先ずお断りだがわたしは熱心な格闘技ファンではない。

テレビで格闘技番組をたまたま見かけると、ちょっと見入ってしまう程度で、わざわざあの試合を見たいだとか、この試合は見逃せない、とか言う気持ちはほとんどない。

とは言うものの、例えば大晦日に行われる格闘技番組なんかは、気が付いたらテレビの前で握りこぶしをつくってしまっているようなことが多々ある。
 
 
ところでわたしは格闘ゲーマーだった。

一番はまっていたのは「バーチャファイター」「バーチャファイター2」「バーチャファイター3」と「鉄拳2」「鉄拳3」あたりだと思う。

特に「バーチャファイター2」の時代(1994年)には、東京都内で行われていたロケテストを追っかけ、都内各地に出没していたりした。

「鉄拳」シリーズでは38連勝、「バーチャファイター」シリーズでは28連勝したのが最高だったと思う。
 
 
そんな経験の中で思うのは、多くの格闘ゲーマーには美意識がある、ということである。

例えば、ウルフだったらジャイアントスイングで、ジャッキーだったらサマーソルトキックで、晶だったら鉄山靠とか心意把で勝てということである。

へなちょこな技でしか勝てないのであれば、それは負けである。
「勝はなくても鉄山靠」なのだ。

とは言うものの世の中には、しゃがみ状態で、ローキックや下段パンチとかでちくちく攻めてくるプレイヤーが数多くいる。

そんな奴等は、立ったままお仕置きするのが正しい格闘ゲーマーの作法なのだ。
 
 
さて、話は2006年の大晦日に行われた格闘技イベントなのだが、そんな格闘ゲーマーにとってはらわたが煮えくり返るような試合がいくつかあった。
一番酷かったのは、魔裟斗VS鈴木悟の試合である。

「ボクサー相手にローキックなんか使うんじゃねーよ!」
 
 
余談だが、「バーチャファイター」の世界では、ローキックや下段パンチを多用し相手の体力をちくちく削るプレイヤーは、軽蔑をこめて「チキン野郎」と呼ばれる。
 
 
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試合の話だが、魔裟斗のローキックでふらっとした鈴木を見て、わたしは「よし魔裟斗! あとは正々堂々と拳で勝負だ!」と思ったのだが、熱心な格闘技ファンはどう思ったのか知りたいと思うのだ。

重要なのは勝ち負けではなく、すばらしい試合だと思うのは甘いのかな。
 
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