さて今日は「ロボコン」のお話。

「ロボコン」(2003)の長澤まさみちゃん(TM)が可愛いとか、「シコふんじゃった。」(1991)と構成が全く同じだとか、そんなお話ではなく、今日は「ロボコン」自体のお話。
 
 
わたしの記憶が正しければ・・・・

「ロボコン/ロボット・コンテスト」の前身と言うか発端は、日本国内では1980年にスタートした「マイクロマウス競技会」だったのではないかと思う。

マイクロマウス競技とは、ロボットによる競技で、迷路の四隅のいずれかに設定されたスタート地点から、迷路中央のゴール地点まで、いかに短い時間で走ることが出来るかを競う競技であり、ここで言うロボットとは、完全自立型知能ロボットなのである。

現在も協賛企業として名を連ねているナムコのマッピーとニャームコが、迷路の中をデッドヒートするデモンストレーションが行われていたような記憶もある。

そして当初の「ロボコン」(第一回大会は1988年)は「マイクロマウス競技会」に自立型知能ロボットの競技だった記憶があるのだが、どうだろうか。

と言うのも最近の「ロボコン」は「ロボットコンテスト」と言うより「ロボット・コントロール・コンテスト」の様相を呈しているような気がするのだ。

完全自立型知能ロボットと言えば、アトムとかドラえもんとかそんなロボットであり、自らが判断して行動するロボットである。

しかし「ロボコン」に出てくるロボットは、古くは鉄人28号とかマジンガーZだとか、ガンダムみたいなロボットで、自らは一切判断も行動もしない、人間がコントロールしないと全く動けないロボットなのだ。

わたしの記憶では、昔の「ロボコン」はスタートしたら一切人間が介入できない競技だった気がするのだ。

つまり人間が出来るのはロボットの製作とプログラムまでで、実際の競技はロボットが自分で考えて自分で行動する競技だったような気がするのだ。

もし、そうだった場合、最近の「ロボコン」は何だか違った方向へ進んでいるような気がする。

ロボットをコントロールする技術が重要な競技より、ロボットが自分で考えて行動するためのプログラムが重要な「ロボコン」の方が圧倒的に面白いんじゃないかな、と真剣に思う。

「ロボコン」(2003)で行われたような箱を積み上げる競技を、人間がコントロールするロボットではなく、自分で考えて自分で行動するロボットが行っていたとしたら、どんなに面白く、刺激的で、すばらしい大会になるのではないか、と思えてならない。

※ 多分そんなのできないよ、と思う人もいると思うのだが、問題はレギュレーションの問題であり、完全自立型知能ロボットが出来るギリギリのレギュレーションで大会を開催すれば良いのである。

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