「アイス・エイジ2」
2006年4月17日 映画2006/04/17 東京霞ヶ関「イイノホール」で「アイス・エイジ2」の試写を観た。
約2万年前の地球には温暖化の波が押し寄せ、いまや氷河期(アイス・エイジ)は終わりを迎えようとしていた。
氷壁にしがみついているスクラットは、またもや愛しいドングリを発見!
氷の中からドングリを引き出すが、空いた穴から水が噴出し、あえなく転落。彼のドングリへの飽くなき求愛は、まだまだ報われないようだ。
一方、谷の動物たちにとって、氷が溶け出した世界はまるでパラダイス。特にやんちゃな子供たちは、ウォーター・スライドや波のプールで大はしゃぎだ。
以前、人間の赤ちゃんを家族のもとへ届けるという冒険の旅で友情を育んだ我らがヒーロー、マンモスのマニー、ナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴも、他の動物たちと仲良く、ポカポカ陽気の恩恵を楽しんでいたが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:カルロス・サルダーニャ
原案・脚本:ピーター・ゴールク、ジェリー・スワロー
音楽:ジョン・パウエル
声の出演:レイ・ロマノ(マニー/マンモス)、ジョン・レグイザモ(シド/ナマケモノ)、デニス・リアリー(ディエゴ/サーベルタイガー)、ショーン・ウィリアム・スコット(クラッシュ/フクロネズミの兄弟)、ジョシュ・ペック(エディ(フクロネズミの兄弟)、クイーン・ラティファ(エリー/マンモス)、ジェイ・レノ(ものしりトニー/アルマジロ)、クリス・ウェッジ(スクラット)
本作「アイス・エイジ2」には失望した。
はっきり言って退屈な映画だった。何しろ面白くないのだ。
ところで、本作「アイス・エイジ2」の構成は、全体の80%以上を占めるマニー、シド、ディエゴ等が活躍する本編パートと、全体の20%に満たないスクラットがドングリを追い求めるパートからなっている。
本編を幕モノの舞台だとすると、例えば第一幕、第二幕の間にスクラットのシークエンスが挟み込まれる、と言う様な構成なのだ。
その幕間劇とも言えるスクラットのシークエンスは、基本的にセリフが無く、スクラットの動きだけで物語を語っている。
いわばアニメーションの、否、映画の原点と言えるものだと思う。
一方、本編はもちろんセリフあり、音楽あり、動きありの普通のアニメーションなのだが、本来面白いはずであるべき本編より、幕間のスクラットのシークエンスの方が面白いとは、一体どういう事なのだ!
おそらく、本作を観た観客たちの印象に残っているのは、マニーやシド、ディエゴ等の冒険ではなく、スクラットのシークエンスだけだと思うぞ。
さて、キャストだが、印象的だったのはエリーを演じたクイーン・ラティファである。
彼女は「ファインディング・ニモ」におけるドリーのような役柄だったのだと思う。
それとは対称的に、主役三人組は何とも地味な印象を受けてしまう。
更に、本編は「シュレック」等の悪しき伝統、かつての名画のパロディが顔を出し、中途半端な印象を受ける。
こんな映画がどんどんヒットしてしまう、映画界は一体どうなってしまっているのだろうか。
☆☆(☆=1.0 ★=0.5 MAX=5.0)
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約2万年前の地球には温暖化の波が押し寄せ、いまや氷河期(アイス・エイジ)は終わりを迎えようとしていた。
氷壁にしがみついているスクラットは、またもや愛しいドングリを発見!
氷の中からドングリを引き出すが、空いた穴から水が噴出し、あえなく転落。彼のドングリへの飽くなき求愛は、まだまだ報われないようだ。
一方、谷の動物たちにとって、氷が溶け出した世界はまるでパラダイス。特にやんちゃな子供たちは、ウォーター・スライドや波のプールで大はしゃぎだ。
以前、人間の赤ちゃんを家族のもとへ届けるという冒険の旅で友情を育んだ我らがヒーロー、マンモスのマニー、ナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴも、他の動物たちと仲良く、ポカポカ陽気の恩恵を楽しんでいたが・・・・。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)
監督:カルロス・サルダーニャ
原案・脚本:ピーター・ゴールク、ジェリー・スワロー
音楽:ジョン・パウエル
声の出演:レイ・ロマノ(マニー/マンモス)、ジョン・レグイザモ(シド/ナマケモノ)、デニス・リアリー(ディエゴ/サーベルタイガー)、ショーン・ウィリアム・スコット(クラッシュ/フクロネズミの兄弟)、ジョシュ・ペック(エディ(フクロネズミの兄弟)、クイーン・ラティファ(エリー/マンモス)、ジェイ・レノ(ものしりトニー/アルマジロ)、クリス・ウェッジ(スクラット)
本作「アイス・エイジ2」には失望した。
はっきり言って退屈な映画だった。何しろ面白くないのだ。
ところで、本作「アイス・エイジ2」の構成は、全体の80%以上を占めるマニー、シド、ディエゴ等が活躍する本編パートと、全体の20%に満たないスクラットがドングリを追い求めるパートからなっている。
本編を幕モノの舞台だとすると、例えば第一幕、第二幕の間にスクラットのシークエンスが挟み込まれる、と言う様な構成なのだ。
その幕間劇とも言えるスクラットのシークエンスは、基本的にセリフが無く、スクラットの動きだけで物語を語っている。
いわばアニメーションの、否、映画の原点と言えるものだと思う。
一方、本編はもちろんセリフあり、音楽あり、動きありの普通のアニメーションなのだが、本来面白いはずであるべき本編より、幕間のスクラットのシークエンスの方が面白いとは、一体どういう事なのだ!
おそらく、本作を観た観客たちの印象に残っているのは、マニーやシド、ディエゴ等の冒険ではなく、スクラットのシークエンスだけだと思うぞ。
さて、キャストだが、印象的だったのはエリーを演じたクイーン・ラティファである。
彼女は「ファインディング・ニモ」におけるドリーのような役柄だったのだと思う。
それとは対称的に、主役三人組は何とも地味な印象を受けてしまう。
更に、本編は「シュレック」等の悪しき伝統、かつての名画のパロディが顔を出し、中途半端な印象を受ける。
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