー(マイク・ノートン)、ドワイト・ヨーカム(ベルモント)、ジャニュアリー・ジョーンズ(ルーアン)、メリッサ・レオ(レイチェル)、フリオ・セサール・セディージョ(メルキアデス・エストラーダ)、パネッサ・バウチョ(マリアナ)、レヴォン・ヘルム(盲目の老人)
最高である。
全く言うことがない。
こんなすばらしい映画を撮ってしまうトミー・リー・ジョーンズに脱帽である。
本作「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」には、われわれがトミー・リー・ジョーンズに求める全てがあった。
言うならば、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」は、トミー・リー・ジョーンズにおける「許されざる者」なのだ。
つづく・・・・
(すいません、一時保存です)
☆☆☆☆ (☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
『今日の「東京国際映画祭」2005/10/25』
http://diarynote.jp/d/29346/20051025.html
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アメリカ、テキサス州。
狩をしている2人の男がコヨーテを撃ち殺す。
獲物を取りに近づくと、そこには食い荒らされた男の死体があった。
それは、メキシコ人カウボーイ、
メルキアデス・エストラーダだった。
遺体安置所で呆然と死体を眺める男、
ピート・パーキンズ。
メキシコから不法入国したメルキアデスは、信頼していたピートにこんな言葉を残していた。
「俺が死んだら、故郷ヒメネスへ遺体を運んで埋めてくれ」と。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:トミー・リー・ジョーンズ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
出演:トミー・リー・ジョーンズ(ピート・パーキンズ)、バリー・ペッパー(マイク・ノートン)、ドワイト・ヨーカム(ベルモント)、ジャニュアリー・ジョーンズ(ルーアン)、メリッサ・レオ(レイチェル)、フリオ・セサール・セディージョ(メルキアデス・エストラーダ)、パネッサ・バウチョ(マリアナ)、レヴォン・ヘルム(盲目の老人)
最高である。
全く言うことがない。
こんなすばらしい映画を撮ってしまうトミー・リー・ジョーンズに脱帽である。
本作「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」には、われわれがトミー・リー・ジョーンズに求める全てがあった。
言うならば、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」は、トミー・リー・ジョーンズにおける「許されざる者」なのだ。
つづく・・・・
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週刊「映画レビュー・インデックス」2006/05/27
2006年5月27日 週刊「映画レビュー・インデックス」「映画レビュー・インデックス」2006/05/27号
をお届けします。
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
■公開中
2006/05/13公開
「柔道龍虎榜」
http://diarynote.jp/d/29346/20041122.html
「アンジェラ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060519.html
「間宮兄弟」
http://diarynote.jp/d/29346/20060514.html
2006/04/29公開
「小さき勇者たち〜GAMERA〜」
http://diarynote.jp/d/29346/20060416.html
「レント」
http://diarynote.jp/d/29346/20060308.html
「ロンゲストヤード」未レビュー
「ブロークン・フラワーズ」
http://diarynote.jp/d/29346/20060512.html
2006/04/22公開
「アイス・エイジ2」
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
「トム・ヤム・クン!」
http://diarynote.jp/d/29346/20051014.html
2006/04/15公開
「連理の枝」
http://diarynote.jp/d/29346/20060411.html
「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌」未レビュー
2006/04/08日公開
「風のファイター」
http://diarynote.jp/d/29346/20041108.html
「美しき運命の傷跡」
http://diarynote.jp/d/29346/20060414.html
近日公開予定
2006/06/03
「ポセイドン」
http://diarynote.jp/d/29346/20060519.html
「ドラゴン・プロジェクト」
未レビュー
「バッシング」
http://diarynote.jp/d/29346/20051120.html
■週末興収ベストテン
2006/05/20-21 興収ベストテン
1.「ダ・ヴィンチ・コード」(ソニー)
2.「LIMIT OF LOVE 海猿」(東宝)
3.「明日の記憶」(東映)
4.「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
5.「ナイロビの蜂」(ギャガ)
6.「チェケラッチョ!!」(東宝)
7.「アイス・エイジ2」(FOX)
http://diarynote.jp/d/29346/20060417.html
8.「陽気なギャングが地球を回す」(松竹)
9.「ピンクパンサー」(FOX)
10.「テニスの王子様」(松竹)
とうとう、と言うか、ようやくと言うか、小林政広の「バッシング」の公開が2006/06/03からとなりました。
2005年のカンヌをはじめとして、様々な映画祭で評判をとった作品なのに、本国日本での公開が2006年6月までずれ込んでいる、と言うのはなんとも釈然としない気がしますが、塩田明彦の「カナリア」と並べて観て見ると興味深い印象を受けます。
で、この両作の日本国内でのプレミアが「東京フィルメックス」だったのも興味深いかも知れませんね。
あと、昨年の「東京国際映画祭」で大人気だった「ドラゴン・プロジェクト」の公開も2006/06/03から、となりました。
これは是非観ていただきたいと思います。
アンソニー・ウォン最高でございます。
今日からMTB(マウンテンバイク)のレースで二日ほど家をあけます。映画は観れないし、更新も勿論出来ません。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」です。
正に困った状況です。
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2006/04/08日公開
「風のファイター」
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「美しき運命の傷跡」
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2006/06/03
「ポセイドン」
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未レビュー
「バッシング」
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2006/05/20-21 興収ベストテン
1.「ダ・ヴィンチ・コード」(ソニー)
2.「LIMIT OF LOVE 海猿」(東宝)
3.「明日の記憶」(東映)
4.「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
5.「ナイロビの蜂」(ギャガ)
6.「チェケラッチョ!!」(東宝)
7.「アイス・エイジ2」(FOX)
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8.「陽気なギャングが地球を回す」(松竹)
9.「ピンクパンサー」(FOX)
10.「テニスの王子様」(松竹)
とうとう、と言うか、ようやくと言うか、小林政広の「バッシング」の公開が2006/06/03からとなりました。
2005年のカンヌをはじめとして、様々な映画祭で評判をとった作品なのに、本国日本での公開が2006年6月までずれ込んでいる、と言うのはなんとも釈然としない気がしますが、塩田明彦の「カナリア」と並べて観て見ると興味深い印象を受けます。
で、この両作の日本国内でのプレミアが「東京フィルメックス」だったのも興味深いかも知れませんね。
あと、昨年の「東京国際映画祭」で大人気だった「ドラゴン・プロジェクト」の公開も2006/06/03から、となりました。
これは是非観ていただきたいと思います。
アンソニー・ウォン最高でございます。
今日からMTB(マウンテンバイク)のレースで二日ほど家をあけます。映画は観れないし、更新も勿論出来ません。
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソードIII/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「ロンゲスト・ヤード」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(原題)」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」です。
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「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」をめぐる冒険
2006年5月31日 ゲーム
先日、「ニンテンドーDS Lite」を買ったお話をした。
『「ニンテンドーDS Lite エナメルネイビー」をめぐる冒険』http://diarynote.jp/d/29346/20060503.html
その半年前には、「ニンテンドーDS」のCF(CM)に関するお話もした。(手前味噌だが、これは結構良い話しだと自負している。)
『「Nintendo DS/登場編・実感編」任天堂株式会社』
http://diarynote.jp/d/29346/20041003.html
で、今日はゲームのお話。
と言っても、実際のところこれはゲームなのかどうかわからない。
そのゲームなのかどうかわからないソフトのタイトルは、「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」。
早速だが、「ニンテンドーDS Lite エナメルネイビー」を購入した際、やはりソフトも同時に買わないとお話にならない訳で、その場で2本のソフトを購入した。
1本は「もっと脳 を鍛える大人のDSトレーニング」で、もう1本は件の「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」であった。
なぜこれらのソフトを買ったかと言うと、友人達のクチコミのおかげである。
何しろ、その日(DSを買った日)、その場でソフトを買わないといけなかった(特にいけない訳ではないのだが、ハードだけあっても仕方がないのでね)ので、全然知らないソフトを購入する勇気がわたしにはなかった、と言う事と、件の2本のソフトについてはクチコミ情報があった、と言うことである。
私は「英検3級」である。
もちろん、だからどうだ、と言える程ではないが、英語関係の公的な資格はそれしか持っていない。
でも、英語圏の映画はとってもたくさん観ているので、わたし的にはヒアリング(リスニング)には少々自信があることはあったのだ。
で、それ以来わたしは、毎日まいにち(でもないけど)コツコツと「えいご漬け」にいそしんでいる。
最初はシステムを理解していなかったため(アポストロフまできちんと書いたり、筆記体で書いたりしていた)、「英語力判定」は「E」だったのだが、はじめて一週間ほどでわたしの英語力は「AA」になり、それ以降は常に「AA」をキープしている。
と言うか、実際のところ「AA」以上にあがれないのだ。
因みに「英語力判定」は「ドクロ」「F」「E」「D」「C」「B」「A」「AA」「AAA」「S」の十段階である。
まあ、何を言いたいかと言うと、ボクはディクテーションが結構得意だよ、と言う自慢話である。
でも「英語力判定」は「AA」でも「トレーニング」は全然進んでいないので、「マイドリル」は、「マラソン」と「クロスワド・パズル」しか出てこないし、毎日やっている「トレーニング」のレベルと「英語力判定」のレベルの差が著しいのだ。
まあ、そんな感じの自慢話である。
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その半年前には、「ニンテンドーDS」のCF(CM)に関するお話もした。(手前味噌だが、これは結構良い話しだと自負している。)
『「Nintendo DS/登場編・実感編」任天堂株式会社』
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で、今日はゲームのお話。
と言っても、実際のところこれはゲームなのかどうかわからない。
そのゲームなのかどうかわからないソフトのタイトルは、「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」。
早速だが、「ニンテンドーDS Lite エナメルネイビー」を購入した際、やはりソフトも同時に買わないとお話にならない訳で、その場で2本のソフトを購入した。
1本は「もっと脳 を鍛える大人のDSトレーニング」で、もう1本は件の「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」であった。
なぜこれらのソフトを買ったかと言うと、友人達のクチコミのおかげである。
何しろ、その日(DSを買った日)、その場でソフトを買わないといけなかった(特にいけない訳ではないのだが、ハードだけあっても仕方がないのでね)ので、全然知らないソフトを購入する勇気がわたしにはなかった、と言う事と、件の2本のソフトについてはクチコミ情報があった、と言うことである。
私は「英検3級」である。
もちろん、だからどうだ、と言える程ではないが、英語関係の公的な資格はそれしか持っていない。
でも、英語圏の映画はとってもたくさん観ているので、わたし的にはヒアリング(リスニング)には少々自信があることはあったのだ。
で、それ以来わたしは、毎日まいにち(でもないけど)コツコツと「えいご漬け」にいそしんでいる。
最初はシステムを理解していなかったため(アポストロフまできちんと書いたり、筆記体で書いたりしていた)、「英語力判定」は「E」だったのだが、はじめて一週間ほどでわたしの英語力は「AA」になり、それ以降は常に「AA」をキープしている。
と言うか、実際のところ「AA」以上にあがれないのだ。
因みに「英語力判定」は「ドクロ」「F」「E」「D」「C」「B」「A」「AA」「AAA」「S」の十段階である。
まあ、何を言いたいかと言うと、ボクはディクテーションが結構得意だよ、と言う自慢話である。
でも「英語力判定」は「AA」でも「トレーニング」は全然進んでいないので、「マイドリル」は、「マラソン」と「クロスワド・パズル」しか出てこないし、毎日やっている「トレーニング」のレベルと「英語力判定」のレベルの差が著しいのだ。
まあ、そんな感じの自慢話である。
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