日本国内の一般メディアで目にするような映像の中に、なんとなく既視感を覚える映像がある場合がある。
これが、リスペクトなのかオマージュなのかパスティーシュなのかパロディなのか剽窃なのか盗作なのか判断に困ることがある。
でお題の「ミニッツメイドデリ フルーティ・キャロット」のCF(CM)"Sound of DELI"篇(日本コカ・コーラ株式会社)なのだが、これはおそらく皆さんも見たことがあると思うのだが、言葉で表現すると、次のようなCF(CM)である。
舞台は、セットの中央にテーブル(調理台)がセットされたキッチン。テーブルを中央に左右対称に配された料理人が、ミニッツメイドデリで使用されている野菜や果物を小気味好くリズミカルにスタイリッシュにナイフで切っている。
そしてその料理人たちは、ただ野菜や果物を切るだけではなく、テーブルについたまま、左右対称のまま踊りだすのである。
どうです。思い出しましたか、そう、あの格好良さげなちょっとスタイリッシュなCF(CM)です。
でこのCF(CM)にどんな映像の既視感を感じたかと言うと、2004年11月に北米を始めとして世界中で公開される「ポーラー・エクスプレス」("THE POLAR EXPRESS")で、「急行北極号」内で踊りまわる北極号の乗務員たちである。
その乗務員たちは、北極号の通路で、客にお茶を注ぎながら、横並びで完全にシンクロした状態でバック転等をしながら踊りまくるのである。
両方の映像を見ていただければ、わたしの既視感の理由は一目瞭然だと思う。
海外で製作された映像等が、日本国内で紹介される前に、日本国内で同じようなコンセプトの映像を作ってしまえ、という事は一般に行なわれていることである。
古くは「スター・ウォーズ/"THE NEW HOPE"」に対する「宇宙からのメッセージ」であったり、同じ国内で考えても「フルメタル・ジャケット」に対する「プラトーン」であったり、映画「丹下左膳百万両の壷」(2004/7/17公開)に対するテレビ・ドラマ「丹下左膳」(2004/6/30放映)だったりする訳である。
で、今回の「ミニッツメイドデリ フルーティ・キャロット」のCF(CM)"Sound of DELI"篇(日本コカ・コーラ株式会社)が、仮に、まだ未公開で評価が定まっていない作品である「ポーラー・エクスプレス」("THE POLAR EXPRESS")の一場面のコンセプトを模倣しているというのならば、−−ついでにこの作品は2004年11月公開であるのだから−−、内容もわからずにリスペクトやオマージュする、という観点は無いだろう。
そこで、今回のケースを悪く考えると、おそらく製作サイドとしては、今年の冬に公開される映画のを予告編を見たスタッフが、良いねえ格好良いじゃん、これ使ってみようかな、的な感じでコンセプトが借用され、顧客には内緒でプレゼンテーションが行なわれたのではないか、という広告代理店のクリエイターの確信犯的な釈然としない印象を覚えてしまうのだ。
まあ、勿論偶然かもしれないけど、日本で公開されていない映像や書籍等の盗作ではないか騒ぎは日本国内でも結構ありますからね。
ところで、このCF(CM)は、韓国発のキッチン・エンターテインメント"NANTA"にも似ていますね。
CF(CM)のタイトルが、”Sound of DELI”ということですから、本当は"NANTA"に対するオマージュに「ポーラー・エクスプレス」("THE POLAR EXPRESS")のコンセプトを借用した。というところかも知れませんね。
"THE POLAR EXPRESS"オフィシャル・サイト
http://polarexpressmovie.warnerbros.com/
「ポーラー・エクスプレス」オフィシャル・サイト
http://www.polar-express.jp/
これが、リスペクトなのかオマージュなのかパスティーシュなのかパロディなのか剽窃なのか盗作なのか判断に困ることがある。
でお題の「ミニッツメイドデリ フルーティ・キャロット」のCF(CM)"Sound of DELI"篇(日本コカ・コーラ株式会社)なのだが、これはおそらく皆さんも見たことがあると思うのだが、言葉で表現すると、次のようなCF(CM)である。
舞台は、セットの中央にテーブル(調理台)がセットされたキッチン。テーブルを中央に左右対称に配された料理人が、ミニッツメイドデリで使用されている野菜や果物を小気味好くリズミカルにスタイリッシュにナイフで切っている。
そしてその料理人たちは、ただ野菜や果物を切るだけではなく、テーブルについたまま、左右対称のまま踊りだすのである。
どうです。思い出しましたか、そう、あの格好良さげなちょっとスタイリッシュなCF(CM)です。
でこのCF(CM)にどんな映像の既視感を感じたかと言うと、2004年11月に北米を始めとして世界中で公開される「ポーラー・エクスプレス」("THE POLAR EXPRESS")で、「急行北極号」内で踊りまわる北極号の乗務員たちである。
その乗務員たちは、北極号の通路で、客にお茶を注ぎながら、横並びで完全にシンクロした状態でバック転等をしながら踊りまくるのである。
両方の映像を見ていただければ、わたしの既視感の理由は一目瞭然だと思う。
海外で製作された映像等が、日本国内で紹介される前に、日本国内で同じようなコンセプトの映像を作ってしまえ、という事は一般に行なわれていることである。
古くは「スター・ウォーズ/"THE NEW HOPE"」に対する「宇宙からのメッセージ」であったり、同じ国内で考えても「フルメタル・ジャケット」に対する「プラトーン」であったり、映画「丹下左膳百万両の壷」(2004/7/17公開)に対するテレビ・ドラマ「丹下左膳」(2004/6/30放映)だったりする訳である。
で、今回の「ミニッツメイドデリ フルーティ・キャロット」のCF(CM)"Sound of DELI"篇(日本コカ・コーラ株式会社)が、仮に、まだ未公開で評価が定まっていない作品である「ポーラー・エクスプレス」("THE POLAR EXPRESS")の一場面のコンセプトを模倣しているというのならば、−−ついでにこの作品は2004年11月公開であるのだから−−、内容もわからずにリスペクトやオマージュする、という観点は無いだろう。
そこで、今回のケースを悪く考えると、おそらく製作サイドとしては、今年の冬に公開される映画のを予告編を見たスタッフが、良いねえ格好良いじゃん、これ使ってみようかな、的な感じでコンセプトが借用され、顧客には内緒でプレゼンテーションが行なわれたのではないか、という広告代理店のクリエイターの確信犯的な釈然としない印象を覚えてしまうのだ。
まあ、勿論偶然かもしれないけど、日本で公開されていない映像や書籍等の盗作ではないか騒ぎは日本国内でも結構ありますからね。
ところで、このCF(CM)は、韓国発のキッチン・エンターテインメント"NANTA"にも似ていますね。
CF(CM)のタイトルが、”Sound of DELI”ということですから、本当は"NANTA"に対するオマージュに「ポーラー・エクスプレス」("THE POLAR EXPRESS")のコンセプトを借用した。というところかも知れませんね。
"THE POLAR EXPRESS"オフィシャル・サイト
http://polarexpressmovie.warnerbros.com/
「ポーラー・エクスプレス」オフィシャル・サイト
http://www.polar-express.jp/
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