「宇宙大作戦パネル展」
2004年7月10日 映画
「宇宙大作戦 GALAXY BOX DVD大全集」の発売を記念してJR東京駅構内:メディアコートイベントスペースにて開催された「宇宙大作戦パネル展」に行って来た。
と言っても、本来は本日7月10日14:00から「パネル展」が開催される予定だったのだが、実際は14:00から「宇宙大作戦 GALAXY BOX DVD大全集」のプロモーションのために急遽来日したジョージ・タケイを迎えたDVDの発売記念トーク・イベントとなり、パネルの展示は17:00からに予定変更されていた。
このトーク・イベントへ行くことになったのは、7月9日夜、友人からの「大変だ〜、東京駅にジョージ・タケイが来る〜」という電話に端を発する。
で、その結果わたし達の土曜日の予定が決定、待ち合わせは東京駅の待ち合わせ場所の定番「銀の鈴」13:00集合と決定、わたしと友人、そしてその娘(ミキ:仮名)の3人で「宇宙大作戦パネル展」に行くことになったのだ。
しかし当日「宇宙大作戦パネル展」が開催されるメディアコートが見つからず、東京駅近辺を右往左往するうちに時は刻々と過ぎ、危機感を感じたわたし達は駅員にメディアコートの位置を確認した。
なんとメディアコートは東京駅の改札内にある、と言う事がわかり、わたし達はいそいそと入場券(130円)を購入、改札をくぐり会場に向った。
「宇宙大作戦パネル展」会場では既にスタートレックファンが続々と集まり始めていた。
中には勿論コスプレをするファンや日本国内のスタートレック関係者、例えば岸川靖氏や、声優界最強のスタートレックファン(と言う噂の)大川透氏の顔も見えた。
大川透氏はわたしが見るところによると、一般のスタートレックファンとしてジョージ・タケイの顔を拝むべく会場に顔を出していたような印象を受けた。
そのうち、ジョージ・タケイが普通に会場入りし観客の興奮は否応も無く高まっていくのであった。
そうこうしているうちに、ファンが増え一般客の通行に支障が出てきたため、スタッフは「パネル展」会場を開場、ファンを会場に入れた。
わたし達はステージ正面の前から2列目という好ポジションをキープ、イベントの開会を待った。
イベントのMCは、わたしは知らないのだが、ヴォイジャー佐藤と名乗る多分お笑いの人。彼はジョージ・タケイの入場までに会場を暖めるべくいくつかの芸を披露していた。
ヴォイジャー佐藤は結構コアなスタートレックファンということでコアでマニアックな芸を披露していた。
普段は一般の映画ファン向けに芸を行っているようなのだが、今回はスタートレックファンの前でスタートレックのネタを演じると言うプレッシャーがあったようである。
芸風は洋画作品のシークエンスをマイク(マイクを利用してマシンガンやヘリコプターの音のような機械の音や俳優のセリフの模写をする)で再現するもので、いくつかの映画のシーン(「ロボ・コップ」、「ターミネーター2」、「タイタニック」等)を再現しつつスタートレックネタへと移行していた。(例えば「ロボ・コップ」を少し変えるとボーグになるとか)
会場が充分に暖まったところで、満を持してジョージ・タケイ登場。会場は興奮に包まれた。おそらくこれは一種異様な光景だったに違いないのだ。
イベントはジョージ・タケイのトーク・ショーのような形式で観客やMCからの質問にジョージ・タケイが答える、という感じだった。
質問は、レナード・ニモイやウィリアム・シャトナーと会う事はあるのか、だとか、ミスター加藤という役名について、だとか、今後のスタートレックについて、だとか、来日の理由等々興味深い質問が続いた。
特に「ミスター加藤」という日本独自のキャラクター名についてのジーン・ロッデンベリーの見解やヒカル・スールーというキャラクター名の由来等、ジョージ・タケイの役柄に関する質疑が興味深かった。
そうこうしているうちに、楽しいトーク・イベントの時間は過ぎ、マスコミ向けの簡単な記者会見とフォト・セッションが行なわれた。
サインを貰うことを当初から目的としていた友人の娘:ミキちゃん(仮名)は、イベントの主催者サイドに早々にサインが欲しい旨を要請し、会場で唯一の子どもである事を最大限に利用した形で、ミキちゃんへのサインをかわきりに、予定には無いサイン会が自然発生した。
中にはジョージ・タケイのポートレイトや彼が表紙を飾った雑誌、スールーのフィギュアや以前どこかのイベントで撮影したジョージ・タケイとのツーショット写真等を会場に持ち込み、それにサインをねだるファンもいた。
しかし、その辺は流石ハリウッド・スターである。
日本の一般的な俳優と違いサインを求める全てのファンに対し、丁寧に話し掛け一言ずつでも会話をしながら、時間を惜しまずサインを行ないファン・サービスに徹していた。
また、ファンとのツーショット写真撮影の要請にも気軽に応じていた。
わたし達は、結果的に写真を沢山撮影し、3人ともサインを貰い握手をし、次のファンに場所を譲り一旦会場を後にした。
しばらく経ってから、会場の出口付近を通っていると、ちょうどジョージ・タケイ等が会場を後にするところだった。
それを見たミキちゃんは、つかつかとジョージ・タケイに歩みより、後ろからいきなり肩を叩き、無理矢理こちらを向かせ、手を振り「バイバ〜イ」とか言ってジョージ・タケイを見送った。
わたしとミキちゃんの父親は、ハリウッド・スターの肩を遠慮無く叩くミキちゃんに一瞬硬直したが、笑顔で手を振り返すジョージ・タケイに安堵し彼等を見送った。
会場を後にし喫茶店に入ったわたしたちは、今日のイベントを反芻した。
その中で「ハリウッド・スターの肩を不躾にいきなり叩いた小学生は日本でミキちゃんだけだよ」とか「ミキちゃんが叩いた人は、渡辺謙とか真田広之なんかよりもっともっと凄い人なんだよ」とか、ミキちゃんの「月曜日の日直で今日の話をするんだ」に対し「ジョージ・タケイのことなんて小学生は誰も知らないよ。でもジョージ・タケイは別としてハリウッド・スターと握手した、とか言ったら『凄え』とか言われるかもね」とか結構楽しい話題が続いた。
ところで今回のイベントの費用は、交通費とイベント会場(改札内)に入る為の入場券130円だけだった。尤も、入場券の許容時間2時間を超過していたので、改札を出る際、再度130円を取られたが、コスト/パフォーマンス的には完全なローコスト/ハイパフォーマンスで大満足のイベントだったし、非常にフレンドリーなイベントだったし。
いろいろな場所で、勿論映画の試写会の舞台挨拶等も含めて様々な俳優達や監督達と会う(見かける)事がたまにあるのだが、日本の俳優達や監督達ではなく、やはりハリウッド・スターや世界的な監督達と会える(見れる)のは嬉しいものだな、と思った。
極東の島国で、由来も何も無いただの物真似やスタイルだけのレッド・カーペットの上を歩いてちやほやされている俳優等や(日本だけで)セレブと呼ばれる人達と比較すると、やはりジョージ・タケイと言うハリウッド・スターの中でも決してランクが高い方ではない俳優でも、なんだか格が違うな。という印象を覚えた。
でも、その価値観は自分の中にあるのかな、とも思った。
今までの経験で、一番興奮したハリウッド・スターは、ルトガー・ハウアーかな。
と言っても、本来は本日7月10日14:00から「パネル展」が開催される予定だったのだが、実際は14:00から「宇宙大作戦 GALAXY BOX DVD大全集」のプロモーションのために急遽来日したジョージ・タケイを迎えたDVDの発売記念トーク・イベントとなり、パネルの展示は17:00からに予定変更されていた。
このトーク・イベントへ行くことになったのは、7月9日夜、友人からの「大変だ〜、東京駅にジョージ・タケイが来る〜」という電話に端を発する。
で、その結果わたし達の土曜日の予定が決定、待ち合わせは東京駅の待ち合わせ場所の定番「銀の鈴」13:00集合と決定、わたしと友人、そしてその娘(ミキ:仮名)の3人で「宇宙大作戦パネル展」に行くことになったのだ。
しかし当日「宇宙大作戦パネル展」が開催されるメディアコートが見つからず、東京駅近辺を右往左往するうちに時は刻々と過ぎ、危機感を感じたわたし達は駅員にメディアコートの位置を確認した。
なんとメディアコートは東京駅の改札内にある、と言う事がわかり、わたし達はいそいそと入場券(130円)を購入、改札をくぐり会場に向った。
「宇宙大作戦パネル展」会場では既にスタートレックファンが続々と集まり始めていた。
中には勿論コスプレをするファンや日本国内のスタートレック関係者、例えば岸川靖氏や、声優界最強のスタートレックファン(と言う噂の)大川透氏の顔も見えた。
大川透氏はわたしが見るところによると、一般のスタートレックファンとしてジョージ・タケイの顔を拝むべく会場に顔を出していたような印象を受けた。
そのうち、ジョージ・タケイが普通に会場入りし観客の興奮は否応も無く高まっていくのであった。
そうこうしているうちに、ファンが増え一般客の通行に支障が出てきたため、スタッフは「パネル展」会場を開場、ファンを会場に入れた。
わたし達はステージ正面の前から2列目という好ポジションをキープ、イベントの開会を待った。
イベントのMCは、わたしは知らないのだが、ヴォイジャー佐藤と名乗る多分お笑いの人。彼はジョージ・タケイの入場までに会場を暖めるべくいくつかの芸を披露していた。
ヴォイジャー佐藤は結構コアなスタートレックファンということでコアでマニアックな芸を披露していた。
普段は一般の映画ファン向けに芸を行っているようなのだが、今回はスタートレックファンの前でスタートレックのネタを演じると言うプレッシャーがあったようである。
芸風は洋画作品のシークエンスをマイク(マイクを利用してマシンガンやヘリコプターの音のような機械の音や俳優のセリフの模写をする)で再現するもので、いくつかの映画のシーン(「ロボ・コップ」、「ターミネーター2」、「タイタニック」等)を再現しつつスタートレックネタへと移行していた。(例えば「ロボ・コップ」を少し変えるとボーグになるとか)
会場が充分に暖まったところで、満を持してジョージ・タケイ登場。会場は興奮に包まれた。おそらくこれは一種異様な光景だったに違いないのだ。
イベントはジョージ・タケイのトーク・ショーのような形式で観客やMCからの質問にジョージ・タケイが答える、という感じだった。
質問は、レナード・ニモイやウィリアム・シャトナーと会う事はあるのか、だとか、ミスター加藤という役名について、だとか、今後のスタートレックについて、だとか、来日の理由等々興味深い質問が続いた。
特に「ミスター加藤」という日本独自のキャラクター名についてのジーン・ロッデンベリーの見解やヒカル・スールーというキャラクター名の由来等、ジョージ・タケイの役柄に関する質疑が興味深かった。
そうこうしているうちに、楽しいトーク・イベントの時間は過ぎ、マスコミ向けの簡単な記者会見とフォト・セッションが行なわれた。
サインを貰うことを当初から目的としていた友人の娘:ミキちゃん(仮名)は、イベントの主催者サイドに早々にサインが欲しい旨を要請し、会場で唯一の子どもである事を最大限に利用した形で、ミキちゃんへのサインをかわきりに、予定には無いサイン会が自然発生した。
中にはジョージ・タケイのポートレイトや彼が表紙を飾った雑誌、スールーのフィギュアや以前どこかのイベントで撮影したジョージ・タケイとのツーショット写真等を会場に持ち込み、それにサインをねだるファンもいた。
しかし、その辺は流石ハリウッド・スターである。
日本の一般的な俳優と違いサインを求める全てのファンに対し、丁寧に話し掛け一言ずつでも会話をしながら、時間を惜しまずサインを行ないファン・サービスに徹していた。
また、ファンとのツーショット写真撮影の要請にも気軽に応じていた。
わたし達は、結果的に写真を沢山撮影し、3人ともサインを貰い握手をし、次のファンに場所を譲り一旦会場を後にした。
しばらく経ってから、会場の出口付近を通っていると、ちょうどジョージ・タケイ等が会場を後にするところだった。
それを見たミキちゃんは、つかつかとジョージ・タケイに歩みより、後ろからいきなり肩を叩き、無理矢理こちらを向かせ、手を振り「バイバ〜イ」とか言ってジョージ・タケイを見送った。
わたしとミキちゃんの父親は、ハリウッド・スターの肩を遠慮無く叩くミキちゃんに一瞬硬直したが、笑顔で手を振り返すジョージ・タケイに安堵し彼等を見送った。
会場を後にし喫茶店に入ったわたしたちは、今日のイベントを反芻した。
その中で「ハリウッド・スターの肩を不躾にいきなり叩いた小学生は日本でミキちゃんだけだよ」とか「ミキちゃんが叩いた人は、渡辺謙とか真田広之なんかよりもっともっと凄い人なんだよ」とか、ミキちゃんの「月曜日の日直で今日の話をするんだ」に対し「ジョージ・タケイのことなんて小学生は誰も知らないよ。でもジョージ・タケイは別としてハリウッド・スターと握手した、とか言ったら『凄え』とか言われるかもね」とか結構楽しい話題が続いた。
ところで今回のイベントの費用は、交通費とイベント会場(改札内)に入る為の入場券130円だけだった。尤も、入場券の許容時間2時間を超過していたので、改札を出る際、再度130円を取られたが、コスト/パフォーマンス的には完全なローコスト/ハイパフォーマンスで大満足のイベントだったし、非常にフレンドリーなイベントだったし。
いろいろな場所で、勿論映画の試写会の舞台挨拶等も含めて様々な俳優達や監督達と会う(見かける)事がたまにあるのだが、日本の俳優達や監督達ではなく、やはりハリウッド・スターや世界的な監督達と会える(見れる)のは嬉しいものだな、と思った。
極東の島国で、由来も何も無いただの物真似やスタイルだけのレッド・カーペットの上を歩いてちやほやされている俳優等や(日本だけで)セレブと呼ばれる人達と比較すると、やはりジョージ・タケイと言うハリウッド・スターの中でも決してランクが高い方ではない俳優でも、なんだか格が違うな。という印象を覚えた。
でも、その価値観は自分の中にあるのかな、とも思った。
今までの経験で、一番興奮したハリウッド・スターは、ルトガー・ハウアーかな。
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