「孫悟空VS白骨精」

2003年12月13日
亀有リリオホールで京劇を観劇した。

演目は『張春祥・新潮劇院・痛快新編娯楽京劇「孫悟空VS白骨精」』。

しかし、わたしの期待には、若干物足りたいものであった。

今回の京劇は、中国のオリジナルではなく、日本人向けの翻案がされていたのである。
そして、キャストの半数は日本人で、しかも彼等の台詞はなんと日本語であり、動きも京劇特有の動きではなく、アクションはこなすものの、普通の舞台の動きであった。

しかし、張春祥をはじめとしたプロの京劇役者は素晴らしかった。

台詞回しは、例の甲高い京劇調。
動きは、人間の物理的限界を超えたものであり、飛んだり跳ねたりのわかりやすい動きより、ただ単に立っているだけ、歩いているだけで感動すらしてしまうのだ。

今度は、オリジナルに忠実な京劇を観たいものである。

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tkr

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