”Team America: World Police” を考える
2004年8月13日 映画明日8月14日(土)は「華氏911」の日本公開日で、明後日8月15日(日)は日本の終戦記念日です。
おそらく「華氏911」の日本国内配給サイドとしては、終戦記念日直前の土曜日に「華氏911」を公開する事を目論んだのだろうとわたしは考えます。
勿論終戦記念日に「華氏911」をぶつける話題性と言う観点もあっただろうし、終戦記念日は日本全国が戦争について考える日であることもあるだろうし、終戦記念日について各マスコミからわれわれの指導者日本国首相への定例的なインタビューに「華氏911」の特別な話題を紛れさせる事も容易だと思われるし・・・・。
ところで、2004年10月に北米で公開が予定されている作品に"Team America: World Police"というタイトルの作品があり、その作品の予告編が最近WEB上で公開され、各方面で話題沸騰の状況でございます。
その"Team America: World Police"の概要は、世界の警察チーム・アメリカが、テロリストやテロ支援国家、またはそれらの指導者だと世界の警察チーム・アメリカが決め付けた人々をやっつける、というもので、その作品の描写技法は、「サンダーバード」(オリジナル版)のマリオネーション技法(人形劇)をCGIと融合させたような作品のようです。
監督は「サウス・パーク」のトレイ・パーカーとマット・ストーン。「サウス・ハーク」で世界中の度肝を抜いた彼等の毒舌テイストは予告編を見る限り顕在のようです。
彼等はアニメーションという子供向けの手法を使い「サウス・パーク」を製作し、この度は人形劇と言う手法を選び"Team America: World Police"を製作した、と言う事です。
また、この作品には政治的活動に前向きな俳優たちがそれぞれ自身の人形の声をあてる、という趣向らしく、そんな中でジョージ・ブッシュや金正日がそんな俳優等と同様に実名でクレジットされているのも興味深い事だと思います。
わたしはもしかすると、彼等の人形に、ニュース映像等での彼等の生音声があてられるのかも知れないな、と思ったりもしています。
さて、ここで考えなければならない点は、この作品"Team America: World Police"が「マリオネーション(人形劇)」の技法を使っていると言う点です。
この点から、この作品は先ごろジョナサン・フレイクスの手によってリメイクされた「サンダーバード」(オリジナル版)に対する非常にシニカルでダークで胸糞悪いパロディとして機能してしまう事が容易に想像できる訳です。
ご存知の様に「サンダーバード」(オリジナル版)は、元NASAの宇宙飛行士で大富豪のジェフ・トレーシーが、自らの家族を中心に「国際救助隊」という名称の私設救助隊を組織し、世界中で起きる自然災害や人為的事故の現場に最新メカを駆使し急行、多くの危機を乗り越えて、多くの人命を救助する、というイギリスのテレビ・シリーズで、それを描く手法が「スーパーマリオネーション」と呼ばれる「マリオネーション」技法だった訳です。
「サンダーバード」(オリジナル版)のファンの皆さんに取っては、私設救助隊の奉仕活動の一環として世界中で多くの人命を救い続けていた「国際救助隊」と、現在のチーム・アメリカがなぞらえて描かれている点に、釈然としない部分は多々あると思いますし、勿論お怒りの方も多々いらっしゃると思います。
しかし、わたしはそういった批判をする前に、是非この時期、この作品を自分の目で観たい、と考えています。
参考ブログ
注目の映画というもの/浜乙女 氏
http://diarynote.jp/d/38325/20040812.html
ブッシュ批判、小泉批判、批判ばかりしてもいいことはないんじゃないの
http://diarynote.jp/d/29346/20040803.html
参考サイト
"Team America: World Police"
http://www.teamamericamovie.com/
おそらく「華氏911」の日本国内配給サイドとしては、終戦記念日直前の土曜日に「華氏911」を公開する事を目論んだのだろうとわたしは考えます。
勿論終戦記念日に「華氏911」をぶつける話題性と言う観点もあっただろうし、終戦記念日は日本全国が戦争について考える日であることもあるだろうし、終戦記念日について各マスコミからわれわれの指導者日本国首相への定例的なインタビューに「華氏911」の特別な話題を紛れさせる事も容易だと思われるし・・・・。
ところで、2004年10月に北米で公開が予定されている作品に"Team America: World Police"というタイトルの作品があり、その作品の予告編が最近WEB上で公開され、各方面で話題沸騰の状況でございます。
その"Team America: World Police"の概要は、世界の警察チーム・アメリカが、テロリストやテロ支援国家、またはそれらの指導者だと世界の警察チーム・アメリカが決め付けた人々をやっつける、というもので、その作品の描写技法は、「サンダーバード」(オリジナル版)のマリオネーション技法(人形劇)をCGIと融合させたような作品のようです。
監督は「サウス・パーク」のトレイ・パーカーとマット・ストーン。「サウス・ハーク」で世界中の度肝を抜いた彼等の毒舌テイストは予告編を見る限り顕在のようです。
彼等はアニメーションという子供向けの手法を使い「サウス・パーク」を製作し、この度は人形劇と言う手法を選び"Team America: World Police"を製作した、と言う事です。
また、この作品には政治的活動に前向きな俳優たちがそれぞれ自身の人形の声をあてる、という趣向らしく、そんな中でジョージ・ブッシュや金正日がそんな俳優等と同様に実名でクレジットされているのも興味深い事だと思います。
わたしはもしかすると、彼等の人形に、ニュース映像等での彼等の生音声があてられるのかも知れないな、と思ったりもしています。
さて、ここで考えなければならない点は、この作品"Team America: World Police"が「マリオネーション(人形劇)」の技法を使っていると言う点です。
この点から、この作品は先ごろジョナサン・フレイクスの手によってリメイクされた「サンダーバード」(オリジナル版)に対する非常にシニカルでダークで胸糞悪いパロディとして機能してしまう事が容易に想像できる訳です。
ご存知の様に「サンダーバード」(オリジナル版)は、元NASAの宇宙飛行士で大富豪のジェフ・トレーシーが、自らの家族を中心に「国際救助隊」という名称の私設救助隊を組織し、世界中で起きる自然災害や人為的事故の現場に最新メカを駆使し急行、多くの危機を乗り越えて、多くの人命を救助する、というイギリスのテレビ・シリーズで、それを描く手法が「スーパーマリオネーション」と呼ばれる「マリオネーション」技法だった訳です。
「サンダーバード」(オリジナル版)のファンの皆さんに取っては、私設救助隊の奉仕活動の一環として世界中で多くの人命を救い続けていた「国際救助隊」と、現在のチーム・アメリカがなぞらえて描かれている点に、釈然としない部分は多々あると思いますし、勿論お怒りの方も多々いらっしゃると思います。
しかし、わたしはそういった批判をする前に、是非この時期、この作品を自分の目で観たい、と考えています。
参考ブログ
注目の映画というもの/浜乙女 氏
http://diarynote.jp/d/38325/20040812.html
ブッシュ批判、小泉批判、批判ばかりしてもいいことはないんじゃないの
http://diarynote.jp/d/29346/20040803.html
参考サイト
"Team America: World Police"
http://www.teamamericamovie.com/
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