TOYOTA VOXYのCF(CM)のキャラクターが、トータス松本から反町隆史に変わり、変更後第一弾のCFが、この「BUBBLE GUM篇」で、撮影はドイツの会社が行い、ロケ地はハンブルグ(ドイツ)、監督はアムステルダム出身のドイツ人。
 しかしおそらく企画は日本の広告代理店が行っているのだと思うのだ。

 因みにこのCFの放映頻度は比較的高めなので、既に皆さんも一度くらいはご覧になっていることと思う。

 このCFのコピーは「僕には、キミをカッコよくする義務がある」というもので、出演は前述の反町隆史が父親役を演じ息子役の田島健吾と絡んでいる。

 で、わたしが思ったのは、このCFの企画があがったのは、トータス松本がVOXYのキャラクターだった時代で、キャラクターが反町隆史に変更になったのに、そのままのコンセプトで反町隆史を起用しCFを作ってしまったのではないか、と言う事である。
 
 
 先ず考えなければならないのは、このCFのコピー「僕には、キミをカッコよくする義務がある」は、父親の息子に対する心情である、ということだろう。

 そしてこのコピーは私見だが、父親が3枚目(2.5枚目)キャラの場合にきまるコピーであり、2枚目キャラにこのコピーをあてると、嫌味な奴か勘違い野郎に見えてしまい、世の男性諸氏に反感を買ってしまう可能性が高いとわたしは思うのである。

 更に演出的にも反町隆史が演じる格好良い父親像が、とんでもない勘違い野郎に見えてしまうのである。

 足を組み、自動車に寄りかかり、腕を組み、風船ガムを膨らませる。
 わたしには、そのスタイルが、格好良いと思い込んでいるバカな父親に見えてしまうのである。
 これは演出サイドのミスであり怠惰ではないだろうか。

 しかしながら、これをトータス松本が演じたらどうだろう、ダサ格好良い父親がちょっとだけ無理をしている感じを出せれば、万人に好かれる良いCFになったのではないか、と思うのだ。
 あとは三谷幸喜あたりが父親役を演じても、嫌味の無い良いCFになったのではないか、と思う訳だ。

 つまり、わたしはこのCFは、俳優が持つ従来のイメージを掴みきれなかった製作会社(ドイツのスタッフ)のミスが色濃く出てしまったのではないか、と思う訳なのだ。

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