「トンマッコルへようこそ」
2006年9月27日 映画
2006/09/27 東京新宿「新宿明治安田生命保険ホール」で「トンマッコルへようこそ」を観た。
驚いた事に、本作「トンマッコルへようこそ」で描かれる世界観は宮崎アニメのそれと酷似していた。
先ずは、本作で描かれた桃源郷でありユートピア「トンマッコル」という名の村は、宮崎アニメで何度も描かれている平和で実直、自然と共存し、自己完結している環境サイクルを備えた集落を髣髴とさせる。
例えば「トンマッコル」は、「風の谷」であり「ハイハーバー」であり「たたら場」なのだ。
ついでに、「トンマッコル」にたくさんある「提灯」とか、コナンとジムシーによるイノブタ捕獲にも似たシークエンスだとか、浮遊感溢れる飛行機の描写だとか、どう考えても宮崎駿に影響を受けている、と思われる描写が目白押しである。
そして極めつけは何と言っても、その平和な「トンマッコル」村の情景を、そして世界観を完結させているのは、なんと久石譲のスコアであった。
作品を観ている最中、本作のスコアが久石譲だと知らなかったわたしは、スコアがやたらと久石譲っぽいな、と言うか、まさか久石譲じゃないだろうと思っていたわたしは、完全にパクられているんじゃねーの、と思っていた。
中盤のトランペットのソロはジェリー・ゴールドスミスそっくりだったので、やっぱ久石譲じゃないよな、と思って、エンド・クレジットで確認したら、案の定久石譲だった、と言う結末であった。
更に本作で描かれる前半部分は言わば「山の一日」とも言える「トンマッコル」村の描写である。
邪気のない、疑う事を知らない、ピュアで真面目で、美しい村人たち。
もしかしたら、ただ単に「山の一日」とも言える村の日常を描いた、物語らしい物語など存在しない超然とした孤高な作品になるのではないか、と言う仄かな期待を覚えた。
しかし、残念ながら物語りは動いてしまった。
わたしは、トンマッコル村の自給自足の環境サイクルを丹念に描くだけの、ただそれだけの作品が観たかった、と思う。
つづく・・・・
一時保存です。
☆☆☆★(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
「フラガール」をめぐる冒険
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先ずは、本作で描かれた桃源郷でありユートピア「トンマッコル」という名の村は、宮崎アニメで何度も描かれている平和で実直、自然と共存し、自己完結している環境サイクルを備えた集落を髣髴とさせる。
例えば「トンマッコル」は、「風の谷」であり「ハイハーバー」であり「たたら場」なのだ。
ついでに、「トンマッコル」にたくさんある「提灯」とか、コナンとジムシーによるイノブタ捕獲にも似たシークエンスだとか、浮遊感溢れる飛行機の描写だとか、どう考えても宮崎駿に影響を受けている、と思われる描写が目白押しである。
そして極めつけは何と言っても、その平和な「トンマッコル」村の情景を、そして世界観を完結させているのは、なんと久石譲のスコアであった。
作品を観ている最中、本作のスコアが久石譲だと知らなかったわたしは、スコアがやたらと久石譲っぽいな、と言うか、まさか久石譲じゃないだろうと思っていたわたしは、完全にパクられているんじゃねーの、と思っていた。
中盤のトランペットのソロはジェリー・ゴールドスミスそっくりだったので、やっぱ久石譲じゃないよな、と思って、エンド・クレジットで確認したら、案の定久石譲だった、と言う結末であった。
更に本作で描かれる前半部分は言わば「山の一日」とも言える「トンマッコル」村の描写である。
邪気のない、疑う事を知らない、ピュアで真面目で、美しい村人たち。
もしかしたら、ただ単に「山の一日」とも言える村の日常を描いた、物語らしい物語など存在しない超然とした孤高な作品になるのではないか、と言う仄かな期待を覚えた。
しかし、残念ながら物語りは動いてしまった。
わたしは、トンマッコル村の自給自足の環境サイクルを丹念に描くだけの、ただそれだけの作品が観たかった、と思う。
つづく・・・・
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