「悪党たちは千里を走る」
「慟哭」で驚愕して以来の貫井徳郎ファンのわたしだが、故あって「悪党たちは千里を走る」を読んだ。

キャラクターは非常に魅力的で良いのだが、わたしが求める貫井徳郎ではなかった。
しかしながら、面白くないか、と言えばそうでもなく、非常に面白い娯楽作品に仕上がっていた。

おそらくは、大人の読者層と言うよりは、登場人物である巧の年代向けに書かれたような印象を受けた。

少年から大人の階段をのぼりつつある、少年たちに読んでいただきたいとと思った。
そして、貫井のファンになった暁には「慟哭」をはじめとした貫井作品と戯れていただきたいと思った。

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tkr

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