2005/05/27 東京九段下「日本武道館」で行われた「LOVE PSYCHEDELICO IN CONCERT AT BUDOKAN」に行ってきた。

LOVE PSYCHEDELICO の登場はわたしにとっては衝撃的なものだった。洋楽ばかりに向いていたわたしのアンテナは以来、邦楽にも向うようにもなったのだ。

特にデビュー・アルバムの「THE GREATEST HITS」の衝撃は凄まじく、2001年1月のリリースと言うこともあり、2001年のスキー・シーズンは、自動車の中で常に「THE GREATEST HITS」が流れていた。長距離ドライブ中、常に流れていた、ということである。
そういった事情もあり、わたしの「THE GREATEST HITS」の記憶は深夜の雪道と繋がっている。

そんな中「LOVE PSYCHEDELICO IN CONCERT AT BUDOKAN」に行った訳である。

席はステージに向って正面から右側の1Fスタンド席、席的には立ち上がると2Fの天井が視界を妨げてしまう、と言うあまり良い席ではなかったのだが、楽しいコンサートであった。

実際のところ、LOVE PSYCHEDELICO と言うバンドは、武道館のような大きなホールではなく、小さなライヴ・スポットでドリンクでも飲みながら楽しむのが最適だと思うのだが、大ホールでも十分楽しめるコンサートとなっていた。

一番印象的だったのは、ヴォーカルのKUMIの表情である。
こんなに楽しげな表情でヴォーカルをとるバンドがかつてあっただろうか、本当に音楽自体を楽しんでライヴを行っている様子が観客に確実に伝わっていた。

そんなコンサートの構成は、洋楽ロック・バンドのそれに近く、ヒット曲で幕を開け、一気にボルテージを上げたステージは、NAOKIのギター・ソロのパートで他のメンバーの休憩が入り、休憩後は若干おとなしめの曲から徐々にヒートアップし、ラストにはゲストが登場する、と言う構成であった。

またMCも洋楽系外タレが日本公演の際に喋る言葉を直訳したような感じで、洋楽ファンには結構ツボだったのではないかと思うし、ギターのNAOKIのギター・プレイが洋楽ロック系ギタリストのアクションを模したものだったのが、これもツボだった。

また、ライヴ慣れしていないせいもあるのか、MCはお世辞にも上手いものではなかったし、ギターのチューニングがあっていない
状態で曲がスタートしてしまい、止めようが無いので、イントロを何度か繰り返したり、演奏をミスると、手拍子して誤魔化したりしていたのが面白かった。

だからどうした、と言うことではないのだが、そんなルーズな感じの演奏が、学祭のノリのような観客の暖かい視線と相まって、正にラヴ&ピースな感じの素晴らしいコンサートに仕上がっていた。

結局は、ここしばらくの間で、最高に楽しいコンサートのひとつであった。
 
 
特筆すべき余談が一点。
1Fスタンド席に「シャギー/ボロピン」(アゴヒゲ/ロンゲ/痩せ型)そっくりの男がいて、ビール片手に奇声を上げつつ踊りまくりの大盛り上がり、そのうち着ていたTシャツを脱ぎだし半裸になって、Tシャツを振り回したりしていた。
わたし達は、彼を陰ながら「シャギー」と呼び、観察していたわけだ。
ラヴ&ピース的には最高の観客だったのかもしれない。

シャギーとはこんな感じの人です。
http://us.imdb.com/gallery/ss/0267913/Ss/0267913/BLT-SD-02.jpg?path=gallery&;;path_key=0267913

ボロピンとはこんな感じの人です。
最近はシャギーに改名しました。
http://www.cartoonnetwork.co.jp/toondata/scooby/charactor/shaggy.html
 
 
ついでにもう一点

メンバーの中で、名前は失念しましたが、コンピュータ・オペレータとして紹介された人がいたのですが、その人はなんと、ブラス・セクション(トランペット、ユーフォニウム)、パーカッション、キーボードをもこなす、凄い人でした。

■人気blogランキング
当blog「徒然雑草」は「人気blogランキング」に登録しています。

参考になったら、クリック!(現在のランキングがわかります)
http://blog.with2.net/link.php/29604

コメント

tkr

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索