2007/08/26 「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で「グラインドハウス」を観た時の話だ。

スクリーンへの入場が始まった頃。
トイレに向かうわたしの直前に見覚えのある背中が出現した。

その背中は、なんと大学時代のサークル仲間だった。
「グラインドハウス」を一緒に観る約束もしていないし、お互いに26日に六本木で観る、とも言っていないのに、なぜか偶然にも一緒の回の「グラインドハウス」を六本木で観ることになったのだ。

もちろん「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」は全席指定なので、席は完全にバラバラだったし、「グラインドハウス」を上映しているのは、関東では六本木だけであるが。
 
 
ところで、わたしは「グラインドハウス」を観た時点で「プラネット・テラーinグラインドハウス」を観ていたので、「グラインドハウス」終映後、わたしはその友人と「プラネット・テラーinグラインドハウス」と「グラインドハウス」の「プラネット・テラー」の違いについて話をした。

ビデオゲームをしているシーンがないとか、誰が最初の患者の腕を切るのか話すシーンとか、途中で出てくる連中が最初の方でも出てきていたとか、いくつかの違いを挙げ、結果的には伏線はおそらく5〜6個なくなっているが、作品としての印象はほとんど変わらない、と言う結論に達した。

更に話は続き、日本国内での上映順、つまり「デスプルーフinグラインドハウス」(2007/09/01)、「プラネット・テラーinグラインドハウス」(2007/09/22)について、「グラインドハウス」では、ロドリゲスが先でタランティーノが後なのに、バラで上映する場合は、何故タランティーノが先で、ロドリゲスが後なのか、と言う興味深い話も出た。

ロドリゲスが最初だったら、多分一般客は引いてしまい、タランティーノの方を見ないんじゃねーの。と言う結論に達し、戦略的にタランティーノを先に公開したのではないか、と言う結論に達した。
 
 
ところで、後日、その友人からわたしのところへ電話が掛かってきた。

開口一番聞こえてきたのは「おまえ、大事な違いを見逃しているぞ」と言う言葉だった。

曰く、「グラインドハウス」はスコープ・サイズで「プラネット・テラーinグラインドハウス」と「デスプルーフinグラインドハウス」はビスタ・サイズだと言うのだ。

また、スコープのフォーマットはビスタの上下を切り落としたフォーマットであり、スコープの左右を切ってビスタにしているのではない、と言う情報も得た。

従って、バラバラの上映形態の方がビスタ・サイズのため、情報量が多い、と言うことが判明した。

根本的な原因は、デジタル撮影なので、撮影された素材は16:9になる、と言うことだ。

CGIを多用する初期の作品は、スタンダード撮影(スーパー35mmとか)だったのと同じような理由のようだ。

だからどうだ、と言う話ではないが、映画研究会の友人同士の会話はこんなくだらない話が永遠に続く、と言うことである。

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