先日に引き続き、南アルプス市誕生1周年記念「第9回 ルイガノ&コナカップ in 南アルプス」というMTB(マウンテンバイク)の大会のお話です。

早速余談ですが、レースのひとつの楽しみに、「お買い物」があります。
今回のレースは、先日お話したように、集合が5月29日17:00現地集合だったにも関わらず、29日の午前中に集合したメンバーが居たのです。

勿論、オートキャンプ場(耐久レース時のピットエリア)の確保とテントやタープ等のアウトドアグッズの設営という大きな目的があったのですが、もしかすると彼等には、欲しい商品を早めにゲットする、という陰の目的もあったかも知れません。

と言うのも、レース会場で販売ブースを開いているショップやメーカーは、多くの場合、在庫一層の意味を込めてか、割引セールを行うからです。
しかもMTB関連のアイテムは高いものが多く、正規の価格で購入するのに、二の足を踏む事が多々あるのですが、レース会場のブースは、30%〜70%オフといった商品が目白押しで、お買い物を目的としてレース会場に足を運ぶ人も居るとか、居ないとか・・・・。

事実、既に現地集合しているメンバーに携帯で電話をかけ、ピットの設営状況より先に、めぼしいショップの商品や価格、在庫状況を確認している人も居ました。

例えば、10,000〜15,000円くらいのMTB用のヘルメットが1,000〜6,000円くらいで購入できる、という感じです。

また、MTBレース等のイベントは地元にとっては、観光的に大きな収益の呼び水となることもあり、地元の山の幸や海の幸をふんだんに使用した加工食品の販売があったり、豚汁やなんかが無料で提供されるような事もあったりします。

さて、わたしたちが参戦した「4時間チーム耐久」レースですが、具体的には、会場に設営された、標高差60メートル、全長約2.5キロのコース(路面は土、草、石等で、開けた路面もあれば、人がひとり通るのがやっとと言う幅の部分もある/レディースは全長1.5キロ)をチームのメンバーがピットエリアで交代しつつ、4時間の間に一番多く周回したチームが優勝する、というもので、ソロ、ペア、トリオ、カルテット、レディースという5つのカテゴリーがありました。

競技人口が多く選手層も厚い男子チーム(または男女混成チーム)のカテゴリーで「お立ち台(5位までが表彰される)」を目指すのは、並大抵の事ではないので、わたしたちは、レディース・チームを「お立ち台」に上げることを目的とした戦略を立てました。

さて、そんな中レースがスタートした訳です。

なんと驚いた事に、レース開始30〜60分時点で、主催者側からわたしたちのレディース・チームが周回数で総合トップとアナウンスされていました。
これは結果的に、コースの全長キロ数が短いレディースのチームが全チームの中で、週回数の上位を占めたための誤りだとわかりましたが、レースのMCがわたしたちのチーム名を連呼し、ちょっとばかりは名が売れたのではないかと思いました。

また、わたしたちのチームのメンバーが知り合いと組んだ混成チームで参戦したのですが、そこのチームは、登録ライダーとずぶの素人が混在するめちゃくちゃな構成だったのですが、1〜2週目は、実質的に総合1位(コース全長が短いレディースを除くと)をキープしていました。勿論その登録ライダーがファーストライダーだった訳です。

わたしは先日お話したように今回はレースに参戦せず、DV撮影に終始しました。
しかしDV撮影といっても、同じところで撮影するわけではなく、変化に富んだ映像を確保する為コース全体を少しずつ撮影することになり、結果的には炎天下の中に4時間居る、ということになります。

また、ライダーの先回りをして撮影ポイントまで行く必要があるので、コース外をMTBを追いかけて走り回っている、というような感じでした。
また撮影ポイントを確保したとしても、すぐにわたしたちのチームのライダーが通るわけではないので、実際は、走って撮影ポイントを確保し、ライダーを待ち、撮影し、また次の撮影ポイントに走る、という事になるのです。
下手をするとレースに出るより大変だ、という事もあるわけですね。

さてレースの方ですが「4時間チーム耐久」という事で始まったレースだったのですが、天候があまりにも良く、このような炎天下の中で過激な運動を継続すると健康面に影響が出る可能性が高い、と言う主催者側の判断で、3時間30分でレースをクローズする、という決定がなされました。

わたしたちのレディース・チームは、トラブルのため順位を3位まで下げ、2位を狙い着々と2位とのタイム差を縮めていた状況でのレースの30分短縮は結構痛いものがありました。

他の男子チームは特にお立ち台に絡む事も無く、レース自体を楽しんでいました。
ただ男子4名チームのファーストライダーが、1週目のつづら折れの急なくだりで他チームの2台のバイクが接触、転倒し、逃げ場が無くなった彼はコース外の崖にバイクごとエスケープし、右足首を捻挫する、というアクシデントがありましたが大事にはいたらず、概ね問題なくレースは終盤に差し掛かりました。

結果的には、レディースチームは2位に及ばず、3位入賞となり、例の混成チームは5位入賞と言う結果に終わりました。

あと特筆すべき点は、男子4名チームの最終ライダーが、コース途中で両足を攣り(つり)、レース事態の最終ライダーとなりました。
この際も、わたしたちのチーム名がMCから連呼され、またまた名が売れたかな、と思いました。

さて、表彰式ですが、カテゴリー毎に1〜5位までの選手たちがそれぞれの順位毎に表彰され、メダルや副賞が主催者から人数分授与され、また優勝者には、1位の副賞以外に優勝の副賞として、MTBやMTBのフレーム等の立派な商品がメンバーの人数分当たりました。
多くのレースでは、ペアやトリオでも優勝商品はMTB1台というような場合が多いのですが、今回の主催者は太っ腹でした。

また、各カテゴリー毎の1〜3位については所謂シャンパン・シャワーとか、シャンパン・ファイトとか言われるイベントがあり、ステージ上、ステージの直前の観客はシャンパンを浴びてベタベタ状態でした。

最後に、今回の大会の最大の大所帯だったらしいわたしたちは、MTB雑誌の取材を受けておひらききでした。

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tkr

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