2005/06/22 東京九段下「九段会館」で「HINOKIO/ヒノキオ」の試写を観た。

先ずはお断りだが、今回のエントリーはレビューではない。
言わば「HINOKIO/ヒノキオ」の個人的な宣伝行為なのだ。
 
 
はっきり言って驚いた。
本作「HINOKIO/ヒノキオ」は、一歩間違えば素晴らしい大傑作になる可能性を秘めた大変惜しい作品だった。

わたしは「ローレライ」や「戦国自衛隊1549」、「交渉人/真下正義」等の作品に「惜しい」と言う言葉は使わない。
言わずもがなだが、わたしが「惜しい」と言う言葉を使うのは「HINOKIO/ヒノキオ」と言う映画に対する愛情の表れである。

私見だが本作は、脚本(プロット)や展開に若干問題は感じられるが、製作サイドの作品に対する真摯な態度に好感が持てる素敵な作品に仕上がっていた。

物語については明言を避けるが、前述のようにいくつかのプロットや伏線の処理に惜しい部分があるが、概ねよくできている。
少年時代に出会いたかった作品ではある。

そして、気になるVFXだが、ここ数年の邦画作品群の中で他作品を圧倒的に引き離す素晴らしい効果をあげていた。
そのクオリティや質感、そしてVFXと実写との違和感のなさは、最新の洋画レベルに肩を並べるものだった。

昨今の邦画作品には、VFXをひとつのウリとしている作品が少なくないのだが、VFX部分と実写部分の違和感には辟易とされている。
例えば「ローレライ」のそれは違和感の極みである、と言えよう。
本作では、「ローレライ」のような超話題作の遥かに上を行く、素晴らしいVFXが堪能できる訳だ。

本作「HINOKIO/ヒノキオ」はその作品の方向性から、おそらくジュブナイル向けのプロモーションをされるのだと思うのだが、かつて少年・少女だった大人の皆さんにも、是非劇場に足を運んでいただきたいと思う。
本作「HINOKIO/ヒノキオ」は、大人の荒んだ心を一時でも、少年・少女時代の心に戻す事が出来る稀有な作品だと思うのだ。

そしてわたしは、こういった良質の作品は、きちんとプロモーションを行い確実にヒットさせてあげるべきだと心から思うのだ。

この夏、邦画を観るなら「HINOKIO/ヒノキオ」をお忘れなく。
 
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