2004/09/23発売のDVDボックスセット「スター・ウォーズ トリロジー」に新映像が収録されている事が発表された。

http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040915-0004.html

以前から、「スター・ウォーズ」旧三部作のDVD化に向けて、そんな噂はチラホラ出ていたのだが、各方面から漏れ聞く情報によると、本格的に映像の修正が行われているようである。

その辺については、現在いろいろなサイトで比較画像が公開されはじめているのだが、その中で、比較的見やすいサイトを紹介しよう。

http://www.thedigitalbits.com/reviews3/starwarschanges.html

ところで、「スター・ウォーズ」という作品は、ジョージ・ルーカスの手により、公開後度ある毎にいろいろな部分に改変が加えられているのである。

例えば、公開時にはなかった「エピソードIV」の副題(”THE NEW HOPE”)が後日(日本語版公開時だったか、リバイバル時だったか記憶は定かではない)付いたり、「エピソードVI」の副題がギリギリまで”REVENGE OF THE JEDI”だったため、邦題は「ジェダイの復讐」になってしまったり、ご承知のように、旧三部作の様々な部分を修正した旧三部作「特別篇」(1997)が製作され劇場公開されたりしていた訳である。
(なお、今回のDVDから、「エピソードVI」の副題は「ジェダイの帰還」に変更になる。原題は”RETURN OF THE JEDI”。因みに、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の原題は”RETURN OF THE KING”である)

またソフト的にも「オリジナル版」、画質音質を向上させた「THX版」、シリーズとしての不具合を修正し1997年に公開された「特別篇」、そして今回の「DVD版」の4種類が存在する訳だ。

そしてルーカスは「スター・ウォーズ」を改変した場合、それ以前のバージョンを認めない、という営業戦略を取っており、おそらく今回の「DVD版」の発売に伴い、かつてのバージョンはオフィシャルな場では二度と見ることが出来なくなる、と考えられているのである。

そう考えた場合、今回の改変は、従来の「スター・ウォーズ」ファンにとって、良い事なのか、悪い事なのか、何とも釈然としないのだ。

さて、それではその辺の事情を考えつつ、先ほどのサイトを見てみよう。
 
 
ジャバの顔や皇帝の顔が格好よくなったり、残されていた英語表記がなくなったりするのは良いとして、アナキンの眉毛がなくなったり、半透明のアナキンがヘイデン・クリステンセンになってるのは、一体どういうことなのだ!
だったらサー・アレック・ギネスも引っ込めろ!
(誤解なきよう、本来はクリステンセンを引っ込めろ!の意味です)

もしかしたら、今回の「DVD版スター・ウォーズ」は、従来の「スター・ウォーズ」(1977)とは別物の作品になってしまったのではないだろうか?

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tkr

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