日本未公開、ビデオスルー作品「バス男」(2004)を観た。

あたり前の事なのだが、本作「バス男」は、おそらく今後数十年にわたり、「バス男」と言うタイトルで呼ばれてしまうのであろう。

本作のような良質ですばらしい作品が、「電車男」の亜流作品として、こんな酷いタイトルで呼ばれてしまうのだ。

しかもこれから数十年もだぞ!
(当ブログ予測)

しかも、おそらく本作を観た事もないような人に、『あぁ、アメリカ版「電車男」ね』とか言われて、観もしないのにタイトルだけで莫迦にされてしまうのだ。

そう考えると、こんな酷い邦題タイトルをつけられてしまったこの作品が不憫でならない。

余談だが、「X-MEN:ファイナル ディシジョン」の携帯電話の電源切らずに映画を観よう試写会にしろ、今回の「バス男」とか言う邦題をつけてしまうとは、本当にフォックスは莫迦なのだろうか!

参考『「20世紀フォックスは莫迦なのか!」をめぐる冒険』
http://diarynote.jp/d/29346/20060707.html

ところで、本作の配給はフォックス・サーチライトである。
フォックス・サーチライトって、若手映像作家のアーティスティックな才能溢れる意欲的な作品を紹介するレーベルだったのではなかろうか。

そんなフォックス・サーチライトの配給作品である本作を「バス男」とか言うふざけた邦題タイトルでビデオスルーしやがって、なに考えてんだフォックス・ジャパンはよ!

もっと作品に対して真摯に対峙しろよ!
もっと真面目に取り組めよ!
もっときちんとプロモーションしろよ!

と本気で思ってしまう。

ついでに本作「バス男」の監督はジャレッド・ヘスだぞ!

ジャック・ブラック主演で今年の「東京国際映画祭」で「特別招待作品」として上映される「ナチョ・リブレ/覆面の神様」(2006)の監督だぞ!

例えばだ、「ナチョ・リブレ/覆面の神様」と同時期に若干の時間差をょつけて、渋谷かどっかの単館で「バス男」を公開したらどうよ、「ナチョ・リブレ/覆面の神様」の原点とか言ったら、充分客は入るじねーの。

良質な作品は、配給会社にしろ、DVDの販売元にしても、もうちょっときちんと作品のことを、そして売る対象を明確に考えてプロモーションして欲しいと思うね。

☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)

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