「第20回東京国際映画祭」の2日目は1作品のみ鑑賞。
日曜日に1本しか観ないわたしのやる気のなさを露呈した。

■「真・女立喰師列伝」日本映画・ある視点(ワールド・プレミア)

「攻殻機動隊」の押井守監督ほか気鋭のクリエイターと6人の女優がおくる、<特盛り>極上エンタテインメント。立喰いによる無銭飲食に生きるプロ=<女立喰師>たちの仕掛ける華麗な罠。6話による傑作オムニバス映画。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:押井守、神谷誠、神山健治、辻本貴則、湯浅弘章
原作・総監修:押井 守
音楽:川井憲次
エグゼクティブ・プロデューサー:森 遊机
プロデューサー:久保 淳

出演:ひし美ゆり子、佐伯日菜子、小倉優子、安藤麻吹、水野美紀、藤田陽子

ゲスト:押井守(監督)、神谷誠(監督)、神山健治(監督)、辻本貴則(監督)、湯浅弘章(監督)、佐伯日菜子、安藤麻吹、藤田陽子、兵藤まこ

面白いのは面白いのだが、商業的にはどうだろう。
疑問が残る。

作品の構成は短編のオムニバスなのだが、監督について若手を抜擢したと言うことや、撮影がデジタル撮影と言うこともあり、画質のクオリティが低く、作品としては自主制作の延長線上にある作品のような印象を受けた。

とは言うものの見るべきものがない、と言うわけではなく、脚本はそれぞれ面白く、またそれぞれに見るべきところは多々ある、といえる。

個人的には、湯浅弘章の「草間のささやき 氷苺の玖実」が印象に残った。

脚本は、若干頭でっかちな部分や、学生映画のような表層的な部分だけをまとめたような部分はあるものの、概ね良かった。
音楽も作品に格調を与えることに成功している。

やはり残念なのは、画質のクオリティである。

今後の展開に期待である。

上映後のティーチ・インでは押井守が語りまくっていた。

収録エピソードは次の通り。

「金魚姫 鼈甲飴の有理」押井守×ひし美ゆり子
「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」辻本貴則×水野美紀
「Dandelion 学食のマブ」神山健治×安藤麻吹
「草間のささやき 氷苺の玖実」湯浅弘章×藤田陽子
「歌謡の天使 クレープのマミ」神谷誠×小椋優子
「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」押井守×佐伯日菜子

余談だが、当初は小倉優子が舞台挨拶に来場する、と言う情報が流れ、転売目的でチケットを購入した人が多かったようだが、小倉優子の来場はない、と言うことになり、オークションではチケットがだぶついていた。

☆☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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