「茄子 スーツケースの渡り鳥」
2008年8月24日 映画
「茄子 アンダルシアの夏」の続編「茄子 スーツケースの渡り鳥」を観た。
「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」最終日前日に国民的英雄のレーサー、マルコ・ロンダニーニ(大塚明夫)が突如の自殺。ぺぺ(大泉洋)のチームメイト、チョッチ(山寺宏一)は同郷の先輩だったマルコの自殺により、レーサーとしての生活に疑問を感じはじめる。
そんな中、マルコの死の悲しみを胸に秘め、ぺぺ、チョッチほかチーム・パオパオビールはジャパンカップが開催される宇都宮に向かうが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本・キャラクターデザイン:高坂希太郎
アニメーション制作:マッドハウス
原作:黒田硫黄 「茄子」
エンディングテーマ:忌野清志郎 「自転車ショー歌」
声の出演:大泉洋(ペペ・ベネンヘリ)、山寺宏一(ジャン・ルイージ・チョッチ)、大塚明夫(マルコ・ロンダニーニ)、坂本真綾(豊城ひかる)、佐藤祐四(ギルモア)、芝井伶太(充一)、白戸太朗(実況アナウンサー)、今中大介(解説者)
「茄子 アンダルシアの夏」http://diarynote.jp/d/29346/20030730.html
ここ1〜2年はレースには出ていませんが、わたしは自転車をやっています。
そんな中、前作「茄子 アンダルシアの夏」に感涙したわたしだったので、第二作「茄子 スーツケースの渡り鳥」にも大きな期待をしていた訳です。
結果的には、本作「茄子 スーツケースの渡り鳥」は、大変すばらしい作品に仕上がっていました。
尺は54分と、前作(47分)同様短いのですが、圧倒的な緻密さで描かれた作品として、満腹感を感じます。
監督・脚本・キャラクターデザインの高坂希太郎と言う人は、「耳をすませば」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」で作画監督を担当したり、浦沢直樹の「YAWARA!」「MASTER KEATON マスターキートン」「MONSTER」にも作画監督やキャラクターデザイン等で参加している人です。
ついでに、自転車にも乗っている人です。
前作に引き続き、主題歌を担当する忌野清志郎も自転車乗りです。
実況と解説コンビの白戸太朗と今中大介も自転車つながりで、前者の白戸太朗はトライアスロンやアドベンチャーレースに参加・参画したりしながら、キャスター、実況活動、文筆活動を通じて、競技を国内に広める活動をしています。後者の今中大介は日本人で初めてツール・ド・フランスに出場したロードレーサーです。
そんなこんなもあって、自転車レースのシークエンスは驚愕のクオリティで、自転車乗りとしてはたまりませんし、自転車に乗らない人にも充分楽しい作品に仕上がっていると思います。
余談ですが、今回の主人公ペペとチョッチはルパンと次元でした。
http://www.vap.co.jp/nasu-wataridori/img/story02.jpg
更に余談ですが、チームパオパオの監督とメカニックですが、ペペ(大泉洋)と監督の掛け合いがすばらしいな、と思っていたら、案の定、藤村くん(藤村忠寿)とうれしー(嬉野 雅道)が担当してました。(「水曜どうでしょう」ね)
まぁとにかく本作「茄子 スーツケースの渡り鳥」と言う作品は、アニメーションの持つダイナミズムと、宇都宮を再現した叙情性と、自転車レースに係わる者たちの生き様と、「ルパン三世」と「水曜どうでしょう」が楽しめる、と言う一粒で五度も六度も美味しいすばらしいアニメーション作品に仕上がっている。
その辺で公開されているテレビ局主導のダメなアニメーションを見ている暇があったら、このような良質なアニメーション作品を観ていただきたいと思う。
自転車に関心がない人も、是非観てください。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」最終日前日に国民的英雄のレーサー、マルコ・ロンダニーニ(大塚明夫)が突如の自殺。ぺぺ(大泉洋)のチームメイト、チョッチ(山寺宏一)は同郷の先輩だったマルコの自殺により、レーサーとしての生活に疑問を感じはじめる。
そんな中、マルコの死の悲しみを胸に秘め、ぺぺ、チョッチほかチーム・パオパオビールはジャパンカップが開催される宇都宮に向かうが・・・・。(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督・脚本・キャラクターデザイン:高坂希太郎
アニメーション制作:マッドハウス
原作:黒田硫黄 「茄子」
エンディングテーマ:忌野清志郎 「自転車ショー歌」
声の出演:大泉洋(ペペ・ベネンヘリ)、山寺宏一(ジャン・ルイージ・チョッチ)、大塚明夫(マルコ・ロンダニーニ)、坂本真綾(豊城ひかる)、佐藤祐四(ギルモア)、芝井伶太(充一)、白戸太朗(実況アナウンサー)、今中大介(解説者)
「茄子 アンダルシアの夏」http://diarynote.jp/d/29346/20030730.html
ここ1〜2年はレースには出ていませんが、わたしは自転車をやっています。
そんな中、前作「茄子 アンダルシアの夏」に感涙したわたしだったので、第二作「茄子 スーツケースの渡り鳥」にも大きな期待をしていた訳です。
結果的には、本作「茄子 スーツケースの渡り鳥」は、大変すばらしい作品に仕上がっていました。
尺は54分と、前作(47分)同様短いのですが、圧倒的な緻密さで描かれた作品として、満腹感を感じます。
監督・脚本・キャラクターデザインの高坂希太郎と言う人は、「耳をすませば」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」で作画監督を担当したり、浦沢直樹の「YAWARA!」「MASTER KEATON マスターキートン」「MONSTER」にも作画監督やキャラクターデザイン等で参加している人です。
ついでに、自転車にも乗っている人です。
前作に引き続き、主題歌を担当する忌野清志郎も自転車乗りです。
実況と解説コンビの白戸太朗と今中大介も自転車つながりで、前者の白戸太朗はトライアスロンやアドベンチャーレースに参加・参画したりしながら、キャスター、実況活動、文筆活動を通じて、競技を国内に広める活動をしています。後者の今中大介は日本人で初めてツール・ド・フランスに出場したロードレーサーです。
そんなこんなもあって、自転車レースのシークエンスは驚愕のクオリティで、自転車乗りとしてはたまりませんし、自転車に乗らない人にも充分楽しい作品に仕上がっていると思います。
余談ですが、今回の主人公ペペとチョッチはルパンと次元でした。
http://www.vap.co.jp/nasu-wataridori/img/story02.jpg
更に余談ですが、チームパオパオの監督とメカニックですが、ペペ(大泉洋)と監督の掛け合いがすばらしいな、と思っていたら、案の定、藤村くん(藤村忠寿)とうれしー(嬉野 雅道)が担当してました。(「水曜どうでしょう」ね)
まぁとにかく本作「茄子 スーツケースの渡り鳥」と言う作品は、アニメーションの持つダイナミズムと、宇都宮を再現した叙情性と、自転車レースに係わる者たちの生き様と、「ルパン三世」と「水曜どうでしょう」が楽しめる、と言う一粒で五度も六度も美味しいすばらしいアニメーション作品に仕上がっている。
その辺で公開されているテレビ局主導のダメなアニメーションを見ている暇があったら、このような良質なアニメーション作品を観ていただきたいと思う。
自転車に関心がない人も、是非観てください。
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