今日の「東京国際映画祭」2007/10/20
2007/10/20 「第20回東京国際映画祭」がはじまった。

ここ数年、魅力が減じて行く「東京国際映画祭」だが、今年も何本か映画を観る事にした。
「東京国際映画祭」がまずい話は気が向いたら後日。

■「エリック・ニーチェの若き日々」コンペティション
個性的な教授や同級生と映画学校で学ぶエリックだが、どうにも才能が開花する気配がない。そして卒業制作の時を迎えるが…。鬼才、ラース・フォン・トリアーが自らの若き日を脚本化した、悩める映画青年の成長物語。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:ヤコブ・トゥエセン
プロデューサー:シセ・グラウン・ヨーゲンセン/マリエ・ゲーデ
脚本:ラース・フォン・トリアー
撮影:セバスチャン・ブレンコウ
編集:ペア・K・キアケゴー
出演:ヨナタン・スパン/カール・マーティン・ノレーン/テレーセ・ダムスゴー/デイビッド・デンシック/リーネ・ビエ・ローセンスジャーネ

ゲストはプロデューサーのマリエ・ゲーデ。

映画好きにはたまらない作品。
ラース・フォン・トリアーの映画学校時代のほぼ自伝的作品。
特にキャッチーだったのは、ドーリー・グリップのフィーチャー。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

■「鳳凰 わが愛」
1920年代の中国。実話を元に、激動の時代に翻弄されながらも、刑務所で出会った男女の壮絶な運命をめぐった、30年に渡る愛の一大叙事詩。日本を代表する名優・中井貴一、主演&初プロデュース作品。(TIFFオフィシャル・サイトより引用)

監督:ジヌ・チェヌ(金叙ァ)
エクゼクティブ・プロデューサー:角川歴彦/ツァイ・グァンシェン(蔡冠深)/ハン・ホンフェ(韓宏飛)、プロデューサー:中井貴一/シャーリー・カオ(高秀蘭)/坂上直行、
原案:ジヌ・チェヌ
脚本:シェン・ジェ(申捷)
撮影:モン・シャオチン(孟暁清)
美術:チョウ・イーシャー(周一沙)
音楽:S.E.N.S.
出演:中井貴一/ミャオ・プゥ(苗圃)/グォ・タォ(郭濤)

ゲストはジヌ・チェヌ(監督)、中井貴一(プロデューサー/出演者)、ミャオ・プゥ、グォ・タォ、勝木ゆかり(S.E.N.S./音楽)

この作品がコンペティションに出品されている、という事は非常に意義がある。
意義については気が向いたら後日。
中井貴一の気概に溢れた素晴らしい作品。
ユーモアと悲劇がミックスされた文芸作品。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

■レッドカーペット オープニングセレモニー
開始時刻の90分から並び、ほぼベストなポジションをゲットするが、ハリウッド・スターが来ない国際映画祭のレッドカーペットとは、いかがなものだろうか。

ハリウッドスターが来ない(上映も少ない)と言う事もあり、華がないレッドカーペットだったためか、日本国内の配給会社・製作会社からのオファーがあったのか、日本映画関係のゲストは大盤振る舞い気味だった。

ついでに、東宝からは長澤まさみが上映作品もないのに、角川歴彦らに花束を贈呈する始末である。

余談だが、わたしの近くに、携帯ラジオで世界と通信し世界に指示を出す電波な人がいて、周りの人たちから顰蹙を買っていた。

一番人気があったのは、玉木宏。
玉木宏が動けば、観客が波のように動く。
恐るべし玉木宏。

あとレッドカーペット準備中の際、行定勲が反対側の歩道を歩いていた。
誰も気付いていなかった。

わたしは、行定勲の話を何度か書いているが、彼は映画祭によく足を運んでいる。
詩文が関係している作品の上映はないのに、普通に映画祭に映画を見に来る、勉強熱心なスタンスに頭が下がる想いである。

■公式プログラム
今年の公式プログラムのクオリティの低さには驚いた。

先ずは紙質が悪い。
年に一度の国際映画祭の公式プログラムなのに、紙質は雑誌のカラーページレベル。
わかりやすい例を挙げると「Weeklyぴあ」のカラーページと区別がつかない程の安っぽい作りなのだ。

本当に「東京国際映画祭」はまずいかもしれないぞ。

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