さて、早速ですが2004年の目標の中間発表その2です。

とりあえず目標の再確認を・・・・

目標第一弾 「映画を300本観るぞ!!」(DVD等含む)
目標第二弾 「本を100冊読むぞ!!」

1.映画

#005 「十二人の怒れる男」新文芸坐 2004/02/01
#006 「情婦」新文芸坐 2004/02/01
#007 「ジョゼと虎と魚たち」ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2004/02/01
#008 「2001年宇宙の旅<新世紀特別版>」新文芸坐 2004/02/05
#009 「現金に体を張れ」新文芸坐 2004/02/05
#010 「白い巨塔」新文芸坐 2004/02/09
#011 「ぼんち」新文芸坐 2004/02/09
#012 「ラブストーリー」シャンテシネ2 2004/02/23

2.DVD、CATV等

#015 「炎上」CATV 2004/02/06
#016 「私をスキーに連れてって」CATV 2004/02/08
#017 「めし」CATV 2004/02/08
#018 「ガメラ 大怪獣空中決戦」CATV 2004/02/14
#019 「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」CATV 2004/02/15
#020 「ガメラ対大悪獣ギロン」CATV 2004/02/15
#021 「無責任遊侠伝」CATV 2004/02/17
#022 「BLOOD THE LAST VAMPIRE」CATV 2004/02/18
#023 「影を斬る」CATV 2004/02/22
#024 「少林サッカー」CATV 2004/02/22
#025 「王様の剣」CATV 2004/02/24
#026 「みんな〜やってるか!」CATV 2004/02/26

3.読書

#006 「ブラック・ハウス(上)」スティーヴン・キング著 矢野浩三郎訳 新潮文庫 2004/02/12
#007 「ブラック・ハウス(下)」スティーヴン・キング著 矢野浩三郎訳 新潮文庫 2004/02/23

映画は、劇場8本(累計12本)、DVD等12本(累計26本)で、計20本(累計38本)。
このままのペースで、年間228本(劇場96本)です。

読書は2冊(累計7冊)で、このままのペースでは、年間42冊です。

2月はスキー三昧で時間がなかなか取れないので、「2004年の目標」的には正にスロー・スタートの継続中です。
スロー・スタートとは言うものの、実際は先が思いやられる状況で、不安で一杯です。

まあ、先は長いですが頑張ります。
2004年3月1日、海外の映画やテレビ・ムービーの放送権を日本のテレビ局へ許諾したり、テレビ放映のための日本語版の作製を手掛けているムービーテレビジョン株式会社は、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表しました。負債総額は約380億円。

2004年2月2日、ムービーテレビジョン株式会社は、ロサンゼルス上級裁判所において、パラマウント・ピクチャーズ・インターナショナル他に訴訟の提起を受けました。
これは、パラマウント・ピクチャーズ・インターナショナルとムービーテレビジョン株式会社が締結していた映画フィルムのテレビ放送に関する独占契約において、ライセンス料等800万ドルの未払いに端を発する損害賠償請求です。

2004年1月28日、パラマウント・ピクチャーズ・インターナショナルは、ムービーテレビジョン株式会社に対して、映画フィルムのテレビ放送に関する独占契約の解除を申し立てました。

これに伴い、ムービーテレビジョン株式会社が許諾しているテレビ・ムービー等の今後(番組改変期以降)の放映が微妙な状況になっています。

特に現在WEB上で話題になっているのは、一連の「スタートレック」シリーズの今後の放映がどうなるのか、と言う点です。

しかし、今後の放映について影響が出そうな作品は、地上波、CATV等を含めると、星の数ほどあることになります。

日本の映画界、テレビ界に与える影響は計り知れない程です。
北関東に拠点を置くビジュアル系ロックバンドのプロモーション・ビデオ制作についてバンドの代表者と打ち合わせをした。

そのバンドは、北関東の地元地区では比較的著名なバンドらしく、ライヴも満席、インディーズCDもリリースの度に完売というバンドである。

この度ニュー・アルバム(インディーズ)のリリースに伴い2曲ほどプロモーション・ビデオの制作を行なおう、というのである。

現在、デモテープ(CD)の制作は、そのバンドの志向がプロ志向であろうとなかろうと、実際多くのバンドが行なっている。
事実、パーソナル・ユースのMTR(マルチ・トラック・レコーダー)機材の技術革新は凄まじく、録音メディアを基準として考えても、旧来のオープン・リールやカセット・テープから始まり、MD、HDDと着実に進歩し、現在はMTRと言うより、ハード・ディスク・レコーディングが一般的になって来ている。

しかしインディーズ系バンドの現状は、デモテープはともかく制作希望はあってもプロモーション・ビデオの制作までは行なっていないのが現実である。
つまり、ニッチではあるもののインディーズ・バンド向けのプロモーション・ビデオの制作市場は実は大きいのだ。

とは言うものの、インディーズ・バンドが一般の映像制作業者にプロモーション・ビデオの制作を依頼した場合、制作コストと資金が折り合わない事が多いのだ。

そこでその市場に登場するのが、映像制作業者(企業)としてではなく、個人的に映像を制作するフリーの映像作家達なのである。

つまりインディーズ系バンドのプロモーション・ビデオ制作を考えた場合、現実的には、ある程度コストを度外視した個人が趣味と実益を兼ねた制作を行なわないと、バンドの支払能力に見合った制作など出来ないのである。

今回はバンドの拠点が北関東ということもあり、出張撮影することを行なわず、バンドに撮影を依頼し、わたしは編集だけを行なうことにした。

よくあるようなドラマ仕立てのPVは、企画を立てるのが面倒なので、次のコンセプトでPV制作を行なうことを前提として打ち合わせを実施した。

コンセプトA(ライヴPV)
 ステージ等でライヴを行なうメンバーを撮影するもの。所謂ライヴ・ビデオのようなPVとなる。
 本来はメンバー毎に1〜2台のカメラで撮影したいところだが、実際問題としてはそう言う訳にもいかず、前方から撮影しずらいドラムに固定カメラ1台、ステージ上に固定カメラ2台、別途移動カメラ2台で撮影を行なう。ライヴ感を出すため、よーいどんで一発撮りを行なう。
 固定カメラはメンバーに出来るだけ近づけ広角レンズを使用する。
 音はミキサーを通して2チャンネルで録音する。

コンセプトB(レコーディングPV)
 スタジオでレコーディングをしているメンバーを撮影するもの。レコーディング風景を主体としたPVとなる。
 スタジオでの機材のセッティング風景、雑談、ミキサーを別撮りしておき、実際のPVのメインとしては、録音済みの音源に併せて演奏(所謂口パク)する個々のメンバーに2台ずつカメラを割り当て、メンバーの人数だけ撮影を繰り返す。
 仮にメンバーが5名なら、5回同じ演奏を繰り返すことにより、10本の映像が編集用素材となる。
 ライヴ感の喪失を防ぐため撮影されていないメンバーも演奏を5回繰り返すことにする。
 カメラを2台用意すれば撮影できる、お手軽な手法である。

気になる費用は別途相談なのだ。
 
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「第76回アカデミー賞授賞式」
これこそ、ショーの中のショーなのである。

興味深かった点をいくつか。

先ず冒頭のショーン・コネリーのスピーチである。
字幕では明確に伝わらないと思うが、、彼のスピーチは「指輪物語」の冒頭の詩「指輪物語」の中の「一つの指輪」を「映画」に置き換えたものだった。

曰く、

映画は、全てを統べ、
映画は、全てを見つけ、
映画は、全てを捕えて、
くらやみの中につなぎとめる。

のだ!!

そして、なんと言っても「ビリー・クリスタルの帰還」である。

先ず、ビリー・クリスタルの紹介ビデオが凄い!!
現代技術の粋を集めた、大変素晴らしいクオリティの作品に仕上がっている。
「アカデミー賞授賞式」冒頭の映像作品は、「アカデミー賞授賞式」のひとつの楽しみであるのだが、今年の映像作品は、今までの映像作品を凌駕する傑作の一本だろう。

そして、ビリー・クリスタルのオープニング・ショーである。
映画業界の裏話満載でコミカルでシニカルでドラマティックな楽曲に仕上がっている。

ビリー・クリスタルの司会は、3年ぶりの復活、ということだが、私たちの世代では一番の司会はビリー・クリスタルだろう。

あとボブ・ホープの映像も非常に感動的である。

ジム・キャリーのケイトーも、ロビン・ウィリアムスの「元ディズニーのピクサー」という表現も、ブレイク・エドワーズが演出するピーター・セラーズ等も素晴らしい。

特に、ブレイク・エドワーズの名誉賞受賞シークエンスは正に最高である。

ビル・マーレイのソフィア・コッポラ監督作品「ロスト・イン・トランスレーション」紹介のコメントも感動的である。

ブラー、ブラー、ブラー、キリが無いので、このへんで。

最後に、「作品賞」のプレゼンターとしてスティーヴン・スピルバーグがピーター・ジャクソンにオスカーを渡すところが、70年代以降のハリウッドを支えてきたスピルバーグらからの次の世代であるピーター・ジャクソンらへの世代交代を象徴的に表しているのではないだろうか。
今シーズン11〜12日目のスキーは乗鞍高原温泉スキー場だった。
2004/03/13〜14

天候は晴れ。しかし積雪は少なく、雪質も天候のため、あまり良くない。

しかしながら、わたし的には、今回のスキーでカービング開眼なのだ。
やっと、所謂レールの上に乗れるようになったのである。

因みに、緩斜面でのカービングはほぼ完全になってきたのである。
しかしながら、身体を倒すところまでいかず、モーターバイクのリーン・イン、リーン・アウトのような状況なのだ。

雪質が悪い関係で、圧雪していないアイスバーンで知り合いの急減速をよけるため、背面飛び的にゲレンデの谷方向へ転倒したわたしは、50メーターほど転げ落ちてしまった。

一シーズンで数回しか転ばないわたしにしては、大コケなのである。

ああ、カービングの練習をしたいわたしである。

「イノセンス」

2004年3月19日 映画
1995年の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の続編であり、日本が世界に誇る極東のクリエイター押井守の新作「イノセンス」を観た。

先ず、最初から否定的意見で恐縮だが、残念に感じたのは、世界観はともかく、物語の根底にあるのが、平凡なハードボイルドである。ということ。

本作「イノセンス」をハードボイルドだと言い切った場合、世界観をあわせて考えると、やはりなんと言ってもリドリー・スコットの「ブレードランナー」との類似性は否めないであろう。
かつての「ブレードランナー」のデッカードがそうであったように、本作「イノセンス」のバトーは、古きよき時代のハンフリー・ボガートそのモノなのである。

更に、バトーのキャラクター造詣にはレイモンド・チャンドラーの影が色濃く、ひとつのシークエンスのキーとなる犬の餌のプロットではエリオット・グールド演じるフィリップ・マーロウ(「ロング・グッドバイ」)を髣髴とさせる。
というかおそらくオマージュであろう。

しかも、物語のコンセプトは最早手垢の付いた感のある「人間(生物)の定義」である。
有機体と無機質で生物に似たものを人間と人形と言う単純な図式に置き換え、登場人物はその狭間で葛藤する事になるのである。

勿論、誰もが評価するように本作の世界観は素晴らしいが、表現としてのCGIは、本作を世界中のクリエイター達に影響を与えた前作の発展形として考えた場合、無残な結果に終わっている。

特に、予告編で使用されていたコンビニ内の映像や、本棚に並ぶあまりにも無機質な書籍類なんかが顕著であろう。
あまりにも作り物じみているのである。

一方、後半部分に登場する人形の動きや、最新技術の表現や発想、ビジュアル・コンセプトは素晴らしいものがある。
しかし、「ブレードランナー」の呪縛からは逃れられていない。
また、前作で「やまとことば」をフィーチャーした音楽も、残念ながら前作と比較するとレベルダウンしている感がある。
前作以上の楽曲が難しいのならば、前作どおりでも良かったのではないか、と感じた。
主題歌の「フォロー・ミー」は良かったし、訳詩の意訳や、そのフォントも良かった。

そして、前作と同様のオープニングや、後半部分の山車に音楽をかぶせるあたりは、前作を意識したファン・サービスと取るべきなのか、芸の無さと取るべきか判断に悩むところである。

前作と言えば、トグサとバトーの間の、前作のセリフを伏線とする会話が楽しい。(トグサの引き抜きの話や、マテバの話・・・・。)
また、前作で重要な登場人物であった人物の登場シークエンスは本作のメインのコンセプトを象徴していることもあり、感涙ものである。

つらつらと厳しい事を書いているが、本作は劇場で観るべき作品であることは間違いなく、技術的にも前作を凌駕しつつ、前作の雰囲気を守った、素晴らしい続編に仕上がっている。
板橋区立美術館で開催されている「ディック・ブルーナ展 ミッフィー、ブラック・ベア、そのシンプルな色とかたち / Dick Bruna all about his work」に行ってきた。

この展覧会は、昨年春から日本を縦断している展覧会で、この度関東圏の東京都板橋区立美術館で開催されているものだ。
と言ってもこの展覧会の会期は2004年2月21日(土)〜28日(日)なので、残りはあと一週間足らずなのである。

ディック・ブルーナと言えば、最早解説は必要ないと思うが、ミッフィーやブラック・ベアらの絵本作家として著名なのだが、今回の展覧会では、一連のペーパーバックの表紙や、様々なアートワークを網羅した素晴らしい作品展となっている。

最早近代アートの巨匠とも言えるディック・ブルーナであるが、日本国内でも多くのファンがおり、家族連れで一杯の美術展だった。

因みにわたしは、自他共に認めるディック・ブルーナ好きなのである。
一本の線、塗りつぶされたひとつの面、それらの集合体でしかない画風なのに、彼の作品は訴えるものを多く持っているのだ。
そして描かれたキャラクターの無表情の中には無限の表情を感じるのだ。

驚いたのは、美術館の外壁にミッフィーの顔が描いてあったことと、2Fから1Fへ降りる際の階段の手すりに桟が5本あるのだが、1本桟を増やして、6本の桟の色を6色のブルーナカラーに染めていたことである。

やるな!板橋区立美術館!!
先ほど公開された「イノセンス」同様の士郎正宗原作作品の映画化作品「アップルシード」を観た。

結論から言うと、1980年代からの「アップルシード」の原作ファンとしては、非常に残念な気持ちで一杯である。

美術や背景そして世界観はともかく、最大の弱点は脚本がまずい、ということだろう。
一応ドラマチックな脚本に仕上げているつもりなのだろうが、一本調子でなんとも都合がよく、深みが無く、士郎正宗原作作品の映画化作品としては、大人の鑑賞向けの脚本になっていない。

そしてその脚本上では、キャラクターが直情的で、精神的に未成熟であるため、例えば主人公のデュナンにしても、戦闘のエキスパートである、といったキャラクター設定に対する説得力が感じられない。

またキャラクターの造形については、所謂ステレオタイプ的なアニメ・ファンへの媚が見え隠れしているし、ありがちな甲高い感情的なアニメ声には辟易してしまう。

今回の作品は、クレジットを見る限りでは、アニメーション・キャラクターの演技を表情までモーション・キャプチャーして制作された作品である、ということらしいので、戦略的にはワールド・ワイドに向けた、場合によってはエポック・メイキング的作品となる可能性があるのだ。

また同年公開のアニメーション映画である「イノセンス」や「ハウルの動く城」、「スチーム・ボーイ」と並び、日本が誇るアニメーション作品として、世界に紹介されることになるのは、最早確定と言っても良い位なのだ。

結果的には、本作「アップシード」は、そういった背景を理解しているとは思えないお粗末な作品といわざるを得ないのだ。
少なくても映画にはなっていない。

とは言うものの、美術や背景、レイアウト、コンセプト・デザイン等については、(勿論士郎正宗のもともとのコンセプトが素晴らしいわけであるが、)素晴らしい世界観を構築しているし、手法上のキャラクターと背景の違和感は顕著ではあるが、方法論として、モーション・キャプチャーの技術には目をみはるものがある。

結局は、映像スタイルや描写の方法論が先行し、描きたい派手なシークエンスを基に、薄っぺらな脚本が出来上がってしまったのではないだろうか。
そんな印象を受けた。

お花見

2004年3月27日 日常
多摩川沿いの桜並木でお花見をした。

当時、東京ではまだ満開というわけではなく、比較的すいているお花見であった。

お花見の最重要項目である場所取りであるが、場所取りは当日朝5:30から近所の人が数人がかりで行ったのだが、枝振りの良い桜の木の下のめぼしいところは結構埋まっていたものの、比較的人出はなく、理想的名場所が取れた。

従来から、今年の桜は早い早いと言われていたのだが、直前の寒気のため、開花が停滞したようであり、3〜5分咲き、というところであろうか。

お花見自体は、20〜30名程度の規模で行われ、生ビール・サーバーを酒屋から借り、炭火を熾し焼肉、焼きそば、おでん、出来合いの惣菜等での大宴会であった。

天候もよく、気温も高く楽しい宴会であったが、大きな乱れも無く3〜4時間後には閉会し、きちんと後片付けをし、二次会組は近所の居酒屋へ向かった。

何故か知らないが、お花見は楽しいものである。
tkr

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