先日「志賀高原」にスキーに出かけた際、わたしは2005年が本厄であるK氏の自動車に同乗した。本日はそのK氏の凄まじい厄年振りをご紹介させていただきたいと思う。

なお、今回のお話は、わたしの記憶によるもので、事実と異なる部分があったとしたら、それは私の責任である。
 
 
■厄年その1「オービスの罠」
2005/01/07 K氏は警察署からの出頭要請に従い、わざわざ有給休暇を取得し警察署に向った。

警察署でK氏は2004/08/**にある自動速度取締機(オービス)で撮影された写真を見せられ、撮影された運転者が自分である事とについての確認を求められた。
スピード違反の記憶やオービスが光った記憶が無かったK氏は担当官に疑問を投げかけたが、「異議を申し立て、裁判をやってみますか?」という言葉にやむなくスピード違反を認め、結果的に速度超過(70km/h)で、7万円位の罰金と12点減点が科せられてしまった。
 
 
■厄年その2「高速道路の罠」
2005/01/07 23:00
意気消沈のK氏は、気分を切り替え「志賀高原」スキーの集合場所へ向った。

K氏の自動車には、K氏とW氏(女性)、そしてわたしが乗る事になった。荷物を積み込み「志賀高原」までの楽しいはずのドライブが始まった。

2005/01/08 02:00 中央自動車道下り線168キロポスト付近
K氏の自動車は突然エンジンの回転数が落ち減速し始めた。
走行が困難になった自動車をK氏は路肩に止めエンジンを止めた。以来、自動車のエンジンは二度とかからなかった。

間もなく、付近を走行していた日本道路公団の車両がK氏の自動車の背後にはりつき、公団職員が車両から降り、近づいて来た。

公団職員と共に自動車の状況を確認すると、セルモーターは回るもののエンジンは一切かからなかった。公団職員はJAFか公団に通報する事を勧めた。
しかしJAFは到着まで2時間かかるという事だったので、200m先に設置されている緊急電話で日本道路公団に通報した。

高速道路の路肩は怖いのだ。
路肩に停車している自動車が居るにも関わらず、全く減速せずに通過する自動車の群れ。特にトレーラー等の大型車両が巻き起こす風にK氏の自動車は揺れに揺れた。
しかも、エンジンがかからないため、ヒーター等も使えず、わたし達は雪山遭難時のマニュアル通り裸で暖めあったスキー・ウェアで暖を取った。

約30分後、日本道路公団の車両が到着。
路肩での作業は危険なので、直近の高速出口までレッカー移動してもらうことになった。
レッカー車両に乗車する事が出来ないので、わたし達はK氏の自動車内で、レッカー移動の準備を待っていた。わたし達の耳には何故か「サンダーバード」のテーマが聞こえて来た。

牽引ではなくレッカー移動なので、自動車の前輪を高く持ち上げた体勢でレッカー移動が始まった。
言わばウィリー走行の状態での高速道路上のレッカー移動の車内に居ると言う貴重な体験をしたわたし達は、近くの高速出口の日本道路公団有地に到着した。

2005/01/08 03:45 諏訪I.C.付近日本道路公団所有地
この時点で、レッカー移動料3万円が発生した。

K氏は自動車のディーラーへの持込を希望したが、日本道路公団としては路上駐車をさせるわけにも行かないし、ディーラー所有地へのレッカー移動を行うわけにも行かず、レッカー車両からK氏の自動車は切り離され、わたし達は善後策を検討した。

間もなく、先行していたN氏の自動車が救援に到着。
冷え切ったK氏の自動車からN氏の暖かい自動車へ移動し、知恵を出し合った。

次の二つの選択肢が考えられた。
A案「自動車をディーラーへ移動する」
B案「自動車をこの場に放置する」

結果的に、これからスキー場へ向う以上、この場に自動車を放置しても事態は一向に善処しないため、なんらかの方法で自動車をディーラーの前か、ディーラーの駐車場に移動させることになった。

取りあえず、ディーラーの駐車場に入れるかどうかを確認するため、K氏は高速出口から500mほど先のディーラーへと徒歩で向った。
無理矢理駐車場に入れる事が可能なような状況だったわたし達は論を進めた。

いかにして自動車をディーラーまで運ぶか?
その方法は、次のいずれかである。
A案「人力で押して移動する」
B案「日本道路公団にレッカー移動してもらう」
C案「損保会社に救援を頼む」

結果的にK氏は、わたし達の意見を聞きいれ、損保会社に救援を頼む事にした。

そして損保会社を呼び出し、レッカーと言うかトレーラーの上で保管し、四実ディーラーに持ち込むことになったのである。

2005/01/08 05:00 諏訪I.C.付近日本道路公団所有地
またもや聞こえてくる「サンダーバード」のテーマ。
到着した損保会社のトレーラーは荷台のトレイを展開の上、爪を下ろし、K氏の自動車の前方にスロープを形成する。
エンジンがかからず自走できないK氏の自動車を手際良くウインチで引き上げる損保会社の作業員。

またもや費用が発生してしまう訳だ。

その後、わたし達は救援に駆けつけたN氏の自動車に乗って、一路「志賀高原」を目指した。
 
 
■厄年その3「空き巣狙いの罠」
2004/12/**
K氏の自宅に空き巣が入り、クレジットカード類が盗難にあった。

空き巣自体が大きな事件なのだが、その後日談が凄いのだ。

ある日、K氏のもとに地元の警察を名乗る男から電話がかかってきた。

「○×警察のTと言いますが、先日盗難にあったクレジットカードが見つかりました。この電話の後にクレジット会社からカード盗難についての確認のため電話がかかりますので、対応をお願いします」

電話を切った直後、K氏のもとにクレジット会社を名乗る男から電話がかかってきた。クレジットカードの盗難の確認の話をしばらくした後、クレジット会社の男は確認の為と称してK氏のクレジットカードの暗証番号を聞きだそうとした。

K氏は暗証番号を告げず、事なきを得た。
その後、警察に確認したところ、○×警察にはTという男は居なかった。

なんと警察を名乗る男とクレジット会社を名乗る男は空き巣の一味だったのだ。
 
 
■厄年その4「スキーラックの鍵の罠」
2005/01/09 09:00「志賀高原」とある宿のエントランス

8日、スキーを楽しんだK氏は宿のエントランスに設置されているスキーラックに自分のスキーを保管し鍵をかけた。

翌朝、わたし達はスキーの準備をして宿のエントランスに集合したが、K氏はスキーラックの鍵を部屋に忘れた為、部屋に戻っていった。
一向に戻ってこないK氏。

戻ってきたK氏の顔は暗かった。
なんとスキーラックの鍵が見つからないのだ。
意気消沈のK氏。このままではスキーも出来ない。

しかしわたし達は、スキーラックを持ち上げ、隙間からスキーを盗み出す取り出す事に成功した。
素晴らしいチームワークである。
 
 
どうです。厄年って恐ろしいでしょ。
皆さんもお気をつけてくださいね。と。
 
 
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