さて、早速ですが2007年の目標の中間発表その4です。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」
 
 
1.映画
 
#011「さくらん」シネ・リーブル池袋 2007/04/01
#012「明日、君がいない」東商ホール 2007/04/10
#013「プルコギ」ニッショーホール 2007/04/11
#014「ゆれる」新文芸坐 2007/04/17
#015「時をかける少女」新文芸坐 2007/04/17
#016「さくらん」シネ・リーブル池袋 2007/04/29
#017「ブラックブック」テアトルタイムズスクエア 2007/04/30
 
 
2.DVD、CATV等

#042「スチュアート・リトル」CATV 2007/04/03
#043「カプリコン・1」DVD 2007/04/05
#044「ダンボ」CATV 2007/04/07
#045「40歳の童貞男」VOD 2007/04/08
#046「イントゥ・ザ・サン」CATV 2007/04/09
#047「アンジェラ」CATV 2007/04/13
#048「東京大学物語」VOD 2007/04/14
#049「CUBE ZERO」HDD 2007/04/15
#050「アサルト13/要塞警察」CATV 2007/04/15
#051「ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット」HDD 2007/04/21
#052「プラトニック・セックス」HDD 2007/04/22
#053「緯度0大作戦」HDD 2007/04/23
#054「くりいむレモン」HDD 2007/04/24
#055「波止場」HDD 2007/04/25
#056「ブロークン・フラワーズ」CATV 2007/04/25
#057「シャークボーイ&マグマガール」CATV 2007/04/28
#058「ザ・インターネット」CATV 2007/04/28
#059「エミリー・ローズ」HDD 2007/04/29
#060「エリザベスタウン」HDD 2007/04/30
#061「かもめ食堂」HDD 2007/04/30

 
3.読書

#009「落着かぬ赤毛」E・S・ガードナー著 尾坂力訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2007/04/04
#010「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー著 清水俊二訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2007/04/22 
 
映画は、劇場7本(累計17本)、DVD等20本(累計61本)で、計27本(累計78本)。
このままのペースで、年間234本(劇場51本)です。

読書は2冊(累計10冊)で、このままのペースでは、年間30冊です。

今年は非常にマズイ状況です。
Wii購入の影響か、映画に割ける時間が激減しています。
 
まあ、先は長いですが頑張ります。

参考)
2007年の状況
映画78本(うち劇場17本)
読書10冊

2006年の状況
映画87本(うち劇場16本)
読書07冊

2005年同時期の状況
映画75本(うち劇場27本)
読書11冊

2004年同時期の状況
映画87本(うち劇場23本)
読書16冊

2003年同時期の状況
映画89本(うち劇場30本)
読書29冊

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2007/04/30 東京新宿「テアトルタイムズスクエア」で「ブラックブック」を観た。

1944年9月、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。

美しいユダヤ人女性歌手ラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は、ナチスから逃れるため一家で南部へ向かう。
しかし、ドイツ軍の執拗な追跡にあい、ついには彼女を除く家族全員が殺されてしまう。

その後、レジスタンスに救われたラヘルは、ユダヤ人であることを隠すため髪をブロンドに染め、名前をエリスと変えて彼らの活動に参加するが・・・・。

監督:ポール・ヴァーホーヴェン
原案:ジェラルド・ソエトマン     
脚本:ジェラルド・ソエトマン、ポール・ヴァーホーヴェン
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ     
プロダクションデザイン:ウィルバート・ファン・ドープ     
衣装デザイン:ヤン・タックス     
音楽:アン・ダッドリー
出演:カリス・ファン・ハウテン(ラヘル・シュタイン/エリス・デ・フリース)、トム・ホフマン(ハンス・アッカーマン)、セバスチャン・コッホ(ルドウィグ・ムンツェ)、デレク・デ・リント(ヘルベン・カイパース)、ハリナ・ライン(ロニー)、ワルデマー・コブス(ギュンター・フランケン)、ミヒル・ホイスマン(ロブ)、ドルフ・デ・ヴリーズ(公証人スマール)、ピーター・ブロック(ファン・ハイン)、ディアーナ・ドーベルマン(スマール夫人)、クリスチャン・ベルケル(カウトナー将軍)

本作「ブラックブック」は、もちろん娯楽作品として素晴らしい作品に仕上がっているのだが、それ以上にポール・ヴァーホーヴェンと言う映像作家にとって非常に重要な意味を持つ作品だと言える。

と言うのも、オランダ出身の映像作家であるポール・ヴァーホーヴェンが、ハリウッドからオランダに戻り、自らのアイデンティティに関わる祖国オランダのナチス・ドイツ占領時を舞台とした作品をオランダのスタッフと共に撮り上げた作品なのだ。

そして興味深いのは、本作のテイストがハリウッド時代の悪趣味な悪ふざけ的テイストではなく、もちろんヴァーホーヴェンお得意のエログロ描写はあるものの、ハリウッド時代の作品と一線を画した、非常に真摯に作品に取り組んだ印象を受ける。

1938年に生まれたヴァーホーヴェンにとって、ナチス・ドイツ占領時のオランダでの思い出は、彼にとって原初的でかつ強烈な印象となって残っていることは想像に難くない。

つまり、今までハリウッドでちょっとふざけて映画を撮っていた監督が、祖国で祖国のスタッフのために、本気で映画を撮った。
と言うような印象を受ける。

とは言う物の、日本の配給会社が本作「ブラックブック」を「シンドラーのリスト」(1993)や「戦場のピアニスト」(2002)と並べて売ろうとする愚挙的な広告戦略を取っているが、本作は実はそんな文芸作品ではなく、ヴァーホーヴェンの嗜好を充分に備え持った娯楽作品に仕上がっている。

「シンドラーのリスト」(1993)や「戦場のピアニスト」(2002)の感動をもとめて劇場に行った観客はちょっと困った事になるかも知れない、と思う。

さて、本作「ブラックブック」についてだが、先ずは脚本が非常に良かった。
伏線とは何か、と言うのが非常に明確に描かれており、特に印象的だったのは、チョコレートの使い方である。
そのチョコレートの伏線の使い方に、わたしは思わず膝を叩くところだった。
これこそ伏線であり、伏線のお手本のような脚本に仕上がっているのだ。

また、もう一点印象に残ったのは、ナチス・ドイツの占領から解放されたオランダの戦後処理の部分があったのが良かった。

と言うか実際は、連合軍がやって来た後の部分が本作の肝(キモ)なのだが、そういった構成になっている脚本に感心した。
大抵の映画では、連合軍がナチス・ドイツを蹴散らして、めでたしめでたしで終わる事が多いのだが、本作「ブラックブック」では、そこから物語が始まっているのだ。

キャストは先ずは、カリス・ファン・ハウテン(ラヘル・シュタイン/エリス・デ・フリース)が良かった。
彼女はとっても頑張りました。

噂ではカリス・ファン・ハウテンは、次回作のボンドガールになるとかならないとか言われているらしいのだが、北米での「ブラックブック」の公開は4月からなで、その影響(「ブラックブック」での演技や描写から来るイメージ)がどうでるのかが興味深いところである。

また、俳優陣も全てが全て良かったし、美術も良い仕事をしていたし、撮影もスコアも良かった。

本作「ブラックブック」は、もう本当に、悪いところが一切ない、と言って良いほど素晴らしい作品に仕上がっていた。
強いて言えば、尺(144分)が短すぎるということだろう。
もっともっと長い間観ていたい作品だった。

とにかく本作「ブラックブック」は、若干観客を選ぶ作品なのかもしれないが、是非劇場でポール・ヴァーホーヴェンの美学と真摯な仕事を堪能していただきたいと思うのだ。

☆☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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「京都買います」(「怪奇大作戦」)をめぐる冒険
2007/04/30-05/03の深夜、NHK BS2で「怪奇大作戦セカンドファイル」(2007)3話と、「怪奇大作戦」(1968)14話が放映された。

「怪奇大作戦」(1968)とは、NHKのサイトによると、

オリジナル版「怪奇大作戦」は、昭和43年、円谷プロダクションが「ウルトラセブン」の後番組として制作した特撮犯罪ドラマ。平均視聴率22%を獲得した人気番組でした。特撮で描かれる怪奇犯罪とその謎解きの面白さはもちろん、事件の背後に隠された人の心の闇にこそ真の“怪奇”が潜むという社会派のスタンスは、今もなお多くのファンを惹きつけてやみません。

とのことです。

なお、「怪奇大作戦セカンドファイル」は、2006年に急逝した実相寺明雄がシリーズ構成・脚本(ファイル2「昭和幻燈小路」)を努め、発表順で言うと遺作となっている。
(「ユメ十夜」は、2007/01/27公開)

実相寺明雄と言えば、やはり「ウルトラマン」(1966-67)や「ウルトラセブン」(1967-68)の監督として名が挙がって来ると思うのだが、わたし的には「帝都物語」(1988)の印象が強い。

「帝都物語」で描かれる日本人のおじさん達が、滅法格好良いのだよ、これが。
そして、そんな俳優達の立ち居振る舞いが素敵なのだ。彼らは肩で立っているのだ。

そして、「屋根裏の散歩者」(1994)、「D坂の怪事件」(1997)、「乱歩地獄」(2005)等の一連の江戸川乱歩原作作品の映像化作品であったり、2005年の「姑獲鳥の夏」(京極夏彦原作作品)を映像化し、ついには夏目漱石の映像化と、江戸川乱歩、京極夏彦、夏目漱石と、日本の近代文学のひとつの方向性(耽美性)を持った映像化の騎手として期待されていた中の悲報は残念でならないものだった。

彼の映像スタイルは、広角レンズを多用した極端な被写体のアップであったり、前景から被写体を覗く画面構成であったり、被写体の顔のアップでありながら、顔を切ると言った映像スタイルが素晴らしく、またセリフではなく映像で物語を語るスタンスをもっていた。

そこで「京都買います」/「怪奇大作戦」(1968)第25話だが、子供の頃に再放送で見ていると思うのだが、そんなに印象に残っていなかったのだが、今回大人になってから初めて見たのだが、はっきり言って驚いた。

「京都買います」は、フィルムで撮った30分ものの子供向けのテレビシリーズのクオリティを遥かに凌駕している。
その映像スタイルと編集スタイルは既に完成されており、最早芸術作品と言って良い程のスタイルを持っているのだ。

特に印象的なのは、編集がきちんとされていることである。
1960年代にフィルムで撮られたテレビドラマでありながら、ワンカットで複数のセリフを描写するのではなく、ひとつのセリフですら複数のカットで構成されている。

また、前景と背景を意識して撮影された映像も素晴らしい。
極端なアップの多用のため、セリフではなく表情で物語を語る手法が、俳優に要求されているのだ。

また、セリフを喋ることではなく、セリフを喋る状況を基に構成、演出されている芝居も素晴らしい。

そして、キャストだが、何と言っても岸田森の格好良さにはたまらない。岸田今日子も凄いが、岸田森のダンディズムには涙が出てしまう。

こんな芳醇な作品が、30分ものの子供向けのテレビシリーズで放映されていた、とは全く驚きを禁じ得ない。

セリフを喋っている映像を繋いだだけで、ドラマになると思っている現代の映像作家に見せてやりたいと思った。

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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/05/05号(通巻132号)
をお届けします。
 
 
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18) 
 
■公開中
2007/05/05公開
「The 焼肉ムービー プルコギ」
未レビュー
2007/04/21公開
「明日、君がいない」
http://diarynote.jp/d/29346/20070423.html
「リンガー!替え玉★選手権」
http://diarynote.jp/d/29346/20070429.html
2007/04/07公開
「ブラッド・ダイヤモンド」
未レビュー
2007/03/24公開
「蟲師」
未レビュー
「ブラックブック」
http://diarynote.jp/d/29346/20070503.html
2007/03/17公開
「口裂け女」
http://diarynote.jp/d/29346/20070318.html
2007/03/03公開
「パフューム/ある人殺しの物語」
未レビュー
2007/02/24公開
「叫<さけび>」
未レビュー
「さくらん」
http://diarynote.jp/d/29346/20070402.html
 
 
■週末興収ベストテン
2007/04/28-29 興収ベストテン
1.「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(東宝)
2.「ゲゲゲの鬼太郎」(松竹)
3.「バベル」(ギャガ)
4.「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」(東宝)
5.「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松竹)
6.「ハンニバル・ライジング」(東宝東和)
7.「ロッキー・ザ・ファイナル」(FOX)
8.「ブラッド・ダイヤモンド」(ワーナー)
9.「ラブソングができるまで」(ワーナー)
10.「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」(デスペラード)

任天堂「Wii」で「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」をプレイしていたのだが、G.W.中にクリアした。
攻略法を見ないで、時間をみつけてコツコツとプレイしていだだが、トータル時間数で70時間程度。期間としては2ケ月くらいかかったと思う。

ゲームの難易度としては、アクション的に難しい部分があったが、謎解き部分には基本的にあまりつまる部分はなかった。

ところで、「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」は、任天堂が社運をかけた「Wii」の言わばキラーソフトと言う位置付けだと思うのだが、全くその通り、本気で作っているゲームのような印象を受けた。

冒頭は、ある事をするためにどこどこに行く、と言うシークエンスが何度か続き、このような自由度が少ないがんじがらめの構成に辟易していた感があったのだが、ゲームが中盤を迎える頃には、圧倒的な自由度が増え、次に何をすれば良いのか自分で選べると言った面白いゲームに昇華されていった。

脚本だが、やはりリンクと一緒に冒険をするミドナの扱いが良かった。エンディングに向けての脚本には、まあありきたりと言えばありきたりなのだが、構成は素晴らしく、特にエンディングに入る寸前のミドナのセリフとリンクのリアクションは素晴らしいものがあった。

今後の「Wii」のゲームソフトに期待である。
 
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「The Ringer(原題)/リンガー!替え玉★選手権(邦題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「ブラッド・ダイヤモンド」、「プルコギ」です。
正に困った状況です。
 
 
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先ずはこちらをご参照いただきたい。

「POCARI SWEAT X SMAP」をめぐる冒険
http://diarynote.jp/d/29346/20070411.html

前回のエントリーの趣旨は、木村拓哉版の「POCARI SWEAT X SMAP」のCF(CM)は本当に存在するのか?

と言う疑問に対し、3つの仮説を検証してみた。
その3つの仮説は次の通り。

1.木村拓哉版のCF(CM)は存在するが、放映時期は木村拓哉と日本コカ・コーラとの契約が終了した時点。
 
2.木村拓哉版のCF(CM)は存在しない。 
 
3.木村拓哉版のCF(CM)は存在し、超法規的対応で、「POCARI SWEAT」(大塚製薬)と「GEORGIA」(日本コカ・コーラ)の両方のCF(CM)に同時に出演する。
 
 
で、2007年5月から、「GEORGIA」のCF(CM)の新シリーズ(木村拓哉が登場しないもの)が始まった。
詳細は、次のURLをご参照いただきたい。

極楽!ジョージアカンパニー
http://www.georgia.jp/#roomID_conferenceroom

わたしの指摘通り、木村拓哉が登場する「GEORGIA」(日本コカ・コーラ)のCF(CM)は終了した模様である。

今回のCF(CM)で渡哲也の部下を演じるのは、木村拓哉ではなく、佐藤めぐみに変わっている。

とは言うものの、上記URLでは、木村拓哉が出演した「GEORGIA」(日本コカ・コーラ)のCF(CM)を公開しているので、WEB上での公開の契約は続いているものの、木村拓哉と日本コカ・コーラとの通常のCF(CM)契約は終了したものと思える。

いよいよ木村拓哉版の「POCARI SWEAT X SMAP」のCF(CM)登場か!!
と言うか、秒読み状態か!?

前回もお話ししたが、「ポカリスエット」の最大のライバル飲料は「アクエリアス」である。
言わずもがなだが、「アクエリアス」は日本コカ・コーラ社の製品。

日本コカ・コーラ社としては、木村拓哉が「ポカリスエット」のCF(CM)に出演するのは、面白くないと思うね。

もしかしたら、契約終了後、ある程度の期間はライバル企業のCF(CM)出演は制限されるかも知れないがね。

「POCARI SWEAT X SMAP」をめぐる冒険 その3 につづく・・・・
http://diarynote.jp/d/29346/20070608.html
 
今回のエントリーについては、次のブログのエントリーを参考にしました。

「日本コカ・コーラ/ジョージア エメラルドマウンテンブレンドのCMに佐藤めぐみ」/「テレビマニア」
http://luise.seesaa.net/article/41142744.html

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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/05/12号(通巻133号)
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■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18) 
 
■公開中
2007/05/05公開
「The 焼肉ムービー プルコギ」
未レビュー
2007/04/28公開
「バペル」
http://diarynote.jp/d/29346/20070513.html
2007/04/21公開
「明日、君がいない」
http://diarynote.jp/d/29346/20070423.html
「リンガー!替え玉★選手権」
http://diarynote.jp/d/29346/20070429.html
2007/04/07公開
「ブラッド・ダイヤモンド」
未レビュー
2007/03/24公開
「蟲師」
未レビュー
「ブラックブック」
http://diarynote.jp/d/29346/20070503.html
2007/03/17公開
「口裂け女」
http://diarynote.jp/d/29346/20070318.html
2007/03/03公開
「パフューム/ある人殺しの物語」
未レビュー
2007/02/24公開
「叫<さけび>」
未レビュー
「さくらん」
http://diarynote.jp/d/29346/20070402.html
 
 
■週末興収ベストテン
2007/05/05-06 興収ベストテン
1.「スパイダーマン3」(ソニー)
2.「ゲゲゲの鬼太郎」(松竹)
3.「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(東宝)
4.「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」(東宝)
5.「バベル」(ギャガ)
6.「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松竹)
7.「ロッキー・ザ・ファイナル」(FOX)
8.「ハンニバル・ライジング」(東宝東和)
9.「ブラッド・ダイヤモンド」(ワーナー)
10.「ラブソングができるまで」(ワーナー)
 
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「The Ringer(原題)/リンガー!替え玉★選手権(邦題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「恋愛睡眠のすすめ」です。
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「バベル」

2007年5月13日 映画
2007/05/13 東京板橋「ワーナーマイカル・シネマズ板橋」で「バベル」を観た。

バラバラにされた私達が、再びひとつにつながるには、どうすればいいのか?
その答えを秘めた銃弾が今、放たれた。

リチャード(ブラッド・ピット)は、妻のスーザン(ケイト・ブランシェット)とモロッコを旅していた。ある哀しい出来事が原因で壊れかけた夫婦の絆を取り戻すため、アメリカからやって来たのだ。まだ幼い息子:マイク(ネイサン・ギャンブル)と娘:デビー(エル・ファニング)はメキシコ人の子守:アメリア(アドリアナ・バラッザ)に託していた。山道を行く観光バスの中で、事件は起こった。どこからか放たれた一発の銃弾が窓ガラスを突き抜け、スーザンの肩を撃ち抜いたのだ。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
出演:ブラッド・ピット(リチャード)、ケイト・ブランシェット(
スーザン)、ガエル・ガルシア・ベルナル(サンチャゴ)、役所広司(ヤスジロー)、菊地凛子(チエコ)、二階堂智(ケンジ)、アドリアナ・バラーザ(アメリア)、エル・ファニング(デビー)、ネイサン・ギャンブル(マイク)、ブブケ・アイト・エル・カイド(ユセフ)、サイード・タルカーニ(アフメッド)、ムスタファ・ラシディ(アブドゥラ)、アブデルカデール・バラ(ハッサン)

「パンドラの匣」の一番奥に、小さく震えて隠れていたのは「希望」だった。
同様に、本作「バベル」のラストには「希望」が、または本作「バベル」が問いかけた命題「バラバラにされた私達が、再びひとつにつながるには、どうすればいいのか?」の回答が明確に描写されていた。

しかしながら、どうやら多くの観客は、本作「バベル」のラストシーンに釈然としなかったようである。
事実、わたしの周りで「バベル」を観ていた観客の多くは首を傾げていたし、WEB上でも、ラストがわからない、と言う書き込みをよく見かける。

わたしは映画と言う存在は、言語が異なる世界中の人々が、理解し得る「万国共通語」のような存在だと思っていたのだが、どうやらそれはわたしの誤りのようである。

こんなにわかりやすいラストを解釈できない人々が沢山いる訳だ。
ひとは言葉が違っていてもわかり合えると訴える映画を理解できない程、言語と言うかコミュニケーションの壁は堅牢なのだろうか。

映画を信じるわたしは、なんだか哀しくなってしまう。

脚本は、誤解とディスコミュニケーションによる争いや諍いを描きつつ、その状況下においてディスコミュニケーションを乗り越える幾人かの人々を描いている。

この本作のテーマとも言える部分で非常に重要な位置を占めているのが、菊地凛子(チエコ)と役所広司(ヤスジロー)、そして二階堂智(ケンジ)のシークエンスである。

各国の映画賞で菊地凛子が取沙汰されるのも当然と言えば当然。映画の中で非常に重要なパートを担っているのだ。

車の中での菊地凛子(チエコ)と役所広司(ヤスジロー)のシークエンスが重要である。
手話と日本語で「何故、ケンカをふっかけてくるのだ」と言うことである。

そして彼女が聾唖者として描かれているのが、非常に重要である。
同じ言語を話す人々(同国人)の中でもディスコミュニケーションは存在し、同じ言語を話す人々(同国人)の間でも争いや諍いが起きている事を明示しているのだ。

つまり、現代では、バベルの塔が崩壊した当時より、争いや諍いは、言葉が違っている人々の間から、同じ言葉を話す人々の間まで加速している、と言う訳である。

そしてもう一つ興味深いのは、天までとどく塔を建設してしまっている日本である。

つまり日本と言う国は、神の怒りを買う寸前まで来ている、と言うことを描いているのではあるまいか。
ここで気をつけなければならないのは、日本がそうだ、ということではなく、制作者サイドは、神の怒りを買う寸前まで行ってしまっている存在のメタファーとして日本を使っていると言うだけである。

映画はメタファーの固まりなのだから、あんなの日本と違うとか、正確な描写ではない、とか言うのは大したことではないのだ。

もう一つ興味深いのは、罪の意識など一切なしに、軽い気持ちで兵器(銃器:ウィンチェスターM70)を渡してしまう人がいる、と言う事である。

つづく・・・・
一時保存です。

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最近「DoCoMo2.0」のCF(CM)が楽しい。

「DoCoMo2.0」のCF(CM)は、どう考えても「SURVIVE STYLE5+」(2004)だと思ったら、やはり関口現と多田琢の手によるCF(CM)だった。

ディレクター:関口現
プランナー:多田琢、麻生哲朗
美術:中村 桃子
出演:浅野 忠信、長瀬 智也、妻夫木 聡、瑛太、吹石 一恵、土屋 アンナ、蒼井 優、北川 景子

先ずは世界観と言うか美術が素晴らしい。
で、そこから創出される物語性に泣ける。

そんな訳でわたしは、関口現と多田琢が大好きです。

「SURVIVE STYLE5+」
http://diarynote.jp/d/29346/20040910.html

前略、関口現さま/公開ファンレター
http://diarynote.jp/d/29346/20040923.html

今後の展開に超ご期待である。

DoCoMo2.0
http://docomo2.jp/top.html#start

「ティザー篇」
http://docomo2.jp/top.html#asano*teaser

「宣言篇」
http://docomo2.jp/top.html#asano*sengen

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"私は旅をしています・そら"篇/オリンパス
オリンパスの宮崎あおい主演のCF(CM)『"私は旅をしています・そら"篇』が興味深い。

と言うのも、オリンパスCF(CM)『"私は旅をしています・そら"篇』で宮崎あおいが演じているキャラクターは、映画「ただ、君を愛してる」(2006)で宮崎あおいが演じたキャラクターである里中静流と同一人物のように思える。

と言うか、『"私は旅をしています・そら"篇』は、「ただ、君を愛してる」の物語の途中で失踪した里中静流のその後、つまりラストの展覧会までのミッシング・リンクを描いているような印象を受ける。

つまり、オリンパス提供の宮崎あおいのブログ(フォトログ)

「あおいのフォトログ」
http://olympus-wonder.com/aoi_photo/index.html

は、恋をすると死ぬ病を患った里中静流のブログに思えるのだ。
今後に乞うご期待だったりする。

「ただ、君を愛してる」をめぐる冒険http://diarynote.jp/d/29346/20061005.html

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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/05/19号(通巻134号)
をお届けします。
 
 
■「映画レビュー・インデックス」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/ture/openindex.htm
(Last updated:2006/08/18) 
 
■公開中
2007/05/05公開
「The 焼肉ムービー プルコギ」
未レビュー
2007/04/28公開
「バペル」
http://diarynote.jp/d/29346/20070513.html
「恋愛睡眠のすすめ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070523.html
2007/04/21公開
「明日、君がいない」
http://diarynote.jp/d/29346/20070423.html
「リンガー!替え玉★選手権」
http://diarynote.jp/d/29346/20070429.html
2007/04/07公開
「ブラッド・ダイヤモンド」
未レビュー
2007/03/24公開
「蟲師」
未レビュー
「ブラックブック」
http://diarynote.jp/d/29346/20070503.html
2007/03/17公開
「口裂け女」
http://diarynote.jp/d/29346/20070318.html
2007/03/03公開
「パフューム/ある人殺しの物語」
未レビュー
2007/02/24公開
「叫<さけび>」
未レビュー
「さくらん」
http://diarynote.jp/d/29346/20070402.html
 
 
■週末興収ベストテン
2007/05/12-13 興収ベストテン
1.「スパイダーマン3」(ソニー)
2.「ゲゲゲの鬼太郎」(松竹)
3.「俺は、君のためにこそ死にいく」(東映)
4.「眉山」(東宝)
5.「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(東宝)
6.「バベル」(ギャガ)
7.「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」(東宝)
8.「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松竹)
9.「初恋の雪 ヴァージン・スノー」(角川)
10.「ハンニバル・ライジング」(東宝東和)
 
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「The Ringer(原題)/リンガー!替え玉★選手権(邦題)」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「恋愛睡眠のすすめ」です。
正に困った状況です。
 
 
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わたしは格闘ゲーマーだった。

と言う訳で、わたしが格闘ゲーマーだった事を知っている友人達は、「バーチャファイター」の新作がPS3でリリースされている事を受け、わたしに会うたびに、「PS3買った?」「バーチャファイター5出てるけどPS3買わなくていいの?」とわたしに問いかけるのだ。

しかしながら、「バーチャファイター5」のためにPS3を購入する、と言うのは、コストパフォーマンス的に考えて、元格闘ゲーマーのわたしにしても動機が薄い、と言わざるを得ない。

そして、わたしはもちろん、昔からのゲーム友達や直接の知り合いで、PS3を購入した、と言う話はなぜか聞かない。
Wiiを買ったと言う話は結構聞くけど・・・・。

かく言うわたしは、PS(プレイステーション)やSS(セガサターン)の発売日には会社を休んで量販店に並んだ、と言うのは言うまでもない。
 
 
そんな中、ある友人からPS3を購入した、と言う連絡が入った。
しかもその友人はゲームを一切やらない人なのだ。

おそらく、PS3ユーザーの大多数はゲームを目的としてPS3を購入しているのだと思うのだが、わたしの友人の目的はゲームではなかった。

なんと彼は、ブルーレイディスクプレイヤーとしてPS3を購入したのだ。
 
 
PS2がリリースされた際、家庭用DVDプレイヤーとしてPS2を利用し、DVDの市場が圧倒的に拡大したのは記憶に新しいが、わたしたち映画ファンは、PS2のリリース時には既にDVDプレイヤーを持っていたし、場合によっては既に5.1chの環境も整っていた。

わたしは当時、既にDVDプレイヤーを持っていたのだが、PS2の初期ロットのファームウェアでは、なんとリージョンフリーのDVDプレイヤーとしてPS2が利用できる、と言うバグがあり、それを理由としてPS2を購入したのだ。

そう考えた場合、わたしたち映画ファンは、PS3のリリース以前にブルーディスクプレイヤーを既に購入しているハズだったのではないか、と思える。

世はハイビジョン時代である。
HDDにハイビジョン画質で録画できたとしても、ディスクにハイビジョン画質で録画できなければ全く意味がないと思うのだが、如何せん、ブルーディスクレコーダーは高価だし、折角のブルーレイディスクなのだから、プレイヤー機能だけで購入するのも釈然としない。

しかしながら、ブルーレイディスクで映像を観る、と言う欲求は日に日に高まっているのは事実である。

ゲームをやらない人間がPS3を購入する。
面白い時代になって来た、といわざるを得ない。

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2007/05/13 東京渋谷「シネマライズ」で「恋愛睡眠のすすめ」を観た。

引っ込み思案でシャイなステファンは、仕事も恋愛も失敗ばかりの冴えない人生を送ってきた。そんな現実から、眠っている間だけでも幸せになるため都合のいい夢ばかり見ている。
ある時、メキシコで一緒に暮らしていた父親が死んでしまい、パリに戻ることに。母親が大家をしているアパートに移り住み、ついでに就職先も見つけてもらう。これでパッとしない生活も良くなると思っていたが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:ミシェル・ゴンドリー     
脚本:ミシェル・ゴンドリー     
芸術監督:ピエール・ペル、ステファン・ローザンボーム
衣装デザイン:フロランス・フォンテーヌ         
音楽:ジャン=ミシェル・ベルナール
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル(ステファン)、シャルロット・ゲンズブール(ステファニー)、ミュウ=ミュウ(母クリスチーヌ)、アラン・シャバ(ギィ)、エマ・ドゥ・コーヌ(ゾーイ/ゾエ)、ピエール・ヴァネック(プシェ氏)、オレリア・プティ(マルチーヌ)、サッシャ・ブルド(セルジュ)

本作「恋愛睡眠のすすめ」は、ご存知「エターナル・サンシャイン」(2004)のミシェル・ゴンドリーの新作である。

ところで、いきなり私見で恐縮だが、ミシェル・ゴンドリーの嗜好は、テリー・ギリアムのそれと非常に近いものがあるとわたしは思っている。

テリー・ギリアムが創造する世界観は、ダークでグロテスクだとすると、ミシェル・ゴンドリーが創造する世界観はライトでキュートだと思える。

物語を描くテイストは異なるものの、両者の作品の根底に流れている根本的なスピリッツは非常に似通っているような印象を受けている。

さらに言えることは、本作「恋愛睡眠のすすめ」の物語は、夢の女を執拗に追い続ける主人公が自我崩壊にいたる、と言うテリー・ギリアムの「未来世紀ブラジル」(1985)によく似た構成を持っている、と言える。

「恋愛睡眠のすすめ」と言う作品は、ミシェル・ゴンドリーによる「未来世紀ブラジル」のリメイクと言うか、リ・イマジネーションのような作品なのかも知れない。

また、作品全体を捉えた場合、多くの観客は、この作品を否定せず、あそこが良かった、ここが良かった、と枝葉の部分を好意的に評価するが作品全体としては微妙、と言った類いの、言わば「裸の王様」的な作品だったような印象を受ける。

枝葉の部分はキュートでキャッチーなのだが、作品全体として評価できるか、と言うと、若干厳しいのではないか、と思えるし、スタイル先行で集まった観客にとっては、若干敷居が高い作品なのかもしれない。
尤も、本作「恋愛睡眠のすすめ」は単館ロードショー作品なので、その辺については杞憂かも知れないが・・・・。

と言うのも、ミシェル・ゴンドリーの前作「エターナル・サンシャイン」は、世界中の映画ファンに愛された作品であるだけに、ちょっと惜しい気がする。

キャストは、何と言ってもガエル・ガルシア・ベルナルが芸達者振りを見せているのが印象的であった。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2003)で一躍スターダムに名乗りをあげたガエル・ガルシア・ベルナルは、最近では「バベル」(2006)の好演も光っているが、本作「恋愛睡眠のすすめ」では見事なコメディアン振りを見せてくれている。今後の幅広い活躍に期待が持てる。

脚本は、非常に複雑で、登場人物は勿論、わたし達観客にも今描かれている部分が現実なのかそれとも夢なのかの判断が難しく、それと同時にステファンが開発した様々なふしぎ道具も実在のものなのか、それとも夢の中のものなのかが判然としない。

そのあたりは、前述のように、物語の表層を楽しむ観客にとっては、ひとつの難関にあたるのではないか、と思える。

世界観は大変素晴らしく、特にステファンの夢の中や頭の中を描いたシークエンスの美術は一見チーブでありながら、その世界観から創出されるファンタジックな空間は非常に素晴らしい。

ダンボールを多用したステファンTVのセットの造形もすばらしい。

自宅のテレビにダンボールの枠でもつけようかと思った。

とにかく本作「恋愛睡眠のすすめ」は、観客を選ぶ作品かもしれないが、機会があれば是非観ていただきたい作品だと思う。

特に「未来世紀ブラジル」好きに観ていただきたいな、と個人的に思う。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2007/05/18 東京新橋「ヤクルトホール」で「ザ・シューター/極大射程」の試写を観た。

アフリカの小国エリトリア。
海兵隊の特殊部隊であり狙撃の名手ボブ・リー・スワガーは、相棒のドニーと岩山で任務に就いていた。
彼等の任務は、自軍の武装車両の隊列を敵軍の攻撃から守ることだった。次々と現れる敵軍を的確に狙撃するスワガーだったが、戦闘ヘリを投入し激しさを増す敵の攻撃に進退窮まったスワガーらは無線で応援を要請するが無線は切られてしまった。
彼等は見捨てられたのだ。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:アントワーン・フークア
原作:スティーヴン・ハンター 「極大射程」(新潮社刊)
脚本:ジョナサン・レムキン
出演:マーク・ウォールバーグ(ボブ・リー・スワガー)、マイケル・ペーニャ(ニック・メンフィス)、ダニー・グローヴァー(アイザック・ジョンソン大佐)、ケイト・マーラ(サラ・フェン)、イライアス・コティーズ(ジャック・ペイン)、ローナ・ミトラ(アローデス・ガリンド)、ネッド・ビーティ(チャールズ・ミーチャム上院議員)、ラデ・シェルベッジア(マイケル・サンダー)

本作「ザ・シューター/極大射程」は娯楽作品として先ずは大変面白かった。

作品の方向性としては、配給会社も言っているように、(「ボーン・アイデンティティー」の“ジェイソン・ボーン”シリーズに続き、プロフェッショナルを極めたゆえに巨大な陰謀に呑み込まれようとする孤高のヒーローが、またひとり誕生する。)、本作「ザ・シューター/極大射程」のボブ・リー・スワガーは、「ボーン・アイデンティティー」(2002)シリーズのジェイソン・ボーンとかぶる。

また、俳優の外見と言うか印象もジェイソン・ボーンを演じたマット・ディモンと本作でボブ・リー・スワガーを演じたマーク・ウォールバーグがかぶると思うのはわたしだけだろうか。

物語は、悪い政府の人にはめられた孤高のヒーローが、悪い政府の人への復讐を遂げる、と言う、物語としてはありがちなものなのだが、悪い政府の人を演じるダニー・グローヴァーとネッド・ビーティ、そしてイライアス・コティーズが非常に良い味を出しているし、原作がスティーヴン・ハンターの機略に満ちたベストセラー小説と言うこともあり、描写や設定、伏線は、微に入り細に入り、よく出来ており、根本的なプロットはありがちなものでも作品としては非常に良く出来た面白い作品に仕上がっている。

印象的だったのは、マイケル・ペーニャが演じたニック・メンフィスのキャラクターが秀逸で、コメディ・リリーフでありながらも大活躍すると言う、感覚的に言うと「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」(2005)のダーク・ピットとアルみたいな関係のような感じを受けた。

そして、「スーパーマン」(1978)でレックス・ルーサーの間抜けな手下を演じたネッド・ビーティだが、本当に良い味を出している。どちらかと言うと「スーパーマン」にしろバート・レイノルズの作品でもコメディ色が強い俳優だと思うのだが、今回は灰汁の強い名悪役を見事に演じている。

ついでに、イライアス・コティーズのサディスティックでいながら一風変わったユーモア・センスを持ったジャック・ペインのキャラクターも良かった。
名前もペインだし。(綴りは違うけど・・・・)

さて、主演のマーク・ウォールバーグだが、個人的な印象では「ブギーナイツ」(1997)以降初めての当たり役じゃないかと思った。
結果的に本作はマーク・ウォールバーグの現在のところの代表作だと言っても良い出来だと思う。
「ディパーテッド」(2006)のラストでも、最後に物語をさらうような良い味を出してるけど、本作は良い味出しっ放しだし、孤高のヒーローの説得力もあった、と思う。

監督のアントワーン・フークアにとっても本作は代表作だと言っても良いんじゃないかと思う。前作「キング・アーサー」(2004)とは雲泥の差を感じる。まぁプロデューサーのせいかも知れないが。

ところで、所謂スナイパーを描いた作品としては、トム・ベレンジャーがスナイパーを演じた「山猫は眠らない」(1992)シリーズがあるが、本作の狙撃のシークエンスは「山猫は眠らない」シリーズのスタンスを踏襲し、非常にリアルな印象を受ける。

特に冒頭のシークエンスで、2人一組で狙撃を行い、狙撃手とその狙撃を成功に導くナビゲーター(日本語名称は失念)とのペアでの狙撃をきちんと描写している点には感心した。

一般的な作品に登場するスナイパーは、ペアでの作業ではなく個人的な作業として描かれていることが多いが、本作では標的や周囲の情報や風向き、気温、湿度、標的までの距離や標的の状況をスナイパーに伝え、また本作中では、移動している車両のドライバーをウインドウ越しに狙撃する際、「3ミル手前を撃て」(1ミル=0.001インチ=0.025mm)と言うような、一般人では到底認知できない距離の指示が出ていたのが印象的だった。

正しくプロフェッショナルの仕事なのだと思った。

復讐劇になってからは、アクションにしろプロットにしろ若干やりすぎの感は否めないが、娯楽作品としては十分に見応えのある追跡劇が楽しめる。

またプロットの根本には、利益のためなら人の死をなんとも思わない、と言う悪い政府の人が出てくるのだが、本作は見方によれば、社会派的なスタンスを持った娯楽作品だと言えるかも知れない。

とにかく本作「ザ・シューター/極大射程」は大変面白いサスペンス映画だと言える。

社会派的な側面からスカッと爽やかなさくひんではないし、人が簡単にたくさん死んでいくので、その辺にアレルギーがある人にはオススメできないが、娯楽作品としては満足が行く作品だと思う。

是非劇場で観ていただきたいと思う。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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週刊「映画レビュー・インデックス」2007/05/26号(通巻135号)
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(Last updated:2006/08/18) 
 
■公開中
2007/05/12公開
「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」
未レビュー
2007/05/05公開
「The 焼肉ムービー プルコギ」
未レビュー
2007/04/28公開
「バペル」
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「恋愛睡眠のすすめ」
http://diarynote.jp/d/29346/20070523.html
2007/04/21公開
「明日、君がいない」
http://diarynote.jp/d/29346/20070423.html
「リンガー!替え玉★選手権」
http://diarynote.jp/d/29346/20070429.html
2007/04/07公開
「ブラッド・ダイヤモンド」
未レビュー
2007/03/24公開
「蟲師」
未レビュー
「ブラックブック」
http://diarynote.jp/d/29346/20070503.html
2007/03/17公開
「口裂け女」
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2007/03/03公開
「パフューム/ある人殺しの物語」
未レビュー
2007/02/24公開
「叫<さけび>」
未レビュー
「さくらん」
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■近日公開
2007/06/01公開
「ザ・シューター/極大射程」
http://diarynote.jp/d/29346/20070524.html
2007/06/09公開
「プレステージ」
未レビュー
「300/スリーハンドレッド」
未レビュー
 
 
■週末興収ベストテン
2007/05/19-20 興収ベストテン
1.「スパイダーマン3」(ソニー)
2.「ゲゲゲの鬼太郎」(松竹)
3.「俺は、君のためにこそ死にいく」(東映)
4.「眉山」(東宝)
5.「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(東宝)
6.「バベル」(ギャガ)
7.「パッチギ! LOVE&PEACE」(ギャガ)
8.「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」(東宝)
9.「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松竹)
10.「主人公は僕だった」(ソニー)
 
 
因みに、現在の未レビュー作品は、「フォーガットン」(途中)、「ダニー・ザ・ドッグ」、「HINOKIO/ヒノキオ」、「スター・ウォーズ/エピソード III/シスの復讐」、「大変な結婚」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ライフ・アクアティック」、「疾走」、「シンデレラマン」、「カーテンコール」、「鳶がクルリと」、「自由戀愛」、「ルパン」、「SHINOBI / HEART UNDER BLADE」、「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」(途中)、「この胸いっぱいの愛を」、「ナイト・ウオッチ」(途中)、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ジョニの約束」、「真昼ノ星空」、「NOEL(ノエル)」、「ウォーク・ザ・ライン(仮)」、「イン・ハー・シューズ」、「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」、「同じ月を見ている」、「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「スリー・タイムズ(仮題)」、「SPL<殺破狼>(原題)」、「バッシング」、「マジシャンズ」、「落ちる人」、「やわらかい生活」、「サグァ」、「サウンド・バリア」、「無窮動」、「結果」、「フリー・ゾーン」、「セックスと哲学」、「フル・オア・エンプティ」、「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、「キング・コング」、「RENT/レント」、「名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」、「ハウス・オブ・D」、「グッドナイト&グッドラック」、「スーパーマンリターンズ」、「寝ずの番」、「マーダーボール」、「グエムル/漢江の怪物」、「カポーティ」、「パプリカ」、「父親たちの星条旗」、「ファウンテン」、「世界最速のインディアン」、「バイト・オブ・ラブ(原題)」、「エクソダス 魔法の王国」、「虹の女神 Rainbow Song」、「多細胞少女」、「鉄コン筋クリート」、「グッバイ・ボーイズ」、「不都合な真実」、「プラダを着た悪魔」、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、「アリスの鏡」、「パフューム」、「八月的故事」、「叫」、「エレクション」、「エレクション2」、「殺しのはらわた」、「ディパーテッド」、「ラッキーナンバー7」、「ククーシュカ ラップランドの妖精」、「2番目のキス」、「僕のニューヨークライフ」、「幸せのかたち」、「DOA デッド・オア・アライブ」、「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」、「それでもボクはやってない」、「マリー・アントワネット」、「蟲師」、「プルコギ」、「ゆれる」、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、「プレステージ」です。
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2007/05/27 東京中野「中野サンプラザ」で「プレステージ」の試写を観た。

ゲストはスカーレット・ヨハンソンが劇中で実際に着た衣装を身にまとったくまきりあさ美。
また、本編上映前には、くまきりあさ美の消失イリュージョンと劇中でも登場したテスラコイルの実演が行われた。
 
 
ガス灯が電灯に変わり、空想が現実となり、
奇術が科学へと姿を変える19世紀のロンドン。

華麗で洗練されたパフォーマンスを得意とする「グレート・ダントン」ことロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)と、無骨だが天才的な想像力を持つ、トリックメイカー「THEプロフェッサー」ことアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール)は互いに尊敬しあい、その情熱のすべてを注いでイリュージョンの腕を競い合っていた。

しかしある日、アンジャーの妻ジュリア(パイパー・ペラーボ)が、脱出マジックの失敗で帰らぬ人に。トリック中にほどけるはずだった縄を結んだのはボーデンだっだが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:クリストファー・ノーラン
原作:クリストファー・プリースト 「奇術師」(早川書房刊)
脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン   
撮影:ウォーリー・フィスター     
プロダクションデザイン:ネイサン・クロウリー     
衣装デザイン:ジョーン・バーギン     
編集:リー・スミス     
音楽:デヴィッド・ジュリアン
出演:ヒュー・ジャックマン(ロバート・アンジャー)、クリスチャン・ベール(アルフレッド・ボーデン)、スカーレット・ヨハンソン(オリヴィア)、マイケル・ケイン(カッター)、デヴィッド・ボウイ(ニコラ・テスラ)、パイパー・ペラーボ(ジュリア・マッカロー)、アンディ・サーキス(アレー)、レベッカ・ホール(サラ)

本作「プレステージ」は、先ずは大変面白い作品でした。
脚本が良く出来ていて、非常に楽しく拝見させていただきました。

さて、いきなり余談だが、本作「プレステージ」のタイトルだが、わたしは「PRE-STAGE」だと思っていたのだが、実際は「PRESTIGE」であり、クレジットをみたわたしはちょっと驚いた。

物語は、過去に遺恨を持つ二人のイリュージョニストの永年にわたる対決と、その結末となるひとつの殺人事件を描いている。

構成は、過去の遺恨となる事件、現在の殺人事件、そこから遡る過去の互いのステージと妨害、互いのトリックの探りあい、新しいトリックの創出、そして殺人事件の結末、と言うように、時制が比較的複雑で、何が起きているのかわからない、と思う観客も多いのではないか、と思える。

キャストは、先ずはヒュー・ジャックマンが良かった。
元来、ヒュー・ジャックマンのルックス自体が非常にクラシカルで、本作のようなコスチューム・プレイにピッタリだと思った。

一方、相手役となるクリスチャン・ベールは、ヒュー・ジャックマンと比較すると、華に乏しく、二人の永年にわたる対決とその結末が描かれているだけに、ちょっと残念な印象を受けた。

ところで、クリスチャン・ベールとマイケル・ケインとクリストファー・ノーランと言えば、「バットマン・ビギンズ」(2005)トリオなのだが、マイケル・ケインは非常に良い味を出し、作品自体に格調高い雰囲気を付与しているのだが、クリスチャン・ベールの起用は、邪推だが「バットマン・ビギンズ」つながりなのかも知れない、と思った。

余談だが、本作のクリスチャン・ベールのルックスはジェイク・ギレンホールにちょっと似ているのではないかと個人的には思った。

そしてマイケル・ケインが最高だった。
物語の要所要所を締めると共に、彼の苦悩が胸をうつ。

ストップウォッチをみながら斧の準備をするマイケル・ケインが最高に格好良い。

あとは、デヴイッド・ボウイとアンディ・サーキスの博士と助手コンビが良かった。

フランケンシュタイン博士と助手フリッツ的な感じだろうか。「フランケンシュタイン」(1931)
または、フロンコンシュテイン博士と助手イゴールとか。
「ヤング・フランケンシュタイン」(1974)
ついでにヒュー・ジャックマンつながりで、ヴァン・ヘルシングとカールとか。
「ヴァン・ヘルシング」(2004)

クリストファー・ノーランのお願い(「この映画の結末は決して誰にも言わないで下さい。」)もあることなので、物語には触れないが、本作「プレステージ」の脚本や設定は大変面白く、また美術やセットも絢爛豪華な世界観を見事に構築しているし、俳優陣の演技合戦も相まって、すばらしい娯楽作品に仕上がっている。

そして、これぞ伏線の見本、とも言うべき伏線の山に、楽しい時間が過ごせることは請け合いである。

是非劇場で二人のイリュージョニストに幻惑されて欲しいと思うのだ。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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2007/05/29 東京九段下「九段会館」で「300/スリーハンドレッド」の試写を観た。

紀元前480年。
スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)のもとにペルシャ帝国からの使者がやって来た。千もの国々を征服した東方の大帝国が次なる標的に定めたのは、スパルタをはじめとするギリシアの地。
国を滅ぼされたくなければ、ペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)に土地と水を差し出し、服従の証を立てろと試写は言うが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

監督:ザック・スナイダー
原作:フランク・ミラー、リン・ヴァーリー
脚本:ザック・スナイダー、マイケル・B・ゴードン、カート・ジョンスタッド
撮影:ラリー・フォン
プロダクションデザイン:ジェームズ・ビゼル
編集:ウィリアム・ホイ
音楽:タイラー・ベイツ
出演:ジェラルド・バトラー(レオニダス)、レナ・ヘディ(王妃ゴルゴ)、デヴィッド・ウェンハム(ディリオス)、ドミニク・ウェスト(セロン)、マイケル・ファスベンダー(ステリオス)、ヴィンセント・リーガン(隊長)、トム・ウィズダム(アスティノス)、アンドリュー・プレヴィン(ダクソス)、アンドリュー・ティアナン(エフィアルテス)、ロドリゴ・サントロ(クセルクセス)

本作「300/スリーハンドレッド」は大変面白い娯楽大作だった。

本作を娯楽作品として考えると、死屍累々の残虐描写が多々あるが、それをのぞけば、ほとんど悪いところが無い作品だった。

とは言う物の、エンドタイトルの楽曲が、作品の感動の全てを台無しにしている、と言う点が非常に残念である。


つづく・・・・
一時保存です。

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