2004年1月31日をもって、「銀座シネ・ラ・セット」が有楽町地区再開発計画に伴い閉館した。

「銀座シネ・ラ・セット」は配給会社シネカノンの(おそらく)直営の劇場で、内外の「良い映画」を多く上映していた。
ところで、シネカノンはご存知のように、新旧の意欲作・傑作・カルトムービーの配給に力を入れる孤高の配給会社である。

「銀座シネ・ラ・セット」劇場自体は定員159名と小さいながらに、邦画・洋画問わず秀作や意欲作を中心に上映し、また様々なカルト系のレイト・ショー等を行なうスピリッツ溢れる劇場だった。

特に「さようなら 銀座シネ・ラ・セット」と銘打った企画上映のラインナップは、燃え尽きる蝋燭の最後の輝き的怒涛の勢いを感じた。

そのラインナップを紹介すると、
「シュリ」
「アメリ」
「白い船」
「ウォレスとグルミット」
「ビリケン」
「太陽の誘い」
「ベルリン・天使の詩」
「風花」
「遠雷」
「マイ・スウィート・シェフィールド」
「逆噴射家族」
「すけべてんこもり/痴漢電車・下着検札」
「ボウリング・フォー・コロンバイン」
「未来世紀ブラジル」
「マイ・ネーム・イズ・ジョー」
「地雷を踏んだらサヨウナラ」
「ロッキー・ホラー・ショー」
「さよなら、クロ」
「ブラス!」
いかがであろうか。

「銀座シネ・ラ・セット」の閉館は、有楽町地区再開発計画に伴うもので、一時的な閉館と言うことらしい。早期の復活を期待したい。

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tkr

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