「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
2008年7月2日 映画2008/06/14 東京六本木「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を観た。
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:フランク・マーシャル
製作総指揮:ジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)、シャイア・ラブーフ(マット・ウィリアムズ)、レイ・ウィンストン(ジョージ・マクヘイル)、カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド)、ケイト・ブランシェット(イリーナ・スパルコ)、ジョン・ハート(オクスリー教授)、ジム・ブロードベント(ディーン・チャールズ・スタンフォース)
本作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は娯楽作品としては及第だと思うが、スピルバーグとルーカスがタッグを組んだ「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作として考えると、残念な作品としか言わざるを得ない。
そんなわたしが気になる点をあげてみよう。
■1950年代はインディ・ジョーンズに似合わない。
本作を観て感じた最大の違和感は本作の時代背景である。
例えば、ジェットエンジンや核爆弾のような技術は、インディ・ジョーンズにそぐわない、と言わざるを得ないし、ナチスが登場しないインディ・ジョーンズも、最早インディ・ジョーンズシリーズとは思えない。
もちろん、本作の時代背景を1950年代にした理由は理解できるし、その時代背景を1950年代にしたおかげで、本作の脚本に膨らみが出てくるのは理解できるのだが、どうにも釈然としない。
■メイン・プロットの題材が微妙である。
メイン・プロットの題材、つまりネタが微妙である。
以前から新作のネタについてはいろいろと噂で取沙汰されていたのだが、やはり今回のネタにより、物語全体がトンデモ系の印象を与えてしまうのはいなめない。
■ファーストカットが微妙である。
インディ・ジョーンズシリーズのファーストカットはパラマウントのロゴから実写に変わるところが素晴らしいのだが、今回のファーストカットのプレーリードッグはなんだよ!
と言う気持ちで一杯である。
■アクションの組み立てが雑である。
原点に戻った楽しいアクションが楽しめるのは楽しめるのだが、脚本できっちり計算されたようなアクションではなく、行き当たりばったりで考えられたアクションのような気がする。
例えば「レイダース」のトラック・チェイスや、「最後の聖戦」の戦車のシークエンスのような、脚本を読んだだけで面白いアクションがないのは非常に残念である。
■ジョン・ウィリアムズのスコアが微妙である。
アークのテーマやマリオンのテーマ等、前作のテーマが使用されているので、そんなに気にならないが、ジョン・ウィリアムズも才能が枯れたのか、流麗なメロディラインが印象に残らない。
1970年代や80年代、90年代位までは、ジョン・ウィリアムズがかいたスコアと作品名は一致し、スコアを思い出せるのだが、本作のテーマは思い出せない。
■アークの使い方が許せない。
アークの使い方が納得行かない。
あのままじゃ、人類滅びるぞ。
■オープニング・アクション
オープニング・アクションはまぁ良いのだが、「レイダース」や「最後の聖戦」のように、本筋のプロットと全く関係ないプロット上のアクションにして欲しかった。
大学でのマーカスがいないシークエンスは、やっていることとカット割りが同じなので、良しとするが、マーカスでない分、若干の違和感ありですね。
■サラーはどうした。
マーカス(デンホルム・エリオット)は死んじゃってるので仕方がないが、サラー(ジョン・リス=デイヴィス)はなんで出てこないのだ。
ラストのシークエンスで、ちらっとカメオでサラーが出てきたら、号泣もののとっても良い作品になったと思うのに・・・・、残念で仕方がない。
余談だが、リック・マッカラムが製作にからんでいたら、絶対マッカラムはラストのシークエンスに登場したと思うぞ。
■帽子に意味を持たせ過ぎ。
昔はこんなに帽子にこだわってなかったのではないかな。
帽子にインディ・ジョーンズの人格とか、メタファーを持たせ過ぎである。
もしかして、帽子のレプリカを売るための作戦か!?
今日はここまで。
いろいろ文句を言っているが、本作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は、まぁ楽しい娯楽作品だと思うので、取りあえずは劇場で観ておくべきだと思います。
☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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製作:フランク・マーシャル
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脚本:デヴィッド・コープ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
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本作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は娯楽作品としては及第だと思うが、スピルバーグとルーカスがタッグを組んだ「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作として考えると、残念な作品としか言わざるを得ない。
そんなわたしが気になる点をあげてみよう。
■1950年代はインディ・ジョーンズに似合わない。
本作を観て感じた最大の違和感は本作の時代背景である。
例えば、ジェットエンジンや核爆弾のような技術は、インディ・ジョーンズにそぐわない、と言わざるを得ないし、ナチスが登場しないインディ・ジョーンズも、最早インディ・ジョーンズシリーズとは思えない。
もちろん、本作の時代背景を1950年代にした理由は理解できるし、その時代背景を1950年代にしたおかげで、本作の脚本に膨らみが出てくるのは理解できるのだが、どうにも釈然としない。
■メイン・プロットの題材が微妙である。
メイン・プロットの題材、つまりネタが微妙である。
以前から新作のネタについてはいろいろと噂で取沙汰されていたのだが、やはり今回のネタにより、物語全体がトンデモ系の印象を与えてしまうのはいなめない。
■ファーストカットが微妙である。
インディ・ジョーンズシリーズのファーストカットはパラマウントのロゴから実写に変わるところが素晴らしいのだが、今回のファーストカットのプレーリードッグはなんだよ!
と言う気持ちで一杯である。
■アクションの組み立てが雑である。
原点に戻った楽しいアクションが楽しめるのは楽しめるのだが、脚本できっちり計算されたようなアクションではなく、行き当たりばったりで考えられたアクションのような気がする。
例えば「レイダース」のトラック・チェイスや、「最後の聖戦」の戦車のシークエンスのような、脚本を読んだだけで面白いアクションがないのは非常に残念である。
■ジョン・ウィリアムズのスコアが微妙である。
アークのテーマやマリオンのテーマ等、前作のテーマが使用されているので、そんなに気にならないが、ジョン・ウィリアムズも才能が枯れたのか、流麗なメロディラインが印象に残らない。
1970年代や80年代、90年代位までは、ジョン・ウィリアムズがかいたスコアと作品名は一致し、スコアを思い出せるのだが、本作のテーマは思い出せない。
■アークの使い方が許せない。
アークの使い方が納得行かない。
あのままじゃ、人類滅びるぞ。
■オープニング・アクション
オープニング・アクションはまぁ良いのだが、「レイダース」や「最後の聖戦」のように、本筋のプロットと全く関係ないプロット上のアクションにして欲しかった。
大学でのマーカスがいないシークエンスは、やっていることとカット割りが同じなので、良しとするが、マーカスでない分、若干の違和感ありですね。
■サラーはどうした。
マーカス(デンホルム・エリオット)は死んじゃってるので仕方がないが、サラー(ジョン・リス=デイヴィス)はなんで出てこないのだ。
ラストのシークエンスで、ちらっとカメオでサラーが出てきたら、号泣もののとっても良い作品になったと思うのに・・・・、残念で仕方がない。
余談だが、リック・マッカラムが製作にからんでいたら、絶対マッカラムはラストのシークエンスに登場したと思うぞ。
■帽子に意味を持たせ過ぎ。
昔はこんなに帽子にこだわってなかったのではないかな。
帽子にインディ・ジョーンズの人格とか、メタファーを持たせ過ぎである。
もしかして、帽子のレプリカを売るための作戦か!?
今日はここまで。
いろいろ文句を言っているが、本作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は、まぁ楽しい娯楽作品だと思うので、取りあえずは劇場で観ておくべきだと思います。
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