私見だが、世界各国で目撃されている宇宙人の多くは、衣服(のようなもの)を着ていない事が多いような気がする。

 彼等宇宙人は既に恒星間旅行を実用化している訳であるから、恥とか外聞とか言う低次元な考えをとっくに超越した存在なのだろうか。
 それとも、もともと恥とか外聞とかいう低次元な観念を持たない文化を彼等は構築したのだろうか。
 
 
 ところで、現在よく目撃されている「グレイ」と呼ばれる宇宙人の目撃報告が増加したのは、1970年代末以降だそうである。
 この辺の話には諸説あるようだが、わたしは、初めて宇宙人をひとつの種として真面目に描いたスティーヴン・スピルバーグ監督作品「未知との遭遇」(1977)のラストに現在「グレイ」と呼ばれているような外見の宇宙人が登場したことに、何か因果関係があるのではないか、と思っている。

 「未知との遭遇」のラスト、シャンデリアのような美しいマザーシップから降りてくる宇宙人たちは、逆光でディテールが判然としないが、どうやら衣服(のようなもの)を着用していないように見えるのである。

 そして、現在世界各国で目撃されている宇宙人の多くは「未知との遭遇」で描かれた宇宙人と酷似した外見を持っており、なぜか衣服(のようなもの)を着用していないようなのだ。
 
 
 ところで、われわれ人類の視覚について考えてみよう。
 われわれ人類は、太陽光線下において、様々な物体に反射した光を見て、その物体の色や形を知ることが出来る訳である。
 例えば赤いリンゴは7色の太陽光線のうち赤い光線だけを反射しているから、赤い色のリンゴに見える訳なのだ。黄色いバナナが黄色く見えるのは、バナナの表面は黄色い光線を反射する性質を持っているからなのである。

 因みに赤外線盗撮も基本的にはこれと同じ原理なのだ。
 簡単に言うと、赤外線はある種の色や素材の衣類を透過しやすく、かつ体には反射しやすい性質を持っており、その性質を利用し、衣服を透過し体に反射した赤外線を、赤外線のみを捉える事が出来るカメラを利用して盗撮している訳なのだ。
 勿論レントゲンも基本的には同じ原理である。
 人類の目は残念ながら赤外線や放射線を捉える事はできないが、仮に捉える事が出来る人類がいたとしたら、毎日が楽しくて仕方が無いかもしれない。尤も、炎天下の中には眩しくて出歩けないかもしれないが・・・・。

 さて、本題に戻ろう。
 賢明な読者諸氏におかれては、わたしが言いたい事は既におわかりのことと思う。

 そう、わたしの仮説はこうである。
 「宇宙人は決して裸なのではなく、われわれ人類には見えない素材の衣服を着ているのではないか」

 つまり地球上に存在する様々な光線を完全に透過してしまう種類の物質で作られた衣服(のようなもの)を宇宙人は着用しているのではないだろうか。
 われわれ人類にとって、全ての可視光線を透過してしまう衣服(のようなもの)は、完全に透明な衣服(のようなもの)としてわれわれに認知されてしまう訳である。

 そして、奴等は、われわれ人類がやつらの衣類を透過して裸を見る能力を持っている事を知らないのだ。
 奴等はなんて恥ずかしい種なのだろうか。

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tkr

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