blogで自らの考えを発信している人々にとって、自分の書いた文章にトラックバックがつく、と言う事は、何かしら嬉しいものなのだが、如何せん、最近は本来のトラックバックの目的とは異なる目的を持ったと思われるトラックバックが多々あるのだ。

例えばひとつの事柄についてトラックバックをたくさん集めているようなblogや、その集約されたトラックバック自体をblogのコンテンツとしてしまっているblog、または他の人の書籍やDVD等の紹介文を利用する形でアフィリエイト・プログラムに登録し、自分のblog経由で販売された書籍やDVD等販売の手数料収入を目的とした商業主義的発想を持ったblog等々があるのだ。

勿論それ以外にも、スパム的なトラックバックや、完全に無関係な宣伝を目的としたトラックバック、blogの検索順位を上げることを目的としたトラックバック等、様々なトラックバックが存在する。

で思ったのは、現在のトラックバックの利用方法のうちグレイな利用方法は、逆リンクの強制ではないか、と言うものである。

つまり、「トラックバックしといたから、こっちにもトラックバックしてね。」と言うような印象を与えてしまうトラックバックが増えているような気がするのだ。
これは、トラックバック以前における「相互リンクの強要」みたいなものなのかも知れない。

まあ、その辺のトラックバックに関する事を常々考えていたわたしなのだが、先日映画レビューについてトラックバックいただいた方のエントリーを読み、トラックバックについて徒然と考えてみた訳である。

先ずはココをご参照いただきたい。

「トラックバックについて」
(「或る日の出来事」@ボー・BJ・ジングルズ様)
http://blog3.fc2.com/bojingles/blog-entry-64.html
 
 
■はじめに

ここDiaryNoteは、元々は「無料レンタル日記サイト」としてサービスの提供を開始、現在のblog全盛の時代と動きに沿った形で、日記サイトからblogサイトへの転進を図るべく、一般的なblogサイトで提供されているサービスや機能を、ゆっくりだが着実に実装しつつあるのだ。
実際のところ、開発者のご苦労には、頭が下がる思いでいっぱいなのだ。

さて、お題のトラックバックだが、ここDiaryNoteでは2004年12月に実装され、以来多くのトラックバックが様々なblog間で行われている。
当「徒然雑草」へは映画レビューへのトラックバックを中心に、多くのトラックバックをいただいている。

それでは、一体トラックバックとは何ぞや、と言うことなのだが、WEBで調べてみるとこんな結果が出てくる。

1.あなたの記事を参照(参考に)しましたよ。
2.あなたに関心がありそうな記事がここにありますよ。

どうだろう、実際のところ、こんなことを考えながらトラックバックが行われているのだろうか。ちと不安になってしまう。
 
 
■当「徒然雑草」へのトラックバックの実情

当「徒然雑草」へのトラックバックのほとんどは前述のように映画レビューに関するものである。
わたしは映画祭や試写会で映画を観る機会が比較的多く、且つレビューを早めにアップする事も比較的多いので、日本語で書かれた映画レビューの中では比較的早いタイモングで読める映画レビューだと思っている。勿論レビューを書かないまま不良在庫として棚上げになっている映画も多々あるのだが・・・・。

また、わたしは他のサイトやblogの映画レビューを一切(と言って良い程)参照しないので、他のレビューを参考にしましたトラックバックもありえない訳だ。
そういう関係で、わたしは他のblogに対して自分からトラックバックをする事はほとんどない。

さて、当「徒然雑草」へのトラックバックにはいろいろな種類のものがある。

1.当「徒然雑草」の映画レビューに肯定的な考えを持ったと思われるトラックバック
2.当「徒然雑草」の映画レビューに否定的な考えを持ったと思われるトラックバック
3.当「徒然雑草」の映画レビューを参照したと思われるトラックバック
4.当「徒然雑草」からの逆リンクを貼ることを目的としたと思われるトラックバック

4は問題外として、1〜3のトラックバックについては、わたしはトラックバック先の記事を読んで、面白いなとか興味深いな、と思った場合、当方からもトラックバックをする事が多い。

基本的にはトラックバックに対し、トラックバックをかえす事は不要とされているのだが、トラックバック機能は、コメント機能が無いここDiaryNoteにとっては、他のblogとのひとつのコミュニケーションの手段ととらえ、あまり深い事を考えずにトラックバックしてしまっているのが現状である。
 
 
■トラックバックについて考える

繰り返しになるが、blogと言うサービスを利用して自らの頭の中から出てきたテキストを発表している人々にとって、本来の意味でのトラックバックは非情に嬉しいものである。

またWEBでテキストを発表している以上、多くの人々に自分のテキストを読んで欲しい、と言うのは誰もが思うことだろうし、多くの人々は、他の多くの人々に自分のテキストを読んでもらえるように日々努力しているのだ。

しかしながら、だからと言って、やたらめったらトラックバック機能を利用する、と言うのはいかがなものなのだろうか。

blog全盛の現在、一度立ち止まってトラックバックについて考えてみるのも良い事なのかも知れない、と思う訳なのだ。

普通に考えて、例えば映画レビューなら映画レビューに対して、20も30もトラックバックがついている状況は、甚だ常軌を逸していると思えるし、逆トラックバックの強要のため、相手のテキストも読まずに、トラックバックしまくっているのではないかと、勘ぐってしまう今日この頃である。

わたしも今後のトラックバックについては、考えた上で対応を図って行きたいと思う次第でございます。
 
 
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