今日は肖像権の話。
動画共有サイトでの動画の共有について「肖像権」や「著作権」の問題は避けては通れない問題だと言える。
そして最大の問題は、公開してしまった動画は公開を止めることは事実上出来ない(可能性が高い)と言うことである。
ところで、動画の公開について、「YouTube」と今回の「携帯動画共有実験」との比較で考えてみると、動画公開には一般的に次のようなステップがあると考えられる。
「Youtube」
1.カメラで撮影する。
2.パソコンに転送する。
3.パソコンで編集する。
4.パソコンからサイトへアップロードする。
5.動画の公開設定を決める。
「携帯動画共有実験」
1.携帯電話で撮影する。
2.携帯電話からサイトへアップロードする。
3.動画の公開設定を決める。
通常、パソコンを利用した動画共有サイトでは、大体5ステップくらいの工程が必要なのだが、携帯電話を利用する場合は、わずか3ステップ程度で全世界に公開されてしまう。
つまり工程が少ない分、また「カメラからパソコンへの動画データの転送」と言う工程がない分、自分で撮影した動画が簡単に全世界(日本中)に公開されてしまう、と言うことになってしまう。
と言うわけで、必然的にパソコンでの動画共有と比較して、携帯電話による動画共有は、「肖像権」「著作権」に対するリスクが高いと言うことが言える。
また、日本国民の撮影に対するモラルの低さも問題として考えられる。
わたしは結構な頻度で、プレス向けのフォト・セッションの会場に居合わせることがあるのだが、デジカメはもちろん携帯電話での撮影も出来ませんと言うアナウンスをしてあっても、多くの場合、いろんなところから、ピロリロ、ピロレロと言う携帯電話での撮影音が聞こえる。
更に、被写体に対して撮影の許可を求めず撮影をすることも非常に多い。
そして、私見ではあるが、日本国内においては、カメラで撮影するより携帯電話で撮影する方が、勝手に撮影して良い程度が高い、と思っている人が多いような印象を受ける。
そんな国民性の中、また動画公開までのステップが少ない携帯電話をインフラとして使用する今回の「形態動画共有実験」は、「肖像権」「著作権」について、非常にリスクが高いといわざるを得ない。
事実、最近アップされている動画は、本当に被写体に対して全世界(日本中)に公開されてしまう旨の許可を得て撮影しているのか、疑問に思ってしまう動画が多いような気がする。
今回の「携帯動画共有実験モニタープログラム」は、そういった「肖像権」に関するテストも含めて実施されていると思うのだが、問題は山積みのような気がする。
がんばれ! NTTサイバーソリューション研究所!
負けるな! NTTレゾナント!
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20070807.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20070808.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その3
http://diarynote.jp/d/29346/20070816.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その5
http://diarynote.jp/d/29346/20070821.html
につづく・・・・
「徒然雑草 ココログ分室」
http://tkr2000.cocolog-nifty.com/ture/
「携帯動画共有実験」
http://labs.goo.ne.jp/mobi/index.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
動画共有サイトでの動画の共有について「肖像権」や「著作権」の問題は避けては通れない問題だと言える。
そして最大の問題は、公開してしまった動画は公開を止めることは事実上出来ない(可能性が高い)と言うことである。
ところで、動画の公開について、「YouTube」と今回の「携帯動画共有実験」との比較で考えてみると、動画公開には一般的に次のようなステップがあると考えられる。
「Youtube」
1.カメラで撮影する。
2.パソコンに転送する。
3.パソコンで編集する。
4.パソコンからサイトへアップロードする。
5.動画の公開設定を決める。
「携帯動画共有実験」
1.携帯電話で撮影する。
2.携帯電話からサイトへアップロードする。
3.動画の公開設定を決める。
通常、パソコンを利用した動画共有サイトでは、大体5ステップくらいの工程が必要なのだが、携帯電話を利用する場合は、わずか3ステップ程度で全世界に公開されてしまう。
つまり工程が少ない分、また「カメラからパソコンへの動画データの転送」と言う工程がない分、自分で撮影した動画が簡単に全世界(日本中)に公開されてしまう、と言うことになってしまう。
と言うわけで、必然的にパソコンでの動画共有と比較して、携帯電話による動画共有は、「肖像権」「著作権」に対するリスクが高いと言うことが言える。
また、日本国民の撮影に対するモラルの低さも問題として考えられる。
わたしは結構な頻度で、プレス向けのフォト・セッションの会場に居合わせることがあるのだが、デジカメはもちろん携帯電話での撮影も出来ませんと言うアナウンスをしてあっても、多くの場合、いろんなところから、ピロリロ、ピロレロと言う携帯電話での撮影音が聞こえる。
更に、被写体に対して撮影の許可を求めず撮影をすることも非常に多い。
そして、私見ではあるが、日本国内においては、カメラで撮影するより携帯電話で撮影する方が、勝手に撮影して良い程度が高い、と思っている人が多いような印象を受ける。
そんな国民性の中、また動画公開までのステップが少ない携帯電話をインフラとして使用する今回の「形態動画共有実験」は、「肖像権」「著作権」について、非常にリスクが高いといわざるを得ない。
事実、最近アップされている動画は、本当に被写体に対して全世界(日本中)に公開されてしまう旨の許可を得て撮影しているのか、疑問に思ってしまう動画が多いような気がする。
今回の「携帯動画共有実験モニタープログラム」は、そういった「肖像権」に関するテストも含めて実施されていると思うのだが、問題は山積みのような気がする。
がんばれ! NTTサイバーソリューション研究所!
負けるな! NTTレゾナント!
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20070807.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その2
http://diarynote.jp/d/29346/20070808.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その3
http://diarynote.jp/d/29346/20070816.html
「携帯動画共有実験モニタープログラム」をめぐる冒険 その5
http://diarynote.jp/d/29346/20070821.html
につづく・・・・
「徒然雑草 ココログ分室」
http://tkr2000.cocolog-nifty.com/ture/
「携帯動画共有実験」
http://labs.goo.ne.jp/mobi/index.html
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604