渋谷陽一をめぐる冒険
2005年12月25日 エッセイ/コラム コメント (2)
今日の話はたいした話ではない。
ついでに、映画にもほとんど関係がない。
いきなりだが、わたしは洋楽が基本的に好きで、邦楽は基本的に好きではない。
何故なら洋楽は面白く、邦楽は面白くないから。
因みに、邦楽がつまらなく感じるのは、アレンジに大きな問題があると個人的に思っている。
ついでにリード・ヴォーカルにおんぶにだっこのアーティストが多いのも問題だと思っている。
もちろんわたしにも、好きな邦楽アーティストもたくさん居るのだが、その数は洋楽と比較すると少ないような気がする。
好きな音楽ジャンルはと言うと大概が(様々な)ロックなのだが、80年代から90年代にかけて海外のロックを日本に紹介し続けていた二人の男がいる。
一人は伊藤政則(いとうせいそく/本当はまさのりなのだが、何故かせいそくと呼ばれている)で、もう一人は今日のお題の渋谷陽一である。
伊藤政則は最近でもラジオやテレビと言うメディアでヘビーメタルの番組をもっており、精力的にヘビメタの布教活動を続けているようである。
で、渋谷陽一なのだが、ご存知の方はご存知だと思うが、渋谷陽一は現在では、「rokin’on」、「rokin’on JAPAN」、「Cut」、「SIGHT」、「H」、「bridge」、「BUZZ」等を編集・出版している株式会社ロッキング・オンの代表者である。
もともと「ロッキング・オン」誌は1972年に渋谷陽一が(たぶん)自費出版の形態で出版をはじめたロック専門誌である。
余談だが1989年には映画ファンの皆さんもご承知の映画批評・インタビュー誌「Cut」がロッキング・オン社から創刊されている。
で、わたしたちギター・キッズをはじめとするロック小僧たちは渋谷陽一の「ロッキング・オン」誌でロックを、そして音楽を勉強してきた訳である。
当時は現在のようなインターネットもなく、海外のメディアに触れる機会が少なかった時代である。
音楽雑誌から得られる海外の音楽事情は非常に貴重であったし、映画関係情報としては、ロッキング・オン社が制作していたテレビ・プログラム「ショービズ・トゥデイ」(CNNの「ショウビズ・トゥデイ」の日本語版)で北米ボックス・オフィス情報、北米興収ランキングを毎週楽しみにしていた訳である。
そんな中わたしは、サンボマスターの「サンボマスターは君に語りかける」を購入したのだが、そのCDの帯に渋谷陽一の紹介文が印刷されていた。
曰く、
日本語ロックの歴史が塗り変わる時が来た。
昔から正しいロックには気恥ずかしさがあった。恥ずかしくて、変テコで、セクシー、それが正しいロックである。これは正しいロックバンド、サンボマスターのセカンドにして最高傑作のアルバムである。 渋谷陽一(ロッキング・オン)
泣けるぜ!渋谷陽一さんよ!!
ロック・ファンは、−もちろん異論は多々あると思うのだが−、概してセンチメンタリストでロマンチシストで、ついでに泣き虫だと思う。
渋谷陽一の文章を久しぶりに、しかも、よりによってサンボマスターのセカンドのCDの帯で読まされた日にゃ〜、泣き虫のロック・ファンとしては号泣必須だったりする。
で、他のCDをいろいろ見て気付いてみると、渋谷陽一は結構邦楽ロックのCDの帯に紹介文を書いているようである。
現在進行形のギター・キッズの皆さんは渋谷陽一の名前なんか知らないと思うし、渋谷陽一の紹介文がCDの帯に書かれていようがいまいが、そんなものはギター・キッズに対するCDセールスに影響ないと思うのだが、往年のロック・ファンにとっては渋谷陽一の名前により、大きくCDセールスが異なる可能性が高い。
凄いぞ!ソニー・ミュージックさんよ!!
あんたら目の付け所が凄すぎるぜ!
往年のロック・ファンさん、邦楽ロックのどのCDを聞けば泣けるのか知りたかったら、渋谷陽一の紹介文を探せ、と言うことなのかも知れないのだ。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
ついでに、映画にもほとんど関係がない。
いきなりだが、わたしは洋楽が基本的に好きで、邦楽は基本的に好きではない。
何故なら洋楽は面白く、邦楽は面白くないから。
因みに、邦楽がつまらなく感じるのは、アレンジに大きな問題があると個人的に思っている。
ついでにリード・ヴォーカルにおんぶにだっこのアーティストが多いのも問題だと思っている。
もちろんわたしにも、好きな邦楽アーティストもたくさん居るのだが、その数は洋楽と比較すると少ないような気がする。
好きな音楽ジャンルはと言うと大概が(様々な)ロックなのだが、80年代から90年代にかけて海外のロックを日本に紹介し続けていた二人の男がいる。
一人は伊藤政則(いとうせいそく/本当はまさのりなのだが、何故かせいそくと呼ばれている)で、もう一人は今日のお題の渋谷陽一である。
伊藤政則は最近でもラジオやテレビと言うメディアでヘビーメタルの番組をもっており、精力的にヘビメタの布教活動を続けているようである。
で、渋谷陽一なのだが、ご存知の方はご存知だと思うが、渋谷陽一は現在では、「rokin’on」、「rokin’on JAPAN」、「Cut」、「SIGHT」、「H」、「bridge」、「BUZZ」等を編集・出版している株式会社ロッキング・オンの代表者である。
もともと「ロッキング・オン」誌は1972年に渋谷陽一が(たぶん)自費出版の形態で出版をはじめたロック専門誌である。
余談だが1989年には映画ファンの皆さんもご承知の映画批評・インタビュー誌「Cut」がロッキング・オン社から創刊されている。
で、わたしたちギター・キッズをはじめとするロック小僧たちは渋谷陽一の「ロッキング・オン」誌でロックを、そして音楽を勉強してきた訳である。
当時は現在のようなインターネットもなく、海外のメディアに触れる機会が少なかった時代である。
音楽雑誌から得られる海外の音楽事情は非常に貴重であったし、映画関係情報としては、ロッキング・オン社が制作していたテレビ・プログラム「ショービズ・トゥデイ」(CNNの「ショウビズ・トゥデイ」の日本語版)で北米ボックス・オフィス情報、北米興収ランキングを毎週楽しみにしていた訳である。
そんな中わたしは、サンボマスターの「サンボマスターは君に語りかける」を購入したのだが、そのCDの帯に渋谷陽一の紹介文が印刷されていた。
曰く、
日本語ロックの歴史が塗り変わる時が来た。
昔から正しいロックには気恥ずかしさがあった。恥ずかしくて、変テコで、セクシー、それが正しいロックである。これは正しいロックバンド、サンボマスターのセカンドにして最高傑作のアルバムである。 渋谷陽一(ロッキング・オン)
泣けるぜ!渋谷陽一さんよ!!
ロック・ファンは、−もちろん異論は多々あると思うのだが−、概してセンチメンタリストでロマンチシストで、ついでに泣き虫だと思う。
渋谷陽一の文章を久しぶりに、しかも、よりによってサンボマスターのセカンドのCDの帯で読まされた日にゃ〜、泣き虫のロック・ファンとしては号泣必須だったりする。
で、他のCDをいろいろ見て気付いてみると、渋谷陽一は結構邦楽ロックのCDの帯に紹介文を書いているようである。
現在進行形のギター・キッズの皆さんは渋谷陽一の名前なんか知らないと思うし、渋谷陽一の紹介文がCDの帯に書かれていようがいまいが、そんなものはギター・キッズに対するCDセールスに影響ないと思うのだが、往年のロック・ファンにとっては渋谷陽一の名前により、大きくCDセールスが異なる可能性が高い。
凄いぞ!ソニー・ミュージックさんよ!!
あんたら目の付け所が凄すぎるぜ!
往年のロック・ファンさん、邦楽ロックのどのCDを聞けば泣けるのか知りたかったら、渋谷陽一の紹介文を探せ、と言うことなのかも知れないのだ。
■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。
参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php?29604
コメント
伊藤正則氏と酒井康氏はHM/HRの師。
BURRRN!!は我がBibleした。
ここ最近の若者たちのロック事情はよくわかりませんが、往年のロック信奉者が現在においても依然パワーを持っていることは喜ばしいことだと思います。