仕事柄わたしのところへは広告代理店の営業が来ることが多い。

わたしのところへ来る多くの営業は、わたしが映画好きだと知っているので、最近観た映画の話だとか、面白い映画観ましたか、と言う話題を振ってくることが多い。

一昔前の営業だったら、例えば最近の巨人がどうのこうのとか、松井がどうしたとかイチローがどうしたとか、今朝の日経にこんな記事があったとか、そんな話で営業トークを繰り広げていたのだと思うのだが、わたしのところに来る営業は映画の話とか、音楽の話とか、自転車(MTB)の話とか、をしてくることが多い。

で先日来た営業は、最近DVDで観た映画の話をしてきた。

彼が観た作品は「日本以外全部沈没」「日本沈没」「ゆれる」の三本。

彼が言うには、莫迦にするつもりで観た「日本以外全部沈没」に案外感心させられてしまい、娯楽大作として期待して観た「日本沈没」にがっかりした、と言うことだった。

そして、彼が更に言うのは、『日本が沈没するかも知れない、って言ったら凄い大変な事じゃないですか、でも「ゆれる」なんてひとりの人間が橋から落ちたとか落ちないとかって言う、たったそれだけの話なんですよ。でも引き込まれるのはどっちかって言うと「ゆれる」なんですよね。なんでこんなに面白いんでしょうかね』と言う話だった。

また『大ヒットする映画って、なんだかつまらない映画が多いですよね』とも言っていた。

その営業の人は、まだ20歳代の若い人で、そんなに映画好きと言う訳ではないのだが、そんな人にそんな感想をもたせてしまうような日本映画界の状況はやはり問題だと思う次第です。

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