「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」をめぐる冒険
2006年3月30日 TV
2006年夏、フジテレビ系スペシャル・ドラマとして、リリー・フランキーの「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」がドラマ化されるようである。
■主演:田中裕子、大泉洋、広末涼子
■原作:リリー・フランキー(扶桑社刊)
■脚本:土田英生
■企画:和田 行(フジテレビ)、小松純也(フジテレビ)
■プロデューサー:三浦寛二(カノックス)、三輪源一(カノックス)
■演出:西谷 弘
■制作:フジテレビ、カノックス
で、気になるのは、2006/02/29の報道によると、なんと広末涼子が「ボク」の彼女役でドラマに登場する、という事らしいのだ。
実はわたし「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」をまだちょっとしか読んでいない。
と言うのも、冒頭部分を読んでから半年くらい、ほったらかし状態なのだ。
そんなわたしが言う訳なので、もしかしたら間違っているかもしれないのだが、広末涼子演じる「ボク」の彼女は原作に出て来ているのだろうか。
一部報道によると、
ドラマ化にあたってフジテレビは、2人の関係をもう1つの角度から見つめる試みを決め、広末にその役割を託した。主人公の交際相手で、上京して同居する2人を見守り続ける女性を演じる。
闘病から死に至るまで「オカン」のそばを離れない「ボク」を精神的に支える存在として、原作で涙した読者にも新鮮な感動を届けるキーパーソンだ。
と言う事だから、おそらく原作には登場しないキャラクターをフジテレビがでっち上げ、広末に白羽の矢を立てた、と言うところだろうと、類推できる。
原作に登場しないキャラクターの登場と言えば、行定勲が監督した映画版「世界の中心で、愛をさけぶ」の柴咲コウを思い出してしまう。
柴咲コウが演じたキャラクターは、「世界の中心で、愛をさけぶ」の物語に見事な矛盾と破綻とを与えることに成功していた、のを思い出してしまう。
もちろん大人の事情はあるのだと思うのだが、なんとかならなかったのだろうか、と言うより、穿った見方かも知れないが、行定勲は、柴咲コウのキャラクターを作品に入れることにより、物語が崩壊していく様を、確信犯的に演出したのではないか、と思えてしまう。
もうそろそろ大人の事情で、物語に必要ないものを物語にぶち込み、その挙句物語をぶち壊すような事はやめにして欲しいと切に思う。
将来の映画界、テレビドラマ界のことを考えると、短期的なヒットだけではなく、もちろん視聴率だけではなく、作品の質を向上させる努力が必要だと思うのだ。
広末涼子はどんな役回りを果たすのか、期待と不安が入り混じる、と言うか批判的な気持ちしかしない今日この頃である。
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で、気になるのは、2006/02/29の報道によると、なんと広末涼子が「ボク」の彼女役でドラマに登場する、という事らしいのだ。
実はわたし「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」をまだちょっとしか読んでいない。
と言うのも、冒頭部分を読んでから半年くらい、ほったらかし状態なのだ。
そんなわたしが言う訳なので、もしかしたら間違っているかもしれないのだが、広末涼子演じる「ボク」の彼女は原作に出て来ているのだろうか。
一部報道によると、
ドラマ化にあたってフジテレビは、2人の関係をもう1つの角度から見つめる試みを決め、広末にその役割を託した。主人公の交際相手で、上京して同居する2人を見守り続ける女性を演じる。
闘病から死に至るまで「オカン」のそばを離れない「ボク」を精神的に支える存在として、原作で涙した読者にも新鮮な感動を届けるキーパーソンだ。
と言う事だから、おそらく原作には登場しないキャラクターをフジテレビがでっち上げ、広末に白羽の矢を立てた、と言うところだろうと、類推できる。
原作に登場しないキャラクターの登場と言えば、行定勲が監督した映画版「世界の中心で、愛をさけぶ」の柴咲コウを思い出してしまう。
柴咲コウが演じたキャラクターは、「世界の中心で、愛をさけぶ」の物語に見事な矛盾と破綻とを与えることに成功していた、のを思い出してしまう。
もちろん大人の事情はあるのだと思うのだが、なんとかならなかったのだろうか、と言うより、穿った見方かも知れないが、行定勲は、柴咲コウのキャラクターを作品に入れることにより、物語が崩壊していく様を、確信犯的に演出したのではないか、と思えてしまう。
もうそろそろ大人の事情で、物語に必要ないものを物語にぶち込み、その挙句物語をぶち壊すような事はやめにして欲しいと切に思う。
将来の映画界、テレビドラマ界のことを考えると、短期的なヒットだけではなく、もちろん視聴率だけではなく、作品の質を向上させる努力が必要だと思うのだ。
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