テレビ東京のロードショー番組「水曜シアター9」の打切りが決定した。

「水曜シアター9」オフィシャル・サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/theater9/movie/index.html

そして「水曜シアター9」の打切りが発表された( http://twitter.com/darkbo/status/21495403782 )直後、『「水曜シアター9」存続を求める署名』運動が始まった。

『「水曜シアター9」存続を求める署名』
http://www.shomei.tv/project-1586.html

わたしは、映画を観るなら原則的に字幕派なんだけど、日本語吹替のロードショー番組は、わたしを育ててくれた大切な存在だと思っている。

テレビ東京「水曜シアター9」の打切りはとっても残念で悲しいけど、『「水曜シアター9」存続を求める署名』 ってのはなんだか違う気がする。

例えば、賛同者を募って絶版・品切れ本の復刊を交渉する「復刊ドットコム」( http://www.fukkan.com/fk/index.html )は、ビジネスとして成立つから評価できるけど、『「水曜シアター9」存続を求める署名』は、ファンのエゴに過ぎないと思う。

みんなで1,000万円集めましたから、1週間だけ延長して下さい、とか、スポンサー見つけてきましたから、1ケ月だけ延長して下さい。と言う企画なら協力したいと思うけど、「水曜シアター9」を続けて欲しいから、テレビ東京さんなんとかして、と言うのは全く酷い話である。

結局のところ、現代日本においては「ロードショー番組」はビジネスとして成立しなくなってしまっている訳で、単純に言うとスポンサーが金を出さないプログラムになってしまったと言う事である。

日本語吹替えファンとしては、「水曜シアター9」の打切りは残念で仕方がないけど、事実は受け止めなきゃいけない。テレビ東京にファンのエゴで無理をさせてはいけないと思う。

「水曜シアター9」のスタッフもテレビ東京の人も、ギリギリまで頑張って頑張って、それでも打ち切らざるを得ない、と言う状況を考えなければならない。
署名している人たちも本気で考えて欲しいと思うし、理解して欲しいと思う。

見たい見たいだけじゃ圧倒的にダメだ。

コメント

nophoto
通りすがりA
2010年9月12日2:27

ファン=視聴者の声を「エゴ」と切り捨て、スポンサーの声と視聴率を重視するテレビ局。

番組の質が低下し、世間がテレビ離れするのも理解できます。

ファン=視聴者の意見を置き去りし、見たくないものを放送するのも圧倒的にダメだ。
tkr

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