矢沢永吉が登場するソニーのブルーレイディスクのCF(CM)の放映が始まった。

このCF(CM)は、ハイビジョンTVで見ている通常のDVDソフトのクオリティがハイビジョン画質ではないことを視聴者に気付かせ、ブルーレイディスク購入への動機付けを図っている
、と思われる。

せっかくハイビジョンTVで見ている映像が、ハイビジョン画質ではないただのDVDソフトだと言うのは、正しく「もったいない」と言うことなのだ。

しかしながら、このCF(CM)を見て釈然としない部分がある。

と言うのも、DVDソフトをハイビジョンTVで見て、その映像がハイビジョン画質ではないことに気付かないような人に、ブルーレイディスクなんてそもそも必要ない、と思えてならないのだ。

つまり、このCF(CM)のコンセプトでは、ハイビジョンの画質とスタンダードの画質の差を視覚で判別できないような層に、ブルーレイディスクを売り込もうとしているような印象を受けてしまうのだ。

もちろん、ブルーレイディスクを市場に出し、シェアを獲得していくことは、ソニーをはじめとしたブルーレイディスク陣営にとって、また、わたしのような映画ファンにとって、喜ばしいことだと思うのだが、自分の目で見てDVDの画質がきれいだと思っている層に対し、ブルーレイディスクを販売し、シェアを拡大しようとするようなコンセプトには個人的には賛同できない、と言わざるを得ない。

ソニーは、ブルーレイディスクがなんたるものかを知っている層に対し、広告を打っていただきたいと思う。

矢沢永吉には大変失礼だが、せっかくのハイビジョンTVに対し、ブルーレイディスクを購入しないのが「もったいない」と言うのならば、DVDを楽しんでいるのならば、ハイビジョンTVを買う行為自体が「もったいない」のではないかと言わざるを得ないのだ。

ソニーは、もう少しきちんとCF(CM)の対象やコンセプトを考えた方が良いと思うぞ。
 
 
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